JP2000307313A - 電力分配合成器 - Google Patents

電力分配合成器

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JP2000307313A
JP2000307313A JP11109628A JP10962899A JP2000307313A JP 2000307313 A JP2000307313 A JP 2000307313A JP 11109628 A JP11109628 A JP 11109628A JP 10962899 A JP10962899 A JP 10962899A JP 2000307313 A JP2000307313 A JP 2000307313A
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combiner
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terminal
power
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JP11109628A
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Yukihiro Tawara
志浩 田原
Hidemasa Ohashi
英征 大橋
Moriyasu Miyazaki
守▲泰▼ 宮▲崎▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports
    • H01P5/16Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port

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  • Amplifiers (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、アイソレーション抵抗として薄膜抵抗
などを用いる場合には、分配端子間のアイソレーション
が劣化するという課題があった。 【解決手段】 入力端子1と、2つの分配端子2と、前
記入力端子及び前記分配端子の間をそれぞれ接続する設
定波長の1/4、または設定波長の1/4と半波長の整
数倍の線路長を有する2つの分岐線路3と、前記分配端
子間に接続されたアイソレーション抵抗5とを備えた電
力分配合成器において、前記分配端子及び前記分岐線路
の間に挿入された伝送線路4をさらに備えた。 【効果】 使用する高周波信号の波長に比べて無視でき
ない長さを有するアイソレーション抵抗を用いても、分
配端子間のアイソレーションを確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてマイク
ロ波帯およびミリ波帯高周波信号を分配または合成する
電力分配合成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力分配合成器について図面を参
照しながら説明する。図11は、例えば「R. E. Collin
による"Foundations for Microwave Engineering Secon
d Edition" Mc-GRAW-HILL INTERNATIONAL EDITIONS Ele
ctrical Engineering Series,p 445, Mc-GRAW-HILL In
c., 1992年」に示された従来の電力分配合成器の回路構
成を示す図である。
【0003】図11において、10は入力線路、2は分
配端子、3は一端が入力線路10と分岐部31において
接続され、他端が分配端子2と接続された1/4波長の
電気長を有する分岐線路、5は分配端子2間に接続され
たアイソレーション抵抗、21は分配端子2に接続され
た負荷インピーダンスである。
【0004】つぎに、前述した従来の電力分配合成器の
動作について図面を参照しながら説明する。図12は、
従来の電力分配合成器の動作を示す図である。
【0005】入力線路10に入力された高周波信号は、
分岐部31において分岐線路3に分配される。分配端子
2には同相、等振幅の信号が流れるため等電位となり、
アイソレーション抵抗5には電流が流れない。
【0006】このとき、分岐線路3が1/4波長インピ
ーダンス変成器として働くことにより、入力線路10か
ら分配端子2側を見たインピーダンスは、入力線路10
の特性インピーダンスに等しくなり、高周波信号は反射
を生じることなく分配される。
【0007】一方、分配端子2に高周波信号を入力した
場合には、分岐部31において合成され、入力線路10
に出力される。
【0008】また、分配端子2間に電位差がある場合で
も、図12に示すように、一方の分配端子2から分岐線
路3を流れる高周波信号A(1/4+1/4=1/2波
長遅れ)と、アイソレーション抵抗5に流れる高周波信
号B(遅れ無し)とが、他方の分配端子2において逆
相、等振幅となるため打ち消しあい、結果としてアイソ
レーション抵抗5に電流が流れて吸収され、分配端子2
間のアイソレーションは確保される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ウィルキンソン形電力分配合成器では、分配端子2間の
アイソレーションを確保するためには、アイソレーショ
ン抵抗5の通過位相がゼロ(零)である必要があった。
しかし、アイソレーション抵抗5として薄膜抵抗などを
用いる場合には、高周波信号の波長に比べて抵抗の長さ
が無視できなくなり、図12に示した高周波信号AとB
が逆相とならない。このため、一方の分配端子2に入力
された信号が他方の分配端子2において打ち消されず、
分配端子2間のアイソレーションが劣化するという問題
点があった。
【0010】さらに、入力端子10から見た場合、電気
長を持つアイソレーション抵抗5が先端開放スタブとし
て見えるため、入出力の反射特性が劣化するという問題
点もあった。
【0011】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、使用する高周波信号の波長に比べ
て無視できない長さを有するアイソレーション抵抗を用
いても、分配端子間のアイソレーションを確保し、入出
力の反射特性の優れた電力分配合成器を得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電力分配合成器は、入力端子と、2つの分配端子と、
前記入力端子及び前記分配端子の間をそれぞれ接続する
設定波長の1/4、または設定波長の1/4と半波長の
整数倍の線路長を有する2つの分岐線路と、前記分配端
子間に接続されたアイソレーション抵抗とを備えた電力
分配合成器において、前記分配端子及び前記分岐線路の
間に挿入された伝送線路をさらに備えたものである。
【0013】この発明の請求項2に係る電力分配合成器
は、一端が前記入力端子に接続され、他端が接地された
容量素子をさらに備えたものである。
【0014】この発明の請求項3に係る電力分配合成器
は、前記入力端子に接続された先端開放スタブをさらに
備えたものである。
【0015】この発明の請求項4に係る電力分配合成器
は、2つの分岐線路の接続点と前記入力端子との間に挿
入された低インピーダンス線路をさらに備えたものであ
る。
【0016】この発明の請求項5に係る電力分配合成器
は、前記分配端子間に接続線路を介して前記アイソレー
ション抵抗を接続するものである。
【0017】この発明の請求項6に係る電力分配合成器
は、請求項2ないし請求項5に記載の電力2分配合成器
を多段に接続した電力2n分配合成器において、2段目
以降の電力2分配合成器には容量素子、先端開放スタブ
または低インピーダンス線路を設けないこととしたもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る電力分配合成器について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電
力分配合成器の回路構成を示す図である。なお、各図
中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0019】図1において、1は入力端子、2は分配端
子、3は入力端子1から入力された高周波信号を分配す
る電気長が1/4波長の分岐線路、4は一端が分岐線路
3に接続され、他端が分配端子2に接続された電気長が
1/4波長より短い伝送線路、5は分配端子2間に接続
された有限の電気長をもつアイソレーション抵抗であ
る。
【0020】つぎに、この実施の形態1に係る電力分配
合成器の動作について図面を参照しながら説明する。図
2は、この発明の実施の形態1に係る電力分配合成器の
動作を示す図である。
【0021】この電力分配合成器において、分配端子2
に電位差のある高周波信号が入力された場合、伝送線路
4の電気長を適当な値に選ぶことにより、図2に示すよ
うに一方の分配端子2から分岐線路3を流れる高周波信
号Aと、アイソレーション抵抗5に流れる高周波信号B
とが、他方の分配端子2において逆相となるようにする
ことができる。このため、アイソレーション抵抗5が電
気長を有する場合でも、分配端子間のアイソレーション
が高くなるという効果がある。
【0022】実施の形態2.上記の実施の形態1におい
ては、伝送線路4の働きにより分配端子間のアイソレー
ションが高くなるという効果があったが、入力端子1か
ら見た反射は改善されないという問題があった。これ
は、電気長を有する抵抗5が入力端子1から分配端子2
に流れる信号経路に対して先端開放スタブとして働くた
めである。
【0023】この発明の実施の形態2に係る電力分配合
成器について図面を参照しながら説明する。図3は、こ
の発明の実施の形態2に係る電力分配合成器の回路構成
を示す図である。
【0024】図3において、1は入力端子、2は分配端
子、3は入力端子1から入力された高周波信号を分配す
る電気長が1/4波長の分岐線路、4は一端が分岐線路
3に接続され、他端が分配端子2に接続された電気長が
1/4波長より短い伝送線路、5は分配端子2間に接続
された有限の電気長をもつアイソレーション抵抗、6は
一端が入力端子1に接続され、他端が接地されたコンデ
ンサである。
【0025】この電力分配合成器において、入力端子1
に高周波信号を入力した場合、図3におけるa−a’面
は磁気壁と仮定できる。
【0026】この場合の入力端子1から見た反射は、図
4に示す回路の反射と等価である。図4において、11
は入力端子1に外部から接続された負荷、51は図3に
おけるアイソレーション抵抗5の半分の電気長を有する
抵抗で、一端が分配端子2に接続され、他端が開放され
ている。また、61は図3におけるコンデンサ6の半分
の容量をもつコンデンサで、一端が入力端子1に接続さ
れ、他端が接地されている。
【0027】抵抗51は電気長を有するため、前述のよ
うに入力端子1から分岐線路3を介して分配端子2に流
れる信号経路に対して先端開放スタブとして働く。この
抵抗51がもつサセプタンス分をコンデンサ61によっ
て補償している。このため、入力端子1から見た反射特
性が改善するという効果がある。
【0028】実施の形態3.上記の実施の形態2におい
ては、他端を接地したコンデンサ6を入力端子1に接続
したが、図5に示すように、先端開放スタブ7を接続し
てもよい。このような構成によっても、実施の形態2と
同様の効果が得られる。さらに、回路が平面で構成でき
るという効果もある。
【0029】実施の形態4.また、コンデンサ6のかわ
りに、図6に示すように入力端子1と分岐線路3の接続
点との間に低インピーダンス線路8を挿入してもよい。
このような構成によっても、実施の形態2と同様の効果
が得られる。さらに、コンデンサや先端開放スタブを設
けるスペースが必要ないため、回路を小形に構成するこ
とができるという効果もある。
【0030】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5に係る電力分配合成器の回路構成を示す図であ
る。
【0031】図7において、1は入力端子、2は分配端
子、3は入力端子1から入力された高周波信号を分配す
る電気長が1/4波長の分岐線路、4は一端が分岐線路
3に接続され、他端が分配端子2に接続された電気長が
1/4波長より短い伝送線路、5は分配端子2間に接続
された有限の電気長をもつアイソレーション抵抗、6は
一端が入力端子1に接続され、他端が接地されたコンデ
ンサ、9は分配端子2とアイソレーション抵抗5を接続
する接続線路である。
【0032】この電力分配合成器において、分配端子2
に入力される任意の振幅位相をもつ高周波信号は、逆相
等振幅の信号を入力した場合(奇モード)と、同相等振
幅の信号を入力した場合(偶モード)との重ね合わせと
して表すことができる。
【0033】分配端子2に逆相等振幅の高周波信号を入
力した場合(奇モード)、図7において、a−a’面が
電気壁と仮定できる。
【0034】図8は、この場合の電力分配合成器の等価
回路である。図8において、52は図7におけるアイソ
レーション抵抗5の半分の電気長を有する抵抗で、一端
が接続線路9に接続され、他端が接地されている。
【0035】『大橋、湯川、宮崎、“複数のストリップ
状アイソレーション抵抗を用いたテーパ形広帯域電力分
配器”、信学技報、MW96−215、1997年』によ
れば、一端が接地されたストリップ状抵抗のアドミタン
スYroは、以下の式(1)で与えられる。
【0036】
【数1】
【0037】・・・式(1)
【0038】但し、Zrおよびγは、ストリップ状抵抗
と同じ線路幅Wrを有する線路の特性インピーダンスを
s、光速をc、基板の比誘電率をεr、アイソレーショ
ン抵抗5の面積抵抗値をRs、信号の角周波数をωとし
たとき、次の式(2)で表される。
【0039】
【数2】
【0040】・・・式(2) である。また、grはアイソレーション抵抗5の長さで
ある。
【0041】また、分岐線路3は1/4波長の電気長を
有し、一端が伝送線路4に接続され、他端が接地されて
いるため、分岐線路3と伝送線路4との接続点において
開放と見なすことができる。したがって、伝送線路4は
分配端子2から抵抗52に流れる信号経路に対して、先
端開放スタブとして働くことになる。ここで、抵抗52
のもつインピーダンスZroと、分配端子2に外部から接
続されたインピーダンスZodとの間で整合がとれるよう
に、接続線路9と先端開放スタブとして働く伝送線路4
の特性インピーダンスZ1、Z2、および線路長θ1、θ2
を次の式(3)のように設定すれば、分配端子2に入力
された高周波信号は反射されることなくすべて抵抗52
で吸収される。
【0042】
【数3】
【0043】・・・式(3)
【0044】一方、分配端子2に同相等振幅の高周波信
号を入力した場合(偶モード)、図7においてa−a’
面が磁気壁と仮定できる。
【0045】図9は、この場合の電力分配合成器の等価
回路である。図9において、53は図7におけるアイソ
レーション抵抗5の半分の電気長を有する抵抗で、一端
が接続線路9に接続され、他端は開放されている。
【0046】一端が開放されたストリップ状抵抗のアド
ミタンスYreは、前述の大橋らによる文献によれば、以
下の式(4)で与えられる。
【0047】
【数4】
【0048】・・・式(4)
【0049】このとき、分岐線路3と伝送線路4との接
続点から分配端子2側をみたインピーダンスと、負荷1
1のインピーダンス2Zocとの間で整合がとれるよう
に、分岐線路3の特性インピーダンスZtおよびコンデ
ンサ6の容量Cを次の式(5)のように設定すれば、分
配端子2に入力された高周波信号は反射されることなく
すべて負荷11に供給される。
【0050】
【数5】
【0051】
【数6】
【0052】・・・式(5) である。また、入力端子1に高周波信号を入力した場合
には、偶モードの場合の動作と同様である。
【0053】上記奇モードと偶モードの動作原理から、
入出力の反射を抑え、かつ分配端子2間アイソレーショ
ンが確保されることがわかる。
【0054】このような構成においては、アイソレーシ
ョン抵抗の電気長を考慮に入れた入出力の整合条件を用
いているため、抵抗長が使用する高周波信号の波長に比
べて無視できない値であっても入出力の反射を低減し、
かつ分配端子2間のアイソレーションを確保できるとい
う効果がある。
【0055】更に、接続線路9を用いたことにより、分
配端子2が離れている場合にもアイソレーション抵抗を
接続することができるという効果がある。また、伝送線
路4、接続線路9などの働きにより入出力に対して整合
をとることが可能なため、入力端子1や分配端子2に接
続される外部インピーダンスやアイソレーション抵抗5
の抵抗値も自由に選択できるという効果もある。
【0056】実施の形態6.図10は、この発明の実施
の形態6に係る電力分配合成器の回路構成を示す図であ
る。この電力分配合成器は、3つの電力2分配合成器を
トーナメント状に接続することにより電力4分配合成を
実現したもので、入力端子1にのみ一端が接地されたコ
ンデンサ6が接続されている。
【0057】この電力分配合成器においても、入力端子
1から見た場合、電気長を有するアイソレーション抵抗
5は入力端子1から分配端子2に流れる信号経路に対し
て先端開放スタブとして働く。そこで、その抵抗がもつ
サセプタンス分をコンデンサ6で補償することにより、
入力端子1から見た反射特性を向上させている。この構
成においては、2段目の電力2分配合成器にはコンデン
サを設ける必要がなく、回路の小形化が図れるという効
果がある。
【0058】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電力分配合成
器は、以上説明したとおり、入力端子と、2つの分配端
子と、前記入力端子及び前記分配端子の間をそれぞれ接
続する設定波長の1/4、または設定波長の1/4と半
波長の整数倍の線路長を有する2つの分岐線路と、前記
分配端子間に接続されたアイソレーション抵抗とを備え
た電力分配合成器において、前記分配端子及び前記分岐
線路の間に挿入された伝送線路をさらに備えたので、使
用する高周波信号の波長に比べて無視できない長さを有
するアイソレーション抵抗を用いても、分配端子間のア
イソレーションを確保することができるという効果を奏
する。
【0059】この発明の請求項2に係る電力分配合成器
は、以上説明したとおり、一端が前記入力端子に接続さ
れ、他端が接地された容量素子をさらに備えたので、使
用する高周波信号の波長に比べて無視できない長さを有
するアイソレーション抵抗を用いても、分配端子間のア
イソレーションを確保し、入出力の反射特性が優れてい
るという効果を奏する。
【0060】この発明の請求項3に係る電力分配合成器
は、以上説明したとおり、前記入力端子に接続された先
端開放スタブをさらに備えたので、使用する高周波信号
の波長に比べて無視できない長さを有するアイソレーシ
ョン抵抗を用いても、分配端子間のアイソレーションを
確保し、入出力の反射特性が優れているという効果を奏
する。
【0061】この発明の請求項4に係る電力分配合成器
は、以上説明したとおり、2つの分岐線路の接続点と前
記入力端子との間に挿入された低インピーダンス線路を
さらに備えたので、使用する高周波信号の波長に比べて
無視できない長さを有するアイソレーション抵抗を用い
ても、分配端子間のアイソレーションを確保し、入出力
の反射特性が優れているという効果を奏する。
【0062】この発明の請求項5に係る電力分配合成器
は、以上説明したとおり、前記分配端子間に接続線路を
介して前記アイソレーション抵抗を接続するので、使用
する高周波信号の波長に比べて無視できない長さを有す
るアイソレーション抵抗を用いても、分配端子間のアイ
ソレーションを確保し、入出力の反射特性が優れている
という効果を奏する。
【0063】この発明の請求項6に係る電力分配合成器
は、以上説明したとおり、請求項2ないし請求項5に記
載の電力2分配合成器を多段に接続した電力2n分配合
成器において、2段目以降の電力2分配合成器には容量
素子、先端開放スタブまたは低インピーダンス線路を設
けないこととしたので、使用する高周波信号の波長に比
べて無視できない長さを有するアイソレーション抵抗を
用いても、分配端子間のアイソレーションを確保し、入
出力の反射特性が優れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力分配合成
器の回路構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電力分配合成
器の動作を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る電力分配合成
器の回路構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る電力分配合成
器の等価回路を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る電力分配合成
器の回路構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る電力分配合成
器の回路構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に係る電力分配合成
器の回路構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係る電力分配合成
器の等価回路を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る電力分配合成
器の等価回路を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6に係る電力分配合
成器の回路構成を示す図である。
【図11】 従来の電力分配合成器の回路構成を示す図
である。
【図12】 従来の電力分配合成器の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子、2 分配端子、3 分岐線路、4 伝送
線路、5 アイソレーション抵抗、6 コンデンサ、7
先端開放スタブ、8 低インピーダンス線路、9 接
続線路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、2つの分配端子と、前記入
    力端子及び前記分配端子の間をそれぞれ接続する設定波
    長の1/4、または設定波長の1/4と半波長の整数倍
    の線路長を有する2つの分岐線路と、前記分配端子間に
    接続されたアイソレーション抵抗とを備えた電力分配合
    成器において、 前記分配端子及び前記分岐線路の間に挿入された伝送線
    路をさらに備えたことを特徴とする電力分配合成器。
  2. 【請求項2】 一端が前記入力端子に接続され、他端が
    接地された容量素子をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1記載の電力分配合成器。
  3. 【請求項3】 前記入力端子に接続された先端開放スタ
    ブをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電力
    分配合成器。
  4. 【請求項4】 2つの分岐線路の接続点と前記入力端子
    との間に挿入された低インピーダンス線路をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1記載の電力分配合成器。
  5. 【請求項5】 前記分配端子間に接続線路を介して前記
    アイソレーション抵抗を接続することを特徴とする請求
    項1から請求項4までのいずれかに記載の電力分配合成
    器。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5に記載の電力2
    分配合成器を多段に接続した電力2n分配合成器におい
    て、2段目以降の電力2分配合成器には容量素子、先端
    開放スタブまたは低インピーダンス線路を設けないこと
    を特徴とする電力分配合成器。
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Cited By (5)

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