JP2000308845A - 粘性流体塗布方法及び装置 - Google Patents

粘性流体塗布方法及び装置

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JP2000308845A
JP2000308845A JP11976399A JP11976399A JP2000308845A JP 2000308845 A JP2000308845 A JP 2000308845A JP 11976399 A JP11976399 A JP 11976399A JP 11976399 A JP11976399 A JP 11976399A JP 2000308845 A JP2000308845 A JP 2000308845A
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substrate
viscous fluid
dispenser
suction
coating
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JP11976399A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Terayama
栄一郎 寺山
Naoichi Chikahisa
直一 近久
Hachiro Nakatsuji
八郎 中逵
Shunji Hashimoto
俊二 橋本
Yuzuru Inaba
譲 稲葉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に上反りがある場合でも塗布不良の発生
率を低減でき、良好な塗布品質、塗布位置精度が確保で
きる粘性流体塗布方法及び装置を提供する。 【解決手段】 基板50を保持するY軸テーブル1と、
基板50に対して上下動可能な粘性流体塗布用ディスペ
ンサ29を備え、ディスペンサ29の上下方向の動作に
より粘性流体を基板50に塗布する粘性流体塗布装置に
おいて、上反りした基板50に対して上方から押し下げ
て反りを矯正する上反り矯正シリンダ17と、基板50
裏面に装着された電子部品49に接触しないように配置
され、基板50を矯正された状態で保持する吸着パッド
21手段とを設け、基板50を矯正して吸着保持した状
態で粘性流体を塗布するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体の塗布を
行う粘性流体塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粘性流体塗布装置の構成につい
て、図1、図4、図5を参照して簡略に説明する。粘性
流体塗布装置の全体構成を示す図1において、1は電子
回路基板を所定の状態に保持できるように構成された保
持テーブルであり、Y軸ロボット2に取付けられ、基板
を保持して前後方向(Y軸方向)に移動可能である。3
は水平面内でY軸ロボット2の移動方向と直交する方向
(X軸方向)に移動可能に配置されたX軸ロボットであ
り、粘性流体塗布装置のヘッド部4を保持し、これをX
軸方向に移動させることができる。ヘッド部4には、X
Y面に垂直な上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移動可能
な複数本のディスペンサを備えている。5は保持テーブ
ル1への基板の搬入を行うローダー部、6は搬出を行う
アンローダー部である。
【0003】ヘッド部4においては、図4に示すよう
に、正逆方向に回転するモータ22の駆動力が、タイミ
ングベルト23、タイミングプーリ24を介してカム軸
25を回転させるように構成されている。29(29
a、29b、29c)は3本のディスペンサであり、デ
ィスペンサ切り換え用シリンダ28により任意にその1
つが選択できるように構成され、また各ディスペンサ2
9はそれぞれカム軸25に固定されたディスペンサ上下
動作用のカム26、アーム27を備えている。
【0004】図5に、ディスペンサ29、カム26、及
びアーム27の周辺の概略構成を示す。アーム27は回
転軸27aを中心として回動可能で、カム26との接触
部にカムフォロア27bを、切り換え用シリンダ28と
接触する位置にローラ27cを備えている。27dは一
端がアーム27の上面に固定され、他端が装置の上部の
固定部に固定された押圧ばねである。アーム27の他端
にはストロークシャフト31に締結されたローラガイド
30が直結され、これによりアーム27とディスペンサ
29が結合されている。ディスペンサ29の下端には粘
性流体36が吐出されるノズル40が設けられている。
【0005】選択されていないディスペンサ29に対し
ては、切替用シリンダ28が図5の状態より左方向に前
進した位置にあって、アーム27の下端のローラ27c
を押圧して、図5の状態よりもアーム27がばね27d
の押圧力に抗して軸27aを中心として時計方向に回動
し、ディスペンサ29を塗布を行わない上方位置まで上
昇させ、アーム27のカムフォロア27bとカム26の
接触が外れるように構成されている。
【0006】次に、以上の構成による塗布動作について
説明する。基板がローダー部5から保持テーブル1内に
搬送され、所定の位置に固定された後、モータ22にて
カム26が等速度で回転駆動され、アーム27を介して
ディスペンサ29が下降し、基板近くの所定の下死点位
置に下降し、ディスペンサ29のノズル40先端に吐出
された粘性流体が基板に転写され、塗布が行われる。そ
の後、ディスペンサ29の下降時とは逆方向にモータ2
2、カム26が等速回転駆動され、ディスペンサ29が
設定された上死点位置に戻る。以降、塗布工程ごとに上
記の動作が繰り返され、塗布工程が終了した後、基板の
固定状態が解除され、基板はアンローダー部6を介して
搬出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の粘性流体塗布装置では、上反りした基板に
対して塗布を行うと、ディスペンサ29の下降によりノ
ズル40にて基板が押し下げられ、塗布後のノズル40
の上昇により基板の押し下げが解放されて基板がバウン
ドし、粘性流体36の糸引き、飛び散り等の塗布不良の
発生率が高く、良好な塗布品質、塗布位置精度が確保で
きないという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、基板
に上反りがある場合でも塗布不良の発生率を低減でき、
良好な塗布品質、塗布位置精度が確保できる粘性流体塗
布方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の粘性流体塗布方
法は、上反りした基板に対して上方から基板を押し下げ
て反りを矯正し、矯正された状態で基板を吸着保持し、
ディスペンサの上下方向の動作により粘性流体を基板に
塗布するものであり、基板の上反りに起因した塗布不良
を低減することができる。
【0010】また、本発明の粘性流体塗布装置は、基板
を保持するテーブル部と、基板に対して上下動可能な粘
性流体塗布用ディスペンサを備え、ディスペンサの上下
方向の動作により粘性流体を基板に塗布する粘性流体塗
布装置において、上反りした基板に対して上方から基板
を押し下げて反りを矯正する手段と、基板裏面に装着さ
れた電子部品に接触しないように配置され、基板を矯正
された状態で保持する吸着手段とを設けたものであり、
上記方法を実施してその効果を奏することができる。
【0011】また、吸着手段が、基板の種類及び裏面部
品の位置によって任意の位置に配置できる吸着パッドか
らなると、裏面に部品が配設されている任意の基板につ
いても基板を矯正した状態で保持して上記効果を奏する
ことができる。
【0012】また、吸着手段が、複数の吸引穴を有し、
基板の裏面全面を吸引する吸着ブロックからなると、裏
面に部品が配置されていない基板を矯正した状態で安定
して基板を保持し、上記効果を奏することができる。
【0013】また、吸着ブロックの吸引穴の内の任意の
吸引穴を閉塞可能とすると、穴のある基板に対しても真
空を逃がすことなく確実に保持し、上記効果を奏するこ
とができる。
【0014】また、矯正手段が、基板と接触する位置を
任意に変更可能な押圧シリンダからなると、基板上面に
障害物、クリーム半田印刷部、基板回路構成物がある場
合でも、それらを避けて基板を押圧して矯正することが
でき、上記効果を奏することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の粘性流体塗布装置の第1の実施形態について図1〜図
7を参照しながら説明する。
【0016】粘性流体塗布装置の全体構成を示す図1に
おいて、1は電子回路基板を所定の状態に保持できるよ
うに構成された保持テーブルであり、Y軸ロボット2に
取付けられ、基板を保持して前後方向(Y軸方向)に移
動可能である。3は水平面内でY軸ロボット2の移動方
向と直交する方向(X軸方向)に移動可能に配置された
X軸ロボットであり、粘性流体塗布装置のヘッド部4を
保持し、これをX軸方向に移動させる。ヘッド部4に
は、XY面に垂直な上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移
動可能な複数本のディスペンサを備えている。5は保持
テーブル1への基板の搬入を行うローダー部、6は搬出
を行うアンローダー部である。
【0017】図2に保持テーブル1及びローダー部5、
アンローダー部6の詳細を示す。保持テーブル1の左右
にローダー部5とアンローダー部6が配設されている。
ローダー部5は2本のレール8からなり、それぞれのレ
ール8に基板を運ぶベルト8aが設けられている。アン
ローダー部6は2本のレール9からなり、それぞれのレ
ール9に基板を運ぶベルト9aが設けられている。8
b、9bはそれぞれベルト8a、9aを駆動するモータ
である。
【0018】ローダー部5の先端に設けられたセンサ7
が基板を検出すると、モータ8bが回転してベルト8a
が送られ、基板を保持テーブル1に搬送する。保持テー
ブル1にもレール10が配設されるとともに、同様のベ
ルト11が設けられており、モータ13の作動によりベ
ルト11が回転して基板はさらに搬送され、ストッパ1
2に当たって止まり、ストッパ12下のセンサが基板を
検出後、ある一定時間後にモータ13が停止するように
構成されている。
【0019】その後、基板を固定するため、サポートプ
レート14がその下のシリンダ(図示せず)の動作によ
って上昇し、サポートプレート14上にある複数のサポ
ートピン15によって基板を下方から支持する。サポー
トピン15は容易に任意の位置に配置できるようにサポ
ートプレート14にある複数の穴に差し込んで配置され
ている。上方からは、アッパーレール16が下降して基
板の端部を押さえ、基板が所定の状態で保持される。
【0020】ヘッド部4には、図3に示すように、基板
の上反りの矯正を行うための上反り矯正シリンダ17が
備えられている。上反り矯正シリンダ17の先端にはプ
レート18が取付けられ、プレート18には基板50と
接触する数本のピン19が設けられている。ピン19は
基板50との衝突時の衝撃を吸収できるようにばね20
にて退入可能に所定突出位置に付勢されている。
【0021】上反り矯正シリンダ17は、あらかじめ設
定された基板50上の任意の位置に対向位置するように
Y軸ロボット2とX軸ロボット3の動作によって基板5
0に対して相対移動可能であり、あらゆる種類の基板5
0に対して上反りを矯正できるように構成されている。
そして、上反り矯正シリンダ17が動作すると、先端の
ピン19で基板50が押さえられてその上反りが矯正さ
れる。
【0022】また、基板50の上反りを矯正した状態で
保持するため、基板50を下方から吸着する複数の吸着
パッド21がサポートプレート14上に配設されてい
る。吸着パッド21は、任意の基板50の裏面の電子部
品49の位置に関係なくこれらと干渉しないように、サ
ポートプレート14上の任意の位置に配置できるように
構成されている。
【0023】ヘッド部4は、図4に示すように、後述の
制御部(図6参照)からの制御信号に応じて正逆回転す
るモータ22の駆動力が、タイミングプーリ(図示せ
ず)によってタイミングベルト23を介してタイミング
プーリ24に伝わり、タイミングプーリ24に直結され
たカム軸25を回転させる。モータ22としては、直流
または交流のサーボモータを用いることもできるが、ス
テッピングモータを使用してもよい。モータ22の回転
制御については後述する。
【0024】29はディスペンサであり、例えば大形部
品用、小型部品用、微小部品用の3本のディスペンサ2
9a、29b、29cが設けられている。ノズルの形状
及び寸法が互いに異なっており、装着する部品の形状に
応じてこれら3本のディスペンサ29a、29b、29
cに個別に設けられたディスペンサ切替用シリンダ28
により任意にその1つが選択できるように構成されてい
る。また、3本のディスペンサ29a、29b、29c
は、それぞれカム軸25に固定されたディスペンサ上下
動作用のカム26とアーム27を備えている。
【0025】図5に、ディスペンサ29、カム26、及
びアーム27の周辺の概略構成を示す。アーム27は、
紙面に垂直な回転軸27aを中心として回動可能であ
り、カム26との接触部にローラ状のカムフォロア27
bを備え、さらに切替用シリンダ28と接触する一端位
置にローラ27cを備えている。27dは一端がアーム
27の上面に固定され、他端が装置の上部の固定部に固
定された押圧ばねである。アーム27の他端にはローラ
ガイド30が直結されており、ローラガイド30はディ
スペンサ29のストロークシャフト31に連結され、こ
れによりアーム27とディスペンサ29とが結合されて
いる。
【0026】ストロークシャフト31には、圧縮空気が
通る経路32が形成されており、その下部にはキャップ
33が固定され、キャップ33にはタンクホルダー34
が固定されている。タンクホルダー34は、粘性流体用
のタンク35が脱着できるように前面部が上下に切断さ
れ、その内部にタンク35が収容されている。36は粘
性流体、例えば熱硬化型の接着剤であり、この粘性流体
36の残量が目視できるように、タンク35は樹脂製の
半透明体で構成されている。37は粘性流体を硬化させ
る等の悪影響を及ぼさない樹脂製のフロートであり、外
周にステンレス製のリングが嵌合されている。39はノ
ズルホルダで、ノズル40及びタンク35の先端部38
を保持している。なお、41は粘性流体36の残量を検
出するためのセンサであり、フロート37に嵌合してい
るリングがある一定距離接近すると動作し、警報を発す
るように構成されている。
【0027】選択されていないディスペンサ29に対し
ては、切替用シリンダ28が図5の状態より左方向に前
進した位置にあって、アーム27の下端のローラ27c
を押圧して、図5の状態よりもアーム27がばね27d
の押圧力に抗して軸27aを中心として時計方向に回動
し、ディスペンサ29を塗布を行わない上方位置まで上
昇させ、アーム27のカムフォロア27bとカム26の
接触が外れるように構成されている。
【0028】制御部からディスペンサ29の選択指令が
出力されると、対応するディスペンサ切替用シリンダ2
8が後退し、ばね27dの押圧力によりアーム27が軸
27aを中心として反時計方向に回動してアーム27の
カムフォロア27bが対応するカム26に接触する。こ
のとき、ディスペンサ29は、アーム27の反時計方向
の回動に伴って待機位置よりも多少引き下げられた高さ
に位置する。
【0029】この状態で、モータ22からの駆動力によ
りカム軸25を介してカム26が回動すると、アーム2
7のカムフォロア27bがカム26のカム面上を追従
し、そのカム形状に応じて対応するアーム27が回転軸
27aを中心として回動し、対応するディスペンサ29
が上下動作する。
【0030】図6にカム26を回転させるモータ22の
回転制御を行う制御部の概略構成を示す。43はモータ
22の駆動部、44は駆動部43に制御信号を出力する
制御手段、45は制御手段44にモータ22の制御条件
を設定入力するための選択入力部である。また、選択入
力部45は、上反り矯正シリンダ17が基板50に対し
て接触する位置を任意に設定できるように構成されてい
る。
【0031】制御手段44は、一般的な情報処理機能の
他に、制御条件記録用のメモリ、設定入力を制御条件に
変換するための制御条件作成手段(プログラム)、記憶
されている制御条件とモータ22に結合されたエンコー
ダからの回転位置・回転速度・回転加速度信号とから制
御信号を発生する手段を備えている。制御手段44は、
上昇、下降速度、加速度の組合せを、例えば高速、中
速、低速など、数種類設定しておき、上昇、下降速度、
加速度などの動作パターンをその中から選択できるよう
に構成されている。選択されたパターンは上記メモリに
記憶するように構成されている。なお、上記ディスペン
サ29の選択機能もこの制御部に備えてもよい。
【0032】次に、以上の構成による塗布動作について
説明する。先ず、基板の搬送、固定工程であるが、ロー
ダー部5の先端にあるセンサ7が基板を検出すると、モ
ータ8bが回転してベルト8aが回動し、基板が保持テ
ーブル1内に搬送される。保持テーブル1内に送られた
基板は、モータ13の動作により回転するベルト11に
よってさらに搬送され、ストッパ12に当たって止ま
り、ストッパ12の下にあるセンサ(図示せず)が基板
を検出してから、ある一定時間後にモータ13が停止す
る。その後、基板を固定するため、サポートプレート1
4がシリンダの動作によって上昇し、サポートプレート
14上にあるサポートピン15によって基板を下方から
支持する。上方からはアッパーレール16が基板の端部
を押さえつける。基板はサポートピン15とアッパーレ
ール16に上下から挟まれ、所定の位置に固定される。
【0033】次に、上反りを矯正するため、上反り矯正
シリンダ17をあらかじめ設定した基板50上の任意の
位置までY軸ロボット2、X軸ロボット3の動作により
移動させ、その後上反り矯正シリンダ17の動作により
先端のピン19を基板50に押さえつけて上反りを矯正
する。上反りを矯正した状態を保持するため、基板50
の下方から吸着パッド21により基板50を吸着する。
吸着後、上反り矯正シリンダ17の復帰動作によりピン
19による基板50の押さえ込みを解除し、塗布工程に
移る。
【0034】塗布工程に先立ち、選択入力部45から数
種類設定されている動作パターンの中から任意の1つを
選択し、ディスペンサ29の上下死点の各高さを入力
し、制御手段44のメモリに記憶しておく。これらの制
御条件は塗布する粘性流体の特性に応じて決定される。
【0035】図7に、塗布工程におけるディスペンサ2
9の高さHと時間tとの関係を示す。カム26は当初θ
0 の角度位置にあり、ディスペンサ29は上死点位置
(H=H0 )にあるものとする。配管42(図4参照)
を通して経路32よりタンク35内に圧縮空気が供給さ
れ、フロート37が押圧されて粘性流体36が押され、
タンク先端部38を通ってノズルホルダ39に保持され
ているノズル40より粘性流体36が吐出され、ノズル
40先端に溜めておく。
【0036】ディスペンサ29の下降段階では、t=t
0 で制御手段44からの制御によりモータ22がカム2
6を等速度で回転駆動すると、ディスペンサ29は設定
された所定の速度Vで下降し、基板近くの所定の高さH
1 の下死点位置に下降したとき(t=t1 )、モータ2
2の回転とディスペンサ29の下降が停止される。下降
動作前にノズル40先端に吐出しておいて粘性流体36
はディスペンサ29が下死点位置に下降したとき、基板
に転写され、塗布が行われる。
【0037】その後、ディスペンサ29の下降時とは逆
方向にモータ22、カム26が等速回転駆動され、ディ
スペンサ29が設定された所定の速度Vで上昇し、カム
26は元の角度位置θ0 まで回転して停止し、ディスペ
ンサ29は上死点位置高さH 0 に戻る(t=t2 )。以
降、塗布工程ごとに上記の動作が繰り返される。
【0038】塗布工程終了後、サポートプレート14下
のシリンダの動作によりサポートプレート14は下降
し、基板は固定状態から開放される。その後モータ13
の回転によりレール10上の基板はアンローダー部6に
移動し、モータ9bの動作によって回転するベルト9a
で搬出される。
【0039】(第2の実施形態)本実施形態において
は、上記第1の実施形態におけるサポートプレート14
上に、図8に示すような吸着ブロック46を配置し、吸
着ブロック46に設けられた複数の吸引穴47にて基板
の裏面全面を吸着するように構成している。
【0040】このように構成することにより、基板をそ
の上反りを矯正した状態で保持するとともに、吸着ブロ
ック46で基板を支持するので、サポートピン15によ
る支持よりも基板を確実に固定でき、基板の上反りに起
因した塗布不良の発生率を低減することができる。
【0041】(第3の実施形態)本実施形態において
は、上記第2の実施形態における吸着ブロック46の吸
引穴47にタップを形成し、任意の吸引穴47に頭部の
ないボルトを螺合して塞げるように構成している。
【0042】このように構成することにより、穴のある
基板も真空を逃がさずに吸着することができ、あらゆる
種類の基板に対して、上反りに起因した塗布不良の発生
率を低減させることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の粘性流体塗布方法及び装置によ
れば、以上のように上反りした基板に対して上方から基
板を押し下げて反りを矯正し、矯正された状態で基板を
吸着保持し、ディスペンサの上下方向の動作により粘性
流体を基板に塗布することにより、基板の上反りに起因
した塗布不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の粘性流体塗布装置の
全体概略構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態におけるY軸テーブル、ローダー部
及びアンローダー部の構成を示す斜視図である。
【図3】同実施形態における基板上反り矯正手段の概略
構成を示す正面図である。
【図4】同実施形態におけるヘッド部の構成を示す斜視
図である。
【図5】同実施形態におけるディスペンサの昇降機構の
概略構成を示す縦断側面図である。
【図6】同実施形態における制御部の構成図である。
【図7】同実施形態におけるカム及びディスペンサの動
作説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の粘性流体塗布装置に
おけるサポートプレート及び吸着ブロックを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 保持テーブル 2 Y軸ロボット 3 X軸ロボット 4 ヘッド部 14 サポートプレート 15 サポートピン 16 アッパーレール 17 上反り矯正シリンダ 21 吸着パッド 29 ディスペンサ 46 吸着ブロック 47 吸引穴 49 電子部品 50 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中逵 八郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 俊二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 稲葉 譲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC71 AC86 DA06 DC21 EA31 4F041 AA05 BA04 4F042 AA06 DF09 DF34 5F031 CA04 GA51 HA13 HA14 LA07 LA15 MA26 PA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上反りした基板に対して上方から基板を
    押し下げて反りを矯正し、矯正された状態で基板を吸着
    保持し、ディスペンサの上下方向の動作により粘性流体
    を基板に塗布することを特徴とする粘性流体塗布方法。
  2. 【請求項2】 基板を保持するテーブル部と、基板に対
    して上下動可能な粘性流体塗布用ディスペンサを備え、
    ディスペンサの上下方向の動作により粘性流体を基板に
    塗布する粘性流体塗布装置において、上反りした基板に
    対して上方から基板を押し下げて反りを矯正する手段
    と、基板裏面に装着された電子部品に接触しないように
    配置され、基板を矯正された状態で保持する吸着手段と
    を設けたことを特徴とする粘性流体塗布装置。
  3. 【請求項3】 吸着手段が、基板の種類及び裏面部品の
    位置によって任意の位置に配置できる吸着パッドからな
    ることを特徴とする請求項2記載の粘性流体塗布装置。
  4. 【請求項4】 吸着手段が、複数の吸引穴を有し、基板
    の裏面全面を吸引する吸着ブロックからなることを特徴
    とする請求項2記載の粘性流体塗布装置。
  5. 【請求項5】 吸着ブロックの吸引穴の内の任意の吸引
    穴を閉塞可能としたことを特徴とする請求項4記載の粘
    性流体塗布装置。
  6. 【請求項6】 矯正手段が、基板と接触する位置を任意
    に変更可能な押圧シリンダからなることを特徴とする請
    求項2〜5の何れかに記載の粘性流体塗布装置。
JP11976399A 1999-04-27 1999-04-27 粘性流体塗布方法及び装置 Pending JP2000308845A (ja)

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