JP2000296939A - 薄板状部材搬送装置 - Google Patents

薄板状部材搬送装置

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JP2000296939A
JP2000296939A JP11103680A JP10368099A JP2000296939A JP 2000296939 A JP2000296939 A JP 2000296939A JP 11103680 A JP11103680 A JP 11103680A JP 10368099 A JP10368099 A JP 10368099A JP 2000296939 A JP2000296939 A JP 2000296939A
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thin plate
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driven roller
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Kazuyasu One
一泰 大根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード送り装置装置本体の厚さの増加を伴わ
ずに磁気カードの搬送可能厚さを従来よりも拡大するこ
とができない。 【解決手段】 ハウジング21の二つの縦壁部28b、
28cにより回転自在に支持される駆動ローラ22a、
22bと、駆動ローラ22a、22bを回転駆動するリ
ニア駆動型の超音波アクチュエータ23と、二つの縦壁
部28b、28cの間に支持された支持軸24と、支持
軸24に回動自在に支持される支持用アーム25a、2
5bと、支持軸24に装着されて駆動ローラ22a、2
2bの軸方向と直交する方向へのバネ力を発生するねじ
りコイルバネ26と、支持用アーム25a、25bによ
って回動自在に支持されるとともに駆動ローラ22a、
22bに向けて付勢される従動ローラ27a、27bと
を備えるカード送り装置20である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気カード
等の薄板状部材の搬送装置に関する。より具体的には、
本発明は、例えば振動アクチュエータを用いた薄板状部
材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動アクチュエータ、例えば、超音波の
振動域を利用した超音波アクチュエータは、低速で高ト
ルクを発生すること、駆動対象を直接駆動できること、
さらには構造が簡単なために形状の自由度が高いこと等
の特徴を有する。このため、超音波アクチュエータは、
様々な機器の駆動源としての利用が積極的に検討されて
いる。これまで、この超音波アクチュエータは、例えば
自動改札機や現金自動支払い機等における磁気カードの
送り装置の駆動源に適用されてきた。
【0003】図8は、特開平9−247962号公報に
より開示された、超音波アクチュエータ2を用いたカー
ド送り装置1の構成例を一部省略して示す斜視図であ
る。なお、図8では、理解を容易にするためにカード送
り装置1の本体の一部を破断した状態で示す。また、図
9は、このカード送り装置1の説明図であり、図9
(A)は図8のA矢視図、図9(B)は図8のB矢視
図、図9(C)は図9(B)におけるC−C断面図であ
る。
【0004】この超音波アクチュエータ2は振動子3を
有する。この振動子3は、矩形平板状の弾性体4と圧電
体5とを備える。弾性体4は、発生する1次の縦振動L
1および4次の屈曲振動B4それぞれの固有振動数が略
一致するように、各部寸法が設定される。弾性体4の一
方の平面には圧電体5が装着され、弾性体4の他方の平
面には高分子材等を主成分とする摺動部材である駆動力
取出部4a、4bが、突起状に設けられる。
【0005】この振動子3の側面の長手方向中央部には
支持ピン6a、6bがそれぞれ固定される。これらの支
持ピン6a、6bの端部は、いずれも、溝型の断面形状
を有する支持板7に固定される。支持板7の両端部近傍
には貫通孔7a、7bがそれぞれ設けられる。さら付き
ピン10a、10bがそれぞれ貫通孔7a、7bに隙間
を有して貫通する。さら付きピン10a、10bは、カ
ード送り装置1のハウジングを構成する二つの縦壁部8
a、8bにより固定される固定部材9a、9bに、それ
ぞれ固定される。さら付きピン10a、10bと支持板
7との間にはコイルバネ11a、11bがそれぞれ装着
される。これらコイルバネ11a、11bが発生するバ
ネ力により、支持板7は上方に向けて付勢される。
【0006】一方、カード送り装置1のハウジングを構
成するもう一つの縦壁部8cと縦壁部8aとの間には、
回転軸12a、12bが回転自在に支持される。縦壁部
8a、8bの間における回転軸12a、12bそれぞれ
の外周面には、ローラ13a、13bが装着される。コ
イルバネ11a、11bが発生するバネ力により、振動
子3の駆動力取出部4a、4bはローラ13a、13b
の外周面にそれぞれ加圧接触される。また、縦壁部8
b、8cの間における回転軸12a、12bの外周面に
は3つの環状のカード送り用当接部14a、14bがそ
れぞれ設けられる。
【0007】図10(A)は、図9(A)のD部付近に
存在する主要構成部品の配置を示す拡大図である。図9
(A)および図10(A)に示すように、縦壁部8b、
8cの下部には、矩形の切欠き部15a、15bがそれ
ぞれ形成される。切欠き部15aにおける回転軸12a
の軸支部の下方、および切欠き部15bにおける回転軸
12bの軸支部の下方には、縦溝部16a、16bがそ
れぞれ設けられる。縦溝部16a、16bの内部には従
動ローラ17a、17bの回転軸が隙間を有してそれぞ
れ嵌め込まれる。また、切欠き部15a、15bの平面
部には板バネ18a、18bの一端がそれぞれねじ止め
される。板バネ18a、18bは、いずれも、従動ロー
ラ17a、17bとの当接側が自由端になるようにして
装着される。これにより、縦溝部16a、16bからの
従動ローラ17a、17bの落下が防止される。このよ
うにして、回転軸12aの下方には、従動ローラ17a
が回転軸12aに接近および離間する方向(図9(A)
および図10(A)における上下方向)に変位自在かつ
回転自在に支持される。また、回転軸12bの下方に
は、従動ローラ17bが回転軸12bに接近および離間
する方向に変位自在かつ回転自在に支持される。
【0008】このカード送り装置1では、図9(A)お
よび図10(A)に示すように、供給されたカード19
が、従動ローラ17aおよび当接部14a、従動ローラ
17bおよび当接部14bにより挟まれ、当接部14
a、14bの回転により、一方向(図10(A)の例え
ば左方向)へ直線的に送られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、カード送り
装置は、搭載機器内の狭い設置スペースに搭載されるこ
とから小型であること、特にその厚さが少ないことが強
く要求される。図8および図9に示すカード送り装置1
では、支持板7を付勢するコイルバネ11a、11bを
振動子2の長手方向の前後の空間に配置することによ
り、装置全体の厚さをできるだけ低減している。
【0010】ところで、このカード送り装置1では、図
9(A)および図10(A)に示すように、カード19
を搬送している間、当接部14a、14bがカード19
の上面に接触し続ける必要がある。しかし、図10
(B)に示すように、搬送するカード19’の厚さtが
増加すると、従動ローラ17a、17bはカード19’
の厚さの増加分だけ縦溝部16a、16bに案内されて
下方に変位する。この従動ローラ17a、17bの変位
にしたがってカード19’も下方に変位するため、当接
部14a、14bがカード19’の上面から離れてしま
う。このため、このカード送り装置1には、厚さtが厚
いカード19’を搬送しようとすると、カード19’へ
搬送力を有効に伝達できなくなるという課題があった。
【0011】当接部14a、14bのカード19’との
接触低下を防ぐには、板バネ18a、18bのばね定数
を大きく設定して従動ローラ17a、17bの変位量を
小さくすればよいと、一見考えられる。しかし、これで
は、カード19’を介して従動ローラ17a、17bに
より回転軸12a、12bを強く拘束することになり、
カード送り装置1の搬送力を低下させてしまう。
【0012】一方、カードが噛み込む前の従動ローラ1
7a、17bと当接部14a、14bとの間には、図1
0(A)に示すように、所定の隙間t0 が存在する。そ
のため、厚さtがこの隙間t0 よりも薄いカードを搬送
しようとすると、カードが当接部14a、14bから離
れ、やはりカードを搬送できなくなってしまう。
【0013】本発明の目的は、装置本体の厚さの増加を
できるだけ抑制しながら、例えば磁気カード等の搬送部
材の搬送可能厚さを従来よりも拡大できる薄板状部材搬
送装置、特にカード送り装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、駆動ローラの近
傍に駆動ローラの軸方向と交差する方向への加圧力を発
生する加圧部材を配置し、この加圧部材により従動ロー
ラを、駆動ローラの外周面へ向けて付勢しながら支持す
ることにより、装置本体の厚さの増加をできるだけ抑制
しながら、搬送部材の搬送可能厚さを従来よりも拡大で
きることを新規に知見した。そして、この新規な知見に
基づいてさらに検討を重ねた結果、本発明を完成した。
【0015】請求項1の発明では、被搬送物である薄板
状部材が搬送される搬送面を有するハウジングと、この
ハウジングに回動自在に支持され、かつ搬送面から自身
の一部を突出させ、突出させた部分の回動により薄板状
部材を搬送する駆動ローラと、薄板状部材を挟んで駆動
ローラに対向配置される従動ローラと、駆動ローラを回
転駆動するアクチュエータと、搬送面と略平行な方向へ
向けて延設され、従動ローラを搬送面と交差する方向へ
変位自在に支持するとともに、従動ローラを駆動ローラ
へ向けて付勢する支持手段とを備えることを特徴とする
薄板状部材搬送装置を提供する。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載された
薄板状部材搬送装置において、ハウジングに配置される
支持軸を備え、支持手段が、支持軸に回動可能に支持さ
れる支持部材と、従動ローラを駆動ローラに向けて付勢
する付勢部材とを有することを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載された薄板状部材搬送装置において、支持軸に
装着されて、支持部材に支持軸回りの回転力を与えるバ
ネを備えることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項3に記載された
薄板状部材搬送装置において、バネがねじりコイルばね
であることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載された薄板状部材搬送装置に
おいて、駆動ローラが、支持軸を挟んで搬送方向に沿っ
て少なくとも2つ設けられることを特徴とする。
【0020】請求項6の発明は、請求項5に記載された
薄板状部材搬送装置において、従動ローラが、それぞれ
の駆動ローラに少なくとも一つ設けられていることを特
徴とする。
【0021】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載された薄板状部材搬送装置に
おいて、アクチュエータが振動アクチュエータであるこ
とを特徴とする。
【0022】請求項8の発明は、請求項7に記載された
薄板状部材搬送装置において、振動アクチュエータが、
駆動ローラの接線方向と略平行な方向への駆動力を発生
するリニア駆動型の振動アクチュエータであることを特
徴とする。
【0023】請求項9の発明は、請求項8に記載された
薄板状部材搬送装置において、駆動ローラの回転軸の外
周面に、リニア駆動型の振動アクチュエータの駆動力取
出部が加圧接触されることを特徴とする。
【0024】さらに、請求項10の発明は、請求項8ま
たは請求項9に記載された薄板状部材搬送装置におい
て、リニア駆動型の振動アクチュエータが、矩形平板状
の外形を有し、縦振動および屈曲振動を発生する振動子
を有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる薄板状部材
搬送装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。なお、以降の実施の形態の説明では、アク
チュエータが、リニア駆動型の超音波アクチュエータで
あるとともに、薄板状部材が磁気カードである場合を例
にとる。
【0026】図1は、本実施形態のカード搬送装置20
の構成例を示す斜視図である。また、図2は図1におけ
るE矢視図である。図1および図2に示すように、この
カード搬送装置20は、ハウジング21と、駆動ローラ
22と、リニア駆動型の超音波アクチュエータ23と、
支持軸24と、支持部材25と、付勢部材26と、従動
ローラ27とを備える。以下、これらの構成要素につい
て順次説明する。
【0027】〔ハウジング21〕本実施形態のカード搬
送装置20におけるハウジング21は、いずれも矩形の
板材により構成される3枚の縦壁部28a、28b、2
8cを有する。縦壁部28a〜28cは、それぞれ所定
の距離だけ離れて、互いに略平行に配置される。縦壁部
28a、28bは、上部側にいずれも装着された連結部
材29a、29bを介して適宜手段(本実施形態ではボ
ルトを用いた締結)により連結される。また、縦壁部2
8b、28cは、下部側にいずれも装着された連結部材
30a、30bおよび30cを介して適宜手段(本実施
形態ではボルトを用いた締結)により連結される。本実
施形態では、縦壁部28b、28cは、いずれも、後述
する駆動ローラ22a、22bをいずれも回転自在に支
持する固定部として、機能する。
【0028】また、連結部材30a〜30cそれぞれの
上面は、いずれも、同一平面をなすように形成されてお
り、この平面が、本実施形態のカード搬送装置20の搬
送面をなしている。本実施形態におけるハウジング21
は、以上のように構成される。
【0029】〔駆動ローラ22〕本実施形態では、駆動
ローラ22は、2本の駆動ローラ22a、22bを有す
る。ゴム製の駆動ローラ22a、22bそれぞれの回転
軸31a、31bの両端側が、縦壁部28b、28cに
設けられた軸受け(図示しない)により支持される。こ
れにより、駆動ローラ22a、22bは、縦壁部28
b、28cにより、回転自在に支持される。
【0030】駆動ローラ22a、22bそれぞれの回転
軸31a、31bは、いずれも、縦壁部28bを貫通し
て設けられる。これら回転軸31a、31bの先端部
は、縦壁部28aの近傍まで延びて配置される。これら
の回転軸31a、31bの縦壁部28aの近傍の先端部
には、所定の張力を与えられてゴムベルト32が架け渡
される。これにより、回転軸31a、31bのうちの一
方の回転が他方に伝達される。
【0031】縦壁部28a、28bの間における回転軸
31aの外周面には、ゴム製の駆動力取出ローラ33が
装着される。駆動力取出ローラ33が回転することによ
り、駆動ローラ22a、22bが回転する。
【0032】本実施形態では、駆動ローラ22a、22
bは、その外周面の一部が、連結部材30a〜30cそ
れぞれの上面である搬送面から突出した状態で、配置さ
れる。そして、駆動ローラ22a、22bの回動によ
り、外周面に接触する磁気カード52を搬送する。本実
施形態の駆動ローラ22は、以上のように構成される。
【0033】〔超音波アクチュエータ23〕図3は、本
実施形態で用いる超音波アクチュエータ23を構成する
振動子34を、相対運動部材である駆動力取出ローラ3
3とともに示す斜視図である。図3に示すように、本実
施形態の振動子34は、弾性体35と、弾性体35の一
方の平面に装着された圧電体36とを備える。
【0034】弾性体35は、鉄鋼、ステンレス鋼、リン
青銅またはエリンバー材等といった共振先鋭度が大きな
金属材料により構成されることが望ましく、矩形平板状
に形成される。また、弾性体35の各部の寸法は、発生
する1次の縦振動L1および4次の曲げ振動B4それぞ
れの固有振動数が略一致するように、設定される。
【0035】弾性体35の一方の平面には、後述する圧
電体36が例えば接着される。また、弾性体35の他方
の平面には、弾性体35の幅方向に2本の溝部が相対運
動方向(図3における両矢印方向)に関して所定距離だ
け離れて設けられる。これらの溝部に、横断面形状が矩
形である角棒型の、高分子材等を主成分とした摺動部材
が嵌め込まれて装着され、突起状に突出して装着され
る。高分子材としては、PTFE、ポリイミド樹脂、P
EN、PPS、PEEK等が例示される。
【0036】そして、この摺動部材が駆動力取出部35
a、35bとして機能する。したがって、弾性体35
は、後述する加圧支持機構に加圧されて、摺動部材から
なる駆動力取出部35aを介して、相対運動部材である
駆動力取出ローラ33の外周面に加圧接触する。
【0037】この駆動力取出部35a、35bは、弾性
体35に発生する4次の屈曲振動B4の4つの腹位置の
うちの外側に位置する二つの腹位置に一致する位置に設
けられる。なお、駆動力取出部35a、35bは、上記
の二つの腹位置に正確に一致する位置に設けられる必要
はなく、この腹位置の近傍に設けられていてもよい。
【0038】圧電体36は、本実施形態ではPZT(チ
タンジルコン酸鉛)からなる薄板状の圧電素子により構
成される。この圧電体36には、A相の駆動信号が入力
される入力領域36a、36cと、A相の駆動信号とは
位相が(π/2)ずれたB相の駆動信号が入力される入
力領域36b、36dとが形成される。各入力領域36
a〜36dは、弾性体35に発生する曲げ振動B4の5
つの節位置により区画された4つの領域に連続して形成
される。すなわち、駆動信号の入力により変形する各入
力領域36a〜36dが、いずれも、不動点である5つ
の節位置を跨がない。そのため、入力領域36a〜36
dの変形が5つの節位置によって抑制されない。これに
より、各入力領域36a〜36dに入力された電気エネ
ルギを最大の効率で弾性体35の変形、すなわち機械エ
ネルギに変換することができる。
【0039】また、曲げ振動B4の二つの節位置には、
振動子2が発生する縦振動L1により電気エネルギを出
力する検出領域36p、36p’が設けられる。これに
より、振動子34が発生する縦振動L1の振幅が検出さ
れる。
【0040】各入力領域36a〜36dと各検出領域3
6p、36p’とは、それぞれの表面に、銀電極37a
〜37d、37p、37p’を接着される。また、図示
しないが、各銀電極37a〜37d、37p、37p’
には、電気エネルギの授受を行うためのリード線が、そ
れぞれ半田付けされて接続される。これにより、各入力
領域36a〜36dに独立して駆動信号を入力したり、
各検出領域36p、36p’から独立して検出信号を出
力することができる。
【0041】図示しない駆動装置から、圧電体36の入
力領域36a、36cに、縦振動L1および曲げ振動B
4それぞれの固有振動数にほぼ一致した周波数(約50
kHz)を有するA相の駆動信号を入力する。また、入
力領域36b、36dにはA相の駆動信号とは(π/
2)の位相差を有するB相の駆動信号を入力する。する
と、弾性体35には、相対運動方向(図3における両矢
印方向)へ振動する第1の振動である1次の縦振動L1
と、この相対運動方向に直交する方向へ振動する第2の
振動である4次の曲げ振動B4とが同時に発生する。
【0042】これらの振動は合成されて、振動子34の
駆動力取出部35a、35bには、左回りであって半周
期ずれた楕円運動がそれぞれ発生する。本実施形態で
は、駆動力取出部35aに発生した楕円運動により、加
圧接触する駆動力取出ローラ33が右回りに回転駆動さ
れる。
【0043】また、相対運動方向を逆向きにするには、
B相の駆動信号が、A相の駆動信号に対して(−π/
2)の位相差を有するように設定すればよい。本実施形
態では、振動子34は以上のように構成される。図4
は、図2におけるF−F断面図であり、振動子34を駆
動力取出ローラ33に加圧接触させる加圧支持機構38
を示す。
【0044】図1、図2および図4にそれぞれ示すよう
に、略矩形の平板である固定板39が、連結部材29a
および縦壁部28a、28bそれぞれの上面に、ボルト
により固定される。
【0045】また、図4に示すように、固定板39の振
動子34側の平面には、加圧支持板40が固定される。
加圧支持板40は、加圧支持部40aと、加圧支持部4
0aの長手方向の一方の端面に設けられた二つの結合部
40bと、二つの結合部40bに設けられた固定部40
cとが一体に形成されて、構成される。加圧支持板40
は、固定部40cを介して、固定板39の振動子34側
の平面に、適宜手段により固定される。
【0046】加圧支持部40aは、矩形平板状に形成さ
れる。その一方の平面であって長手方向の両端部近傍に
は、突起部41a、41bが垂直に設けられる。また、
同じ平面であって長手方向の中央部の両側には、振動子
34の幅と略同じ間隔で、2本の拘束ピン42a、42
bが垂直に固定される。これら2本の拘束ピン42a、
42bの他端は、図3に示す振動子34の側面中央部に
形成された二つの切り欠き部43a、43bにそれぞれ
隙間を有して嵌合する。これにより、振動子34は、加
圧支持板40を介して固定板39により、弾性体35の
厚さ方向に拘束されるとともに弾性体35の厚さ方向に
変位自在に支持される。
【0047】固定板39の上面には、中空のコイルバネ
収容部44が固定される。コイルバネ収容部44の蓋4
4aの内面には、コイルバネ45の一端が固定される。
このコイルバネ45の他端には、円錐型の先端部を有す
る加圧端子46が装着される。加圧支持板40は、コイ
ルバネ45が発生するバネ力により、加圧端子46を介
して振動子34の方向へ付勢される。
【0048】振動子34の下方には、振動子34を搭載
するブロック47が、縦壁部28a、28bにより固定
される。ブロック47の上面には、振動子34を搭載す
る搭載台48が設けられる。また、この上面にはコイル
バネ収容孔47aが設けられ、このコイルバネ収容孔4
7aにコイルバネ49が装着される。コイルバネ49
は、電気的導通性を有する材料からなり、ブロック47
を介して常に弾性体35の接地(グランド)を保つ機能
を有する。
【0049】この加圧支持機構38では、コイルバネ4
5が発生するバネ力により、加圧支持板40に設けられ
た突起部41a、41bが振動子34に当接する。これ
により、振動子34は下方に向けて付勢され、振動子3
4の駆動力取出部35aが、駆動力取出ローラ33の外
周面に適宜加圧力で加圧接触する。本実施形態では、振
動子34およびその加圧支持機構38は、以上のように
構成される。
【0050】〔支持軸24〕本実施形態のハウジング2
1の構成要素である縦壁部28b、28cにより、支持
軸24が支持される。支持軸24は、本実施形態では、
駆動ローラ22a、22bと略平行になるとともに、後
述する従動ローラ27a、27bの設置高さと略同じ設
置高さとなるように、縦壁部28b、28cに固定され
る。
【0051】支持軸24は、駆動ローラ22a、22b
とは異なり、縦壁部28b、28c対して回転する必要
はない。このため、本実施形態では、適宜手段により縦
壁部28b、28cの対向面にそれぞれ固定した。
【0052】また、支持軸24は、後述するねじりコイ
ルバネ26を固定することができるとともに、後述する
支持用アーム25a、25bを回動自在に支持すること
ができる断面形状を有すればよい。本実施形態では丸棒
材とした。本実施形態の支持軸24は、以上のように構
成される。
【0053】〔支持部材25〕本実施形態では、支持部
材25が支持軸24により回動自在に支持される。本実
施形態では、支持部材25として、矩形平板状の支持用
アーム25a、25bを用いた。
【0054】支持用アーム25aは、図2に示すよう
に、その一端側に左右一対の軸支部25a’を有してお
り、これらの軸支部25a’を支持軸24が隙間を有し
て貫通することにより、支持軸24により回動自在に支
持される。同様に、支持用アーム25bは、その一端側
に左右一対の軸支部25b’を有しており、これらの軸
支部25b’を支持軸24が隙間を有して貫通すること
により、支持軸24により回動自在に支持される。
【0055】また、支持用アーム25aの他端側には、
左右一対の軸支部50、50が設けられる。軸支部5
0、50により後述する従動ローラ27aが回動自在に
支持される。また、支持用アーム26bの他端側にも、
左右一対の軸支部51、51が設けられる。軸支部5
1、51により後述する従動ローラ27bが回動自在に
支持される。本実施形態の支持部材25は、以上のよう
に構成される。
【0056】〔付勢部材26〕支持軸24の長手方向の
略中央部の外周面に、付勢部材26が固定される。本実
施形態では、付勢部材26として、ねじりコイルバネ2
6を用いた。ねじりコイルバネ26は、コイル中心線の
回りにねじりモーメントを受ける。そのため、コイル中
心線の方向、すなわち支持軸24の軸方向と直交する方
向へのバネ力を発生する。
【0057】ねじりコイルバネ26の一方の端部側26
aは駆動ローラ22aの方向に延設され、支持用アーム
25aの上面に当接される。また、ねじりコイルバネ2
6の他方の端部側26bは駆動ローラ22bの方向に延
設され、支持用アーム25bの上面に当接される。そし
て、ねじりコイルバネ26が発生するバネ力により、支
持用アーム25aには駆動ローラ22aに向かう支持軸
24回りの回転力が与えられ、支持用アーム25bには
駆動ローラ22bに向かう支持軸24回りの回転力が与
えられる。本実施形態の付勢部材26は、以上のように
構成される。
【0058】〔従動ローラ27〕支持用アーム25aに
形成された軸支部50、50により、従動ローラ27a
が回動自在に支持される。従動ローラ27aは、搬送さ
れる磁気カード52と接触することにより、従動回転す
る。
【0059】また、支持用アーム25bに形成された軸
支部51、51により、従動ローラ27bが回動自在に
支持される。従動ローラ27bは、搬送される磁気カー
ド52と接触することにより、従動回転する。
【0060】従動ローラ27a、27bは、支持軸24
に回転自在に支持された支持用アーム25a、25bに
より軸支されている。このため、従動ローラ27a、2
7bは、ねじりコイルバネ26が発生するバネ力によ
り、駆動ローラ22a、22bの外周面へ向けて付勢さ
れる。本実施形態の従動ローラ27は、以上のように構
成される。
【0061】本実施形態のカード搬送装置20は、以上
のように構成される。特に、本実施形態では、支持軸2
4と、支持部材である支持用アーム25、25bと、付
勢部材であるねじりコイルバネ26とによって、従動ロ
ーラ27a、27bを回動自在に支持するとともに従動
ローラ27a、27bを駆動ローラ22a、22bへ向
けて付勢する支持手段を構成した。次に、このカード搬
送装置20の動作を説明する。
【0062】図1〜図4に示す本実施形態のカード搬送
装置20に磁気カード52を挿入する。挿入された磁気
カード52は、連結部材30a〜30cそれぞれの上面
である搬送面に沿って平行に送られる。そして、磁気カ
ード52が、駆動ローラ22aおよび従動ローラ27a
により挟まれる位置に達すると、この位置に設けられた
図示しないカード検出機構により、磁気カード52の存
在が検出される。このカード検出機構による検出信号
は、図示しないカード搬送装置の制御装置に送られる。
【0063】カード搬送装置の制御装置では、超音波ア
クチュエータ23に起動信号を出力する。これにより、
超音波アクチュエータ23の駆動装置(図示しない)か
ら、振動子34の入力領域36a、36cへA相の駆動
信号が入力されるとともに、入力領域36b、36dへ
B相の駆動信号が入力される。これにより、振動子34
には、1次の縦振動L1と、4次の屈曲振動B4とが同
時に発生し、駆動力取出部35aにはこれらの振動の合
成振動である楕円運動が周期的に発生する。このため、
駆動力取出部35aに加圧接触する駆動力取出ローラ3
3は、回転駆動され、駆動ローラ22a、22bがとも
に同一の速度で同じ方向へ同時に回転する。駆動ローラ
22aの回転により、挿入された磁気カード52は、駆
動ローラ22aと従動ローラ27aとの間に引き込まれ
る。
【0064】図5および図6は、いずれも、図2におけ
るG−G断面図であって、図5は、磁気カード52が駆
動ローラ22aと従動ローラ27aとの間に引き込まれ
る直前の状況を示し、図6は、引き込まれた直後の状況
を示す。
【0065】挿入された磁気カード52が従動ローラ2
7aの外周面に当たると、図6に示すように、従動ロー
ラ27aに作用する反力により、支持用アーム25aは
支持軸24を回転中心として回転しようとする。この
時、支持用アーム25aには、ねじりコイルバネ26が
発生するバネ力により、この回転移動方向と反対方向へ
の付勢力が作用する。このため、従動ローラ27aは、
その外周面を磁気カード52に接触させたまま上方に変
位する。
【0066】さらに、磁気カード52は、駆動ローラ2
2aの回転により右方向へ搬送され、従動ローラ27b
に当たる。すると、従動ローラ27bに作用する反力に
より、支持用アーム25bは支持軸24を回転中心とし
て回転しようとする。この時、支持用アーム25bに
は、ねじりコイルバネ26が発生するバネ力により、こ
の回転移動方向と反対方向への付勢力が作用する。この
ため、従動ローラ27bは、その外周面を磁気カード5
2に接触させたまま上方に変位する。
【0067】このようにして、本実施形態のカード搬送
装置20により、搬送時の磁気カード52が搬送され
る。そして、磁気カード52が駆動ローラ22bを通過
すると、図示しないカード検出機構により磁気カード5
2の通過が検出される。このカード検出機構の検出信号
は、図示しないカード搬送装置の制御装置に送られ、超
音波アクチュエータ23に停止信号を出力する。これに
より、超音波アクチュエータ23は停止し、駆動ローラ
22a、22bの駆動も停止される。
【0068】このように、本実施形態によれば、従動ロ
ーラ27a、27bを、支持軸24に回動自在に支持さ
れた支持用アーム25a、25bにより回動自在に支持
するするとともに、磁気カード52が通過する際の支持
用アーム25a、25bに作用する回転移動力と反対方
向への付勢力を発生するねじりコイルバネ26を支持軸
24に装着している。このため、磁気カード52の厚さ
が増加して支持用アーム25a、25bの変位量が増加
しても、磁気カード52から駆動ローラ22a、22b
が離れない。このため、例えば磁気カード52の搬送可
能厚さを従来よりも拡大できる。
【0069】また、本実施形態によれば、従動ローラ2
7a、27bを、支持軸24に回転自在に、かつ搬送面
と略平行な方向へ向けて延設された支持用アーム26
a、26bにより軸支している。このため、縦壁部28
a〜28cの高さ内に、支持軸24、支持用アーム25
a、25bおよびねじりコイルバネ26を収容すること
ができる。したがって、本実施形態によれば、装置全体
の高さの増加をできるだけ抑制することもできる。この
ため、自動販売機、券売機、貸し玉機、CD、自動改札
機、現金自動支払い機さらには各種の携帯用情報機器等
の各種装置の内部の狭隘部にも、容易に組み込むことが
できる。
【0070】このように、本実施形態によれば、装置本
体の厚さの増加をできるだけ抑制しながら、磁気カード
の搬送可能厚さを従来よりも拡大できる磁気カードの搬
送装置が提供される。
【0071】(変形形態)実施形態の説明では、従動ロ
ーラを回動自在に支持するとともに従動ローラを駆動ロ
ーラへ向けて付勢する支持手段が、支持軸と、支持部材
と、付勢部材とを有する場合を例にとった。しかし、本
発明はこの形態には限定されず、搬送面と略平行な方向
へ向けて延設され、従動ローラを搬送面と交差する方向
へ変位自在に支持するとともに、従動ローラを駆動ロー
ラへ向けて付勢する支持手段であれば、同様に適用でき
る。
【0072】図7は、このような支持手段60の他の例
を示す斜視図である。なお、図7においては、支持手段
60以外の構成要素は省略してある。図7に示すよう
に、縦壁部28b、28cの上面に適宜手段により十字
型の板バネ61を固定し、この板バネ61の一端側およ
び他端側に、従動ローラ27a、27bが回動自在に支
持される。磁気カード52の通過により従動ローラ27
a、27bが上方へ変位する際、従動ローラ27a、2
7bには板バネ61により下方向きのバネ力が作用す
る。このため、従動ローラ27a、27bは、磁気カー
ド52の通過の際にも、磁気カード52の表面に適宜加
圧力で接触し続けることができ、駆動ローラ22a、2
2bが磁気カード52の表面から離れない。
【0073】また、実施形態の説明では、支持用アーム
26a、26bが、図5に示すように、いずれも、磁気
カード52の搬送面と略平行な方向に向けて延設されて
いる場合を例にとった。しかし、本発明は、この形態に
は限定されず、支持用アーム26a、26bが、搬送面
と平行な方向に対して±60度程度の範囲で交差する方
向に向けて延設されていてもよい。この範囲であれば、
支持手段の厚さが増加しても、カード送り装置の厚さを
実用上問題ない程度に抑制することが可能である。
【0074】また、実施形態の説明では、付勢部材がバ
ネにより構成される場合を例にとった。しかし、本発明
はこの形態には限定されない。本発明における付勢部材
は、従動ローラを駆動ローラに向けて付勢することがで
きる部材であればよく、バネには限定されない。
【0075】また、実施形態の説明では、バネが、ねじ
りコイルばねである場合を例にとった。しかし、本発明
はこの形態には限定されない。本発明におけるバネは、
支持軸に装着されて駆動ローラの軸方向と交差する方向
へのバネ力を発生するバネであれば、等しく適用され
る。
【0076】また、実施形態の説明では、アクチュエー
タが振動アクチュエータである場合を例にとった。しか
し、本発明はこの形態には限定されない。すなわち、本
発明は振動アクチュエータ以外の他のアクチュエータに
ついても同様に適用される。
【0077】また、実施形態の説明では、振動アクチュ
エータが超音波アクチュエータである場合を例にとっ
た。しかし、本発明はこの形態には限定されない。すな
わち、本発明は超音波以外の振動域を利用した振動アク
チュエータについても同様に適用される。
【0078】また、実施形態の説明では、超音波アクチ
ュエータがリニア駆動型である場合を例にとった。しか
し、本発明はこの形態には限定されず、例えば回転駆動
型等の他の駆動形式の超音波アクチュエータについても
等しく適用される。回転駆動型の超音波アクチュエータ
を用いる場合には、駆動ローラと同軸上に超音波アクチ
ュエータを接続して配置すればよい。
【0079】また、実施形態の説明では、リニア駆動型
の超音波アクチュエータが、矩形平板状の外形を有し、
1次の縦振動および4次の屈曲振動を発生する振動子を
有する場合を例にとった。しかし、本発明はこの形態に
は限定されず、他のリニア駆動型の超音波アクチュエー
タについても同様に適用される。例えば、矩形平板状の
外形を有し、3次の縦振動および8次の屈曲振動を発生
する振動子を有する場合も、同様に適用される。
【0080】また、実施形態の説明では、駆動ローラを
二つ設けた場合を例にとった。しかし、本発明はこの形
態には限定されず、駆動ローラは1つまたは3つ以上の
場合にも同様に適用される。
【0081】また、実施形態の説明では、駆動ローラが
従動ローラの上側に位置するように、カード搬送装置を
配置した場合を例にとった。しかし、本発明はこの形態
には限定されない。例えば、駆動ローラと従動ローラと
が水平方向に並列するように、カード搬送装置を立てて
配置してもよい。
【0082】また、実施形態の説明では、薄板状部材が
磁気カードである場合を例にとった。しかし、本発明は
この形態には限定されず、磁気カード以外の他の薄板状
部材についても同様に適用される。薄板状部材として、
例えば、プリペイドカードとして使用される磁気記録層
が形成されたPETカードや、磁気ストライプやICチ
ップが設けられたプラスチックカード等が例示される。
この場合、超音波アクチュエータは磁気を発生させない
ため、カードの記録手段にノイズを与えることがなく、
磁気シールドを行う必要がなくなる。
【0083】また、実施形態の説明で用いた振動子の加
圧支持機構は、あくまでも例示である。この形態以外の
加圧支持機構を用いることも可能である。さらに、各実
施形態の説明では、圧電体を用いたが、本発明はこの形
態には限定されず、電気エネルギと機械エネルギとの相
互変換素子であれば、同様に用いることができる。この
ような素子として、例えば電歪素子が例示される。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1〜
請求項10の発明により、装置本体の厚さの増加をでき
るだけ抑制しながら、例えば磁気カード等の薄板状部材
の搬送可能厚さを従来よりも拡大できる薄板状部材の搬
送装置、特にカード送り装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のカード搬送装置の構成例を示す斜視
図である。
【図2】図1におけるE矢視図である。
【図3】実施形態で用いる超音波アクチュエータを構成
する振動子を、相対運動部材である駆動力取出ローラと
ともに示す斜視図である。
【図4】図2におけるF−F断面図であり、振動子を駆
動力取出ローラに加圧接触させる加圧支持機構を示す。
【図5】図2におけるG−G断面図であって、磁気カー
ドが駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれる直前
の状況を示す説明図である。
【図6】図2におけるG−G断面図であって、磁気カー
ドが駆動ローラと従動ローラとの間に引き込まれた直後
の状況を示す説明図である。
【図7】支持手段の変形形態を示す斜視図である。
【図8】特開平9−247962号公報により開示され
た、超音波アクチュエータを用いた従来のカード送り装
置の構成例を一部省略して示す斜視図である。
【図9】特開平9−247962号公報により開示され
たカード送り装置の説明図であり、図9(A)は図8の
A矢視図、図9(B)は図8のB矢視図、図9(C)は
図9(B)におけるC−C断面図である。
【図10】図10(A)は、図9(A)のD部付近に存
在する主要構成部品の配置を示す拡大図であり、図10
(B)は、搬送すべき磁気カードの厚さが増加した場合
の主要構成部品の配置を示す拡大図である。
【符号の説明】
20 カード送り装置 21 ハウジング 22a、22b 駆動ローラ 23 超音波アクチュエータ(振動アクチュエータ) 24 支持軸 25a、25b 支持用アーム(支持部材) 26 ねじりコイルバネ(付勢部材) 27a、27b 従動ローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F049 DA12 EA07 LA08 LA09 LA11 LB08 LB09 5H680 AA00 BB01 BB13 BB15 BB19 BC00 CC02 DD01 DD15 DD23 DD53 DD55 DD59 DD73 DD74 DD82 DD92 EE07 EE10 FF04 FF08 FF33 GG02 GG11 GG19 GG23 GG27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物である薄板状部材が搬送される
    搬送面を有するハウジングと、 該ハウジングに回動自在に支持され、かつ前記搬送面か
    ら自身の一部を突出させ、突出させた部分の回動により
    前記薄板状部材を搬送する駆動ローラと、 前記薄板状部材を挟んで前記駆動ローラに対向配置され
    る従動ローラと、 前記駆動ローラを回転駆動するアクチュエータと、 前記搬送面と略平行な方向へ向けて延設され、前記従動
    ローラを前記搬送面と交差する方向へ変位自在に支持す
    るとともに、前記従動ローラを前記駆動ローラへ向けて
    付勢する支持手段とを備えることを特徴とする薄板状部
    材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングに配置される支持軸を備
    え、前記支持手段は、前記支持軸に回動可能に支持され
    る支持部材と、前記従動ローラを前記駆動ローラに向け
    て付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項
    1に記載された薄板状部材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記支持軸に装着されて、前記支持部材
    に前記支持軸回りの回転力を与えるバネを備えることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載された薄板状
    部材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記バネは、ねじりコイルばねであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載された薄板状部材搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動ローラは、前記支持軸を挟んで
    搬送方向に沿って少なくとも2つ設けられることを特徴
    とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載
    された薄板状部材搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記従動ローラは、それぞれの駆動ロー
    ラに少なくとも一つ設けられていることを特徴とする請
    求項5に記載された薄板状部材搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータは、振動アクチュエ
    ータであることを特徴とする請求項1から請求項6まで
    のいずれか1項に記載された薄板状部材搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記振動アクチュエータは、前記駆動ロ
    ーラの接線方向と略平行な方向への駆動力を発生するリ
    ニア駆動型の振動アクチュエータであることを特徴とす
    る請求項7に記載された薄板状部材搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動ローラの回転軸の外周面に、前
    記リニア駆動型の振動アクチュエータの駆動力取出部が
    加圧接触されることを特徴とする請求項8に記載された
    薄板状部材搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記リニア駆動型の振動アクチュエー
    タは、矩形平板状の外形を有し、縦振動および屈曲振動
    を発生する振動子を有することを特徴とする請求項8ま
    たは請求項9に記載された薄板状部材搬送装置。
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