JP2000303006A - 増粘剤組成物 - Google Patents
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Abstract
を配合してなる水系エマルション、水系エマルション塗
料を提供すること。 【解決手段】一般式(1)で示される化合物の1種以上
を含むことを特徴とする増粘剤組成物による。 [式中、X、Zの少なくとも一方はナフチル基、アント
リル基、ピレニル基から選ばれる基であり、Yはジイソ
シアネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、
OR、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレ
ン基であり、a、b、dは1〜500の整数であり、c
は1以上の整数である。]
Description
る。さらに詳しくは水系エマルション、水系エマルショ
ン塗料などに有用な増粘剤組成物に関するものである。
(ヒドロキシエチルセルロ−スなど)、合成品と多くの
物が知られている。合成品の中でもポリアクリル酸系や
ポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体など多くが知ら
れている。例えば水系エマルション塗料用にこれらの増
粘剤を用いた場合、天然物、半合成品、ポリアクリル酸
系はレベリング性が悪く、レベリング性を付与するため
にポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体が用いられて
いる。ポリオキシアルキレングリコ−ル誘導体として
は、ウレタン変成ポリオキシアルキレングリコ−ル、エ
ステル変成ポリオキシアルキレングリコ−ル、エポキシ
変成ポリオキシアルキレングリコ−ルなど多くが知られ
ている。(特公昭52−25840号、特公平1−55
292号、特開昭58−213074、特開昭58−1
64671)
キレングリコ−ル誘導体は、水系エマルション塗料に添
加し使用した場合、塗料の調色性を阻害するという欠点
を有するものであった。例えば、従来の増粘剤を配合し
た水系単層弾性塗料を塗布する場合、ロ−ラ−塗装、ス
プレ−塗装、ハケ塗りなどの塗装方法により塗膜の色目
が変わったり、経日による重ね塗りによって色目が変わ
るなど塗膜の美観を阻害する欠点があった。
た増粘剤組成物並びに当該増粘剤を配合してなる水系エ
マルション、水系エマルション塗料を提供することを目
的とする。
造を有するポリエ−テル化合物が上記の目的に合致する
ことを見出し本発明に至った。すなわち、本発明の増粘
剤組成物は一般式(1)で示される化合物の1種以上を
含むことを特徴とするものである。 [式中、X、Zは、ナフチル基、アントリル基、ピレニ
ル基、炭素数6〜24の炭化水素基から選ばれる基であ
り、X、Zの少なくとも一方はナフチル基、アントリル
基、ピレニル基から選ばれる基である。Yはジイソシア
ネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、O
R、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン
基であり、a、b、dは1〜500の整数であり、cは
1以上の整数である。]
01〜10重量%配合してなる水系エマルションであ
る。
0.01〜10重量%配合してなる水系エマルション塗
料である。
は、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基、炭素数6
〜24の炭化水素基から選ばれる基であり、X、Zの少
なくとも一方はナフチル基、アントリル基、ピレニル基
から選ばれる基である。X、Zの組み合わせとしては、
例えば両方がナフチル基の場合、両方がアントリル基の
場合、両方がピレニル基の場合、一方がナフチル基で他
方がアントリル基の場合、一方がナフチル基で他方がピ
レニル基の場合、一方がアントリル基で他方がピレニル
基の場合、一方がナフチル基で他方が炭素数6〜24の
炭化水素基の場合、一方がアントリル基で他方が炭素数
6〜24の炭化水素基の場合、一方がピレニル基で他方
が炭素数6〜24の炭化水素基の場合などがあげられ
る。炭素数6〜24の炭化水素基としては、例えば、飽
和炭化水素基、不飽和炭化水素基、直鎖炭化水素基、分
枝炭化水素基、脂肪族炭化水素基、環式炭化水素基、芳
香族炭化水素基などがあげられる。これらのうち好まし
くは両方がナフチル基の場合、一方がナフチル基で他方
がアントリル基の場合、一方がナフチル基で他方がピレ
ニル基の場合、一方がナフチル基で他方が炭素数6〜2
4の炭化水素基の場合である。
ネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、ジイ
ソシアネ−ト化合物としては特に限定されない。ジイソ
シアネ−ト化合物としては例えば、脂肪族系ジイソシア
ネ−ト化合物、芳香族系ジイソシアネ−ト化合物、脂環
族系ジイソシアネ−ト化合物などがあげられる。
例えば、メチレンジイソシアネ−ト、ジメチレンジイソ
シアネ−ト、トリメチレンジイソシアネ−ト、テトラメ
チレンジイソシアネ−ト、ペンタメチレンジイソシアネ
−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、ヘプタメチレ
ンジイソシアネ−ト、オクタメチレンジイソシアネ−
ト、ノナメチレンジイソシアネ−ト、デカメチレンジイ
ソシアネ−ト、ジプロピルエ−テルジイソシアネ−ト、
2,2−ジメチルペンタンジイソシアネ−ト、3−メト
キシヘキサンジイソシアネ−ト、2,2,4−トリメチ
ルペンタンジイソシアネ−ト、3−ブトキシヘキサンジ
イソシアネ−ト、1,4−ブチレングリコ−ルジプロピ
ルエ−テルジイソシアネ−ト、メタキシリレンジイソシ
アネ−ト、パラキシリレンジイソシアネ−ト、テトラメ
チルキシリレンジイソシアネ−トなどがあげられる。
例えば、メタフェニレンジイソシアネ−ト、パラフェニ
レンジイソシアネ−ト、2,4−トリレンジイソシアネ
−ト、2,6−トリレンジイソシアネ−ト、ジメチルベ
ンゼンジイソシアネ−ト、エチルベンゼンジイソシアネ
−ト、イソプロピルベンゼンジイソシアネ−ト、ビフェ
ニルジイソシアネ−ト、トリジンジイソシアネ−ト、
3,3’−ジメトキシビフェニルジイソシアネ−ト、ナ
フタレンジイソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネ−ト、2,2’−ジメチルジフェニルメ
タン−4,4’−ジイソシアネ−ト、3,3’−ジメト
キシジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ−ト、
4,4’−ジメトキシジフェニルメタン−3,3’−ジ
イソシアネ−ト、4,4’−ジエトキシジフェニルメタ
ン−3,3’−ジイソシアネ−ト、2,2’−ジメチル
−5,5’−ジメトキシジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネ−トなどがあげられる。
例えば、シクロヘキシルジイソシアネ−ト、水添キシリ
レンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト、
ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネ−ト
などがあげられる。
OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン基である。炭
素数が2未満および4を越えると増粘性が低下する。炭
素数2〜4のオキシアルキレン基としてはオキシエチレ
ン基、オキシプロピレン基およびオキシブチレン基など
があげられる。これらのうちオキシエチレン基は必須で
ある。オキシエチレン基の割合は、好ましくは全オキシ
アルキレン基の60重量%以上、さらに好ましくは全オ
キシアルキレン基の80重量%以上、特に好ましくは全
オキシアルキレン基の90重量%以上である。オキシエ
チレン基が60重量%未満では増粘性が低下する。O
R、OR’、OR”は2種以上のオキシアルキレン基を
ブロックまたはランダムに繋いだものでも良い。(O
R)a、(OR’)b、(OR”)dは同種でもよく、
異種の組み合わせでもよい。
々、OR、OR’、OR”の繰り返し単位を表わし、1
〜500の整数であり、好ましくは2〜400であり、
さらに好ましくは2〜300である。1未満および50
0を越えると増粘性が低下する。
公知のウレタン化反応を用いて合成することができる。
例えばポリエ−テルモノオ−ル、ポリエ−テルジオ−ル
およびジイソシアネ−トを2〜10時間反応して合成で
きる。例えば、ポリエ−テルモノオ−ル、ポリエ−テル
ジオ−ルおよびジイソシアネ−トから合成する場合、一
括仕込みによる合成方法でもよく、またポリエ−テルジ
オ−ルとジイソシアネ−トを反応させた後ポリエ−テル
モノオ−ルと反応させ合成する方法、あるいはポリエ−
テルモノオ−ルとジイソシアネ−トを反応させた後ポリ
エ−テルジオ−ルと反応させ合成する方法でもよい。反
応により副生成物ができる場合があるが副生成物との混
合物で使用できる。
は70〜100℃である。40℃未満では反応が遅く時
間がかかりすぎる欠点があり、また、130℃より高い
温度では異常な副反応が起こり好ましくない。
される溶剤は活性水素を含有しないことを要し、例えば
芳香族系溶剤としてトルエン、キシレンなど、脂肪族系
溶剤として石油エ−テル、n−ヘキサンなど、脂環式系
溶剤としてシクロヘキサン、シクロヘキサノン、デカリ
ンなど、ハロゲン含有溶剤としてクロロホルム、四塩化
炭素、エチレンジクロライド、クロルベンゼンなど、エ
ステル系溶剤として酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ペン
チルなど、ケトン系溶剤としてメチルエチルケトン、ジ
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどがあげられ
る。
れる触媒としては、例えばアミン系化合物としてトリエ
チルアミン、トリエチレンジアミン、ヘプタメチルジエ
チレントリアミン、N−メチルモルホリン、ベンジルト
リエチルアンモニウムハイドロオキサイドなど、金属含
有化合物として塩化第1スズ、塩化第2スズ、オクチル
酸スズ、オクチル酸鉛、ジブチルチンジラウレ−ト、ナ
フテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、ナフテン酸カリウ
ム、三塩化アンチモンなどがあげられる。触媒添加量は
仕込み全重量に対し、0.001〜1重量%である。ま
た添加方法は通常反応初期に加えるが反応中に分割して
添加してもよい。
水系エマルションおよび水系エマルション塗料について
説明する。
物を水系エマルションに対して0.01〜10重量%配
合したものであり、好ましくは0.05〜5重量%配合
したものである。配合量が0.01重量%未満では増粘
効果が発現せず、10重量%を越えると増粘し過ぎる。
組成物を水系エマルション塗料に対して0.01〜10
重量%配合したものであり、好ましくは0.05〜5重
量%配合したものである。配合量が0.01重量%未満
では増粘効果が発現せず、10重量%を越えると増粘し
過ぎる。
は、水系エマルション塗料および水系エマルションに直
接配合してもよく、また添加前に適当な粘度になるよう
に水あるいは溶剤で増粘剤を希釈してから配合してもよ
い。また例えばエマルション塗料に対してはグラインデ
ィングステ−ジ(混練工程)に添加してもよく、レット
ダウンステ−ジ(調整工程)に添加してもよい。
る水系エマルションとしてはアクリル系樹脂エマルショ
ン、酢酸ビニル系樹脂エマルション、塩化ビニル系樹脂
エマルション、アクリルスチレン系樹脂エマルション、
シリコン樹脂エマルション、ウレタン樹脂エマルショ
ン、エポキシ樹脂エマルション、フッ素樹脂エマルショ
ン、SBラテックス、SBRラテックス、ABSラテッ
クス、NBRラテックス、CRラテックスなどがあげら
れる。
る水系エマルション塗料は通常水系エマルション、顔
料、水、添加剤からなる。水系エマルションとしてはア
クリル系樹脂エマルション、酢酸ビニル系樹脂エマルシ
ョン、塩化ビニル系樹脂エマルション、アクリルスチレ
ン系樹脂エマルション、シリコン樹脂エマルション、ウ
レタン樹脂エマルション、エポキシ樹脂エマルション、
フッ素樹脂エマルション、SBラテックス、SBRラテ
ックス、ABSラテックス、NBRラテックス、CRラ
テックスなどがあげられる。顔料としては炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、サチンホワイト、硫酸バリウム、タル
ク、酸化亜鉛、石膏、シリカ、フェライトなどの無機顔
料、ポリスチレン系プラスチックピグメントなどの有機
顔料があげられる。水系エマルション塗料の製造方法と
しては、ボ−ルミル、サンドグラインドミルなどを用い
て顔料を分散し(グラインディングステ−ジ)、その後
水系エマルションを配合(レットダウンステ−ジ)し製
造する。
は水系エマルションおよび水系エマルション塗料以外
に、紙、革および繊維工業に対する水系コ−ティング
剤、洗浄剤、接着剤、ワックス、磨き剤、化粧品、洗面
用化粧品、医薬品、農薬などがあげられる。
が、本発明はこれに限定されるものではない。文中に部
または%とあるのは重量部または重量%の意味である。
明の実施例A〜Oの増粘剤組成物を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を420部、α−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを143部
入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で
3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次い
で、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを
23.5部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ
−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色
粘稠液状の反応生成物(実施例A)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を480部、β−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを58部入
れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3
時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次い
で、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを27.
8部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含
量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液
状の反応生成物(実施例B)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を420部、γ−アントロ−ルにエチレンオキサイ
ドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを150
部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃
で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次
いで、70℃に冷却しキシリレンジイソシアネ−トを2
6.3部加え、窒素気流下90〜95℃でイソシアネ−
ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘
稠液状の反応生成物(実施例C)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル10000(分子量10
000)を500部、ヒドロキシピレンにエチレンオキ
サイドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを6
6部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90
℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。
次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを1
7.4部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−
ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘
稠液状の反応生成物(実施例D)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を480部、α−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を30モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを117
部、α−アントロ−ルにエチレンオキサイドを20モル
付加したポリエ−テルモノオ−ルを86部入れ、低圧下
(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを26.9部
加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が
0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の
反応生成物(実施例E)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を480部、α−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを82部、
n−セチルアルコ−ルにエチレンオキサイドを50モル
付加したポリエ−テルモノオ−ルを195部入れ、低圧
下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却し水添キシリレンジイソシアネ−トを30.7部
加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が
0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の
反応生成物(実施例F)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を540部、β−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを33部、炭
素数15のセカンダリ−アルコ−ルにエチレンオキサイ
ドを10モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを60部
入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で
3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次い
で、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを
30.2部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ
−ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色
粘稠液状の反応生成物(実施例G)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル13000(分子量13
000)を650部、α−ナフト−ルにエチレンオキサ
イドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを51
部、ノニルフェノ−ルにエチレンオキサイドを5モル付
加したポリエ−テルモノオ−ルを22部入れ、低圧下
(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却しトリレンジイソシアネ−トを17.4部加え、
窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%に
なるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生
成物(実施例H)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を360部、β−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを22部、ス
チレン化フェノ−ルにエチレンオキサイドを100モル
付加したポリエ−テルモノオ−ルを282部入れ、低圧
下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを20.2部
加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が
0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の
反応生成物(実施例I)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を420部、α−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを86部、
オクタデシルアルコ−ルにエチレンオキサイドを50モ
ル付加したポリエ−テルモノオ−ルを138部入れ、低
圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱
水し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70
℃に冷却しキシリレンジイソシアネ−トを26.3部加
え、窒素気流下90〜95℃でイソシアネ−ト含量が0
%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の反
応生成物(実施例J)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル13000(分子量13
000)を520部、α−ナフト−ルにエチレンオキサ
イドを20モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを57
部、ノニルフェノ−ルにエチレンオキサイドを5モル付
加したポリエ−テルモノオ−ルを10.6部入れ、低圧
下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却しトリレンジイソシアネ−トを13.9部加え、
窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−ト含量が0%に
なるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生
成物(実施例K)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を420部、β−ナフト−ルにエチレンオキサイド
を5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを36部、ス
チレン化フェノ−ルにエチレンオキサイドを50モル付
加したポリエ−テルモノオ−ルを105部入れ、低圧下
(5〜10mmHg)にて80〜90℃で3時間脱水
し、系の水分含量を0.03%とした。次いで、70℃
に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを23.5部
加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−ト含量が
0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘稠液状の
反応生成物(実施例L)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル1000(分子量100
0)を15部、α−ナフト−ルにエチレンオキサイドを
450モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを598部
入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90℃で
3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。次い
で、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネ−トを
2.5部加え、窒素気流下85〜90℃でイソシアネ−
ト含量が0%になるまで反応させ(3時間)、淡黄色粘
稠液状の反応生成物(実施例M)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを重
量比82:18の割合でランダム共重合させた分子量6
440のポリエ−テルジオ−ルを515部、β−ナフト
−ルにエチレンオキサイドを5モル付加したポリエ−テ
ルモノオ−ルを58部入れ、低圧下(5〜10mmH
g)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量を
0.03%とした。次いで、70℃に冷却しトリレンジ
イソシアネ−トを13.9部加え、窒素気流下80〜8
5℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ
(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例N)
を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、エチレンオキサイドとブチレンオキサイドを重量
比88:12の割合でランダム共重合させた分子量60
00のポリエ−テルジオ−ルを480部、γ−アントロ
−ルにエチレンオキサイドを20モル付加したポリエ−
テルモノオ−ルを172部入れ、低圧下(5〜10mm
Hg)にて80〜90℃で3時間脱水し、系の水分含量
を0.03%とした。次いで、70℃に冷却しキシリレ
ンジイソシアネ−トを15部加え、窒素気流下85〜9
0℃でイソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ
(2時間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(実施例O)
を得た。
明の比較例M〜Sの増粘剤組成物を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を480部、n−セチルアルコ−ルにエチレンオキ
サイドを30モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを2
50部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜9
0℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とし
た。次いで、70℃に冷却しヘキサメチレンジイソシア
ネ−トを26.9部加え、窒素気流下85〜90℃でイ
ソシアネ−ト含量が0%になるまで反応させ(3時
間)、淡黄色粘稠液状の反応生成物(比較例P)を得
た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル20000(分子量20
000)を600部、ノニルフェノ−ルにエチレンオキ
サイドを50モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを1
45部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜9
0℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とし
た。次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−ト
を10.4部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシア
ネ−ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄
色粘稠液状の反応生成物(比較例Q)を得た。
粘度用攪拌機を付した容量1000mlの4つ口フラス
コに、ポリエチレングリコ−ル6000(分子量600
0)を480部、スチレン化フェノ−ルにエチレンオキ
サイドを5モル付加したポリエ−テルモノオ−ルを18
9部入れ、低圧下(5〜10mmHg)にて80〜90
℃で3時間脱水し、系の水分含量を0.03%とした。
次いで、70℃に冷却しトリレンジイソシアネ−トを2
7.8部加え、窒素気流下80〜85℃でイソシアネ−
ト含量が0%になるまで反応させ(2時間)、淡黄色粘
稠液状の反応生成物(比較例R)を得た。
の方法により評価した。結果を表1、表2および表3に
示した。
粘剤40部、ブチルトリグリコ−ルエ−テル20部と水
40部を均一配合し各々の増粘剤溶液を得た。
性評価 二酸化チタン〔石原産業(株)製、R−630〕250
重量部、分散剤〔サンノプコ(株)製、SNディスパ−
サント5040〕10重量部、消泡剤〔ヘンケルKGa
A製、デヒドラン1620〕0.5重量部、消泡剤〔サ
ンノプコ(株)製、SNデフォ−マ−380〕8重量
部、防腐剤〔サンノプコ(株)製、ノプコサイドSN−
215〕1重量部、水160重量部、単層弾性塗料用エ
マルション(アクリルスチレン系)530重量部、エチ
レングリコ−ル10重量部、造膜助剤〔イ−ストマンケ
ミカルカンパニ−製、テキサノ−ル〕20重量部、増粘
剤溶液15重量部なる配合の水系エマルション塗料を作
成した。その後作成塗料を25℃に温調した後、20r
pmでの粘度((株)トキメックBH型粘度計)を測定
した。
性評価 評価例1で使用した塗料100重量部、消泡剤〔サンノ
プコ(株)製、SNデフォ−マ−380〕0.5重量
部、色顔料4重量部なる配合で、卓上ホモジナイザ−に
て3000rpmで10分攪拌し均一化した。この塗料
をロ−ラ−にてスレ−ト板に塗布し、A、タッチアップ
テスト(1回塗りした塗膜が乾燥後、一部に刷毛による
上塗りを行う)B、ラビングテスト(塗膜面を指でこす
る)C、スポッティングテスト(塗膜の別の部分に塗料
を少量落とし、スレ−ト板を傾けて塗料を垂れさせる)
を行い乾燥後、1回塗りの塗膜面との色の差異を観察し
た。色顔料として黒顔料(カ−ボンブラク)、青顔料
(フタロシアニンブル−)を用いた。
増粘剤組成物並びに当該増粘剤を配合してなる水系エマ
ルション塗料、水系エマルションを提供したことにあ
る。本発明の増粘剤を配合してなる水系エマルション塗
料を使用した場合、ロ−ラ−塗装、スプレ−塗装、ハケ
塗りなどの塗装方法により塗膜の色目が変わることがな
く、また経日による重ね塗りによって色目が変わること
がないなど塗膜の美観を阻害しないという特徴を有す
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1)で示される化合物の1種以
上を含むことを特徴とする増粘剤組成物。 [式中、X、Zは、ナフチル基、アントリル基、ピレニ
ル基、炭素数6〜24の炭化水素基から選ばれる基であ
り、X、Zの少なくとも一方はナフチル基、アントリル
基、ピレニル基から選ばれる基である。Yはジイソシア
ネ−ト化合物から導かれる2価の有機残基であり、O
R、OR’、OR”は炭素数2〜4のオキシアルキレン
基であり、a、b、dは1〜500の整数であり、cは
1以上の整数である。] - 【請求項2】 請求項1に記載の増粘剤組成物を0.0
1〜10重量%配合してなる水系エマルション。 - 【請求項3】 請求項1に記載の増粘剤組成物を0.0
1〜10重量%配合してなる水系エマルション塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11309299A JP4378487B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 増粘剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11309299A JP4378487B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 増粘剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000303006A true JP2000303006A (ja) | 2000-10-31 |
JP4378487B2 JP4378487B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=14603289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11309299A Expired - Lifetime JP4378487B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | 増粘剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4378487B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013558A1 (ja) | 2005-07-27 | 2007-02-01 | Nippon Paint Co., Ltd. | 水性メタリック塗料組成物及び複層塗膜形成方法 |
JP2017082085A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 株式会社リコー | インク、インクの製造方法、インクカートリッジ |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11309299A patent/JP4378487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013558A1 (ja) | 2005-07-27 | 2007-02-01 | Nippon Paint Co., Ltd. | 水性メタリック塗料組成物及び複層塗膜形成方法 |
JP2017082085A (ja) * | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 株式会社リコー | インク、インクの製造方法、インクカートリッジ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4378487B2 (ja) | 2009-12-09 |
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