JP2000299281A - ホットプレートユニット - Google Patents

ホットプレートユニット

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JP2000299281A
JP2000299281A JP2000033429A JP2000033429A JP2000299281A JP 2000299281 A JP2000299281 A JP 2000299281A JP 2000033429 A JP2000033429 A JP 2000033429A JP 2000033429 A JP2000033429 A JP 2000033429A JP 2000299281 A JP2000299281 A JP 2000299281A
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正和 古川
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康隆 伊藤
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譲 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の複雑化や大型化を伴うことなく、短時
間で冷却しうるホットプレートユニットを提供するこ
と。 【解決手段】 このホットプレートユニット1は、ケー
シング2の開口部4に、抵抗体10を有するホットプレ
ート3を設置してなる。ケーシング2とホットプレート
3とにより、流体を流通可能な空間S1が構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットプレートユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、例えば感
光性樹脂塗布工程を経たシリコンウェハを加熱乾燥させ
る場合、通常、ホットプレートと呼ばれる加熱装置が用
いられる。
【0003】この種の装置の従来例としては、例えば特
公平4−13837号公報に開示されたもの等がある。
同公報における装置は、電熱部材としての窒化アルミニ
ウム焼結体製のホットプレートと、そのプレートに設け
られる抵抗体とからなる。抵抗体はホットプレートを構
成するセラミック基材間に挟持されている。プレートの
側方に突出している抵抗体の両端部は、それぞれ配線を
介して電源に接続される。
【0004】そして、ホットプレートの上面側に被加熱
物であるシリコンウェハを載置し、この状態で抵抗体に
通電することにより、シリコンウェハが数百℃に加熱さ
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、抵抗体への
通電により所定時間の加熱を行なって感光性樹脂を乾燥
させた場合、まずホットプレートをある程度低い温度ま
で放冷し、その後でシリコンウェハを取り外す必要があ
る。しかしながら、放冷にはある程度の時間を要し、こ
のことが生産性の向上を図るうえで障害となっている。
【0006】そこで、例えば前記プレートの下面側に冷
却用配管を設けてその配管に冷却水を通じることによ
り、プレートを強制的に冷却して冷却時間を短縮せんと
する対策が考えられる。しかし、このような対策では、
ユニット全体の構造が複雑になるばかりでなく、嵩張っ
て大型化してしまうおそれがある。
【0007】また、ホットプレートの下面側にエアを吹
き付けることにより、プレートを強制的に冷却して冷却
時間を短縮せんとする対策も考えられる。しかし、この
ような対策では、エアに含まれる水分や塵埃によって装
置の周囲が汚染されてしまうおそれがあり、現時点では
実現性に乏しい。
【0008】さらに、従来のものにおいて、仮にプレー
トの下面側に端子を設けてそこから配線を引き出そうと
した場合、装置下面側に突起物が存在した状態となり、
支持ステージ上への取り付けが困難になる。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、構造の複雑化や大型化を伴うこと
なく、短時間で冷却しうるホットプレートユニットを提
供することにある。
【0010】また、本発明のさらなる目的は、支持体に
対して困難なく取付可能であって、しかもクリーンなホ
ットプレートユニットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ケーシングの開口部
に、抵抗体を有するホットプレートを設置してなるホッ
トプレートユニットであって、流体を流通可能な空間が
前記ケーシングと前記ホットプレートとにより構成され
ていることを特徴とするホットプレートユニットをその
要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明では、有底状をした
ケーシングの開口部に、抵抗体を有するホットプレート
を設置してなるホットプレートユニットであって、流体
を流通可能な略密閉された空間が前記ケーシングと前記
ホットプレートとの間に形成されていることを特徴とす
るホットプレートユニットをその要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記ケーシングにはその内外を連通させる流体供給
ポートと流体排出ポートとがそれぞれ設けられていると
した。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3において、前記ケーシングの開口部の上縁と前記ホッ
トプレートの下面外周部との間には、シール構造が設け
られているとした。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1項において、前記ケーシングにおける配線
引き出し部には、シール構造が設けられているとした。
請求項6に記載の発明は、請求項1において、前記ケー
シングの内側には、中底板が設けられているとした。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれか1項において、前記ユニットの厚さは1.5
mm〜100mmであるとした。以下、本発明の「作
用」について説明する。
【0017】請求項1に記載の発明によると、ケーシン
グとホットプレートとにより構成された空間に流体を流
通することによって、ホットプレートを強制的に冷却す
ることが可能となり、放冷に比べて短時間で済むように
なる。また、冷却用配管等の設置も不要なため、ユニッ
ト全体の構造が複雑化したり、嵩張って大型化してしま
う心配もない。
【0018】請求項2に記載の発明によると、ケーシン
グとホットプレートとの間に形成された略密閉空間に流
体を流通することによって、ホットプレートを強制的に
冷却することが可能となり、放冷に比べて短時間で済む
ようになる。ここで、前記空間は開放状態ではなく略密
閉状態であることから、装置の外部に流体が漏れ出しに
くく、それによって周囲を汚染する心配もない。従っ
て、クリーンなユニットを実現することができる。
【0019】また、冷却用配管等の設置も不要なため、
ユニット全体の構造が複雑化したり、嵩張って大型化し
てしまう心配もない。さらに、ホットプレートの下面側
に端子等の突起物が仮にあったとしても、それらはケー
シングとホットプレートと間に形成された空間内に配置
される結果、装置外部に非露出の状態となる。従って、
突起物の存在如何に関係なく、ケーシングの底部を支持
体に対して困難なく取り付けることができる。
【0020】請求項3に記載の発明によると、流体供給
ポートを経て供給された流体は、前記空間内にてホット
プレートの下面側に接触しながら流れる際に、ホットプ
レートの熱を奪う。熱を奪って温度が上昇した流体は、
さらに流体排出ポートを経て再び空間の外に流出する。
以上の結果、ホットプレートが強制的に冷却され、比較
的短時間のうちに低い温度に戻る。
【0021】請求項4に記載の発明によると、ケーシン
グの開口部の上縁とホットプレートの下面外周部との間
がシールされることで、当該部分の隙間を介した装置外
部への流体の漏れ出しが防止され、前記空間により高い
密閉性が確保される。
【0022】請求項5に記載の発明によると、ケーシン
グにおける配線引き出し部がシールされることで、当該
部分を介した装置外部への流体の漏れ出しが防止され、
前記空間により高い密閉性が確保される。
【0023】請求項7に記載の発明によると、ユニット
の厚さを上記好適範囲内に設定しているため、製造の困
難化及び大型化を回避することができる。この場合、ユ
ニットが厚くなりすぎると、全体が嵩張って大型化して
しまう。逆に、ユニットを薄くしようとすると、プレー
トやケーシングを薄く形成しなければならず、製造が困
難になるおそれがある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態のホットプレートユニット1を図1,図2に基づき
詳細に説明する。
【0025】図1,図2に示されるホットプレートユニ
ット1は、ケーシング2及びホットプレート3を主要な
構成要素として備えている。ケーシング2は有底状の金
属製部材(ここではアルミニウム製部材)であって、断
面円形状の開口部4をその上部側に備えている。このケ
ーシング2の底部2aの中心部における3箇所には、図
示しないリフトピンが挿通されるピン挿通スリーブ5が
設けられている。これらのリフトピンは、シリコンウェ
ハW1を3点で支持した状態で同シリコンウェハW1を
昇降させる。底部2aの外周部には、ホットプレート3
に電流を供給するリード線6を挿通するためのリード線
引出用孔7が形成されている。
【0026】本実施形態のホットプレート3は、感光性
樹脂が塗布されたシリコンウェハW1を200〜300
℃にて乾燥させるための低温用ホットプレート3であ
る。このホットプレート3は、セラミック焼結体からな
る板状基材9に、抵抗体としての配線抵抗10を設ける
ことにより構成されている。この板状基材9は、後述す
るシールリング14を介して、ケーシング2の開口部4
に設置される。これを設置することにより、ケーシング
2の内面側とホットプレート3の下面側との間には、略
密閉された空間S1が形成される。
【0027】ここで、ユニット1の厚さは5mm〜10
0mmに設定されていることがよく、特には10mm〜
50mmに設定されていることがよい。その理由は、ユ
ニット1が厚くなりすぎると、全体が嵩張って大型化し
てしまうからである。逆に、ユニット1を薄くしようと
すると、ホットプレート3やケーシング2を薄く形成し
なければならず、製造が困難になるおそれがあるからで
ある。そして、本実施形態では、以上のことに鑑みて厚
さを20mmに設定している。
【0028】図1に示されるように、ホットプレート3
を構成する板状基材9は円形状であって、ケーシング2
の外形寸法より若干小径となるように設計されている。
配線抵抗10は、板状基材9の下面側において同心円状
ないし渦巻き状に形成されている。ホットプレート3の
中心部には、各リフトピンに対応した3箇所にそれぞれ
ピン挿通孔11が透設されている。
【0029】板状基材9を構成するセラミック焼結体と
しては、耐熱性に優れかつ熱伝導率が高いという性質を
有する窒化物セラミック焼結体を選択することがよい。
窒化物セラミックとしては、例えば窒化アルミニウ
ム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化チタン等のような金
属窒化物セラミックの焼結体が好ましく、なかでも窒化
アルミニウム焼結体が望ましい。その理由は、上記の焼
結体中で熱伝導率が最も高いからである。なおこれらの
他に、炭化ケイ素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、炭
化タンタル、炭化タングステン等のような金属炭化物セ
ラミックの焼結体を選択してもよい。
【0030】本実施形態の配線抵抗10は、焼結体であ
る板状基材9に対して導電ペーストを焼き付けることに
より形成されたものである。導電ペーストとしては、金
属粒子、金属酸化物、樹脂、溶剤などを含むものが一般
的に使用される。 導電ペーストに使用される好適な金
属粒子としては、例えば、金、銀、白金、パラジウム、
鉛、タングステン、ニッケル等が挙げられる。これらの
金属は高温に晒されても比較的酸化しにくく、通電によ
り発熱させるにあたって充分大きな抵抗値を示すからで
ある。導電ペーストに使用される好適な金属酸化物とし
ては、例えば、酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ
素、アルミナ、イットリア、チタニア等が挙げられる。
【0031】図2に示されるように、配線抵抗10の端
部には、外部接続端子としてのパッド10aが形成され
ている。これらのパッド10aには、導電性材料からな
る端子ピン12の基端部がはんだ付けされている。その
結果、各端子ピン12と配線抵抗10との電気的な導通
が図られている。一方、各端子ピン12の先端部には、
リード線6の先端部にあるソケット6aが嵌着されてい
る。従って、リード線6及び端子ピン12を介して配線
抵抗10に電流が供給される結果、配線抵抗10の温度
が上昇し、ホットプレート3全体が加熱される。
【0032】図2に示されるように、ケーシング2の開
口部4の上縁には、複数のねじ孔13が等間隔に透設さ
れている。同じく前記開口部4の上縁には、シール構造
としてのシールリング14が配設されている。同シール
リング14は、環状をなしかつ開口部4の大きさとほぼ
等しくなっている。シールリング14の形成用材料とし
ては、例えば樹脂や、ゴム等のような弾性体などが好ま
しい。シールリング14において各ねじ孔13に対応す
る箇所には、複数のねじ孔15が透設されている。シー
ルリング14の内周面には、ホットプレート3の下面側
外周部を水平に支持するための支持段部16がその全周
にわたって形成されている。なお、支持段部16にホッ
トプレート3を支持させたとき、シールリング14の上
端面の高さとホットプレート3の上面の高さとがほぼ同
一になる。
【0033】そして、本実施形態におけるシールリング
14は、ケーシング2の開口部4の上縁とホットプレー
ト3の下面外周部とがなす隙間をシールすることで、当
該隙間を介したエアの流通を防止する役割を担ってい
る。
【0034】図1,図2に示されるように、シールリン
グ14の上面には、係止リング21がねじ25により固
定されている。この係止リング21は、環状の本体22
と、複数のねじ孔23と、複数の係止片24とを有す
る。支持段部16にセットされたホットプレート3は、
各係止片24によって板厚方向から押圧されることによ
り、シールリング14に挟持固定される。
【0035】図1に示されるように、ケーシング2の底
部2aには、流体供給ポート17及び流体排出ポート1
8がそれぞれボルト等を用いて設置されている。本実施
形態において前記両ポート17,18は、互いに離間し
た位置に配設されている。両ポート17,18は、内端
面及び外端面の両方において開口する流路を備えてい
る。このため、その流路を介してケーシング2の内外が
連通されている。
【0036】流体供給ポート17の外端面側の開口部の
内周面には雌ねじ溝が形成されていて、当該開口部には
図示しない流体供給用の配管の一端が着脱可能となって
いる。この配管の他端は気体圧送ポンプに接続されてい
るため、同配管を介して冷却用流体としてのエアが供給
されるようになっている。一方、流体排出ポート18の
外端面側の開口部の内周面にも雌ねじ溝が形成されてい
て、当該開口部には図示しない流体排出用の配管の一端
が着脱可能となっている。ケーシング2内のエアは、こ
の配管を介して外部に排出される。なお、前記配管の他
端は装置からいくぶん離れた箇所にて開放されている。
【0037】図2に示されるように、上記のリード線引
出用孔7には、シール構造としてのシールパッキング8
が装着されている。このシールパッキング8は環状をな
しており、ゴム等のような好適な弾性体によって形成さ
れている。各リード線6は、このシールパッキング8の
貫通孔に挿通されたうえでケーシング2の外部に引き出
されている。即ち、本実施形態におけるシールパッキン
グ8は、各リード線6とリード線引出用孔7とがなす隙
間をシールすることで、当該隙間を介したエアの流通を
防止する役割を担っている。
【0038】さて、次にこのホットプレートユニット1
の使用方法について説明する。感光性樹脂が塗布された
シリコンウェハW1をホットプレート3上に載置し、こ
の状態で配線抵抗10に通電する。すると、加熱された
ホットプレート3との接触によって、シリコンウェハW
1の温度が次第に上昇する。所定時間のあいだ加熱を行
なうことにより感光性樹脂が充分に乾燥したら、配線抵
抗10への通電を止める。
【0039】ここで、気体圧送ポンプを駆動して流体供
給ポート17側に冷却用のエアを供給し、同ポート17
を介してエアを密閉空間S1内に導入する。流体供給ポ
ート17を経て吐出されたエアは、密閉空間S1内にて
ホットプレート3の下面側に接触しながら、流体排出ポ
ート18のほうに向かって流れる。その際、同エアによ
ってホットプレート3の熱が奪われる。熱を奪って温度
が上昇したエアは、さらに流体排出ポート18を経て再
び空間の外に流出し、汚染の心配のない別の空間にて放
出される。なお、一連のエアの流れは、図1における太
線矢印により概略的に示されている。そして、ホットプ
レート3がある程度低い温度まで冷やされたら、シリコ
ンウェハW1をホットプレート3から取り外す。
【0040】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)このホットプレートユニット1では、上記のごと
く略密閉された空間S1がケーシング2とホットプレー
ト3との間に形成されている。ホットプレート3の下面
側には端子ピン12等の突起物が存在するものの、それ
らはケーシング2とホットプレート3と間に形成された
空間S1内に配置されている。即ち、前記突起物は装置
の外部に非露出となり、いわば保護された状態となる。
従って、突起物の存在如何に関係なく、ケーシング2の
底面を図示しない支持ステージに対して、困難なく取り
付けることができる。
【0041】(2)また、ケーシング2とホットプレー
ト3との間に形成された空間S1は、略密閉されている
ことから、エアを流通可能なものとなっている。このた
め、空間S1内へのエアの流通によってホットプレート
3を強制的に冷却することが可能となり、放冷に比べて
冷却に要する時間が短くて済むようになる。ゆえに、こ
のホットプレートユニット1を用いれば、1回の乾燥処
理に要する時間が確実に短縮され、もって生産性の向上
を図ることができる。
【0042】なお、空間S1は開放状態ではなく略密閉
状態であることから、装置の外部にエアが漏れ出しにく
く、それによって周囲を汚染する心配もない。即ち、本
実施形態によれば、クリーンなユニット1を実現するこ
とができる。
【0043】また、この構成によれば、冷却用配管等の
設置も不要なため、ユニット1全体の構造が複雑化した
り、嵩張って大型化してしまう心配もない。 (3)本実施形態では、ケーシング2にその内外を連通
させる流体供給ポート17と流体排出ポート18とがそ
れぞれ設けられている。従って、両ポート17,18を
介して密閉空間S1内にエアを効率よく循環することに
より、ホットプレート3を強制冷却し、比較的短時間の
うちに低い温度に戻すことができる。
【0044】(4)このホットプレートユニット1で
は、ケーシング2の開口部4の上縁とホットプレート3
の下面外周部との間にシールリング14を設け、当該部
分における隙間のシールを図っている。よって、ケーシ
ング2−ホットプレート3間の隙間を介した装置外部へ
のエア漏れが防止され、空間S1により高い密閉性を確
保できる。このことはエア排出による周囲の汚染防止の
確実化に貢献する。
【0045】(5)また、このホットプレートユニット
1では、さらに底部2aの配線引出用孔7にシールパッ
キング8を設け、その貫通孔にリード線7を挿通させて
いる。従って、配線引出用孔7を介した装置外部へのエ
ア漏れが防止され、空間S1により高い密閉性を確保で
きる。このこともエア排出による周囲の汚染防止の確実
化に貢献する。
【0046】(6)本実施形態では、ユニット1の厚さ
を10mm〜100mmという好適範囲内に設定してい
るため、製造の困難化及び大型化を回避することができ
る。なお、本発明の実施形態は以下のように変更しても
よい。
【0047】・ 密閉性がある程度確保されるのであれ
ば、シールリング14を省略するとともに、ケーシング
2の開口部4の上面に直かに係止リング21をねじ止め
し、この状態で開口部4にホットプレート3を取り付け
てもよい。即ち、ホットプレート3はケーシング2に対
して直接取り付けられることができる。
【0048】・ 配線引き出し部である配線引出用孔7
を、ケーシング2の底部2a以外の場所、例えばケーシ
ング2の側壁部に配設してもよい。同様に、ポート1
7,18をケーシング2の側壁部に配設してもよい。な
お、配線引出用孔7やポート17,18の設置数は、必
要に応じて増減することが勿論可能である。
【0049】・ ケーシング2に区画された密閉空間S
1内には、エア(空気)以外の気体、例えば炭酸ガスや
窒素等の不活性ガスを冷却用流体として流通することも
可能である。また、電気的構成に悪影響を与えないもの
であれば、液体を冷却用流体として流通させることも許
容されうる。
【0050】・ 上記のホットプレート3を構成する板
状基材9に、必要に応じて熱電対を埋め込んでおいても
よい。熱電対によりホットプレート3の温度を測定し、
そのデータをもとに電圧値や電流値を変えることで、温
度制御をすることができるからである。この場合、熱電
対のリード線も同じくシールパッキング8を介して外部
に引き出しておくことがよい。
【0051】・ 図3に示す別例のホットプレートユニ
ット1のように、ケーシング2から流体排出ポート18
を省略して、単なる排気用孔31にしてもよい。即ち、
ユニット1の内部は、必ずしも実施形態のような略密閉
状態の空間になっていなくても(言い換えると開放状態
の空間であっても)よい。この構成によれば、部品点数
が減り、ユニット1の構造が簡略化される。
【0052】・ 図4に示す別例のホットプレートユニ
ット1のように構成してもよい。即ち、ここでは有底状
でないケーシング2Aを用いている。このような底なし
のケーシング2Aの内側には、開口としての排気用孔3
1を有する金属製の中底板41が設けられている。この
別例の中底板41は、略コ字状の支持金具42によって
支持された状態で、ねじ43及びナット44を用いてケ
ーシング2Aの被固定部45の上面に固定されている。
そして、この別例の構造においても、空間が密閉状態で
はなくなっている。エアはケーシング2Aと中底板41
との隙間からも外部に抜け出すことが可能となってい
る。前記中底板41には開口が形成されていてもよい。
【0053】ここで、前記図4の別例のホットプレート
3の製造工程の一例を説明する。 (1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径
1.1μm)100重量部、酸化イットリウム(Y
23:イットリア、平均粒径0.4μm)4重量部、ア
クリル系樹脂バインダ(三井化学製SA−545 酸価
0.5)12重量部を混合し、成形型に入れて成形体と
した。
【0054】(2)成形体を窒素雰囲気中で350℃、
4時間加熱してアクリル系樹脂バインダを熱分解させ
た。 (3)成形体を、1890℃、圧力150kg/cm2
の条件で3時間ホットプレスして窒化アルミニウム焼結
体を得た。
【0055】(4)上記(3)で得た焼結体の底面に、
スクリーン印刷にて導電ペーストを印刷した。印刷パタ
ーンは、同心円状のパターンとした。導電ペーストとし
ては、プリント配線板のスルーホール形成に使用されて
いる徳力化学研究製のソルベストPS603Dを使用し
た。この導体ペーストは、銀・鉛ペーストであり、銀1
00重量部に対して、酸化鉛(5重量%)、酸化亜鉛
(55重量%)、シリカ(10重量%)、酸化ホウ素
(25重量%)、およびアルミナ(5重量%)からなる
金属酸化物を7.5重量部含むものであった。
【0056】(5)次に、導電ペーストを印刷した焼結
体を780℃で加熱、焼成して、導電ペースト中の銀、
鉛を焼結させるとともに、焼結体に焼き付け、発熱体を
形成した。銀・鉛の発熱体は、厚さが5μm、幅が2.
4mm、面積抵抗率が7.7mΩ/□であった。
【0057】(6)硫酸ニッケル80g/l、次亜リン
酸ナトリウム24g/l、酢酸ナトリウム12g/l、
ほう酸8g/l、塩化アンモニウム6g/lを含む水溶
液からなる無電解ニッケルめっき浴に上記(4)で作成
した焼結体を浸漬し、錫・鉛の(9/1)発熱体の表面
に厚さ1μmの金属被覆層(ニッケル層)を析出させ
て、配線抵抗10とした。
【0058】(7)電源との接続を確保するための端子
を取り付ける部分に、スクリーン印刷により、銀・鉛半
田ペースト(田中貴金属製)を印刷して半田層を形成し
た。次いで、半田層の上にコバール製の端子ピン12を
載置して、300℃で加熱リフローし、端子ピン12を
発熱体接続パッド10aの表面に取り付けた。
【0059】(8)温度制御のための熱電対を有底穴に
挿入し、ポリイミド樹脂を充填し、190℃で2時間硬
化させ、ホットプレート3を得た。このホットプレート
3を図3のユニットに組み込んだ。シールリング14は
フッ素樹脂を使用した。このユニット1について140
℃まで上昇した後、供給ポートから空気を流し込んで9
0℃までの冷却時間を測定したところ、3分であった。
更に、比較例として、内部に空気の流路を設けたアルミ
ニウム板に(1)〜(8)で製造したホットプレート3
を接触させて、90℃までの冷却を実施したところ、8
分かかった。
【0060】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項4または5において、ケーシング−ホッ
トプレート間に設けられるシール構造は、内周縁にプレ
ート支持段部を有するシールリングであり、前記シール
リングは前記ケーシングの開口部上面に対してねじ止め
されていること。
【0061】(2) 請求項5または技術的思想1にお
いて、前記配線引き出し部に設けられたシール構造は、
弾性体からなる環状のシールパッキングであること。従
って、この技術的思想2に記載の発明によれば、シール
パッキングに挿通された配線と配線引き出し部との間に
隙間ができにくくなり、装置外部への流体の漏れ出しが
より確実に防止され、密閉性が向上する。
【0062】(3) 請求項1乃至7、技術的思想1,
2のいずれか1つにおいて、前記流体はエア(空気)で
あること。従って、この技術的思想3に記載の発明によ
れば、低反応性であり抵抗体間ショートの心配がなく、
かつ低コスト化にも有利である。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7に記
載の発明によれば、構造の複雑化や大型化を伴うことな
く、短時間で冷却しうるホットプレートユニットを提供
することができる。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、支持体に
対して困難なく取付可能であって、しかもクリーンなホ
ットプレートユニットを提供することができる。請求項
4,5に記載の発明によれば、装置外部への流体の漏れ
出しが防止され、前記空間により高い密閉性を確保する
ことができるため、よりいっそうクリーンなものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のホットプレートユニットを示す概略
断面図。
【図2】同じくその部分拡大断面図。
【図3】別例のホットプレートユニットを示す概略断面
図。
【図4】別例のホットプレートユニットを示す概略断面
図。
【符号の説明】
1…ホットプレートユニット、2,2A…ケーシング、
3…ホットプレート、4…開口部、7…配線引き出し部
としての配線引出用孔、8…シール構造としてのシール
パッキング、10…抵抗体としての配線抵抗、14…シ
ール構造としてのシールリング、17…流体供給ポー
ト、18…流体排出ポート、31…開口としての排気用
孔、41…中底板、S1…空間。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの開口部に、抵抗体を有するホ
    ットプレートを設置してなるホットプレートユニットで
    あって、流体を流通可能な空間が前記ケーシングと前記
    ホットプレートとにより構成されていることを特徴とす
    るホットプレートユニット。
  2. 【請求項2】有底状をしたケーシングの開口部に、抵抗
    体を有するホットプレートを設置してなるホットプレー
    トユニットであって、流体を流通可能な略密閉された空
    間が前記ケーシングと前記ホットプレートとの間に形成
    されていることを特徴とするホットプレートユニット。
  3. 【請求項3】前記ケーシングにはその内外を連通させる
    流体供給ポートと流体排出ポートとがそれぞれ設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載のホットプレー
    トユニット。
  4. 【請求項4】前記ケーシングの開口部の上縁と前記ホッ
    トプレートの下面外周部との間には、シール構造が設け
    られていることを特徴とする請求項2または3に記載の
    ホットプレートユニット。
  5. 【請求項5】前記ケーシングにおける配線引き出し部に
    は、シール構造が設けられていることを特徴とする請求
    項2乃至4のいずれか1つに記載のホットプレートユニ
    ット。
  6. 【請求項6】前記ケーシングの内側には、中底板が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のホットプ
    レートユニット。
  7. 【請求項7】前記ユニットの厚さは1.5mm〜100
    mmであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1項に記載のホットプレートユニット。
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