JP2000299909A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- corrugated tube
- protrusion
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- Details Of Indoor Wiring (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】径の異なる複数種類のコルゲートチューブを取
り付けること。 【解決手段】アッパケース12及びロアケース13に貫
通孔25が形成されている。貫通孔25の内周面には、
コルゲートチューブ29の外周面に係合可能な突部35
a〜35cが複数設けられている。そして、各突部35
a〜35cは、貫通孔25の外端側にあるものより、内
端側にあるものの方が大きくなっている。このため、径
の異なる各種のコルゲートチューブ29に合わせて、突
部35a〜35cを選択することで、筒部35に径の異
なる複数種類のコルゲートチューブ29を取り付けるこ
とができる。
り付けること。 【解決手段】アッパケース12及びロアケース13に貫
通孔25が形成されている。貫通孔25の内周面には、
コルゲートチューブ29の外周面に係合可能な突部35
a〜35cが複数設けられている。そして、各突部35
a〜35cは、貫通孔25の外端側にあるものより、内
端側にあるものの方が大きくなっている。このため、径
の異なる各種のコルゲートチューブ29に合わせて、突
部35a〜35cを選択することで、筒部35に径の異
なる複数種類のコルゲートチューブ29を取り付けるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、自動車のエンジンル
ームには、電気接続箱70が設けられている。この電気
接続箱70は、リレー71等を収容したケース本体72
を備えている。リレー71に接続される電線73は、ケ
ース本体72に設けられた貫通孔74に挿通されてい
る。貫通孔74の内周面には複数の突部76が形成され
ており、各突部76は貫通孔74の軸線方向に沿って配
列されている。又、電線73にはコルゲートチューブ7
5が外嵌され、このコルゲートチューブ75は前記貫通
孔74に挿入されている。このとき、コルゲートチュー
ブ75の外周面にある凹部に前記各突部76が係合す
る。これにより、電線73と貫通孔74の内周面との隙
間を介してケース本体72内に水が入り込まないように
なっている。
ームには、電気接続箱70が設けられている。この電気
接続箱70は、リレー71等を収容したケース本体72
を備えている。リレー71に接続される電線73は、ケ
ース本体72に設けられた貫通孔74に挿通されてい
る。貫通孔74の内周面には複数の突部76が形成され
ており、各突部76は貫通孔74の軸線方向に沿って配
列されている。又、電線73にはコルゲートチューブ7
5が外嵌され、このコルゲートチューブ75は前記貫通
孔74に挿入されている。このとき、コルゲートチュー
ブ75の外周面にある凹部に前記各突部76が係合す
る。これにより、電線73と貫通孔74の内周面との隙
間を介してケース本体72内に水が入り込まないように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
接続箱70においては、特定の径のコルゲートチューブ
の寸法に合わせて、全ての突部76が等しい大きさに形
成されている。そのため、異なる径のコルゲートチュー
ブ75を使用する場合には、コルゲートチューブ75の
外周面に突部76を係合させることができない。従っ
て、径の異なるコルゲートチューブ75をケース本体7
2に取り付ける場合には、各種のコルゲートチューブ7
5に対応するケース本体72を用意する必要があった。
接続箱70においては、特定の径のコルゲートチューブ
の寸法に合わせて、全ての突部76が等しい大きさに形
成されている。そのため、異なる径のコルゲートチュー
ブ75を使用する場合には、コルゲートチューブ75の
外周面に突部76を係合させることができない。従っ
て、径の異なるコルゲートチューブ75をケース本体7
2に取り付ける場合には、各種のコルゲートチューブ7
5に対応するケース本体72を用意する必要があった。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、一種類のケース本体に径の異なる
複数種類のコルゲートチューブを取り付けることが可能
な電気接続箱を提供することにある。
であり、その目的は、一種類のケース本体に径の異なる
複数種類のコルゲートチューブを取り付けることが可能
な電気接続箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電気部品を収容する
ケース本体に貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電
線にコルゲートチューブを外嵌し、前記コルゲートチュ
ーブの外周面に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に
設けた電気接続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸
線方向に沿って複数個設け、前記貫通孔の内周面からの
各突部の突出量を、前記貫通孔の外端側にある突部より
も、内端側にある突部が大きくなるようにしたことをそ
の要旨としている。
めに、請求項1に記載の発明では、電気部品を収容する
ケース本体に貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電
線にコルゲートチューブを外嵌し、前記コルゲートチュ
ーブの外周面に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に
設けた電気接続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸
線方向に沿って複数個設け、前記貫通孔の内周面からの
各突部の突出量を、前記貫通孔の外端側にある突部より
も、内端側にある突部が大きくなるようにしたことをそ
の要旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記貫通孔はケース本体の外
側面から突出する筒部に設けられ、この筒部はその軸線
方向に沿って分割された一対の構成部材からなるもので
あることをその要旨としている。
載の電気接続箱において、前記貫通孔はケース本体の外
側面から突出する筒部に設けられ、この筒部はその軸線
方向に沿って分割された一対の構成部材からなるもので
あることをその要旨としている。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の電気接続箱において、前記各突部は等間隔に
設けられていることをその要旨としている。以下、本発
明の「作用」について説明する。
2に記載の電気接続箱において、前記各突部は等間隔に
設けられていることをその要旨としている。以下、本発
明の「作用」について説明する。
【0008】請求項1に記載の発明によると、貫通孔の
外端側から内端側に向かう突部ほどその突出量が大きく
なっている。そのため、径の大きいコルゲートチューブ
を貫通孔に取り付ける場合には、貫通孔の外端側にある
突部がコルゲートチューブの外周面にある凹部に係合す
る。一方、径の小さいコルゲートチューブを貫通孔に取
り付ける場合には、貫通孔の内端側にある突部がコルゲ
ートチューブの外周面にある凹部に係合する。つまり、
径の異なるコルゲートチューブを貫通孔に取り付けるこ
とが可能となる。
外端側から内端側に向かう突部ほどその突出量が大きく
なっている。そのため、径の大きいコルゲートチューブ
を貫通孔に取り付ける場合には、貫通孔の外端側にある
突部がコルゲートチューブの外周面にある凹部に係合す
る。一方、径の小さいコルゲートチューブを貫通孔に取
り付ける場合には、貫通孔の内端側にある突部がコルゲ
ートチューブの外周面にある凹部に係合する。つまり、
径の異なるコルゲートチューブを貫通孔に取り付けるこ
とが可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明によると、一対ある
構成部材のうち一方にコルゲートチューブを支持してお
き、その状態で他方をコルゲートチューブを挟み込むよ
うにして一方の構成部材に組み付ける。従って、コルゲ
ートチューブ及び突部の双方を見ながら取り付け作業を
行なうことができるので、チューブ径に合った突部を確
実にコルゲートチューブ側に係合させることができる。
構成部材のうち一方にコルゲートチューブを支持してお
き、その状態で他方をコルゲートチューブを挟み込むよ
うにして一方の構成部材に組み付ける。従って、コルゲ
ートチューブ及び突部の双方を見ながら取り付け作業を
行なうことができるので、チューブ径に合った突部を確
実にコルゲートチューブ側に係合させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、突部はコ
ルゲートチューブの内周面に沿って形成された環状をな
すものであるため、コルゲートチューブの外周全体に亘
って突部が係合される。従って、貫通孔からコルゲート
チューブが抜けにくくなる。又、コルゲートチューブと
突部との間の隙間がなくなるので、塵埃等がケース本体
内に入りにくくなる。
ルゲートチューブの内周面に沿って形成された環状をな
すものであるため、コルゲートチューブの外周全体に亘
って突部が係合される。従って、貫通孔からコルゲート
チューブが抜けにくくなる。又、コルゲートチューブと
突部との間の隙間がなくなるので、塵埃等がケース本体
内に入りにくくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づき詳細に説明する。図1,図2に示す
電気接続箱11は、例えば自動車のエンジンルーム内に
設けられる。この電気接続箱11はアッパケース12、
ロアケース13及びカバー14により構成され、ロアケ
ース13及びカバー14はアッパケース12の下側開口
部及び上側開口部に対し着脱可能となっている。又、電
気接続箱11内には電気部品としてのリレー15が設け
られている。なお、本実施形態では、アッパケース1
2、ロアケース13によりケース本体が構成されてい
る。
形態を図面に基づき詳細に説明する。図1,図2に示す
電気接続箱11は、例えば自動車のエンジンルーム内に
設けられる。この電気接続箱11はアッパケース12、
ロアケース13及びカバー14により構成され、ロアケ
ース13及びカバー14はアッパケース12の下側開口
部及び上側開口部に対し着脱可能となっている。又、電
気接続箱11内には電気部品としてのリレー15が設け
られている。なお、本実施形態では、アッパケース1
2、ロアケース13によりケース本体が構成されてい
る。
【0012】ロアケース13の上端部には、外側方へ向
かって突出する半円筒状の下部被覆部材16が構成部材
として設けられている。下部被覆部材16の内周面には
周方向へ延びる複数の半リング部17a〜17cが、下
部被覆部材16の軸線方向に所定間隔おいて並設されて
いる。
かって突出する半円筒状の下部被覆部材16が構成部材
として設けられている。下部被覆部材16の内周面には
周方向へ延びる複数の半リング部17a〜17cが、下
部被覆部材16の軸線方向に所定間隔おいて並設されて
いる。
【0013】前記アッパケース12の下端部には、外側
方へ向かって突出する半円筒状の上部被覆部材21が構
成部材として設けられている。上部被覆部材21は、ロ
アケース13の下部被覆部材16に対応している。図1
に示すように、上部被覆部材21の内周面において、下
部被覆部材16の各半リング部17a〜17cに対応す
る位置には、それぞれ半リング部22a〜22cが設け
られている。この半リング部22a〜22cは、上部被
覆部材21の内周面に沿って延びている。
方へ向かって突出する半円筒状の上部被覆部材21が構
成部材として設けられている。上部被覆部材21は、ロ
アケース13の下部被覆部材16に対応している。図1
に示すように、上部被覆部材21の内周面において、下
部被覆部材16の各半リング部17a〜17cに対応す
る位置には、それぞれ半リング部22a〜22cが設け
られている。この半リング部22a〜22cは、上部被
覆部材21の内周面に沿って延びている。
【0014】そして、前記ロアケース13をアッパケー
ス12に取り付けることにより、上部被覆部材21と下
部被覆部材16とが連結される。上部被覆部材21と下
部被覆部材16とが連結されると、両者の間に電気接続
箱11の内部と外部とを連通する貫通孔25が形成され
るようになっている。
ス12に取り付けることにより、上部被覆部材21と下
部被覆部材16とが連結される。上部被覆部材21と下
部被覆部材16とが連結されると、両者の間に電気接続
箱11の内部と外部とを連通する貫通孔25が形成され
るようになっている。
【0015】本実施形態では、前記下部被覆部材16及
び上部被覆部材21により、両ケース12,13の外側
面から突出する筒部35が構成されている。換言すれ
ば、筒部35は、その軸線方向に沿って分割された下部
被覆部材16及び上部被覆部材21により構成されてい
る。
び上部被覆部材21により、両ケース12,13の外側
面から突出する筒部35が構成されている。換言すれ
ば、筒部35は、その軸線方向に沿って分割された下部
被覆部材16及び上部被覆部材21により構成されてい
る。
【0016】又、上部被覆部材21と下部被覆部材16
とが連結されると、下部被覆部材16の各半リング部1
7a〜17cの両端面、及び、上部被覆部材21の各半
リング部22a〜22cの両端面同士が接合される。こ
の接合により、前記筒部35の内周面には環状の突部3
5a〜35cが複数(本実施形態では3つ)形成される
ようになっている。各突部35a〜35cは、貫通孔2
5の軸線方向に沿って等間隔に設けられている。又、各
突部35a〜35cは、貫通孔25の外端側にあるもの
より、内端側にあるものの方が大きくなっている。即
ち、各突部35a〜35cは、貫通孔25の内側にある
ものほど、前記筒部35(貫通孔25)の内周面からそ
の中心部への突出量が大きくなっている。そして、各突
部35a〜35c間にはそれぞれ環状溝36が形成され
ている。
とが連結されると、下部被覆部材16の各半リング部1
7a〜17cの両端面、及び、上部被覆部材21の各半
リング部22a〜22cの両端面同士が接合される。こ
の接合により、前記筒部35の内周面には環状の突部3
5a〜35cが複数(本実施形態では3つ)形成される
ようになっている。各突部35a〜35cは、貫通孔2
5の軸線方向に沿って等間隔に設けられている。又、各
突部35a〜35cは、貫通孔25の外端側にあるもの
より、内端側にあるものの方が大きくなっている。即
ち、各突部35a〜35cは、貫通孔25の内側にある
ものほど、前記筒部35(貫通孔25)の内周面からそ
の中心部への突出量が大きくなっている。そして、各突
部35a〜35c間にはそれぞれ環状溝36が形成され
ている。
【0017】図1に示すように、前記リレー15には、
ワイヤハーネス26のコネクタ27が接続されるように
なっている。ワイヤハーネス26は前記コネクタ27
と、コネクタ27から延びる電線28とから構成されて
いる。電線28は弾性を有する材料によって形成された
コルゲードチューブ29を貫通している。前記電線28
は、コルゲートチューブ29により被覆された状態にな
っている。
ワイヤハーネス26のコネクタ27が接続されるように
なっている。ワイヤハーネス26は前記コネクタ27
と、コネクタ27から延びる電線28とから構成されて
いる。電線28は弾性を有する材料によって形成された
コルゲードチューブ29を貫通している。前記電線28
は、コルゲートチューブ29により被覆された状態にな
っている。
【0018】コルゲートチューブ29の外周面には、周
方向へ延びる複数の突部31がチューブ軸線方向に沿っ
て並設されている。各突部31の間隔は、各半リング部
17a〜17cの間隔及び各半リング部22a〜22c
の間隔よりも小さくなっている。又、コルゲートチュー
ブ29の各突部31の間には、それぞれチューブ周方向
に沿って延びる環状の凹部32が形成されている。
方向へ延びる複数の突部31がチューブ軸線方向に沿っ
て並設されている。各突部31の間隔は、各半リング部
17a〜17cの間隔及び各半リング部22a〜22c
の間隔よりも小さくなっている。又、コルゲートチュー
ブ29の各突部31の間には、それぞれチューブ周方向
に沿って延びる環状の凹部32が形成されている。
【0019】図1に示すように、コルゲートチューブ2
9は、電気接続箱11の貫通孔25内に配置されてい
る。コルゲートチューブ29に設けられた複数の突部3
1は、筒部35に形成された環状溝36と係合するよう
になっている。又、コルゲートチューブ29に設けられ
た凹部32は、筒部35に形成された突部35a〜35
cと係合するようになっている。
9は、電気接続箱11の貫通孔25内に配置されてい
る。コルゲートチューブ29に設けられた複数の突部3
1は、筒部35に形成された環状溝36と係合するよう
になっている。又、コルゲートチューブ29に設けられ
た凹部32は、筒部35に形成された突部35a〜35
cと係合するようになっている。
【0020】次に、上記のように構成された電気接続箱
11の作用について説明する。まず、コルゲートチュー
ブ29に電線28をあらかじめ挿通させておく。そし
て、前記コルゲートチューブ29を、分離した状態のサ
イドカバー12及びロアカバー13における上部被覆部
材21と下部被覆部材16との間に配置する。そして、
ロアカバー13をサイドカバー12に取り付けると、上
部被覆部材21と下部被覆部材16とが連結される。す
ると、図1に示すように、上部被覆部材21と下部被覆
部材16との間に形成された貫通孔25に、コルゲート
チューブ29がはめ込まれた状態になる。このとき、凹
部32と筒部35の突部35a〜35cとが係合する。
なお、図1中において、貫通孔25の最外端部にある突
部35cのみがコルゲードチューブ29の突部31に係
合している。
11の作用について説明する。まず、コルゲートチュー
ブ29に電線28をあらかじめ挿通させておく。そし
て、前記コルゲートチューブ29を、分離した状態のサ
イドカバー12及びロアカバー13における上部被覆部
材21と下部被覆部材16との間に配置する。そして、
ロアカバー13をサイドカバー12に取り付けると、上
部被覆部材21と下部被覆部材16とが連結される。す
ると、図1に示すように、上部被覆部材21と下部被覆
部材16との間に形成された貫通孔25に、コルゲート
チューブ29がはめ込まれた状態になる。このとき、凹
部32と筒部35の突部35a〜35cとが係合する。
なお、図1中において、貫通孔25の最外端部にある突
部35cのみがコルゲードチューブ29の突部31に係
合している。
【0021】図3〜図5に示すように、径が異なる3種
類のコルゲードチューブ29a〜29cを貫通孔25に
はめ込むには次のように行う。まず、最も径の大きいコ
ルゲートチューブ29aを貫通孔25にはめ込む場合に
は、図3(a),(b)に示すように、コルゲートチュ
ーブ29aの凹部32を、貫通孔25の最外端部にある
突部35cに係合させる。
類のコルゲードチューブ29a〜29cを貫通孔25に
はめ込むには次のように行う。まず、最も径の大きいコ
ルゲートチューブ29aを貫通孔25にはめ込む場合に
は、図3(a),(b)に示すように、コルゲートチュ
ーブ29aの凹部32を、貫通孔25の最外端部にある
突部35cに係合させる。
【0022】又、径の小さいコルゲートチューブ29b
を貫通孔25にはめ込む場合には、図4(a),(b)
に示すように、コルゲートチューブ29bの凹部32
を、各突部35a〜35cのうち中央にある突部35b
に係合させる。貫通孔25の最外端部にある突部35c
の内径は、コルゲートチューブ29bの突部31の外径
よりも大きい。そのため、この状態において、突部35
cにコルゲートチューブ29bの突部31が当たること
はない。
を貫通孔25にはめ込む場合には、図4(a),(b)
に示すように、コルゲートチューブ29bの凹部32
を、各突部35a〜35cのうち中央にある突部35b
に係合させる。貫通孔25の最外端部にある突部35c
の内径は、コルゲートチューブ29bの突部31の外径
よりも大きい。そのため、この状態において、突部35
cにコルゲートチューブ29bの突部31が当たること
はない。
【0023】更に、径の最も小さいコルゲートチューブ
29cを貫通孔25にはめ込む場合には、図5(a),
(b)に示すように、コルゲートチューブ29cの凹部
32を、貫通孔25の最内端部にある突部35aに係合
させる。突部35aよりも外側にある突部35b,35
cの内径は、コルゲートチューブ29cの突部31の外
径よりも大きい。そのため、この状態において、各突部
35b,35cにコルゲートチューブ29cの突部31
が当たることはない。
29cを貫通孔25にはめ込む場合には、図5(a),
(b)に示すように、コルゲートチューブ29cの凹部
32を、貫通孔25の最内端部にある突部35aに係合
させる。突部35aよりも外側にある突部35b,35
cの内径は、コルゲートチューブ29cの突部31の外
径よりも大きい。そのため、この状態において、各突部
35b,35cにコルゲートチューブ29cの突部31
が当たることはない。
【0024】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)アッパケース12及びロアケース13に貫通孔2
5が形成されている。貫通孔25の内周面には、コルゲ
ートチューブ29の外周面に係合可能な突部35a〜3
5cが複数設けられている。そして、各突部35a〜3
5cは、貫通孔25の外端側にあるものより、内端側に
あるものの方が、貫通孔25の内周面からの突出量が大
きくなっている。従って、径の異なる各種のコルゲート
チューブ29a〜29cに合わせて、突部35a〜35
cを選択することで、筒部35に径の異なる複数種類の
コルゲートチューブ29a〜29cを取り付けることが
できる。
効果を得ることができる。 (1)アッパケース12及びロアケース13に貫通孔2
5が形成されている。貫通孔25の内周面には、コルゲ
ートチューブ29の外周面に係合可能な突部35a〜3
5cが複数設けられている。そして、各突部35a〜3
5cは、貫通孔25の外端側にあるものより、内端側に
あるものの方が、貫通孔25の内周面からの突出量が大
きくなっている。従って、径の異なる各種のコルゲート
チューブ29a〜29cに合わせて、突部35a〜35
cを選択することで、筒部35に径の異なる複数種類の
コルゲートチューブ29a〜29cを取り付けることが
できる。
【0025】(2) 貫通孔25は両ケース12,13
の外側面から突出する筒部35に設けられている。この
筒部35はその軸線方向に沿って分割された一対の下部
被覆部材16と上部被覆部材21とから構成されてい
る。このため、コルゲートチューブ29a〜29c及び
突部35a〜35cの双方を見ながら取り付け作業を行
なうことができるので、チューブ径に合った突部35a
〜35cを確実にコルゲートチューブ29a〜29c側
に係合させることができる。
の外側面から突出する筒部35に設けられている。この
筒部35はその軸線方向に沿って分割された一対の下部
被覆部材16と上部被覆部材21とから構成されてい
る。このため、コルゲートチューブ29a〜29c及び
突部35a〜35cの双方を見ながら取り付け作業を行
なうことができるので、チューブ径に合った突部35a
〜35cを確実にコルゲートチューブ29a〜29c側
に係合させることができる。
【0026】(3) 各突部35a〜35cは、コルゲ
ートチューブ29の内周面に沿って環状に形成されてい
る。そのため、貫通孔25にコルゲートチューブ29を
組み付ける際には、コルゲートチューブ29の外周全体
に亘って各突部35a〜35cを係合することができ
る。この結果、貫通孔25からコルゲートチューブ29
が抜けにくくなる。又、コルゲートチューブ29と、そ
こに係合されている各突部35a〜35cとの間の隙間
をなくすことができる。従って、塵埃等が貫通孔25を
介して電気接続箱11内に入りにくくなる。
ートチューブ29の内周面に沿って環状に形成されてい
る。そのため、貫通孔25にコルゲートチューブ29を
組み付ける際には、コルゲートチューブ29の外周全体
に亘って各突部35a〜35cを係合することができ
る。この結果、貫通孔25からコルゲートチューブ29
が抜けにくくなる。又、コルゲートチューブ29と、そ
こに係合されている各突部35a〜35cとの間の隙間
をなくすことができる。従って、塵埃等が貫通孔25を
介して電気接続箱11内に入りにくくなる。
【0027】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記実施形態の別例として、大きさの異なる突部35
a〜35cを2つ又は4つ以上設けてもよい。この構成
にすれば、2つ又は4種類以上のコルゲードチューブ2
9を取り付けることができる。
更してもよい。 ・前記実施形態の別例として、大きさの異なる突部35
a〜35cを2つ又は4つ以上設けてもよい。この構成
にすれば、2つ又は4種類以上のコルゲードチューブ2
9を取り付けることができる。
【0028】・各突部35a〜35cを構成する半リン
グ部17a〜17c,部22a〜22cの形状を任意の
形状に変更してもよく、例えば三日月状に変更してもよ
い。 ・下部被覆部材16の外周面に一対の突起を設け、上部
被覆部材21の外周面に前記突起に対応する一対の係止
部を設けてもよい。そして、ロアケース13をアッパケ
ース12に取り付けることにより、上部被覆部材21の
係止部が下部被覆部材16の突起に引っ掛かるようにす
る。この構成によれば、上部被覆部材21と下部被覆部
材16とを強固に連結することができる。
グ部17a〜17c,部22a〜22cの形状を任意の
形状に変更してもよく、例えば三日月状に変更してもよ
い。 ・下部被覆部材16の外周面に一対の突起を設け、上部
被覆部材21の外周面に前記突起に対応する一対の係止
部を設けてもよい。そして、ロアケース13をアッパケ
ース12に取り付けることにより、上部被覆部材21の
係止部が下部被覆部材16の突起に引っ掛かるようにす
る。この構成によれば、上部被覆部材21と下部被覆部
材16とを強固に連結することができる。
【0029】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 電気部品を収容するケース本体に貫通孔を設
け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲートチューブ
を外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面に係合可能
な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接続箱におい
て、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿って複数個設
け、前記貫通孔の内端側にある突部を外端側にある突部
よりも大きくした電気接続箱。この構成によれば、径の
異なる複数種類のコルゲートチューブを取り付けること
ができる。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 電気部品を収容するケース本体に貫通孔を設
け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲートチューブ
を外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面に係合可能
な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接続箱におい
て、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿って複数個設
け、前記貫通孔の内端側にある突部を外端側にある突部
よりも大きくした電気接続箱。この構成によれば、径の
異なる複数種類のコルゲートチューブを取り付けること
ができる。
【0030】(2) 電気部品を収容するケース本体に
貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲー
トチューブを外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面
に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接
続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿っ
て複数個設け、前記貫通孔の内端側にある突部の係合量
を、外端側にある突部の係合量よりも大きくした電気接
続箱。この構成によれば、径の異なる複数種類のコルゲ
ートチューブを取り付けることができる。
貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲー
トチューブを外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面
に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接
続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿っ
て複数個設け、前記貫通孔の内端側にある突部の係合量
を、外端側にある突部の係合量よりも大きくした電気接
続箱。この構成によれば、径の異なる複数種類のコルゲ
ートチューブを取り付けることができる。
【0031】(3) 電気部品を収容するケース本体に
貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲー
トチューブを外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面
に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接
続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿っ
て複数個設け、前記貫通孔の外端側にある突部を内端側
にある突部よりも小さくした電気接続箱。この構成によ
れば、径の異なる複数種類のコルゲートチューブを取り
付けることができる。
貫通孔を設け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲー
トチューブを外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面
に係合可能な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接
続箱において、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿っ
て複数個設け、前記貫通孔の外端側にある突部を内端側
にある突部よりも小さくした電気接続箱。この構成によ
れば、径の異なる複数種類のコルゲートチューブを取り
付けることができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、径の異なる複数種類のコルゲートチュー
ブを取り付けることができる。
発明によれば、径の異なる複数種類のコルゲートチュー
ブを取り付けることができる。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、チューブ
径に合った突部を確実にコルゲートチューブ側に係合さ
せることができる。請求項3に記載の発明によれば、貫
通孔からコルゲートチューブが抜けにくくなる。又、塵
埃等がケース本体内に入りにくくなる。
径に合った突部を確実にコルゲートチューブ側に係合さ
せることができる。請求項3に記載の発明によれば、貫
通孔からコルゲートチューブが抜けにくくなる。又、塵
埃等がケース本体内に入りにくくなる。
【図1】一実施形態を示す電気接続箱の断面図。
【図2】下部被覆部材、上部被覆部材及びコルゲードチ
ューブを示す斜視図。
ューブを示す斜視図。
【図3】(a)は最も径の大きいコルゲートチューブを
取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)の3−3
断面図。
取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)の3−3
断面図。
【図4】(a)は中型のコルゲートチューブを取り付け
た状態を示す断面図、(b)は(a)の4−4断面図。
た状態を示す断面図、(b)は(a)の4−4断面図。
【図5】(a)は最も径の小さいコルゲートチューブを
取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)の5−5
断面図。
取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)の5−5
断面図。
【図6】従来の技術を示す電気接続箱の断面図。
11…電気接続箱、12…アッパケース(ケース本
体)、13…ロアケース(ケース本体)、14…カバ
ー、15…リレー(電気部品)、16…下部被覆部材
(筒部を構成する構成部材)、21…上部被覆部材(筒
部を構成する構成部材)、25…貫通孔、28…電線、
29…コルゲードチューブ、35…筒部、35a〜35
c…突部。
体)、13…ロアケース(ケース本体)、14…カバ
ー、15…リレー(電気部品)、16…下部被覆部材
(筒部を構成する構成部材)、21…上部被覆部材(筒
部を構成する構成部材)、25…貫通孔、28…電線、
29…コルゲードチューブ、35…筒部、35a〜35
c…突部。
Claims (3)
- 【請求項1】 電気部品を収容するケース本体に貫通孔
を設け、前記貫通孔に挿通される電線にコルゲートチュ
ーブを外嵌し、前記コルゲートチューブの外周面に係合
可能な突部を前記貫通孔の内周面に設けた電気接続箱に
おいて、前記突部を前記貫通孔の軸線方向に沿って複数
個設け、前記貫通孔の内周面からの各突部の突出量を、
前記貫通孔の外端側にある突部よりも、内端側にある突
部が大きくなるようにした電気接続箱。 - 【請求項2】 前記貫通孔はケース本体の外側面から突
出する筒部に設けられ、この筒部はその軸線方向に沿っ
て分割された一対の構成部材からなるものである請求項
1に記載の電気接続箱。 - 【請求項3】 前記突部はコルゲートチューブの内周面
に沿って形成された環状をなすものである請求項1又は
2に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105035A JP2000299909A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105035A JP2000299909A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 電気接続箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000299909A true JP2000299909A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14396768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11105035A Pending JP2000299909A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000299909A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014023321A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
EP2520467A4 (en) * | 2009-12-28 | 2015-11-04 | Sumitomo Wiring Systems | POWER SUPPLY DEVICE AND FASTENING STRUCTURE |
US9698583B1 (en) | 2016-06-16 | 2017-07-04 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Junction box assemblies with spaced apart walls to hold a corrugated tube |
EP3327874A1 (de) * | 2016-11-28 | 2018-05-30 | Hirschmann Automotive GmbH | Steckverbinderanordnung mit einem steckverbinder, einem kabel und einem das kabel umgebenden wellrohr |
JP2021027628A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | ダイハツ工業株式会社 | リレーボックス |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105035A patent/JP2000299909A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2520467A4 (en) * | 2009-12-28 | 2015-11-04 | Sumitomo Wiring Systems | POWER SUPPLY DEVICE AND FASTENING STRUCTURE |
JP2014023321A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
US9698583B1 (en) | 2016-06-16 | 2017-07-04 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Junction box assemblies with spaced apart walls to hold a corrugated tube |
EP3327874A1 (de) * | 2016-11-28 | 2018-05-30 | Hirschmann Automotive GmbH | Steckverbinderanordnung mit einem steckverbinder, einem kabel und einem das kabel umgebenden wellrohr |
JP2021027628A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | ダイハツ工業株式会社 | リレーボックス |
JP7201553B2 (ja) | 2019-07-31 | 2023-01-10 | ダイハツ工業株式会社 | リレーボックス |
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