JP2000297746A - 可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ - Google Patents

可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ

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JP2000297746A
JP2000297746A JP11107766A JP10776699A JP2000297746A JP 2000297746 A JP2000297746 A JP 2000297746A JP 11107766 A JP11107766 A JP 11107766A JP 10776699 A JP10776699 A JP 10776699A JP 2000297746 A JP2000297746 A JP 2000297746A
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passage
swash plate
chamber
discharge
refrigerant gas
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JP11107766A
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Shoichi Kito
昇一 喜渡
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Bosch Corp
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Bosch Automotive Systems Corp
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化によってコスト及び組立工数の
低減を図ることができ、しかも信頼性の高い可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサを提供する。 【解決手段】 ばね71によってリヤヘッド3方向へ付
勢され、斜板10の傾斜動作に追従してシャフト5上を
摺動して入口5aを開閉するスリーブ70がシャフト5
に摺動可能に取り付けられている。スリーブ70は斜板
10の傾斜角度が小さくなるときに入口5aを閉じる方
向へ、斜板10の傾斜角度が大きくなるときに入口5a
を開く方向へ摺動する。熱負荷が小さくなったとき、ク
ランク室8の圧力は上昇して斜板10の傾きが小さくな
る。斜板10の傾斜角度が最小になったとき、第1の通
路58の入口5aを閉じ、第3の通路60を通してクラ
ンク室8内の冷媒ガスが吸入室13へ流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばエンジンの
駆動力が常時伝達される可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクラッチレスコンプレッサとして
可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサがある。こ
のクラッチレスコンプレッサでは、吸入圧に応じて斜板
の傾斜角度が変化してピストンのストロークが変わり、
吐出量が増減する。
【0003】図3は本件出願人により提案された可変容
量型斜板式クラッチレスコンプレッサの最小吐出状態を
示す縦断面図、図4は最大吐出状態を示す縦断面図であ
る(特願平10−185582号)。
【0004】この可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
レッサのシリンダブロック101の一端面にはバルブプ
レート102を介してリヤヘッド103が、他端面には
フロントヘッド104がそれぞれ固定されている。
【0005】シリンダブロック101には、シャフト
(回転軸)105を中心にして周方向に所定間隔おきに
複数のシリンダボア106が配設されている。これらの
シリンダボア106内にはそれぞれピストン107が摺
動可能に収容されている。
【0006】前記フロントヘッド104内にはクランク
室108が形成され、このクランク室108内には斜板
110が収容されている。
【0007】前記リヤヘッド103には、吐出室112
と吸入室113とが形成されている。
【0008】吐出室112と吐出口101aとを連通さ
せる吐出通路139の途中にはスプール弁131が設け
られている。吐出通路139は、リヤヘッド103に形
成された通路139aと、バルブプレート102に形成
された通路139bとで構成されている。通路139b
は、シリンダブロック101に形成された吐出口101
aへ通じる。
【0009】吐出室112とクランク室108とは第2
の通路157を介して連通する。第2の通路157の途
中にはコントロールバルブ181が設けられている。熱
負荷が大きいとき、コントロールバルブ181は第2の
通路157を遮断し、熱負荷が小さいとき、第2の通路
157を開放する。
【0010】吸入室113とクランク室108とは第1
の通路158を介して連通する。第1の通路158は、
バルブプレート102に形成されたオリフィス158a
と、シリンダブロック101に形成された通路158b
と、シャフト105に固定されたストッパ159に形成
された孔158cと、通路158bと孔158cとを連
通させる斜め孔158dとで構成されている。
【0011】このストッパ159はストッパ本体159
aと、回り止め159bと、シール159cと、スナッ
プリング159dとで構成され、斜板110と一体に回
転する。
【0012】吸入室113とクランク室108とは第3
の通路160を介して連通している。第3の通路160
は、フロントヘッド104に形成された通路160a
と、フロントヘッド104に形成されたフロント側軸受
収容空間160bと、シャフト105に形成された通路
160cと、シリンダブロック101に形成されたリヤ
側軸受収容空間160dと、シリンダブロック101の
通路158bと、斜め孔158dと、バルブプレート1
02のオリフィス158aとで構成されている。
【0013】シリンダブロック101の通路158bと
斜め孔158dとバルブプレート102のオリフィス1
58aとは、第1の通路158の一部を構成するととも
に、第3の通路160の一部を構成する。通路160c
のリヤ側端部の内周面にはめねじ161が形成され、め
ねじ161にはスクリュー162がねじ込まれている。
【0014】スクリュー162にはオリフィス162a
が形成され、このオリフィス162aの通路面積は、第
1の通路158の一部を構成するバルブプレート102
のオリフィス158aの通路面積よりも小さい。
【0015】したがって、斜板110のボス部110b
がストッパ159の孔158cをほぼ塞ぎ、第1の通路
158の通路断面積が大幅に減少したときだけ、第3の
通路160を通じてクランク室108の冷媒ガスが吸入
室113に導かれる。
【0016】シリンダブロック101のリヤ側軸受収容
空間160dに収容されたラジアル軸受124及びスラ
スト軸受125によってシャフト105のリヤ側端部が
回転可能に支持され、フロントヘッド104のフロント
側軸受収容空間160bに収容されたラジアル軸受12
6によってシャフト105のフロント側端部が回転可能
に支持される。
【0017】シリンダブロック101の中央部にはめね
じ101bが設けられ、このめねじ101bにはアジャ
ストナット183が螺合されている。このアジャストナ
ット183を締め込むことにより、スラスト軸受125
を介してシャフト105にプレロードを与える。また、
シャフト105のフロント側端部にはプーリ(図示せ
ず)が固定される。
【0018】次に、この可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサの作動を説明する。
【0019】車載エンジンの回転動力は図示しないベル
トを介して図示しないプーリ、シャフト105に常時伝
達され、シャフト105の回転力はスラストフランジ1
40、ヒンジ機構141を経て斜板110に伝達され、
斜板110が回転する。
【0020】斜板110の回転によりシュー150が斜
板110のリヤ面110a上を相対回転するので、斜板
110からの回転力はピストン107の直線往復運動に
変換される。ピストン107はシリンダボア106内を
往復運動し、その結果シリンダボア106内の圧縮室1
82の容積が変化し、この容積変化によって冷媒ガスの
吸入、圧縮及び吐出が順次行なわれ、斜板110の傾斜
角度に応じた容量の冷媒ガスが吐出される。
【0021】吸入時、吸入弁121が開き、吸入室11
3からシリンダボア106内の圧縮室182へ低圧の冷
媒が吸入され、吐出時、吐出弁117が開き、圧縮室1
82から吐出室112へ高圧の冷媒ガスが吐出される。
【0022】熱負荷が小さくなると(クラッチ付きコン
プレッサのクラッチオフ相当時)、コントロールバルブ
181は第2の通路157を開く。
【0023】その結果、第2の通路157を介して吐出
室112からクランク室108へ高圧の冷媒ガスが流出
し、クランク室108の圧力は高くなる。そして、圧縮
行程中のピストン107のリヤ面にかかる力は大きくな
り、ピストン107のリヤ面にかかる力の総和はピスト
ン107のフロント面(トップ面)にかかる力の総和を
上回る結果、斜板110の傾斜角度が小さくなる。斜板
110の傾斜角度が最小になったとき、斜板110のボ
ス部110bがストッパ159の孔158cをほぼ塞
ぎ、第1の通路158の通路断面積が大幅に減少するの
で、クランク室108の圧力低下が抑制される。
【0024】吐出室112とクランク室108との圧力
差が所定値P以下になり、スプール弁131の上側に作
用するクランク室108の圧力とばね132の付勢力と
の合力とがスプール弁131の下側に作用する吐出室1
12の冷媒ガスの圧力に打ち勝つと、スプール弁131
が閉弁方向へ移動して吐出通路139を遮断する。その
結果、吐出口101aからコンデンサ184への冷媒ガ
スの流出が阻止される。このとき、第3の通路160を
通じてクランク室108内の冷媒ガスが吸入室113に
流れる。これによりクランク室108の過度の圧力上昇
が抑制されるとともに、冷媒ガスの圧縮機内循環が可能
になる。
【0025】最小ピストンストローク時(図3の状
態)、冷媒ガスが吸入室113、圧縮室182、吐出室
112、第2の通路157、クランク室108及び第3
の通路160を順次経て再び吸入室113に戻る。
【0026】なお、クランク室108の冷媒ガスは、フ
ロントヘッド104の通路160aからフロント側軸受
収容空間160b、シャフト105の通路160c、リ
ヤ側軸受収容空間160d、斜め孔158d、シリンダ
ブロック101の通路158b及びバルブプレート10
2のオリフィス158aを通って吸入室113へ流れ
る。このとき冷媒ガスはシャフト105の通路160c
の途中にあるスクリュー162のオリフィス162aで
絞られた後、バルブプレート102のオリフィス158
aで再び絞られ、圧力が減少する。
【0027】これに対し、熱負荷が大きくなると、コン
トロールバルブ181は第2の通路157が閉じる。
【0028】その結果、吐出室112からクランク室1
08への高圧の冷媒ガスの流入が阻止され、クランク室
108の圧力は低くなる。そして、圧縮行程中のピスト
ン107のリヤ面にかかる力は小さくなり、ピストン1
07のリヤ面にかかる力の総和はピストン107のフロ
ント面にかかる力の総和を下回る結果、斜板110の傾
斜角度が大きくなる。
【0029】斜板110の傾斜角度が最小から最大にな
るとき、斜板110のボス部110bがストッパ159
の孔158cから離れ、第1の通路158が全開にな
り、クランク室108の冷媒ガスが第1の通路158を
介して吸入室113へ流れるので、クランク室108の
圧力の低下が促進される。第1の通路158の通路面積
が最大になると、第3の通路160から吸入室113へ
は冷媒ガスがほとんど流れなくなる。
【0030】また、吐出室112の圧力が高くなって、
吐出室112とクランク室108との圧力差が所定値P
以下になると、スプール弁131に作用する吐出室11
2の冷媒ガスの圧力がクランク室108の冷媒ガスの圧
力とばね132の付勢力との合力に打ち勝ち、スプール
弁131が開弁方向へ移動して吐出通路139が開く。
その結果、吐出室112の冷媒ガスが吐出口101aか
らコンデンサ184へ流出する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この可変容量
型斜板式クラッチレスコンプレッサでは、ストッパ本体
159aと、回り止め159bと、シール159cと、
スナップリング159dとで構成されるストッパ159
が用いられ、しかも第1の通路158の一部を構成する
斜め孔158dを加工する必要があるので、冷媒通路を
切り替えるための構造が複雑になる。
【0032】また、ストッパ159に第1の通路158
の一部が形成されているので、リヤ側のスラストベアリ
ング125をシャフト105の端部に配置しなければな
らず、スラストベアリング125に十分に潤滑油を供給
することができない。
【0033】更に、スラストベアリング125には、プ
リロードを加えるためのアジャストナット183が必要
であるので、コンプレッサの構造がより複雑となる。
【0034】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は構造の簡素化を図ることによって
コスト及び組立工数を低減でき、しかも信頼性の高い可
変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサを提供するこ
とである。
【0035】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサは、回転軸に摺動かつ傾斜可能に装着さ
れ、前記回転軸と一体に回転する斜板と、この斜板を収
容するクランク室と、圧縮室に送る冷媒ガスを収容する
吸入室と、前記回転軸に設けられ、前記クランク室と前
記吸入室とを連通させる第1の通路と、前記圧縮室から
吐出された冷媒ガスを収容する吐出室と、前記吐出室の
冷媒ガスを前記クランク室に導く第2の通路と、前記吐
出室からの冷媒ガスをコンデンサ側へ送り出す吐出口
と、この吐出口に前記吐出室の冷媒ガスを導く吐出通路
と、前記第2の通路の途中に設けられ、熱負荷が大きく
なったとき前記第2の通路を遮断する圧力制御弁と、前
記吐出通路の途中に設けられ、前記クランク室と前記吐
出室との圧力差が所定値以下になったときに前記吐出通
路を遮断する吐出制御弁と、この吐出制御弁が前記吐出
通路を遮断したときだけ前記クランク室の冷媒ガスを前
記吸入室に導く第3の通路と、前記斜板の傾斜角度が小
さくなるときに前記第1の通路の入口を閉じる方向へ、
前記斜板の傾斜角度が大きくなるときに前記第1の通路
の入口を開く方向へ、前記斜板の傾斜動作に追従する従
動部材が前記回転軸に摺動可能に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0036】熱負荷が小さくなったとき、圧力制御弁に
よって第2の通路が開放され、クランク室の圧力は上昇
して斜板の傾きが小さくなる。斜板の傾斜角度が最小に
なったとき、斜板の傾斜動作に追従して従動部材が回転
軸に摺動して第1の通路の入口を閉じ、第3の通路を通
してクランク室内の冷媒ガスが吸入室へ流れる。一方、
熱負荷が大きくなったとき、圧力制御弁によって第2の
通路が閉鎖され、クランク室の圧力は低下して斜板の傾
きが大きくなる。斜板の傾斜角度が最大になったとき、
斜板の傾斜動作に追従して従動部材が回転軸に摺動して
第1の通路を開き、クランク室の冷媒ガスが第1の通路
を通して吸入室へ流れる。
【0037】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1に記載の可変容量
型斜板式クラッチレスコンプレッサにおいて、前記第3
の通路は前記回転軸に形成されるとともに、前記第1の
通路に接続されていることを特徴とする。
【0038】第1の通路を第3の通路の一部として利用
することができる。
【0039】請求項3記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項2に記載の可変容量
型斜板式クラッチレスコンプレッサにおいて、前記第3
の通路が、前記回転軸のフロント側にシャフトシール及
びフロント側軸受を収容するためのフロント側軸受収容
空間と前記クランク室とを連通させるフロント側通路
と、前記回転軸に設けられ、前記回転軸のリヤ側へ延び
る回転軸側通路と、前記フロント側軸受収容空間と前記
回転軸側通路とを連通させる第1の連通路と、前記回転
軸側通路と前記吸入室とを連通させる第2の連通路とで
構成されていることを特徴とする。
【0040】クランク室内の冷媒ガスをフロント側通
路、第1の連通路、回転軸側通路及び第2の連通路を通
して吸入室へ導くことができる。
【0041】請求項4記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1、2又は3に記載
の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサにおい
て、前記第1の通路と前記第3の通路との合流点より下
流側に、前記回転軸のリヤ側のラジアル軸受に潤滑油を
供給する通路が形成されていることを特徴とする。
【0042】通路を通して常にラジアル軸受に潤滑油を
供給することができる。
【0043】請求項5記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1〜4のいずれか1
項に記載の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ
において、前記従動部材は筒状部材であり、この筒状部
材の端部で前記第1の通路の入口を開閉することを特徴
とする。
【0044】斜板の傾斜動作に追従して筒状部材が摺動
し、筒状部材の端部によって第1の通路の開閉を行い、
開状態と閉状態とのいずれかの状態を選択する。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0046】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容
量型斜板式クラッチレスコンプレッサの最小吐出状態を
示す縦断面図、図2は最大吐出状態を示す縦断面図であ
る。
【0047】この可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
レッサのシリンダブロック1の一端面にはバルブプレー
ト2を介してリヤヘッド3が、他端面にはフロントヘッ
ド4がそれぞれ固定されている。
【0048】シリンダブロック1には、シャフト(回転
軸)5を中心にして周方向に所定間隔おきに複数のシリ
ンダボア6が配設されている。これらのシリンダボア6
内にはそれぞれピストン7が摺動可能に収容されてい
る。
【0049】前記フロントヘッド4内にはクランク室8
が形成され、このクランク室8内には斜板10が収容さ
れている。斜板10の摺動面10aには、コネクティン
グロッド11の球体状の一端部11aを相対転動可能に
支持するシュー50が、リテーナ53で保持されてい
る。
【0050】リテーナ53はラジアル軸受55を介して
斜板10のボス部10bに装着され、リテーナ53は斜
板10に対して相対回転可能である。ラジアル軸受55
は、ボス部10bにねじ45で固定されたストッパ54
によって抜け止めされている。コネクティングロッド1
1の他端部11bはピストン7に固定されている。
【0051】シュー50は、コネクティングロッド11
の一端部11aの先端面を相対転動可能に支持するシュ
ー本体51と、コネクティングロッド11の一端部11
aの後端面を相対転動可能に支持するワッシャ52とで
構成されている。
【0052】前記リヤヘッド3には、吐出室12と吸入
室13とが形成されている。吸入室13は吐出室12を
包囲するように配置されている。リヤヘッド3にはエバ
ポレータ(図示せず)の出口へ通じる吸入口(図示せ
ず)が設けられている。
【0053】吐出室12と吐出口1aとを連通させる吐
出通路39の途中にはスプール弁(吐出制御弁)31が
設けられている。吐出通路39は、リヤヘッド3に形成
された通路39aと、バルブプレート2に形成された通
路39bとで構成されている。通路39bは、シリンダ
ブロック1に形成された吐出口1aへ通じる。
【0054】有底筒状のスプール弁31内にはばね32
が収容され、リヤヘッド3にキャップ56aで固定され
たストッパ56にはばね32の一端が当接し、ばね32
の他端はスプール弁31の底面に当接している。スプー
ル弁31の内部空間33は通路34を介してクランク室
8に連通している。
【0055】スプール弁31の一方(上側)には、ばね
32の付勢力とクランク室8の圧力とが閉弁方向(弁開
度が小さくなる方向)へ作用する。スプール弁31の開
弁時、吐出口1aと吐出室12とは吐出通路39を介し
て連通している。
【0056】したがって、スプール弁31の他方(下
側)には、吐出口1aの圧力及び吐出室12の圧力が開
弁方向(弁開度が大きくなる方向)へ作用する。但し、
クランク室8と吐出口1aの圧力差が所定値以下になっ
たときにはスプール弁31が閉弁方向へ移動して吐出通
路39が遮断され、スプール弁31の下側には吐出室1
2の圧力だけが開弁方向へ作用する。すなわち、スプー
ル弁31の下側には吐出口1aの圧力が作用しなくな
る。
【0057】吐出室12とクランク室8とは第2の通路
57を介して連通する。第2の通路57の途中にはコン
トロールバルブ(圧力制御弁)81が設けられている。
【0058】熱負荷が大きいとき、コントロールバルブ
81のソレノイド(図示せず)への通電により弁体81
bが着座して第2の通路57が遮断され、熱負荷が小さ
いとき、ソレノイドへの通電停止により弁体81bが弁
座から離れて第2の通路57が開放される。コントロー
ルバルブ81の作動は図示しないコンピュータによって
制御される。
【0059】吸入室13とクランク室8とはシャフト5
に設けられた第1の通路58を介して連通する。第1の
通路58は、径方向孔58g、軸方向孔58f、径方向
孔58e、ラジアル軸受収容空間58d、シャフトリヤ
側空間58c、リヤ側通路58b、及びバルブプレート
2に形成されたオリフィス58aで構成される。
【0060】径方向孔58gの入口5a(第1の通路5
8の入口)は、シャフト5の表面に形成され、クランク
室8に開口している。また、ラジアル軸受収容空間58
dはラジアル軸受24にオイル(潤滑油)を供給する通
路を含む。
【0061】この第1の通路58は第3の通路60を介
してクランク室8に連通する。第3の通路60は、フロ
ント側軸受収容空間60bとクランク室8とを連通させ
るフロント側通路60aと、シャフト5に設けられ、シ
ャフト5のリヤ側へ延びる回転軸側通路60cと、フロ
ント側軸受収容空間60bと回転軸側通路60cとを連
通させる第1の連通路60dと、回転軸側通路60cと
吸入室13とを連通させる第2の連通路60eとで構成
されている。
【0062】第2の連通路60eは、径方向孔58e、
ラジアル軸受収容空間58d、シャフトリヤ側空間58
c、リヤ側通路58b、及びオリフィス58aで構成さ
れる。この第2の連通路60eは、第1の通路の一部を
構成するとともに、第3の通路60の一部を構成する。
【0063】第1の通路58と第3の通路60との合流
点Pより上流、例えば第1の連通路60dの途中にはオ
リフィス62aが形成され、このオリフィス62aの通
路面積は、第1の通路58の入口5aの通路面積よりも
小さい。
【0064】したがって、第1の通路58の入口5aが
塞がれたとき、第3の通路60を通じてクランク室8の
冷媒ガスが吸入室13に導かれる。
【0065】バルブプレート2には、圧縮室82と吐出
室12とを連通させる吐出ポート16と、圧縮室82と
吸入室13とを連通させる吸入ポート15とが、それぞ
れ周方向に所定間隔おきに設けられている。
【0066】吐出ポート16は吐出弁17により開閉さ
れ、吐出弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面
に弁押さえ18とともにボルト19により固定されてい
る。
【0067】また、吸入ポート15は吸入弁21により
開閉され、吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブ
ロック1との間に配設されている。
【0068】シャフト5のリヤ側端部はラジアル軸受2
4及びスラスト軸受25によって回転可能に支持され、
シャフト5のフロント側端部はラジアル軸受26によっ
て回転可能に支持されている。スラスト軸受25はクラ
ンク室8に臨んで配置されている。
【0069】フロント側の軸受収容空間60bには、ラ
ジアル軸受26の他にシャフトシール46が収容されて
いる。シャフト5のフロント側端部にはプーリ(図示せ
ず)が固定される。
【0070】シャフト5にはシャフト5の回転を斜板1
0に伝達するためのスラストフランジ40が固定され、
このスラストフランジ40はスラスト軸受33を介して
フロントヘッド4の内壁面に支持されている。
【0071】スラストフランジ40と斜板10とはヒン
ジ機構41を介して連結され、斜板10はシャフト5と
直角な仮想面に対して傾斜可能である。
【0072】斜板10はシャフト5に摺動かつ傾斜可能
に装着されている。
【0073】ヒンジ機構41は、斜板10のフロント面
10cに設けられたブラケット10eと、ブラケット1
0eに設けられた直線的なガイド溝10fと、スラスト
フランジ40の斜板側端面40aに螺着されたロッド4
3とで構成されている。
【0074】ガイド溝10fの長手軸は斜板10のフロ
ント面10cに対して所定角度傾いている。ロッド43
の球状部43aはガイド溝10fに相対摺動可能に嵌合
されている。
【0075】また、シャフト5には、ばね71によって
リヤヘッド3方向へ付勢され、斜板10の傾斜動作(摺
動を含む)に追従してシャフト5上を摺動して入口5a
を開閉するスリーブ(筒状部材)70が摺動可能に取り
付けられている。スリーブ70は斜板10の傾斜角度が
小さくなるときに入口5aを閉じる方向へ、斜板10の
傾斜角度が大きくなるときに入口5aを開く方向へ摺動
する。
【0076】次に、この可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサの作動を説明する。
【0077】車載エンジンの回転動力は図示しないベル
トを介して図示しないプーリ、シャフト5に常時伝達さ
れ、シャフト5の回転力はスラストフランジ40、ヒン
ジ機構41を経て斜板10に伝達され、斜板10が回転
する。
【0078】斜板10の回転によりシュー50が斜板1
0のリヤ面10a上を相対回転するので、斜板10から
の回転力はピストン7の直線往復運動に変換される。ピ
ストン7はシリンダボア6内を往復運動し、その結果シ
リンダボア6内の圧縮室82の容積が変化し、この容積
変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行な
われ、斜板10の傾斜角度に応じた容量の冷媒ガスが吐
出される。
【0079】吸入時、吸入弁21が開き、吸入室13か
らシリンダボア6内の圧縮室82へ低圧の冷媒が吸入さ
れ、吐出時、吐出弁17が開き、圧縮室82から吐出室
12へ高圧の冷媒ガスが吐出される。
【0080】熱負荷が小さくなると(クラッチ付きコン
プレッサのクラッチオフ相当時)、コントロールバルブ
81のソレノイドへの通電が停止されてプランジャ81
aが開弁方向へ移動し、弁体81bがばね81cの付勢
力に抗して開弁方向へ移動し、第2の通路57が開く。
【0081】その結果、第2の通路57を介して吐出室
12からクランク室8へ高圧の冷媒ガスが流出し、クラ
ンク室8の圧力は高くなる。そして、圧縮行程中のピス
トン7のリヤ面にかかる力は大きくなり、ピストン7の
リヤ面にかかる力の総和はピストン7のフロント面(ト
ップ面)にかかる力の総和を上回る結果、斜板10の傾
斜角度が小さくなる。
【0082】斜板10の傾斜角度が最小になるとき、ス
リーブ70の端部70bがスラスト軸受25のレースに
突き当り、シャフト5に形成された第1の通路58の入
口5aが塞がれるので、入口5aを介してクランク室8
の冷媒ガスが流出せず、クランク室8の圧力低下が抑制
される。スリーブ70の端部70bがスラスト軸受25
のレースに突き当った後、斜板10のボス部10bがス
ラスト軸受25のレースに突き当たる。
【0083】吐出室12とクランク室8との圧力差が所
定値P以下になり、スプール弁31の上側に作用するク
ランク室8の圧力とばね32の付勢力との合力とがスプ
ール弁31の下側に作用する吐出室12の冷媒ガスの圧
力に打ち勝つと、スプール弁31が閉弁方向へ移動して
吐出通路39を遮断する。
【0084】その結果、吐出口1aからコンデンサ84
への冷媒ガスの流出が阻止される。このとき、第3の通
路60を通じてクランク室8内の冷媒ガスが吸入室13
に流れる。これによりクランク室8の過度の圧力上昇が
抑制されるとともに、冷媒ガスが圧縮機内を循環する。
【0085】最小ピストンストローク時(図1の状
態)、冷媒ガスが吸入室13、圧縮室82、吐出室1
2、第2の通路57、クランク室8及び第3の通路60
を経て再び吸入室13に戻る。
【0086】これに対し、熱負荷が大きくなると、コン
トロールバルブ81のソレノイドへの通電によりプラン
ジャ81aが閉弁方向へ移動し、弁体81bがばね81
cの付勢力によって閉弁方向へ移動し、第2の通路57
が閉じる。
【0087】その結果、吐出室12からクランク室8へ
の高圧の冷媒ガスの流入が阻止され、クランク室8の圧
力は低くなる。そして、圧縮行程中のピストン7のリヤ
面にかかる力は小さくなり、ピストン7のリヤ面にかか
る力の総和はピストン7のフロント面にかかる力の総和
を下回る結果、斜板10の傾斜角度が大きくなる。
【0088】斜板10の傾斜角度が最小から最大になる
とき、スリーブ70が斜板10の傾斜動作に追従してシ
ャフト5上を摺動し、第1の通路58の入口5aが開
き、クランク室8の冷媒ガスが第1の通路58を介して
吸入室13へ流れるので、クランク室8の圧力の低下が
促進される。
【0089】このとき、第3の通路60から吸入室13
へは冷媒ガスがほとんど流れなくなる。
【0090】また、吐出室12の圧力が高くなって、吐
出室12とクランク室8との圧力差が所定値P以下にな
ると、スプール弁31に作用する吐出室12の冷媒ガス
の圧力がクランク室8の冷媒ガスの圧力とばね32の付
勢力との合力に打ち勝ち、スプール弁31が開弁方向へ
移動して吐出通路39が開く。
【0091】その結果、吐出室12の冷媒ガスが吐出口
1aを通してコンデンサ84へ流出する。
【0092】この実施形態の可変容量型斜板式クラッチ
レスコンプレッサによれば、次の効果を奏する。
【0093】クランク室8と吸入室13とを連通させる
第1の通路58をシャフト5に形成し、この第1の通路
58の入口5aを斜板10の傾斜動作に追従してシャフ
ト5上を摺動するスリーブ70によって開閉するので、
従来のコンプレッサで用いられていたストッパ本体15
9aと回り止め159bとシー159cとスナップリン
グ159dとで構成されるストッパ159やスラストベ
アリング125にプリロードを与えるためのアジャスト
ナット183を省略できるとともに、加工が面倒な斜め
孔158dが不要になり、構成が簡素化されるので、コ
スト及び組立工数の低減を図ることができる。しかも、
スリーブ70の端部70bによって第1の通路58の入
口5aの開閉を行い、開状態と閉状態とのいずれかの状
態が選択されるので、斜板10を目的の位置に素早く到
達させることができる。
【0094】また、リヤ側のスラストベアリング25を
オイルミスト量が多いクランク室8に配置できたので、
スラストベアリング25を確実に潤滑することができ、
耐久性を向上させることができる。
【0095】更に、スラストベアリング25がクランク
室8に臨んで配置されているので、スラストベアリング
25にプリロードを加えるためのアジャストナット83
が不要になる。
【0096】また、ラジアル軸受24へオイルを常に供
給できるので、ラジアル軸受24を確実に潤滑すること
ができ、耐久性を向上させることができる。
【0097】なお、前述の実施形態では、吐出制御弁と
してスプール弁31を用いた場合について述べたが、ロ
ータリ弁等のスプール弁以外の弁を用いてもよい。
【0098】また、スラストベアリング25のフロント
側にスナップリング等の受け部を設け、スナップリング
等に斜板10を突き当てるようにしてもよい。この構成
によればスラストベアリング25の耐久性を向上させる
ことができる。
【0099】更に、スリーブ70の中間部に孔や溝を形
成する構成としてもよい。
【0100】また、スリーブ70を用いる代わりにヒン
ジボールを用いたり、斜板10自体に入口5aを開閉す
る機能を持たせたりしてもよい。
【0101】更に、第1の通路58を径方向へ貫く貫通
孔としても、入口5aの位相を変えてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサによれ
ば、構成が簡素化されるので、組立工数及び製造コスト
の低減を図ることができる。
【0103】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、第1の通路を第3の
通路の一部として利用することができ、加工が容易とな
る。
【0104】請求項3記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、クランク室内の冷媒
ガスをフロント側通路、第1の連通路、回転軸側通路及
び第2の連通路を通して吸入室へ導くことができ、循環
する冷媒ガスによってコンプレッサ内に十分な潤滑油を
供給できる。
【0105】請求項4記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、通路を通して常にラ
ジアル軸受に潤滑油を供給することができ、ラジアル軸
受、延いてはコンプレッサの耐久性が向上する。
【0106】請求項5記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、斜板の傾斜動作に追
従して筒状部材が摺動し、筒状部材の端部によって第1
の通路の開閉を行い、開状態と閉状態とのいずれかの状
態が選択して斜板を目的の位置に素早く到達させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサの最小吐出状態を示す
縦断面図である。
【図2】図2は最大吐出状態を示す縦断面図である。
【図3】図3は本件出願人により提案された可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサの最小吐出状態を示す
縦断面図である。
【図4】図4は最大吐出状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 シャフト(回転軸) 8 クランク室 10 斜板 12 吐出室 13 吸入室 31 スプール弁(吐出制御弁) 57 第2の通路 58 第1の通路 58b 通路 60 第3の通路 60a フロント側通路 60b フロント側軸受収容室 60c 回転軸側通路 60d 第1の連通路 60e 第2の連通路 70 スリーブ(従動部材) 81 コントロールバルブ(圧力制御弁) 82 圧縮室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に摺動かつ傾斜可能に装着され、
    前記回転軸と一体に回転する斜板と、 この斜板を収容するクランク室と、 圧縮室に送る冷媒ガスを収容する吸入室と、 前記回転軸に設けられ、前記クランク室と前記吸入室と
    を連通させる第1の通路と、 前記圧縮室から吐出された冷媒ガスを収容する吐出室
    と、 前記吐出室の冷媒ガスを前記クランク室に導く第2の通
    路と、 前記吐出室からの冷媒ガスをコンデンサ側へ送り出す吐
    出口と、 この吐出口に前記吐出室の冷媒ガスを導く吐出通路と、 前記第2の通路の途中に設けられ、熱負荷が大きくなっ
    たとき前記第2の通路を遮断する圧力制御弁と、 前記吐出通路の途中に設けられ、前記クランク室と前記
    吐出室との圧力差が所定値以下になったときに前記吐出
    通路を遮断する吐出制御弁と、 この吐出制御弁が前記吐出通路を遮断したときだけ前記
    クランク室の冷媒ガスを前記吸入室に導く第3の通路
    と、 前記斜板の傾斜角度が小さくなるときに前記第1の通路
    の入口を閉じる方向へ、前記斜板の傾斜角度が大きくな
    るときに前記第1の通路の入口を開く方向へ、前記斜板
    の傾斜動作に追従する従動部材が前記回転軸に摺動可能
    に取り付けられていることを特徴とする可変容量型斜板
    式クラッチレスコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記第3の通路は前記回転軸に形成され
    るとともに、前記第1の通路に接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の可変容量型斜板式クラッチレ
    スコンプレッサ。
  3. 【請求項3】 前記第3の通路が、 前記回転軸のフロント側にシャフトシール及びフロント
    側軸受を収容するためのフロント側軸受収容空間と前記
    クランク室とを連通させるフロント側通路と、 前記回転軸に設けられ、前記回転軸のリヤ側へ延びる回
    転軸側通路と、 前記フロント側軸受収容空間と前記回転軸側通路とを連
    通させる第1の連通路と、 前記回転軸側通路と前記吸入室とを連通させる第2の連
    通路とで構成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の通路と前記第3の通路との合
    流点より下流側に、前記回転軸のリヤ側のラジアル軸受
    に潤滑油を供給する通路が形成されていることを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載の可変容量型斜板式クラ
    ッチレスコンプレッサ。
  5. 【請求項5】 前記従動部材は筒状部材であり、この筒
    状部材の端部で前記第1の通路の入口を開閉することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の可変容
    量型斜板式クラッチレスコンプレッサ。
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