JP2000300684A - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

Info

Publication number
JP2000300684A
JP2000300684A JP11112883A JP11288399A JP2000300684A JP 2000300684 A JP2000300684 A JP 2000300684A JP 11112883 A JP11112883 A JP 11112883A JP 11288399 A JP11288399 A JP 11288399A JP 2000300684 A JP2000300684 A JP 2000300684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
irradiation
laser
scanning
spot
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11112883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000300684A5 (ja
Inventor
Hideo Mukai
秀雄 迎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP11112883A priority Critical patent/JP2000300684A/ja
Priority to US09/692,319 priority patent/US6585725B1/en
Publication of JP2000300684A publication Critical patent/JP2000300684A/ja
Publication of JP2000300684A5 publication Critical patent/JP2000300684A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光の連続照射による皮膚への熱ダメー
ジを軽減することができる装置を提供する。 【解決手段】 治療レーザ光源からのレーザ光をスポッ
ト状に形成して患部に導光照射するための導光光学系
と、導光光学系に配置され患部領域にスポット照射され
る前記レーザ光のスポット位置を走査するための走査手
段と、走査手段によるスポット位置の走査が連続して隣
り合わないように各スポット位置の照射順序を定める順
序決定手段と、順序決定手段により定められた各スポッ
ト位置の照射順序に従ってレーザ照射が行われるように
走査手段を制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療部位に治療レ
ーザ光を照射して治療を行うレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、皮膚にレーザ光を照射して、脱
毛、皺取り、痣取り等を行うレーザ治療装置が知られて
いる。例えば、レーザ脱毛治療は毛根周辺にレーザ光を
照射することにより、その熱エネルギが毛根部に放熱さ
れて毛根が焼灼されることにより脱毛が行われるもので
あるが、レーザ光の照射を1パルスずつ行なうような脱
毛の治療方法は時間が掛かってしまい効率が悪い。その
ため、一度に照射する領域を予め設定しておき、2枚の
駆動ミラー等を使用することによってその照射領域にレ
ーザ光のビームスポット(スポット位置)を並べるよう
に走査(スキャニング)していき、設定した照射範囲全
体をもれなく照射して効率よく脱毛が行われるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ビームスポットの走査は、図5に示すように、照射領域
の1ライン目の端から順番に隣へ走査し、これを順次2
ライン目、3ライン目と繰り返していくように定められ
ていた。このようなビームスポットの走査の順番である
と、最初に照射された時のビームスポットにおける熱緩
和時間(レーザ光をターゲットに照射した時、ターゲッ
ト周囲の温度分布はその直径で決まる幅を持つガウシア
ン分布となるが、その分布の中心温度が50%に下がる
までの時間)の影響が考慮されずに隣りのスポット位置
に次のビームが照射されてしまうため、皮膚への熱ダメ
ージ(サーマルダメージ)が起こり易いという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記従来装置の欠点に鑑み、レ
ーザ光の連続照射による皮膚への熱ダメージを軽減する
ことができる装置を提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0006】(1) 治療レーザ光源からのレーザ光を
スポット状に形成して患部に導光照射するための導光光
学系と、該導光光学系に配置され患部領域にスポット照
射される前記レーザ光のスポット位置を走査するための
走査手段と、前記走査手段によるスポット位置の走査が
連続して隣り合わないように各スポット位置の照射順序
を定める順序決定手段と、該順序決定手段により定めら
れた各スポット位置の照射順序に従ってレーザ照射が行
われるように前記走査手段を制御する制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0007】(2) (1)のスポット位置とは、前記
走査手段によるレーザ光の照射位置の走査を停止させる
ことによりレーザ光がスポット照射される位置であるこ
とを特徴とする。
【0008】(3) (1)のレーザ治療装置におい
て、レーザ光の照射領域を可変設定する領域設定手段を
備え、前記順序決定手段は設定された照射領域に応じて
定められるレーザ光のスポット位置の分布に基づいて各
スポット位置の走査が連続して隣り合わないような規則
的な照射順序を定めることを特徴とする。
【0009】(4) (3)のレーザ治療装置におい
て、前記領域設定手段により1つのライン上でスポット
位置を走査させるように設定された場合には、前記順序
決定手段は1ライン上でのスポット位置を少なくとも1
つ飛びに順次走査させるよう照射順序を定めることを特
徴とする。
【0010】(5) (4)のレーザ治療装置におい
て、前記順序決定手段は1ライン上のスポット位置の数
に応じて初期照射のスポット位置を定めることを特徴と
する。
【0011】(6) (3)のレーザ治療装置におい
て、前記領域設定手段により複数のライン上でスポット
位置を走査させるように設定された場合には、前記順序
決定手段は1つのライン上でのスポット位置を所定数の
間隔おきに順次走査させた後に次のライン上へスポット
位置を移すように照射順序を定めることを特徴とする。
【0012】(7) (1)のレーザ治療装置におい
て、レーザ光の照射領域の形状パターンとそのサイズを
設定する領域設定手段と、レーザ照射の形状パターンと
そのサイズに応じて各スポット位置の走査が連続して隣
り合わないような規則的な照射順序が定められた照射順
序パターンを複数個記憶する記憶手段と、を備え、前記
順序決定手段は前記領域設定手段による形状パターンと
そのサイズの設定に基づいて前記記憶手段の中から照射
順序パターンを決定することを特徴とする。
【0013】(8) (1)の走査手段は、レーザ光を
反射する2枚のミラーと、各ミラーを揺動させるための
揺動手段とを備え、該揺動手段による2枚のミラーを個
別に揺動することにより患部領域上でレーザ光のスポッ
ト位置を2次元的に走査するレーザ走査手段であること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の形態を図面に基づいて説
明する。図1は実施の形態である脱毛用のレーザ治療装
置の外観略図を示す。
【0015】100はレーザ装置本体であり、装置本体
100内部には後述する制御部50、脱毛用レーザ光源
104、エイミング光源105等が収納されている(図
4参照)。レーザ光源104は本形態ではは連続波(C
W)を出射する半導体レーザ(波長835nm)を使用
している。また、エイミング光源105は半導体レーザ
(波長600nm)を使用している。
【0016】40は照射サイズ、照射密度等のレーザ照
射条件等の各種設定条件を入力するためのコントロール
パネルである(詳しくは後述する)。101は装置本体
1から出射されるレーザ光を導光するための光ファイバ
ー、30はレーザ照射口を持つハンドピースユニットで
ある。102はハンドピースユニット103内部に設置
してあるレーザ走査用のミラー32a、32b(図2参
照)を駆動させるための電気信号を送るケーブル、10
3はレーザ光を照射するためのトリガ信号を発信するた
めのフットスイッチである。
【0017】図2はハンドピースユニット30の概略構
成を示す図である。ハンドピースユニット30内には、
光ファイバ101内を通過してきたレーザ光を集光する
レンズ31a,レンズ31bと、レーザ光を治療部位で
XY方向にスキャンさせるための駆動ミラー32a,3
2bと、各ミラー32a,32bを揺動する駆動モータ
33a、33bを備える。レーザ装置本体100からの
レーザ光は光ファイバ101を介してハンドピースユニ
ット30に導かれ、光ファイバ101を出射したレーザ
光はレンズ31a,レンズ31により照射部位上で直径
4mm程度のスポット状に形成されて患部に導光され
る。
【0018】駆動モータ33a、33bは装置本体10
0内に設けられたスキャナーコントローラ51により制
御される(図4参照)。スキャナコントローラ51は制
御信号をケーブル102を介してハンドピースユニット
30に送信し、駆動モータ33a及び駆動モータ33b
の回転をそれぞれ駆動制御することにより、駆動ミラー
32a及び駆動ミラー32bを揺動し、レーザビームの
照射のスポット位置を走査させる(走査させる)。な
お、34は皮膚に当接させハンドピースユニット30を
安定させるとともにレーザ光の集光距離を一定にさせる
ための位置決めガイドである。
【0019】図3はコントロールパネル40の構成を示
した図である。41はモード選択スイッチであり、スキ
ャニングによるレーザ照射(SCAN)、またはスキャニン
グさせずに1点照射(BEAM)のモードを選択することが
できる。42はレーザ照射のスキャニング形状を選択す
るための照射形状スイッチであり、スイッチの切替によ
り正方形、長方形、直線、六角形の4種類から選ぶこと
ができる。43は照射形状スイッチ42で選択した照射
形状の大きさを変更するための照射サイズスイッチであ
る。照射形状のサイズはそれぞれの照射形状に対して数
種類のサイズパターンが予め記憶されている。
【0020】44は照射するビームスポット同士の重な
り具合(以下、照射密度と記す)を設定するための照射
密度スイッチである。照射密度スイッチ44により照射
密度を、隣どうしのビームスポットが全く重ならずに隣
接させる照射密度となる0%をはじめ、5、10、1
5、20、25,30%の7種類から選択できる。45
は1照射時間を10〜100msecの間にて5msecステッ
プで変更設定するための照射時間設定スイッチである。
46は1回のスキャニングにてレーザ光をOFFするか
否かの設定を行なうシングル設定スイッチである。47
は設定されたレーザ照射条件を表示するモニタである。
【0021】次に、以上のような構成を備えるレーザ治
療装置において、その動作について図4の制御系及び光
学系(レーザ装置本体100側のみ示している)の要部
図に基づき説明する。
【0022】電源を投入するとレーザ治療装置はセルフ
チェックを開始する。スキャニングによるレーザ照射を
行う場合は、セルフチェックの完了後に術者はモード選
択スイッチ41を使用してスキャニングのモードにす
る。次に、ハンドピースユニット30からの治療用レー
ザ光が患者の治療部位(脱毛部位)に当たるように位置
決めガイド34を治療部付近に当接させる。
【0023】ハンドピースユニット30からはエイミン
グ光源105によるエイミング光が照射されるので、術
者はエイミング光の照射位置を確認しながら照射形状ス
イッチ42、照射サイズスイッチ43、照射密度スイッ
チ44等を使用し、レーザ光照射条件を設定する。
【0024】設定されたレーザ光照射条件の信号は制御
部50を介してスキャナーコントローラ51に送られ
る。スキャナーコントローラ51は設定されたレーザ光
照射条件にしたがって制御信号を送信し、駆動モータ3
3a、33bを駆動させ、駆動ミラー32a、32bを
揺動させる。このときエイミング光は前述した駆動ミラ
ー32a、32bの揺動により、設定された照射形状及
び照射サイズに基づいて、その輪郭形状を走査するよう
に照射される。
【0025】術者はレーザ光照射条件の設定とエイミン
グ光の観察による照射部位の特定ができたらフットスイ
ッチ103を踏み込むことによりトリガ信号を発信させ
る。制御部50は、レーザ光源104から治療用レーザ
光を出射させる。レーザ光源104を出射した治療用レ
ーザ光は、ミラー106、ダイクロイックミラー107
によって反射された後、エイミング光と同軸にされる。
エイミング光と同軸にされた後、集光レンズ108によ
って光ファイバー101に集光、入射される。光ファイ
バ101に入射された治療用レーザ光(及びエイミング
光)はハンドピースユニット30に導光される。
【0026】また、フットスイッチ103からのトリガ
信号は制御部40を介してスキャナーコントローラ51
に入力されており、スキャナーコントローラ51は設定
されたレーザ光照射条件にしたがって制御信号を送信
し、駆動モータ33a、33bを駆動させ、駆動ミラー
32a、32bを揺動させる。この駆動ミラー32a、
32bの揺動により、ハンドピースユニット30に導光
された治療レーザ用レーザ光は設定した照射形状及び照
射サイズに基づいてスキャニングされ、患部に照射され
る。
【0027】次に、本形態のスキャニング制御によるレ
ーザ照射のスポット位置の順序について、図6〜図9を
用いて各スキャニング形状毎(照射領域の形状毎)にそ
れぞれ説明する。
【0028】まず、本形態によるスキャニング制御の説
明に先立ち、従来のレーザ治療装置における治療用(脱
毛用)レーザ光のスキャニング方法を図5により説明す
る。図5はスキャニング形状が正方形で4(ビームスポ
ット)×4(ライン)の場合のスキャニング方法を示し
た図である。図において、丸印はレーザ光が照射される
ビームスポット位置を、丸印内の数字はスキャニングの
順番を表している。また、照射密度は隣どうしのビーム
スポットが重ならない0%としている。なお、本実施の
形態のレーザ光源は連続波(CW)を出射する半導体レー
ザであるため、パルス発振のレーザと違って駆動ミラー
32a、32bが駆動している間もレーザ照射がされて
いるが、移動に要している時間は非常に微少であるた
め、ここでは駆動ミラー32a、32bが止まった時に
照射されるビームスポット位置のみ表示している。
【0029】従来のレーザ治療装置は図5のように照射
する順番を横一列ずつ順番に走査していくため、熱によ
る皮膚へのダメージが大きくなる。具体的には、初めの
照射地点(数字の1番の位置)からすぐ隣の地点(数字
の2番の位置)に続けて照射すると、初めの照射地点に
与えられた熱の一部がその周囲に拡散している間に、す
ぐ隣の照射地点にレーザ光が照射されるため、初めの照
射地点から拡散してきた熱量に対して、さらに新たな熱
量が加わることとなる。その結果、その地点(ここでは
数字の2番の位置)に加わる熱量は、予め設定した熱量
よりも高い熱量を持つこととなるため、その地点におけ
る皮膚へのサーマルダメージが起こり易くなる。
【0030】図6は本発明に基づいてスキャニングを行
なったときの図である。図6(a)はスキャニング形状
が正方形で4(ビームスポット)×4(ライン)の場
合、図6(b)はスキャニング形状が正方形で5(ビー
ムスポット)×6(ライン)の場合を示している。
【0031】先ず、1ラインの左端のビームスポット位
置(スポット位置)から照射を開始する。次の位置は、
隣のビームスポット位置ではなく、図のように一つおき
に照射を行なう。一つのラインに対して一つおきに照射
ができなくなると、次に隣りのライン(2ライン)では
なく、一つ間をあけたライン(3ライン)から照射をす
るようにする。このときも1ラインと同じように左端か
ら照射を始め、同一ライン上で隣り合うビームスポット
位置に照射しないように照射していく。このように最初
に奇数ラインから照射を行ない、さらに同一ライン上で
は左端から一つおきに照射を初めていき、設定された照
射範囲内においてすべての奇数ラインが一つおきに照射
されると、今度は2ラインにもどり、同じように偶数ラ
インも左端から一つおきに照射を行う。
【0032】すべての偶数ラインが一つおきに照射され
ると、また最初に照射をした奇数ライン(1ライン)に
戻り、残っているビームスポット位置を同じように奇数
ラインから偶数ラインへと照射して、設定された照射領
域上のすべてのビームスポット位置への照射を完了させ
る。
【0033】この他にも6×7、7×8、8×9のパタ
ーンが記憶されているが、数が増えているだけで、何れ
も同じ要領のスキャニング方法となっている。
【0034】図7は照射形状が直線のとき(4×1、5
×1、6×1のパターン)のスキャニング方法を示して
いる。照射領域形状が正方形のときと同じように、隣り
合うビームスポット位置を避けて1つおきに照射を行な
っていく。しかしながら、初めの照射地点は左端のビー
ムスポット位置ではなく、その隣のビームスポット位置
から始める。仮に左端のビームスポット位置から照射を
始めてしまった場合、例えば4×1のパターン(図7
(a))では2番目と3番目の照射地点が隣り合ってし
まうからである。また、この他にも6×1、7×1、8
×1のパターンがあるが、何れも同じようなスキャニン
グ方法となっている。
【0035】図8は照射形状が長方形(4×2、6×3
のパターン)のスキャニング方法を示している。これも
前述したように隣り合うビームスポット位置を避けて、
1つおきに照射を行なっていく。図8(a)のように4
×2ラインしかない場合、両ラインとも左端からスキャ
ニングを始めてしまうと、4番目と5番目の照射地点が
隣り合ってしまうため、図示のような順序にてスキャニ
ングを行なう。
【0036】図9は照射形状が六角形(4×3、6×5
のパターン)のスキャニング方法を示している。これも
前述したように1つおきに照射を行なっていく。図9
(a)の場合、3ラインとも左端から照射を開始してし
まうと、6番目と7番目の照射地点が隣り合ってしまう
ため、図示のような順序にてスキャニングを行なう。ま
た、この他にも7×7のパターンがあるが、同じスキャ
ニング方法となっている。
【0037】こうしたレーザ照射のスポットの順序は、
スキャニング形状とその大きさのパターンに応じて予め
メモリ52に記憶されており、スキャンコントロール5
1は設定されたスキャニング形状から対応するパターン
を制御部50を通じてメモリ52から呼び出し、この情
報に基づいて各駆動モータ33a、33bを駆動制御す
る。なお、隣り合うところが無いように定められたスポ
ット位置の順番は、パターンに応じて予め定めたものを
メモリ52に記憶しておく他、スキャニング形状とその
大きさ(さらに照射密度の設定情報)から求められるス
ポット位置の分布情報に基づき、こうした規則的な順番
の配置を制御部50等が演算処理して定めるようにして
も良い。
【0038】このように、隣り合うビームスポット位
置、スキャニングラインを連続して照射をすることがな
いため、一つの照射地点(ビームスポット位置)に対し
て十分な冷却時間を与えることができる。その結果、脱
毛に必要な熱量は確保すると同時に余計な熱を加えるこ
とがないため、皮膚へのサーマルダメージが抑制でき
る。
【0039】以上、本実施の形態では半導体レーザを使
用しているが、これに限るものではなく、レーザの種
類、発振方法(連続波、パルス等)によらず使用するこ
とが可能である。
【0040】また、スキャニング方法も全ての領域で隣
り合うビームスポット位置を連続して照射しないように
制御することができればこれに限るものではなく、例え
ば最初の照射地点を左端からではなく、右端からとした
り、奇数ラインからではなく偶数ラインから照射を行う
ことも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
隣り合うスポット位置に連続してレーザ光を照射するこ
とがないため、十分な熱緩和時間を維持し、皮膚への過
剰な熱供給を抑えてサーマルダメージを抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の外観図である。
【図2】ハンドピースユニットの詳細を示す図である。
【図3】コントロールパネルの詳細を示す図である。
【図4】制御系及び光学系を示す要部図である。
【図5】従来のスキャニング方法を示す図である。
【図6】本発明における照射形状が正方形の場合のスキ
ャニング方法を示す図である。
【図7】本発明における照射形状が直線の場合のスキャ
ニング方法を示す図である。
【図8】本発明における照射形状が長方形の場合のスキ
ャニング方法を示す図である。
【図9】本発明における照射形状が六角形の場合のスキ
ャニング方法を示す図である。
【符号の説明】
30 ハンドピースユニット 40 コントロールパネル 50 制御部 51 スキャナーコントローラ 52 メモリ 100 レーザ装置本体 101 光ファイバ 102 ケーブル 103 フットスイッチ 104 レーザ光源 105 エイミング光源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療レーザ光源からのレーザ光をスポッ
    ト状に形成して患部に導光照射するための導光光学系
    と、該導光光学系に配置され患部領域にスポット照射さ
    れる前記レーザ光のスポット位置を走査するための走査
    手段と、前記走査手段によるスポット位置の走査が連続
    して隣り合わないように各スポット位置の照射順序を定
    める順序決定手段と、該順序決定手段により定められた
    各スポット位置の照射順序に従ってレーザ照射が行われ
    るように前記走査手段を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のスポット位置とは、前記走査
    手段によるレーザ光の照射位置の走査を停止させること
    によりレーザ光がスポット照射される位置であることを
    特徴とするレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のレーザ治療装置において、レ
    ーザ光の照射領域を可変設定する領域設定手段を備え、
    前記順序決定手段は設定された照射領域に応じて定めら
    れるレーザ光のスポット位置の分布に基づいて各スポッ
    ト位置の走査が連続して隣り合わないような規則的な照
    射順序を定めることを特徴とするレーザ治療装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のレーザ治療装置において、前
    記領域設定手段により1つのライン上でスポット位置を
    走査させるように設定された場合には、前記順序決定手
    段は1ライン上でのスポット位置を少なくとも1つ飛び
    に順次走査させるよう照射順序を定めることを特徴とす
    るレーザ治療装置。
  5. 【請求項5】 請求項4のレーザ治療装置において、前
    記順序決定手段は1ライン上のスポット位置の数に応じ
    て初期照射のスポット位置を定めることを特徴とするレ
    ーザ治療装置。
  6. 【請求項6】 請求項3のレーザ治療装置において、前
    記領域設定手段により複数のライン上でスポット位置を
    走査させるように設定された場合には、前記順序決定手
    段は1つのライン上でのスポット位置を所定数の間隔お
    きに順次走査させた後に次のライン上へスポット位置を
    移すように照射順序を定めることを特徴とするレーザ治
    療装置。
  7. 【請求項7】 請求項1のレーザ治療装置において、レ
    ーザ光の照射領域の形状パターンとそのサイズを設定す
    る領域設定手段と、レーザ照射の形状パターンとそのサ
    イズに応じて各スポット位置の走査が連続して隣り合わ
    ないような規則的な照射順序が定められた照射順序パタ
    ーンを複数個記憶する記憶手段と、を備え、前記順序決
    定手段は前記領域設定手段による形状パターンとそのサ
    イズの設定に基づいて前記記憶手段の中から照射順序パ
    ターンを決定することを特徴とするレーザ治療装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の走査手段は、レーザ光を反射
    する2枚のミラーと、各ミラーを揺動させるための揺動
    手段とを備え、該揺動手段による2枚のミラーを個別に
    揺動することにより患部領域上でレーザ光のスポット位
    置を2次元的に走査するレーザ走査手段であることを特
    徴とするレーザ治療装置。
JP11112883A 1999-04-20 1999-04-20 レーザ治療装置 Pending JP2000300684A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112883A JP2000300684A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 レーザ治療装置
US09/692,319 US6585725B1 (en) 1999-04-20 2000-10-20 Laser irradiation method for laser treatment and laser treatment apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112883A JP2000300684A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 レーザ治療装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000300684A true JP2000300684A (ja) 2000-10-31
JP2000300684A5 JP2000300684A5 (ja) 2004-10-28

Family

ID=14597920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11112883A Pending JP2000300684A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 レーザ治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000300684A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100649889B1 (ko) * 2006-03-27 2006-11-28 주식회사 루트로닉 미세 부분 박피를 위한 마이크로 레이저 빔의 조사 장치 및 조사 방법
CN100391559C (zh) * 2002-11-13 2008-06-04 吉林大学 光热复合前列腺治疗仪
JP2008284382A (ja) * 2000-12-28 2008-11-27 Palomar Medical Technologies Inc 患者の皮膚を治療する装置
US7758621B2 (en) 1997-05-15 2010-07-20 Palomar Medical Technologies, Inc. Method and apparatus for therapeutic EMR treatment on the skin
US7763016B2 (en) 1997-05-15 2010-07-27 Palomar Medical Technologies, Inc. Light energy delivery head
US7942916B2 (en) 2002-05-23 2011-05-17 Palomar Medical Technologies, Inc. Phototreatment device for use with coolants and topical substances
JP2011224345A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Nidek Co Ltd 眼科用レーザ治療装置
US8182473B2 (en) 1999-01-08 2012-05-22 Palomar Medical Technologies Cooling system for a photocosmetic device
JP2012196542A (ja) * 2006-01-30 2012-10-18 Photothera Inc 脳に光線療法を施すための着装可能なデバイス
US8328794B2 (en) 1996-12-02 2012-12-11 Palomar Medical Technologies, Inc. System for electromagnetic radiation dermatology and head for use therewith
US8346347B2 (en) 2005-09-15 2013-01-01 Palomar Medical Technologies, Inc. Skin optical characterization device
US8915948B2 (en) 2002-06-19 2014-12-23 Palomar Medical Technologies, Llc Method and apparatus for photothermal treatment of tissue at depth
US9028536B2 (en) 2006-08-02 2015-05-12 Cynosure, Inc. Picosecond laser apparatus and methods for its operation and use
US9780518B2 (en) 2012-04-18 2017-10-03 Cynosure, Inc. Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US9919168B2 (en) 2009-07-23 2018-03-20 Palomar Medical Technologies, Inc. Method for improvement of cellulite appearance
US10188872B2 (en) 2006-01-30 2019-01-29 Pthera LLC Light-emitting device and method for providing phototherapy to the brain
US10245107B2 (en) 2013-03-15 2019-04-02 Cynosure, Inc. Picosecond optical radiation systems and methods of use
JP2019527609A (ja) * 2016-08-10 2019-10-03 オーストラリアン インスティテュート オブ ロボティック オーソピーディクス プロプライエタリー リミテッド ロボット支援レーザ手術システム
US10434324B2 (en) 2005-04-22 2019-10-08 Cynosure, Llc Methods and systems for laser treatment using non-uniform output beam
US11418000B2 (en) 2018-02-26 2022-08-16 Cynosure, Llc Q-switched cavity dumped sub-nanosecond laser
KR20220118057A (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 김유인 Er-glass Diode laser의 조사 알고리즘에 의한 스킨 타이트닝의 즉석 효과 유도 방법
WO2022211438A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 주식회사 루트로닉 피부 치료장치 및 이의 제어방법

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8328794B2 (en) 1996-12-02 2012-12-11 Palomar Medical Technologies, Inc. System for electromagnetic radiation dermatology and head for use therewith
US7758621B2 (en) 1997-05-15 2010-07-20 Palomar Medical Technologies, Inc. Method and apparatus for therapeutic EMR treatment on the skin
US8328796B2 (en) 1997-05-15 2012-12-11 Palomar Medical Technologies, Inc. Light energy delivery head
US8002768B1 (en) 1997-05-15 2011-08-23 Palomar Medical Technologies, Inc. Light energy delivery head
US7763016B2 (en) 1997-05-15 2010-07-27 Palomar Medical Technologies, Inc. Light energy delivery head
US7935107B2 (en) 1997-05-15 2011-05-03 Palomar Medical Technologies, Inc. Heads for dermatology treatment
US8109924B2 (en) 1997-05-15 2012-02-07 Palomar Medical Technologies, Inc. Heads for dermatology treatment
US8182473B2 (en) 1999-01-08 2012-05-22 Palomar Medical Technologies Cooling system for a photocosmetic device
JP2009136691A (ja) * 2000-12-28 2009-06-25 Palomar Medical Technologies Inc 皮膚の療法emr治療を行う装置
JP2009106767A (ja) * 2000-12-28 2009-05-21 Palomar Medical Technologies Inc 皮膚の療法emr治療を行う方法及び装置
JP2008284382A (ja) * 2000-12-28 2008-11-27 Palomar Medical Technologies Inc 患者の皮膚を治療する装置
JP2013081794A (ja) * 2000-12-28 2013-05-09 Palomar Medical Technologies Inc 皮膚の療法emr治療を行う方法及び装置
US7942915B2 (en) 2002-05-23 2011-05-17 Palomar Medical Technologies, Inc. Phototreatment device for use with coolants
US7942916B2 (en) 2002-05-23 2011-05-17 Palomar Medical Technologies, Inc. Phototreatment device for use with coolants and topical substances
US8915948B2 (en) 2002-06-19 2014-12-23 Palomar Medical Technologies, Llc Method and apparatus for photothermal treatment of tissue at depth
US10500413B2 (en) 2002-06-19 2019-12-10 Palomar Medical Technologies, Llc Method and apparatus for treatment of cutaneous and subcutaneous conditions
US10556123B2 (en) 2002-06-19 2020-02-11 Palomar Medical Technologies, Llc Method and apparatus for treatment of cutaneous and subcutaneous conditions
CN100391559C (zh) * 2002-11-13 2008-06-04 吉林大学 光热复合前列腺治疗仪
US10434324B2 (en) 2005-04-22 2019-10-08 Cynosure, Llc Methods and systems for laser treatment using non-uniform output beam
US8346347B2 (en) 2005-09-15 2013-01-01 Palomar Medical Technologies, Inc. Skin optical characterization device
JP2012196542A (ja) * 2006-01-30 2012-10-18 Photothera Inc 脳に光線療法を施すための着装可能なデバイス
US11179572B2 (en) 2006-01-30 2021-11-23 Pthera LLC Light-emitting device and method for providing phototherapy to the brain
US10188872B2 (en) 2006-01-30 2019-01-29 Pthera LLC Light-emitting device and method for providing phototherapy to the brain
KR100649889B1 (ko) * 2006-03-27 2006-11-28 주식회사 루트로닉 미세 부분 박피를 위한 마이크로 레이저 빔의 조사 장치 및 조사 방법
US10966785B2 (en) 2006-08-02 2021-04-06 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for its operation and use
US10849687B2 (en) 2006-08-02 2020-12-01 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for its operation and use
US9028536B2 (en) 2006-08-02 2015-05-12 Cynosure, Inc. Picosecond laser apparatus and methods for its operation and use
US11712299B2 (en) 2006-08-02 2023-08-01 Cynosure, LLC. Picosecond laser apparatus and methods for its operation and use
US9919168B2 (en) 2009-07-23 2018-03-20 Palomar Medical Technologies, Inc. Method for improvement of cellulite appearance
JP2011224345A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Nidek Co Ltd 眼科用レーザ治療装置
US11095087B2 (en) 2012-04-18 2021-08-17 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US10305244B2 (en) 2012-04-18 2019-05-28 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US10581217B2 (en) 2012-04-18 2020-03-03 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US11664637B2 (en) 2012-04-18 2023-05-30 Cynosure, Llc Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US9780518B2 (en) 2012-04-18 2017-10-03 Cynosure, Inc. Picosecond laser apparatus and methods for treating target tissues with same
US10285757B2 (en) 2013-03-15 2019-05-14 Cynosure, Llc Picosecond optical radiation systems and methods of use
US10245107B2 (en) 2013-03-15 2019-04-02 Cynosure, Inc. Picosecond optical radiation systems and methods of use
US11446086B2 (en) 2013-03-15 2022-09-20 Cynosure, Llc Picosecond optical radiation systems and methods of use
US10765478B2 (en) 2013-03-15 2020-09-08 Cynosurce, Llc Picosecond optical radiation systems and methods of use
JP2019527609A (ja) * 2016-08-10 2019-10-03 オーストラリアン インスティテュート オブ ロボティック オーソピーディクス プロプライエタリー リミテッド ロボット支援レーザ手術システム
US11418000B2 (en) 2018-02-26 2022-08-16 Cynosure, Llc Q-switched cavity dumped sub-nanosecond laser
US11791603B2 (en) 2018-02-26 2023-10-17 Cynosure, LLC. Q-switched cavity dumped sub-nanosecond laser
KR20220118057A (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 김유인 Er-glass Diode laser의 조사 알고리즘에 의한 스킨 타이트닝의 즉석 효과 유도 방법
KR102557496B1 (ko) 2021-02-18 2023-07-18 김유인 Er-glass Diode laser의 조사 알고리즘에 의한 스킨 타이트닝 유도장치
WO2022211438A1 (ko) * 2021-04-01 2022-10-06 주식회사 루트로닉 피부 치료장치 및 이의 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000300684A (ja) レーザ治療装置
US6585725B1 (en) Laser irradiation method for laser treatment and laser treatment apparatus
US8366704B2 (en) Optical devices and methods for selective and conventional photocoagulation of the retinal pigment epithelium
US5582752A (en) Method and apparatus for applying laser beams to a working surface, particularly for ablating tissue
EP1031324B1 (en) Laser depilation apparatus
US6533776B2 (en) Apparatus for tissue treatment
JP6439271B2 (ja) レーザ治療装置
US20210346716A1 (en) Light treatment apparatus and method of controlling the same
JP4349705B2 (ja) 光凝固装置
JP2014068909A (ja) 眼科用レーザ治療装置
US7214222B2 (en) Laser depilating method and laser depilating apparatus
KR20090031717A (ko) 피부 처리용 기구 및 방법
JP7427891B2 (ja) レーザ治療装置およびレーザ治療制御プログラム
JP2001112773A (ja) レーザ治療装置
JP4080174B2 (ja) レーザ治療装置
WO1998025528A1 (en) An apparatus for cosmetic tissue treatment
JPH1133765A (ja) レーザ加工装置
JP2019058577A (ja) 眼科用レーザ治療装置
JPH03130703A (ja) 光照射装置
JPH0341944A (ja) レーザ装置
JP2004089397A (ja) レーザ治療装置
JP4421288B2 (ja) レーザ治療装置
JP2004121417A (ja) レーザ治療装置
JP2003339757A (ja) 角膜レーザ手術装置
JP2020048774A (ja) 眼科用レーザ治療装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606