JP2000047138A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2000047138A
JP2000047138A JP10211076A JP21107698A JP2000047138A JP 2000047138 A JP2000047138 A JP 2000047138A JP 10211076 A JP10211076 A JP 10211076A JP 21107698 A JP21107698 A JP 21107698A JP 2000047138 A JP2000047138 A JP 2000047138A
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JP
Japan
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light
light source
control means
image display
display device
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JP10211076A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ozaka
勉 尾坂
Toshiyuki Sudo
敏行 須藤
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MR System Kenkyusho KK
Original Assignee
MR System Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体画像の表示及び立体画像と2次元画像の
双方を混在させて表示し、観察するようにした画像表示
装置を得ること。 【解決手段】 単一指向性の光線を放射する光源部を複
数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの光
線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
示装置において、該光線列からの各光線を所定位置に一
旦集光する集光手段を備え、光線出射方向制御手段はシ
リンドリカルレンズアレイを機械的に振動制御する振動
制御手段を備え、該光線列からの光束の該集光手段によ
る集光位置と該シリンドリカルレンズの焦点位置を一致
させたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に関
し、例えば観察者に対して奥行きのある像(3次元像)
を提供する3次元画像を観察する際に好適な画像表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から奥行きのある物を奥行きの有る
ように再生する方法として様々な方式が試みられてい
る。このうち、右眼と左眼の視差を利用して立体感を表
現する立体画像表示装置(立体表示装置)は実現の容易
さから実用化されている。両眼視差を利用する立体表示
装置の構成としては、観察者に液晶シャッタ眼鏡や偏光
眼鏡を掛けさせる眼鏡方式と、パララックスバリア方式
のように眼鏡を必要としない方式がある。
【0003】パララックス・バリヤ方式については、
S.H.Kalplan,"Theory of ParallaxBarriers",J.SMPTE,V
ol.59,No.7,pp.11-21(1952)に開示されており、複数視
点からの複数の視差画像から左右画像が少なくとも交互
に配列されたストライプ画像を、この画像から所定の距
離だけ離れた位置に設けられた所定の開口部を有するス
リット(パララックス・バリヤと呼ばれる)を介して、
それぞれの眼でそれぞれの眼に対応した視差画像を観察
することにより立体視を行うことができる。
【0004】更に、2次元画像(一視点画像)表示装置
との両立性を向上させるためにパララックス・バリヤを
透過型液晶表示装置を用いて電子的に発生させ、バリヤ
・ストライプの形状や位置などを電子的に可変制御する
ようにした立体表示装置が、特開平3−119889号
公報、特開平5−122733号公報等に開示されてい
る。
【0005】図43は特開平3−119889号公報に
開示されている立体画像表示装置の基本構成図である。
同図において画像表示を行う透過型液晶表示面201に
厚さdのスペーサー202を介して透過型液晶表示素子
から成る電子的なパララック・バリヤ203を配置して
いる。
【0006】透過型液晶表示面201には2方向または
多方向から撮像した視差を有する縦ストライプ画像を表
示し、電子式パララックス・バリヤ203にはXYアド
レスをマイクロコンピュータ204等の制御手段で指定
することにより、コントローラ205,Xドライバ20
6,Yドライバー207を介してバリヤ面上の任意の位
置にパララックス・バリヤパターンを形成し、前記パラ
ラックス・バリヤ方式の原理に従って立体視している。
【0007】図44は特開平3−119889号公報に
開示されている液晶パネルディスプレイと電子式バリヤ
によって構成された立体画像表示装置の表示部の構成図
である。2枚の液晶層215、225をそれぞれ2枚の
偏光板211、218および偏光板221、228で挟
んだ構成になっている。
【0008】この装置において、2次元画像表示を行う
際には、電子式パララックス・バリヤパターン(電子式
バリア)203の表示を停止し、画像表示領域の全域に
わたって無色透明な状態にすることで、従来のパララッ
クス・バリヤ方式を用いた立体画像表示装置とは異なっ
て2次元表示との両立性を実現している。
【0009】特開平5−122733号公報には、図4
5に示すように透過型液晶表示素子から成る電子式パラ
ラックス・バリヤ203の一部領域のみにバリア・スト
ライプのパターンを発生させることが出来る構成とし、
立体画像と2次元画像とを同一面内で混在表示すること
を可能とした例が開示されている。
【0010】眼鏡を必要としない立体画像表示方式では
レンチキュラを用いた方式も多く提案されている。レン
チキュラ方式はディスプレイの前面にかまぼこ状のレン
ズを多数ならべたレンチキュラレンズを設け、空間的に
左右の眼に入る画像を分離して、観察者に立体画像を観
察させるものである。
【0011】これらのうち、両眼視差を用いて観察者に
立体視を行わせる方法(眼鏡方式、パララックスバリア
方式、レンチキュラ方式など)は広く利用されている
が、眼の調節機能による3次元認識と、両眼視差による
立体認識との間に矛盾が生じるため、観察者は疲労や違
和感を覚えることが少なくない。また、こうした両眼視
差のみに頼らず、眼の3次元認識機能の全てを満足する
3次元画像を再生する方法が数多く試みられている。
【0012】尚、この明細書中で述べている立体画像或
いは立体とは両眼視差によって観察者の大脳内で形成さ
れ実空間には存在しない奥行きのある像を示し、3次元
画像或いは3次元とは表示空間に実像或いは虚像を結び
輻輳と調節が一致する奥行きのある画像を示すものとす
る。
【0013】特開昭64−84993号公報には、ホロ
グラフィ技術を用いて3次元物体を再生するための方法
が開示されている。上記特許公報では、液晶ドットマト
リクス表示素子を用いたリアルタイムホログラム再生装
置が開示されている。
【0014】図46はこの装置の構成を示した図であ
る。図中、マイクロプロセッサ301及び映像制御装置
302によって所望の立体画像再生を可能にする干渉縞
パターンを生成し、ドライバ回路303にて上記干渉縞
パターンを液晶ドットマトリクス素子304上に明暗の
パターンとして描画する。
【0015】これをレーザー発光回路305より発生す
るレーザー光にて照射し、方向Aから観察すれば観察者
は立体画像を観察することが出来る。さらに、液晶ドッ
トマトリクス素子304上に描画する干渉縞パターンを
動的に変化させてゆけば立体動画像を得ることが出来
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】2枚または複数の視差
画像を右眼と左眼にそれぞれ導光して観察させる両眼視
差画像を用いた方式の立体ディスプレイは眼の焦点調節
と輻輳が合致しないことから、生理的な違和感・不快感
が生じて長時間の観察に向かないことが指摘されてい
る。
【0017】また、上記ホログラフィを用いて3次元表
示する立体画像表示装置に於いては以下の様な問題点が
ある。
【0018】第1に、干渉縞パターンを表示する空間変
調素子の解像度が、従来の感光材料の解像度に比べてか
なり低く、再生光の回折角をあまり大きくできない。よ
って再生像の観察域が狭くなってしまう。
【0019】第2に、リアルタイムホログラム再生装置
に使用されるような、微細な干渉縞パターンを形成しう
る空間変調素子の有効面積は、概してあまり大きくでき
ない。よって再生像のサイズが制限されてしまう。第3
に、リアルタイムホログラム再生装置に使用されるよう
な、微細な干渉縞パターンを形成しうる空間変調素子の
回折光利用効率は、概してきわめて低い。
【0020】第4に、空間変調素子上に表示する干渉縞
パターンの情報量が膨大で、干渉縞パターンを演算・処
理する系の処理能力が追いつかない。
【0021】本発明は、観察者の目の輻輳と焦点調節が
一致し、自然な3次元画像が観察できるとともに、2次元
画像と3次元画像を混在して、又切り替えて観察するこ
とができる画像表示装置の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、 (1−1)単一指向性の光線を放射する光源部を複数配
列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの光線を
独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段と、該
光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元空間内
の所定の点を一定時間内に通過するように該複数の光源
部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの光線出
射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手段を利
用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表示装置
において、該光線列からの各光線を所定位置に一旦集光
する集光手段を備え、光線出射方向制御手段はシリンド
リカルレンズアレイを機械的に振動制御する振動制御手
段を備え、該光線列からの光束の該集光手段による集光
位置と該シリンドリカルレンズの焦点位置を一致させた
ことを特徴としている。
【0023】特に、 (1−1−1)前記集光手段は、その集光点近傍に前記
光源列からの光線を通過させるピンホールを備えている
こと。
【0024】(1−1−2)前記集光手段は前記光源列
からの光線を制限する絞りを備えていること。
【0025】(1−1−3)前記振動制御手段は、前記
シリンドリカルレンズを浮動的かつ弾性的に支持してい
ること。
【0026】(1−1−4)前記光線出射方向制御手段
は前記光源列からの光を一方向にのみ制御しており、前
記として、集光手段は光源列に対応したシリンドリカル
レンズアレイで構成したこと。
【0027】(1−1−5)前記振動制御されるシリン
ドリカルレンズアレイのピッチと光源列のピッチを略一
致させたこと。
【0028】(1−1−6)前記振動駆動手段は、2つ
のシリンドリカルレンズを横方向と縦方向に各々浮動的
かつ弾性的に支持していること。
【0029】(1−1−7)前記光源列に対応して縦方
向と横方向に光束を集光する2つの集光光学系を設け、
その各々の集光光学系の集光点と前記縦方向と横方向の
2つのシリンドリカルレンズアレイの焦点を一致させた
こと。
【0030】(1−1−8)前記振動駆動手段は縦方向
と横方向の振動周波数の比を整数倍としたこと。
【0031】(1−1−9)前記光源列は複数の光源部
の縦方向と横方向の配列密度が異なっており、配列密度
の粗い方に光線出射方向制御手段は機械的な振動制御手
段を設けたこと。
【0032】(1−1−10)前記光線出射方向制御手
段は縦方向と横方向に光線出射方向を制御しており、こ
のうち一方は機械的に振動制御しており、他方は多面鏡
からなるポリゴンミラーを回転制御して制御しているこ
と。
【0033】(1−1−11)前記光線出射方向制御手
段は縦方向と横方向に光線出射方向を制御しており、こ
のうち一方は機械的に振動制御しており、他方はガルバ
ノミラーを回転制御して制御していること。等を特徴と
している。
【0034】(1−2)単一指向性の光線を放射する光
源部を複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部
からの光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制
御手段と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が
3次元空間内の所定の点を一定時間内に通過するように
該複数の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段
からの光線出射方向を制御する制御手段を有し、これら
の各手段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う
画像表示装置において、一名或いは複数名の観察者の眼
の位置を検知する観察者検知手段を設け、該光線出射方
向制御手段は、該観察者の眼の位置に応じて光源列及び
光線出射方向の制御を行うことを特徴としている。
【0035】(1−3)単一指向性の光線を放射する光
源部を複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部
からの光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制
御手段と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が
3次元空間内の所定の点を一定時間内に通過するように
該複数の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段
からの光線出射方向を制御する制御手段を有し、これら
の各手段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う
画像表示装置において、2次元像表示する際には、各光
源列から出射された光線を一定時間内に光線出射方向制
御手段で拡散制御することを特徴としている。
【0036】特に、 (1−3−1)前記光源出射方向制御手段は部分的に前
記拡散制御し、部分的に2次元像表示をすることを特徴
としている。
【0037】(1−4)単一指向性の光線を放射する光
源部を複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部
からの光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制
御手段と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が
3次元空間内の所定の点を一定時間内に通過するように
該複数の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段
からの光線出射方向を制御する制御手段を有し、これら
の各手段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う
画像表示装置において、光の透過・拡散の制御が可能な
光指向性制御手段を設け、2次元像表示する際には略正
面方向に指向性制御し、拡散していることを特徴として
いる。
【0038】特に、 (1−4−1)前記光指向性制御手段をマトリックス状
に構成し、そのマトリックス毎に透過・拡散制御し、部
分的に2次元像表示すること。
【0039】(1−4−2)2次元像表示する際に、前
記光指向性制御手段を拡散制御すると共に、光線出射方
向制御手段によって光指向性制御手段の所定位置に光線
が到達するように制御したこと。
【0040】(1−4−3)前記光指向性制御手段を高
分子分散型液晶で構成したこと。等を特徴としている。
【0041】(1−5)単一指向性の光線を放射する光
源部を複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部
からの光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制
御手段と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が
3次元空間内の所定の点を一定時間内に通過するように
該複数の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段
からの光線出射方向を制御する制御手段を有し、これら
の各手段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う
画像表示装置において、該光線出射方向制御手段で観察
者の右眼と左眼の2方向に指向性制御すると共に、それ
ぞれ右眼と左眼に対応した視差画像を表示し、立体像を
観察していることを特徴としている。
【0042】特に、 (1−5−1)観察者の位置または眼の位置を検知する
検知手段を設け、該位置に応じて光線の指向性を制御す
ること。
【0043】(1−5−2)立体画像表示と3次元画像
表示の全面切り替え或いは部分的な混在表示の制御が可
能なこと。
【0044】(1−5−3)表示面に近い領域では立体
画像を表示し、観察者に近い領域では3次元表示を行う
こと。
【0045】(1−5−4)2次元像表示手段を設けた
こと。
【0046】(1−5−5)2次元像と3次元像と立体
像の切り替え或いは混在表示すること。等を特徴として
いる。
【0047】(1−6)単一指向性の光線を放射する光
源部を複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部
からの光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制
御手段と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が
3次元空間内の所定の点を一定時間内に通過するように
該複数の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段
からの光線出射方向を制御する制御手段を有し、これら
の各手段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う
3次元表示装置において、観察者の眼の近傍に光線出射
方向制御手段を配置するために観察者頭部に表示装置を
装着する手段を備えたことを特徴としている。
【0048】特に、 (1−6−1)観察者の外界と前記表示を重ね合わせる
手段を備えたことを特徴としている。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する前
に、本発明に係る3次元像観察の原理を図1〜図7を用
いて説明する。図1,図2は3次元画像の表示方法の要
部概略図である。
【0050】図中、1は単一指向性の光線を放射する複
数の光源1aを有する光源列で、たとえばマイクロレン
ズ付きのLED光源列や可視域レーザーダイオード列が
これに相当する。各光源1aは2次元平面上にそれぞれ
独立して配置されており、各光源1aから放射される光
は平行光もしくはそれに準ずる単一指向性を有する微小
径の光ビームとなる。2は光線出射方向制御手段で、光
源列1の各光源1aより放射されるすべての微小径の光
ビームを任意の方向にきわめて高速に偏向することがで
きる。
【0051】光源列1より放射される光ビームはすべて
光線出射方向制御手段2に入射する。光源列1は複数の
光源を2次元的に配置しており、かつ各光源は独立駆動
なので、図中のように光線出射方向制御手段2の面をX
Y平面として座標軸をとれば任意の光ビームが光線出射
方向制御手段2と交わる交点T1での光ビーム強度はψ
(x,y,0) と表せる。また、光線出射方向制御手段2
によって偏向される光ビームの出射方向はきわめて短い
周期Tで変化しており、時刻tにおける、この光ビーム
の方向ベクトルu=(u(t),v(t),w(t))と
表せる。
【0052】上記の構成により3次元空間内の任意の点
像Pを再生する方法について説明する。点像Pの位置を
(α,β,γ)とすると、上記の光線出射方向制御手段2
上の任意点T1(x,y,0)を出射し点Pを通る光線の
方向ベクトルはv=(α−x,β−y,γ)と表すことが
できる。
【0053】このような光線は光線出射方向制御手段2
によって偏向される光線の出射方向のベクトルuが u
=s・v(sは有理数)となるような時刻tに、XY平
面上の点T1(x,y,0)を通る光ビームを光源列1よ
り放射することで生成することができる。
【0054】時刻tの検出は光線出射方向制御手段2の
状態を検出する光線出射方向検出手段(検出手段)3に
より行い、光源列1の点灯は検出手段3からの信号に応
じて光源列制御手段4が行う。このような動作を光線出
射方向制御手段2の光線偏向周期T内にXY平面の全範
囲にわたって行う。光線出射方向制御手段3と光源列制
御手段4は各種の振動制御を行う制御手段の一要素を構
成している。
【0055】光線偏向周期Tが人間の眼の残像許容時間
よりも小さい場合(1/30〜1/60秒程度)、点P
よりも遠い位置でこれら点Pを通る光線の集合を観察す
る者は、これらの光線がすべて同時に生成されていると
認識するので、あたかも点Pから広がりを持った光束が
発散していくかのように認識し、空間に浮かぶ点像Pを
観察することになる。
【0056】ただし、点像Pが3次元画像と認識される
ためには、点像Pを再生する個々のビーム径と光線放射
光源列1のピッチがある条件を満足しなくてはならな
い。
【0057】本発明の3次元表示の原理によれば、再生
される点像はすべて複数の光ビームの交点として表現さ
れている。
【0058】よってこれを認識するには少なくとも二本
以上のビームが観察者の瞳の中に入射する必要がある。
人間の眼の瞳孔径は2mm〜7mm程度であるので、第一に上
記ビーム径はこの瞳孔径以下、望ましくは直径2mm以下
としている。
【0059】また、観察者の瞳孔に少なくとも二本のビ
ームが入射するためには、隣り合うビーム間距離がある
程度小さくなくてはならない。これを幾何学的に考察す
ると、図2のような位置関係を考慮する必要がある。つ
まり、XY平面上での隣り合うビームの距離をΔ、XY
平面から点像Pまでの距離をL1、点像Pから観察者の
瞳位置HTまでの距離をL2、XY平面のビームの出射
点を1b、ビームを1cとする。観察者の瞳位置でのビ
ーム間距離pは p =L1/(Δ*L2) と表され、pが瞳孔径の半分であれば、観察者の瞳孔に
二本以上のビームが入射する状態となる。
【0060】上述の説明では観察者と光線出射制御手段
2との間に空中像(実像)を再生するように説明した
が、光線出射制御手段2の奥に虚像を観察させることも
可能である。図47は観察者に虚像を観察させるための
条件を説明した図である。図47のL1,L2,P及び
△には図2で説明したことと同様の関係が存在する。
【0061】こうした条件がXY平面の全範囲、再生さ
れるすべての点像、想定される観察者の観察位置のすべ
てにおいて満足されていれば、観察者は本装置の再生像
を3次元画像として認識することができる。
【0062】次に、上記の点像再生方法についてより具
体的に図3〜図7を用いて説明する(説明を簡潔化する
ために水平方向の光線偏向及び実像再生についてのみ考
察することにする)。
【0063】図3は本画像表示装置の平面図である。単
一指向性の光線を放射する光源列1は、光線出射方向制
御手段2(XY平面)に対して常に垂直な平行光線を出
射する。光線出射方向制御手段2はマイクロレンズアレ
イ7と高周波振動手段8とを有している。
【0064】図4はこのような単一指向性の光線を放射
する光源列1の要部断面図である。図中、5はLED、
レーザーダイオード、EL素子等の微小な発光素子の発
光部である。6はこれら発光部5の前面に配置されたコ
リメーターレンズで、発光部5から放射された光を平行
ビームへと変換・整形する光学作用がある。発光部5と
コリメーターレンズ6を組み合わせれば、平行光線を放
射する複数の光源1aより成る2次元配列となる。
【0065】一方、光線出射方向制御手段2は左記の平
行光線を、微小周期Tで繰り返し高速に偏向させてい
る。図5はこのような動作を制御する制御手段の概略図
である。図中、7はマイクロレンズアレイである。個々
のマイクロレンズ7aの大きさは上記光源1aの発光部
5より放射される個々のビーム径より十分大きい。
【0066】このマイクロレンズアレイ7はピエゾ素子
やボイスコイル等で構成される高周波振動手段8によっ
てきわめて高速に振動している。その振幅はマイクロレ
ンズ7aの一個の大きさ(長さ)mに等しいか又は小さ
い。
【0067】ある時刻においてマイクロレンズアレイ7
が図中の実線の位置にあるとすると、光源1aの発光点
X1より放射される平行ビームはマイクロレンズ7aの
点X2において方向aに偏向される。
【0068】しかし、別の時刻においてマイクロレンズ
アレイ7が図中の点線の位置に移動すると、同じ光源1
aから出た平行ビームでも図中方向bへと光線偏向方向
が変化する。よって、このような構成を有する手段を用
いれば、平行ビームを微小な時間内に様々な方向に偏向
させることができる。
【0069】上記のような構成の装置を用いた場合の3
次元空間内の任意点像Pを再生する方法を図3で説明す
る。ある時刻tにおいて点Pを通る光線を再生するため
には、その時刻における光線出射方向制御手段2の状態
に応じて、光源列1aの中から点灯すべき光源1aを選
択する必要がある。個々の光源1aから出射するビーム
はすべて平行ビームでしかもXY平面に垂直であること
はわかっているので、点Pから光線を逆トレースしたと
きに、その時刻における光線出射方向制御手段2を介し
てXY平面に垂直な光線となって光源列1に到達するよ
うな点Qに位置する光源1aを、点灯すべき光源の位置
とすればよい。
【0070】このような光源位置は上記構成の場合一つ
の点像に対して複数個存在するが、そのすべてを同時点
灯し、かつ微小周期T内の他の時刻についても同様に光
源を選択的に点灯してゆけば、すべての点Pで集束する
ような光線を生成することができ、観察者は点像Pを認
識することができる。
【0071】ただし、点灯する光源の範囲に制限を加え
てXY平面上での光ビームの強度に2次元的な分布を与
えると、点Pを再生する光束の指向性をも表現すること
ができる。
【0072】図6はこの方法の説明図である。点Pを再
生する光線のすべてを再生すると点像Pは観察者Aと観
察者Bの双方に観察されることになるが、光源列1にお
いて光源を点灯させるon領域と点灯させないoff領域と
を設定すると、点像Pを再生する光束は観察者Aにしか
観察されないような指向性を持った光束となる。
【0073】上記の説明では光線偏向周期T内に一つの
点像を再生する方法を示したが、本3次元画像観察装置
では光線偏向周期T内に複数の点像を再生することがで
きる。
【0074】図7のように再生すべき点像が点像P1〜
Pnの複数個存在したとしても、一つの点像を再生する
場合と同様全点像から光線を逆トレースし、その時刻に
おける光線出射方向制御手段2を介してXY平面に垂直
な光線となって光源列1に到達した点Q1〜Qnに相当す
る光源を、点灯すべき光源の位置とすればよい。
【0075】これを微小周期T内の他の時刻についても
同様に光源を選択的に点灯してゆけば、観察者は点像P
1〜Pnを認識することができる。同様に、それぞれの点
像の再生光束に指向性を与える場合も、XY平面上での
光ビーム強度の2次元的な分布がそれぞれしかるべき分
布となるよう考慮して光源の点灯を制御すればよい。
【0076】以上、図1から図7を用いて説明した本発
明に係る3次元表示手段を本明細書中では「光線再現方
式」と呼称する。
【0077】本発明の実施形態1を説明する。本実施形
態は、人間の目の輻輳と焦点調節が密接に関係している
ため横方向のみの奥行き情報だけ焦点調節を可能とした
ことを利用した3次元表示手段を示している。
【0078】図8から図15を用いて、本発明の実施形
態1について述べる。図8は本実施形態の表示光学系及
び機構系を説明する斜視図である。図9は図8の平面
図、図10は左側面図である。
【0079】図中、10は光線水平方向制御手段であ
り、図1で説明した光線出射方向制御手段2に相当し、
水平方向のみに光線出射方向を制御しており、例えば水
平方向に屈折力を有するシリンドリカルレンズアレイ1
0aを用いている。11a〜11dは光線水平方向制御手
段10を有する筐体(不図示)において、水平方向の運
動に対してシリンドリカルレンズを浮動的に支持する平
行板バネである。
【0080】12aと12bは光線水平方向制御手段10
に接着等で取り付けられた電磁コイルで所定の電圧を加
えることで磁界を発生する。13aと13bはフェライト
等の磁性材料に所定の着磁を施した磁石であり、筐体に
固定されて取り付けられている。
【0081】電磁コイル12aと磁石13a或いは電磁コ
イル12bと磁石13bは一対となって動作し、電磁コ
イル12a或いは12bに電圧を印加することで水平方向
(図10では紙面に対して垂直方向)に駆動力を発生す
る。各要素12a,13a(12b,13b)は振動制
御手段の一要素を構成している。この実施形態では、可
動側に電磁コイルで固定側に磁石の構成であるが、この
逆構成で可動側に磁石で固定側に電磁コイルでもよい。
【0082】また、可動部は平行板バネで浮動的に支持
されているため、この系自体が振動系であり、この振動
系の固有振動数と振動制御する周波数を略一致させるこ
とで振動制御に必要な電力を少なくできる。
【0083】14は光線水平方向制御手段10の水平移
動量を検知するための位置センサで、光線水平方向制御
手段10に取り付けられた光学パターン14aと、その
光学パターン14aを読みとるホトインタラプタ14b
から構成される。この位置センサ14の方式としては磁
気や電気抵抗等を応用したものでもよく、また、信号形
態としてはアナログ或いはデジタルでも可能である。
【0084】15は光源パネルであり、図1で説明した
単一指向性の光線を放射する光源列1に相当し、LED
やレーザーアレイ等の自発光素子等の複数の光源部15
aの集合で各々の素子が制御可能となっている。16は
光源パネル15とシリンドリカルレンズアレイ10aの
中間に設けられる集光系であり、詳しい動作は後述す
る。
【0085】図11は本実施形態全体の信号の流れを示
したブロック図である。20は本実施形態の3次元表示
装置(画像表示装置)を表す。21は3次元表示装置2
0に接続されるホストコンピュータである。映像ソース
としては3次元表示装置に対応したVTRやTVチュー
ナであってもよい。この映像ソースとしては音声等の他
に3次元映像信号と同期信号があるが、本実施形態のよ
うに別々に供給されてもよいし、同一回線を用いて3次
元表示装置内部で分けて処理してもよい。
【0086】22は3次元表示装置20の内部に設けら
れた内部信号生成回路で光線再現方式への信号処理や機
構系と表示回路系のタイミング等を調整する。23はサ
ーボコントローラで位置センサ14からの信号と同期回
路からの信号を比較し位相や振幅の制御を行う。24は
電磁コイル12aと12bに電力供給するコイル駆動回
路、25は電磁コイルやシリンドリカルレンズアレイや
平行板バネを含め所定の伝達関数を有する機構系であ
る。
【0087】3次元画像の映像ソースは、3次元表示装
置20で3次元表示できるように図1から図7まで説明
した手段で所定の信号に変換され、機構系25と光源パ
ネル15の発光制御を行うことで達成される。
【0088】図1から図7で説明した光学的構成では、
ビーム径が細くレンズピッチmに比べて十分小さいもの
として説明してきたが、実際に以下の様な課題がある。
【0089】一般に光源から放射されるビームの径は有
限の値をもち、レンズによって一度集光された後に拡散
光となる為、3次元画像の表示の際にノイズとなる。こ
のことを図12を用いて更に説明する。
【0090】図中12においてφdはコリメータレンズ
6から出射される平行ビーム径、Hはマイクロレンズ1
0aの主点、fはマイクロレンズ10aの焦点距離、α
はビームの広がり角度である。
【0091】コリメータレンズ6から出射されたビーム
は一旦、シリンドリカルレンズ10aの焦点距離fの位
置10fで集光されるが、その後はα=2arc tan(d
/(2f))の角度で拡散光となり、光線再現方式の像
ボケとなる。従って、観察者の距離が遠くなるとボケ具
合も比例して多くなり、認識しずらい3次元画像とな
る。また、φd<<mの条件を満たすためには長さmの
値が有る程度大きくなければならない。
【0092】長さmの値が大きいとシリンドリカルレン
ズアレイ10を高速に往復させるには大きな駆動力が必
要となり、電力消費量が大きくなる。
【0093】上記のビームが広がる課題とシリンドリカ
ルレンズ10aの往復量が大きくなる課題を克服した光
学構成が本実施形態の特徴である。
【0094】図13を用いて説明する。図13中のf1
は集光系に設けられた1つのレンズ16aの焦点距離で
ある。光源パネル15の一つの発光素子15aより発光
された平行ビームは集光系16のレンズ16aで一旦長
さf1隔てた箇所f1aに集光し、この位置f1aにシ
リンドリカルレンズ10aの焦点を置けばシリンドリカ
ルレンズ10aからは平行ビームが出射されて光線再現
方式の3次元表示が可能となる。
【0095】尚、発光パネル15からのビームは略平行
で有ればよく、シリンドリカルレンズ10aの焦点距離
に集光するようにすれば良い。
【0096】図14は本発明の実施形態であり、集光系
16の集光点f1aにシリンドリカルレンズ10aの焦
点位置を一致させた基本的構成である。光源パネル15
はコリメータレンズが無い構成となっている。Lnは光
源パネルの発光点を示し、この点(Ln)に集光系16
のレンズ16aの焦点位置が一致するようにしている。
【0097】この集光系16は集光レンズ16aとビー
ム径を規定する絞り16cとシリンドリカルレンズ10
aから射出する平行ビームの平行性を向上させるピンホ
ール16bからなっている。
【0098】図15はシリンドリカルレンズ10aの焦
点位置に直接発光素子15aの発光点を置いたもので、
上述した系に比較して簡素な構成になるが、となりのシ
リンドリカルレンズへの漏れ光が十分に小さく発光点の
面積が十分に小さい必要がある。
【0099】このようにシリンドリカルレンズ10aの
焦点位置に集光点を配置することで、光線の広がりが無
くなり、(厳密に言えば、幾何光学的な広がり)、3次
元画像のボケが無くなる。更にシリンドリカルレンズの
ピッチと発光素子のピッチを略一致させることでレンズ
ピッチmも比較的小さくてよく、かつレンズの振幅も小
さくて良く、機構上有利になる。
【0100】また、光源パネルと集光点の間や集光点か
ら観察者の間には光学特性を向上させる目的で複数のレ
ンズを組み合わせてもよい。更に本実施形態のように水
平のみの奥行き情報即ち水平方向のみに光の発散がある
3次元表示装置においては、観察者と表示装置の間に縦
方向のみに光を拡散する手段を設けると縦方向の視域が
広がる。
【0101】本実施形態においてはシリンドリカルレン
ズアレイ10として平凸の場合を図示したが、両凸のシ
リンドリカルレンズアレイを用いることもできる。
【0102】次に本発明の実施形態2について説明す
る。実施形態1では水平方向のみに奥行き情報を有する
3次元表示方法について述べてきた。前にも述べた様に
眼の輻輳と焦点調節は密接に連動しているので、水平方
向のみの情報でも観察者からは3次元画像を得ることは
可能であり、観察者が水平方向に観察位置を移動しても
位置に応じた自然な3次元画像を得ることができる。
【0103】しかしながら、観察者が上下方向に移動し
たときには、縦方向から見た奥行き情報を持っていない
ため位置に応じた3次元画像を得ることができず、不自
然な3次元画像となってしまう。
【0104】本実施形態2は、より自然な3次元画像を
再生するために垂直方向にも奥行き情報を加えた3次元
表示装置である。次に図16〜図21を用いて説明す
る。
【0105】図16〜図18は本実施形態2の表示光学
系及び機構系を説明する斜視図である。尚、図17は図
16から部材10,11a〜11d,12a,12bを
除いて示している。又、図18は図17より部材11e
〜11h,12c,12d,13cを除いて示してい
る。
【0106】図19は機構部を取り除いた図16の平面
図、図20は左側面図である。実施形態1では横方向の
奥行き情報のみであったので、シリンドリカルレンズア
レイ10を横方向のみ振動・制御していた。本実施形態
では縦方向にも同様の機構を設け縦方向にも駆動できる
ようにしてある。
【0107】図16中の30は縦方向に振動するシリン
ドリカルレンズアレイ、31は横方向のみにパワーのあ
り母線が縦であるシリンドリカルレンズアレイ、32は
縦方向にパワーがあり母線が横方向のシリンドリカルレ
ンズアレイある。
【0108】本実施形態の光学的動作としては、横方向
と縦方向とを分離して考えることができる。横方向に関
しては、横方向に対してパワーのないシリンドリカルレ
ンズアレイ30と32は平行平板として考えればよく、
図13の構成と同じになる。
【0109】また同様に縦方向に関しても同様に縦方向
にパワーのないものを平行平板として考えれば、図13
を90度回転したものになり、光線再現方式による3次
元表示が可能となる。また、図14と同様の目的でピン
ホールや絞りを設けても良い。
【0110】図21は本実施例の全体の信号の流れを示
したブロック図である。同図において、40は本実施形
態の3次元表示装置を表す。35は機構と光源パネルに
よって光線再現方式の3次元表示が可能になるような信
号を発生させるための内部信号生成回路、36は横と縦
方向の機構制御の分担・制御を行う機構制御部、37は
横方向の振動制御する横制御部、38は縦方向の振動制
御を行う縦制御部である。この縦制御される周波数は、
縦方向の奥行き表示をするために横振動周波数の整数倍
に設定している。
【0111】以上、実施形態2では縦方向にも光線を制
御することで縦方向にも運動視差が生じ、自然な3次元
画像が供給できる。
【0112】次に本発明の実施形態3について説明す
る。上記の実施形態2では、垂直方向の奥行き情報を発
生させるために、水平方向と同様にシリンドリカルレン
ズアレイを振動させた。しかしながら、水平方向の振動
周波数に対して、垂直方向の振動周波数が数倍から数百
倍必要で高速な振動制御をする必要がある。
【0113】・高速に振動させるには、大きな駆動力が
必要であり、消費電力が大きくなる。
【0114】・高速に振動の振幅と位相を制御すること
が難しく、僅かな制御エラーがあると3次元画像のクロ
ストークやボケとなってくる場合がある。
【0115】実施形態3は、縦方向の奥行きを発生させ
るため、縦方向に高密度な発光素子のアレイを用いた構
成としている。図22から図27で本実施形態の説明を
行う。
【0116】図22,図23は本実施形態の表示光学系
及び機構系を説明する斜視図である。図24は機構部の
一部を取り除いた図22の平面図、図25は左側面図で
ある。
【0117】実施形態2との差異である縦方向の光線制
御についてのみ説明する。図26は図25の光学系を拡
大した説明図である。図中、52は縦方向に実装密度の
高い単一指向の光線を放射する光源列であるLEDアレ
イ、51は前述のLEDアレイ52の光源とほぼ同じピ
ッチを有し、横方向が母線方向であるシリンドリカルレ
ンズアレイである。
【0118】図26においてP1はシリンドリカルレン
ズアレイ51とシリンドリカルレンズアレイ50の焦点
位置であり、実施形態2で説明したように観察者に平行
光線が放射される。また、実施形態2と同様の目的でピ
ンホールや絞り等を設けても良い。
【0119】図27は本実施例の全体の信号の流れを示
したブロック図であり、構成は実施形態1の図11で説
明したものとほぼ同様であるが、信号パネル52と内部
信号生成回路55と光源駆動回路56が縦方向に密度の
高い駆動ができるようになっている点が異なる。
【0120】このように縦方向に高密度な光源制御手段
をもうけることで、前述した実施形態の課題を解決して
いる。
【0121】次に本発明の実施形態4について説明す
る。実施形態2では、垂直方向の奥行き情報を発生させ
るために、水平方向と同様にシリンドリカルレンズアレ
イを振動させた。また、実施形態3では縦方向に高密度
に光源を並べる構成とした。本実施形態では多面の反射
鏡を高速に回転することで縦方向の奥行き情報を発生す
る構成にした。
【0122】図28〜図31を用いて説明する。図2
8,図29は本実施形態の表示光学系及び機構系の斜視
図である。図29は図28の一部を除いている。図30
は図29の平面図、図31は左側面図である。
【0123】図中、70は本実施形態の単一指向性の光
線を放射する光源であるLEDアレイでライン上に並べ
られたLEDアレイの組み合わせでも平面状に構成され
たLEDアレイでもよい。71はLEDアレイ70から
の光線を観察者方向に回転スキャンするポリゴンミラ
ー、72はLEDアレイ70からの光線をポリゴンミラ
ー71で所定位置に集光させるシリンドリカルレンズ、
73はスキャンされた光線を所定位置に出射するシリン
ドリカルレンズである。n個の反射面を有するポリゴン
ミラー71が360/n度回転するときにLEDアレイ
70とシリンドリカルレンズ72の1ピッチに対応した
走査が行われる。シリンドリカルレンズアレイ50の一
つひとつはLEDアレイ70の一つひとつに対応づけら
れており、n個の反射面を有するポリゴンミラー71が
(360/n)度回転するときにLEDアレイ70とシ
リンドリカルレンズの1ピッチに対応した走査が行われ
る。
【0124】このLEDアレイ70から観察者までの間
にビームの平光性を向上させる目的で図13のシリンド
リカルレンズ15や図14の絞り16cやピンホール1
6a等の光学手段を設けても良い。また、ポリゴンミラ
ー71の代わりにガルバノミラーで構成しても同様の効
果が得られる。
【0125】信号処理の流れとしては、実施形態2で図
21を用いて説明したのと同様で、縦制御部38が本実
施形態のポリゴンミラーの制御に相当する。
【0126】次に本発明の実施形態5について説明す
る。一般的に3次元画像は奥行き方向の情報を持つため
に2次元画像に比べ、その扱う情報量が飛躍的に多くな
る。情報量が多いと格納する記憶手段や情報処理のため
の時間や伝送のための時間等とコスト高になる傾向にあ
る。3次元表示装置においても、表示のための処理、特
に図11のブロック図、図21や図27で説明した内部
信号処理回路の負荷が重くなる。
【0127】また、上記の実施形態では観察者の瞳以外
に光線を出射するため余分な電力を消費している。本実
施形態では観察者を検知する手段を設け、内部信号発生
回路の負荷を軽減すると同時に省電力化を図っている。
【0128】次に本実施形態について図32から図35
を用いて述べる。
【0129】図32は本実施形態の全体を示す斜視図で
あり、100は光線再現方式による3次元表示装置で上
述の実施形態や他の実施形態で実現されたものである。
100aは3次元表示装置100の光線出射面である。
101はビデオカメラによる画像処理等の手段で観察者
102の顔または眼の位置を検知する観察者検知センサ
である。
【0130】図33は図32の上方から見た平面図で、
実際の本実施形態の動作を説明した説明図である。尚、
横方向と縦方向は同様であるため縦方向の説明は割愛す
る。
【0131】図33は任意の点Pを光線再現方式によっ
て再生している動作図であり、実線は本実施形態で出射
されている光線を示し破線は上記の実施形態1〜4では
出射されているが本実施形態では出射されない光線を示
したもである。
【0132】図34は本実施形態の信号の流れを説明す
るブロック図で、105は観察者センサ101の信号と
供給された3次元画像信号から、図33で説明した光線
の実線部分の表示のみを行うための信号を発生する内部
信号発生回路で、106は上述の光線再現方式による3
次元表示部である。
【0133】このように観察者の位置に応じて光線の出
射条件を設定することにより、情報処理の負荷の軽減と
省電力化を図っている。更に、図35に示すように観察
者102の眼を検知し、眼のみに光線を出射するように
構成すれば、本実施形態はより効果的となる。
【0134】本実施形態では観察者が一人として説明し
たが、観察者検知センサと内部信号発生回路を複数人対
応にすれば、複数人観察時に同様な処理が可能である。
【0135】次に本発明の実施形態6について述べる。
一般的に3次元表示装置は3次元情報を持つ画像データ
の再生のみ可能である。しかしながら、テレビ放送やコ
ンピュータ等で使用される画像データは圧倒的に2次元
画像が多い。3次元表示装置においても、2次元画像の
情報をそのまま利用できる2次元表示手段が望まれる。
【0136】本実施形態では3次元表示と2次元表示を3
次元表示手段に用いる信号を変更することで2次元・3次
元切り替え表示を行っている。
【0137】光線再現方式の3次元表示と2次元表示の光
学的な違いは表示面から出射される光線の指向性にあ
る。3次元表示時にはある輝点を再現するために、その
輝点を通過する光線の出射方向と輝度を制御する必要が
ある。2次元表示する際には光線の出射方向制御の動作
を殺し、光源パネル15の各々の発光素子を一つの画素
として散乱発光して従来の2次元表装置と同様の表示を
行っている。
【0138】図14を用いて更に説明を行う。3次元表
示の際にはシリンドリカルレンズ7を振動させ、所定の
振動の位相に発光パネル15aの発光タイミングを制御
する事で光線の指向性制御を行っている。2次元表示の
際には、シリンドリカルレンズ7の振動の1周期或いは
1/2周期に発光パネル15aに同じ信号を与え続けれ
ば、ピンホール16bが一つの発光点(輝点)のように
観察される。ピンホール16bの一つ一つが2次元表示
装置の画素に対応し、奥行きの無い2次元表示が可能と
なる。
【0139】図36は本実施形態の信号の流れを説明し
たブロック図ある。120は本3次元表示装置である。
121は本実施形態の最も特徴である内部信号発生回路
である。122は映像信号が2次元表示用なのか3次元
表示用なのかを判断し処理方法を選択する2次元/3次
元選択部、123は前記2次元/3次元選択部122に
よって信号処理を切り替えるセレクタ、124は2次元
表示をするための2次元画像発生部、125は上述した
3次元表示方法に基づき処理する3次元画像発生部であ
る。
【0140】126は2次元/3次元選択部122によ
って表示部106に伝達する信号を選択するセレクタで
ある。この装置で2次元表示をするには、前述したよう
に、3次元表示の表示周期の間に同じ信号を供給し続け
ればよい。
【0141】このように2次元と3次元表示の切り替え
を行うには信号の発生方法を変えてやれば達成できる。
また、ひとつの表示面で2次元と3次元の混在表示を行う
には、表示領域を分割して領域ごとに上記のような処理
を施せば可能である。
【0142】次に本発明の実施形態7について説明す
る。実施形態6では、3次元表示と2次元表示の切り替
え或いは混在表示を信号処理のみで行った。実施形態7
では光の拡散・透過の制御が可能な光指向性制御素子を
用いて可能にしている。
【0143】図37は本実施形態の概要を説明する図
で、図37(A)は3次元表示の動作状態で、図37
(B)は2次元表示の動作状態を示した図である。図
中、141は2次元と3次元の切り替えを行うための光指
向性制御素子である。
【0144】図37(A)と図38(B)は光線の指向
性制御素子である高分子分散型液晶(PDLC)の動作
説明図である。ガラスやプラスチックフィルムなどの透
明基板141aの内側に透明電極141bを設け、液晶
分子141dを分散させた高分子141cを挟んで構成
される。
【0145】電圧が印加されていないOFF状態の同図
(A)の場合には液晶分子141dの光軸はランダムに
配列し、異常光屈折率が高分子141cの屈折率と一致
せず、屈折率が異なる界面で光が散乱される。電圧が印
可されたON状態の同図(B)では液晶分子141dの
光軸は図示するように電界方向に配列し常光線屈折率が
高分子141cの屈折率とほぼ一致するので入射光は散
乱せずにそのまま透過される。
【0146】図39は本実施形態の信号の流れを説明す
るブロック図である。142は内部発生回路で映像信号
が3次元表示用であれば、図37(A)に示すようにPDL
C141に電圧を印可し透過状態にして上述の3次元表示
方法と同じ手段で表示する。
【0147】また、映像信号が2次元用であれば、図3
7(B)に示すようにPDLC142には電圧を印可しない
で散乱状態にし、光線再現表示部には2次元表示画像を
略観察者方向の一方向のみに表示すれば2次元画像の表
示ができる。この時にシリンドリカルレンズアレイを静
止させることをしても良い。このように光指向性制御素
子とそれに対応した画像信号によって、2次元表示と3次
元表の切り替え表示が可能である。また、本実施形態の
光指向制御素子をマトリックス状に形成し、部分的に透
過・散乱の制御が可能な構成にすれば、2次元表示と3次
元表示の混在表示も可能である。更に、図37(B)で
は、光線再現3次元表示部106からの光線は略観察者
方向に一方向に出射していたが、図40に示すように、
多方に光線を出射し、光線とPDLCが拡散する点の2
次元画像を予め内部信号発生部で求めてPDLC141
で散乱させてやれば、高精細な2次元画像を得ることが
できる。
【0148】次に本発明の実施形態8について説明す
る。従来例で両眼視差の立体表示装置の課題として、眼
の輻輳と焦点の不一致による不自然さを述べた。反面、
奥行き感を表現するのに右眼用と左眼用の2つの視差画
像で可能であり、観察条件をある程度限定すれば、表示
装置の情報処理の負荷が軽い利点もある。実施形態8で
は、3次元表示装置を限定した方向のみに表示制御する
ことで、両眼視差の立体画像を再生する構成について述
べる。
【0149】図41は本実施形態で両眼視差方式の立体
表示方法を実現した説明図である。図中102Rは観察
者の右眼、102Lは観察者の左眼である。光源パネル
の発光制御は指向性が観察者の右眼近傍に出射可能か、
或いは左眼近傍に出射可能時に発光輝度の制御が行われ
る。片目のみ注目すると、表示装置106からの光線は
光線再現方式の3次元像ではなく従来の2次元表装置の
画像である。
【0150】この片目には2次元画像が表示できること
を利用し、右眼には右視差画像、左眼には左視差画像を
表示することで両眼視差方式の立体表示装置が実現でき
る。
【0151】このように3次元表示装置の光線指向の制
御を両眼視差画像に限定すれば、簡便に立体表示装置が
構成し、情報量の比較的少ない立体画像が供給できる。
両眼視差方式の立体表示装置では、その立体視領域が狭
い問題点を克服するため、視画像の多像化や観察者の追
従が提案・実施されている。
【0152】図42は上述の3次元表装置で立体表示を
行った構成に観察者の検知手段である観察者検知センサ
101を更に備え、観察者位置に応じて3次元表示装置
の光線を制御することで観察者からの見かけ上の立体視
領域を拡大した構成した構成である。
【0153】また、本装置構成では3次元画像と立体画
像を領域または時間または指向性制御手段等を用いるこ
とで以下のような表示が可能である。
【0154】(イ-1)立体画像と3次元画像の切り替え・混
在表示 (イ-2)立体画像と2次元画像の切り替え・混在表示 (イ-3)立体画像と2次元画像と3次元画像の切り替え・混
在表示 両眼視差を利用する立体表示装置において、輻輳と焦点
がある程度合う条件では眼の疲労感や違和感等の不自然
が少ないことが知られている。
【0155】輻輳と焦点が有る程度合う条件とは、奥行
きが表示面近くで視差の小さいことである。このような
事から、視差の小さい領域は立体表示を行い、目の前に
飛び出して来る様な視差の大きい領域では3次元表示を
行えば、すべてを3次元表示する構成に比べて少ない情
報量で表示可能となる。次に本発明の実施形態9につい
て説明する。上述で説明した実施形態は観察者と3次元
表示装置の距離がある程度自由である直視方式の3次元
表示装置について述べてきた。実施形態9では観察者が
眼鏡を掛けるように観察する表示装置、すなわちHMD
(Head Mounted display)形態の実施例について説明す
る。HMD方式と直視方式の違いは以下の通りである。 ・観察者の眼の近くに光線出射方向制御手段等が配置さ
れるために、観察者が観察できる像は虚像に限られる。 ・多人数での観察はできなく一人用に限定されるが、光
線を観察者の眼の近傍のみに出射できることから、取り
扱う情報量が少なくてすむ。また、情報処理の負荷を軽
減する目的の実施形態8で説明した視点検知追従の手段
を用いなくてもよい。 ・光線を制御するためのレンズアレイ等の部材が小さく
でき、可動部の質量も小さくできるために高速駆動に有
利となる。
【0156】図48は本実施形態9の3次元表示装置を
観察者が装着した状態で、80は観察者、81は右眼表
示部、82は左眼表示部、83は本装置を観察者に装着
するための保持具である。図49は右眼表示部81の横
断面図で、84は光線出射方向制御手段、85は単一指
向性光線放射列であり、左眼表示部82も同様の構成で
ある。本実施形態では装着部分に光線再現方式に必要な
部位が設けられることに特徴がある。
【0157】更に図50は3次元表示装置と観察者の外
界を同時に観察できる構成の表示部の横断面図であり、
86は観察窓86aが設けられた表示部、87は外界と3
次元表示装置の画像を光学的に合成するためのハーフミ
ラーである。尚、図50で説明した外界と3次元表示を
合成するハーフミラーの替わりに、HMDの表示部或い
は近傍に設けられたカメラによる画像を合成処理しても
よい。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、観察者の
目の輻輳と焦点調節が一致し、自然な3次元画像が観察
できるとともに、2次元画像と3次元画像を混在して、又
切り替えて観察することができる画像表示装置を達成し
ている。
【0159】この他本発明によれば、光線再現方式によ
って眼の輻輳と焦点調節が一致し自然な3次元画像が得
られる。また、観察者を検知する手段や立体画像を組み
合わせることで、経済性の良いシステムが構成できる。
さらに2次元画像と立体画像と3次元画像を混在・切り
替え表示することで使い勝手のよいシステムが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の立体視の説明図
【図2】図1の一部分の光線の光路説明図
【図3】図1の一部分の拡大説明図
【図4】図1の一部分の拡大説明図
【図5】図1の一部分の拡大説明図
【図6】図1の一部分の動作説明図
【図7】図1の一部分の動作説明図
【図8】本発明の実施形態1の表示光学系と機構系の要
部概略図
【図9】図8の要部平面図
【図10】図8の要部側面図
【図11】本発明の実施形態1の要部ブロック図
【図12】図8の一部分の説明図
【図13】図8の一部分の説明図
【図14】図8の一部分を変更した説明図
【図15】図8の一部分を変更した説明図
【図16】本発明の実施形態2の要部概略図
【図17】本発明の実施形態2の要部概略図
【図18】図16の一部分の説明図
【図19】図16の一部分の要部平面図
【図20】図16の一部分の要部側面図
【図21】本発明の実施形態2の要部ブロック図
【図22】本発明の実施形態3の要部概略図
【図23】本発明の実施形態3の要部概略図
【図24】図22の一部分の要部平面図
【図25】図22の一部分の要部側面図
【図26】図22の一部分の説明図
【図27】本発明の実施形態3の要部ブロック図
【図28】本発明の実施形態4の要部概略図
【図29】図28の一部分の概略図
【図30】図28の一部分の要部平面図
【図31】図28の一部分の要部側面図
【図32】本発明の実施形態5の要部概略図
【図33】本発明の実施形態5の動作説明図
【図34】本発明の実施形態5のブロック図
【図35】本発明の実施形態5の動作説明図
【図36】本発明の実施形態6の要部ブロック図
【図37】本発明の実施形態7の要部概略図
【図38】本発明の実施形態7の一部分の説明図
【図39】本発明の実施形態7の要部ブロック図
【図40】本発明の実施形態7の一部分の説明図
【図41】本発明の実施形態8の要部概略図
【図42】本発明の実施形態8の要部概略図
【図43】従来の立体画像表示装置の要部概略図
【図44】従来の立体画像表示装置の表示装置の要部概
略図
【図45】従来の立体画像表示装置の一部分の説明図
【図46】従来の立体画像表示装置の要部概略図
【図47】観察者に虚像を観察させる為の説明図
【図48】本発明の実施形態9の要部概略図
【図49】図48の一部分の説明図
【図50】図48の一部分の説明図
【符号の説明】 1 単一指向性光線放射光源列 2 光線出射方向制御手段 3 光線出射方向検出手段 4 光源列制御手段 5 発光素子の発光部 6 コリメーターレンズ 7 マイクロレンズアレイ 8 高周波振動手段 10 シリンドリカルレンズアレイ 11a〜11d 平行板バネ 12a,12b 電磁コイル 13a,13b 磁石 14 位置センサ 15 光源パネル 16 集光系 20 第1の実施形態の3次元表示装置 21 ホストコンピュータ 22 内部信号生成回路 23 サーボコントローラ 24 コイル駆動回路 25 機構系 30 シリンドリカルレンズアレイ 31 シリンドリカルレンズアレイ 32 シリンドリカルレンズアレイ 40 第2の実施形態の3次元表示装置 35 内部信号生成回路 36 機構制御部 37 横制御部 38 縦制御部 52 LEDアレイ 51 シリンドリカルレンズアレイ 70 LEDアレイ 71 ポリゴンミラー 72 シリンドリカルレンズ 73 シリンドリカルレンズ 100 光線再現方式による3次元表示装置 101 観察者検知センサ 102 観察者 120 第6の3次元表示装置 121 内部信号発生回路 122 2次元/3次元選択部 123 セレクタ 124 2次元画像発生部 125 3次元画像発生部 126 セレクタ 141 光指向性制御素子 142 内部発生回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 AA06 AA27 AA29 AB12 AB16 AB17 AB24 5G435 AA01 BB04 BB12 CC01 CC11 CC13 DD03 DD04 DD05 DD11 DD13 EE14 EE31 EE35 FF02 FF06 FF07 FF08 FF13 GG01 GG10 GG22 GG23 GG28

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一指向性の光線を放射する光源部を複
    数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの光
    線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
    示装置において、該光線列からの各光線を所定位置に一
    旦集光する集光手段を備え、光線出射方向制御手段はシ
    リンドリカルレンズアレイを機械的に振動制御する振動
    制御手段を備え、該光線列からの光束の該集光手段によ
    る集光位置と該シリンドリカルレンズの焦点位置を一致
    させたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記集光手段は、その集光点近傍に前記
    光源列からの光線を通過させるピンホールを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記集光手段は前記光源列からの光線を
    制限する絞りを備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記振動制御手段は、前記シリンドリカ
    ルレンズを浮動的かつ弾性的に支持していることを特徴
    とする請求項1の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光線出射方向制御手段は前記光源列
    からの光を一方向にのみ制御しており、前記として、集
    光手段は光源列に対応したシリンドリカルレンズアレイ
    で構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記振動制御されるシリンドリカルレン
    ズアレイのピッチと光源列のピッチを略一致させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記振動駆動手段は、2つのシリンドリ
    カルレンズを横方向と縦方向に各々浮動的かつ弾性的に
    支持していることを特徴とする請求項1の画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記光源列に対応して縦方向と横方向に
    光束を集光する2つの集光光学系を設け、その各々の集
    光光学系の集光点と前記縦方向と横方向の2つのシリン
    ドリカルレンズアレイの焦点を一致させたことを特徴と
    する請求項7の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記振動駆動手段は縦方向と横方向の振
    動周波数の比を整数倍としたことを特徴とする請求項7
    の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記光源列は複数の光源部の縦方向と
    横方向の配列密度が異なっており、配列密度の粗い方に
    光線出射方向制御手段は機械的な振動制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記光線出射方向制御手段は縦方向と
    横方向に光線出射方向を制御しており、このうち一方は
    機械的に振動制御しており、他方は多面鏡からなるポリ
    ゴンミラーを回転制御して制御していることを特徴とす
    る請求項1の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記光線出射方向制御手段は縦方向と
    横方向に光線出射方向を制御しており、このうち一方は
    機械的に振動制御しており、他方はガルバノミラーを回
    転制御して制御していることを特徴とする請求項1の画
    像表示装置。
  13. 【請求項13】 単一指向性の光線を放射する光源部を
    複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの
    光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
    示装置において、一名或いは複数名の観察者の眼の位置
    を検知する観察者検知手段を設け、該光線出射方向制御
    手段は、該観察者の眼の位置に応じて光源列及び光線出
    射方向の制御を行うことを特徴とする画像表示装置。
  14. 【請求項14】 単一指向性の光線を放射する光源部を
    複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの
    光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
    示装置において、2次元像表示する際には、各光源列か
    ら出射された光線を一定時間内に光線出射方向制御手段
    で拡散制御することを特徴とする画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記光源出射方向制御手段は部分的に
    前記拡散制御し、部分的に2次元像表示をすることを特
    徴とする請求項14の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 単一指向性の光線を放射する光源部を
    複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの
    光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
    示装置において、光の透過・拡散の制御が可能な光指向
    性制御手段を設け、2次元像表示する際には略正面方向
    に指向性制御し、拡散していることを特徴とする画像表
    示装置。
  17. 【請求項17】 前記光指向性制御手段をマトリックス
    状に構成し、そのマトリックス毎に透過・拡散制御し、
    部分的に2次元像表示することを特徴とする請求項16
    の画像表示装置。
  18. 【請求項18】 2次元像表示する際に、前記光指向性
    制御手段を拡散制御すると共に、光線出射方向制御手段
    によって光指向性制御手段の所定位置に光線が到達する
    ように制御したことを特徴とする請求項16の画像表示
    装置。
  19. 【請求項19】 前記光指向性制御手段を高分子分散型
    液晶で構成したことを特徴とする請求項16の画像表示
    装置。
  20. 【請求項20】 単一指向性の光線を放射する光源部を
    複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの
    光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う画像表
    示装置において、該光線出射方向制御手段で観察者の右
    眼と左眼の2方向に指向性制御すると共に、それぞれ右
    眼と左眼に対応した視差画像を表示し、立体像を観察し
    ていることを特徴とする画像表示装置。
  21. 【請求項21】 観察者の位置または眼の位置を検知す
    る検知手段を設け、該位置に応じて光線の指向性を制御
    することを特徴とする請求項20の画像表示装置。
  22. 【請求項22】 立体画像表示と3次元画像表示の全面
    切り替え或いは部分的な混在表示の制御が可能なことを
    特徴とする請求項20の画像表示装置。
  23. 【請求項23】 表示面に近い領域では立体画像を表示
    し、観察者に近い領域では3次元表示を行うことを特徴
    とする請求項20の画像表示装置。
  24. 【請求項24】 2次元像表示手段を設けたことを特徴
    とする請求項20の画像表示装置。
  25. 【請求項25】 2次元像と3次元像と立体像の切り替
    え或いは混在表示することを特徴とする請求項24の画
    像表示装置。
  26. 【請求項26】 単一指向性の光線を放射する光源部を
    複数配列した光源列と、該光源列の複数の光源部からの
    光線を独立に制御して出射させる光線出射方向制御手段
    と、該光線出射方向制御手段からの光線の集合が3次元
    空間内の所定の点を一定時間内に通過するように該複数
    の光源部の発光状態と、該光線出射方向制御手段からの
    光線出射方向を制御する制御手段を有し、これらの各手
    段を利用して、該所定の点の3次元像再生を行う3次元
    表示装置において、観察者の眼の近傍に光線出射方向制
    御手段を配置するために観察者頭部に表示装置を装着す
    る手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  27. 【請求項27】 観察者の外界と前記表示を重ね合わせ
    る手段を備えたことを特徴とする請求項26の画像表示
    装置。
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