JP2000300231A - 白ねぎ調整選別装置 - Google Patents

白ねぎ調整選別装置

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JP2000300231A
JP2000300231A JP11117376A JP11737699A JP2000300231A JP 2000300231 A JP2000300231 A JP 2000300231A JP 11117376 A JP11117376 A JP 11117376A JP 11737699 A JP11737699 A JP 11737699A JP 2000300231 A JP2000300231 A JP 2000300231A
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leaves
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Shigeru Shibata
滋 柴田
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率良く確実に不要葉を剥離除去する。 【解決手段】白ねぎ1の葉部1aを保持して搬送経路に
沿って移送する吊持搬送手段6と、搬送経路に沿って移
送される白ねぎ1に外嵌して同期移動されるカバー部材
3,3と、カバー部材3に設けられた複数のエアノズル
8から白ねぎ1に向って周囲複数方向から上下複数段に
高圧空気を噴射し不要葉1eを剥離する不要葉剥離手段
9と、搬送経路に沿って移動されるカバー部材3のエア
ノズル8に高圧空気を供給するエア供給管51と、不要
葉剥離手段9の下流側で白ねぎ1から垂れ下がる不要葉
1eを除去する残渣除去具10とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白ねぎの根切り、
不要葉の皮剥き、選別調整作業を自動的に行う白ねぎ調
整選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば特開平10−108657号公
報には、白ねぎの搬送経路に、上部を無端搬送ベルトに
挟持されるとともに、下端部を下部搬送ベルトに支持さ
れた白ねぎに、階段状段部に2段にそれぞれノズルを配
置して、ノズルから吹き付ける高圧空気により不要葉を
剥ぎ取る装置が開示されている。
【0003】また特開平10−146180号公報に
は、バキューム装置に接続されて回転自在な筒体の入口
にノズルを配置し、支持部材上に横置きして保持した白
ねぎに、前記筒体を嵌合させて引抜き時に筒体を回転さ
せるとともにノズルから高圧空気を噴射して白ねぎの不
要葉を剥ぎ、バキューム装置により不要葉を吸引除去す
るものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の構成で
は、仕切り板間に保持されて移動する白ねぎに対して、
前記固定ノズルからエアーを吹き付けるため、エアー噴
射に十分な時間をかけることができず、剥け残りが生じ
易いという問題があった。また、後者の従来構成では、
横置きの白ねぎは筒体内面の底部に自重を支えられてお
り、白ねぎが筒体の中心位置にないために、ノズルから
の風圧がノズルの回転位置により変化して、特に上方か
ら高圧空気を吹き付けた時の剥離力が小さくなり、不要
葉が剥がれないものがでるおそれがあった。
【0005】本発明は上記問題点を解決して、確実に不
要葉を剥離除去できる白ねぎの調整選別装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、白ねぎの葉部を保持して搬送
経路に沿って移送する吊持搬送手段と、搬送経路に沿っ
て移送される白ねぎに外嵌して同期移動されるカバー部
材と、前記カバー部材に設けられた複数のエアノズルか
ら白ねぎに向って周囲複数方向から上下複数段に高圧空
気を噴射し不要葉を剥離する不要葉剥離手段と、搬送経
路に沿って移動される前記カバー部材のエアノズルに高
圧空気を供給する剥離用エア供給手段と、前記不要葉剥
離手段の下流側で白ねぎから垂れ下がる不要葉を除去す
る残渣除去具とを具備したものである。
【0007】上記構成によれば、吊持搬送手段により吊
下状態で移送中の白ねぎの軟白部周囲をカバー部材で囲
い、このガバー部材内の複数のエアノズルから高圧空気
を軟白部に向って噴射させるので、少ない高圧空気で効
果的に不要葉を根元から剥離させ、確実に不要葉を除去
することができる。
【0008】また請求項2記載の発明は、一定間隔毎に
白ねぎの葉部を把持して搬送経路に沿って移送する吊持
搬送手段と、この吊持搬送手段により移送される各白ね
ぎの周囲にそれぞれ外嵌されて同期移動される一対のカ
バー部材と、この白ねぎの茎部を切断する根切り手段
と、この根切り手段の下流側で前記カバー部材のエアノ
ズルから白ねぎに向って周囲複数方向から上下複数段に
わたって高圧空気を噴射し不要葉を除去する不要葉剥離
手段と、前記不要葉剥離手段の下流側で撮像装置による
白ねぎの映像から等級別に判別する等級判別手段と、こ
の等級判別手段の下流側の搬送経路の複数箇所に配置さ
れ、前記吊持搬送手段に把持された白ねぎを切断して等
級別に分別する仕分け排出手段とを具備したものであ
る。
【0009】上記構成によれば、茎部の切断と不要葉の
除去、等級判別と仕分けを自動的に行うことができ、作
業能率を大幅に向上させることができる。
【0010】さらに請求項3記載の発明は、請求項2記
載の根切り手段は、白ねぎの軟白部の直径を測定する軟
白直径センサーと、上流側に配置されて根毛を切断する
固定カッターと、この固定カッターの下流側でカッター
出退装置により搬送経路に出退自在でかつ上下方向に位
置ずれされた可動カッターとを具備し、前記軟白直径セ
ンサーの検出信号に基づいて前記可動カッターの何れか
を選択しカッター出退装置を作動するように構成したも
のである。
【0011】上記構成によれば、軟白直径センサーの検
出値により、複数の可動カッターから選択して作動させ
るので、可動カッターの切断位置をサーボモータと送り
ねじ機構により位置調整するものに比較して、根切りに
要する時間を大幅に短縮することができ、処理速度を大
幅に向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る白ねぎの調
整選別装置の実施の形態を図1〜図12に基づいて説明
する。ここで、白ねぎ1は、図3に示すように、商品と
なる本体の軟白部1b、軟白部1bから上方に延びる葉
部1a、軟白部1bの根元の茎部1c、茎部1cから延
びる根毛1d、出荷時に除去する不要葉1eからなる。
【0013】搬送経路2には、投入部2a、処理部2
b,検査部2c,分別排出部2dが設けられている。そ
して白ねぎ1の搬送経路2に沿って投入部2aから処理
部2bに、白ねぎ1の軟白部1bに外嵌される複数(図
では一対の半割り状)のカバー部材3,3を閉じた状態
で移動させるカバー移動手段4(図4)と、カバー移動
手段4の前半底部で白ねぎ1の下端部を支持する下部受
け搬送手段5と、カバー移動手段4の後部で処理部1b
から分別排出部1dにわたって白ねぎ1の葉部1aを把
持し移送する吊持搬送手段6(図6)と、白ねぎ1の茎
部1cの下部を切断する根切り手段7(図7,8)と、
この根切り手段7の下流側で前記カバー部材3,3内
に、白ねぎ1の不要葉1eの根元に向って周囲複数方向
から上下複数段にわたって高圧空気を噴射するエアノズ
ル8が設けられた不要葉剥離手段9(図5)と、不要葉
剥離手段9の下流側で白ねぎ1から垂れ下がる不要葉1
eを係止して除去する残渣除去具10(図9,10)
と、根切り手段7から搬送経路2の底部に沿って残渣除
去具10の配設位置まで配設された第1残渣排出コンベ
ヤ11Aおよび残渣除去具10の配設位置から側方に延
びる第1残渣排出コンベヤ11Bと、不要葉剥離手段9
の下流側の検査部2cで撮像装置15による白ねぎ1の
画像から等級別に判別する等級判別手段12と、この等
級判別手段12の下流側の分別排出部2dで複数箇所に
配置された等級別コンベヤ14に、前記吊持搬送手段6
に把持された白ねぎ1の葉部1aを切断して分別する仕
分け排出手段13とが具備されている。
【0014】前記カバー移動手段4は、複数のカバー部
材3,3を同期移動させるものならベルト駆動機構や回
転ホイールとベルトの組み合わせでもよいが、ここでは
チェーン機構が採用されている。すなわち、図4,図
5,図6に示すように、上下一対で左右1組の無端状の
カバー移動用チェーン21が前後のスプロケット22,
22に巻張されて配設され、一方のカバー移動用スプロ
ケット22に減速機を介して連結連動された駆動用モー
タ(図示せず)によりカバー移動用チェーン21,21
が同期移動される。これらカバー移動用チェーン21,
21のリンク部には、一定間隔毎に取付部材23を介し
て半割り状のカバー部材3が取り付けられている。これ
らカバー部材3は、外面に上下方向の円弧状凹部3aが
形成され、上端部に搬送方向に沿うガイド溝3bが形成
されている。そして、搬送経路2上の対向部では、前記
ガイド溝3bにガイドバー24がスライド自在に嵌合さ
れて案内されるとともに、円弧状凹部3a,3aが合さ
って白ねぎ1を囲む円柱状の保持空間25が形成され
る。また、カバー移動手段4の前半底部には、下部受け
搬送手段5である受けコンベヤ5aが位置調整シリンダ
26(図2)を介して昇降可能に配設され、図示しない
コンベヤ駆動装置により受けコンベヤ5aがカバー移動
用チェーン21と同期移動され、白ねぎ1の下端部が支
持されてカバー部材3,3と同期して移送することがで
きる。
【0015】前記吊持搬送手段6は、図6,図8,図9
に示すように、カバー移動手段4の中央位置と搬送経路
1の終端に配設されたスプロケット31,31間にクラ
ンプ移動用チェーン32が巻張され、クランプ移動用チ
ェーン32にはカバー部材3,3と同じ間隔毎にクラン
プ具33が設けられている。そして図示しない減速機付
きチェーン駆動装置によりスプロケット31を介してク
ランプ移動用チェーン32が移動され、クランプ具33
がカバー部材3,3と同期移動される。このクランプ具
33は、クランプ移動用チェーン32に取付部材34を
介して取付けられた固定クランパー33aと、この固定
クランパー33aの上端部に回転軸が搬送方向に沿うヒ
ンジ33cを介して開閉自在に設けられた可動クランパ
ー33bと、この可動クランパー33bを閉動側に付勢
する付勢手段であるコイルばね35と、この可動クラン
パー33bの移動経路に配設されて可動クランパー33
bをコイルばね35に抗して開放させる開放ガイドロッ
ド36とで構成されている。また、固定クランパー33
aおよび可動クランパー33b先端のクランプ面には弾
性部材33d,33dがそれぞれ取付けられている。
【0016】前記根切り手段7は、図7,図8に示すよ
うに、受けコンベヤ5aの終端部近傍に配設されて白ね
ぎ1の軟白部1bの直径を測定する軟白直径センサー4
1と、軟白直径センサー41の下流側(上流側でも可)
に配置されて根毛を切断する根毛切断用の回転式固定カ
ッター42と、この固定カッター42の下流側に搬送経
路2側に出退自在に配置された複数の茎部切断用の回転
式可動カッター43A〜43Cと、これら可動カッター
43A〜43Cをそれぞれ出退するカッター出退装置
(エアシリンダ、アクチュエータ等)44A〜44C
と、使用する可動カッター43A〜43Cを選択する切
断用制御装置45と、白ねぎ1の切断部上位を弾性ベル
ト46a,46aにより左右両側から挟み込んで固定す
る挟持用ベルト装置46が具備されている。なお、固定
カッター42および可動カッター43A〜43Cはカッ
ターディスク42a,43aとカッタ駆動モータ42
b,43bにより構成されている。この挟持用ベルト装
置46は、前後に回転自在に配置されたホイール46
b,46b間に弾性ベルト46aが巻張され、一方のホ
イール46bに連結された駆動モータ46cにより弾性
ベルト46aが白ねぎ1と同期移動される。
【0017】ところで、この白ねぎ1の茎部1cの切断
位置は、高すぎると軟白部1bの鞘管が成長し、反対に
低すぎると根毛4dが成長して製品価値を低下させるた
め、適正位置を切断する必要がある。このため本発明で
は、白ねぎ1に対応して上下方向の複数位置(図では3
個所)に可動カッター43A〜43Cを設定しておき、
軟白直径センサー41の検出信号に基づいて切断用制御
装置45より、軟白部1bの直径に対応する切断位置の
可動カッター43A〜43Cが選択されて、そのカッタ
ー出退装置44A〜44Cが作動され茎部1cの適正位
置を切断するように構成されている。
【0018】前記不要葉剥離手段9は、図5に示すよう
に、各カバー部材3,3に、白ねぎ1の不要葉1eの根
元に向って周囲複数方向(図は90度隔てた4方向)か
ら上下複数段(図は9段)にわたって高圧空気を噴射す
るエアノズル8により構成されている。すなわち、各カ
バー部材3のガイド溝3bに垂直方向に形成された左右
一対のエア導入穴52が穿設開口され、下部ほど縮径さ
れたこのエア導入穴52に、円弧状凹部内面に開口する
エアノズル8が接続されている。またこれらエアノズル
8に高圧空気を供給する剥離用エア供給手段は、ガイド
バー24に長さ方向に沿って形成されたエアヘッダー穴
53と、コンプレッサーからエアヘッダー穴53に接続
されたエア供給管51とで構成され、このエアヘッダー
穴53の複数箇所にガイドバー24の底面に開口されて
エア導入穴52に連通される多数の分岐穴54が形成さ
れている。55はガイド溝3bの底面に取付けられてガ
イドバー24に摺接するシール部材である。
【0019】またこの不要葉剥離手段9の下流側では、
カバー部材3,3が開放され、剥離された不要葉1eが
垂れ下がることになり、この不要葉1eを除去する残渣
除去具10が設けられている。この残渣除去具10は、
図9,図10に示すように、垂れ下がる不要葉1eを検
出する不要葉検出センサ56と、リンク機構57を介し
て開閉自在に配置された一対の係止アーム58と、不要
葉検出センサ56の信号に基づいて係止アーム58を開
閉する開閉シリンダ59とで構成されている。
【0020】したがって、ガイドバー24の底部に開口
する分岐穴54から各カバー部材3のエア導入穴52に
供給された高圧空気が、複数のエアノズル8から白ねぎ
1の軟白部1bで不要葉1eの根元に向って斜め下方に
吹き付けられることにより、不要葉1eが軟白部1bか
ら剥離され、落下された不要葉1eは第1残渣排出コン
ベヤ11Aから第2残渣排出コンベヤ11上に落下排出
される。また、カバー部材3,3が開放され、剥離され
た不要葉1eが白ねぎ1から垂れ下がっているのが不要
葉検出センサ56により検出されると、開閉シリンダ5
9が作動されて係止アーム58が閉動され、垂れ下がっ
た不要葉1eが係止アーム58に係止されて除去され、
第2残渣排出コンベヤ11Bに排出される。
【0021】等級判別手段12に配置された撮像装置1
5は、上流側に配置された全体判定用カメラ15aと、
下流側に配置された部分判定用カメラ15bからなり、
吊持搬送手段6により搬送されてくる白ねぎ1の全体ま
たは部分を撮像し、得られた画像を判定装置61に入力
して複数の要素、たとえば直径、長さ、曲がり、病害虫
や衝撃などによる損傷などが判定されて複数の等級に分
別される。62は白ねぎ1の背面を撮影するための鏡で
ある。
【0022】仕分け排出手段13は、各等級別コンベヤ
14の始端側上部に、搬送経路2に出退自在に配置され
てカッター駆動モータ72により回転駆動される葉部切
断用の回転カッター71と、この回転カッター71を出
退させる排出カッター出退装置(エアシリンダやアクチ
ュエータ)73とがそれぞれ配置されている。そして、
前記判定装置61の出力信号に基づいて指定された排出
カッター出退装置72が作動されて回転カッター71が
突出され、吊持された白ねぎ1の葉部1aの所定位置が
切断され傾斜シュート74を介して等級別コンベヤ14
に排出され、製品箱75に箱詰めされる。
【0023】上記構成において、搬送経路2の投入部2
aで作業員によりカバー部材3,3間の保持空間25に
順次白ねぎ1が投入され、下端部が下部受けコンベヤ5
aに支持されて立設姿勢で搬送される。そして、吊持搬
送手段6のクランプ具33にそれぞれの葉部1aが把持
された後、下部受けコンベヤ5aから離脱される。そし
て根切り手段7において、まず軟白直径センサ41によ
り軟白部1bの直径が計測され、挟持用ベルト装置46
に保持されてまず固定カッター42により根毛1dが切
除された後、さらに軟白直径センサ41の検出値に基づ
いて切断用制御装置45により選択された可動カッター
43A〜43Cのいずれかにより茎部1cが所定位置で
切断される。また切断除去された根毛1dおよび茎部1
cは第1残渣コンベヤ11Aから第2残渣コンベヤ11
Bに排出される。
【0024】さらに不要葉剥離手段9において、各カバ
ー部材3の複数のエアノズル8から高圧空気が白ねぎ1
の軟白部1bで不要葉1eの根元に向って斜め下方に吹
き付けられることにより、不要葉1eが軟白部1bから
剥離される。落下された不要葉1eは第1残渣排出コン
ベヤ11Aから第2残渣排出コンベヤ11B上に排出さ
れる。そしてカバー部材3,3が開放されると、白ねぎ
1から垂れ下がっている不要葉1dが不要葉検出センサ
56により検出され、残渣除去具10が作動されて係止
アーム58が閉動されることにより、不要葉1dが除去
されて第2残渣排出コンベヤ11Bに排出される。
【0025】等級判別手段12では、2台の全体判定用
カメラ15aと部分判定用カメラ15bにより撮像され
た画像に基づいて、判定装置61により直径、長さ、曲
がり、病害虫や衝撃などによる損傷などから複数の等級
が判定されて分別される。そして仕分け排出手段13で
は、判定装置61による出力信号により所定の等級別コ
ンベヤ14の回転カッター71が選択されて排出カッタ
ー出退装置73が駆動され、葉部1aが切断されて所定
の等級別コンベヤ14に排出され、箱詰めされる。
【0026】上記実施の形態によれば、投入部2aで一
対のカバー部材3,3の保持空間25に白ねぎ1を投入
することにより、底部を下部受けコンベヤ5aに支持さ
せつつ搬送し、吊持搬送手段6のクランプ具33により
葉部1aを把持させることができるので、白ねぎ1をス
ムーズに投入することができる。また根切り手段7で
は、軟白直径センサー41の検出値に基づいて、予め切
断位置が設定された複数の可動カッター43A〜43C
の1つを選択しカッター出退装置44A〜44Cを作動
させるので、処理速度を向上させることができる。
【0027】さらに不要葉剥離手段9では、カバー部材
3,3の保持空間25内で白ねぎ1の軟白部1bに向っ
て複数方向から斜め下方に高圧空気を噴射するので、不
要葉1eを根元から確実に剥離することができる。さら
にまたカバー部材3,3が開放された後、白ねぎ1から
垂れ下がった不要葉1eを残渣除去具10の不要葉検出
センサ56で検出して係止アーム58を閉じ除去するこ
とができるので、確実に不要葉1eを除去することがで
きる。
【0028】また根切り、不要葉除去、等級判別、仕分
け分離の一連の作業で白ねぎを処理分別することがで
き、効率的で正確な作業を自動的に実施することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、吊持搬送手段により吊下状態で移送中の白ね
ぎの軟白部周囲をカバー部材で囲い、このガバー部材内
の複数のエアノズルから高圧空気を軟白部に向って噴射
させるので、少ない高圧空気で効果的に不要葉を根元か
ら剥離させ、確実に不要葉を除去することができる。
【0030】また請求項2記載の発明によれば、茎部の
切断と不要葉の除去、等級判別と仕分けを自動的に行う
ことができ、作業能率を大幅に向上させることができ
る。さらに請求項3記載の発明によれば、軟白直径セン
サーの検出値により、複数の可動カッターから選択して
作動させるので、可動カッターの切断位置をサーボモー
タと送りねじ機構により位置調整するものに比較して、
根切りに要する時間を大幅に短縮することができ、処理
速度を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る白ねぎ調整選別装置の実施の形態
を示す全体平面図である。
【図2】同白ねぎ調整選別装置の全体側面図である。
【図3】白ねぎの説明図である。
【図4】同白ねぎ調整選別装置の投入部を示すカバー部
材の部分平面図である。
【図5】同不要葉剥離手段を示すカバー部材の縦断面図
である。
【図6】同吊持搬送手段を示すクランプ具の正面図であ
る。
【図7】同根切り手段を示す側面図である。
【図8】同根切り手段を示す平面図である。
【図9】同残渣除去具を示す平面図である。
【図10】同残渣除去具を示す側面図である。
【図11】同等級判別手段を示す平面図である。
【図12】同仕分け排出手段を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 白ねぎ 1a 葉部 1b 軟白部 1c 茎部 1d 根毛 1e 不要葉 2 搬送経路 3 カバー部材 3a 円弧状凹部 5a 下部受けコンベヤ 4 カバー移動手段 6 吊持搬送手段 7 根切り手段 8 エアノズル 9 不要葉剥離手段 10 残渣除去具 11A,11B 残渣排出コンベヤ 12 等級判別手段 13 仕分け排出手段 14 等級別コンベヤ 15 撮像装置 21 カバー移動用チェーン 25 保持空間 32 クランプ移動用チェーン 33 クランプ具 41 軟白直径センサー 42 固定カッター 43A〜43C 可動カッター 45 切断用制御装置 56 不要葉センサ 58 係止アーム 61 判定装置 71 回転カッター 73 排出カッター出退装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F079 AC23 BA08 BA12 BA28 CA18 CA21 CA24 CA41 CB30 CB35 CC13 4B061 AA01 AB03 BA03 BB05 BB09 BB13 BB17 CB02 CB05 CB13 CB16 CB23 CB25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白ねぎの葉部を保持して搬送経路に沿って
    移送する吊持搬送手段と、 搬送経路に沿って移送される白ねぎに外嵌して同期移動
    されるカバー部材と、 前記カバー部材に設けられた複数のエアノズルから白ね
    ぎに向って周囲複数方向から上下複数段に高圧空気を噴
    射し不要葉を剥離する不要葉剥離手段と、 搬送経路に沿って移動される前記カバー部材のエアノズ
    ルに高圧空気を供給する剥離用エア供給手段と、 前記不要葉剥離手段の下流側で白ねぎから垂れ下がる不
    要葉を除去する残渣除去具とを具備したことを特徴とす
    る白ねぎ調整選別装置。
  2. 【請求項2】一定間隔毎に白ねぎの葉部を把持して搬送
    経路に沿って移送する吊持搬送手段と、 この吊持搬送手段により移送される各白ねぎの周囲にそ
    れぞれ外嵌されて同期移動される一対のカバー部材と、 この白ねぎの茎部を切断する根切り手段と、 この根切り手段の下流側で前記カバー部材のエアノズル
    から白ねぎに向って周囲複数方向から上下複数段にわた
    って高圧空気を噴射し不要葉を除去する不要葉剥離手段
    と、 前記不要葉剥離手段の下流側で撮像装置による白ねぎの
    映像から等級別に判別する等級判別手段と、 この等級判別手段の下流側の搬送経路の複数箇所に配置
    され、前記吊持搬送手段に把持された白ねぎを切断して
    等級別に分別する仕分け排出手段とを具備したことを特
    徴とする白ねぎ調整選別装置。
  3. 【請求項3】根切り手段は、 白ねぎの軟白部の直径を測定する軟白直径センサーと、 上流側に配置されて根毛を切断する固定カッターと、 この固定カッターの下流側でカッター出退装置により搬
    送経路に出退自在でかつ上下方向に位置ずれされた可動
    カッターと、 前記軟白直径センサーの検出信号に基づいて前記可動カ
    ッターの何れかを選択しカッター出退装置を作動するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2記載の白ねぎ調
    整選別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104641794A (zh) * 2014-06-21 2015-05-27 李庆仁 甘蔗剥叶装置
CN114631638A (zh) * 2022-04-14 2022-06-17 湖北田野农谷生物科技有限公司 一种葡萄去梗机
JP7320306B1 (ja) 2022-04-26 2023-08-03 株式会社マツモト 野菜類の皮剥ぎ処理機

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