JP2000303722A - 金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造 - Google Patents

金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造

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JP2000303722A
JP2000303722A JP11111738A JP11173899A JP2000303722A JP 2000303722 A JP2000303722 A JP 2000303722A JP 11111738 A JP11111738 A JP 11111738A JP 11173899 A JP11173899 A JP 11173899A JP 2000303722 A JP2000303722 A JP 2000303722A
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foam
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JP11111738A
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Shuichi Urashima
修一 浦島
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URASHIMA KENZAI KK
Original Assignee
URASHIMA KENZAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも長期間に亘って支柱の起立状態を
保持できる金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造を提供す
ることである。 【解決手段】 本発明の金属製支柱の埋設部の腐蝕防止
構造は、筒状の金属製支柱1の埋設部4の外面全域を合
成樹脂製の被膜2によって密着する状態で被覆すると共
に、埋設部4の内部に発泡体3を密着する状態で充填し
てあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製支柱の埋設
部の腐蝕防止構造に関する。なお、支柱は、主に道路標
識、道路防護柵、看板、フェンスなどの一部として用い
られる。
【0002】
【従来の技術】上記した各種の金属製支柱は、塗料を塗
って腐蝕を防止すると共に、その下側部分を土中やアス
ファルトに埋設することによって起立させていた。塗料
による腐蝕防止効果は長期間持続するものではなく、特
に埋設部は水が浸透しやすい苛酷な条件下に置かれてい
るので、上部に比べて腐蝕し易いものである。腐蝕する
と当然、折れるので、支柱としての機能を果たせなくな
り、例えば支柱を道路標識用に使用している場合は、ド
ライバーが危険に直面することにもなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的とするところは、従
来よりも長期間に亘って支柱の起立状態を保持できる金
属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筒状の金属製支柱の埋設部の外面全域を合成樹脂製の被
膜によって密着する状態で被覆すると共に、埋設部の内
部に発泡体を密着する状態で充填してあることを特徴と
する。
【0005】金属製支柱は筒状に限らず、断面C字状で
あっても良い。ただし、断面C字状の場合は、開口部を
塞ぐ必要があるので、請求項2記載の発明のように、断
面C字状の金属製支柱の埋設部の外面全域を合成樹脂製
の被膜によって断面C字状の開口部を塞ぎつつ密着する
状態で被覆すると共に、支柱の内部に発泡体を、被膜の
開口部を塞ぐ箇所の内面と支柱の内面とに密着する状態
で充填してあることを特徴とする構造であれば良い。な
お、「断面C字状」とは、長尺物が中空で、しかも、中
空部と外部とを連通する開口部を周面の一部に備えた形
状を意味し、具体例としては、例えば溝形状、リップ溝
形状、アングル形状等が挙げられる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第一例は、図1(イ)及
び(ハ)に示すように、円筒状の支柱1の下端部の外面
全域を被膜2によって取り囲むと共に、下端部の内部に
発泡体3を充填し、下端部の内外面全域に被膜2と発泡
体3をそれぞれ密着し、下端部の上部を地上に露出する
と共に、それより下側部分を埋設部4とし、埋設部4を
土中やアスファルトに埋めることによって支柱1を起立
させたものである。また、支柱1内の発泡体3の上に水
が溜まらないように、支柱1の上端にキャップ5を取り
付け、上端を塞いである。なお、支柱1は角筒状であっ
ても良い。
【0007】被膜2は以下の要領で形成する。被膜2と
なる筒体を支柱1の下端部の外側に遊びのある状態で挿
入し、それを熱湯に漬けるか或いは熱風に当てて、筒体
を熱収縮させて支柱1の外面に密着させ、被膜2を形成
する。被膜2は、口径が支柱1よりやや大きく、厚みが
0、5mm以上で、素材としては、非吸水性を備え且つ
熱収縮性、耐摩耗性および機械的強度に優れた合成樹
脂、例えば、ポリエチレン、塩化ビニールなどを用い
る。なお、耐摩耗性および機械的強度に優れていると、
土中に打ち込む際に剥離しないので、打ち込み作業が簡
単になる。また、被膜2が埋設部4より少し上側まで設
けてあるので、雨水の跳ね返りなどで埋設部4の次に腐
蝕しやすい箇所を保護してある。
【0008】また、発泡体3は以下の手順で形成する。
まず、支柱1の下端から内部に充填物6を、埋設部4よ
り上側に達するまで押し込んで、充填物6によって内部
を上下に仕切る。次に、発泡体3の材料となる液体を支
柱1の下端から注入すると、液体の化学反応が起こって
発泡体3が形成され、支柱1の内面全域に発泡体3が密
着して一体化する。液体の一例としては、ポリオール樹
脂とイソシアネート樹脂とを1:1の割合で混合した二
液性のものを用い、4〜20倍ほど容積が膨脹してウレ
タンとなる。なお、ウレタンの発泡体3は密着性と非吸
水性を備えている。
【0009】本発明の第二例は図1(ロ)に示すよう
に、埋設部4をコンクリートブロック7内に埋めて一体
化することによって支柱1を起立させたことを特徴とす
るものである。
【0010】本発明の第三例は図1(ニ)に示すよう
に、支柱1に断面C字状のものを用いたことを特徴とす
る。断面C字状を、さらに正確に言えば、左壁8と右壁
9をV字状に連続し、左右各壁8,9の端部に延長壁1
0を、開口部11が狭くなる方向にそれぞれ突出し、さ
らに、右壁9の中間部と左壁8の中間部の間に、補強壁
12を架設した構造である。支柱1の内部は補強壁12
によって二分されるが、双方に発泡体3を充填するもの
である。なお、開口部11側に充填した発泡体3は、成
形の際に一部が開口部11より外側に突出するので、突
出した部分を切り落として延長壁10と面一にした後
に、被膜2を成形して、発泡体3の開口部11側の面と
被膜2の内面を密着させてある。
【0011】図2(イ)は本発明を標識13の支柱1に
適用した使用状態を示す。また、図2(ロ)は本発明を
道路防護柵14の支柱1に適用した状態を示すものであ
る。図2(ハ)は、コ字型に屈曲させた支柱1を道路防
護柵14として利用する場合に、支柱1の両端部を埋設
部4として本発明を適用した使用状態を示す。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、支柱の埋設部の
外面全域および内面全域を被膜と発泡体によってそれぞ
れ密着する状態で被覆しているので、埋設部の内外面に
水が付着しなくなり、その結果、腐蝕を従来よりも長期
間に亘って防止でき、耐用性に優れた製品を提供するこ
とが可能となる。
【0013】請求項2記載の発明は、支柱の形状が断面
C字状であること以外は請求項1記載の発明と同等の構
造なので、上記した効果と同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ)(ハ)(ニ) 本発明の金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造を示し、
(イ)図は本発明の第一例を表す縦断面図で、(ロ)図
は第二例を示す縦断面図で、(ハ)図は第一例の横断面
図で、(ニ)図は第三例を表す横断面図である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ) 本発明の使用状態を示し、(イ)図は標識、(ロ)図お
よび(ハ)図は道路防護柵を表す。
【符号の説明】
1 支柱 2 被膜 3 発泡体 4 埋設部 11 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の金属製支柱(1)の埋設部(4)
    の外面全域を合成樹脂製の被膜(2)によって密着する
    状態で被覆すると共に、埋設部(4)の内部に発泡体
    (3)を密着する状態で充填してあることを特徴とする
    金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造。
  2. 【請求項2】 断面C字状の金属製支柱(1)の埋設部
    (4)の外面全域を合成樹脂製の被膜(2)によって断
    面C字状の開口部(11)を塞ぎつつ密着する状態で被
    覆すると共に、支柱(1)の内部に発泡体(3)を、被
    膜(2)の開口部を塞ぐ箇所の内面と支柱(1)の内面
    とに密着する状態で充填してあることを特徴とする金属
    製支柱の埋設部の腐蝕防止構造。
JP11111738A 1999-04-20 1999-04-20 金属製支柱の埋設部の腐蝕防止構造 Pending JP2000303722A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162406A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鋼管鉄塔内部防錆方法
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