JP2000309536A - ヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物 - Google Patents
ヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒト前立腺癌の治療にて有用な医薬組成物の
提供。 【解決手段】 17β−(N−t−ブチルカルボキシア
ミド)−5−α−アンドロスト−1−エン−4−アザー
3−オンなどの5−α−レダクターゼ抑制化合物と医薬
上許容される担体とを含有してなるヒト前立腺癌治療用
医薬組成物。
提供。 【解決手段】 17β−(N−t−ブチルカルボキシア
ミド)−5−α−アンドロスト−1−エン−4−アザー
3−オンなどの5−α−レダクターゼ抑制化合物と医薬
上許容される担体とを含有してなるヒト前立腺癌治療用
医薬組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステロイド5−α−
レクターゼ抑制化合物を使用することによってヒト前立
腺腺癌を治療する新規医薬組成物および方法に関する。
レクターゼ抑制化合物を使用することによってヒト前立
腺腺癌を治療する新規医薬組成物および方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アン
ドロゲン類として知られているステロイドホルモン類
は、雄性と雌性を区別する生理学的特徴の原因となる。
アンドロゲン類を生産するいくつかの器官のうち、睾丸
はこれらのホルモンを最も多量に生産する。脳の中枢
は、アンドロゲン生産量の主要な制御を及ぼす。多くの
物理的発現および疾患状態は、効果のない生産制御によ
って過剰のアンドロゲンホルモンが生産される場合に起
こる。例えば、尋常性座瘡、脂漏症、女性多毛症および
良性前立腺肥大は、高いアンドロゲンレベルと関連して
いる。さらに、男性型禿頭症の罹病率は高いアンドロゲ
ンレベルと関連していた。
ドロゲン類として知られているステロイドホルモン類
は、雄性と雌性を区別する生理学的特徴の原因となる。
アンドロゲン類を生産するいくつかの器官のうち、睾丸
はこれらのホルモンを最も多量に生産する。脳の中枢
は、アンドロゲン生産量の主要な制御を及ぼす。多くの
物理的発現および疾患状態は、効果のない生産制御によ
って過剰のアンドロゲンホルモンが生産される場合に起
こる。例えば、尋常性座瘡、脂漏症、女性多毛症および
良性前立腺肥大は、高いアンドロゲンレベルと関連して
いる。さらに、男性型禿頭症の罹病率は高いアンドロゲ
ンレベルと関連していた。
【0003】テストステロンは睾丸によって分泌される
主要なアンドロゲンであり、雄性の血漿中の主要なアン
ドロゲン性ステロイドである。現在、5−α−還元アン
ドロゲン類は前立腺および脂腺のようないくつかの組織
中の活性ホルモンであることが知られている。かくし
て、循環テストステロンは、これらの組織中のジヒドロ
テストステロン(DHT)、その5−α−還元アナログに
関するプロホルモンとして供するが、筋肉および睾丸の
ような他の組織中においては供しない。ステロイド5−
α−レダクターゼはテストステロンをDHTに変換する
NADPH−依存性酵素である。雄性の研究におけるこ
の酵素の重要性は、雄性偽半陰陽者における遺伝的ステ
ロイド5−α−レダクターゼ欠乏の発見によって劇的に
強調された。インペラト−マクギンリィ,ジェイ(Imper
ato−McGinley,J.)ら、(1979)、ジャーナル・オ
ブ・ステロイド・バイオケミストリー(J.Steroid Bi
ochem.)、11:637−648。
主要なアンドロゲンであり、雄性の血漿中の主要なアン
ドロゲン性ステロイドである。現在、5−α−還元アン
ドロゲン類は前立腺および脂腺のようないくつかの組織
中の活性ホルモンであることが知られている。かくし
て、循環テストステロンは、これらの組織中のジヒドロ
テストステロン(DHT)、その5−α−還元アナログに
関するプロホルモンとして供するが、筋肉および睾丸の
ような他の組織中においては供しない。ステロイド5−
α−レダクターゼはテストステロンをDHTに変換する
NADPH−依存性酵素である。雄性の研究におけるこ
の酵素の重要性は、雄性偽半陰陽者における遺伝的ステ
ロイド5−α−レダクターゼ欠乏の発見によって劇的に
強調された。インペラト−マクギンリィ,ジェイ(Imper
ato−McGinley,J.)ら、(1979)、ジャーナル・オ
ブ・ステロイド・バイオケミストリー(J.Steroid Bi
ochem.)、11:637−648。
【0004】種々の疾患状態における高いDHTレベル
の重要性の認識はこの酵素のインヒビターを合成する多
くの試みを刺激した。開示された最初のインヒビター
は、1973年にヒサ(Hisa)およびボイト(Voight)に
よる4−アンドロステン−3−オン−17β−カルボン
酸であった。ジャーナル・オブ・インベスティゲイティ
ブ・ダーマトロジー(J.Invest.Dermat.)、62:2
24−227。(4R)−5,10−セコ−19−ノルプ
レグナ−4,5−ジエン−3,10,20−トリアンは開
示されるべき次のインヒビターであり、5−α−レダク
ターゼに対する親和性標識としての利用性も判明した。
ロバイヤー,ビー(Robaire,B.)ら、(1977)、ジャ
ーナル・オブ・ステロイド・バイオケミストリー、8:
307−310。(5α,20−R)−4−ジアゾ−21
−ヒドロキシ−20−メチルプレグナン−3−オンはス
テロイド5−α−レダクターゼの有効な時間依存性イン
ヒビターとして報告された。ブローム,ティ・アール(B
lohm,T.R.)ら、(1980)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
(Biochem.Biophys.Res.Comm.)、95:273−2
80;米国特許第4,317,817号、1982年3月
2日。17β−N,N−ジエチルカルボモイル−4−メ
チル−4−アザ−5−α−アンドロスタン−3−オン
は、1983年3月22日に発行された米国特許第4,
377,584号およびリアン,ティ(Liang,T.)ら、
(1983)、ジャーナル・オブ・ステロイド・バイオケ
ミストリー、19、385−390に開示されているス
テロイド5−α−レダクターゼの4−アザステロイドイ
ンヒビターの群の典型例である。17α−アセトキシ−
6−メチレンプレグン−4−エン−3,20−ジオンは
ステロイド5−α−レダクターゼの時間依存性不活性化
剤であることが判明した。ペトロウ,ブイ(Petrow,V.)
ら、(1981)、ステロイズ(Steroids)、38:12
1−140。
の重要性の認識はこの酵素のインヒビターを合成する多
くの試みを刺激した。開示された最初のインヒビター
は、1973年にヒサ(Hisa)およびボイト(Voight)に
よる4−アンドロステン−3−オン−17β−カルボン
酸であった。ジャーナル・オブ・インベスティゲイティ
ブ・ダーマトロジー(J.Invest.Dermat.)、62:2
24−227。(4R)−5,10−セコ−19−ノルプ
レグナ−4,5−ジエン−3,10,20−トリアンは開
示されるべき次のインヒビターであり、5−α−レダク
ターゼに対する親和性標識としての利用性も判明した。
ロバイヤー,ビー(Robaire,B.)ら、(1977)、ジャ
ーナル・オブ・ステロイド・バイオケミストリー、8:
307−310。(5α,20−R)−4−ジアゾ−21
−ヒドロキシ−20−メチルプレグナン−3−オンはス
テロイド5−α−レダクターゼの有効な時間依存性イン
ヒビターとして報告された。ブローム,ティ・アール(B
lohm,T.R.)ら、(1980)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
(Biochem.Biophys.Res.Comm.)、95:273−2
80;米国特許第4,317,817号、1982年3月
2日。17β−N,N−ジエチルカルボモイル−4−メ
チル−4−アザ−5−α−アンドロスタン−3−オン
は、1983年3月22日に発行された米国特許第4,
377,584号およびリアン,ティ(Liang,T.)ら、
(1983)、ジャーナル・オブ・ステロイド・バイオケ
ミストリー、19、385−390に開示されているス
テロイド5−α−レダクターゼの4−アザステロイドイ
ンヒビターの群の典型例である。17α−アセトキシ−
6−メチレンプレグン−4−エン−3,20−ジオンは
ステロイド5−α−レダクターゼの時間依存性不活性化
剤であることが判明した。ペトロウ,ブイ(Petrow,V.)
ら、(1981)、ステロイズ(Steroids)、38:12
1−140。
【0005】他のステロイド5−α−レダクターゼイン
ヒビター類も開示されている。1986年6月2日に発
行された米国特許第4,361,578号には、ある種の
ホモステロイド酵素インヒビター類が開示されている。
米国特許第4,191,759号には、ステロイド5−α
−レダクターゼインヒビター類として活性である17β
−カルボキシ−4−アンドロステン−3−オンのアミド
類が開示されている。日本特許J60146855−A
およびJ60116657−Aには、5−α−レダクタ
ーゼ抑制活性を含む多数の活性を有する種々のアニリン
誘導体類が開示されている。日本特許I6014294
1−Aには、5−α−レダクターゼ抑制活性を有するフ
ェニル置換ケトン類が開示されており、欧州特許EP1
73516−Aには、同様の活性を有する種々のフェニ
ル置換アミド類が開示されている。シセイド(Shiseid
o)はステロイド5−α−レダクターゼの活性なインヒビ
ターであるテルペン誘導体を引用した。日本特許J59
053417−A。
ヒビター類も開示されている。1986年6月2日に発
行された米国特許第4,361,578号には、ある種の
ホモステロイド酵素インヒビター類が開示されている。
米国特許第4,191,759号には、ステロイド5−α
−レダクターゼインヒビター類として活性である17β
−カルボキシ−4−アンドロステン−3−オンのアミド
類が開示されている。日本特許J60146855−A
およびJ60116657−Aには、5−α−レダクタ
ーゼ抑制活性を含む多数の活性を有する種々のアニリン
誘導体類が開示されている。日本特許I6014294
1−Aには、5−α−レダクターゼ抑制活性を有するフ
ェニル置換ケトン類が開示されており、欧州特許EP1
73516−Aには、同様の活性を有する種々のフェニ
ル置換アミド類が開示されている。シセイド(Shiseid
o)はステロイド5−α−レダクターゼの活性なインヒビ
ターであるテルペン誘導体を引用した。日本特許J59
053417−A。
【0006】ステロイド5−α−レダクターゼの抑制が
哺乳動物における前立腺腺癌への治療効果を生じるであ
ろうと仮定されているが立証されておらず[ノーベル・
アプローチズ・トゥ・キャンサー・ケモテラピー(Nove
l Approaches to CancerChemoterapy)、発行:アカデ
ミック・プレス・インコーポレイテッド(AcademicPre
ss,Inc.)、(1984)、第8章、ブイ・ペトロウ(V.
Petrow)およびジー・パディラ(G.Padilla)、5−α
−レダクターゼ:ア・ターゲット・エンザイム・フォー
・プロスタティック・キャンサー(5−α−reductase:
A target enzyme for Prostatic Cancer)]、しか
し、反対の証拠は公開されている[リアン,ティ(Lian
g,t.)ら、(1985)、エンドクリノロジー(Endocrin
ology)、117、第2号:571−579]。今、ステ
ロイド5−α−レダクターゼインヒビターがヒト前立腺
腺癌への治療効果を有することが発見された。
哺乳動物における前立腺腺癌への治療効果を生じるであ
ろうと仮定されているが立証されておらず[ノーベル・
アプローチズ・トゥ・キャンサー・ケモテラピー(Nove
l Approaches to CancerChemoterapy)、発行:アカデ
ミック・プレス・インコーポレイテッド(AcademicPre
ss,Inc.)、(1984)、第8章、ブイ・ペトロウ(V.
Petrow)およびジー・パディラ(G.Padilla)、5−α
−レダクターゼ:ア・ターゲット・エンザイム・フォー
・プロスタティック・キャンサー(5−α−reductase:
A target enzyme for Prostatic Cancer)]、しか
し、反対の証拠は公開されている[リアン,ティ(Lian
g,t.)ら、(1985)、エンドクリノロジー(Endocrin
ology)、117、第2号:571−579]。今、ステ
ロイド5−α−レダクターゼインヒビターがヒト前立腺
腺癌への治療効果を有することが発見された。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステロイド5
−α−レダクターゼ抑制化合物類がヒト前立腺腺癌への
治療効果を有するという発見にある。本発明は、ステロ
イド5−α−レダクターゼインヒビター類ならびに医薬
担体および本発明の方法で有用な化合物または化合物類
の混合物からなる医薬組成物配合物に関する。
−α−レダクターゼ抑制化合物類がヒト前立腺腺癌への
治療効果を有するという発見にある。本発明は、ステロ
イド5−α−レダクターゼインヒビター類ならびに医薬
担体および本発明の方法で有用な化合物または化合物類
の混合物からなる医薬組成物配合物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】ステロイド5−α−レダクターゼ
のインヒビターまたはステロイド5−α−レダクターゼ
のインヒビター類の混合物はヒト前立腺腺癌を治療する
ための医薬組成物において使用される。医薬的に許容さ
れる付加塩のような、イン・ビボで親化合物を生じるか
またはそれら自体有用であるこれらの化合物の誘導体に
も関する。塩基性基を含有するこれらの化合物の塩類は
当技術分野で知られている方法によって塩基性化合物の
存在下、有機酸または無機酸で形成される。例えば、エ
タノールのような水性混和性溶媒中、無機酸または有機
酸と該化合物を反応させ、溶媒を除去することによって
塩の単離を行うか、あるいは該酸がそれに溶解する場合
は、エチルエーテルまたはクロロホルムのような水性不
混和性溶媒中、無機酸または有機酸を反応させ、所望の
塩を、直接分離するかまたは該溶媒を除去することによ
って単離する。本発明に含まれる酸付加塩の例は、マレ
イン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩、メタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩および硝酸塩が挙げられる。酸性基を含
有する本発明の化合物の医薬的に許容される塩基付加塩
は、公知の方法によって、非毒性アルカリ金属およびア
ルカリ土類金属塩基、例えば水酸化カルシウム、水酸化
ナトリウムおよび水酸化カリウム;水酸化アンモニウ
ム、およびトリエチルアミン、ブチルアミン、ピペラジ
ン、および(トリヒドロキシメチル)メチルアミンのよう
な非毒性有機塩基を含む有機塩基および無機塩基から調
製される。プロドラッグ誘導体としては、O−エステル
類、特に各アルカノイル基に炭素原子2〜8個を有する
トリ−O−低級アルカノイルエステル;O−メチルエー
テル類または硫酸エステル類が挙げられる。分離された
RおよびS立体異性体も有用である。
のインヒビターまたはステロイド5−α−レダクターゼ
のインヒビター類の混合物はヒト前立腺腺癌を治療する
ための医薬組成物において使用される。医薬的に許容さ
れる付加塩のような、イン・ビボで親化合物を生じるか
またはそれら自体有用であるこれらの化合物の誘導体に
も関する。塩基性基を含有するこれらの化合物の塩類は
当技術分野で知られている方法によって塩基性化合物の
存在下、有機酸または無機酸で形成される。例えば、エ
タノールのような水性混和性溶媒中、無機酸または有機
酸と該化合物を反応させ、溶媒を除去することによって
塩の単離を行うか、あるいは該酸がそれに溶解する場合
は、エチルエーテルまたはクロロホルムのような水性不
混和性溶媒中、無機酸または有機酸を反応させ、所望の
塩を、直接分離するかまたは該溶媒を除去することによ
って単離する。本発明に含まれる酸付加塩の例は、マレ
イン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩、メタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩および硝酸塩が挙げられる。酸性基を含
有する本発明の化合物の医薬的に許容される塩基付加塩
は、公知の方法によって、非毒性アルカリ金属およびア
ルカリ土類金属塩基、例えば水酸化カルシウム、水酸化
ナトリウムおよび水酸化カリウム;水酸化アンモニウ
ム、およびトリエチルアミン、ブチルアミン、ピペラジ
ン、および(トリヒドロキシメチル)メチルアミンのよう
な非毒性有機塩基を含む有機塩基および無機塩基から調
製される。プロドラッグ誘導体としては、O−エステル
類、特に各アルカノイル基に炭素原子2〜8個を有する
トリ−O−低級アルカノイルエステル;O−メチルエー
テル類または硫酸エステル類が挙げられる。分離された
RおよびS立体異性体も有用である。
【0009】ステロイド5−α−レダクターゼインヒビ
ターであると考えられる化合物としては、17β−(N
−t−ブチルカルボキシアミド)−5−α−アンドロス
ト−1−エン−4−アザ−3−オン、(20R)−ヒドロ
キシメチル−4−メチル−4−アザ−5−アルファ−プ
レグナン−3−オン、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−5−α−8(14)−アンドロステ
ン−4−メチル−4−アザ−3−オン、17β−(N−
t−ブチルカルボキシアミド)−5−α−8(14)−ア
ンドロステン−4−メチル−4−アザ−3−オン、17
β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−3−
ニトロ−5−α−アンドロスト−3−エン、
ターであると考えられる化合物としては、17β−(N
−t−ブチルカルボキシアミド)−5−α−アンドロス
ト−1−エン−4−アザ−3−オン、(20R)−ヒドロ
キシメチル−4−メチル−4−アザ−5−アルファ−プ
レグナン−3−オン、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−5−α−8(14)−アンドロステ
ン−4−メチル−4−アザ−3−オン、17β−(N−
t−ブチルカルボキシアミド)−5−α−8(14)−ア
ンドロステン−4−メチル−4−アザ−3−オン、17
β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−3−
ニトロ−5−α−アンドロスト−3−エン、
【0010】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミ
ド)−3−ニトロ−5−α−アンドロスト−3−エン、
17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
3−ニトロ−5−α−アンドロスト−2−エン、17β
−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト−
3,5−ジエン−3−カルボン酸またはその塩、17β
−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−アンド
ロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸またはその
塩、17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミ
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カル
ボン酸またはその塩、
ド)−3−ニトロ−5−α−アンドロスト−3−エン、
17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
3−ニトロ−5−α−アンドロスト−2−エン、17β
−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト−
3,5−ジエン−3−カルボン酸またはその塩、17β
−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−アンド
ロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸またはその
塩、17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミ
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カル
ボン酸またはその塩、
【0011】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミ
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カル
ボン酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−スルホン酸またはその塩、20−α−(ヒド
ロキシメチル)−A−ノル−5−α−プレグン−1−エ
ン−2−カルボン酸またはその塩、17β−(N−t−
ブチルカルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸またはその塩、17β−
(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスホン酸またはそ
の塩、
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カル
ボン酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−スルホン酸またはその塩、20−α−(ヒド
ロキシメチル)−A−ノル−5−α−プレグン−1−エ
ン−2−カルボン酸またはその塩、17β−(N−t−
ブチルカルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸またはその塩、17β−
(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスホン酸またはそ
の塩、
【0012】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミ
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−ホス
ホン酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−ホスフィン酸またはその塩、17β−(N−
t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−ホスフィン酸またはその塩、17
β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト
−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸またはその塩、1
7β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−ア
ンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸または
その塩、
ド)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−ホス
ホン酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−ホスフィン酸またはその塩、17β−(N−
t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−ホスフィン酸またはその塩、17
β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト
−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸またはその塩、1
7β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−ア
ンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸または
その塩、
【0013】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミ
ド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスホン酸ま
たはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキ
シアミド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスホ
ン酸またはその塩、(E)−17β−(N,N−ジイソプロ
ピルカルボキシアミド)−アンドロスト−4−エン−3
−イリデン−酢酸またはその塩、17β−(N,N−ジイ
ソプロピルカルボキシアミド)−アンドロスト−3,5−
ジエン−3−酢酸またはその塩、(Z)−17β−(N,N
−ジイソプロピルカルボキシアミド)−アンドロスト−
4−エン−3−イリデン−酢酸またはその塩、
ド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスホン酸ま
たはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキ
シアミド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスホ
ン酸またはその塩、(E)−17β−(N,N−ジイソプロ
ピルカルボキシアミド)−アンドロスト−4−エン−3
−イリデン−酢酸またはその塩、17β−(N,N−ジイ
ソプロピルカルボキシアミド)−アンドロスト−3,5−
ジエン−3−酢酸またはその塩、(Z)−17β−(N,N
−ジイソプロピルカルボキシアミド)−アンドロスト−
4−エン−3−イリデン−酢酸またはその塩、
【0014】17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキ
シアミド)−5α−アンドロスト−2−エン−3−酢酸
またはその塩、(Z)−17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−5α−アンドロスト−3−イリデ
ン−酢酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピ
ルカルボキシアミド)−5α−アンドロスト−3−エン
−3−酢酸またはその塩、17β−(N−t−ブチルカ
ルボキシアミド)−5α−アンドロスト−2−エン−3
−酢酸またはその塩が挙げられる。
シアミド)−5α−アンドロスト−2−エン−3−酢酸
またはその塩、(Z)−17β−(N,N−ジイソプロピル
カルボキシアミド)−5α−アンドロスト−3−イリデ
ン−酢酸またはその塩、17β−(N,N−ジイソプロピ
ルカルボキシアミド)−5α−アンドロスト−3−エン
−3−酢酸またはその塩、17β−(N−t−ブチルカ
ルボキシアミド)−5α−アンドロスト−2−エン−3
−酢酸またはその塩が挙げられる。
【0015】当業者は、公知の方法によって、化合物が
ステロイド5−α−レダクターゼインヒビターであるか
を容易に決定することができる。全てのこのような化合
物は、本発明の範囲内に含まれる。ステロイド5−α−
レダクターゼインヒビター類はヒト前立腺腫瘍の大きさ
を減少させるので、それらはヒト前立腺腺癌を治療する
際に治療的利用性を有する。 ヒト前立腺腺癌を治療す
る際のそのイン・ビボ効力について17β−(N−t−
ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト−3,5−ジエ
ン−3−カルボン酸(化合物A)を試験した。
ステロイド5−α−レダクターゼインヒビターであるか
を容易に決定することができる。全てのこのような化合
物は、本発明の範囲内に含まれる。ステロイド5−α−
レダクターゼインヒビター類はヒト前立腺腫瘍の大きさ
を減少させるので、それらはヒト前立腺腺癌を治療する
際に治療的利用性を有する。 ヒト前立腺腺癌を治療す
る際のそのイン・ビボ効力について17β−(N−t−
ブチルカルボキシアミド)−アンドロスト−3,5−ジエ
ン−3−カルボン酸(化合物A)を試験した。
【0016】ヒト前立腺腺癌モデルについて実験を行う
ために、合計80匹のヌードマウスを使用した。これら
の動物の各々にPC−82ヒト前立腺腺癌を脇腹に接種
し、腫瘍が約0.5cc3の大きさになるまで(接種後約
50日間)処置を行わなかった。この期間の後、80匹
の動物のうち60匹を去勢した。長さ1cmのテストス
テロン充填サイラスティックカプセルを去勢動物20匹
の脇腹に皮下移植し、長さ2cmのジヒドロテストステ
ロン充填サイラスティックカプセルを去勢動物20匹の
脇腹に皮下移植した。80匹の動物を以下の8グループ
にした。
ために、合計80匹のヌードマウスを使用した。これら
の動物の各々にPC−82ヒト前立腺腺癌を脇腹に接種
し、腫瘍が約0.5cc3の大きさになるまで(接種後約
50日間)処置を行わなかった。この期間の後、80匹
の動物のうち60匹を去勢した。長さ1cmのテストス
テロン充填サイラスティックカプセルを去勢動物20匹
の脇腹に皮下移植し、長さ2cmのジヒドロテストステ
ロン充填サイラスティックカプセルを去勢動物20匹の
脇腹に皮下移植した。80匹の動物を以下の8グループ
にした。
【0017】グループ1 − 賦形剤だけを1日2回給餌
した無傷ラット(無傷対照)。 グループ2 − 賦形剤を1日2回給餌したが、テストス
テロンまたはジヒドロテストステロンカプセルを移植し
なかった去勢ラット(去勢対照)。 グループ3 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌した無傷ラット。 グループ4 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌したが、テストステロンまたはジヒドロテストステロ
ンカプセルを移植しなかった去勢ラット。 グループ5 − 賦形剤を1日2回給餌し、テストステロ
ンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ6 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌し、テストステロンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ7 − 賦形剤を1日2回給餌し、ジヒドロテス
トステロンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ8 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌し、ジヒドロテストステロンカプセルを移植した去勢
ラット。
した無傷ラット(無傷対照)。 グループ2 − 賦形剤を1日2回給餌したが、テストス
テロンまたはジヒドロテストステロンカプセルを移植し
なかった去勢ラット(去勢対照)。 グループ3 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌した無傷ラット。 グループ4 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌したが、テストステロンまたはジヒドロテストステロ
ンカプセルを移植しなかった去勢ラット。 グループ5 − 賦形剤を1日2回給餌し、テストステロ
ンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ6 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌し、テストステロンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ7 − 賦形剤を1日2回給餌し、ジヒドロテス
トステロンカプセルを移植した去勢ラット。 グループ8 − 化合物(A)(BID)50mg/kgを給
餌し、ジヒドロテストステロンカプセルを移植した去勢
ラット。
【0018】該動物に5−α−レダクターゼ抑制化合物
を1日2回(BID)、連続5週間投与した。プロピレン
グリコールに該試験化合物を溶解し、水中で希釈した。
1週間に2回、カリパスによって腫瘍の量を測定した。
治療期間の終了後、該動物から血液を採取し、該動物を
殺し、腹側前立腺を切除し、計量し、公知の方法で血清
アンドロゲンレベルを測定した。エウィング(Ewing)
ら、エンドロクリノロジー(Endocrinology)、113:
2004−2009、1983。化合物(A)で処置した
ヌードマウスは、通常、ステロイド5−α−レダクター
ゼのインヒビターに関連する他の治療効果に加えて、移
植されたPC−82ヒト前立腺腺癌の大きさの有意な減
少を実現した。かくして、ステロイド5−α−レダクタ
ーゼ抑制化合物の投与によって、ヒト前立腺腺癌への治
療効果が得られる。
を1日2回(BID)、連続5週間投与した。プロピレン
グリコールに該試験化合物を溶解し、水中で希釈した。
1週間に2回、カリパスによって腫瘍の量を測定した。
治療期間の終了後、該動物から血液を採取し、該動物を
殺し、腹側前立腺を切除し、計量し、公知の方法で血清
アンドロゲンレベルを測定した。エウィング(Ewing)
ら、エンドロクリノロジー(Endocrinology)、113:
2004−2009、1983。化合物(A)で処置した
ヌードマウスは、通常、ステロイド5−α−レダクター
ゼのインヒビターに関連する他の治療効果に加えて、移
植されたPC−82ヒト前立腺腺癌の大きさの有意な減
少を実現した。かくして、ステロイド5−α−レダクタ
ーゼ抑制化合物の投与によって、ヒト前立腺腺癌への治
療効果が得られる。
【0019】本発明の化合物および混合物は、カプセ
ル、錠剤または注射用調製物のような好都合な投与形態
に一体化される。固形または液状医薬担体を使用する。
固形担体としては、デンプン、ラクトース、硫酸カルシ
ウム・二水和物、白土、スクロース、タルク、ゼラチ
ン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグ
ネシウムおよびステアリン酸が挙げられる。液状担体と
しては、シロップ、落花生油、オリーブ油、食塩水およ
び水が挙げられる。同様に、担体または希釈剤として
は、単一またはワックスと一緒に、モノステアリン酸グ
リセリルまたはジステアリン酸グリセリルのようないず
れの持続性放出型物質も挙げられる。固形担体の量は広
く変わるが、好ましくは、投与ユニット当たり約25m
g〜約1gであろう。液状担体を使用する場合、調製物
は、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤、ゼラチン軟カプ
セル、アンプル剤のような無菌注射用液体、または水性
または非水性懸濁液の形態であろう。
ル、錠剤または注射用調製物のような好都合な投与形態
に一体化される。固形または液状医薬担体を使用する。
固形担体としては、デンプン、ラクトース、硫酸カルシ
ウム・二水和物、白土、スクロース、タルク、ゼラチ
ン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグ
ネシウムおよびステアリン酸が挙げられる。液状担体と
しては、シロップ、落花生油、オリーブ油、食塩水およ
び水が挙げられる。同様に、担体または希釈剤として
は、単一またはワックスと一緒に、モノステアリン酸グ
リセリルまたはジステアリン酸グリセリルのようないず
れの持続性放出型物質も挙げられる。固形担体の量は広
く変わるが、好ましくは、投与ユニット当たり約25m
g〜約1gであろう。液状担体を使用する場合、調製物
は、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤、ゼラチン軟カプ
セル、アンプル剤のような無菌注射用液体、または水性
または非水性懸濁液の形態であろう。
【0020】医薬調製物は、成分を混合し、顆粒化し、
錠剤形態について必要な場合には打錠するか、または適
当な場合には成分を混合し、充填し、溶解して所望の経
口または非経口生成物を得ることを含む薬化学者の慣用
技術に従って製造する。上記の医薬的投与ユニット中の
本発明の化合物および混合物の投与量は、各活性化合物
0.1〜1000mg/kg、好ましくは1〜100m
g/kgの範囲から選択される有効な非毒性量であろ
う。選択された投与量を、毎日1〜6回、経口で、注射
によって、あるいは輸液によって連続して、前立腺腺癌
の治療を必要とするヒト患者に投与する。ヒト投与用経
口投与ユニットは活性化合物1〜500mgを含有する
のが好ましい。より低い投与量を使用する経口投与が好
ましい。しかし、より高い投与量による非経口投与も患
者に対して安全かつ便利である場合に使用することがで
きる。ヒト前立腺腺癌を治療する本発明の方法は、該治
療を必要とする被験者にステロイド5−α−レダクター
ゼ抑制化合物の有効量を投与することからなる。以下
に、本発明の化合物を試験した結果を示す。
錠剤形態について必要な場合には打錠するか、または適
当な場合には成分を混合し、充填し、溶解して所望の経
口または非経口生成物を得ることを含む薬化学者の慣用
技術に従って製造する。上記の医薬的投与ユニット中の
本発明の化合物および混合物の投与量は、各活性化合物
0.1〜1000mg/kg、好ましくは1〜100m
g/kgの範囲から選択される有効な非毒性量であろ
う。選択された投与量を、毎日1〜6回、経口で、注射
によって、あるいは輸液によって連続して、前立腺腺癌
の治療を必要とするヒト患者に投与する。ヒト投与用経
口投与ユニットは活性化合物1〜500mgを含有する
のが好ましい。より低い投与量を使用する経口投与が好
ましい。しかし、より高い投与量による非経口投与も患
者に対して安全かつ便利である場合に使用することがで
きる。ヒト前立腺腺癌を治療する本発明の方法は、該治
療を必要とする被験者にステロイド5−α−レダクター
ゼ抑制化合物の有効量を投与することからなる。以下
に、本発明の化合物を試験した結果を示す。
【0021】
【表1】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−
アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸(化合物
A)の、PC−82ヒト前立腺腺癌の増殖の抑制への効
果 *:統計学的に有意 b:かっこ内の値は、0時の各グループの出発値と対比
した相対的なパーセントである。 上記表中のデータはステロイド5−α−レダクターゼイ
ンヒビター類のヒト前立腺腺癌への治療効果を示す。以
下の実施例は、ステロイド5−α−レダクターゼインヒ
ビター類を含有する本発明の医薬組成物の調製を説明す
る。該実施例は、本明細書で上記に定義した、および下
記請求の範囲で請求した発明の範囲を限定するものでは
ない。
アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸(化合物
A)の、PC−82ヒト前立腺腺癌の増殖の抑制への効
果 *:統計学的に有意 b:かっこ内の値は、0時の各グループの出発値と対比
した相対的なパーセントである。 上記表中のデータはステロイド5−α−レダクターゼイ
ンヒビター類のヒト前立腺腺癌への治療効果を示す。以
下の実施例は、ステロイド5−α−レダクターゼインヒ
ビター類を含有する本発明の医薬組成物の調製を説明す
る。該実施例は、本明細書で上記に定義した、および下
記請求の範囲で請求した発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0022】
【実施例】実施例1 下記表2に示す割合で成分をスクリーニングし、混合
し、ゼラチン硬カプセルに充填することによって、本発
明化合物を投与するための経口投与形態を調製する。
し、ゼラチン硬カプセルに充填することによって、本発
明化合物を投与するための経口投与形態を調製する。
【0023】 表2 成 分 使用量 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)− アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸 100mg ステアリン酸マグネシウム 5mg ラクトース 75mg
【0024】実施例2 10%ゼラチン溶液と一緒に下記表3に示すスクロー
ス、硫酸カルシウム・二水和物および本発明化合物を所
定の割合で混合し、顆粒化した。湿性顆粒をスクリーン
にかけ、乾燥し、デンプン、タルクおよびステアリン酸
と混合し、スクリーンにかけ、錠剤に打錠した。
ス、硫酸カルシウム・二水和物および本発明化合物を所
定の割合で混合し、顆粒化した。湿性顆粒をスクリーン
にかけ、乾燥し、デンプン、タルクおよびステアリン酸
と混合し、スクリーンにかけ、錠剤に打錠した。
【0025】 表3 成 分 使用量 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)− アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸 100mg 硫酸カルシウム・二水和物 150mg スクロース 20mg デンプン 10mg タルク 5mg ステアリン酸 3mg
【0026】実施例3 大豆油20gに17β−(N−t−ブチルカルボキシア
ミド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸
(1.0g)を溶解し、卵リン脂質1.2gおよび最終容量
を100mlにするのに充分な水と混合することによっ
て乳化する。形成された脂質間製剤は静脈内投与に適し
ている。
ミド)−アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸
(1.0g)を溶解し、卵リン脂質1.2gおよび最終容量
を100mlにするのに充分な水と混合することによっ
て乳化する。形成された脂質間製剤は静脈内投与に適し
ている。
【0027】本発明の好ましい具体例は上記によって説
明されるが、本発明が本明細書に記載された厳密な説明
に制限されず、以下の請求の範囲の範囲で行われる全て
の変形に対する権利が保有されると解されるべきであ
る。
明されるが、本発明が本明細書に記載された厳密な説明
に制限されず、以下の請求の範囲の範囲で行われる全て
の変形に対する権利が保有されると解されるべきであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07J 31/00 C07J 31/00 41/00 41/00 51/00 51/00 73/00 73/00
Claims (4)
- 【請求項1】17β−(N−t−ブチルカルボキシアミ
ド)−5−α−アンドロスト−1−エン−4−アザ−3
−オン、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
3−ニトロ−5−α−アンドロスト−3−エン、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−3−ニト
ロ−5−α−アンドロスト−3−エン、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
3−ニトロ−5−α−アンドロスト−2−エン、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
アンドロスト−3,5−ジエン−3−カルボン酸または
その塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸
またはその塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸またはそ
の塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−スルホン酸
またはその塩、 20−α−(ヒドロキシメチル)−A−ノル−5−α−プ
レグン−1−エン−2−カルボン酸またはその塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−スルホン酸またはそ
の塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスホン酸ま
たはその塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスホン酸またはそ
の塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)エ
ストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスフィン酸
またはその塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−エストラ
−1,3,5(10)−トリエン−3−ホスフィン酸または
その塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロ
スト−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸またはその
塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスフィン酸また
はその塩、 17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)−アンドロ
スト−3,5−ジエン−3−ホスホン酸またはその塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
アンドロスト−3,5−ジエン−3−ホスホン酸または
その塩、 (E)−17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミ
ド)−アンドロスト−4−エン−3−イリデン−酢酸ま
たはその塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
アンドロスト−3,5−ジエン−3−酢酸またはその
塩、 (Z)−17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミ
ド)−アンドロスト−4−エン−3−イリデン−酢酸ま
たはその塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
5α−アンドロスト−2−エン−3−酢酸またはその
塩、 (Z)−17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミ
ド)−5α−アンドロスト−3−イリデン−酢酸または
その塩、 17β−(N,N−ジイソプロピルカルボキシアミド)−
5α−アンドロスト−3−エン−3−酢酸またはその
塩、および17β−(N−t−ブチルカルボキシアミド)
−5α−アンドロスト−2−エン−3−酢酸またはその
塩からなる群より選択されるステロイド5−α−レダク
ターゼ抑制化合物と、医薬上許容される担体とを含有し
てなるヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化合物を0.1mg〜
1000mgの単位投与量で含有する請求項1記載の医
薬組成物。 - 【請求項3】 非経口投与用の請求項1記載の医薬組成
物。 - 【請求項4】 経口投与用の請求項1記載の医薬組成
物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/544,709 US5300294A (en) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | Method of treating prostatic adenocarcinoma |
US544709 | 1990-06-27 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9161413A Division JPH1081625A (ja) | 1990-06-27 | 1997-06-18 | ヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002065181A Division JP2002308776A (ja) | 1990-06-27 | 2002-03-11 | ヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000309536A true JP2000309536A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=24173248
Family Applications (5)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3512105A Expired - Fee Related JP2702280B2 (ja) | 1990-06-27 | 1991-06-21 | ヒト前立腺腺癌治療用医薬組成物 |
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