JP2000297870A - ガス栓 - Google Patents
ガス栓Info
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- JP2000297870A JP2000297870A JP11106074A JP10607499A JP2000297870A JP 2000297870 A JP2000297870 A JP 2000297870A JP 11106074 A JP11106074 A JP 11106074A JP 10607499 A JP10607499 A JP 10607499A JP 2000297870 A JP2000297870 A JP 2000297870A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラグ(13)の上流端から延長されたシリンダ
(29)と、前記シリンダ(29)内で往復移動し且つバネ(19)
で下流側に付勢されて前記シリンダ(29)側壁の弁孔(17)
(17)より下流側の閉弁位置に保たれる直動弁(21)とが設
けられ、前記直動弁(21)が前記弁孔(17)の形成部を上流
側に移動する開弁動作に連動して過流出防止弁(51)をリ
セットさせるガス栓に於いて、前記リセット機構の円滑
な動作が長期に亘って確保されるようにする。 【解決手段】 シリンダ(29)に於ける前記プラグ(13)と
反対側の端部から一定の範囲を被加圧室(65)とし、前記
被加圧室(65)に於ける前記プラグ(13)と反対側の端部
が、前記被加圧室(65)に前記直動弁(21)が進入する際の
圧力によって応動する応動体(16)で閉塞されると共に、
前記応動する応動体(16)で前記過流出防止弁(51)がリセ
ットされるようにし、前記被加圧室(65)のガスを徐々に
被加圧室外(65)に漏出させるリーク通路が形成されてい
ること。
(29)と、前記シリンダ(29)内で往復移動し且つバネ(19)
で下流側に付勢されて前記シリンダ(29)側壁の弁孔(17)
(17)より下流側の閉弁位置に保たれる直動弁(21)とが設
けられ、前記直動弁(21)が前記弁孔(17)の形成部を上流
側に移動する開弁動作に連動して過流出防止弁(51)をリ
セットさせるガス栓に於いて、前記リセット機構の円滑
な動作が長期に亘って確保されるようにする。 【解決手段】 シリンダ(29)に於ける前記プラグ(13)と
反対側の端部から一定の範囲を被加圧室(65)とし、前記
被加圧室(65)に於ける前記プラグ(13)と反対側の端部
が、前記被加圧室(65)に前記直動弁(21)が進入する際の
圧力によって応動する応動体(16)で閉塞されると共に、
前記応動する応動体(16)で前記過流出防止弁(51)がリセ
ットされるようにし、前記被加圧室(65)のガスを徐々に
被加圧室外(65)に漏出させるリーク通路が形成されてい
ること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンタッチカップ
リング型式のソケットを接続するプラグ内に直動弁が収
容されたガス栓、特に、過流出防止弁が組み込まれたガ
ス栓に関するものである。
リング型式のソケットを接続するプラグ内に直動弁が収
容されたガス栓、特に、過流出防止弁が組み込まれたガ
ス栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種ガス栓として特許2813879
号公報に開示された図6〜図8の如き構造を有するもの
が知られている。ガス栓本体(11)内には上流端のガス入
口(12)から下流端のプラグ(13)内に繋がる直線状のガス
通路(14)が貫通していると共に、プラグ(13)の下流端の
内周の弁座(25)に接離動作する円柱状の補助弁(24)の上
流端には直動弁(21)が連設されている。
号公報に開示された図6〜図8の如き構造を有するもの
が知られている。ガス栓本体(11)内には上流端のガス入
口(12)から下流端のプラグ(13)内に繋がる直線状のガス
通路(14)が貫通していると共に、プラグ(13)の下流端の
内周の弁座(25)に接離動作する円柱状の補助弁(24)の上
流端には直動弁(21)が連設されている。
【0003】上記直動弁(21)はプラグ(13)の上流側に一
直線状に連続し且つ弁孔(17)が周壁に形成されたシリン
ダ(29)内で外周気密状態で摺動するように成っている。
直動弁(21)の上流側端面には、自由端が開閉する挟持辺
部(311) (311) を具備するバネクリップ(31)の基端部(3
3)が固定されていると共に、該バネクリップ(31)に対し
て上流側から対向する進退軸(35)はシリンダ(29)の端部
に取付けられた閉塞栓(37)を摺動自在に貫通している。
そして、上記進退軸(35)の上流側には、該進退軸(35)の
出力端で押されてリセットされる過流出防止弁(51)が配
設されている。
直線状に連続し且つ弁孔(17)が周壁に形成されたシリン
ダ(29)内で外周気密状態で摺動するように成っている。
直動弁(21)の上流側端面には、自由端が開閉する挟持辺
部(311) (311) を具備するバネクリップ(31)の基端部(3
3)が固定されていると共に、該バネクリップ(31)に対し
て上流側から対向する進退軸(35)はシリンダ(29)の端部
に取付けられた閉塞栓(37)を摺動自在に貫通している。
そして、上記進退軸(35)の上流側には、該進退軸(35)の
出力端で押されてリセットされる過流出防止弁(51)が配
設されている。
【0004】次に、上記ガス栓の動作を説明する。プラ
グ(13)の下流端部にワンタッチカップリング型式のソケ
ット(41)を外嵌して押し込むと、該ソケット(41)内に設
けられた開弁軸(43)で補助弁(24)と直動弁(21)が上流側
に押されて開弁し始めると共に、図7に示すように、バ
ネクリップ(31)の先端の先広がり状の折曲片(38)(38)で
進退軸(35)が押されて移動し、これにより、該進退軸(3
5)の出力端で過流出防止弁(51)のリセト操作部たるリセ
ット軸(53)が押し込まれる。すると、過流出防止弁(51)
が閉弁状態に維持されている場合でもこれが強制的に開
弁状態にリセットされ、更にソケット(41)が押し込まれ
ると、バネクリップ(31)の上記折曲片(38)(38)がこれに
当接する進退軸(35)の頭部(36)の両側に滑りながら広が
る。すると、進退軸(35)がリセット軸(53)(過流出防止
弁(51)内のバネで突出方向に付勢されている)によって
前記広がったバネクリップ(31)内に押し込まれる(図8
参照)。これにより、過流出防止弁(51)が作動可能状態
になり、この状態でソケット(41)の下流側のガスゴム管
が外れてガス通路(14)内のガス流量が急増すると、過流
出防止弁(51)が閉弁動作してガス漏れが防止される。
グ(13)の下流端部にワンタッチカップリング型式のソケ
ット(41)を外嵌して押し込むと、該ソケット(41)内に設
けられた開弁軸(43)で補助弁(24)と直動弁(21)が上流側
に押されて開弁し始めると共に、図7に示すように、バ
ネクリップ(31)の先端の先広がり状の折曲片(38)(38)で
進退軸(35)が押されて移動し、これにより、該進退軸(3
5)の出力端で過流出防止弁(51)のリセト操作部たるリセ
ット軸(53)が押し込まれる。すると、過流出防止弁(51)
が閉弁状態に維持されている場合でもこれが強制的に開
弁状態にリセットされ、更にソケット(41)が押し込まれ
ると、バネクリップ(31)の上記折曲片(38)(38)がこれに
当接する進退軸(35)の頭部(36)の両側に滑りながら広が
る。すると、進退軸(35)がリセット軸(53)(過流出防止
弁(51)内のバネで突出方向に付勢されている)によって
前記広がったバネクリップ(31)内に押し込まれる(図8
参照)。これにより、過流出防止弁(51)が作動可能状態
になり、この状態でソケット(41)の下流側のガスゴム管
が外れてガス通路(14)内のガス流量が急増すると、過流
出防止弁(51)が閉弁動作してガス漏れが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、図7の状態からソケット(41)を押し込む
際には、前記バネクリップ(31)の先端の屈曲片(38)(38)
が進退軸(35)の頭部(36)に対して圧接状態で摺動しなが
ら広がることから、これが繰り返されると、バネクリッ
プ(31)や進退軸(35)の構成材料が徐々に削れて摩耗粉が
発生する。そして、該摩耗粉が発生すると、これが進退
軸(35)とこれを保持する閉塞栓(37)の摺動部に噛み込ん
で摺動抵抗が増加することから、長期使用に伴って過流
出防止弁(51)が円滑にリセットできなくなるという問題
があった。
来のものでは、図7の状態からソケット(41)を押し込む
際には、前記バネクリップ(31)の先端の屈曲片(38)(38)
が進退軸(35)の頭部(36)に対して圧接状態で摺動しなが
ら広がることから、これが繰り返されると、バネクリッ
プ(31)や進退軸(35)の構成材料が徐々に削れて摩耗粉が
発生する。そして、該摩耗粉が発生すると、これが進退
軸(35)とこれを保持する閉塞栓(37)の摺動部に噛み込ん
で摺動抵抗が増加することから、長期使用に伴って過流
出防止弁(51)が円滑にリセットできなくなるという問題
があった。
【0006】本発明は係る点に鑑みてなされたもので、
『ソケット(41)を接続するプラグ(13)と、前記プラグ(1
3)の上流側に一直線状に連続し且つ周側壁に貫設された
弁孔(17)を具備するシリンダと、前記シリンダ内で往復
移動し且つバネ(19)で前記プラグ(13)側に付勢されて前
記弁孔(17)より下流側に位置した閉弁状態に保持される
直動弁(21)とが設けられ、前記シリンダ内の前記直動弁
(21)が前記弁孔(17)の形成部を通過して前記プラグ(13)
と反対側に移動する開弁動作に連動して過流出防止弁(5
1)をリセットさせるガス栓』に於いて、過流出防止弁(5
1)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような可動部が存
在しない構造にし、これにより過流出防止弁(51)の円滑
なリセット動作が長期に亘って確保できるようにしてガ
ス栓の耐久性の向上を図ることをその課題とする。 〈1項〉
『ソケット(41)を接続するプラグ(13)と、前記プラグ(1
3)の上流側に一直線状に連続し且つ周側壁に貫設された
弁孔(17)を具備するシリンダと、前記シリンダ内で往復
移動し且つバネ(19)で前記プラグ(13)側に付勢されて前
記弁孔(17)より下流側に位置した閉弁状態に保持される
直動弁(21)とが設けられ、前記シリンダ内の前記直動弁
(21)が前記弁孔(17)の形成部を通過して前記プラグ(13)
と反対側に移動する開弁動作に連動して過流出防止弁(5
1)をリセットさせるガス栓』に於いて、過流出防止弁(5
1)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような可動部が存
在しない構造にし、これにより過流出防止弁(51)の円滑
なリセット動作が長期に亘って確保できるようにしてガ
ス栓の耐久性の向上を図ることをその課題とする。 〈1項〉
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為の
本発明の技術的手段は、『前記シリンダに於ける前記プ
ラグ(13)と反対側の端部から一定の範囲を被加圧室と
し、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端
部が、前記被加圧室に前記直動弁が進入する際の圧力に
よって応動する応動体で閉塞されると共に、前記応動す
る応動体で前記過流出防止弁がリセットされるように
し、前記被加圧室のガスを徐々に被加圧室外に漏出させ
るリーク通路が形成されている』ことである。
本発明の技術的手段は、『前記シリンダに於ける前記プ
ラグ(13)と反対側の端部から一定の範囲を被加圧室と
し、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端
部が、前記被加圧室に前記直動弁が進入する際の圧力に
よって応動する応動体で閉塞されると共に、前記応動す
る応動体で前記過流出防止弁がリセットされるように
し、前記被加圧室のガスを徐々に被加圧室外に漏出させ
るリーク通路が形成されている』ことである。
【0008】上記技術的手段は次のように作用する。プ
ラグ(13)にソケット(41)を接続すると、既述従来のもの
と同様にソケット(41)の開弁軸(43)でプラグ(13)内の直
動弁(21)が押され、これがシリンダの弁孔(17)部分を通
過して被加圧室側に移動する。すると、前記弁孔(17)→
シリンダ内→プラグ(13)と繋がる経路でガスが流れ、該
プラグに接続されたソケット(41)にガスが供給される。
ラグ(13)にソケット(41)を接続すると、既述従来のもの
と同様にソケット(41)の開弁軸(43)でプラグ(13)内の直
動弁(21)が押され、これがシリンダの弁孔(17)部分を通
過して被加圧室側に移動する。すると、前記弁孔(17)→
シリンダ内→プラグ(13)と繋がる経路でガスが流れ、該
プラグに接続されたソケット(41)にガスが供給される。
【0009】一方、直動弁(21)が被加圧室に進入して更
にその奥に移動すると、前記直動弁(21)で被加圧室のガ
スが圧縮されてその圧力が上昇する。すると、被加圧室
の一端を閉塞する応動体が前記上昇圧力で応動し、該応
動体の動作によって過流出防止弁(51)がリセットされ
る。
にその奥に移動すると、前記直動弁(21)で被加圧室のガ
スが圧縮されてその圧力が上昇する。すると、被加圧室
の一端を閉塞する応動体が前記上昇圧力で応動し、該応
動体の動作によって過流出防止弁(51)がリセットされ
る。
【0010】一方、圧力上昇した被加圧室内のガスはリ
ーク通路を介して被加圧室外に徐々に漏れ、これによ
り、該被加圧室内の圧力が低下する。すると、該圧力低
下が応動体に伝達され、応動体による過流出防止弁(51)
のリセット操作力が消失する。これにより、過流出防止
弁(51)が作動可能状態になる。従って、この状態で下流
側でガスゴム管の外れ等が生じてガス流量が急増する
と、既述従来のものと同様に過流出防止弁(51)が閉弁し
てガス漏れが防止される。
ーク通路を介して被加圧室外に徐々に漏れ、これによ
り、該被加圧室内の圧力が低下する。すると、該圧力低
下が応動体に伝達され、応動体による過流出防止弁(51)
のリセット操作力が消失する。これにより、過流出防止
弁(51)が作動可能状態になる。従って、この状態で下流
側でガスゴム管の外れ等が生じてガス流量が急増する
と、既述従来のものと同様に過流出防止弁(51)が閉弁し
てガス漏れが防止される。
【0011】このものでは、被加圧室内の圧力で応動す
る応動体で過流出防止弁(51)をリセットするから、既述
従来のガス栓に於けるバネクリップ(31)の先端の屈曲片
(38)(38)と進退軸(35)の頭部(36)の如き圧接摺動部が存
在せず、摩耗分が生じる不都合がない。
る応動体で過流出防止弁(51)をリセットするから、既述
従来のガス栓に於けるバネクリップ(31)の先端の屈曲片
(38)(38)と進退軸(35)の頭部(36)の如き圧接摺動部が存
在せず、摩耗分が生じる不都合がない。
【0012】
【発明の効果】本発明は次の特有の効果を有する。過流
出防止弁(51)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような
可動部が存在しないから、既述従来のように摩耗粉が可
動部に噛み込んで過流出防止弁(51)の円滑なリセット動
作を阻害する心配がなく、ガス栓全体の耐久性が向上す
る。 〈2項〉前記1項におて、『前記応動体は、前記被加圧
室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端部に摺動自在に
外嵌するキャップ状に形成されている』ものでは、キャ
ップ状の応動体が被加圧室の一端に外嵌状態で摺動する
から、該摺動時の姿勢が安定する。 〈3項〉前記リーク通路は前記シリンダの構成壁に貫通
形成された小径孔とすることもできるが、前記2項のも
のにおいて『前記キャップ状の応動体を前記被加圧室に
非気密状態で摺動自在に外嵌させ、この外嵌摺動部を前
記リーク通路とした』構成を採用することもできる。こ
のものでは、リーク通路となる上記特別な小径孔をシリ
ンダの構成壁に穿設する必要がないから、その分、構造
の簡略化が図れる。
出防止弁(51)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような
可動部が存在しないから、既述従来のように摩耗粉が可
動部に噛み込んで過流出防止弁(51)の円滑なリセット動
作を阻害する心配がなく、ガス栓全体の耐久性が向上す
る。 〈2項〉前記1項におて、『前記応動体は、前記被加圧
室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端部に摺動自在に
外嵌するキャップ状に形成されている』ものでは、キャ
ップ状の応動体が被加圧室の一端に外嵌状態で摺動する
から、該摺動時の姿勢が安定する。 〈3項〉前記リーク通路は前記シリンダの構成壁に貫通
形成された小径孔とすることもできるが、前記2項のも
のにおいて『前記キャップ状の応動体を前記被加圧室に
非気密状態で摺動自在に外嵌させ、この外嵌摺動部を前
記リーク通路とした』構成を採用することもできる。こ
のものでは、リーク通路となる上記特別な小径孔をシリ
ンダの構成壁に穿設する必要がないから、その分、構造
の簡略化が図れる。
【0013】〈4項〉前記1項において、『前記応動体
は、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端
部を閉塞する閉塞栓に前記被加圧室を内外に連通させる
態様で形成された貫通孔に摺動自在に挿入されている摺
動軸(57)である』ものでは、シリンダ内の圧力が前記貫
通孔内を移動する前記摺動軸(57)の入力端に伝わって該
摺動軸(57)の出力端で過流出防止弁(51)がリセットされ
る。 〈5項〉前記4項のものにおいても、シリンダの構成壁
に貫通形成された小径孔をリーク通路として利用するこ
ともできるが、『前記摺動軸(57)を前記貫通孔に非気密
状態で摺動自在に挿入し、この摺動部を前記リーク通路
とした』構成を採用することができる。この場合は3項
と同様の理由から、構成の簡略化が図れる。 〈6項〉前記1項〜5項に於いて、『前記プラグ(13)と
前記シリンダと前記過流出防止弁(51)は、直線状に配設
されている』構成を採用できる他、『前記プラグ(13)と
前記シリンダを直線状に配設する一方、これらプラグ(1
3)とシリンダを結ぶ直線に対して過流出防止弁(51)の軸
線が交差する姿勢に該過流出防止弁(51)を配設した』構
成としてもよい。
は、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端
部を閉塞する閉塞栓に前記被加圧室を内外に連通させる
態様で形成された貫通孔に摺動自在に挿入されている摺
動軸(57)である』ものでは、シリンダ内の圧力が前記貫
通孔内を移動する前記摺動軸(57)の入力端に伝わって該
摺動軸(57)の出力端で過流出防止弁(51)がリセットされ
る。 〈5項〉前記4項のものにおいても、シリンダの構成壁
に貫通形成された小径孔をリーク通路として利用するこ
ともできるが、『前記摺動軸(57)を前記貫通孔に非気密
状態で摺動自在に挿入し、この摺動部を前記リーク通路
とした』構成を採用することができる。この場合は3項
と同様の理由から、構成の簡略化が図れる。 〈6項〉前記1項〜5項に於いて、『前記プラグ(13)と
前記シリンダと前記過流出防止弁(51)は、直線状に配設
されている』構成を採用できる他、『前記プラグ(13)と
前記シリンダを直線状に配設する一方、これらプラグ(1
3)とシリンダを結ぶ直線に対して過流出防止弁(51)の軸
線が交差する姿勢に該過流出防止弁(51)を配設した』構
成としてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、上記発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態に係る過流出防止弁付きのガス栓
は図1〜図3に示す構造を有している。ケーシング(10)
とその一端に螺合されたプラグ(13)から成るガス栓本体
(11)内には、上流端のガス入口(12)から下流端のプラグ
(13)内に繋がるガス通路(14)が形成されており、該ガス
通路(14)内に過流出防止弁(51)が配設されている。以
下、各部の詳細を説明する。
明する。本実施の形態に係る過流出防止弁付きのガス栓
は図1〜図3に示す構造を有している。ケーシング(10)
とその一端に螺合されたプラグ(13)から成るガス栓本体
(11)内には、上流端のガス入口(12)から下流端のプラグ
(13)内に繋がるガス通路(14)が形成されており、該ガス
通路(14)内に過流出防止弁(51)が配設されている。以
下、各部の詳細を説明する。
【0015】[ケーシング(10)について]ケーシング(1
0)内に形成されたガス通路(14)の上流端部は内周に雌ネ
ジが刻設された配管接続部(61)となっており、該配管接
続部(61)の下流の小径部(62)には、過流出防止弁(51)が
外周気密状態に嵌入されている。この過流出防止弁(51)
内には、ガス通路(14)のガス流量が設定値以上に増加す
ると該ガス流で押されて閉弁する図示しない遮断弁が組
み込まれていると共に、閉弁状態にある前記遮断弁をリ
セットする為の進退軸たるリセット軸(53)が図示しない
バネで突出方向に付勢されている。従って、過流出防止
弁(51)内に設けられた上記遮断弁が閉弁状態に維持され
ているときに上記リセット軸(53)を前記バネの付勢力に
抗して過流出防止弁(51)内に押し込むと、前記遮断弁が
開弁状態にリセットされ、その後、上記リセット軸(53)
の押込み力を解除すると、上記バネの付勢力でリセット
軸(53)が最突出位置まで進出し、これにより、過流出防
止弁(51)のリセットが完了する。
0)内に形成されたガス通路(14)の上流端部は内周に雌ネ
ジが刻設された配管接続部(61)となっており、該配管接
続部(61)の下流の小径部(62)には、過流出防止弁(51)が
外周気密状態に嵌入されている。この過流出防止弁(51)
内には、ガス通路(14)のガス流量が設定値以上に増加す
ると該ガス流で押されて閉弁する図示しない遮断弁が組
み込まれていると共に、閉弁状態にある前記遮断弁をリ
セットする為の進退軸たるリセット軸(53)が図示しない
バネで突出方向に付勢されている。従って、過流出防止
弁(51)内に設けられた上記遮断弁が閉弁状態に維持され
ているときに上記リセット軸(53)を前記バネの付勢力に
抗して過流出防止弁(51)内に押し込むと、前記遮断弁が
開弁状態にリセットされ、その後、上記リセット軸(53)
の押込み力を解除すると、上記バネの付勢力でリセット
軸(53)が最突出位置まで進出し、これにより、過流出防
止弁(51)のリセットが完了する。
【0016】[プラグ(13)について]ケーシング(10)の
下流端部に螺合されるプラグ(13)は全体として円筒状に
形成されていると共に、後述の直動弁(21)が摺動するシ
リンダ(29)が前記プラグ(13)の上流側にこれと一直線状
に連続している。又、前記プラグ(13)の外周にはケーシ
ング(10)に螺入する為の雄ネジ(15)が刻設されていると
共に、前記シリンダ(29)がケーシング(10)のガス通路(1
4)内に露出した部分の外周壁には上記弁孔(17)(17)が周
方向に90度間隔で開設されている。そして、この弁孔
(17)(17)より更に上流側の部分が被加圧室(65)になって
いる。
下流端部に螺合されるプラグ(13)は全体として円筒状に
形成されていると共に、後述の直動弁(21)が摺動するシ
リンダ(29)が前記プラグ(13)の上流側にこれと一直線状
に連続している。又、前記プラグ(13)の外周にはケーシ
ング(10)に螺入する為の雄ネジ(15)が刻設されていると
共に、前記シリンダ(29)がケーシング(10)のガス通路(1
4)内に露出した部分の外周壁には上記弁孔(17)(17)が周
方向に90度間隔で開設されている。そして、この弁孔
(17)(17)より更に上流側の部分が被加圧室(65)になって
いる。
【0017】プラグ(13)の下流端の内周に形成された円
錐面状の弁座(25)に当接する補助弁(24)は、円錐台状の
弁頭部(240) とその上流側に連続する筒部(241) から構
成されており、該筒部(241) には直動弁(21)から突出す
る先端軸(242) が挿入されている。上記直動弁(21)の外
周はシリンダ(29)の内周に対して気密状態で摺動するよ
うになっていると共に、該直動弁(21)と補助弁(24)の弁
頭部(240) との間には、バネ(22)が介装されている。従
って、直動弁(21)がシリンダ(29)内に於いて弁孔(17)の
下流側の弁室内に移動すると、ガス栓が閉状態になる。
錐面状の弁座(25)に当接する補助弁(24)は、円錐台状の
弁頭部(240) とその上流側に連続する筒部(241) から構
成されており、該筒部(241) には直動弁(21)から突出す
る先端軸(242) が挿入されている。上記直動弁(21)の外
周はシリンダ(29)の内周に対して気密状態で摺動するよ
うになっていると共に、該直動弁(21)と補助弁(24)の弁
頭部(240) との間には、バネ(22)が介装されている。従
って、直動弁(21)がシリンダ(29)内に於いて弁孔(17)の
下流側の弁室内に移動すると、ガス栓が閉状態になる。
【0018】被加圧室(65)に於ける前記プラグ(13)と反
対側の端部に螺入されたバネ受け(18)は、前記被加圧室
(65)に螺入される雄ネジ(180) が外周面に刻設された外
筒(181) とその内部の内筒(182) から成る二重筒状に形
成されていると共に、該バネ受け(18)と上記直動弁(21)
の間にはバネ(19)が介装されている。シリンダ(29)に摺
動自在に外嵌される応動体たる可動キャップ(16)は、シ
リンダ(29)に対して非気密状態に外嵌するスライド筒(1
60) とその外端部を閉塞する閉塞蓋(161) と該閉塞蓋(1
61) の外面に突設されたリセット突起(162) を具備して
いる。そして、上記スライド筒(160) の内周とシリンダ
(29)の外周の間隙はガスが僅かに通過できる程度の寸法
に設定されている。従って、このものでは、スライド筒
(160) とシリンダ(29)の境界部が既述したリーク通路と
なる。
対側の端部に螺入されたバネ受け(18)は、前記被加圧室
(65)に螺入される雄ネジ(180) が外周面に刻設された外
筒(181) とその内部の内筒(182) から成る二重筒状に形
成されていると共に、該バネ受け(18)と上記直動弁(21)
の間にはバネ(19)が介装されている。シリンダ(29)に摺
動自在に外嵌される応動体たる可動キャップ(16)は、シ
リンダ(29)に対して非気密状態に外嵌するスライド筒(1
60) とその外端部を閉塞する閉塞蓋(161) と該閉塞蓋(1
61) の外面に突設されたリセット突起(162) を具備して
いる。そして、上記スライド筒(160) の内周とシリンダ
(29)の外周の間隙はガスが僅かに通過できる程度の寸法
に設定されている。従って、このものでは、スライド筒
(160) とシリンダ(29)の境界部が既述したリーク通路と
なる。
【0019】[動作について]このものでは、図1の状
態に於いて、ワンタッチカップリング型式のソケット(4
1)をプラグ(13)の先端部に外嵌して基端側に押し込む
と、ソケット(41)内に設けられた開弁軸(43)で補助弁(2
4)及び直動弁(21)が押されて上流側に移動し始める。直
動弁(21)がシリンダ(29)内を上流側に移動して弁孔(17)
(17)部分を通過し、更に、直動弁(21)が被加圧室(65)に
外周気密状態でその奥側へ移動すると、該被加圧室(65)
内の圧力が上昇し、該圧力がバネ受け(18)の内筒(182)
内の連通路(183) を伝わって応動体たる可動キャップ(1
6)に作用する。すると、該可動キャップ(16)は、図3の
点線で示す位置から過流出防止弁(51)のリセット軸(53)
を押込みながら、実線で示すリセット位置まで移動す
る。従って、過流出防止弁(51)内の図示しない遮断弁が
閉弁状態にあるときは、該遮断弁が上記リセット軸(53)
で開弁されてリセット状態に維持される。
態に於いて、ワンタッチカップリング型式のソケット(4
1)をプラグ(13)の先端部に外嵌して基端側に押し込む
と、ソケット(41)内に設けられた開弁軸(43)で補助弁(2
4)及び直動弁(21)が押されて上流側に移動し始める。直
動弁(21)がシリンダ(29)内を上流側に移動して弁孔(17)
(17)部分を通過し、更に、直動弁(21)が被加圧室(65)に
外周気密状態でその奥側へ移動すると、該被加圧室(65)
内の圧力が上昇し、該圧力がバネ受け(18)の内筒(182)
内の連通路(183) を伝わって応動体たる可動キャップ(1
6)に作用する。すると、該可動キャップ(16)は、図3の
点線で示す位置から過流出防止弁(51)のリセット軸(53)
を押込みながら、実線で示すリセット位置まで移動す
る。従って、過流出防止弁(51)内の図示しない遮断弁が
閉弁状態にあるときは、該遮断弁が上記リセット軸(53)
で開弁されてリセット状態に維持される。
【0020】上記過流出防止弁(51)がリセット状態にな
ると、被加圧室(65)内のガスは、バネ受け(18)に形成さ
れた連通路(183) から、シリンダ(29)に対する可動キャ
ップ(16)の外嵌摺動部(非気密状態に外嵌している)、
即ち、リーク通路を経て、前記スライド筒(160) の開放
端とシリンダ(29)の境界部から徐々に漏出し、これによ
り、過流出防止弁(51)に内蔵されたバネで突出方向に付
勢されたリセット軸(53)で可動キャップ(16)が初期位置
(図3の点線の位置)まで押される。
ると、被加圧室(65)内のガスは、バネ受け(18)に形成さ
れた連通路(183) から、シリンダ(29)に対する可動キャ
ップ(16)の外嵌摺動部(非気密状態に外嵌している)、
即ち、リーク通路を経て、前記スライド筒(160) の開放
端とシリンダ(29)の境界部から徐々に漏出し、これによ
り、過流出防止弁(51)に内蔵されたバネで突出方向に付
勢されたリセット軸(53)で可動キャップ(16)が初期位置
(図3の点線の位置)まで押される。
【0021】これにより、過流出防止弁(51)のリセット
動作が完了し、この状態でソケット(41)に接続されたガ
スゴム管が外れてガス通路(14)内のガス流量が急増する
と、過流出防止弁(51)が作動してこれに内蔵された遮断
弁がガス回路を遮断する。このものでは、過流出防止弁
(51)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような可動部
(既述従来の進退軸(35)の頭部(36)とバネクリップ(31)
の屈曲片(38)(38)の如き相互に摩擦摺動する部分)が存
在しないから、既述従来のように摩耗粉が可動部に噛み
込んで過流出防止弁(51)の円滑なリセット動作を阻害す
る心配がない。尚、可動キャップ(16)のスライド筒(16
0) をシリンダ(29)に気密状態で摺動し得るように外嵌
すると共に、可動キャップ(16)の閉塞蓋(161) やシリン
ダ(29)の構成壁に、上記被加圧室(65)の内外を連通させ
るリーク孔を穿設しても良い。
動作が完了し、この状態でソケット(41)に接続されたガ
スゴム管が外れてガス通路(14)内のガス流量が急増する
と、過流出防止弁(51)が作動してこれに内蔵された遮断
弁がガス回路を遮断する。このものでは、過流出防止弁
(51)のリセット動作時に摩耗粉が生じるような可動部
(既述従来の進退軸(35)の頭部(36)とバネクリップ(31)
の屈曲片(38)(38)の如き相互に摩擦摺動する部分)が存
在しないから、既述従来のように摩耗粉が可動部に噛み
込んで過流出防止弁(51)の円滑なリセット動作を阻害す
る心配がない。尚、可動キャップ(16)のスライド筒(16
0) をシリンダ(29)に気密状態で摺動し得るように外嵌
すると共に、可動キャップ(16)の閉塞蓋(161) やシリン
ダ(29)の構成壁に、上記被加圧室(65)の内外を連通させ
るリーク孔を穿設しても良い。
【0022】[第2の実施の形態]上記実施の形態で
は、可動キャップ(16)のスライド筒(160) をシリンダ(2
9)に非気密状態に外嵌し、これらシリンダ(29)とスライ
ド筒(160) の境界部から被加圧室(65)内のガスが徐々に
漏れるようにしたが、図4に示すように、閉塞栓として
機能するバネ受け(18)に備えられた内筒(182) の中央の
貫通孔(20)に応動体たる摺動軸(57)を非気密状態に挿入
する構成にしてもよい。そして、ソケット(41)をプラグ
(13)に接続して直動弁(21)がシリンダ(29)の弁孔(17)(1
7)部分を下流側から上流側の被加圧室(65)側に通過した
後には、該被加圧室(65)内の加圧ガスが、内筒(182) 内
の貫通孔(20)と摺動軸(57)の境界部を介してケーシング
(10)のガス通路(14)内に徐々に漏れるようにする。従っ
て、このものでは、バネ受け(18)の上記内筒(182) と摺
動軸(57)の境界部が既述したリーク通路となる。尚、内
筒(182) の貫通孔(20)に対して摺動軸(57)を気密状態で
摺動し得るように構成すると共に、バネ受け(18)やシリ
ンダ(29)の構成壁に、上記被加圧室(65)の内外を連通さ
せるリーク孔を穿設しても良い。
は、可動キャップ(16)のスライド筒(160) をシリンダ(2
9)に非気密状態に外嵌し、これらシリンダ(29)とスライ
ド筒(160) の境界部から被加圧室(65)内のガスが徐々に
漏れるようにしたが、図4に示すように、閉塞栓として
機能するバネ受け(18)に備えられた内筒(182) の中央の
貫通孔(20)に応動体たる摺動軸(57)を非気密状態に挿入
する構成にしてもよい。そして、ソケット(41)をプラグ
(13)に接続して直動弁(21)がシリンダ(29)の弁孔(17)(1
7)部分を下流側から上流側の被加圧室(65)側に通過した
後には、該被加圧室(65)内の加圧ガスが、内筒(182) 内
の貫通孔(20)と摺動軸(57)の境界部を介してケーシング
(10)のガス通路(14)内に徐々に漏れるようにする。従っ
て、このものでは、バネ受け(18)の上記内筒(182) と摺
動軸(57)の境界部が既述したリーク通路となる。尚、内
筒(182) の貫通孔(20)に対して摺動軸(57)を気密状態で
摺動し得るように構成すると共に、バネ受け(18)やシリ
ンダ(29)の構成壁に、上記被加圧室(65)の内外を連通さ
せるリーク孔を穿設しても良い。
【0023】[第3の実施の形態]図5に示すように、
L字状に屈曲するガス通路(14)がガス栓本体(11)に形成
された形式のものにも本願発明を適用することができ
る。このものでは、シリンダ(29)の上流端に螺合された
閉塞栓(71)に、外周下端から半径方向に延びる貫通孔(2
0)を穿設すると共に該貫通孔(20)に応動体としての摺動
軸(57)を非気密状態で摺動自在に挿入し、更に貫通孔(2
0)の下流端をシリンダ(29)内に連通させる構成が採用さ
れている。そして、摺動軸(57)の出力端たる下端で過流
出防止弁(51)のリセット軸(53)を押して該過流出防止弁
(51)をリセットさせる。このものでは、非気密状態の貫
通孔(20)と摺動軸(57)の境界部が既述リーク通路に対応
する。
L字状に屈曲するガス通路(14)がガス栓本体(11)に形成
された形式のものにも本願発明を適用することができ
る。このものでは、シリンダ(29)の上流端に螺合された
閉塞栓(71)に、外周下端から半径方向に延びる貫通孔(2
0)を穿設すると共に該貫通孔(20)に応動体としての摺動
軸(57)を非気密状態で摺動自在に挿入し、更に貫通孔(2
0)の下流端をシリンダ(29)内に連通させる構成が採用さ
れている。そして、摺動軸(57)の出力端たる下端で過流
出防止弁(51)のリセット軸(53)を押して該過流出防止弁
(51)をリセットさせる。このものでは、非気密状態の貫
通孔(20)と摺動軸(57)の境界部が既述リーク通路に対応
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るガス栓の断面
図であり、ソケット(41)を接続する前の状態を示す図
図であり、ソケット(41)を接続する前の状態を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るガス栓の断面
図であり、ソケット(41)の接続開始初期の状態を示す図
図であり、ソケット(41)の接続開始初期の状態を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るガス栓の断面
図であり、ソケット(41)の接続完了状態を示す図
図であり、ソケット(41)の接続完了状態を示す図
【図4】第2の実施の形態を示すガス栓の断面図
【図5】第3の実施の形態を示すガス栓の断面図
【図6】従来のガス栓の断面図であり、ソケット(41)を
接続する前の状態を示す図
接続する前の状態を示す図
【図7】従来のガス栓の断面図であり、ソケット(41)の
接続開始初期の状態を示す図
接続開始初期の状態を示す図
【図8】従来のガス栓の断面図であり、ソケット(41)の
接続完了状態を示す図
接続完了状態を示す図
(13)・・・プラグ (16)・・・可動キャップ (17)・・・弁孔 (19)・・・バネ (21)・・・直動弁 (41)・・・ソケット (51)・・・過流出防止弁 (65)・・・被加圧室
Claims (6)
- 【請求項1】ソケット(41)を接続するプラグ(13)と、 前記プラグ(13)の上流側に一直線状に連続し且つ周側壁
に貫設された弁孔(17)を具備するシリンダと、 前記シリンダ内で往復移動し且つバネ(19)で前記プラグ
(13)側に付勢されて前記弁孔(17)より下流側に位置した
閉弁状態に保持される直動弁(21)とが設けられ、 前記シリンダ内の前記直動弁(21)が前記弁孔(17)の形成
部を通過して前記プラグ(13)と反対側に移動する開弁動
作に連動して過流出防止弁(51)をリセットさせるガス栓
に於いて、 前記シリンダに於ける前記プラグ(13)と反対側の端部か
ら一定の範囲を被加圧室とし、 前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と反対側の端部
が、前記被加圧室に前記直動弁が進入する際の圧力によ
って応動する応動体で閉塞されると共に、前記応動する
応動体で前記過流出防止弁がリセットされるようにし、 前記被加圧室のガスを徐々に被加圧室外に漏出させるリ
ーク通路が形成されているガス栓。 - 【請求項2】請求項1のガス栓に於いて、 前記応動体は、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と
反対側の端部に摺動自在に外嵌するキャップ状に形成さ
れているガス栓。 - 【請求項3】請求項2のガス栓に於いて、 前記キャップ状の応動体を前記被加圧室に非気密状態で
摺動自在に外嵌させ、この外嵌摺動部を前記リーク通路
としたガス栓。 - 【請求項4】請求項1のガス栓において、 前記応動体は、前記被加圧室に於ける前記プラグ(13)と
反対側の端部を閉塞する閉塞栓に前記被加圧室を内外に
連通させる態様で形成された貫通孔に摺動自在に挿入さ
れている摺動軸(57)であるガス栓。 - 【請求項5】請求項4のガス栓に於いて、 前記摺動軸(57)を前記貫通孔に非気密状態で摺動自在に
挿入し、この摺動部を前記リーク通路としたガス栓。 - 【請求項6】請求項1から請求項5の何れかのガス栓に
於いて、 前記プラグ(13)と前記シリンダと前記過流出防止弁(51)
は、直線状に配設されているガス栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607499A JP3190970B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ガス栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607499A JP3190970B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ガス栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000297870A true JP2000297870A (ja) | 2000-10-24 |
JP3190970B2 JP3190970B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=14424461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10607499A Expired - Fee Related JP3190970B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ガス栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3190970B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012193800A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Osaka Gas Co Ltd | ガスプラグ |
JP2014137131A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | ガス栓 |
JP2014190458A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Osaka Gas Co Ltd | シールユニット、ユニット構造体、及びガス栓 |
JP2015052390A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-03-19 | 大阪瓦斯株式会社 | ユニット構造体、及びガス栓 |
JP2015083878A (ja) * | 2015-01-19 | 2015-04-30 | 大阪瓦斯株式会社 | ガスプラグ |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP10607499A patent/JP3190970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012193800A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Osaka Gas Co Ltd | ガスプラグ |
JP2014137131A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | ガス栓 |
JP2014190458A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Osaka Gas Co Ltd | シールユニット、ユニット構造体、及びガス栓 |
JP2015052390A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-03-19 | 大阪瓦斯株式会社 | ユニット構造体、及びガス栓 |
JP2015083878A (ja) * | 2015-01-19 | 2015-04-30 | 大阪瓦斯株式会社 | ガスプラグ |
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JP3190970B2 (ja) | 2001-07-23 |
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