JP2000301431A - 加工ステーションにおけるパレット移載方法 - Google Patents
加工ステーションにおけるパレット移載方法Info
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Abstract
く、パレットの保持も行い、パレットの搬送を行える工
作機械を提供する。 【解決手段】 加工ステーションのベース1の上に工作
機械100及び加工テーブル装置200が載置され、ベ
ース1の外側に工作機械100を囲むようにパレットス
トッカー300が配置され、更に工作機械100の上方
にオートツールチェンジャー(ATC)400が配置さ
れている。
Description
クを取り付けるパレットの搬送手段として利用した加工
ステーションでのパレット移載方法に関する。
ており、正確な位置決め機能を有している。そこで、こ
の位置決め機能を利用してワークやワークを取り付けた
パレットを、加工テーブルに自動的に着脱せしめるよう
にした先行技術がある。
報及び特開昭55−112753号公報を挙げることが
できる。特開昭55−70543号公報に開示される内
容は、主軸(スピンドル軸)のチャック部にワーク(パ
レット)を保持するための専用の部材を設け、特開昭5
5−112753号公報に開示される内容は、加工工具
とパレット搬送工具に共通して工具ソケットが挿着さ
れ、この工具ソケットを介して加工工具またはパレット
搬送工具を主軸に着脱自在としたものである。
ず、加工工具の自動交換装置のアームによって、ワーク
ストッカーとワークセット位置(加工テーブル)との間
でワークの受け渡しを行うことが特開平4−20104
4号公報に提案されている。
3号公報及び特開昭55−112753号公報に開示さ
れる先行技術は、いずれも主軸にワーク(パレット)を
保持するための専用の部材を必要とし、部品点数が増加
するとともに、専用の部材を主軸に取り付けるのに手間
がかかる。一方、特開平4−201044号公報に開示
される内容では、工作機械の位置決め機構を利用してお
らず、構造的には前2者に比べ複雑になる。
発明に係る加工ステーションにおけるパレット移載方法
は、工作機械と、ワークを取り付けたパレットをストッ
クするパレットストッカーと、工作機械にてワークを加
工する際にパレットを固定する加工テーブル装置とを備
えた加工ステーション内で、前記パレットを移載する方
法であって、前記工作機械の加工工具を交換自在とした
主軸に、前記パレットを直接保持し、工作機械自身の動
作でパレットをワーク供給位置とパレットストッカーと
の間、若しくはパレットストッカーと加工テーブル装置
との間で移載するようにした。
直接保持することで、専用の部材を省いたので、部品点
数が少なくなり、またパレットの保持を解除した状態
で、そのまま加工工具を取り付けることができるので、
パレットの保持とパレットに保持されているワークの加
工とを連続して行うことができる。
レットの搬送を行うには、工作機械の動作自由度が高い
方が好ましい。例えば、4軸に自由度を有するようにす
る。即ち、工作機械にターンブロックと主軸部を設け、
ターンブロックは垂直軸を中心として水平面内で旋回可
能とし、主軸部はターンブロックに対し水平軸を中心と
して垂直面内でチルト動作可能で、主軸の軸方向に進退
可能で更に主軸廻りに回転可能とする。
図面に基づいて説明する。図1は加工ステーション全体
の概略斜視図、図2は同加工ステーションの平面図、図
3は同加工ステーションの側面図、図4は同加工ステー
ションの異なる方向から見た側面図、図5は別実施例に
係る加工ステーションの平面図、図6は別実施例に係る
加工ステーションのパレットストッカーを示す側面図、
図7は工作機械の側面図、図8は工作機械の図7とは反
対側から見た側面図、図9は工作機械の主軸先端とパレ
ットとの結合構造を示す図、図10(a)は工作機械の
主軸でパレットを保持した状態の拡大図、(b)は工作
機械の主軸で加工工具を保持した状態の拡大図、図11
はパレットのクランプ爪を開閉する油圧回路を示す図、
図12は工作機械が加工テーブル装置にパレットを移載
している状態を示す側面図、図13は工作機械がワーク
を加工している状態を示す側面図、図14は加工テーブ
ル装置のバランス機構を示す側面図、図15は図14の
B方向から見た部分を一部切欠した拡大図、図16は別
実施例を示す図14と同様の図、図17は図16のC−
C方向断面図、図18は加工テーブル装置のテーブル面
を示す図、図19は図18の拡大図、図20は図19の
A−A線断面図である。
ンにはベース1が設けられ、このベース1の上に工作機
械100及び加工テーブル装置200が載置され、ベー
ス1の外側に工作機械100を囲むようにパレットスト
ッカー300が配置され、更に工作機械100の上方に
オートツールチェンジャー(ATC)400が配置され
ている。
ロック101が垂直軸を中心として水平面内で旋回可能
とされ、これにより工作機械100が加工テーブル装置
200、パレットストッカー300及びワーク供給位置
500に対し対向する。
ク101に対し水平軸102を中心として支持部103
がモータ104の駆動により垂直面内でチルト動作可能
に取り付けられ、この支持部103には主軸受け105
がモータ106の駆動により進退可能に支持され、更に
主軸受け105内には図示しないモータにて高速回転せ
しめられる主軸(スピンドル軸)107が支持されてい
る。
前記支持部103から後方に向けて延びる雄ネジ棒11
0にナット部材111を介して前記主軸受け105が取
り付けられ、前記モータ106の駆動で雄ネジ棒110
を回転せしめることで、ナット部材111がガイドロッ
ド112に沿って移動し、このナット部材111ととも
に主軸受け105が進退動する。
ことで、主軸107が図3または図4に示すように、加
工テーブル装置200、パレットストッカー300或い
はオートツールチェンジャー400の高さに適合する方
向を向く。
反対側の水平軸102の端部には、レバー108の基端
部を取り付け、このレバー108の先端部にバランスシ
リンダ109のロッドを取り付け、主軸受け105の進
退動に伴う重量のアンバランスを吸収するようにしてい
る。
を取り付けるパレットPとワークに対して切削、穴開け
等の加工を施す加工工具Tが選択的に保持し得る構造に
なっている。
パレットPと加工工具Tの保持構造について説明する。
主軸107には軸方向に貫通穴107aが形成され、こ
の貫通穴107aの先端部は受け凹部113とされ、こ
の受け凹部113は図10に示すように、雌テーパ部1
13aとこの雌テーパ部113aに連続するストレート
部113bとから構成され、パレットPを保持する場合
には、図10(a)に示すように、パレットPのシャン
ク部600のストレート部601が受け凹部113のス
トレート部113bに嵌合し、加工工具Tを保持する場
合には、図10(b)に示すように、加工工具Tのテー
パコーン部700が受け凹部113の雌テーパ部113
aに嵌合するようにしている。
工工具Tを保持する。この場合、受け凹部113の同じ
箇所でパレットPと加工工具Tを保持すると、パレット
PはワークWを取り付けるとかなりの重量物となり、受
け凹部113の表面を傷つける虞れがある。そして、内
面が傷ついた受け凹部113で加工工具Tを保持した場
合、主軸107は加工時に高速回転するので、加工工具
Tの回転軸芯がブレたり、ガタつき加工精度が悪くな
る。
に受け凹部113の形状を単純な雌テーパ状とせず、雌
テーパ部113aに連続してストレート部113bを設
け、このストレート部113bでパレットPのストレー
ト部601を保持し、雌テーパ部113aにはパレット
Pの一部が接触しないようにした。
107との対向面には環状の凸部602を形成し、保持
状態ではこの凸部602が主軸107端面に当接するよ
うにしている。シャンク部600の対向面の全面を主軸
107端面に当接せしめると当接面積が大きいのでガタ
つきが生じる虞れがあるが、小面積の凸部602を当接
せしめることで、ガタつきを未然に防止できる。
成した貫通穴107a内には図示しないシリンダにて進
退動(図において左右動)せしめられるクランピングス
リーブ115が臨み、このクランピングスリーブ115
の外側に軸方向にすり割を形成したグリッパ116が設
けられ、またクランピングスリーブ115内はクーラン
トの流路117とされている。
リーブ115が左側に位置しているときは、グリッパ1
16は縮径し、パレットPのストレート部601を受け
凹部113から引き抜くことが可能である。そして、斯
かる状態から図示しないシリンダを駆動すると、クラン
ピングスリーブ115が図中右側に引き込まれる。する
と、クランピングスリーブ115の雄テーパ部がグリッ
パ116内に入り込み、グリッパ116を拡開し、パレ
ットPのストレート部601を受け凹部113のストレ
ート部113bとの間で強固に保持する。
に示すように、パレットPの本体に固定部材603を介
して前記シャンク部600を固着している。固定部材6
03及びシャンク部600には共通の貫通穴が形成さ
れ、この貫通穴にチェックバルブ604が挿入されてい
る。
との間に設けたスプリング605によって突出方向に付
勢され、主軸107に保持されていない状態ではチェッ
クバルブ604のランド部が固定部材603に形成した
バルブシート面606に密に当接する。
07が形成され、この通路607は前記クランピングス
リーブ115内のクーラントの流路117を介してクー
ラント(切削液)の供給源につながっている。
めの4個のクランプ爪608が設けられている。このク
ランプ爪608のクランプ・アンクランプ動作を図9及
び図11に基づいて説明する。
な弾発部材609にて常時クランプ方向に付勢されてい
る。そして、パレットPが主軸107に保持されていな
い状態では、前記したようにチェックバルブ604にて
クーラントの通路は閉じられているので、パレットP内
に形成された通路及びクランプ爪608にアンクランプ
方向の力を付与する室610にはクーラントが満たされ
ている。ただし、室610内のクーラントから与えられ
る力よりも弾発部材609の力が大きいため、クランプ
爪608はクランプ状態を維持する。
た状態を図9で示しており、この状態ではチェックバル
ブ604がスプリング605の弾発力に抗してクランピ
ングスリーブ115によって内方に押され、チェックバ
ルブ604のランド部が固定部材603に形成したバル
ブシート面606から離れ、クーラントの通路が連通す
る。
609の力が大きいため、クランプ爪608はクランプ
状態を維持する。弾発部材609の力に抗してアンクラ
ンプ状態にするには、図11に示すように、ブースター
611にて高圧状態でクーラントを供給する。これによ
り室610内の圧力が弾発部材609の弾発力よりも大
きくなり、クランプ爪608がアンクランプ状態とな
る。
させる流体として、作動油を用いずにクーラントを使用
している。クーラントは工作機械によって切削或いは穴
開け加工をする場合に必要であり、このクーラントを作
動流体として用いることで、作動油を供給するための配
管が不要で、今までの主軸の構造をそのまま利用するこ
とができる。
には常にクーラントが満たされているので、クランプ爪
608をアンクランプさせるためにブースター611で
加圧した際の圧力伝達が瞬時になされ、クランプ・アン
クランプの動作切替が確実且つ遅れ動作なく行える。
に対し支持ブロック201が垂直軸を中心として水平面
内で旋回可能とされ、この支持ブロック201に対し水
平軸202が取り付けられている。水平軸202の一端
には水平軸202を回転させるためのモータ203(図
2参照)が設けられている。
更にはワークWを取り付けたパレットPとともに加工テ
ーブルを回動させるため、水平軸202の他端側にはバ
ランス機構を設けている。
すように、支持ブロック201にブラケット204a,
204bを設け、ブラケット204aにはシリンダユニ
ット205の基部を取り付け、ブラケット204bには
ロッド204cの一端を取り付けている。また、前記ブ
ラケット204aにはプレート206の下端を溶接等に
て固着し、このプレート206の先端に前記ロッド20
4cの先端をナットを介して位置調整可能に取り付けて
いる。更に、プレート206には軸207を回転自在に
支持し、軸207の一端にはクランク208を取り付
け、他端にはギヤ209を取り付け、クランク208に
は前記シリンダユニット205のロッドを連結し、また
水平軸202の他端側に設けたギヤ210と前記ギヤ2
09との間にタイミングベルト211を張設している。
ここで、加工テーブル212が水平軸202に対し側方
位置となった状態で停止し、水平軸202に対しねじり
力を与える位置にあるとき、タイミングベルト211の
上側または下側(ギヤ209,210に対して)が引張
状態となり、プレート206に倒れ方向の力(図14に
おいて右方向の力)が作用する。そして、このままで
は、プレート206の下端取付部に過大な力が作用する
ことになるので、前記ロッド204cで突っ張りプレー
ト206の倒れを防止している。
にはロータリジョイント213(図17参照)を設けて
いる。このロータリジョイント213が水平軸202端
に取付けられているので、工作機械に適用するような一
般的なバランス機構を採用することができず上記のよう
な構造を採用している。
12が取り付けられているので、加工テーブル212の
重さが水平軸202に捩りモーメントとなって作用する
が、シリンダユニット205を駆動し、この駆動力をク
ランク208、軸207、ギヤ209、タイミングベル
ト211及びギヤ210を介して当該捩り力と反対方向
の力を水平軸202に付与することでキャンセルされ、
バランスが維持されるる。このバランスの維持は、水平
軸202廻り360°の何れの箇所に加工テーブル21
2が位置した場合でも発揮することができる。
例を示す図14及び図15と同様の図であり、この実施
例にあっては、タイミングベルト211の代りにギヤ2
14を用い、他の部材については図14及び図15に示
した実施例と同一としている。
軸にレバー108を取り付け、このレバー108の先端
部にバランスシリンダ109のロッド100を取り付け
るようにしたが、スペース的な制約等があって、軸にレ
バーを取り付けられない場合には、上記したように、軸
の動きをタイミングベルトやギヤ列を介して離れた箇所
に設けたレバーやクランクを介してバランスシリンダに
伝達するようにすればよい。
8〜図20に基づいて説明する。加工テーブル212の
取付面側の四隅には、パレットPをクランプする爪21
5を備え、このクランプ爪215の内側位置には、パレ
ットPの着座を確認するためのセンサ216を設けてい
る。このセンサ216の構造としては、例えば、常時エ
アを噴出するものとし、パレットPが着座した際にパレ
ットPによってエア噴出口を塞ぎ、これを検知する構造
とする。
215によるクランプを解除した状態でパレットを旋回
(90°)せしめる旋回用モータ217を設け、クラン
プを解除した状態でパレットPの落下を防ぐためのチャ
ック218を加工テーブル212の取付面側の中央に設
けている。このチャック218は図示しないシリンダユ
ニットとリンク機構を組み合わせることで開閉動を行
う。
モータ217によってパレットPと一体的に旋回するア
ーム219を設け、また、このアーム219の旋回位置
を規制する近接スイッチ220,221を加工テーブル
212側に90°離間して設け、更に、アーム219に
は三角形状のプレート222を取り付け、この旋回限に
おいてプレート222を加工テーブル212に設けたダ
ンパ223,224に当てることでパレットPの旋回を
衝撃なく停止せしめるようにしている。
ジが刻設され、ナット部材225,226を介して支持
プレート227に位置調整可能に取り付けられ、位置調
整することにより旋回範囲を調整し得る構成にしてい
る。
から離れた位置には、2つの昇降用シリンダ228,2
29が設けられ、この昇降用シリンダ228,229の
作動によりパレットPの位置決めを行うロケートピン2
30,231が加工テーブル212の取付面側に出没す
る。
説明する。パレットストッカー300は、図2に示すよ
うに工作機械100を囲むように複数のパレット受け枠
301を配置している。各パレット受け枠301には1
枚のパレットPが収納される。
6面(全面)を加工することを可能にしている。パレッ
トPにワークWを固定した状態でワークWを加工する場
合、加工テーブル212を回動したり、加工テーブル2
12に保持されたままでパレットPを旋回することによ
り、最大5面までは加工することができる。しかしなが
ら、残る1面、即ち、パレットPに取り付けられた面に
ついてはパレットP自体が邪魔になって加工することが
できない。
に、ワークWを所定の面まで加工したならば、別のパレ
ットPを用意し、このパレットPにワークWを移し換
え、残りの未加工の面を加工するようにしている。
めには、2種類のパレットPが必要となり、図2に示す
例では6つのパレット受け枠301を配置しているの
で、3種類のワークWを加工することができる。
図3に示すように、パレット載置部302が工作機械1
00の水平軸102に向かって前上がりに傾斜し、後端
部にパレットPのストッパ303を設け、パレット載置
部302からパレットPを受け取るには、工作機械10
0の支持部103のチルト動によって主軸受け105を
パレット載置部302に平行にし、この状態のまま、主
軸受け105をパレット載置部302に向けて伸張し、
この後は図9に示したように、主軸107の受け凹部1
13にパレットPのストレート部601を嵌合するとと
もに、クランピングスリーブ115を引き込み、グリッ
パ116を拡開して、主軸107でパレットPを保持す
る。
は、パレットストッカー300が工作機械100の周囲
約180°を囲み、ワーク搬入ラインL1がワーク搬出
ラインを兼ねる構成としている。斯かる構成とすること
で、前記したように3種類のワークWの加工に対処でき
るのであるが、ワーク搬入ラインL1が搬出ラインを兼
ねるため、加工手順等に制約が生じる。
ンとを別々にした例を図5及び図6に示す。ここで、図
5は別実施例に係る加工ステーションの平面図、図6は
別実施例に係る加工ステーションのパレットストッカー
を示す側面図である。
L1とワーク搬出ラインL2とを一直線上に設け、この
間に工作機械100が位置し、ラインの一方側にパレッ
トストッカー300を、他方側に加工テーブル装置20
0を配置し、全体として左右対象とし、他の装置の配置
との兼ね合い等に自由度が高くなるレイアウトになって
いる。
搬出ラインL2とを一直線上に設けため、パレットスト
ッカー300を配置するスペースが狭まってしまう。そ
こで、この実施例にあっては、パレット受け枠301に
パレット載置部302を上下2段設け、1つのパレット
受け枠301に2種類のパレットPをストックするよう
にしている。
同じであるが、上段のパレット載置部302は、工作機
械100の水平軸102に向かって前下がり傾斜し、前
端部にパレットPのストッパ303を設けている。
オートツールチェンジャー(ATC)400は、図1に
示すように、多数の加工工具Tをガンベルト状に保持し
た工具ストッカー401と、この工具ストッカー401
と前記主軸107との間で工具Tの交換を行う交換装置
402とからなる。
され、交換装置402は図4に示すように、軸403を
中心として旋回するアーム404の両端に工具ホルダ4
05を設け、これら2つの工具ホルダ405の一方に工
作機械100から工具ストッカー401に戻す工具を、
他方に工具ストッカー401から新たに工作機械100
の主軸107に取り付ける工具Tを保持し、旋回と進退
動を組み合わせることで交換を行う。
ンにおけるシリンダブロック等のワークWの6面(全
面)を加工する手順を図21〜図34に基づいて説明す
る。尚、図21〜図34のうち、図21〜図23、図2
5、図26、図30、図31、図33及び図34は加工
ステーションの概略平面図、残りの図は概略側面図であ
る。
0を垂直軸廻りに旋回させ、図22に示すように工作機
械100の主軸107をパレットP1に向け、次いで、
主軸107でパレットP1を保持する。この状態を図3
でも示している。
を垂直軸廻りに前記とは反対方向に旋回させ、図23に
示すように、主軸107をパレットP1をワーク供給位
置500に向け、ワークWの上方に主軸107に保持さ
れた状態のパレットP1を臨ませる。
クランプ・アンクランプ機構により、クランプ爪608
を開とし、ワークWの位置決めが終了したらクランプ爪
608によってパレットP1にワークWを固着する。
パレットP1にワークWを固着したまま、主軸107を
上方にチルト動せしめるとともに工作機械100を垂直
軸廻りに旋回させ、主軸107に保持されたパレットP
1を下向きの加工テーブル212の下方に位置せしめ、
更に主軸107を上方にチルト動せしめることで、パレ
ットP1の裏面(ワーク保持面の反対側面)を加工テー
ブル212の取付面に押し当て、パレットP1を加工テ
ーブル212側に受け渡す。
に、加工工具Tを取付け、図13に示すように、加工工
具TにてワークWの所定面を加工する。図13に示した
状態での加工が終了したならば、パレットP1を右に9
0°旋回させ右側面を、次いで左に90°旋回させ左側
面を加工し、更に、水平軸202を中心として加工テー
ブル212を垂直面内で90°回動せしめ、ワークの上
面を加工する。
及び上面の加工が終了する。このときワークWの4面が
加工され、ワークWの後面及び底面(加工テーブル21
2への取付け面)が未加工のまま残る。
を後退させ、主軸107の先端部に保持されている工具
Tを工具ストッカー401に戻し、主軸107先端は空
の状態として、第2のパレットP2方向に工作機械10
0を旋回せしめる。ここで、パレットP2にはワークW
の上面を取り付けるための位置決め穴等が設けられてい
る。
が向いたならば、図26に示すように、主軸107でパ
レットP2を保持し、この状態のまま工作機械100を
前記とは反対方向に旋回させ、図27に示すように、パ
レットP2をパレットP1に固着されたワークWの上方
に位置させる。
取り付ける。このとき、ワークWはパレットP1及びパ
レットP2でサンドイッチされた状態になる。この後、
加工テーブル212によるパレットP1の保持状態を解
除し、加工テーブル212のみ水平軸廻りに約180°
回転させ、パレットP2の上方に加工テーブル212を
位置せしめる。
ル212にパレットP2を保持せしめる。この状態で、
パレットP2は加工テーブル212と主軸107の双方
に保持されている。この後、主軸107をパレットP2
から外し、図29に示すように、主軸107にてパレッ
トP1を保持し、ワークWとパレットP1との係合状態
を解除する。
00を垂直軸廻りに旋回させ、主軸107先端で保持す
るパレットP1をパレットストッカーに戻す。そして、
図31に示すように、主軸107先端に工具Tを取り付
け、この工具Tによって未加工年て残された面を加工す
る。
れたならば、再び主軸107先端から工具Tを取り外
し、図32に示すように、主軸107先端でパレットP
2を保持し、加工テーブル212による保持状態を解除
し、主軸107先端でパレットP2を保持したまま、工
作機械100を垂直軸廻りに旋回させ、図33に示すよ
うに、加工後のワークWをワーク供給位置500に戻
す。
2を元のパレットストッカーの位置に戻して一連の作業
が終了する。
加工ステーションにおける工作機械に2つの機能、即
ち、工作機械の主軸に加工工具の保持とパレットの保持
の2つの機能を設け、工作機械自身の動作でパレットを
パレットストッカーと加工パレットテーブル装置との間
で移載するようにしたので、従来であれば、パレットを
ストッカーから加工テーブルに移載する間、工作機械は
何もしない待機状態のままであったのを、本発明によれ
ば、工作機械自身が待機状態になることは殆んどなく、
効率よく加工作業を行うことができる。
作機械の主軸(スピンドル)にて直接パレットを保持す
るようにしたので、部品点数が少なくなり、またパレッ
トの保持を解除した状態で、そのまま工作機械の主軸に
加工工具を取り付けることができるので、パレットの保
持とパレットに保持されているワークの加工とを連続し
て行うことができる。
ステーションの概略斜視図
図
トッカーを示す側面図
示す図
た状態の拡大図、(b)は工作機械の主軸で加工工具を
保持した状態の拡大図
示す図
載している状態を示す側面図
側面図
図
拡大図
図
図
図
図
図
図
図
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ク、102…水平軸、103…支持部、104…モー
タ、105…主軸受け、106…モータ、107…主
軸、108…レバー、109…バランスシリンダ、11
0…雄ネジ棒、111…ナット部材、112…ガイドロ
ッド、113…受け凹部、113a…雌テーパ部、11
3b…ストレート部、115…クランピングスリーブ、
116…グリッパ、117…クーラント流路、200…
加工テーブル装置、201…支持ブロック、202…水
平軸、203…モータ、204a,204b…ブラケッ
ト、205…シリンダユニット、206…プレート、2
07…軸、208…クランク、209,210,214
…ギヤ、211…タイミングベルト、212…加工テー
ブル、213…ロータリージョイント、215…クラン
プ爪、216…センサ、217…旋回用モータ、218
…チャック、219…アーム、220,221…近接ス
イッチ、222…プレート、223,224…ダンパ、
225,226…ナット部材、227…支持プレート、
228,229…昇降用シリンダ、230,231…ロ
ケートピン、300…パレットストッカー、301…パ
レット受け枠、302…パレット載置部、303…スト
ッパ、、400…オートツールチェンジャー(AT
C)、401…工具ストッカー、402…工具交換装
置、500…ワーク供給位置、600…シャンク部、6
01…ストレート部、602…凸部、603…固定部
材、604…チェックバルブ、605…スプリング、6
06…バルブシート面、607…通路、608…クラン
プ爪、609…弾発部材、610…室、611…ブース
ター、700…加工工具Tのテーパコーン部、L1…ワ
ーク搬入ライン、L2…ワーク搬出ライン、P,P1,
P2…パレット、T…加工工具、W…ワーク。
1)
ル212にパレットP2を保持せしめる。この状態で、
パレットP2は加工テーブル212と主軸107の双方
に保持されている。この後、主軸107をパレットP2
から外し、支持ブロック201を垂直軸廻りに180°
廻してパレットP1の保持部を主軸107に向け、図2
9に示すように、主軸107にてパレットP1を保持
し、ワークWとパレットP1との係合状態を解除する。
パレットP1を主軸107で保持するには、図28の状
態から主軸107によるパレットP2の保持を解除し、
次いで、加工テーブル212を水平軸廻りに約180°
回転させ、P1の保持部を主軸107に向けてパレット
P1を主軸107で保持するとともにパレットP1をワ
ークWから取り外し、再び加工テーブル212を水平軸
廻りに約180°回転させ、ワークWを下に向けるよう
にしてもよい。
Claims (2)
- 【請求項1】 工作機械と、パレットをストックするパ
レットストッカーと、工作機械にてワークを加工する際
にパレットを固定する加工テーブル装置とを備えた加工
ステーション内で、前記パレットを移載する方法であっ
て、前記工作機械の加工工具を交換自在とした主軸に、
前記パレットを直接保持し、工作機械自身の動作でパレ
ットをワーク供給位置とパレットストッカーとの間、及
びパレットストッカーと加工テーブル装置との間で移載
することを特徴とする加工ステーションにおけるパレッ
ト移載方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加工ステーションにお
けるパレット移載方法において、前記工作機械はターン
ブロック、主軸支持部及び主軸を有し、ターンブロック
は垂直軸を中心として水平面内で旋回可能とされ、主軸
支持部はターンブロックに対し水平軸を中心として垂直
面内でチルト動作可能とされ、主軸は主軸支持部の軸方
向に進退可能で回転可能とされていることを特徴とする
加工ステーションにおけるパレット移載方法。
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JP11209499A JP3818794B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | 加工ステーションにおける加工方法 |
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JP3818794B2 JP3818794B2 (ja) | 2006-09-06 |
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-
1999
- 1999-04-20 JP JP11209499A patent/JP3818794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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