JP2000298855A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JP2000298855A
JP2000298855A JP11106078A JP10607899A JP2000298855A JP 2000298855 A JP2000298855 A JP 2000298855A JP 11106078 A JP11106078 A JP 11106078A JP 10607899 A JP10607899 A JP 10607899A JP 2000298855 A JP2000298855 A JP 2000298855A
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objective lens
lens actuator
optical
optical head
inclination
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JP11106078A
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English (en)
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Hiroki Ikeda
宏紀 池田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力での光ビームの光軸と光情報記録
媒体の表面との傾きの補正を実現することができる光ヘ
ッドを得る。 【解決手段】 光情報記録媒体Dの表面と対物レンズ2
から照射される光ビームの光軸との傾きを検出した場
合、対物レンズアクチュエータ5を保持するための対物
レンズアクチュエータ保持部7の摩擦保持手段10に発
生する摩擦力に抗し、対物レンズアクチュエータ5をそ
の傾き量に基づいて電気的作用による駆動手段13,1
4により駆動し、光情報記録媒体Dの表面と対物レンズ
2から照射される光ビームの光軸とを垂直にする。ま
た、垂直になったことを検出した場合には、駆動手段1
3,14における電気的作用を解除して対物レンズアク
チュエータ5の駆動を停止し、摩擦保持手段10によっ
て保持する。これにより、低消費電力での光ビームの光
軸と光情報記録媒体Dの表面との傾きの補正を実現する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体に
対して情報を光学的に記録・再生等する光ピックアップ
装置に備えられる光ヘッドに関し、特に高密度記録再生
が可能な光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の光情報記録媒体である光ディスク
の大記憶容量化に伴い、光ディスク上のビットセルの小
型化・高密度化が急速に進行している。このようなビッ
トセルの小型化・高密度化がなされた光ディスクを記録
・再生等するためには、光ディスク上に集光させる光ビ
ームを小径化するとともに、光ビームの光軸と光ディス
ク面とを垂直に保持する必要がある。
【0003】一般に、光ビームの光軸と光ディスク面と
を垂直に保持する方法としては、光ピックアップやスピ
ンドルモータが取り付けられているベースをモータによ
り駆動して傾斜させることにより光ビームの光軸と光デ
ィスク面とを垂直に保持する方法が採用されている。し
かしながら、このような方法によれば、高トルクのモー
タが必要であってそのモータのためのスペースも必要と
なることから、光ピックアップ装置の小型化や低コスト
化が図れないという問題があった。
【0004】そこで、特許掲載公報第2606161号
に記載された光ヘッドにおいては、光ヘッドの下部に取
り付けた圧電素子によって光ビームの光軸と光ディスク
面との傾き補正を行う提案がなされている。また、特許
掲載公報第2747332号に記載された光ヘッドにお
いては、対物レンズアクチュエータのレンズホルダに取
り付けた圧電素子によって光ビームの光軸と光ディスク
面との傾き補正を行う提案がなされている。これらの提
案によれば、高トルクのモータもそのモータのためのス
ペースも不要であるとともに圧電素子を用いることか
ら、光ピックアップ装置の小型化や低コスト化が図れる
ものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許掲
載公報第2606161号に記載された光ヘッドや特許
掲載公報第2747332号に記載された光ヘッドにお
いては、光ディスク面に対する光ビームの光軸の傾きを
変化させない場合であっても、その光ビームの光軸と光
ディスク面との傾きを保持するために圧電素子には電圧
を印加する必要があるので、消費電力が大きくなってし
まうという問題があった。
【0006】本発明の目的は、低消費電力での光ビーム
の光軸と光情報記録媒体の表面との傾きの補正を実現す
ることができる光ヘッドを得ることである。
【0007】本発明の目的は、小型で簡単な構成で低消
費電力での光ビームの光軸と光情報記録媒体の表面との
傾きの補正を実現することができる光ヘッドを得ること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光ヘッドベースと、光情報記録媒体上に光ビームを集光
させる対物レンズを保持し、その対物レンズの位置を焦
点ずれやトラックずれを補正する方向に駆動する対物レ
ンズアクチュエータと、前記光ヘッドベース上に載置さ
れ、前記対物レンズアクチュエータを連結手段によって
少なくとも前記光情報記録媒体のラジアル方向及びトラ
ック方向に移動自在に連結し、摩擦力を発生する摩擦保
持手段により前記対物レンズアクチュエータを保持する
対物レンズアクチュエータ保持部と、前記摩擦保持手段
に発生する摩擦力を電気的作用により調節する摩擦力調
節手段と、前記光情報記録媒体の表面と前記対物レンズ
から照射される光ビームの光軸との傾き量を検出する傾
き検出手段と、前記対物レンズアクチュエータを駆動
し、かつ、前記傾き検出手段により検出された傾き量に
基づいて前記摩擦保持手段に発生する摩擦力を前記摩擦
力調節手段により調節し、前記対物レンズアクチュエー
タを前記連結手段を介して変位させて前記光情報記録媒
体の表面と前記光ビームの光軸とを垂直にする傾き補正
第一手段と、を備える。
【0009】したがって、傾き検出手段により光情報記
録媒体の表面と対物レンズから照射される光ビームの光
軸との傾きが検出された場合、対物レンズアクチュエー
タを保持するための対物レンズアクチュエータ保持部の
摩擦保持手段に発生する摩擦力がその傾き量に基づく電
気的作用による摩擦力調節手段で弱められるとともに対
物レンズアクチュエータが駆動され、光情報記録媒体の
表面と対物レンズから照射される光ビームの光軸とが垂
直にされる。また、光情報記録媒体の表面と対物レンズ
から照射される光ビームの光軸とが垂直になったことが
傾き検出手段により検出された場合、摩擦力調節手段に
おける電気的作用を解除して摩擦力が強められ、対物レ
ンズアクチュエータは所定の位置において対物レンズア
クチュエータ保持部の摩擦保持手段によって保持され
る。これにより、光情報記録媒体の表面と対物レンズか
ら照射される光ビームの光軸との傾きを補正する場合に
のみ電力が消費されることになる。
【0010】請求項2記載の発明は、光ヘッドベース
と、光情報記録媒体上に光ビームを集光させる対物レン
ズを保持し、その対物レンズの位置を焦点ずれやトラッ
クずれを補正する方向に駆動する対物レンズアクチュエ
ータと、前記光ヘッドベース上に載置され、前記対物レ
ンズアクチュエータを連結手段によって少なくとも前記
光情報記録媒体のラジアル方向及びトラック方向に移動
自在に連結し、摩擦力を発生する摩擦保持手段により前
記対物レンズアクチュエータを保持する対物レンズアク
チュエータ保持部と、前記対物レンズアクチュエータを
電気的作用により駆動する駆動手段と、前記光情報記録
媒体の表面と前記対物レンズから照射される光ビームの
光軸との傾き量を検出する傾き検出手段と、この傾き検
出手段により検出された傾き量に基づいて前記対物レン
ズアクチュエータを前記駆動手段により前記摩擦保持手
段に発生する摩擦力に抗して駆動し、その対物レンズア
クチュエータを前記連結手段を介して変位させて前記光
情報記録媒体の表面と前記光ビームの光軸とを垂直にす
る傾き補正第二手段と、を備える。
【0011】したがって、傾き検出手段により光情報記
録媒体の表面と対物レンズから照射される光ビームの光
軸との傾きが検出された場合、対物レンズアクチュエー
タを保持するための対物レンズアクチュエータ保持部の
摩擦保持手段に発生する摩擦力に抗し、対物レンズアク
チュエータがその傾き量に基づいて電気的作用による駆
動手段により駆動され、光情報記録媒体の表面と対物レ
ンズから照射される光ビームの光軸とが垂直にされる。
また、光情報記録媒体の表面と対物レンズから照射され
る光ビームの光軸とが垂直になったことが傾き検出手段
により検出された場合、駆動手段における電気的作用を
解除して対物レンズアクチュエータの駆動が停止され、
対物レンズアクチュエータは所定の位置において対物レ
ンズアクチュエータ保持部の摩擦保持手段によって保持
される。これにより、光情報記録媒体の表面と対物レン
ズから照射される光ビームの光軸との傾きを補正する場
合にのみ電力が消費されることになる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
ヘッドにおいて、前記摩擦保持手段には、発生する摩擦
力を電気的作用により調節する前記摩擦力調節手段が備
えられている。
【0013】したがって、発生する摩擦力を電気的作用
により調節する摩擦力調節手段が摩擦保持手段に備えら
れることにより、光情報記録媒体の表面と対物レンズか
ら照射される光ビームの光軸との傾きを補正する場合と
傾きを補正しない場合とにおいて摩擦保持手段に発生す
る摩擦力の調節が可能になり、傾きを補正する場合には
電気的作用により摩擦力を弱め、傾きを補正しない場合
に電気的作用を解除して摩擦力を強めることで、対物レ
ンズアクチュエータを保持するための摩擦力のばらつき
に伴う傾き補正のばらつきの発生が防止される。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1または3
記載の光ヘッドにおいて、前記摩擦力調節手段は、圧電
素子を複数設け、前記傾き検出手段により検出された傾
き量に基づいて各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を印加
させて発生する摩擦力を調節する。
【0015】したがって、複数設けられた圧電素子に傾
き検出手段により検出された傾き量に基づいてそれぞれ
所定の電圧を印加させることで、発生する摩擦力が調節
されることにより、小型で応答性に優れた摩擦力調節手
段が得られる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、前記駆動手段
は、前記対物レンズアクチュエータと前記光ヘッドベー
スとにコイルと磁石とをそれぞれ対向させて複数組設
け、各コイルにそれぞれ所定の電流を通電させて前記対
物レンズアクチュエータを駆動する。
【0017】したがって、小型で簡単な機構によって駆
動手段が実現される。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、前記駆動手段
は、前記対物レンズアクチュエータと前記光ヘッドベー
スとを接合する圧電素子を複数設け、各圧電素子にそれ
ぞれ所定の電圧を印加させて前記対物レンズアクチュエ
ータを駆動する。
【0019】したがって、小型で簡単な機構によって駆
動手段が実現される。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、前記駆動手段
は、前記対物レンズアクチュエータと前記光ヘッドベー
スとを接合する形状記憶合金を複数設け、各圧電素子に
それぞれ所定の電圧を印加させて前記対物レンズアクチ
ュエータを駆動する。
【0021】したがって、小型で簡単な機構によって駆
動手段が実現される。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、前記駆動手段
は、前記対物レンズアクチュエータと前記対物レンズア
クチュエータ保持部とに電極をそれぞれ対向させて複数
組設け、各電極にそれぞれ所定の電圧を印加させて前記
対物レンズアクチュエータを駆動する。
【0023】したがって、小型で簡単な機構によって駆
動手段が実現される。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、前記連結手段
は、前記対物レンズアクチュエータに連結された球状体
と、この球状体を摩擦力によって保持する前記対物レン
ズアクチュエータ保持部の前記摩擦保持手段と、により
構成される。
【0025】したがって、対物レンズアクチュエータが
球状体を回動支点として3自由度の方向に回動可能とな
り、光情報記録媒体の表面に対する光ビームの光軸の2
自由度の傾き補正が容易になる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。ここで、図1は光ヘッ
ド1を概略的に示す縦断側面図である。図1に示すよう
に、光ヘッド1においては、光源(図示せず)から出射
された光ビームを光情報記録媒体である光ディスクDに
対してスポット照射する対物レンズ2を保持する対物レ
ンズホルダ3が、弾性部材である板ばねSを介して対物
レンズアクチュエータベース4によって支持されてい
る。板ばねSは、磁石やコイル(いずれも図示せず)に
よって発生された電磁力により対物レンズホルダ3を光
ディスクDの表面に対して垂直方向(z方向:フォーカ
ス方向)に駆動可能な構成とされている。なお、弾性部
材として板ばねSに代えて、ジンバルバネやワイヤ等を
用いた場合には、対物レンズホルダ3をx方向(トラッ
キング方向)にも駆動することが可能になる。つまり、
対物レンズホルダ3と板ばねSと対物レンズアクチュエ
ータベース4とを主体に対物レンズアクチュエータ5が
形成されており、この対物レンズアクチュエータ5が対
物レンズ2の位置を焦点ずれやトラックずれを補正する
方向に駆動させる。また、この対物レンズアクチュエー
タ5は、対物レンズアクチュエータベース4において、
光ヘッドベース6上に載置された対物レンズアクチュエ
ータ保持部7に保持されている。
【0027】次に、対物レンズアクチュエータ保持部7
について詳細に説明する。対物レンズアクチュエータ保
持部7には、対物レンズアクチュエータベース4側が曲
面形状に絞られた貫通孔8が形成されている。この貫通
孔8には、球状体9が遊嵌されている。この球状体9
は、貫通孔8内に設けられるコイルバネ10と貫通孔8
を閉塞する閉塞部材11とによって対物レンズアクチュ
エータベース4側に圧せられることにより緩やかに保持
されており、x,y,z軸を中心とした3自由度の方向
に回動可能とされている。より詳細には、球状体9はコ
イルバネ10内に部分的に挿入されており、コイルバネ
10の有する弾性力による与圧が球状体9に対して加え
られることにより発生する摩擦力により、コイルバネ1
0に部分的に保持されている。つまり、コイルバネ10
が摩擦保持手段として機能することになる。そして、こ
の球状体9と対物レンズアクチュエータベース4は、貫
通孔8の対物レンズアクチュエータベース4側の開口部
分を介し、対物レンズアクチュエータベース4の対物レ
ンズホルダ3を保持する側とは反対側の端部に設けられ
た連結部12によって連結されている。ここに、連結手
段が実現されている。
【0028】また、光ヘッドベース6上であって対物レ
ンズアクチュエータベース4の下方には、コイル13が
配設されている。ここで、図2は光ヘッドベース6上に
配設されたコイル13を示す斜視図である。図2に示す
ように、コイル13は略四角形の四隅である各頂点を形
成するように四個配設されている。また、対物レンズア
クチュエータベース4の下部には、これらのコイル13
に対向して四個の磁石14が配設されている。これらの
コイル13と磁石14とが、駆動手段として機能する。
【0029】さらに、光ヘッド1には、対物レンズ2を
介して光ディスクDに対してスポット照射された光ビー
ムの光軸と光ディスクDの表面との傾き量を検出する傾
き検出手段として機能する傾き検出器(図示せず)が設
けられている。この傾き検出器は、例えば光ディスクD
からの反射光を四分割受光素子(図示せず)で受光し、
演算処理することにより傾き量を検出するものである。
加えて、この傾き検出器には、光ビームの光軸と光ディ
スクDの表面との傾き量を補正して光ビームの光軸と光
ディスクDの表面とを垂直にする傾き補正回路(図示せ
ず)が備えられている。この傾き補正回路は、検出した
傾き量に基づいて各コイル13に所定の電流を通電する
ものである。
【0030】このような構成において、傾き検出器によ
り光ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾き量が検
出されてその傾きを補正する場合、各コイル13に対し
て所定の電流が通電される。このようにコイル13に対
して所定の電流が通電されると、コイル13と磁石14
との間には電磁力が発生することになる。つまり、コイ
ル13毎に通電する電流量を調整することで各コイル1
3に発生する電磁力を変えることにより、球状体9を回
動支点とし、光ディスクDのラジアル方向であるx軸を
中心として対物レンズアクチュエータベース4を回動変
位させることや光ディスクDのトラック方向であるy軸
を中心として対物レンズアクチュエータベース4を回動
変位させることが可能になる。このようにして対物レン
ズアクチュエータベース4を変位させることにより、対
物レンズホルダ3が傾斜することになる。つまり、光デ
ィスクDの表面に対する光ビームの光軸の2自由度の傾
きを補正することが可能になっているので、対物レンズ
2から照射される光ビームの光軸と光ディスクDの表面
とを垂直に保つことができる。ここに、傾き補正第二手
段が実現されている。加えて、対物レンズアクチュエー
タベース4に連結部12によって連結されている球状体
9は対物レンズアクチュエータ保持部7のコイルバネ1
0との摩擦力により保持されていることにより、光ビー
ムの光軸と光ディスクDの表面とが垂直に保たれた時点
で各コイル13に対する通電を停止しても、所定の位置
において保持されることになる。これにより、傾きを補
正する場合にのみ、コイル13に対する通電を行って電
力を消費することになるので、低消費電力での光ビーム
の光軸と光ディスクDの表面との傾きの補正が可能にな
る。
【0031】なお、本実施の形態においては、コイル1
3を略四角形の四隅である各頂点を形成するように四個
配設したが、これに限るものではなく、例えば図3に示
すように、コイル13を略三角形の各頂点を形成するよ
うに三個配設しても同様の作用効果を得ることができ
る。
【0032】次に、本発明の第二の実施の形態を図4に
基づいて説明する。なお、前述した第一の実施の形態で
示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も
省略する(以降の各実施の形態においても同様とす
る。)。ここで、図4は光ヘッド20を概略的に示す縦
断側面図である。図4に示すように、本実施の形態の光
ヘッド20では、第一の実施の形態の光ヘッド1に設け
たコイル13と磁石14とに代えて圧電素子21を設
け、対物レンズアクチュエータベース4と光ヘッドベー
ス6とを接合したものである。また、本実施の形態の傾
き検出器の傾き補正回路は、この圧電素子21に対し、
検出した傾き量に基づいて所定電圧を印加するものであ
る。つまり、これらの圧電素子21が、駆動手段として
機能する。
【0033】このような構成において、傾き検出器によ
り光ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾き量が検
出されてその傾きを補正する場合、各圧電素子21に対
して所定の電圧が印加される。このように圧電素子21
に対して所定の電圧を印加することにより、圧電素子2
1に電歪力を発生させ、対物レンズアクチュエータベー
ス4を球状体9を回動支点としてx軸方向やy軸方向に
変位させることが可能になる。このようにして対物レン
ズアクチュエータベース4を変位させることにより、対
物レンズホルダ3が傾斜することになるので、対物レン
ズ2から照射される光ビームの光軸と光ディスクDの表
面とが垂直に保たれる。ここに、傾き補正第二手段が実
現されている。加えて、対物レンズアクチュエータベー
ス4に連結部12によって連結されている球状体9は対
物レンズアクチュエータ保持部7のコイルバネ10との
摩擦力により保持されていることにより、光ビームの光
軸と光ディスクDの表面とが垂直に保たれた時点で各圧
電素子21に対する電圧の印加を停止しても、所定の位
置において保持されることになる。これにより、傾きを
補正する場合にのみ圧電素子21に対する電圧の印加を
行って電力を消費することになるので、低消費電力での
光ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾きの補正が
可能になる。また、圧電素子21を用いることにより、
光ヘッドの小型化をさらに図ることが可能になる。
【0034】なお、本実施の形態においては、第一の実
施の形態の光ヘッド1に設けたコイル13と磁石14と
に代えて圧電素子21を設けたが、これに限るものでは
なく、圧電素子21に代えて形状記憶合金を適用しても
同様の作用効果が得られる。
【0035】次に、本発明の第三の実施の形態を図5に
基づいて説明する。ここで、図5は光ヘッド30を概略
的に示す縦断側面図である。図5に示すように、本実施
の形態の光ヘッド30では、第一の実施の形態の光ヘッ
ド1に設けたコイル13と磁石14とに代え、対物レン
ズアクチュエータベース4と対物レンズアクチュエータ
保持部7とのそれぞれ対向する面であって連結部12を
挟んだ上下方向において、一対の電極31を二組設けた
ものである。また、本実施の形態の傾き検出器の傾き補
正回路は、これら二組の電極31に対し、検出した傾き
量に基づいて所定電圧を印加するものである。つまり、
これらの電極31が、駆動手段として機能する。
【0036】このような構成において、傾き検出器によ
り光ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾き量が検
出されてその傾きを補正する場合、各電極31に対して
所定の電圧がそれぞれ印加される。このように電極31
に対して所定の電圧を印加することにより、各電極31
において静電力を発生させ、対物レンズアクチュエータ
ベース4を球状体9を回動支点としてx軸方向やy軸方
向に変位させることが可能になる。このようにして対物
レンズアクチュエータベース4を変位させることによ
り、対物レンズホルダ3が傾斜することになるので、対
物レンズ2から照射される光ビームの光軸と光ディスク
Dの表面とが垂直に保たれる。ここに、傾き補正第二手
段が実現されている。加えて、対物レンズアクチュエー
タベース4に連結部12によって連結されている球状体
9は対物レンズアクチュエータ保持部7のコイルバネ1
0との摩擦力により保持されていることにより、光ビー
ムの光軸と光ディスクDの表面とが垂直に保たれた時点
で各電極31に対する電圧の印加を停止しても、所定の
位置において保持されることになる。これにより、傾き
を補正する場合にのみ電極31に対する電圧の印加を行
って電力を消費することになるので、低消費電力での光
ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾きの補正が可
能になる。また、電極31を用いることにより、光ヘッ
ドの小型化をさらに図ることが可能になる。
【0037】次に、本発明の第四の実施の形態を図6に
基づいて説明する。ここで、図6は光ヘッド40を概略
的に示す縦断側面図である。図6に示すように、本実施
の形態の光ヘッド40では、第一の実施の形態の光ヘッ
ド1において光ヘッドベース6上に載置した対物レンズ
アクチュエータ保持部7に代えて、対物レンズアクチュ
エータ保持部41を設けたものである。
【0038】次に、対物レンズアクチュエータ保持部4
1について詳細に説明する。対物レンズアクチュエータ
保持部41は、対物レンズアクチュエータベース4側が
曲面形状に絞られた貫通孔42と、この貫通孔42に遊
嵌された球状体9と、この貫通孔42の対物レンズホル
ダ3とは反対側の開口部分を閉塞する閉塞板43とを主
体として構成されている。また、この閉塞板43は、貫
通孔42に遊嵌された球状体9の上下方向にそれぞれ設
けられた圧電素子45により対物レンズアクチュエータ
保持部41の保持部本体44に接合されている。そし
て、球状体9は、閉塞板43によって対物レンズアクチ
ュエータベース4側に圧せられることにより発生する摩
擦力により緩やかに保持されており、x,y,z軸を中
心とした三方向に回動可能とされている。つまり、閉塞
板43が摩擦保持手段として機能するとともに、連結手
段として機能することになる。また、本実施の形態の傾
き検出器の傾き補正回路は、検出した傾き量に基づいて
各コイル13に対して所定の電流を通電するとともに、
圧電素子45に対しても検出した傾き量に基づいて所定
電圧を印加するものである。
【0039】このような構成において、傾き検出器によ
り光ビームの光軸と光ディスクDの表面との傾き量が検
出されてその傾きを補正する場合、各コイル13に対し
て所定の電流が通電される。このようにコイル13に対
して所定の電流が通電されると、コイル13と磁石14
との間には電磁力が発生することになる。つまり、コイ
ル13毎に通電する電流量を調整することで各コイル1
3に発生する電磁力を変えることにより、対物レンズア
クチュエータベース4を球状体9を回動支点としてx軸
方向やy軸方向に変位させることが可能になる。加え
て、傾き検出器により光ビームの光軸と光ディスクDの
表面との傾き量が検出されてその傾きを補正する場合、
各圧電素子45に対して所定の電圧が印加される。この
ように圧電素子45に対して所定の電圧を印加すること
により、圧電素子45に電歪力を発生させ、閉塞板43
による球状体9に対する摩擦力を弱めることが可能にな
る。つまり、対物レンズアクチュエータベース4を変位
させて対物レンズホルダ3を傾斜させる際には閉塞板4
3による球状体9に対する摩擦力を弱め、対物レンズ2
から照射される光ビームの光軸と光ディスクDの表面と
が垂直に保たれた後に圧電素子45に対する所定の電圧
の印加を停止することにより閉塞板43による球状体9
に対する摩擦力を強めることが可能になっている。ここ
に、摩擦力調節手段が実現されている。したがって、傾
き補正の際には閉塞板43による球状体9に対する摩擦
力を弱めることにより、球状体9を保持するための摩擦
力のばらつきに伴う傾き補正のばらつきの発生が防止さ
れるので、精度の高い傾き補正が可能になる。
【0040】なお、本実施の形態においては、駆動手段
としてコイル13と磁石14とを適用したが、これに限
るものではなく、前述した本発明の第二の実施の形態の
圧電素子21や形状記憶合金、本発明の第三の実施の形
態の電極31等を適用しても良い。
【0041】次に、本発明の第五の実施の形態を図7に
基づいて説明する。ここで、図7は光ヘッド50を概略
的に示す縦断側面図である。図7に示すように、本実施
の形態の光ヘッド50は、第一の実施の形態の光ヘッド
1と比べて、対物レンズアクチュエータ保持部7に代え
て対物レンズアクチュエータ保持部41が設けられてい
るとともに、対物レンズアクチュエータベース4の下部
にコイル13と磁石14とが設けられていない点で異な
るものである。つまり、本実施の形態の光ヘッド50
は、第四の実施の形態の光ヘッド40と比べて、対物レ
ンズアクチュエータベース4の下部にコイル13と磁石
14とが設けられていない点で異なるものである。した
がって、前述した各実施の形態に設けられていた駆動手
段が設けられていないことになる。また、本実施の形態
の傾き検出器の傾き補正回路は、検出した傾き量に基づ
いて圧電素子45に対して所定電圧を印加するものであ
る。
【0042】このような構成において、傾き検出器によ
り対物レンズ2から照射される光ビームの光軸と光ディ
スクDの表面とが垂直になる方向(矢印A方向)への傾
き補正について、対物レンズアクチュエータ5が板ばね
Sによって矢印B方向に対物レンズホルダ3を駆動させ
る駆動力を発揮する場合について説明する。傾き検出器
により対物レンズ2から照射される光ビームの光軸と光
ディスクDの表面との傾き量が検出され、傾き補正回路
により各圧電素子45に対して所定の電圧が印加され
る。このように圧電素子45に対して所定の電圧を印加
することにより、圧電素子45に電歪力を発生させて閉
塞板43を駆動させることができ、対物レンズアクチュ
エータベース4を球状体9を回動支点として駆動させる
ことができる。つまり、対物レンズアクチュエータ5の
駆動に伴って閉塞板43を駆動させることにより、対物
レンズホルダ3を垂直方向(z方向:フォーカス方向)
に駆動可能なだけでなく、対物レンズホルダ3をx方向
(トラッキング方向)にも駆動することが可能になる。
このようにして対物レンズアクチュエータベース4を変
位させることにより、対物レンズホルダ3が傾斜するこ
とになるので、対物レンズ2から照射される光ビームの
光軸と光ディスクDの表面とが垂直に保たれる。ここ
に、傾き補正第一手段が実現されている。加えて、対物
レンズアクチュエータベース4を変位させて対物レンズ
ホルダ3を傾斜させる際には閉塞板43による球状体9
に対する摩擦力を弱め、光ビームの光軸と光ディスクD
の表面とが垂直に保たれた後に圧電素子45に対する所
定の電圧の印加を停止することにより閉塞板43による
球状体9に対する摩擦力を強めることが可能になってい
る。ここに、摩擦力調節手段が実現されている。したが
って、傾き補正の際には閉塞板43による球状体9に対
する摩擦力を弱めることにより、球状体9を保持するた
めの摩擦力のばらつきに伴う傾き補正のばらつきの発生
が防止されるので、精度の高い傾き補正が簡単な構成で
実現できる。
【0043】なお、各実施の形態においては、連結手段
の構成要素として球状体9を用いたが、これに限るもの
ではなく、傾き補正を行う方向が1自由度の場合には円
筒形状のものを用いても良い。
【0044】また、各実施の形態においては、板ばねS
等の弾性部材により対物レンズホルダ3を支持する対物
レンズアクチュエータ5を用いたが、これに限るもので
はなく、軸摺動型の対物レンズアクチュエータを用いる
ようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、傾き検出
手段により光情報記録媒体の表面と対物レンズから照射
される光ビームの光軸との傾きを検出した場合、対物レ
ンズアクチュエータを保持するための対物レンズアクチ
ュエータ保持部の摩擦保持手段に発生する摩擦力をその
傾き量に基づいく電気的作用による摩擦力調節手段で弱
めるとともに対物レンズアクチュエータを駆動し、光情
報記録媒体の表面と対物レンズから照射される光ビーム
の光軸とを垂直にし、また、光情報記録媒体の表面と対
物レンズから照射される光ビームの光軸とが垂直になっ
たことを傾き検出手段により検出した場合、摩擦力調節
手段における電気的作用を解除して摩擦力を強め、対物
レンズアクチュエータを所定の位置において対物レンズ
アクチュエータ保持部の摩擦保持手段によって保持する
ことにより、光情報記録媒体の表面と対物レンズから照
射される光ビームの光軸との傾きを補正する場合にのみ
電力を消費させることができるので、低消費電力での光
ビームの光軸と光情報記録媒体の表面との傾きの補正を
実現することができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、傾き検出手
段により光情報記録媒体の表面と対物レンズから照射さ
れる光ビームの光軸との傾きを検出した場合、対物レン
ズアクチュエータを保持するための対物レンズアクチュ
エータ保持部の摩擦保持手段に発生する摩擦力に抗して
対物レンズアクチュエータをその傾き量に基づいて電気
的作用による駆動手段により駆動し、光情報記録媒体の
表面と対物レンズから照射される光ビームの光軸とを垂
直にし、また、光情報記録媒体の表面と対物レンズから
照射される光ビームの光軸とが垂直になったことを傾き
検出手段により検出した場合、駆動手段における電気的
作用を解除して対物レンズアクチュエータの駆動を停止
し、対物レンズアクチュエータを所定の位置において対
物レンズアクチュエータ保持部の摩擦保持手段によって
保持することにより、光情報記録媒体の表面と対物レン
ズから照射される光ビームの光軸との傾きを補正する場
合にのみ電力を消費させることができるので、低消費電
力での光ビームの光軸と光情報記録媒体の表面との傾き
の補正を実現することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光ヘッドにおいて、発生する摩擦力を電気的作用に
より調節する摩擦力調節手段を摩擦保持手段に備えるこ
とにより、光情報記録媒体の表面と対物レンズから照射
される光ビームの光軸との傾きを補正する場合と傾きを
補正しない場合とにおいて摩擦保持手段に発生する摩擦
力を調節することができ、傾きを補正する場合には電気
的作用により摩擦力を弱め、傾きを補正しない場合には
電気的作用を解除して摩擦力を強めることで、対物レン
ズアクチュエータを保持するための摩擦力のばらつきに
伴う傾き補正のばらつきの発生が防止することができる
ので、精度の高い傾き補正を簡単な構成で実現すること
ができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは3記載の光ヘッドにおいて、複数設けた圧電素子に
対し、傾き検出手段により検出した傾き量に基づいてそ
れぞれ所定の電圧を印加することにより、発生する摩擦
力を調節することができるので、小型で応答性に優れた
摩擦力調節手段を実現することができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、請求項2な
いし4のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、対物レン
ズアクチュエータと光ヘッドベースとにコイルと磁石と
をそれぞれ対向させて複数組設け、各コイルにそれぞれ
所定の電流を通電させて対物レンズアクチュエータを駆
動するようにしたことにより、小型で簡単な機構の駆動
手段を実現することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、請求項2な
いし4のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、対物レン
ズアクチュエータと光ヘッドベースとを接合する圧電素
子を複数設け、各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を印加
させて対物レンズアクチュエータを駆動するようにした
ことにより、小型で簡単な機構の駆動手段を実現するこ
とができる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、請求項2な
いし4のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、対物レン
ズアクチュエータと光ヘッドベースとを接合する形状記
憶合金を複数設け、各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を
印加させて対物レンズアクチュエータを駆動するように
したことにより、小型で簡単な機構の駆動手段を実現す
ることができる。
【0052】請求項8記載の発明によれば、請求項2な
いし4のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、対物レン
ズアクチュエータと対物レンズアクチュエータ保持部と
に電極をそれぞれ対向させて複数組設け、各電極にそれ
ぞれ所定の電圧を印加させて対物レンズアクチュエータ
を駆動するようにしたことにより、小型で簡単な機構の
駆動手段を実現することができる。
【0053】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし8のいずれか一記載の光ヘッドにおいて、対物レン
ズアクチュエータに連結された球状体とこの球状体を摩
擦力によって保持する対物レンズアクチュエータ保持部
の摩擦保持手段とにより連結手段を構成することによ
り、対物レンズアクチュエータを球状体を回動支点とし
て3自由度の方向に回動可能とすることができるので、
光情報記録媒体の表面に対する光ビームの光軸の2自由
度の傾き補正を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の光ヘッドを概略的
に示す縦断側面図である。
【図2】光ヘッドベース上に配設されたコイルを示す斜
視図である。
【図3】光ヘッドベース上に配設されたコイルの変形例
を示す斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の光ヘッドを概略的
に示す縦断側面図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態の光ヘッドを概略的
に示す縦断側面図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態の光ヘッドを概略的
に示す縦断側面図である。
【図7】本発明の第五の実施の形態の光ヘッドを概略的
に示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50 光ヘッド 2 対物レンズ 5 対物レンズアクチュエータ 6 光ヘッドベース 7,41 対物レンズアクチュエータ保持部 9 球状体、連結手段 10,43 摩擦保持手段、連結手段 13 コイル、駆動手段 14 磁石、駆動手段 21 圧電素子、駆動手段 31 電極、駆動手段 45 圧電素子、摩擦力調節手段 D 光情報記録媒体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ヘッドベースと、 光情報記録媒体上に光ビームを集光させる対物レンズを
    保持し、その対物レンズの位置を焦点ずれやトラックず
    れを補正する方向に駆動する対物レンズアクチュエータ
    と、 前記光ヘッドベース上に載置され、前記対物レンズアク
    チュエータを連結手段によって少なくとも前記光情報記
    録媒体のラジアル方向及びトラック方向に移動自在に連
    結し、摩擦力を発生する摩擦保持手段により前記対物レ
    ンズアクチュエータを保持する対物レンズアクチュエー
    タ保持部と、 前記摩擦保持手段に発生する摩擦力を電気的作用により
    調節する摩擦力調節手段と、 前記光情報記録媒体の表面と前記対物レンズから照射さ
    れる光ビームの光軸との傾き量を検出する傾き検出手段
    と、 前記対物レンズアクチュエータを駆動し、かつ、前記傾
    き検出手段により検出された傾き量に基づいて前記摩擦
    保持手段に発生する摩擦力を前記摩擦力調節手段により
    調節し、前記対物レンズアクチュエータを前記連結手段
    を介して変位させて前記光情報記録媒体の表面と前記光
    ビームの光軸とを垂直にする傾き補正第一手段と、を備
    える光ヘッド。
  2. 【請求項2】 光ヘッドベースと、 光情報記録媒体上に光ビームを集光させる対物レンズを
    保持し、その対物レンズの位置を焦点ずれやトラックず
    れを補正する方向に駆動する対物レンズアクチュエータ
    と、 前記光ヘッドベース上に載置され、前記対物レンズアク
    チュエータを連結手段によって少なくとも前記光情報記
    録媒体のラジアル方向及びトラック方向に移動自在に連
    結し、摩擦力を発生する摩擦保持手段により前記対物レ
    ンズアクチュエータを保持する対物レンズアクチュエー
    タ保持部と、 前記対物レンズアクチュエータを電気的作用により駆動
    する駆動手段と、 前記光情報記録媒体の表面と前記対物レンズから照射さ
    れる光ビームの光軸との傾き量を検出する傾き検出手段
    と、 この傾き検出手段により検出された傾き量に基づいて前
    記対物レンズアクチュエータを前記駆動手段により前記
    摩擦保持手段に発生する摩擦力に抗して駆動し、その対
    物レンズアクチュエータを前記連結手段を介して変位さ
    せて前記光情報記録媒体の表面と前記光ビームの光軸と
    を垂直にする傾き補正第二手段と、を備える光ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記摩擦保持手段には、発生する摩擦力
    を電気的作用により調節する前記摩擦力調節手段が備え
    られている請求項2記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記摩擦力調節手段は、圧電素子を複数
    設け、前記傾き検出手段により検出された傾き量に基づ
    いて各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を印加させて発生
    する摩擦力を調節する請求項1または3記載の光ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記対物レンズアクチ
    ュエータと前記光ヘッドベースとにコイルと磁石とをそ
    れぞれ対向させて複数組設け、各コイルにそれぞれ所定
    の電流を通電させて前記対物レンズアクチュエータを駆
    動する請求項2ないし4のいずれか一記載の光ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、前記対物レンズアクチ
    ュエータと前記光ヘッドベースとを接合する圧電素子を
    複数設け、各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を印加させ
    て前記対物レンズアクチュエータを駆動する請求項2な
    いし4のいずれか一記載の光ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は、前記対物レンズアクチ
    ュエータと前記光ヘッドベースとを接合する形状記憶合
    金を複数設け、各圧電素子にそれぞれ所定の電圧を印加
    させて前記対物レンズアクチュエータを駆動する請求項
    2ないし4のいずれか一記載の光ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、前記対物レンズアクチ
    ュエータと前記対物レンズアクチュエータ保持部とに電
    極をそれぞれ対向させて複数組設け、各電極にそれぞれ
    所定の電圧を印加させて前記対物レンズアクチュエータ
    を駆動する請求項2ないし4のいずれか一記載の光ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記連結手段は、前記対物レンズアクチ
    ュエータに連結された球状体と、この球状体を摩擦力に
    よって保持する前記対物レンズアクチュエータ保持部の
    前記摩擦保持手段と、により構成される請求項1ないし
    8のいずれか一記載の光ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474481B2 (en) 2006-09-29 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7474481B2 (en) 2006-09-29 2009-01-06 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device

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