JP2000310008A - 屋根板 - Google Patents

屋根板

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JP2000310008A
JP2000310008A JP11117413A JP11741399A JP2000310008A JP 2000310008 A JP2000310008 A JP 2000310008A JP 11117413 A JP11117413 A JP 11117413A JP 11741399 A JP11741399 A JP 11741399A JP 2000310008 A JP2000310008 A JP 2000310008A
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shingle
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plate
piece
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Seiichi Ito
誠一 伊東
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】平葺用の屋根材を利用できる、切妻屋根の野地
板の左右端部、若しくは棟及び寄棟屋根の隅棟に葺設す
る単調さを有しない屋根板を提供する。 【解決手段】折返片、掛止折返2c、斜折、掛止片有す
る折曲部2e及び掛止片2fを有する端折曲部からなる
左右端屋根板2と、掛止折返5a、掛止片5b及び接合
片5c、5dからなる継手板5と、三辺に折返及び一辺
に掛止片を有し、複数の条溝及び接合片6g,6hを有
する延長部からなる水切継手6と、横葺屋根板4とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家屋の屋根を葺く
ための屋根板に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、横葺き用の屋根板は、神社や仏閣
の屋根に見られる様に平葺きの屋根板が一般的であっ
た。只、それら平葺きの屋根板を一般住宅の屋根に使用
すると、下地構造、つまり野地板が平坦に造られている
ため、仕上がりが平坦な屋根になってしまう。そこで、
最近では、プレス成形及びロール成形等をして屋根に凹
凸、段差等を設けることによって屋根の平坦さの解消を
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋根を
葺く際に踏みつぶしてしまう等の人為的な事故が生じや
すかった。そのため、より慎重な工事と管理が必要とさ
れた。また、いづれの屋根板も、瓦屋根と同様に、画一
的なモチーフをつなぐため、単一的で変化に乏しい屋根
になりがちであった。
【0004】そこで、本発明は、従来から人為的に踏み
つぶしてしてへこませてしまうことの少ない平葺用の屋
根板を利用できるようにした、切妻屋根の野地板の左右
端部、若しくは棟及び寄棟屋根の隅棟に葺設するための
屋根板で、且つ単調さを有しない屋根板を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、折返片、掛止
折返、斜折、掛止片有する折曲部及び掛止片有する端折
曲部からなる左右端屋根板と、掛止折返、掛止片及び接
合片からなる継手板と、三辺に折返及び一辺に掛止片を
有し、複数の条溝及び接合片有する延長部からなる水切
継手と、横葺屋根板とからなる屋根板の構成と、前記継
手板及び水切継手を利用して左右屋根板と横葺屋根板、
若しくは左右屋根板と左右屋根板を接合するとともに、
左右端屋根板の野地板の左右端に掛止し連設する屋根板
の葺設方法の構成と、支持部、起立部、傾斜部、貫通孔
及び誘導板からなる換気用部材と、棟屋根板と、支持木
材と、支持板材と、防雨板と、固定角材と、パッキン
と、押さえ板とからなる棟用の屋根板の構成と、折返
片、掛止折返、斜折、折曲部、掛止片、切断部からなる
左右端屋根板と、掛止折返、掛止片及び接合片からなり
全体にく字状に屈曲した継手板と、二辺に折返及びもう
二辺に掛止片を有し、複数の条溝及び接合片有する延長
部からなり全体にく字状に屈曲した水切継手とからなる
隅棟用の屋根板の構成と、前記継手板及び水切継手を利
用して左右屋根板と左右屋根板を接合し連設する屋根板
の葺設方法の構成と、切断屋根板、横葺屋根板、水切継
手及び継手板からなる寄棟屋根の妻の上端部に葺設する
ための屋根板の構成とした。
【0006】
【実施例】次に、本発明である屋根板について、図面を
参照しながら詳細に説明する。本説明にあっては、図1
から図13が第1実施例である切妻屋根に葺設するため
の屋根板について説明したもの、図14から図19が第
2実施例である切妻屋根の平と平に葺設した屋根板を棟
において接合するための棟用屋根板について説明したも
の、図20から図39が第3実施例である寄棟屋根の隅
棟及び妻に葺設するための屋根板について説明したもの
である。
【0007】始めに、第1実施例について詳細に説明す
る。図1は本発明である屋根板の第1実施例を葺設した
状態の切妻屋根の平の正面図である。図1に示す切妻屋
根の平とは、本を半ば開いて伏せたような形状で棟と軒
の長さが等しい切妻屋根において、屋根板を葺設するた
めの平面のことをいう。本発明では前記切妻屋根の平に
葺設するための屋根板の実施例を示す。
【0008】本発明である屋根板の第1実施例は、左右
端屋根板2、2a、3、3a、横葺屋根板4、4a及び
継手板5と、図1に示してはいないが後述する水切継手
6とから構成される。図1に示すように、長短2種の異
なる特徴をそれぞれ左右端屋根板2、2a、3、3a及
び横葺屋根板4、4aに設けている。
【0009】また、切妻屋根の棟及び軒の長さと同一の
長さになるようにして、前記左右端屋根板2、3及び横
葺屋根板4を組み合わせて接合させた一連の横長な屋根
板群と、前記左右端屋根板2a、3a及び横葺屋根板4
aを組み合わせて接合させた一連の横長な屋根板群とを
設けるとともに、デザイン的に単調にならないように前
記屋根板群を交互に葺設した切妻屋根の平を図1に示し
た。
【0010】一般に、家屋を構成する屋根の見た目及び
全体のデザイン的なバランスは大切であるが、風雨をし
のぐという機能においても屋根を設ける上で非常に大切
な項目であることは忘れることができない。特に、切妻
屋根の平の棟、軒の他、左右の端部の処理の仕方によっ
ては防水ができていないことがよくある。第1実施例に
おいては切妻屋根の平の左右端の屋根板の視覚的デザイ
ンを考慮しつつ防水性及び葺設簡易性をもつ構造を有し
たものである。
【0011】また、本発明である屋根板の第1実施例の
横葺屋根板4、4aは、従来から人為的な踏みつぶし等
の事故の少ない平葺用の屋根板と同様の機能、構造を有
しており、本横長屋根板4、4aを製造し葺設すること
なく従来の平葺用の屋根板を切断等して利用しても良い
ように考慮されたものである。次に、本発明である屋根
板の第1実施例を構成する左右端屋根板2、2a、3、
3a、横葺屋根板4、4a、継手板5及び水切継手6を
個別詳細に説明するとともに、それら屋根板の接合方法
についても説明する。
【0012】図2から図5は左右端屋根板を示した図で
あるが、前記左右端屋根板2、2a、3、3aは同一の
機能、構造を有しているので、左端屋根板2、2aを代
表させて説明する。図2及び図3は本発明である屋根板
の第1実施例の左端屋根板の斜視図、図4は図3に示し
た左端屋根板の右斜後方から見た斜視図、図5は図3に
示した左端屋根板の右側面図である。
【0013】左端屋根板2、2aは、図2及び図3に示
すように、一枚の板材を折り曲げて成形したものであ
る。正面から見て、上端に折返片2bと、二回折り返し
て成形した掛止折返2cと、屋根面にあたるところに斜
折2dと、下端にコ状に折り曲げた掛止片2fを有する
折曲部2eがあり、前記折曲部2eのコ状の幅は前記斜
折2dに対応して左端に行くほど大きく、右端に行くほ
ど小さく設けている。
【0014】前記折曲部2eの掛止片2fは他の屋根板
の折返掛止に掛止するためのものであり、並びに、前記
折曲部2eのコ状の幅が左端に行くほど大きく設けてあ
るのは左右端の屋根板の視覚的デザインを考え、単調な
屋根にならないように切妻屋根の平の左右端に段差がで
きるようにしたものである。
【0015】また、前記左端屋根板2、2aは左端にも
コ状に折り曲げた掛止片2hを有する端折曲部2gを設
けている。前記端折曲部2gは、左側面から見ると略台
形をしており、端折曲部2gのコ状の幅は、図4及び図
5に示すように、屋根板を敷設する野地板の左端に掛止
できる程度の幅を有している(A)。
【0016】さらに、左端屋根板1と左端屋根板2aは
左右方向の長さが異なり、左端屋根板2aの方が多少短
く、また、長さに合わせて斜折2dの左右方向の角度も
急である。これは、人為的な踏みつぶし等の事故の少な
い平葺用の屋根板を利用した場合、左右端の屋根板の視
覚的デザインを考え、単調な屋根にならないように長さ
の異なる屋根板(つまり、図1に示した継手板による継
目の異なる位置等)を交互に葺設するために長短の長さ
の違う左右端屋根板2、3と、左右端屋根板2a、3a
を設けたものである。
【0017】図6は本発明である屋根板の第1実施例の
横葺屋根板の斜視図である。本横葺屋根板4、4aは、
正面から見て、上端に折返片4bと、二回折り返して成
形した掛止折返4cと、下端に掛止片2とを有し、一枚
の板材を折り曲げて成形したものである。
【0018】横葺屋根板4、4aは、従来から人為的な
踏みつぶし等の事故の少ない平葺用の屋根板と同様の機
能、構造を有しており、本横長屋根板4、4aを製造し
葺設することなく従来の平葺用の屋根板を切断等して利
用しても良いように考慮されたものである。本横葺屋根
板4、4aを製造するときは所定の幅を有する一枚の素
材を折り曲げて横長の横葺屋根板を形成し、必要な長さ
の分だけ切断して使用する。
【0019】また、横葺屋根板4と横葺屋根板4aは左
右方向の長さが異なり、図1に示すように、横葺屋根板
4の方が多少短い。これは、長短の長さの違う左右端屋
根板2、3と、左右端屋根板2a、3aに合わせて設け
たものである。
【0020】勿論、図2から図6に示す左右端屋根板及
び横葺屋根板を接合することによって得られる屋根板群
の長さを、屋根の形状に合わせて調節して良い。錣葺、
入母屋、切妻、方形、片流、腰折等の形状の屋根は、第
1実施例の左右端屋根板を用いることのできる野地板の
左右端を有している。
【0021】図7は本発明である屋根板の第1実施例の
継手板の下方から見た斜視図である。本継手板5は、二
回折り返して成形した掛止折返5a、掛止片5b及び接
合片5c、5dを有している。本継手板5は、図2及び
図3に示した左右端屋根板2、2a、3、3aのそれぞ
れと、横葺屋根板4、4aを接合するためのものであ
る。
【0022】例えば左端屋根板2と横葺屋根板4とを接
合する際には、前記掛止片5bの掛止折返5aが左端屋
根板2の掛止折返2cと横葺屋根板4の掛止折返4cに
同時に嵌着するとともに、前記掛止片5bが左端屋根板
2の掛止片2fを有する下端部分と横葺屋根板4の掛止
片4dを有する下端に部分に同時に掛止する。
【0023】図8は本発明である屋根板の第1実施例の
水切継手の斜視図、図9は本例の水切継手の正面図であ
る。本水切継手6は長方形の平面平板の三辺に折返6
a、6b、6cを正面側に設け、下端の一辺に掛止片6
dを背面側に折り返して設けたものである。
【0024】加えて、図9に示すように、左右辺の折返
6a、6bからさらに、平面側にやや反った台形形状の
延長部6e、6fが設けられており、前記延長部6e、
6fに雨水を誘導するための条溝6i、6i、6i、6
i、6i、・・・が複数本設けられるとともに、先端に
継手板を接合するための接合片6g、6hを折り返して
いる。
【0025】本水切継手6は、屋根板同士を接続すると
きにできる隙間等からもし万が一浸み出てくるようなこ
とがあれば水を受けて、下方の屋根板に導くための水切
機能を有する屋根板接合用の継手の板で、正面から見て
底面側下端に折り曲げられている掛止片6dは屋根板の
掛止折返に掛止するためのものである。
【0026】次に、屋根板の第1実施例を接合する方法
について図10から図13において説明する。図10、
図11、図12及び図13は本発明である屋根板の第1
実施例を接合し、屋根に葺設している状態を示した図で
ある。
【0027】先ず、図10に示すように、水切継手6の
下端に横葺屋根板4の掛止片4dが掛止するようにしな
がら水切継手6の接合片6hに横葺屋根板4aの左端を
掛止する。そして同様に、図11に示すように、水切継
手6の下端に左端屋根板2aの掛止片2fが掛止するよ
うにしながら水切継手6の接合片6gに左端屋根板2a
の左端を掛止する。このとき、図11には示していない
が、左端屋根板2aの端折曲部2gを屋根の野地板の左
端に掛止することに注意する。
【0028】次に、図12に示すように、継手板5の接
合片5cを水切継手6の接合片6gに、継手板5の接合
片5dを水切継手6の接合片6hに掛止するように差し
込むとともに、左端屋根板2aの掛止折返2c及び横葺
屋根板4aの掛止折返4cに継手板5の掛止折返5aを
差し込みながら左端屋根板2a及び横葺屋根板4aの下
端を継手板5の掛止片5bに掛止させる。
【0029】図13では次の段の葺設に取りかかってい
る状態を簡単に示したものである。次の段を接合すると
きに注意することは、上の段の左端屋根板2、横葺屋根
板4、水切継手6及び継手板5の一連の屋根板(以下屋
根板群という)を下の段の屋根板群にそれぞれ接合する
ときに、上の段の屋根板群の各屋根板及び継手が下端に
有している掛止片を下の段の屋根板群の各屋根板及び継
手の掛止折返に必ず掛止させなければならない。このこ
とに注意すれば、以下上段を葺設する手順は図10、図
11及び図12と同様である。
【0030】次に、第2実施例について詳細に説明す
る。図14は本発明である屋根板の第2実施例を切妻屋
根の棟に取り付けた状態の断面図、図15は本例を切妻
屋根の棟に取り付けた状態の斜視図である。本例の棟用
屋根板7は、切妻屋根の平と平に葺設した屋根板を棟に
おいて接合するための棟用屋根板7で、家屋内の湿気っ
た暖かい空気を屋根外に放出するための換気口を設けた
ものである。
【0031】本例の棟用屋根板7は、棟屋根板8、支持
木材9、9a、支持板材10、10a、防雨板11、1
1a、固定角材12、12a、パッキン13、換気用部
材14、押さえ板15及び屋根板16、16aから構成
される。
【0032】先ず、一般の家屋と同様に、図14では、
切妻屋根の棟を支持する棟木19に垂木18が平と平行
に設けられ、前記垂木18の上に野地板17、17aが
固定されている。ただ、本例を取り付けようとする家屋
の野地板17、17aの上端は完全に接合するのでなく
隙間17bを設けておく。既に建造された家屋の場合は
野地板17、17aの上端接合部を切断して隙間を設け
ておく。
【0033】前記野地板17、17aの上端接合部に隙
間を設けておくのは、家屋の屋根裏の湿気った空気や、
野地板17、17aと屋根に葺設した屋根板との間の暖
められた空気を外に逃がしてやるためである。
【0034】そして、前記野地板17、17a上を第1
実施例で示した屋根板、若しくは従来からある平葺用の
屋根板を軒から葺設していき、屋根板によっては葺設で
きない棟側の位置まで葺設をしたとき、一番上方にある
屋根板16、16aを固定用の屋根板16、16aとし
て利用する。
【0035】前記屋根板16、16aの上から所定の位
置にパッキン13、13を載せ、その上に固定角材1
2、12aを、さらにその上に支持板材10、10aを
載せるとともに、前記屋根板16、16aの上端の掛止
折返等を全て真っ直ぐに延ばした屋根板16、16aの
上端部16b、16bをパッキン13、13、固定角材
12、12a、支持板材10、10aを囲むようにして
支持板材10、10aの上まで延ばしながら覆うように
して密着させる。
【0036】さらに、前記上端部16b、16bの上に
支持木材9、9aを載せるとともに、支持木材9、9a
の上から支持木材9、9a、上端部16b、16b、支
持板材10、10a、固定角材12、12a、パッキン
13、13、屋根板16、16a及び野地板17、17
aを貫通するように釘を打ち付け固定する。
【0037】次に、支持板材10、10aに防雨板1
1、11aを接合するとともに、前記防雨板11、11
aの上に重なるように支持木材9、9aの上部に棟屋根
板8を接合する。前記防雨板11、11aの起立部11
b、11bはパッキン13、13及び固定角材12、1
2aが風雨に晒されないために設けられたものである。
【0038】また、図15に示すように、切妻屋根の棟
の両端に換気のための換気用部材14が設けられてい
る。前記換気用部材14は傾斜面を有し、前記傾斜面に
は換気口14aを複数個設けている。
【0039】そして、前記換気用部材14の下部の垂木
17、17aには、防雨板11、11a、左右端屋根板
2、3及び垂木17、17aによって形成される隙間を
塞ぐとともに、垂木17、17aの先端を装飾する押さ
え板15が設けられている。
【0040】次に、図16から図19において、棟用屋
根板7を構成する棟屋根板8、防雨板11、11a、パ
ッキン13、換気用部材14について説明する。
【0041】図16は本発明である屋根板の第2実施例
の棟屋根板の斜視図である。棟屋根板8は一枚の素材を
屈曲させて成形したもので、実際には横長の棟屋根板8
を必要な長さの分だけ切断して使用する。
【0042】前記棟屋根板8は支持部8a、8a及びL
状の当接部8b、8bを設けるように折り曲げて成形す
る。前記支持部8a、8aは、図14に示した支持木材
9、9aに当接するようにやや傾斜して設けてあり、さ
らに支持部8a、8aの先に当接部8b、8bが設けら
れている。
【0043】前記当接部8b、8bは、図14で示した
支持木材9、9aと支持板材10、10aを接合させた
際にできる支持木材9、9aの側面と支持板材10、1
0aの上面の二面に当接するように設けられ、形状はL
状で、高さは支持木材9、9aの厚みとほぼ同程度であ
る。
【0044】図17は本発明である屋根板の第2実施例
の防雨板の斜視図である。防雨板11、11aは一枚の
素材を屈曲させて成形したもので、実際には横長の防雨
板11、11aを必要な長さの分だけ切断して使用す
る。
【0045】前記防雨板11、11aは当接部11b及
び起立部11cを設けるように折り曲げて成形する。前
記当接部11bは、図14で示した支持木材9、9aと
支持板材10、10aを接合させた際にできる支持木材
9、9aの側面と支持板材10、10aの上面の二面に
当接するように設けられ、前記二面と棟屋根板8の当接
部8a、8aに挟まれる。
【0046】また、前記防板11、11aはL状の起立
部11cが設けられている。起立部11b、11bはパ
ッキン13、13及び固定角材12、12aが風雨に晒
されないために設けられたものである。図14に示すよ
うに、実際に屋根に棟用屋根板を組み立てた場合、起立
部11c先端は横葺屋根板又は端屋根板に当接する。
【0047】図18は本発明である屋根板の第2実施例
のパッキンの斜視図である。パッキン13は平坦部13
b及び傾斜部13aから構成され、全体がゴム状のもの
である。前記平坦部13bは薄い平板で上面に傾斜部を
有する。
【0048】前記傾斜部13aは三角柱形状をしてお
り、平坦部13bに対してある角度を有して傾斜面がで
きるよう傾斜部13aが設けられている。
【0049】前記傾斜部13aの傾斜角度は、屋根板を
葺設する屋根の傾斜角度に応じて設定しておくととも
に、どのような屋根の角度にも対応できるように角度の
異なる数種類の傾斜部13aを設けたパッキン13を生
産して用意しておくと良い。
【0050】また、前記パッキン13の傾斜部13aの
角度は、図14に示した防雨板11、11aの起立部1
1bの高さや、支持木材9、9a、支持板材10、10
a、固定角材12、12aそれぞれの固定角、棟屋根板
8の支持部8a及び当接部8bの傾きを決定するもの
で、非常に重要であり、実際に屋根の棟に設置する棟用
屋根板7の全体的な高さ、幅、傾きを決定づけ、屋根の
見た目の印象を決める大きな要因となる。
【0051】図19は本発明である屋根板の第2実施例
の換気用部材の断面図である。換気用部材14は、支持
部14a、起立部14b、傾斜部14c、貫通孔14d
及び誘導板14eから構成される。
【0052】本換気用部材14は、図19に示すよう
に、左側が図16に示した棟屋根板8と同形状及び同構
成で、支持部14a及び起立部14bを有しており、本
例を実際に使用する場合、棟屋根板8に支持部14a及
び起立部14bを有する左側部分を支持される。
【0053】また、右側の傾斜部14c有する部分は、
切妻屋根の棟の両端から突出して設ける。前記傾斜部1
4cには換気用の貫通孔14dを複数設けており、その
ため傾斜部14cの傾斜は下方を向いて雨が入らないよ
うになっている。
【0054】前記貫通孔14dより換気用部材14の内
部には、棟屋根板8及び換気用部材14の内部を通って
きた空気を貫通孔14dより外に換気するための誘導板
14eが設けられている。前記誘導板14eは強風によ
っても雨が貫通孔14dより入ってこないために、入り
組んだ形状をしており、窓に防風雨用として一般に設け
るよろい戸の羽板と同様の機能を有する。
【0055】次に、第3実施例について詳細に説明す
る。図20は本発明である屋根板の第3実施例を葺設し
た状態の寄棟屋根の妻の斜視図である。図20に示す寄
棟屋根20の妻20aとは、大棟20dから四隅に隅棟
20cが降りたもので、台形の平を2枚と三角形の平面
を2枚とを棟を寄せて設けた形状の寄棟屋根20におい
て、屋根板を葺設するための三角形の平面のことをい
う。
【0056】本発明においては前記切妻屋根の隅棟20
c及び妻20aに葺設するための屋根板の実施例を示
す。図21から図31までは隅棟20cに葺設するため
の屋根板及びその接合方法を示し、図32から図39ま
では妻20aの上端部20bに葺設するための屋根板を
示す。
【0057】図21は本発明である屋根板の第3実施例
を葺設した隅棟の平面図である。本例の隅棟20cに葺
設する屋根板を葺設した状態を示したもので、左端屋根
板21、右端屋根板21a及び継手板22と、図21に
示していないが水切継手23とから構成される。
【0058】図22は本発明である屋根板の第3実施例
の左端屋根板の斜視図である。本例の左右端屋根板2
1、21a同一の機能、構造を有しているので、左端屋
根板21aを代表させて説明する。本左端屋根板21a
は折返片21b、掛止折返21c、斜折21d、折曲部
21e、掛止片21f、切断部21g及び先端21hか
ら構成される。
【0059】本左端屋根板21aは、図2で示した左端
屋根板2の端折曲部2gを有する該板2の左端を斜めに
切り落としたものである。この切り落とすときの角度
は、図20に示した隅棟20cの平又は妻に対する角度
に合わせて切断するものである。
【0060】但し、前記切断による切断部21gの形状
は、図22に示すように、屋根板の板平面と掛止折返2
1cのそれぞれの切り口が段違いに平行になるように設
ける。また、先端21hは折返にならず、一枚板になる
よう切断しておく。その他の掛止折返21c、斜折21
d、折曲部21e及び掛止片21fの機能は、図2に示
した左端屋根板2と同一なので省略する。
【0061】図23は本発明である屋根板の第3実施例
の継手板の下方からの斜視図である。本継手板22は、
一枚の短冊状の素材を中心にて屈曲させく字状に設ける
とともに、左右に接合片22d、22eを折り返して設
けている。また、尖状に設けた先端には二回折り返して
コ状に成形した掛止片22b、22cからなる掛止部2
2aを有している。本継手板22は、図22に示した左
右端屋根板21、21aのそれぞれを接合するためのも
のである。
【0062】図24は本発明である屋根板の第3実施例
の水切継手の平面図、図25は本例の水切継手の正面図
である。本水切継手23は正方形の平面平板の隣あう二
辺に折返23a、23bを上端側に設け、下端側の二辺
に掛止片23c、23dを背面側に折り返して設けたも
のである。
【0063】加えて、図25に示すように、上側二辺の
折返23a、23bからさらに、平面側にやや反った台
形形状の延長部23e、23fが設けられており、前記
延長部23e、23fに雨水を誘導するための条溝23
i、23i、23i、23i、23i、・・・が複数本
設けられるとともに、先端に継手板を接合するための接
合片23g、23hを折り返している。また、本水切継
手23は、板の中央においてく字状に屈曲している。
【0064】本水切継手23は、屋根板同士を接続する
ときにできる隙間等からもし万が一浸み出てくるような
ことがあれば水を受けて、下方の屋根板に導くための水
切機能を有する屋根板接合用の継手の板で、正面から見
て底面側下端に折り曲げられている掛止片23c、23
dは屋根板の掛止折返に掛止するためのものである。
【0065】次に、屋根板の第3実施例を隅棟において
接合する方法について図26から図31において説明す
る。図26、図27、図28、図29、図30及び図3
1は本発明である屋根板の第3実施例を隅棟において接
合し、屋根に葺設している状態を示した図である。
【0066】先ず、図26に示すように、水切継手23
の下端に左端屋根板21aの掛止片21fが掛止するよ
うにしながら水切継手23の接合片23hに左端屋根板
21aの左端にある切断部21gを差し込んで掛止す
る。そして同様に、水切継手23の下端に右端屋根板2
1の掛止片21fが掛止するようにしながら水切継手2
3の接合片23gに右端屋根板21の右端にある切断部
21gを差し込んで掛止する。このとき、左右端屋根板
21、21aの先端21h、21hを接合片23g、2
3hに差し込むように掛止すると良い。
【0067】次に、図27に示すように、継手板22の
接合片22eを水切継手23の接合片23gに、継手板
22の接合片22dを水切継手23の接合片23hに掛
止するように差し込むとともに、左右端屋根板21、2
1aの下端に継手板22の掛止部22aの掛止片22
b、22cを掛止させる。図28は、継手板22を差し
込み、左右端屋根板21、21a、継手板22及び水切
継手23を接合した状態を示している。
【0068】図29では次の段の葺設に取りかかってい
る状態を示したものである。先ず、水切継手23の下端
に有する掛止片23c、23dをそれぞれ下の段の左右
端屋根板21、21aの掛止折返21c、21cに掛止
する。次に、左端屋根板21aの下端に有する掛止片2
1fを下の段の掛止折返21c及び上の段の水切継手2
3の下端に掛止しながら切断部21gを水切継手23の
接合片23hに差し込む。
【0069】さらに、図30に示すように、右端屋根板
21の下端に有する掛止片21fを下の段の掛止折返2
1c及び上の段の水切継手23の下端に掛止しながら切
断部21gを水切継手23の接合片23gに差し込む。
【0070】そして、下の段と同様に上の段にも継手板
22を接合片23g、23hに差し込むとともに、図3
1に示すように、さらに水切継手23を接合し、これら
の作業を繰り返しながら屋根に屋根板を葺設していく。
【0071】次に、図32から図39において妻の上端
部に葺設するための屋根板の製造方法について示す。図
32は本発明である屋根板の第3実施例を葺設した寄棟
屋根の妻の上端部の拡大図である。図32は、図20に
示した寄棟屋根の妻の上端部20bを拡大したものであ
る。
【0072】三角形の妻の上端は上に行くほど狭くな
り、左右端屋根板21、21aの間に設ける横葺屋根板
4の幅も狭く設けられる。実際に最終的には上から3段
目で横葺屋根板4は必要なくなる。以下に、上から一段
目及び二段目に葺設する屋根板を図33から図35及び
図36から図39に示す。
【0073】図33及び図34は本発明である屋根板の
第3実施例で寄棟屋根の妻の上端部に葺設する切断屋根
板の切断方法を示した模式図である。また、図35は本
例の寄棟屋根の妻の上端部に葺設する切断屋根板を接合
する際に使用する継手板を下方から見た斜視図である。
【0074】先ず、図33に示すように、左右端屋根板
21、21aの切断部21g、21gを葺設する隅棟の
勾配に合わせながら左右端屋根板21、21aを重ね
る。そして、重なった部分の中心を鋏27等で切断す
る。
【0075】図34に示すように、切断して切り取った
二枚の屋根板を切断屋根板24、24aとする。前記切
断屋根板24、24aは傾斜部24b及び斜折24cを
有する三角形の屋根板で、切断屋根板24、24aの下
端に左右端屋根板21、21aの折曲部の名残であるコ
状の掛止する部分を有する。
【0076】また、前記切断屋根板24、24aの下端
に有する掛止するコ状の部分のため、他の平葺用の屋根
板の下端のように(例えば図6に示す横葺屋根板4、4
aの下端のように)鋭角にならず、厚みを有する。その
ため、前記切断屋根板24、24aを屋根に葺設する際
には継手板の下端も厚みを有する必要がある。このよう
に改良したものが、図35に示す継手板25である。
【0077】前記継手板25は、図7に示した継手板5
と同様のもので、下端に厚みをもたせたため、掛止片2
5b有するコ状の折曲部25aを設けている。前記切断
屋根板24、24aを切断する殆どの場合、左右端屋根
板21、21aの掛止折返21cは残らないので、本継
手板25には掛止折返を設けていない。水切継手に接合
するための接合片25c、25dを設けている。
【0078】図36及び図37は本発明である屋根板の
第3実施例で寄棟屋根の妻の上端部に葺設する切断屋根
板の切断方法を示した模式図である。また、図38は本
例の屋根板の正面図、図39は本発明である屋根板の第
3実施例で寄棟屋根の妻の上端部に葺設する横葺屋根板
の斜視図である。
【0079】先ず、図36に示すように、左右端屋根板
21、21aの切断部21g、21gを葺設する隅棟の
勾配に合わせながら左右端屋根板21、21aを重ね
る。そして、重なっていない部分である両端を鋏27等
で切り落とす。
【0080】図37に示すように、切断して切り落とし
た二枚の屋根板を切断屋根板26、26aとする。前記
切断屋根板26、26aは傾斜部26b及び斜折26c
を有する三角形の屋根板で、切断屋根板26、26aの
下端に左右端屋根板21、21aの折曲部の名残である
コ状の掛止する部分を有する。
【0081】また、前記切断屋根板26、26aの下端
に有する掛止するコ状の部分のため、他の平葺用の屋根
板の下端のように(例えば図6に示す横葺屋根板4、4
aの下端のように)鋭角にならず、厚みを有する。その
ため、前記切断屋根板26、26aを屋根に葺設する際
には横葺屋根板及び継手板の下端も厚みを有する必要が
ある。
【0082】前記理由のため、図6に示す横葺屋根板4
の下端をコ状の折曲部に改良したものが図38及び図3
9に示す横葺屋根板27である。前記横葺屋根板27は
図6に示す横葺屋根板4と同様に、折返片27a及び掛
止折返27bから構成されるとともに、前記の掛止片2
7d有する折曲部27cからも構成されている。
【0083】また、本切断屋根板26、26aを屋根に
葺設する際には図35に示した継手板25を使用する。
図34及び図37に示した切断屋根板24、24a及び
切断屋根板26、26aを隅棟において接合する際に
は、図21から図25に示した屋根板を使用する。
【0084】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから、以下のような効果が得られる。第1に、従来
からある平葺用の屋根板を利用できるようにしたこと踏
みつぶしてしてへこませてしまうことが無くなる。
【0085】第2に、本発明である屋根板の簡易な葺設
方法によって、切妻屋根の野地板の左右端部、若しくは
棟及び寄棟屋根の隅棟の屋根のもろいところを堅牢に守
ることができる。第3に、左右端屋根板に設けた厚みに
より、屋根板を葺設したとき段差が設けられ、特に、左
右端に段差が設けられ単調な屋根平面になることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である屋根板の第1実施例を葺設した状
態の切妻屋根の平の正面図である。
【図2】本発明である屋根板の第1実施例の左端屋根板
の斜視図である。
【図3】本発明である屋根板の第1実施例の左端屋根板
の斜視図である。
【図4】本発明である屋根板の第1実施例の左端屋根板
の右斜後方から見た斜視図である。
【図5】本発明である屋根板の第1実施例の左端屋根板
の右側面図である。
【図6】本発明である屋根板の第1実施例の横葺屋根板
の斜視図である。
【図7】本発明である屋根板の第1実施例の継手板の下
方から見た斜視図である。
【図8】本発明である屋根板の第1実施例の水切継手の
斜視図である。
【図9】本発明である屋根板の第1実施例の水切継手の
正面図である。
【図10】本発明である屋根板の第1実施例を接合し、
屋根に葺設している状態を示した図である。
【図11】本発明である屋根板の第1実施例を接合し、
屋根に葺設している状態を示した図である。
【図12】本発明である屋根板の第1実施例を接合し、
屋根に葺設している状態を示した図である。
【図13】本発明である屋根板の第1実施例を接合し、
屋根に葺設している状態を示した図である。
【図14】本発明である屋根板の第2実施例を切妻屋根
の棟に取り付けた状態の断面図である。
【図15】本発明である屋根板の第2実施例を切妻屋根
の棟に取り付けた状態の斜視図である。
【図16】本発明である屋根板の第2実施例の棟屋根板
の斜視図である。
【図17】本発明である屋根板の第2実施例の防雨板の
斜視図である。
【図18】本発明である屋根板の第2実施例のパッキン
の斜視図である。
【図19】本発明である屋根板の第2実施例の換気用部
材の断面図である。
【図20】本発明である屋根板の第3実施例を葺設した
状態の寄棟屋根の妻の斜視図である。
【図21】本発明である屋根板の第3実施例を葺設した
隅棟の平面図である。
【図22】本発明である屋根板の第3実施例の左端屋根
板の斜視図である。
【図23】本発明である屋根板の第3実施例の継手板の
下方からの斜視図である。
【図24】本発明である屋根板の第3実施例の水切継手
の平面図である。
【図25】本発明である屋根板の第3実施例の水切継手
の正面図である。
【図26】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図27】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図28】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図29】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図30】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図31】本発明である屋根板の第3実施例を隅棟にお
いて接合し、屋根に葺設している状態を示した図であ
る。
【図32】本発明である屋根板の第3実施例を葺設した
寄棟屋根の妻の上端部の拡大図である。
【図33】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板の切断方法を示した
模式図である。
【図34】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板の切断方法を示した
模式図である。
【図35】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板を接合する際に使用
する継手板を下方から見た斜視図である。
【図36】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板の切断方法を示した
模式図である。
【図37】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板の切断方法を示した
模式図である。
【図38】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する切断屋根板の正面図である。
【図39】本発明である屋根板の第3実施例で寄棟屋根
の妻の上端部に葺設する横葺屋根板の斜視図である。
【符号の説明】
1 屋根 2、2a 左端屋根板 3、3a 右端屋根板 2b、3b 折返片 2c、3c 掛止折返 2d、3d 斜折 2e、3e 折曲部 2f、3f 掛止片 2g、3g 端折曲部 2h、3h 掛止片 4、4a 横葺屋根板 4b 折返片 4c 掛止折返 4d 掛止片 5 継手板 5a 掛止折返 5b 掛止片 5c、5d 接合片 6 水切継手 6a〜6c 折返 6d 掛止片 6e、6f 延長板 6g、6h 接合片 6i 条溝 7 棟用屋根板 8 棟屋根板 8a 支持部 8b 当接部 9、9a 支持木材 10、10a 支持板材 11、11a 防雨板 11b 当接部 11c 起立部 12、12a 固定角材 13 パッキン 13a 傾斜部 13b 平坦部 14 換気用部材 14a 支持部 14b 起立部 14c 傾斜部 14d 貫通孔 14e 誘導板 15 押さえ板 16、16a 屋根板 16b 上端部 17、17a 野地板 17b 隙間 18 垂木 19 棟木 20 屋根 20a 妻 20b 上端部 20c 隅棟 20d 大棟 21 左端屋根板 21a 右端屋根板 21b 折返片 21c 掛止折返 21d 斜折 21e 折曲部 21f 掛止片 21g 切断部 21h 先端 22 継手板 22a 掛止部 22b、22c 掛止片 22d、22e 接合片 23 水切継手 23a、23b 折返 23c、23d 掛止片 23e、23f 延長部 23g、23h 接合片 23i 条溝 24、24a 切断屋根板 24b 傾斜部 24c 斜折 25 継手板 26、26a 切断屋根板 26b 傾斜部 26c 斜折 27 横葺屋根板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右端屋根板、横葺屋根板、継手板及
    び水切継手からなる屋根板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の屋根板において、折返
    片、掛止折返、斜折、掛止片有する折曲部及び掛止片有
    する端折曲部からなる左右端屋根板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の屋根板におい
    て、掛止折返、掛止片及び接合片からなる継手板と、三
    辺に折返及び一辺に掛止片を有し、複数の条溝及び接合
    片有する延長部からなる水切継手。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の屋根板にお
    いて、継手板及び水切継手を利用して左右屋根板と横葺
    屋根板、若しくは左右屋根板と左右屋根板を接合すると
    ともに、左右端屋根板の野地板の左右端に掛止し連設す
    る屋根板の葺設方法。
  5. 【請求項5】 棟屋根板、支持木材、支持板材、防雨
    板、固定角材、パッキン、換気用部材及び押さえ板から
    なる棟用の屋根板。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の屋根板において、支持
    部、起立部、傾斜部、貫通孔及び誘導板からなることを
    特徴とする換気用部材。
  7. 【請求項7】 左右端屋根板、継手板及び水切継手か
    らなる隅棟用の屋根板。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の屋根板において、折返
    片、掛止折返、斜折、折曲部、掛止片、切断部からなる
    左右端屋根板。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の左右端屋根板を切断し
    て形成する請求項7又は8記載の左右端屋根板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8記載の屋根板におい
    て、掛止折返、掛止片及び接合片からなり全体にく字状
    に屈曲した継手板と、二辺に折返及びもう二辺に掛止片
    を有し、複数の条溝及び接合片有する延長部からなり全
    体にく字状に屈曲した水切継手。
  11. 【請求項11】 請求項7、8又は10記載の屋根板に
    おいて、継手板及び水切継手を利用して左右屋根板と左
    右屋根板を接合し連設する屋根板の葺設方法。
  12. 【請求項12】 切断屋根板、横葺屋根板、水切継手及
    び継手板からなる寄棟屋根の妻の上端部に葺設するため
    の屋根板。
  13. 【請求項13】 請求項2、7又は8の左右端屋根板を
    切断して形成する請求項11記載の切断屋根板の製造方
    法。
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