JP2000298293A - 光変調装置およびそれを用いた3次元像再生装置 - Google Patents

光変調装置およびそれを用いた3次元像再生装置

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JP2000298293A
JP2000298293A JP11107758A JP10775899A JP2000298293A JP 2000298293 A JP2000298293 A JP 2000298293A JP 11107758 A JP11107758 A JP 11107758A JP 10775899 A JP10775899 A JP 10775899A JP 2000298293 A JP2000298293 A JP 2000298293A
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dimensional image
refractive index
light beam
image reproducing
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JP11107758A
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Toshiyuki Sudo
敏行 須藤
Tsutomu Ozaka
勉 尾坂
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MR SYSTEM KENKYUSHO KK
MR System Kenkyusho KK
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MR SYSTEM KENKYUSHO KK
MR System Kenkyusho KK
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 屈折率可変物質と透明電極とを組み合わせた
光学素子を利用して複数の光ビームを所望の状態に光変
調し、3次元像の再生を良好に行うことができる光変調
装置およびそれを用いた3次元像再生装置を得ること。 【解決手段】 周期的な構造を有する透明物質3と、該
透明物質と対向配置され、電気的制御により屈折率が変
化する屈折率可変物質2と、該透明物質と該屈折率可変
物質とを積層した状態で挟む一組の電極1と、該電極間
の電気的特性値を制御する電極間電気特性制御手段4
と、該電極に互いに独立した複数の光ビームを入射せし
める光ビーム生成手段Bとを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を様々に変調する
光変調装置およびそれを用いた3次元像再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、立体画像を再生し、観察する
方法として様々な方式が試みられている。これらのうち
両眼視差を利用して観察者に立体視を行わせる方法(偏
光メガネ方式、レンチキュラ方式など)は広く利用され
ているが、眼の調節機能による立体認識と両眼視差によ
る立体認識との間に矛盾が生じるため観察者は疲労や違
和感を覚えることが少なくない。
【0003】そこでこうした両眼視差のみに頼らず眼の
その他の立体認識機能を満足する3次元的な像再生の方
法が、数多く試みられている。
【0004】特開平9−243960号公報,特開平9
−258271号公報,特開平10−26705号公
報、そして特開平10−48597号公報には高速駆動
可能な可変焦点レンズを用いた奥行き標本化方式による
眼が疲れず違和感のない3次元像再生方法が開示されて
いる。
【0005】図18はこれらの公報で提案されている3
次元像再生方法のキーデバイスである可変焦点レンズの
原理説明図である。この光変調素子はフレネルレンズ
(透明物質の層)と屈折率可変物質(二周波液晶など)
を2枚の透明電極で挟んだ構造を有する。
【0006】動作原理は、フレネルレンズの屈折率nF
に対して、光の入射方向からみた屈折率可変物質の屈折
率nLを変化させ、光の屈折角を変化させることにあ
る。すなわち、屈折率可変物質の屈折率nLを駆動装置
からの電界の付加によってnL>nF → nL=nF
L<nFと変化させることにより、この光変調素子を凸
レンズ→平板→凹レンズと変化させることができる。
【0007】屈折率可変物質に二周波液晶を用いた場
合、液晶の動きを電界の周波数で制御できるため電界を
印加した状態で屈折率を変化でき、素子動作を高速化で
きる。
【0008】図19は図18の可変焦点レンズを用いて
3次元像再生を行なう方法の説明図である。2次元表示
装置から所定の距離離れた位置に可変焦点レンズを置
く。2次元表示装置に表示された画像はこの可変焦点レ
ンズによって空中結像する。
【0009】可変焦点レンズの焦点位置(焦点距離)は
駆動装置により前述した要領で高速に前後移動してお
り、同期装置はこれに同期して2次源表示装置上の画像
を高速に切り替える。すると図中のように三次元物体を
奥行き方向に標本化した多数の二次元(2D)を画像の
集合(奥行き標本化像)を表現することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図18,図19に示す
光変調素子及びそれを用いた3次元像再生装置には次の
ような問題点が存在する。
【0011】まず、可変焦点レンズ単体の機能として、
その光学的性能に問題がある。従来の可変焦点レンズで
は入射光を可変焦点レンズ全体に入射させてこれを一つ
の結像素子として用いているため2次元画像の結像性能
があまり良くなく、空中に結像する像に湾曲やゆがみが
生じる。
【0012】またその他の光学素子(プリズム、回折格
子など)として使用する場合にも、全体が常に1つの光
学素子としてしか機能せず、光学素子としての機能が限
定されるという問題がある。
【0013】一方、3次元像の再生装置として使用する
場合も画像データの与え方に問題がある。従来例では可
変焦点レンズの焦点距離を変えて2次元画像の結像位置
を変化させているが、可変焦点レンズの焦点距離の変化
に伴い結像する画像の倍率は変化する。このため歪みの
ない3次元像を再生するためには、2次元表示装置に表
示する画像の大きさを焦点距離の変化に同期してダイナ
ミックに変化させなくてはならない。こうした処理を実
行するにはきわめて高速な画像処理が必要となる。
【0014】本発明は、電気的制御によって屈折率が変
化する屈折率可変物質と屈折率が固定の透明物質を含む
光学素子によって複数の光ビームを所望の状態に変調す
ることにより、2次元画像の結像性能が良く、全体とし
て複数の光ビームを任意に変調することができ、3次元
像の再生を良好に行なうことができる光変調装置および
それを用いた3次元像再生装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光変調
装置は、周期的な構造を有する透明物質と、該透明物質
と対向配置され、電気的制御により屈折率が変化する屈
折率可変物質と、該透明物質と該屈折率可変物質とを積
層した状態で挟む一組の電極と、該電極間の電気的特性
値を制御する電極間電気特性制御手段と、該電極に互い
に独立した複数の光ビームを入射せしめる光ビーム生成
手段とを有することを特徴としている。
【0016】請求項2の発明の光変調装置は、透明物質
と電気的制御により屈折率が変化する屈折率可変物質と
を挟む一組の電極と、該電極間の電気的特性値を制御す
る電極間電気特性制御手段と、該電極に互いに独立した
複数の光ビームを入射せしめる光ビーム生成手段と、該
屈折率可変物質の屈折率と共に該光ビームの出射位置及
び/又は、出射方向を制御する制御手段を有することを
特徴としている。
【0017】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記光ビーム生成手段は複数の光ビームの各々
の光強度を独立に制御していることを特徴としている。
【0018】請求項4の発明は請求項1,2又は3の発
明において、前記電極間電気特性制御手段と前記光ビー
ム生成手段はそれぞれの制御活動において互いの同期を
とる同期手段を有することを特徴としている。
【0019】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記各々の光ビームが入射する
入射領域は前記透明物質の周期的な構造で区切られる分
割領域のいずれよりも小さいことを特徴としている。
【0020】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記分割領域内に少なくとも2本以上の光ビームが
入射することを特徴としている。
【0021】請求項7の発明は請求項5又は6の発明に
おいて、前記入射領域は複数の分割領域にまたがること
がないことを特徴としている。
【0022】請求項8の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前記透明物質と、前記屈折率可
変物質と、前記透明物質と前記屈折率可変物質とを積層
した状態で挟む一組の電極と、から成る光学ユニットを
少なくとも2つ以上有することを特徴としている。
【0023】請求項9の発明は請求項8の発明におい
て、前記透明物質の周期構造が1次元的周期構造であっ
て、前記複数の光学ユニットのうち少なくとも2つは、
その周期構造の方向が直交していることを特徴としてい
る。
【0024】請求項10の発明は請求項8又は9の発明
において、前記複数の光学ユニットに含まれる透明物質
はプリズムアレイであることを特徴としている。
【0025】請求項11の発明の3次元像再生装置は、
周期的な構造を有する透明物質と、該透明物質と対向配
置され、電気的制御により屈折率が変化する屈折率可変
物質と、前記透明物質と前記屈折率可変物質とを積層し
た状態で挟む一組の電極と、前記電極間の電気的特性値
を制御する電極間電気特性制御手段と、前記電極に互い
に独立した複数の光ビームを入射せしめる光ビーム生成
手段とを有する光変調装置を有し、前記光ビーム生成手
段は複数の光ビームの各々の強度を独立に制御し、前記
電極間電気特性制御手段と前記光ビーム生成手段はそれ
ぞれの制御活動において互いの同期をとる同期手段を有
し、前記光変調装置により変調された複数の光ビームの
交点の集合によって3次元像情報を表現することを特徴
としている。
【0026】請求項12の発明の3次元像再生装置は、
透明物質と電気的制御により屈折率が変化する屈折率可
変物質とを挟む一組の電極と、該電極間の電気的特性値
を制御する電極間電気特性制御手段と、該電極に互いに
独立した複数の光ビームを入射せしめる光ビーム生成手
段と、該屈折率可変物質の屈折率と共に該光ビームの出
射位置及び/又は、出射方向を制御する制御手段を有す
る光変調装置を有し、前記光ビーム生成手段は複数の光
ビームの各々の強度を独立に制御し、前記電極間電気特
性制御手段と前記光ビーム生成手段はそれぞれの制御活
動において互いの同期をとる同期手段を有し、前記光変
調装置により変調された複数の光ビームの交点の集合に
よって3次元像情報を表現することを特徴としている。
【0027】請求項13の発明は請求項11又は12の
発明において、前記各々の光ビームが入射する入射領域
は前記透明物質の周期的な構造で区切られる分割領域の
いずれよりも小さいことを特徴としている。
【0028】請求項14の発明は請求項13の発明にお
いて、前記分割領域内に少なくとも2本以上の光ビーム
が入射することを特徴としている。
【0029】請求項15の発明は請求項13又は14の
発明において、前記入射領域は複数の分割領域にまたが
ることがないことを特徴としている。
【0030】請求項16の発明は請求項11から15の
いずれか1項の発明において、前記透明物質と、前記屈
折率可変物質と、前記透明物質と前記屈折率可変物質と
を積層した状態で挟む一組の電極とから成る光学ユニッ
トを少なくとも2つ以上有することを特徴としている。
【0031】請求項17の発明は請求項16の発明にお
いて、前記透明物質の周期構造が1次元的な周期構造で
あって、前記複数の光学ユニットのうち少なくとも2つ
は、その周期構造の方向が直交していることを特徴とし
ている。
【0032】請求項18の発明は請求項16又は17の
発明において、前記複数の光学ユニットに含まれる透明
物質はプリズムアレイであることを特徴としている。
【0033】請求項19の発明は請求項11から18の
いずれか1項の発明において、前記電極間電気特性制御
手段と、前記光ビーム生成手段の制御活動の周期が前記
3次元像情報を観察する観察者の残像許容時間よりも短
いことを特徴としている。
【0034】請求項20の発明は請求項11から18の
いずれか1項の発明において、前記電極間電気特性制御
手段と、前記光ビーム生成手段の制御活動の周期が1/
30秒〜1/60秒の範囲内であることを特徴としてい
る。
【0035】請求項21の発明は請求項11から20の
いずれか1項の発明において、前記光ビーム生成手段は
観察者が前記3次元像情報を観察する観察位置において
最も近接した2本の光ビームの間隔が観察者の瞳孔径以
下となるように隣り合う光ビームの間隔を決定している
ことを特徴としている。
【0036】請求項22の発明は請求項11から20の
いずれか1項の発明において、前記光ビーム生成手段は
観察者が前記3次元像情報を観察する観察位置において
最も近接した2本の光ビームの間隔が2mm以下となる
ように隣り合う光ビームの間隔を決定していることを特
徴としている。
【0037】請求項23の発明は請求項11から15の
いずれか1項の発明において、前記透明物質は水平方向
に1次元的周期構造を有するプリズムアレイであって、
前記3次元像情報は水平方向の視差情報のみを有してい
ることを特徴としている。
【0038】請求項24の発明は請求項11から22の
いずれか1項の発明において、前記光変調装置と観察者
との間に鉛直方向にパワーを有するシリンドリカルレン
ズを配置し、前記複数の光ビームの鉛直方向焦点位置を
前記3次元像情報の水平方向結像位置近傍に配置してい
ることを特徴としている。
【0039】請求項25の発明は請求項11から24の
いずれか1項の発明において、前記光ビーム生成手段は
水平方向成分が平行光、鉛直方向成分が発散光の性質を
有する光ビームを生成することを特徴としている。
【0040】請求項26の発明は請求項11から25の
いずれか1項の発明において、前記3次元像情報の水平
方向結像位置近傍に鉛直方向にのみ光を拡散させる光学
素子を配置していることを特徴としている。
【0041】請求項27の発明は請求項11から26の
いずれか1項の発明において、前記光ビーム生成手段は
水平方向成分、鉛直方向成分共に平行光の性質を有する
光ビームを生成することを特徴としている。
【0042】
【発明の実施の形態】図1は本発明の光変調装置(光変
調器)の実施形態1の説明図(平面図)である。図1に
おいて、Cは光変調装置であり、光学素子Aと光ビーム
生成手段(光源ユニット)Bとを有している。透明電極
1の間に屈折率可変物質2と透明物質3が挟み込まれて
いる。透明物質3は周期的な構造を有している。
【0043】本実施形態においては透明物質3は図2に
示すような複数のプリズム3aを一定の周期で配列した
プリズムアレイとなっている。これらの部品1,2,3
によって光学素子Aが構成される。透明電極1間には電
極間電気特性制御手段(駆動装置)4により任意の周波
数、振幅の電圧を印加することができるようになってい
る。
【0044】一方、光源ユニットBは光源アレイ5、複
数のレンズを一定周期で配列したマイクロレンズアレイ
6、そして制御装置7より成る。光源アレイ5は複数の
光源5aが平面上にマトリクス状に並んで構成してい
る。
【0045】本実施形態では光源にLEDを用い、LE
Dアレイを構成している。この光源アレイ5は制御装置
7により任意の光源位置での光強度を制御できるように
なっている。個々の光源5aから放射する光はすべてマ
イクロレンズアレイ6に入射し、平行光又はそれに準ず
るビームに変換される。
【0046】これにより全ての光源5aからの光が重畳
することなく独立に光学素子Aに入射する。個々のビー
ムの入射領域は透明物質3の周期的な構造によって分割
される個々の領域より小さい領域であって、図5のよう
に同時に複数のビームを透明物質1の1個の分割領域1
aに入射させることができる。
【0047】ただし異なる分割領域1aには必ず異なる
光源からの光ビームが入射しており、1つの光源5aか
らの1本の光ビームを複数の分割領域が共有することは
ない。
【0048】駆動装置4により透明電極1間に電圧を印
加すると屈折率可変物質2の屈折率が変化する。透明物
質3の屈折率をnP、屈折率可変物質2の屈折率をnL
すると、nP=nLの場合、両物質間の屈折率差がないの
で光学素子Aに入射した全ての光ビームは図3のように
透明な平板を通過するかのごとく直進する。
【0049】しかし、両物質2,3間に屈折率差がある
場合は光ビームは境界面で屈折する。例えば屈折率可変
物質2の屈折率nLを電界の付加によってnP<nLと変
化させた場合は図1のように,逆にnP>nLと変化させ
た場合は図4のように光ビームは屈折する。
【0050】このように光学素子Aは駆動装置4の制御
により光ビームの偏向角を能動的に変化させることので
きるアクティブな光学素子として機能する。
【0051】同期手段によってこの機能に加え駆動装置
4との同期をとりながら動作する制御装置7による光源
ユニットBの光強度変調を組み合わせることによって装
置全体がよりユニークな機能を持つ光変調器として作用
する。
【0052】尚、ある時刻における光学素子Aからの光
線偏向角は等しくなっている。
【0053】次に図6を用いて本実施形態の光変調装置
の光学的作用を説明する。(簡単の為に垂直断面内での
光ビームの挙動について記述する。)図6(a)は光学
素子Aが垂直入射光を図中下方に大きく偏向する状態を
示している。このときに図中のO点のみを光ビームが通
過するよう光源ユニットB上の輝点位置を制御すること
ができる。
【0054】図中の実線がこのときの光ビームの状態を
示している。他の点線で示されたビームは実際には発生
しない。(どの光ビーム(光源)を発生させるかは光源
ユニットBの制御装置7が制御している。)光学素子
A、光源ユニットBは動的に光の偏向角や輝点位置を変
化させることができるので、他の時刻に図6(b)〜
(f)のような光ビームの状態を発生させている。
【0055】したがって、図6(a)〜(f)の光ビー
ム状態を高速に繰り返すことにより、図6(g)のよう
に光ビームの集光作用を有する素子のように機能させて
いる。
【0056】光ビームの集光位置は図中のような中心軸
上に限定されず、光ビームの偏向角の範囲内であれば任
意の位置に設定することができる。ただし、図2に示し
たような1次元的な周期構造しかもたない光学素子の場
合、光の偏向方向も1次元方向に限定される。
【0057】そこで2次元的な光偏向を行う場合は図7
のように複数の光学素子のうち2つの光学素子Aをプリ
ズムアレイ3の配列方向が互いに直交するように組み合
わせて使用する。(図中ではわかりやすいように2枚の
光学素子を離して描いているが、実際は光ビームの出射
点を一致させる為に密着させた方が良い)これにより、
光ビームの水平・鉛直両方向への光偏向を可能とし、任
意の方向への光偏向を可能としている。
【0058】上記実施形態は透明物質3としてプリズム
アレイを用いたが、プリズムに限らず周期的構造を持つ
他の光学素子を使用すれば様々な光変調機能を達成する
ことができる。
【0059】例えばプリズムの代わりに図8のようなレ
ンチキュラレンズ81を用いて光変調装置を構成するこ
とができる。
【0060】図9,図10はそのような装置の機能説明
図(平面図)である。この装置においても駆動装置4に
より透明電極1間に電圧を印加すると屈折率可変物質2
の屈折率が変化する。すると、図9→図10のようにレ
ンチキュラレンズ81の実効的焦点距離が変化する。
【0061】こうした光学素子Aの変化を高速に繰り返
し、かつ光源ユニットBの光線出射位置及びタイミング
の同期をとって各ビーム毎に独立に任意位置の焦点を結
ばせている。
【0062】もちろん、レンチキュラレンズ81の場合
も図11のように2枚を直交させて焦点位置を2次元的
に拡張しても良い。また、透明物質3として図12のよ
うな蝿の目状の微小レンズ121より成る微小レンズア
レイを用いれば、1枚のみの構成で同様の効果を得るこ
とができる。
【0063】透明物質3にはこのほかにレリーフ型の回
折格子やホログラムなども使用できる。そして複数の光
ビームを同時に多様に変調できる性質を活かして、光ス
イッチや光偏光器、能動的な結像素子など様々な用途に
使用することができる。
【0064】尚、本実施形態における光源アレイ5には
LEDを用いたが、光源を高密度に実装できる手段であ
ればデバイスの種類は問わない。
【0065】例えば特に近年実用化が進んでいる図20
に示すような面発光レーザー(VCSEL)のアレイ化
されたものを光源アレイ5として使用すれば、光の効率
や直進性の面で大きなメリットがある(図20は裏面出
射型のVCSELを有している。)。
【0066】次に本発明の実施形態2について説明す
る。本実施形態は実施形態1に示した光変調器を用いて
光線再現方式による3次元像再生を行う3次元像再生装
置に関する。光線再現方式とは多数の光線の交点によっ
て3次元空間に物体に関する輝点を表現する方式であ
る。
【0067】図13を用いてこの方式の原理を説明す
る。図13(A)に示すように実際の3次元物体を観察
する場合、物体は無数の光源(微小光源)の集まりとみ
なすことができる。無数の光源の1つ1つからは光が発
散光束となって放出されている。
【0068】発散光束が観察者の目に入射すると、目は
網膜上に光源の像が結像するよう水晶体の厚さを自動的
に調節する。この調節機構により人は単眼でも光源の奥
行き方向の位置を知覚することができる。
【0069】光線再現方式は図13(B)に示すように
上記光束を有限本数の光線の集合によって再現する。物
体表面の光源はこれら光線の交点として表現され、図1
3(B)に示すように光線は光束の拡がり方や出射方向
を模している。
【0070】これらの光線が観察者の目に入射すると目
は光束を観察する場合(図13(A))と同様に網膜上
に光源(光線の交点)の像が形成されるよう水晶体の厚
さを自動的に調節すると考えられる。
【0071】したがって光線再現方式によれば単眼での
奥行き知覚をすることが可能になる。ただし、このよう
な効果を発生させるには「1個の交点を共有する光線が
観察者の瞳に少なくとも2本入射する」という条件を満
足していなくてはならないので隣り合う光線の間隔が大
きくなりすぎないよう装置の構成を考慮する必要があ
る。
【0072】実施形態1に示した光変調器は光線再現方
式を実現するための手段となりうる。なぜなら多数の光
線を独立に任意の方向へと偏向させられるということ
は、光線の交点を任意の場所に形成できることを意味す
るからである。
【0073】図14は本発明の光変調器(例としてプリ
ズムアレイ使用のもの)を用いて空間内の2点P1,P2
を再生する方法を示している。
【0074】図14において、Cは光変調器、Aは光学
素子、Bは光源ユニットであり、図1で示したのと同様
の構成より成っている。光変調器Cは入射した光線を紙
面内上下方向に高速に偏向するように駆動している。そ
のうち例えば図中a点より出射する光線に関しては光線
の偏向角がα1,α2の時のみ、b点より出射する光線に
関しては光線の偏向角がβ1,β2の時のみ光強度を持
ち、その他の偏向角の時は光強度を持たないように光源
ユニットBと光学素子Aとをうまく同期させている。
【0075】これによってa点,b点から出射する光線
は空間内の点P1,P2で交わる。ここでa点とb点から
発するビームの発生時期は一般的に異なっている。光線
の交点P1とP2を形成するためには光線発生の時刻を異
ならせている。このときの時刻の変化は極めて高速に行
っているので観察者は同時に発生しているように観察さ
れる。
【0076】こうした動作を光学素子Aより光線が出射
する他の点についても全て適用すれば光変調器から出射
する光線すべてが点P1,P2で交わる。光線の偏向が極
めて高速で人間の目の残像許容時間よりも短い周期で行
われれば、観察者は空中の2つの輝点として点P1,P2
を認識することができる。
【0077】本実施形態では上記周期を1/30〜1/
60秒に設定している。
【0078】ただし、前述した通り光線再現方式におい
て3次元像再生に使用する光線は「1個の交点を共有す
る光線が観察者の瞳に少なくとも2本入射する」という
条件を満足していなくてはならないので、隣り合う光線
の間隔が大きくなりすぎないよう装置の構成を考慮する
必要がある。
【0079】図15はこの様子を示している。図中Pは
複数の光線が光学素子Aより出射する点のピッチ、Dは
観察距離、Zは光学素子Aから再生像までの距離を表し
ている。
【0080】図のような関係から観察位置での隣り合う
光線間隔はΔ=(D−Z)*P/Zとなる。光線の出射
する点のピッチPが大きいと光線間隔Δが大きくなって
前述の条件を満足しなくなる。仮に観察距離D=60c
m、再生像距離Z=30cmとし、光線間隔Δは2mm
以下が必要とすると、光線出射点のピッチPは2mm以
下でなければならない。
【0081】本実施形態では上記条件を満足するよう光
学素子Aから出射する光ビームの最小ピッチを観察位置
での観察者の瞳の大きさに基いて決定しており、特に一
般に瞳径は2〜7mmの値をとることに基いて観察位置
での隣り合う光線間隔Δが2mm以下となるように光ビ
ームを生成している。
【0082】このように光線再現方式を利用して3次元
像を再生すれば眼が疲れない3次元像の再生が可能なだ
けでなく、従来例のように像再生位置毎の画像倍率変化
の問題などを気にすることなく、ゆがみのない3次元像
を再生することができる。
【0083】尚、上記原理を用いて3次元空間内の任意
の像を再生するためには光線を任意の方向に偏向する必
要があるため、図7のように2つの光学素子Aをプリズ
ムの並び方向が互いに直交するように組み合わせて使用
するのが有効である。
【0084】即ち、図14で説明したような光線生成を
水平、鉛直の両方向について行うのが良い。
【0085】ただし、光学素子Aを1枚しか使用しない
場合でも、簡易的に立体像を再生することはできる。一
般に人間が立体を認識する際、鉛直方向の情報よりも水
平方向の情報の方が大きく寄与する。よって再生時に水
平方向の立体情報のみ光線再現方式で表現してやれば十
分立体認識は可能である。
【0086】ただし、鉛直方向成分の光が観察者の目に
届く範囲を十分とることと、水平方向の像再生位置と垂
直方向の像再生位置とが離れ過ぎないように調節する必
要がある。そのためには例えば図16のように鉛直方向
(図16(B))にパワーを持つシリンドリカルレンズ
8を光学素子Aと再生像との間に挿入して水平方向(図
16(A))の像結像位置近傍に鉛直方向の像結像位置
を持っていく方法をとることができる。
【0087】このとき光源からの光は水平方向において
は平行光に、鉛直方向においては発散光になることが望
ましいので、光源からの光の指向性を制御するマイクロ
レンズアレイ6は図示したように水平方向に繰り返しの
周期構造を持つレンチキュラーレンズであることが望ま
しい。
【0088】また、図17のように鉛直方向成分の光の
み拡散するような拡散板9を挿入して同様の効果を得る
こともできる。この場合、光源アレイ5からの光は水平
方向、鉛直方向の両方において平行光になる仕様とする
ことが望ましいので、光源アレイ5からの光の指向性を
制御するマイクロレンズアレイ6は図示したように水平
・鉛直方向共に繰り返しの周期構造を持つ蝿の目状の微
小レンズアレイであることが望ましい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、電気的制御によって屈
折率が変化する屈折率可変物質と屈折率が固定の透明物
質を含む光学素子によって複数の光ビームを所望の状態
に変調することにより、2次元画像の結像性能が良く、
全体として複数の光ビームを任意に変調することがで
き、3次元像の再生を良好に行なうことができる光変調
装置およびそれを用いた3次元像再生装置を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光変調装置の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の一部分の説明図
【図3】図1の光変調装置の光学的作用の説明図
【図4】図1の光変調装置の光学的作用の説明図
【図5】図1の光変調装置の光学的作用の説明図
【図6】図1の光変調装置の光学的作用の説明図
【図7】本発明の光学変調装置の他の実施形態の一部分
の説明図
【図8】本発明の光学変調装置の他の実施形態の一部分
の説明図
【図9】図1の一部分を変更したときの要部概略図
【図10】図1の一部分を変更したときの要部概略図
【図11】図9の一部分を変更したときの要部概略図
【図12】図1の一部分を変更したときの要部概略図
【図13】本発明の3次元像再生装置の実施形態1の光
学系の説明図
【図14】本発明の3次元像再生装置の実施形態1の光
学系の説明図
【図15】本発明の3次元像再生装置の実施形態1の光
学系の説明図
【図16】本発明の3次元像再生装置の実施形態1の光
学系の説明図
【図17】本発明の3次元像再生装置の実施形態1の光
学系の説明図
【図18】従来の3次元像再生装置の要部概略図
【図19】従来の3次元像再生装置の要部概略図
【図20】図1の一部分の他の実施形態の説明図
【符号の説明】
A 光学素子 B 光源ユニット(光ビーム生成手段) C 光変調装置 1 透明電極 2 屈折率可変物質 3 透明物質 4 電極間電気特性制御手段 5 光源アレイ 6 マイクロレンズアレイ 7 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/04 H04N 13/04 Fターム(参考) 2H059 AA35 AC06 2H079 AA02 AA12 DA02 EA11 EB17 HA11 KA01 KA09 KA18 2K002 AA07 AB08 BA06 CA01 DA01 EA13 EA14 EA30 EB08 EB09 HA02 5C061 AA06 AB14 5C080 AA07 AA09 BB05 JJ02 JJ05 JJ06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的な構造を有する透明物質と、該透
    明物質と対向配置され、電気的制御により屈折率が変化
    する屈折率可変物質と、該透明物質と該屈折率可変物質
    とを積層した状態で挟む一組の電極と、該電極間の電気
    的特性値を制御する電極間電気特性制御手段と、該電極
    に互いに独立した複数の光ビームを入射せしめる光ビー
    ム生成手段とを有することを特徴とする光変調装置。
  2. 【請求項2】 透明物質と電気的制御により屈折率が変
    化する屈折率可変物質とを挟む一組の電極と、該電極間
    の電気的特性値を制御する電極間電気特性制御手段と、
    該電極に互いに独立した複数の光ビームを入射せしめる
    光ビーム生成手段と、該屈折率可変物質の屈折率と共に
    該光ビームの出射位置及び/又は、出射方向を制御する
    制御手段を有することを特徴とする光変調装置。
  3. 【請求項3】 前記光ビーム生成手段は複数の光ビーム
    の各々の光強度を独立に制御していることを特徴とする
    請求項1又は2の光変調装置。
  4. 【請求項4】 前記電極間電気特性制御手段と前記光ビ
    ーム生成手段はそれぞれの制御活動において互いの同期
    をとる同期手段を有することを特徴とする請求項1,2
    又は3の光変調装置。
  5. 【請求項5】 前記各々の光ビームが入射する入射領域
    は前記透明物質の周期的な構造で区切られる分割領域の
    いずれよりも小さいことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項の光変調装置。
  6. 【請求項6】 前記分割領域内に少なくとも2本以上の
    光ビームが入射することを特徴とする請求項5の光変調
    装置。
  7. 【請求項7】 前記入射領域は複数の分割領域にまたが
    ることがないことを特徴とする請求項5又は6の光変調
    装置。
  8. 【請求項8】 前記透明物質と、前記屈折率可変物質
    と、前記透明物質と前記屈折率可変物質とを積層した状
    態で挟む一組の電極と、から成る光学ユニットを少なく
    とも2つ以上有することを特徴とする請求項1から7の
    いずれか1項の光変調装置。
  9. 【請求項9】 前記透明物質の周期構造が1次元的周期
    構造であって、前記複数の光学ユニットのうち少なくと
    も2つは、その周期構造の方向が直交していることを特
    徴とする請求項8の光変調装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の光学ユニットに含まれる透
    明物質はプリズムアレイであることを特徴とする請求項
    8又は9の光変調装置。
  11. 【請求項11】 周期的な構造を有する透明物質と、該
    透明物質と対向配置され、電気的制御により屈折率が変
    化する屈折率可変物質と、前記透明物質と前記屈折率可
    変物質とを積層した状態で挟む一組の電極と、前記電極
    間の電気的特性値を制御する電極間電気特性制御手段
    と、前記電極に互いに独立した複数の光ビームを入射せ
    しめる光ビーム生成手段とを有する光変調装置を有し、
    前記光ビーム生成手段は複数の光ビームの各々の強度を
    独立に制御し、前記電極間電気特性制御手段と前記光ビ
    ーム生成手段はそれぞれの制御活動において互いの同期
    をとる同期手段を有し、前記光変調装置により変調され
    た複数の光ビームの交点の集合によって3次元像情報を
    表現することを特徴とする3次元像再生装置。
  12. 【請求項12】 透明物質と電気的制御により屈折率が
    変化する屈折率可変物質とを挟む一組の電極と、該電極
    間の電気的特性値を制御する電極間電気特性制御手段
    と、該電極に互いに独立した複数の光ビームを入射せし
    める光ビーム生成手段と、該屈折率可変物質の屈折率と
    共に該光ビームの出射位置及び/又は、出射方向を制御
    する制御手段を有する光変調装置を有し、前記光ビーム
    生成手段は複数の光ビームの各々の強度を独立に制御
    し、前記電極間電気特性制御手段と前記光ビーム生成手
    段はそれぞれの制御活動において互いの同期をとる同期
    手段を有し、前記光変調装置により変調された複数の光
    ビームの交点の集合によって3次元像情報を表現するこ
    とを特徴とする3次元像再生装置。
  13. 【請求項13】 前記各々の光ビームが入射する入射領
    域は前記透明物質の周期的な構造で区切られる分割領域
    のいずれよりも小さいことを特徴とする請求項11又は
    12の3次元像再生装置。
  14. 【請求項14】 前記分割領域内に少なくとも2本以上
    の光ビームが入射することを特徴とする請求項13の3
    次元像再生装置。
  15. 【請求項15】 前記入射領域は複数の分割領域にまた
    がることがないことを特徴とする請求項13又は14の
    3次元像再生装置。
  16. 【請求項16】 前記透明物質と、前記屈折率可変物質
    と、前記透明物質と前記屈折率可変物質とを積層した状
    態で挟む一組の電極とから成る光学ユニットを少なくと
    も2つ以上有することを特徴とする請求項11から15
    のいずれか1項の3次元像再生装置。
  17. 【請求項17】 前記透明物質の周期構造が1次元的な
    周期構造であって、前記複数の光学ユニットのうち少な
    くとも2つは、その周期構造の方向が直交していること
    を特徴とする請求項16の3次元像再生装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の光学ユニットに含まれる透
    明物質はプリズムアレイであることを特徴とする請求項
    16又は17の3次元像再生装置。
  19. 【請求項19】 前記電極間電気特性制御手段と、前記
    光ビーム生成手段の制御活動の周期が前記3次元像情報
    を観察する観察者の残像許容時間よりも短いことを特徴
    とする請求項11から18のいずれか1項の3次元像再
    生装置。
  20. 【請求項20】 前記電極間電気特性制御手段と、前記
    光ビーム生成手段の制御活動の周期が1/30秒〜1/
    60秒の範囲内であることを特徴とする請求項11から
    18のいずれか1項の3次元像再生装置。
  21. 【請求項21】 前記光ビーム生成手段は観察者が前記
    3次元像情報を観察する観察位置において最も近接した
    2本の光ビームの間隔が観察者の瞳孔径以下となるよう
    に隣り合う光ビームの間隔を決定していることを特徴と
    する請求項11から20のいずれか1項の3次元像再生
    装置。
  22. 【請求項22】 前記光ビーム生成手段は観察者が前記
    3次元像情報を観察する観察位置において最も近接した
    2本の光ビームの間隔が2mm以下となるように隣り合
    う光ビームの間隔を決定していることを特徴とする請求
    項11から20のいずれか1項の3次元像再生装置。
  23. 【請求項23】 前記透明物質は水平方向に1次元的周
    期構造を有するプリズムアレイであって、前記3次元像
    情報は水平方向の視差情報のみを有していることを特徴
    とする請求項11から15のいずれか1項の3次元像再
    生装置。
  24. 【請求項24】 前記光変調装置と観察者との間に鉛直
    方向にパワーを有するシリンドリカルレンズを配置し、
    前記複数の光ビームの鉛直方向焦点位置を前記3次元像
    情報の水平方向結像位置近傍に配置していることを特徴
    とする請求項11から22のいずれか1項の3次元像再
    生装置。
  25. 【請求項25】 前記光ビーム生成手段は水平方向成分
    が平行光、鉛直方向成分が発散光の性質を有する光ビー
    ムを生成することを特徴とする請求項11から24のい
    ずれか1項の3次元像再生装置。
  26. 【請求項26】 前記3次元像情報の水平方向結像位置
    近傍に鉛直方向にのみ光を拡散させる光学素子を配置し
    ていることを特徴とする請求項11から25のいずれか
    1項の3次元像再生装置。
  27. 【請求項27】 前記光ビーム生成手段は水平方向成
    分、鉛直方向成分共に平行光の性質を有する光ビームを
    生成することを特徴とする請求項11から26のいずれ
    か1項の3次元像再生装置。
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