JP2000305023A - 双眼装置 - Google Patents

双眼装置

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JP2000305023A
JP2000305023A JP11110534A JP11053499A JP2000305023A JP 2000305023 A JP2000305023 A JP 2000305023A JP 11110534 A JP11110534 A JP 11110534A JP 11053499 A JP11053499 A JP 11053499A JP 2000305023 A JP2000305023 A JP 2000305023A
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JP
Japan
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unit
pair
yaw
pitch
switch
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JP11110534A
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English (en)
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Hidefumi Nodagashira
野田頭  英文
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Telescopes (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】像振れ防止手段を作動させる為の操作部材の操
作性を向上すると共に、長時間の像振れ防止手段を作動
させての観察時であっても使用感の良好なものにする。 【解決手段】 一対の結像光学系と一対の接眼光学系に
より構成される左右の光軸を有し、前記一対の結像光学
系が形成する像を像振れ防止手段61および前記一対の
接眼光学系を通して観察する双眼装置において、前記像
振れ防止手段の作動をロックするロック位置とロックを
解除するアンロック位置との間で移動するロック部材
と、該ロック部材を駆動し、ロック状態もしくはアンロ
ック状態に切り換え、その後は前記ロック位置あるいは
前記アンロック位置に前記ロック部材を保持する駆動手
段64,201,202と、該駆動手段を作動させるた
めの操作部材66とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像振れ防止手段を
備えた双眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、像振れ防止機能を備えた双眼
装置としては種々提案されている。例えば本出願人によ
る特願平9−142144号には、像振れ防止手段と連
動するロック部材,付勢部材等を具備する双眼装置が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の双眼装置では、像振れ防止手段の作動をロックする
ロック部材と操作部材を板バネで連動させ、操作部材を
指で押してロックを解除し、前記像振れ防止手段を作動
させる構成となっているため、操作部材の押圧はバネ圧
に抗するためにある程度必要であり、また、像振れ防止
手段を動作させている間は指を前記操作部材から離すこ
とができないという点で、長時間の像振れ防止手段を動
作させながらの観察には不便であり、さらなる改善が望
まれていた。
【0004】(発明の目的)本発明の目的は、像振れ防
止手段を作動させる為の操作部材の操作性を向上すると
共に、長時間の像振れ防止手段を作動させての観察時で
あっても使用感の良好な双眼装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一対の結像光学系と一対の接眼光学系に
より構成される左右の光軸を有し、前記一対の結像光学
系が形成する像を像振れ防止手段および前記一対の接眼
光学系を通して観察する双眼装置において、前記像振れ
防止手段の作動をロックするロック位置とロックを解除
するアンロック位置との間で移動するロック部材と、該
ロック部材を駆動し、ロック状態もしくはアンロック状
態に切り換え、その後は前記ロック位置あるいは前記ア
ンロック位置に前記ロック部材を保持する駆動手段と、
該駆動手段を作動させるための操作部材とを有する双眼
装置とするものである。
【0006】具体的には、前記操作部材を、電気的スイ
ッチにより構成し、電気的スイッチより成る操作部材を
操作することにより、モータと該モータに連結されたカ
ム機構により構成される駆動手段により、前記ロック部
材を駆動してロック状態もしくはアンロック状態に切り
換え、その後は前記ロック位置あるいは前記アンロック
位置に前記ロック部材を保持するようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1〜図3は、本発明の実施の第1の形態
に係る防振ユニット(像振れ防止装置)を備えたプリズ
ム双眼鏡(双眼装置)を示す図であり、詳しくは、図1
は上記双眼鏡の平面断面図、図2は側方断面図、図3は
背面断面図である。
【0009】双眼鏡の光学系は、左右一対の対物レンズ
1L,1R、左右一対のポロ2型正立プリズム2L,2
R、左右一対の接眼レンズ3L,3R、液体を封入した
バリアングルプリズム4L,4Rの光学部品により構成
されている。
【0010】図1から図3に示すように、対物レンズ1
L,1Rは、それぞれ左右に一対の平行な光軸01L,
01Rを有し、これら光軸01L,01Rはそれぞれバ
リアングルプリズム4L,4Rの中心を通過し、左右一
対の正立プリズム2L,2Rの入射面に至る。そして、
この左右一対の正立プリズム2L,2Rの各射出面に
は、対物レンズの光軸01L,01Rに平行でかつ同軸
でない左右一対の接眼レンズ3L,3Rの光軸02L,
02Rが連なる。
【0011】双眼鏡の基体10は丈夫な金属板で造ら
れ、光軸01L,01Rが作る平面と平行な水平部11
と、これに対して直角に屈曲した接眼ユニット12L,
12Rを保持するための保持面13とから構成される。
保持面13にはそれぞれ光軸01L,01Rを中心とす
る摺動孔15L,15Rが設けられている。なお、基体
10の中央は、保持面13と同じ面が上方に延在して突
出部16が形成され、突出部16には回転保持部材18
が、ビス18’によって固定され、回転保持部材18は
フォーカスネジ17と径嵌合する。
【0012】また、対物台19も丈夫な金属板で造ら
れ、基体10の水平部11に対して摺動する水平部21
と、光軸01L,01Rに対して直角に屈曲しかつ光軸
01L,01Rを中心とする孔22L,22Rを有する
保持面23L,23Rとから構成されている。そして、
水平部21に対して直角に屈曲した中央部の後端面24
には、基体10の突出部16の回転保持部材18に径嵌
合するフォーカスネジ17と螺合する雌ねじが設けられ
ているナット25が、前記中央部の後端面24にビス2
5’によって固定されている。
【0013】対物台19の水平部21には、光軸01
L,01R方向に設けたガイド孔26,27が設けられ
ている。そして、ガイド孔26,27に対して嵌合する
ように寸法設定された2個のガイド部材30が、基体1
0の水平部11にビス止めされている。なお、このガイ
ド部材30の一部は、両側に延出してばね部31となっ
ていて、このばね部31がガイド孔26,27の周囲に
おいて、対物台19の水平部21を基体10の水平部1
1に適度に圧接するように作用している。
【0014】これにより、対物台19はガイド孔26,
27に嵌合する2個のガイド部材30により基体10を
基準として光軸方向に移動可能に保持される。
【0015】また、フォーカスネジ17は基体10の突
出部16の回転保持部材18に回転自在に保持され、そ
の後端部にはフォーカス摘み32がビス32’により固
定されて光軸方向の抜け止めとされている。このフォー
カスネジ17は基体10に対して定位置で回転し、かつ
ねじ部は対物台19の水平部21に対して直角に屈曲し
た中央部の後端面24に固定されたナット25と螺合し
ている。このため、フォーカス摘み32を回転すること
によって、対物台19全体を基体10に対して光軸方向
に移動することができる。なお、フォーカスネジ17の
後端部付近は二方取りされ、フォーカス摘み32もこれ
に対応する形状に作られており、ビス32’の締込みだ
けで回転方向に関しても一体化が図られている。
【0016】左右一対の接眼ユニット12L,12R
は、互いに対称形状に造られており、接眼レンズ3L,
3Rと、これを一体的に保持する左右同形状の接眼鏡筒
42L,42Rと、光軸01L,01Rに対応する入射
面及び接眼レンズ3L,3Rの光軸02L,02Rに対
応する射出面を有するポロ2型の正立プリズム2L,2
Rと、これを接着等により保持している保持台43L,
43Rと、この保持台43L,43Rをプリズム2L,
2Rごと調整しつつ保持するための接眼ユニット本体4
4L,44Rと、この接眼ユニット本体44L,44R
に対して複数のビスにより系合しつつ固定する接眼ホル
ダー45L,45Rと、から成っている。
【0017】また、この接眼ホルダー45L,45Rの
内面にはヘリコイドねじ46L,46Rが設けられてお
り、接眼鏡筒42L,42Rの外形部と螺合している。
ここで、接眼ホルダー45Lは接眼鏡筒42Lを光軸方
向に調節した後に互いに接着などで固定される。
【0018】さらに、接眼ホルダー45Rの後端面には
円周方向に延びる切り欠き100Rが形成されており、
この切り欠き100Rの端部は接眼鏡筒42Rに植え込
まれたストッパーピン47Rの回転規制となる。接眼鏡
筒42Rを切り欠き100Rによって規制された回転規
制内で回転させることで、双眼鏡使用時の左右の視度調
整機能を可能としている。
【0019】なお、接眼鏡筒42L,42Rの後端部に
は、一対の眼当接ゴム33L,33Rが取り付けられて
いる。
【0020】接眼ユニット本体44L,44Rの前端面
には、基体10の水平部11に対して直角に屈曲した保
持面13から若干突き出るようにフランジ部34L,3
4Rが設けられており、光軸01L,01Rのそれぞれ
を中心とする摺動孔15L,15Rに系合している。ま
た、接眼レンズユニット本体44L,44Rには、図3
に示すような略対称な形状の左右一対の連動板35L,
35Rが取り付けられており、連動板35L,35Rは
内側のギア部36L,36Rで互いに噛合いしている。
【0021】そして、それぞれ4本のビス37L,37
Rにおいて、左右一対の接眼ユニット本体44L,44
Rの前端面のフランジ部34L,34Rにビス止めされ
ており、このビス止め部分の外周部38L,38Rは円
周方向に延出され、さらにビス止めしたときに基体10
の保持面13に適度にチャージする状態となるように光
軸01L,01R方向に屈曲している。
【0022】このような接眼部の構成において、左右一
対の接眼ユニット12L,12Rは、それぞれ基体10
の水平部11に対して直角に屈曲した保持面13に密着
した状態で互いに反対回りに回転運動して、接眼レンズ
3L,3Rの光軸02L,02Rの間隔を適度な操作重
さで所定量変更することが可能である。
【0023】一方、対物鏡筒40L,40Rは、対物レ
ンズ1L,1Rを先端部付近で保持し、鏡筒回りにそれ
ぞれ設けられたフランジ部41L,41Rにおいて、光
軸01L,01Rを中心とする孔22L,22Rを有す
る保持面23L,23Rにそれぞれビスで固定されてい
る。ここで、光軸01L,01Rを中心とする孔22
L,22Rは、対物鏡筒40L,40Rの外径よりやや
大きく設定されているので、対物鏡筒40L,40Rを
ビス止めする時には、対物レンズ1L,1Rの光軸01
L,01Rの位置をずらして調整固定ができるようにな
っている。
【0024】図2に示す上カバー50と下カバー51
は、光軸01L,01Rを含む平面でほぼ全体が上下に
かみ合わさるように形成されている。上カバー50は、
基体10、フォーカスネジ17、対物台19、対物鏡筒
40L,40Rなどを覆い、基体10に対してビス止め
されている。
【0025】さらに下カバー51は対物鏡筒40L,4
0R回り、接眼ユニット12L,12R回り、フォーカ
スネジ17回り以外で、上カバー50と全周に渡って係
合し、取付孔55L,55Rの2箇所で上カバー50に
ビス止めされている。また、下カバー51の筒状に伸び
た先端部56L,56Rと上カバー50の筒状に伸びた
先端部57L,57Rとは、互いに係合して左右の円筒
部を形成し、この円筒部に対して対物カバー58L,5
8Rが嵌め込まれて固定されている。
【0026】また、対物レンズ1L,1Rの奥側には、
バリアングルプリズム4L,4Rを内蔵する後述する防
振ユニット(像振れ防止装置)61が配置され、防振ユ
ニット61には付属する電気回路基板62が取り付けら
れている。さらに、対物鏡筒40L,40Rの間にはバ
ッテリー63が配置され、これらバッテリー63の電極
は不図示のリード線によって電気回路基盤62に接続さ
ている。
【0027】操作部材であるところの防振スイッチ66
は、バリアングルプリズム4L,4Rを含む防振ユニッ
ト61の駆動アクチュエータ作動を許可するスイッチと
して用いられる。なお、防振ユニット61の駆動機構に
ついての詳しい説明は後述する。
【0028】防振スイッチ66は適度な硬さのゴムで作
られており、内部に電気スイッチ68を内蔵している。
上カバー50の中央に開けられた孔に押さえ板67とと
もに内側からカシメによりそのフランジ部66Bの周囲
を固定されている。このため、表面側から指で操作部6
6Aを押すことにより、その内側にある電気スイッチ6
8を押すことができる。なお、操作部66Aから指を離
せばフランジ部66Bの弾性力によってスイッチ66を
図2の状態に戻すことができる。
【0029】64は駆動手段としてのモータであり、ギ
アユニット64Aを介してカム65が回転可能に設けら
れている。モータ64は基体10の水平部11にビスで
固定されている。
【0030】次に、図4〜図7を用いて防振ユニット6
1の構成を説明する。
【0031】図4は防振ユニット61の平面視部分断面
図、図5は水平断面図、図6は防振ユニット61の背面
図(図3の裏形状図)、図7は防振ユニット61と防振
スイッチ66の連動を示す側面断面図である。
【0032】防振ユニット61の本体71はほぼ左右対
称形状で、光軸01L,01Rを中心とする左右の円筒
部72L,72Rを有するとともに、これら2つの円筒
部72L,72Rをややくびれた平面部上72Uと平面
部下72Dで連結した外形形状に形成されており、平面
部上72Uにおいて基体10の水平部11に保持され
る。また、本体71はフランジ面71’を有する。
【0033】本体71の平面部上72Uには基体10の
水平部11に対して取り付け時に位置決めするための2
本の位置決めピン73L,73Rと、平面部上72Uに
設けられた4箇所の取り付け部74と、ヨー方向の駆動
及び検出信号を伝達するためのYフレキシブル基板76
を貼り付けるための縦溝77と、切換手段であるところ
のリーフスイッチ78からのリード線79を通すための
縦溝80等とが設けられている。
【0034】ロックレバー75にはU字状のカム摺動部
75Aが設けられており、モータ64のギヤユニット6
4Aに設けられたカム65が挿入され、該モータ64の
駆動によりロックレバー75は揺動するよう構成されて
いる。
【0035】本体71のフランジ面71’には、光軸0
1L,01Rを中心とする孔81L,81Rと、ピッチ
保持枠82の4本の駆動支柱83が貫通する中央部の矩
形状状の4個の角孔84が形成されている。又フランジ
面71’には、ピッチ用駆動コイル85P及びヨー用駆
動コイル85Yに駆動力を与えるための磁界を形成する
ために、ピッチ用のマグネットヨーク86Pとヨーク8
7Pやヨー用のマグネットヨーク86Yとヨーク87Y
を保持するための中央部の孔88と、それを囲むように
形成された支柱89等のマグネット保持部と、移動部材
に固着された位置検出素子であるピッチ用ホール素子9
0Pに磁界を形成するマグネットヨーク91Pを固定す
る固定部92Pと、ヨー用ホール素子90Yに磁界を形
成するマグネットヨーク91Yを固定するための固定部
92Y等が設けられている。さらに、フランジ面71’
におけるリード線79を通すための縦溝80の近くに
は、リーフスイッチ78がビス78’により固定されて
いる。
【0036】本体71の平面部下72Dには、平面部上
72Uに形成されている縦溝77と同じような図示しな
いピッチ方向の駆動及び検出信号を伝達するためのPフ
レキシブル基板を貼り付けるための縦溝93が形成され
ている。
【0037】本体71の平面で構成されている前端面7
2Fには、電気回路基盤62をビス止めするためのタッ
ピンビス孔付きエンボス20が、平面部上72Uと平面
部下72Dに2個所ずつと、円筒部72Lに1個所(合
計5個所)に設けられている。また、前端面72Fに
は、電気回路基盤62をビス止めする時の外形位置決め
ピン94が3個所設けられている。
【0038】本体71の円筒部72L,72Rには、光
軸方向の中間部付近の同位置に回転軸の軸受け孔が6個
設けられていて、これらの軸受け孔の付近はやや外径方
向に突出している。2つの光軸01L,01Rに直交す
る軸上に位置設定された軸受け孔には圧入ピン95L,
95Rが回転可能に挿入され、上記光軸01L,01R
に直交する軸および各光軸01L,01Rに直交する軸
上に設けられた軸受け孔には圧入ピン96L,96Rが
回転可能に挿入されている。圧入ピン95L,95Rは
ピッチ保持枠82の回転中心となり、圧入ピン96L,
96Rはヨー保持枠97L,97Rの回転中心になる。
【0039】電気回路基板62は両面実装基板であっ
て、光軸01L,01Rの周り部分は光線をよける形状
に形成されている。この電気回路基板62は、5本の取
り付けビス62’によって、3本の外形位置決めピン9
4で位置決めされつつ本体71に取り付けられている。
【0040】電気回路基板62の裏面側(接眼レンズ3
L,3R側)には、手振れ補正量を検出するための振動
ジャイロ98P,98Yがほぼ中央に実装されている。
なお、振動ジャイロ98P,98Yは、ピッチ保持枠8
2の中央のくぼみ82’の中に収るように設定されてい
る。
【0041】また、図8に示すように、電気回路基板6
2の表面側には、コネクタ類としてリーフスイッチ78
からのリード線79用のコネクタ79’と、Yフレキシ
ブル基板76用のコネクタ76’と、図示しないPフレ
キシブル基板用のコネクタ62Aと、図示しない電源か
らのリード線用コネクタ62Bと、図示しない防振作動
中に点灯するLED用コネクタ62Cと、防振スイッチ
66からのリード線用コネクタ62D等とが配置されて
いる。
【0042】さらに、電気回路基板62の表面側には、
調整ボリュウム類として防振ゲイン調整(ピッチ用及び
ヨー用)ボリュウム62E、防振中央調整(ピッチ用及
びヨー用)ボリュウム62Fの計4個が配置されてい
る。
【0043】ピッチ保持枠82は、液体を封入したバリ
アングルプリズム4L,4Rの前枠100L,100R
を一体に保持し、これらを駆動する。ピッチ保持枠82
は、図5に示すように、中央部にくぼみ82’を有する
とともに、裏側に4本の駆動支柱83を有し、左右の両
端部に圧入された圧入ピン95L,95Rによって本体
71にピッチ方向に回転可能に保持されている。
【0044】また、ピッチ保持枠82は、左右の光軸0
1L,01Rを中心とする円形の窓98L,98Rを有
し、この裏側の保持部99L,99Rにおいて接着剤又
はバヨネット等でバリアングルプリズム4L,4Rの前
枠100L,100Rと一体化されている。さらに、図
7に示すように、中央部の上面にはロック部材であると
ころのロックバレー75とロック状態では係合し、非ロ
ック状態では回転の制限部として機能するピッチ制限部
101が設けられている。
【0045】ピッチ駆動枠102は、これを駆動するピ
ッチ用駆動コイル85Pと駆動量を検出するピッチ用ホ
ール素子90Pとを有する。ピッチ駆動枠102は、防
振機能を使わない時にはロックレバー75により固定保
持される。また、ピッチ駆動枠102は、図6に示すよ
うな略矩形状に形成されており、ピッチ保持枠82の裏
側の4本の駆動支柱83に対して4本のビス102’に
よって固着される。また、ピッチ駆動枠102の後部の
水平方向の差し渡しには、ピッチ用駆動コイル85Pが
接着等により固定されている。さらに、ピッチ駆動枠1
02は、図6における水平部の左方向に突出したピッチ
用ホール素子90Pをマグネットヨーク91Pに対応す
る位置にて保持しており、ピッチ駆動枠102には、こ
れらピッチ用駆動コイル85Pとピッチ用ホール素子9
0Pの電気信号用の図示しないPフレキシブル基板が接
続している。
【0046】ヨー保持枠97L,97Rは、バリアング
ルプリズム4L,4Rの後枠103L,103Rを保持
し、これらを駆動する。ヨー保持枠97L,97Rは上
下端に圧入固定された圧入ピン96L,96Rによって
本体71に対してヨー方向に回転可能に保持されてい
る。また、ヨー保持枠97L,97Rは、バリアングル
プリズム4L,4Rの後枠103L,103Rに対応し
て保持部104L,104Rを有し、接着等の方法で一
体化されている。さらに、ヨー保持枠97L,97Rの
後半部は、光軸01L,01Rを中心として光路を十分
よけつつ後方に伸び、後上部106L,106Rで連結
軸105L,105Rを圧入保持している。これら連結
軸105L,105Rは、ヨー駆動枠107の対応する
位置に光軸01L,01Rと同間隔に設けられた連動孔
に嵌合する。また、後下部108L,108Rには、ヨ
ー駆動枠107に設けられた嵌合孔に系号する連動ダボ
109L,109Rが設けられている。つまり、ヨー保
持枠97L,97Rとヨー駆動枠107とによって平行
リンク機構が形成されている。
【0047】ヨー駆動枠107はヨー保持枠97L,9
7Rを駆動するためのヨー駆動コイル85Yを保持する
とともに、駆動量を検出するヨー用ホール素子90Yを
有する。また、ヨー駆動枠107は防振機能を使わない
ときにはロックレバー75により固定保持される。
【0048】ヨー駆動枠107は、図6に示すように中
央部は略矩形上に形成され、上下部から左右にかけて、
ヨー保持枠97L,97Rを連動させる腕が4本伸びて
いる。また、ヨー駆動枠107は、上下の中央部から図
7に示すように前方に伸びた腕110U,110Dを有
し、これら腕110U,110Dによってヨー用駆動コ
イル85Yを保持している。また、図6に示すように、
ヨー駆動枠107の中央部の上部前面にはロックレバー
75とロック状態では係合し、非ロック状態では回転の
制限部として作用するヨー制限部111を有しており、
また、ヨー用ホール素子90Yを前述のマグネットヨー
ク91Yの対応する位置において保持している。さら
に、ヨー駆動枠107には、ヨー用駆動コイル85Yと
ヨー用ホール素子90Yの電気信号用のYフレキシブル
基板76が接続されている。
【0049】このように構成された防振ユニット61の
本体71に組み込まれたピッチ保持枠82、ピッチ駆動
枠102、ヨー保持枠97L,97R、ヨー駆動枠10
7及びこれらと一体化された部品によって、バリアング
ルプリズム4L,4Rの前枠100Lと100Rのピッ
チ方向への同時同量駆動と、後枠103Lと103Rの
ヨーへの同時同量駆動とが可能になっている。
【0050】なお、上述したロックレバー75のロック
状態、およびアンロック状態の切り換えはモータ64の
駆動に伴うカム65とロックレバー75のカム摺動部7
5Aの連動によって生じるロックレバー75の揺動によ
り行われる。
【0051】次に、防振ユニット61の作動のロックお
よびロック解除を行うロック機構について詳しく説明す
る。
【0052】ロックレバー75は防振機能を使わない時
(ロック時)には、バリアングルプリズム4Lと4Rを
平行平板の状態に維持する必要があるために、ピッチ駆
動枠102とヨー駆動枠107とを所定の位置に固定す
る。また、防振機能作動中(アンロック時)はリーフス
イッチ78を通電状態にすると共にピッチ駆動枠102
とヨー駆動枠107とを所定の防振動作を可能とし、さ
らには、これら2つの駆動枠102,107の作動範囲
の規制となるように作用する。
【0053】図9はロックレバー75のロック状態を示
しており、図10はロックレバー75のアンロック状態
を示している。
【0054】ロックレバー75は、図4に示すように、
左右両端に回転軸75A,75Bを有する。これら回転
軸75A,75Bは、本体71の対応する位置に形成さ
れた不図示の穴部に係合しており、連動するモータ64
およびカム65の回転によりピッチ方向に揺動が可能に
なっている。
【0055】ロックレバー75の先端部左側に突出して
設けられた円柱ダボ75Eは、ロック時には図9に示す
ようにピッチ保持枠82に設けられたピッチ制限部10
1の上部に対して嵌合し、ピッチ保持枠82をピッチ方
向センサーの位置にロック保持するようカム65は制御
され、一方、アンロック時には図10に示すように、円
柱ダボ75Eがピッチ制限部101の規制面101A,
101Bの間に下がるようカム65は制御されているの
で、ピッチ保持枠82は円柱ダボ75Eが規制面101
A,101Bに当接するまでの範囲で、ピッチ方向運動
が可能となる。
【0056】また、ロックレバー75の後端部中央に突
出した円柱ダボ75Fは、ロック時は図6,図9に示す
ようにヨー保持枠107に設けられたヨー制限部107
A,107Bの底部に形成された凹部111に挟まれ、
ヨー駆動枠107をヨー方向センサ位置にロック保持す
る。一方、アンロック時には、円柱ダボ75Fが上記ヨ
ー制限部107A,107Bの底部に形成された凹部1
11の上側に凹部111よりも幅広に設けられた規制面
107A,107Bの間に上がるので、ヨー駆動枠10
7は円柱ダボ75Fが規制面107A,107Bに当接
するまでの範囲でヨー方向運動が可能となる。
【0057】ここで、ロックレバー75の後部上面に設
けられた斜面部75Gは、アンロック時にはリーフスイ
ッチ78を押し上げてこれを導通(オン)状態とする。
一方、図6に示すように、ロック時にはリーフスイッチ
78から離れてこれを非導通(オフ)とする。
【0058】以上のロック状態、アンロック状態の切り
換え、すなわち像振れ防止手段であるところの防振ユニ
ット61の非作動,作動の選択は、後述するように、上
カバー50に設けられた防振スイッチ66の操作部66
Aを押すことによってモータ64とカム65の回転が開
始され、リーフスイッチ78の状態をモニターすること
により制御が行われる。ここでは、防振スイッチを押す
毎に防振ユニット61のON,OFFが繰り返される。
【0059】以下、上記のロック状態、アンロック状態
の切り換えを含む防振ユニット61の非作動,作動の制
御について、図11及び図12を用いて説明する。
【0060】図11は、上記構成における双眼鏡に具備
された防振ユニット61の非作動,作動に関係する部分
のみの電気的構成を示すブロック図である。
【0061】同図において、201は双眼鏡の電気的な
制御を司る制御回路(例えば、上記電気回路基板62に
実装されている)であり、該制御回路201に、前述し
た防振スイッチ66やリーフスイッチ78の状態信号が
入力され、このスイッチ状態に応じて、制御回路201
は、前記ロック状態、アンロック状態の切り換えを行う
為のモータ64を駆動するモータ駆動回路202や防振
ユニット61の作動,非作動を制御する。
【0062】図12は上記制御回路201が行う処理を
示すフローチャートであり、以下これに従って説明す
る。
【0063】例えば、図9に示すようにロック状態で
は、前述したように、ピッチ保持枠82はピッチ制限枠
101において、またヨー駆動枠107は凹部111に
おいて、それぞれロックレバー75と係合し、作動がロ
ックされている。この状態にある時に防振スイッチ66
の操作部66Aを押されると、電気スイッチ68が導通
し(#1000)、この際リーフスイッチ78は非導通
状態にあるので(#1001のNO)、制御回路201
はモータ駆動回路202を介してモータ64およびそれ
に連動するカム65を回転させ(#1002)、ロック
レバー75を図9の位置から図10に示す位置まで移動
させ、同時にリーフスイッチ78が導通状態となるので
(#1003)、上記モータ64の回転を停止させ(#
1004)、続いて振動ジャイロ98P,98Yを始め
とする電気回路系への通電を始め、双眼鏡に手振れが生
じたときにはこれを補正する方向にピッチ用駆動コイル
85P及びヨー用駆動コイル85Yに電流を流す(#1
005)。
【0064】上記ロックレバー75がアンロック位置に
移動したことにより、前述のようにピッチ保持枠82の
ピッチ方向運動およびヨー駆動枠107(ヨー保持枠9
7L,98R)のヨー方向運動が許容され、像振れを補
正することが可能となる。
【0065】詳述すると、ピッチ保持枠82に一体化保
持されたバリアングルプリズム4L,4Rの前群100
L,100Rは、振動ジャイロ98Pの振れ信号に対応
した駆動電流がピッチ用駆動コイル85Pに通電される
ことにより、ピッチ駆動枠と共に左右2本の圧入ピン9
5L,95Rを中心としてピッチ方向に回転駆動され
る。なお、その回転量はピッチ用ホール素子90Pによ
って検出される。
【0066】一方、ヨー保持枠97L,97Rは、振動
ジャイロ98Yの振れ信号に対応した駆動電流がヨー用
駆動コイル85Yに通電されてヨー駆動枠107が駆動
されることにより、連結軸105L,105Rを介して
上下端に圧入固定された圧入ピン96L,96Rを中心
に回転駆動される。このため、ヨー保持枠97L,97
Rに一体化保持されたバリアングルプリズム4L,4R
の後枠103L,103Rも圧入ピン96L,96Rを
中心にヨー方向に回転駆動され、その回転量はヨーホー
ル素子90Yによって検出される。
【0067】以上のようにして、双眼鏡の手振れを補正
することが可能となる。
【0068】次に、防振ユニット61が作動していると
きに(リーフスイッチ78が導通しているときに)、さ
らに防振スイッチ66の操作部66Aを押すことによ
り、電気スイッチ68が導通すると、制御回路201は
電気回路系への通電を切り(#1000→#1001→
#1006)、モータ駆動回路202を介してモータ6
4を回転させ(#1007)、ロックレバー75を図1
0の位置から図9の位置まで移動させ、同時にリーフス
イッチ78が非導通となるので(#1008)、上記モ
ータ64の回転を停止させる(#1009)。
【0069】この時、ロックレバー75がロック位置に
移動したことにより、ピッチ保持枠82はピッチ制限部
101において、またヨー駆動枠107はヨー制限部1
11において、それぞれロックレバー75と係合し、作
動がロックされる。
【0070】以上にように、防振スイッチ66を押す時
に防振ユニット61のON,OFFが繰り返されるの
で、防振ユニット61を作動差せたままスイッチから指
を離すことができる。
【0071】(実施の第2の形態)図13は本発明の実
施の第2の形態に係る双眼鏡において、防振スイッチを
押したときの制御回路の処理を示すフローチャートであ
る。なお、双眼鏡の機械的及び電気的構成は上記実施の
第1の形態と同様である。
【0072】図13のフローチャートに示すように、上
カバー50に設けられた防振スイッチ66の操作部66
Aを押されると、制御回路201はモータ駆動回路20
2を介してモータ64とカム65の回転を開始し(#2
000→#2001)、その後リーフスイッチ78がO
N状態になると(#2002)、前記モータ64を停止
し(#2003)、防振ユニット61を作動させ(#2
004)、例えば序器防振ユニット61を作動させた時
点でスタートさせたタイマが一定時間を経過したことを
示すことにより(#2005)、上記防振ユニット61
を停止する(#2006)。そして、上記モータ64を
回転させ(#2007)、リーフスイッチがOFFにな
った後に(#2008)、上記モータ64を停止する
(#2009)。
【0073】これにより、操作スイッチを一度押せば一
定時間防振ユニット61を働かせた後にロック状態に戻
るので、スイッチの切り忘れ等によるバッテリーの消費
を節約することができる。
【0074】(実施の第3の形態)図14は本発明の実
施の第3の形態に係る双眼鏡において、防振スイッチを
押したときの制御回路の処理を示すフローチャートであ
る。なお、双眼鏡の機械的及び電気的構成は上記実施の
第1の形態と同様である。
【0075】図14のフローチャートに示すように、上
カバー50に設けられた防振スイッチ66の操作部66
Aを押されると、制御回路2021はモータ駆動回路2
02を介してモータ64とカム65の回転を開始し(#
3000→#3001)、リーフスイッチ78がON状
態になる(#3002)、上記モータ64を停止し(#
3003)、防振ユニット61を作動させる(#300
4)。
【0076】上記防振スイッチ66が押されている間は
上記防振ユニット61の作動を継続し(#3005のN
O)、制御回路201は上記防振ユニット61を停止し
(#3006)、上記モータ駆動回路202を介してモ
ータ64を回転させ(#3007)、リーフスイッチが
OFFになると(#3008)、上記モータ64を停止
する(#3009)。
【0077】これにより、操作スイッチを押している間
のみ、防振ユニット61を働かせ、指を操作スイッチよ
り離せば、ロック状態に戻るので、スイッチの切り忘れ
等によるバッテリーの消費を節約することができる。
【0078】なお、以上述べた構成において、防振スイ
ッチ66は電気スイッチであるので配置場所は、例えば
図15に示すようにプリズムの収納部の外装に備えるな
ど、双眼鏡の大きさや用途に応じて配置が可能である。
【0079】以上の実施の各形態によれば、操作部材を
電気的なスイッチで構成し、操作部材の押し圧を軽く設
定できるようにし、さらには電気的な処理によって防振
ユニット61を作動させている間でも操作部材から指を
離すことを可能にすることにより、双眼鏡を持ち易い位
置で保持したり、三脚を使用する際に双眼鏡から手を離
すことが可能となる。つまり、双眼鏡の操作性と長時間
の観察時における使用感を向上させることができる。
【0080】また、上記実施の第2や第3の形態のよう
に、タイマで一定時間後に防振ユニット61を停止した
り、操作部材から指を離すと同時に防振ユニット61を
停止することにより、バッテリーの消費を節約すること
を可能にできる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像振れ防止手段を作動させる為の操作部材の操作性を向
上すると共に、長時間の像振れ防止手段を作動させての
観察時であっても使用感の良好な双眼装置を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る双眼鏡(双眼
装置)の平面より見て示す断面図である。
【図2】図1の双眼鏡の側面より見て示す断面図であ
る。
【図3】図1の双眼鏡の背面より見て示す断面図であ
る。
【図4】図1の双眼鏡に具備された防振ユニットの部分
断面図である。
【図5】図4の防振ユニットの平面より見て示す断面図
である。
【図6】図4の防振ユニットの背面より見て示す断面図
である。
【図7】図4の防振ユニットの側面より見て示す断面図
である。
【図8】図4の防振ユニットの電気回路基板の正面図で
ある。
【図9】図1の双眼鏡に具備されたロック機構のロック
状態を側面より拡大して示す断面図である。
【図10】図1の双眼鏡に具備されたロック機構のアン
ロック状態を側面より拡大して示す断面図である。
【図11】図1の双眼鏡に具備された防振ユニットのロ
ック,アンロックに係る部分の回路構成を示すブロック
図である。
【図12】図1の双眼鏡に具備された防振ユニットのロ
ック,アンロックに係る部分の動作を示すフローチャー
トである。
【図13】本発明の実施の第2の形態に係る双眼鏡に具
備された防振ユニットのロック,アンロックに係る部分
の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の第3の形態に係る双眼鏡に具
備された防振ユニットのロック,アンロックに係る部分
の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の各形態に係る双眼鏡に具備さ
れた操作部材の位置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1L,1R 対物レンズ 2L,2R ポロ2型正立プリズム 3L,2R 接眼レンズ 4L,4R バリアングルプリズム 12L,12R 接眼ユニット 62 電気回路基板 61 防振ユニット 64 モータ 66 防振スイッチ 68 電気スイッチ 75 ロックレバー 78 リーフスイッチ 201 制御回路 202 モータ駆動回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の結像光学系と一対の接眼光学系に
    より構成される左右の光軸を有し、前記一対の結像光学
    系が形成する像を像振れ防止手段および前記一対の接眼
    光学系を通して観察する双眼装置において、前記像振れ
    防止手段の作動をロックするロック位置とロックを解除
    するアンロック位置との間で移動するロック部材と、該
    ロック部材を駆動し、ロック状態もしくはアンロック状
    態に切り換え、その後は前記ロック位置あるいは前記ア
    ンロック位置に前記ロック部材を保持する駆動手段と、
    該駆動手段を作動させるための操作部材とを有すること
    を特徴とする双眼装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材が前記アンロック位置に
    保持されている際には、前記像振れ防止手段は前記左右
    の光軸を所定の位置に保持することを特徴とする請求項
    1に記載の双眼装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、モータと、該モータに
    連結されたカム機構により構成されることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の双眼装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部材は、電気的スイッチである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の双眼装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック部材の移動に連動して、前記
    像振れ防止手段を制御するための制御手段のオン,オフ
    を切り換える切換手段を有することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の双眼装置。
  6. 【請求項6】 前記切換手段は、電気的スイッチである
    ことを特徴とする請求項5に記載の双眼装置。
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