JP2000307775A - 画像読取装置および画像形成システム - Google Patents

画像読取装置および画像形成システム

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JP2000307775A
JP2000307775A JP11107735A JP10773599A JP2000307775A JP 2000307775 A JP2000307775 A JP 2000307775A JP 11107735 A JP11107735 A JP 11107735A JP 10773599 A JP10773599 A JP 10773599A JP 2000307775 A JP2000307775 A JP 2000307775A
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JP11107735A
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Satoru Takashima
悟 高島
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で、各動作条件の設定情報を纏め
た設定パターンの選択及び設定を簡単に行なうことがで
きる画像読取装置を得る。 【解決手段】 原稿の画像を光学的に読み取って読取画
像データを得る際に、光学的読取部を動作させるために
動作条件の設定情報Dを設定条件記憶手段に設定する場
合には、動作条件の設定情報Dを光学的読取可能な状態
Cで予め記録した原稿Pを光学的に読み取り、その読取
りによって得たその設定情報Dを示す設定データを設定
条件記憶手段に動作条件の設定情報Dとして設定する。
これにより、動作条件の設定情報Dを光学的読取可能な
状態Cで予め記録した原稿Pを光学的に読み取るだけで
設定条件記憶手段に光学的読取部の動作条件の設定情報
Dが設定されるので、安価な構成で、光学的読取部の各
読取動作条件の設定情報Dを纏めた設定パターンの選択
及び設定を簡単に実行することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿に記された画
像を読み取る複写機の画像読取部やイメージスキャナ等
の画像読取装置、及びこの画像読取装置を備える複写機
やファクシミリ装置等の画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置は、原稿に
記された画像を読み取る際において、読取画像の精細さ
を指定する“解像度”、白黒やカラー等での読取を指定
する“イメージモード”、1画素当たりのドット数を指
定する画素構成である“dot/pix”、読取開始位
置を指定する“読取開始位置”、原稿の読取範囲の大き
さを指定する“読取範囲”等の読取動作条件に係る設定
情報を予め設定する必要がある。これらの読取動作条件
の設定情報は、例えば画像読取装置がイメージスキャナ
である場合には、そのイメージスキャナに接続されたパ
ーソナルコンピュータに組み込まれたコントロールソフ
トウェアによって設定されることが多い。また、例えば
画像読取装置が複写機の画像読取部である場合には、そ
の複写機に設けられる操作パネルのタッチパネル表示部
等によって読取動作条件の設定情報が設定されることが
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、イメ
ージスキャナをLAN等のネットワーク上に設け、その
イメージスキャナを複数のパーソナルコンピュータで共
有するケースが増加している。このような場合には、イ
メージスキャナと所定のパーソナルコンピュータとが離
れた場所に設置されることが多い。そのため、このよう
にイメージスキャナと所定のパーソナルコンピュータと
が離れた場所に設置される場合、操作者は、所定のパー
ソナルコンピュータに組み込まれたコントロールソフト
ウェアで読取動作条件の設定情報を設定した後に離れた
位置にあるイメージスキャナに移動して原稿をセットし
て再び所定のパーソナルコンピュータに移動して画像の
読み取りを開始させるか、あるいは、イメージスキャナ
に原稿をセットした後に離れた位置にある所定のパーソ
ナルコンピュータに移動し、そのパーソナルコンピュー
タに組み込まれたコントロールソフトウェアで読取動作
条件の設定情報を設定してから画像の読み取りを開始さ
せなければならないため、操作が煩雑になるという問題
がある。この場合、イメージスキャナにおける画像の読
み取りの開始の操作については、イメージスキャナに画
像の読み取りの開始を宣言する開始ボタンを設けるだけ
で解決する。しかしながら、イメージスキャナから離れ
た位置にある所定のパーソナルコンピュータに組み込ま
れたコントロールソフトウェアで読取動作条件の設定情
報を設定しなければならないことには変わりはない。
【0004】一方、操作パネルを設けるとともにコント
ロールソフトウェアを組み込んで読取動作条件の設定情
報を設定することができるようにした複写機やイメージ
スキャナをネットワーク上に設けた場合には、操作者は
その複写機等が設置された場所で操作パネルを操作する
ことで読取動作条件の設定情報を設定することができる
とともに画像の読み取りを開始することができる。とこ
ろが、近年、操作者が設定する必要のある読取動作条件
の項目数は技術の進歩や使い勝手の向上等により増大し
ている。これにより、LCD等の液晶表示装置を利用し
たタッチパネル表示部を備えた操作パネルにおいてはそ
の大きさに限りがあるために、読取動作条件の層や設定
メニューの層を深くしなければならず、読取動作条件の
設定情報の設定操作が煩雑になるという問題がある。
【0005】また、以上のようにして設定された読取動
作条件の設定情報を各読取動作条件毎に纏めてパターン
化して例えば不揮発性メモリ等の記憶装置に記憶させて
おき、原稿に記された画像を読み取る際に所定の設定パ
ターンの読取動作条件の設定情報を呼び出すことも可能
であるが、特に低価格で提供されるイメージスキャナ等
においては、操作パネルと併せて不揮発性メモリも設け
なければならず、製造コストが高くなってしまうという
問題もある。また、記憶装置の容量にも限界がある。
【0006】本発明の目的は、安価な構成で、各動作条
件の設定情報を纏めた設定パターンの選択及び設定を簡
単に行なうことができる画像読取装置を得ることであ
る。
【0007】本発明の目的は、記憶装置の容量等の制限
を受けることなく、画像読取装置の読取動作条件の設定
情報を纏めた設定パターンを数多く設定することができ
る画像形成システムを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿に対して光を照射し、その原稿から
の反射光を受光する光学的読取部と、この光学的読取部
の動作条件の設定情報を記憶する設定条件記憶手段と、
前記原稿の画像の読取を宣言する画像読取宣言手段と、
この画像読取宣言手段により前記原稿の画像の読取が宣
言された場合、前記設定条件記憶手段に記憶された動作
条件の設定情報に基づいて前記光学的読取部を動作さ
せ、前記原稿の画像を光学的に読み取って読取画像デー
タを得る画像読取手段と、前記設定条件記憶手段に記憶
された動作条件の設定情報の変更を宣言する設定変更宣
言手段と、この設定変更宣言手段により動作条件の設定
情報の変更が宣言された場合、前記光学的読取部を動作
させ、前記原稿に光学的読取可能な状態で予め記録され
ている動作条件の設定情報を光学的に読み取ってその設
定情報を示す設定データを得る設定情報読取手段と、こ
の設定情報読取手段によって得た動作条件の設定情報を
示す設定データを前記設定条件記憶手段に動作条件の設
定情報として記憶する設定条件変更手段と、を備える。
【0009】したがって、画像読取手段により原稿の画
像を光学的に読み取って読取画像データを得る際に、光
学的読取部を動作させるために設定条件記憶手段に動作
条件の設定情報を設定する場合には、設定変更宣言手段
によって設定条件記憶手段に記憶された動作条件の設定
情報の変更を宣言した後、動作条件の設定情報を光学的
読取可能な状態で予め記録した原稿を光学的に読み取っ
て得たその設定情報を示す設定データが、設定条件記憶
手段に動作条件の設定情報として設定される。これによ
り、動作条件の設定情報を光学的読取可能な状態で予め
記録した原稿を光学的に読み取るだけで設定条件記憶手
段に光学的読取部の動作条件の設定情報が設定されるの
で、各動作条件の設定情報を纏めた設定パターンを数多
く記憶するために特別に表示装置や記憶装置等を備える
ことなく、光学的読取部の各読取動作条件の設定情報を
纏めた設定パターンの選択及び設定が簡単に実行され
る。
【0010】請求項2記載の発明の画像形成システム
は、請求項1記載の画像読取装置と、この画像読取装置
に設けられる前記光学的読取部の動作条件の設定情報を
設定する条件設定手段と、この条件設定手段により設定
された前記光学的読取部の動作条件の設定情報を光学的
読取可能な状態に出力して印刷する画像形成装置と、を
備える。
【0011】したがって、条件設定手段により設定され
た請求項1記載の画像読取装置に設けられる光学的読取
部の動作条件の設定情報が、画像形成装置によって光学
的読取可能な状態で出力されて印刷されることにより、
記憶装置の容量等の制限を受けることなく、画像読取装
置の各動作条件の設定情報を纏めた設定パターンを数多
く設定することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、画像
読取装置として原稿固定型読取方式のイメージスキャナ
を適用したものである。このイメージスキャナは、例え
ばパーソナルコンピュータに接続されて使用されるもの
である。
【0013】図1は、イメージスキャナ1の内部構造を
概略的に示す縦断側面図である。図1に示すように、イ
メージスキャナ1には、原稿(図示せず)を載置するコ
ンタクトガラスGが設けられている。このコンタクトガ
ラスG上には、白色の原稿圧板2が開閉自在に設けられ
ている。また、コンタクトガラスGに下方から対向する
位置には、反射ミラー3と照明ランプ4とが搭載された
第一キャリッジ5が副走査方向Aに移動自在に設けられ
ている。第一キャリッジ5の反射光路には、2個の反射
ミラー6により光路を折り返す第二キャリッジ7が副走
査方向Aに移動自在に設けられている。さらに、この第
二キャリッジ7の反射光路には、結像レンズ8を介して
SBU(Sensor Board Unit )9にライン状に実装された
CCD(Charge Coupled Device )10が設けられてい
る。これらの第一キャリッジ5と第二キャリッジ7と結
像レンズ8とSBU9とCCD10とにより光学的読取
部11が形成されている。
【0014】第一キャリッジ5と第二キャリッジ7とに
は、ステッピングモータによるキャリッジモータMがプ
ーリやワイヤなどにより連結されており、2対1の速度
で同一の副走査方向Aに移動自在とされている。
【0015】また、イメージスキャナ1の装置外面に
は、操作パネル12が設けられている。ここで、図2は
操作パネル12を示す平面図である。操作パネル12
は、後述する設定条件記憶テーブルに記憶される光学的
読取部11の読取動作条件の設定情報の変更を宣言する
設定変更宣言手段として機能する読取条件入力ボタン1
3a、コンタクトガラスGに載置された原稿の読取走査
の開始を宣言する画像読取宣言手段として機能する画像
読取開始ボタン13bを配列した外観構造を有してい
る。
【0016】さらに、イメージスキャナ1の内部下方に
は、各部を電気的に制御するマイコン14(図3参照)
を備えた基板である読取制御部15が内蔵されている。
ここで、イメージスキャナ1に内蔵された各部の電気的
接続について図3に基づいて説明する。読取制御部15
のマイコン14は、各部を集中的に制御するCPU16
に、アドレスバス、データバス等のバスライン17を介
して、制御プログラム等の固定的データを予め格納する
ROM18と、光学的読取部11の読取動作条件の設定
情報を記憶する設定条件記憶手段として機能する設定条
件記憶テーブル(図示せず)等を有して各種データを書
き換え自在に格納するRAM19とが接続されて構成さ
れている。RAM19は、各種データを書き換え自在に
格納する機能を利用して、ワークエリアや画像メモリ等
の機能を果たす。
【0017】また、読取制御部15にはメイン制御部2
0がシリアル通信回路21を介して接続されている。
【0018】さらに、メイン制御部20には操作パネル
12がシリアル通信回路22を介して接続されており、
操作されたボタンに応じた信号をメイン制御部20に入
力する。
【0019】ROM18には、制御プログラムの他に、
光学的読取部11の読取動作条件の設定情報の初期設定
値が格納されている。ここで、光学的読取部11の読取
動作条件としては、例えば、読取画像の精細さを指定す
る“解像度”、白黒やカラー等での読取を指定する“イ
メージモード”、1ドット当たりの画素数を指定する画
素構成である“dot/pix”、読取開始位置を指定
する“読取開始位置”、原稿の読取範囲の大きさを指定
する“読取範囲”等が挙げられる。なお、光学的読取部
11の読取動作条件は、ここで挙げたものには限られな
い。
【0020】次に、読取条件設定用紙Pについて図4を
参照して説明する。図4に示すように、読取条件設定用
紙Pは、コードシンボルである二次元コードCが所定位
置に予め印刷されている。この二次元コードCは、各読
取動作条件の設定情報を設定データとしてコード化した
ものである。つまり、二次元コードCが、光学的読取可
能な状態で予め記録されている動作条件の設定情報とし
て機能することになる。また、読取条件設定用紙Pに
は、二次元コードCの他、その二次元コードCに記憶さ
れている設定データである各読取動作条件の設定情報D
と、この読取条件設定用紙Pの設定パターン名称Tと、
設定者名Uとが併せて印刷されているので、設定内容の
確認が容易になっている。
【0021】この読取条件設定用紙Pに印刷される二次
元コードC、設定情報D、設定パターン名称T、設定者
名Uは、例えばイメージスキャナ1が接続されるパーソ
ナルコンピュータにおいて設定される。パーソナルコン
ピュータには、読取動作条件の設定情報を設定するため
のコントロールソフトウェアが組み込まれており、その
コントロールソフトウェアの動作に従って各読取動作条
件の設定情報を設定することができる。このようにして
設定された各読取動作条件の設定情報は、一纏めにパタ
ーン化されることになる。このようなコントロールソフ
トウェアは、各読取動作条件の設定情報を設定データと
して二次元コードCにコード化する機能を有しており、
設定終了後には、例えばパーソナルコンピュータに接続
されたプリンタに対して印刷データを出力することによ
り、所定の設定パターンに纏められた読取動作条件の設
定情報を設定データとしてコード化した二次元コードC
を有する読取条件設定用紙Pを作成することができる。
なお、この場合に印刷に供される印刷用紙は、使用する
プリンタの機能にもよるが、一般的に利用されている普
通紙でかまわない。
【0022】なお、コードシンボルとして二次元コード
を適用したが、これに限るものではなく、バーコードや
OCRコード等の光学的に読取可能なものであれば良
い。
【0023】イメージスキャナ1が起動されると、RO
M18に格納された各読取動作条件の設定情報の初期設
定値がRAM19の設定条件記憶テーブルに書き込まれ
るとともにROM18に格納された制御プログラムがR
AM19に書き込まれて、マイコン14による各部の駆
動制御が可能な状態となる。マイコン14によって駆動
制御される各部を次に説明する。
【0024】マイコン14は、照明ランプ4の出力制御
を照明ランプ制御回路23を介して実行し、ステッピン
グモータ構成のキャリッジモータMのタイミング制御を
モータドライバ24を介して実行する。
【0025】さらに、CCD10と、CCD10に入力
された原稿の読取画像の反射光像を光電変換してアナロ
グ信号として出力するSBU9と、SBU9から出力さ
れたアナログ信号をデジタル化するA/D変換器25、
A/D変換器25の出力に対して解像度変換処理を行な
う解像度変換回路26、解像度変換回路26の出力に対
してシェーディング補正処理を行なうシェーディング補
正回路27、シェーディング補正回路27の出力に対し
て画質改善処理を行なう画質改善回路28、画質改善回
路28の出力に対して2値化処理を行なう2値化回路2
9によって構成される画像処理部30とが、バスライン
17を介してマイコン14に制御される。
【0026】また、読取制御部15にはSCSI等のI
/F31が設けられている。このI/F31は、バスラ
イン17を介してマイコン14によって駆動制御され、
画像処理部30で生成された読取画像データをパーソナ
ルコンピュータ等の外部機器(図示せず)に出力する。
【0027】ここで、ROM18に格納された制御プロ
グラムがマイコン14に実行させる機能について説明す
る。起動後のイメージスキャナ1では、操作パネル12
に設けられたボタンの操作に応じて制御モードが選択さ
れる。例えば読取条件入力ボタン13aが操作された場
合、本実施の形態の特長である読取条件自動入力モード
が設定される。ここでは、画像読取開始ボタン13bが
操作された場合の画像読取モードの処理については従来
のイメージスキャナによって行なわれる処理と同様であ
るのでその説明を省略し、本実施の形態の特長である読
取条件自動入力モードにおける読取条件自動入力処理に
ついて以下に説明する。
【0028】ここで、図5は、読取条件自動入力処理の
流れを概略的に示すフローチャートである。読取条件自
動入力処理の実行は、操作者が、複数種類の読取条件設
定用紙の中から所望の読取条件設定用紙Pを選択した
後、その選択した読取条件設定用紙Pをコンタクトガラ
スG上に所定の方向を向けて載置して原稿圧板2を閉止
状態にし、読取条件入力ボタン13aを操作することが
条件とされる。
【0029】まず、ステップS1において、読取条件設
定用紙PがコンタクトガラスG上に載置されていること
を前提として、読取条件入力ボタン13aの操作があっ
たと判断されるまで待機する。読取条件入力ボタン13
aの操作があったと判断された場合(ステップS1の
Y)、ステップS2において、画像読取処理が実行され
る。
【0030】ここで、画像読取処理について説明する。
まず、2個のキャリッジ5,7が副走査方向Aに移動す
るとともに、照明ランプ4がコンタクトガラスGに載置
された読取条件設定用紙Pを照射することによって、読
取条件設定用紙Pの読取画像の反射光像がCCD10を
介してSBU9に入力される。SBU9に入力された反
射光像は光電変換されてアナログ信号として出力され
る。その後、このアナログ信号は、画像処理部30に出
力されて読取画像データとして生成される。なお、ステ
ップS2における画像読取処理の画像読取範囲は、読取
条件設定用紙Pの二次元コードCの部分に限られる。つ
まり、生成された読取画像データは、二次元コードCに
コード化されて記憶されている各読取動作条件の設定情
報である設定データである。ここに、設定情報読取手段
の機能が実行される。
【0031】続くステップS3においては、読み取られ
た設定データが適正な設定データか否かが判断される。
読み取られた設定データが適正な設定データであると判
断された場合には(ステップS3のY)、ステップS4
に進む。
【0032】ステップS4においては、読み取られた設
定データをRAM19の設定条件記憶テーブルに書き込
む。これにより、読取条件設定用紙Pに印刷されている
各読取動作条件の設定情報Dと同様の設定データが、R
AM19の設定条件記憶テーブルに書き込まれて記憶さ
れることになる。ここに、設定条件変更手段の機能が実
行される。
【0033】一方、読み取られた設定データが適正な設
定データであると判断されない場合には(ステップS3
のN)、エラー処理として、ブザー(図示せず)等を鳴
らすことによって適正な設定データでないことを報知す
る(ステップS5)。
【0034】このようにしてRAM19の設定条件記憶
テーブルに設定された各読取動作条件の設定情報は、画
像を読み取るための原稿(図示せず)をコンタクトガラ
スG上に載置して原稿圧板2を閉止状態にして画像読取
開始ボタン13bを操作した場合に実行される画像読取
処理において利用される。より詳細には、画像読取開始
ボタン13bが操作されると、設定条件記憶テーブルの
各読取動作条件の設定情報に基づいて各部が制御され、
画像読取処理が実行される。各部の制御としては、例え
ば、読取動作条件の“読取開始位置”や“読取範囲”の
設定情報に従った照明ランプ制御回路23を介した照明
ランプ4の出力の制御やモータドライバ24を介したキ
ャリッジモータMの駆動タイミングの制御、読取動作条
件の“解像度”の設定情報に従ったCCD10の読取走
査制御等が挙げられる。ここに、画像読取手段の機能が
実行される。
【0035】ここに、原稿の画像を光学的に読み取って
読取画像データを得る際に、光学的読取部11を動作さ
せるためにRAM19の設定条件記憶テーブルに読取動
作条件の設定情報を設定する場合には、読取条件入力ボ
タン13aを操作することによってRAM19の設定条
件記憶テーブルに記憶された読取動作条件の設定情報の
変更を宣言した後、読取条件設定用紙Pの二次元コード
Cを光学的読取部11の動作によって光学的に読み取っ
て得たその読取動作条件の設定情報である設定データ
が、RAM19の設定条件記憶テーブルに読取動作条件
の設定情報として設定される。これにより、読取条件設
定用紙Pの二次元コードCを光学的に読み取るだけでR
AM19の設定条件記憶テーブルに光学的読取部11の
読取動作条件の設定情報が設定されることになる。
【0036】なお、本実施の形態においては、画像読取
装置としてパーソナルコンピュータに接続されて利用さ
れる原稿固定型読取方式のイメージスキャナ1を適用し
たが、これに限るものではなく、原稿移動型読取方式の
イメージスキャナや画像形成システムである複写機のス
キャナ部等に適用したものであっても良い。
【0037】次に、本発明の第二の実施の形態を図6に
基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成システム
として複写機を適用したものであって、この複写機のス
キャナ部には第一の実施の形態のイメージスキャナ1が
適用されている。なお、前述した第一の実施の形態で示
した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省
略する。
【0038】ここで、図6は複写機の操作パネル40を
示す平面図である。図6に示すように、この複写機の操
作パネル40には、置数キー41、スタートキー42、
タッチパネル表示部43等とともに、読取条件入力ボタ
ン13aが備えられている。操作者は、このような操作
パネル40のタッチパネル表示部43に組み込まれた光
学的読取部11の読取動作条件の設定情報を設定するた
めのコントロールソフトウェアの設定メニューに従って
操作することにより、光学的読取部11の各読取動作条
件の設定情報を設定することができる。ここに、条件設
定手段が実現されている。このようにして設定された各
読取動作条件の設定情報は、一纏めにパターン化される
ことになる。このようなコントロールソフトウェアは、
各読取動作条件の設定情報を示す設定データを二次元コ
ードCにコード化する機能を有している。また、複写機
には、画像形成装置であるプリンタ部(図示せず)も備
えられているので、所定の設定パターンに纏められた読
取動作条件の設定情報を示す設定データをコード化した
二次元コードCを有する読取条件設定用紙Pを印刷する
ことも可能になっている。つまり、本実施の形態の複写
機は、記憶装置の容量等の制限を受けることなく、イメ
ージスキャナ1に設けられる光学的読取部11の読取動
作条件の設定情報を纏めた設定パターンを数多く設定す
ることが可能になっている。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、画像読取手段により原稿の画像を光学的に読み取
って読取画像データを得る際に、光学的読取部を動作さ
せるために動作条件の設定情報を設定条件記憶手段に設
定する場合には、設定変更宣言手段によって設定条件記
憶手段に記憶された動作条件の設定情報の変更を宣言し
た後に動作条件の設定情報を光学的読取可能な状態で予
め記録した原稿を光学的に読み取り、その読取りによっ
て得たその設定情報を示す設定データを設定条件記憶手
段に動作条件の設定情報として設定することにより、動
作条件の設定情報を光学的読取可能な状態で予め記録し
た原稿を光学的に読み取るだけで設定条件記憶手段に光
学的読取部の動作条件の設定情報を設定することができ
るので、各動作条件の設定情報を纏めた設定パターンを
数多く記憶するために特別に表示装置や記憶装置等を備
えることなく、安価な構成で、光学的読取部の各読取動
作条件の設定情報を纏めた設定パターンの選択及び設定
を簡単に実行することができる。
【0040】請求項2記載の発明の画像形成システムに
よれば、条件設定手段により設定された請求項1記載の
画像読取装置に設けられる光学的読取部の動作条件の設
定情報を画像形成装置によって光学的読取可能な状態に
出力して印刷することにより、記憶装置の容量等の制限
を受けることなく、画像読取装置の各動作条件の設定情
報を纏めた設定パターンを数多く設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のイメージスキャナ
の内部構造を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】操作パネルを示す平面図である。
【図3】イメージスキャナに内蔵された各部の電気的接
続を示すブロック図である。
【図4】読取条件設定用紙の一例を示す平面図である。
【図5】読取条件自動入力処理の流れを概略的に示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施の形態の複写機の操作パネ
ルを示す平面図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 11 光学的読取部 13a 設定変更宣言手段 13b 画像読取宣言手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に対して光を照射し、その原稿から
    の反射光を受光する光学的読取部と、 この光学的読取部の動作条件の設定情報を記憶する設定
    条件記憶手段と、 前記原稿の画像の読取を宣言する画像読取宣言手段と、 この画像読取宣言手段により前記原稿の画像の読取が宣
    言された場合、前記設定条件記憶手段に記憶された動作
    条件の設定情報に基づいて前記光学的読取部を動作さ
    せ、前記原稿の画像を光学的に読み取って読取画像デー
    タを得る画像読取手段と、 前記設定条件記憶手段に記憶された動作条件の設定情報
    の変更を宣言する設定変更宣言手段と、 この設定変更宣言手段により動作条件の設定情報の変更
    が宣言された場合、前記光学的読取部を動作させ、前記
    原稿に光学的読取可能な状態で予め記録されている動作
    条件の設定情報を光学的に読み取ってその設定情報を示
    す設定データを得る設定情報読取手段と、 この設定情報読取手段によって得た動作条件の設定情報
    を示す設定データを前記設定条件記憶手段に動作条件の
    設定情報として記憶する設定条件変更手段と、を備える
    画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置と、 この画像読取装置に設けられる前記光学的読取部の動作
    条件の設定情報を設定する条件設定手段と、 この条件設定手段により設定された前記光学的読取部の
    動作条件の設定情報を光学的読取可能な状態に出力して
    印刷する画像形成装置と、を備える画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006254172A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015106895A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 キヤノン株式会社 画像読取制御装置、画像読取装置、及び画像読取制御方法

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