JP2000296565A - 紙箱成形装置 - Google Patents

紙箱成形装置

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JP2000296565A
JP2000296565A JP11106037A JP10603799A JP2000296565A JP 2000296565 A JP2000296565 A JP 2000296565A JP 11106037 A JP11106037 A JP 11106037A JP 10603799 A JP10603799 A JP 10603799A JP 2000296565 A JP2000296565 A JP 2000296565A
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JP11106037A
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Kotaro Matsumoto
孝太郎 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙箱展開シートにおける折り曲げられる各側部
が、段違い状になっていても、各側部を確実に折り曲げ
ることができる。 【解決手段】搬入される紙箱展開シート30の各側部
が、各支持部材14にてそれぞれ支持されると、各支持
部材14に設けられた押さえ板18が、エアーシリンダ
15によってそれぞれ回動されて、紙箱展開シート30
の各側部における端部が押さえられる。このような状態
で、支持部材14によって支持された紙箱展開シート3
0の各側部が、それぞれに隣接した紙箱展開シート30
部分に折り重ねられるように、各支持部材14が、18
0°程度にわたってそれぞれ回動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開した状態の紙
箱展開シートを折り曲げて必要部分を糊付けすることに
よって段ボール箱等の紙箱に組み立てる際に使用される
紙箱成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】展開した状態の紙箱展開シートから段ボ
ール箱を組み立てる際には、例えば、特公昭56−20
979号公報に開示された段ボール箱成形装置が、紙箱
展開シートを折り曲げるために使用される。この段ボー
ル箱成形装置は、段ボール箱とされる展開状態の段ボー
ル紙の各側部が、折り曲げブロックによって折り曲げら
れて、段ボール紙の各側部が、その各側部に隣接した部
分に折り重ねられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような段ボール箱
成形装置では、上下方向に積み重ねられた所定形状の段
ボール紙を折り畳むようになっており、従って、例え
ば、折り曲げられる段ボール紙の一方の側部が、他方の
側部よりも突出しているような場合には、段ボール紙の
各側部を、それぞれ、確実に折り曲げることがでないお
それがある。
【0004】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、紙箱に組み立てられる段ボール紙
等の紙箱展開シートの一方の側部が他方の側部よりも突
出した状態になっているような場合にも、各側部を確実
に折り曲げることができる紙箱成形装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の紙箱成形装置
は、紙箱展開シートを折り曲げて必要部分を糊付けする
ことによって紙箱とする際に、紙箱展開シートの各側部
を折り曲げるために使用される紙箱成形装置であって、
紙箱展開シートの各側部をそれぞれ支持して、支持され
た各側部が、その各側部にそれぞれ隣接する紙箱展開シ
ート部分に折り重ねられるように、それぞれが移動し得
るようになった一対の支持部材と、各支持部材に支持さ
れた紙箱展開シートの各側部を、各支持部材とともにつ
かむように、各支持部材にそれぞれ取り付けられた押さ
え板と、を具備することを特徴とする。
【0006】前記各支持部材は、紙箱展開シートの各側
部に沿って、それぞれスライド可能になっている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の紙箱成形装置
の実施の形態の一例を示す要部の概略構成図である。こ
の紙箱成形装置は、段ボール箱に組み立てられる段ボー
ル紙によって構成された紙箱展開シート30の各側部を
折り込むために使用されるものであり、所定形状の紙箱
展開シート30を順次搬入する左右一対の搬入コンベア
11と、両搬入コンベア11によって順次搬入される紙
箱展開シート30を水平状態で搬送する左右一対の搬出
コンベア12とを有している。
【0008】搬出コンベア12上に搬入される段ボール
紙製の紙箱展開シート30は、段ボール箱に組み立てら
れた際に一方の側面となる側面部分31が、搬入方向の
一方の側部に長方形状に設けられており、この側面部分
31の側方には、段ボール箱の背面を構成する長方形状
をした背面部分32が、折り込み線30aを介して連続
して設けられている。そして、この背面部分32の側方
に、段ボール箱の他方の側面を構成する側面部分33
が、折り込み線を介して連続して設けられている。さら
に、この側面部分33の側方に、段ボール箱の正面を構
成する正面部分34が、折り込み線30bを介して連続
して設けられている。そして、正面部分34の側方に、
糊代片34aが、折り込み線を介して連続して設けられ
ている。
【0009】これら側面部分31、背面部分32、側面
部分33、正面部分34は、それぞれの搬入方向の長さ
が、形成される段ボール箱の高さに相当するように等し
くなっており、従って、相互に帯状に連続している。
【0010】紙箱展開シート30の正面部分34におけ
る搬入方向下流側の側方には、段ボール箱の蓋面を構成
する蓋面部分35が折り込み線を介して連続して設けら
れており、この蓋面部分35の搬入方向下流側の側方
に、折り込み片35aが、折り込み線を介して連続して
設けられている。正面部分34には、蓋面部分35とは
反対側の側方に、段ボール箱の底面の一部を構成する底
面副折り込み片34bが、折り込み線を介して連続して
設けられている。この底面副折り込み片34bの両側縁
は、先端側になるにつれて順次相互に接近するように傾
斜しており、それぞれの先端側部分は、相互に平行にな
っている。
【0011】正面部分34と背面部分32との間に設け
られた側面部分33には、正面部分34に連続して設け
られた蓋面部分35に隣接するように、折り込み片33
aが、折り込み線を介して連続して設けられている。ま
た、この側面部分33には、正面部分34に連続して設
けられた底面副折り込み片34bに隣接するように、段
ボール箱の底面を構成する底面側部折り込み片33bが
設けられている。この底面側部折り込み片33bは、底
面副折り込み片34b側の側縁が、正面部分34と側面
部分33との間の折り込み線30bに沿った直線になっ
ている。また、反対側の側縁は、側面部分33から離れ
るにつれて、順次、他方の側縁に接近するように傾斜し
ており、その先端側部分では、反対方向に向かって若干
傾斜した状態になっている。
【0012】背面部分32には、底面側部折り込み片3
3bに隣接するように、段ボール箱の底面を構成する底
面主折り込み片32aが、折り込み線を介して、連続し
て設けられている。この底面主折り込み片32aは、両
側縁が、それぞれ、背面部分32の両側の折り込み線に
沿った直線状になっており、その先端側部分における中
央部が、凹状に切欠されている。
【0013】背面部分32に隣接して設けられた側面部
分31には、底面主折り込み片32aに隣接するよう
に、段ボール箱の底面を構成する底面側部折り込み片3
1aが、折り込み線を介して、連続して設けられてい
る。この底面側部折り込み片31aは、他方の側面部分
33に設けられた底面側部折り込み片33bとは対称形
状に構成されている。また、この側面部分31における
反対側の側方には、折り込み片31bが折り込み線を介
して連続して設けられている。この折り込み片31bの
側面部分31からの突出長さは、正面部分34からの蓋
面部分35および折り込み片35aの突出長さよりも短
くなっている。
【0014】このような構成の紙箱展開シート30は、
左右の各側部にそれぞれ位置する側面部分31および正
面部分34が、左右の各搬入コンベア11によってそれ
ぞれ支持された状態で、左右一対の各搬出コンベア12
上に搬入される。各搬入コンベア11によって搬入され
る紙箱展開シート30は、一方の側縁部に位置する糊代
部分34aの下面に、予め糊付けされている。左右の各
搬入コンベア11は、紙箱展開シート30の側面部分3
1および正面部分34をそれぞれ支持した状態で、紙箱
展開シート30全体を搬送し得るように、所定の間隔を
あけた状態で、搬送方向下流側が下側に位置するように
それぞれ傾斜して、相互に平行に配置されている。
【0015】各搬入コンベア11によって搬入される紙
箱展開シート30が載置される左右一対の搬出コンベア
12は、各搬入コンベア11の搬出方向下流側の端部の
内側にて、各搬入コンベア11の端部から搬出される紙
箱展開シート30の背面部分32と、この背面部分32
と正面部分34との間に配置された側面部分33とを、
それぞれを水平状態で支持するように、各搬入コンベア
11の端部の下方にて、水平方向に適当な間隔をあけて
相互に平行な状態で、それぞれが水平に配置されてい
る。各搬出コンベア12における搬入方向下流側の端部
は、各搬入コンベア11の搬送方向下流側の端部から、
各搬入コンベア11の搬送方向下流側に適当な距離だけ
延出している。各搬出コンベア12は、各搬入コンベア
11の下方域を通過して、各搬入コンベア11の搬送方
向上流側の側方に延出している。各搬出コンベア12
は、同期して駆動されるようになっている。
【0016】各搬出コンベア12のそれぞれの外側に
は、各搬出コンベア12に沿って水平に配置された回動
アーム13がそれぞれ配置されている。各回動アーム1
3は、各搬出ベルト12の搬入方向下流側の端部から、
さらに下流側に向かって延出しており、水平な上面部1
3aと、その上面部13aにおける内側の側縁部から下
方に垂直に屈曲された側面部13bとをそれぞれ有する
断面L字状に構成されている。各搬出コンベア12の搬
入方向下流側に延出した各回動アーム13の基端部に
は、各回動アーム13を、各搬出コンベア12上に位置
するように、それぞれが、180°程度にわたって相互
に逆方向に回動させる回動駆動手段がそれぞれ設けられ
ている。
【0017】各回動アーム13の先端部には、紙箱展開
シート30における各側部をそれぞれ支持する支持部材
14が、それぞれ設けられている。各支持部材14は、
左右方向を相互に逆転させた対称な構成で、各回動アー
ム13にそれぞれ取り付けられており、一方の支持部材
14が、紙箱展開シート30における一方の側部に設け
られた側面部分31を支持し、他方の支持部材14が、
紙箱展開シート30における他方の側部に位置する正面
部分34および蓋面部分35を支持するようになってい
る。
【0018】図2は、一方の支持部材14の側面図、図
3は、その支持部材14の平面図、図4は、その支持部
材14の正面図である。支持部材14は、回動アーム1
3の上面部13aに突き合わされた状態でスライド可能
に嵌合したスライド部14bと、このスライド部14b
上に設けられた断面倒立L字状の支持本体部14aとを
有しており、支持本体部14aの水平状態になった上面
に、紙箱展開シート30の一方の側部が載置されるよう
になっている。支持本体部14aの垂直部分は、回動ア
ーム13の内側の側面に沿って垂直になっている。
【0019】支持部材14のスライド部14bは、支持
本体部14aよりも回動アーム13の基端部側に延出し
ており、また、回動アーム13の先端側に位置するスラ
イド部14bの端部には、回動アーム13における上面
部13aの下面に圧接される固定板14kが、固定ボル
ト14c(図2参照)によって取り付けられている。ス
ライド部14bは、固定板14kを回動アーム13の上
面部13aにおける任意の位置に圧接させて固定ボルト
14cを締め付けることによって、回動アーム13の上
面部13aに対して固定されるようになっている。
【0020】支持部材14における支持本体部14aの
側面部には、回動アーム13の先端側に向かって直線状
に延出する支持アーム14fが、水平な状態で取り付け
られている。そして、この支持アーム14fには、他方
の回動アーム13に対向した内側の側面に、一対のガイ
ドローラー14gが水平方向に並んだ状態で、それぞれ
自由に回転し得るように取り付けられている。また、支
持アーム14fの外側の側面には、両ガイドローラー1
4gの間に位置する1つのガイドローラー14hが、自
由に回転し得るように取り付けられている。各ガイドロ
ーラー14gおよび14hは、それぞれの中心位置が等
しい高さ位置にて水平に並んでおり、それぞれ同様の大
きさになっている。
【0021】スライド部14bには、エアーシリンダー
15が取り付けられている。このエアーシリンダー15
は、ピストンロッド15aの進出方向が、回動アーム1
3の基端部側に向かうように、回動アーム13における
上面部13aの下方の側部に沿って水平に配置されてお
り、エアーシリンダ15の基端部が、支持部材14のス
ライド部14bに取り付けられている。エアーシリンダ
15におけるピストンロッド15aの先端部は、支持部
材14のスライド部14bの端部近傍に位置しており、
その先端部には、回動レバー16の一方の端部が回動可
能に取り付けられている。
【0022】回動レバー16は、「く」の字状に屈曲さ
れており、エアーシリンダ15のピストンロッド15a
に端部が取り付けられた駆動側側部16aが、回動アー
ム13の側方にて、エアーシリンダ15の基端部側に向
かって斜め下方に延出している。回動レバー16の他方
の回動側側部16bは、支持部材14におけるスライド
部14bの上方にて、支持本体部14aの端部に近接す
るように、エアーシリンダ15の基端部側に向かって直
線状に延出している。回動レバー16の屈曲された中央
部は、回動アーム13の幅方向に沿って水平に設けられ
た支持軸14eの一方の端部に取り付けられている。支
持軸14eは、支持部材14におけるスライド部14b
の端部上に設けられた軸受け部14dに回動可能に支持
されている。支持軸14eの他方の端部には、回動レバ
ー16の回動側側部16bに平行になった回動片17の
基端部が取り付けられている。
【0023】回動レバー16の回動側側部16bおよび
回動片17は、エアーシリンダ15のピストンロッド1
5aが進出した状態では、ほぼ水平になっており、ピス
トンロッド15aが退入することによって、回動レバー
16の回動側側部16bおよび回動片17は、支持軸1
4eを中心として一体となって上方に回動される。
【0024】回動レバー16の回動側側部16bおよび
回動片17には、板バネ状をした押さえ板18が支持さ
れている。この押さえ板18は、一方の側部が、回動レ
バー16における回動側側部16bの上面と回動片17
の上面との間を覆うように架設状態で取り付けられてお
り、支持部材14における支持本体部14a上に延出し
ている。押さえ板18は、エアーシリンダ15のピスト
ンロッド15aが進出して、回動レバー16の回動側側
部16bおよび回動片17がほぼ水平な状態になってい
ると、回動側側部16bおよび回動片17から斜め上方
に向かって延出しており、支持本体部14aの端部上面
上にて、ほぼ水平になるように、その中程にて屈曲され
ている。
【0025】このような状態では、押さえ板18は、支
持本体部14a上に支持された紙箱展開シート30の上
面に圧接されて、紙箱展開シート30の側部を、支持部
材14における支持本体部14a上に押さえつける。そ
して、エアーシリンダ15のピストンロッド15aが退
入して、回動レバー16の回動側側部16bおよび回動
片17がそれぞれ一体となって上方に回動されると、押
さえ板18も、一体となって上方に回動されて、支持本
体部14a上に支持された紙箱展開シート30の上面か
ら離れた開放状態になる。
【0026】各支持部材14に取り付けられた押さえ板
18の近傍には、各支持部材14の支持本体部14a上
に支持された紙箱展開シート30における搬送方向下流
側の各コーナー部を位置決めするための位置決め部材1
9(図1に一方のみが表されている)がそれぞれ設けら
れている。
【0027】このような構成の紙箱成形装置では、一対
の搬入コンベア11によって紙箱展開シート30が、所
定の姿勢で搬送されて、一対の搬出コンベア12上に搬
入される。そして、各搬出コンベア12上に搬入された
紙箱展開シート30は、各搬出コンベア12によって、
各搬入コンベア11の搬入方向と同方向に、水平な状態
で搬送される。
【0028】このとき、各紙箱展開シート30の一方の
側部に設けられた側面部分31を支持する一方の支持部
材14は、搬入される紙箱展開シート30の側面部分3
1における搬入方向下流側の端部が、押さえ板18によ
って押さえられるように、回動アーム13に対して、所
定の位置に固定されており、また、他方の支持部材14
は、搬入される紙箱展開シート30の蓋面部分35の折
り込み片35aが、押さえ板18によって押さえられる
ように、回動アーム13に対して、所定の位置に固定さ
れている。そして、各支持部材14に取り付けられたエ
アーシリンダ15は、それぞれのピストンロッド15a
が進出されて、回動レバー16および回動片17によっ
て支持された各押さえ板18が、それぞれ上方に回動さ
れた状態とされる。
【0029】このような状態で、搬出コンベア12に紙
箱展開シート30が搬入されると、紙箱展開シート30
の一方の側部に位置する側面部分31が、一方の支持部
材14における支持本体部14aの上面に支持された状
態になるとともに、紙箱展開シート30の一方の側部に
位置する正面部分34および蓋面部分35が、他方の支
持部材14における支持本体部14aの水平になった上
面に支持される。そして、各支持本体部14aの上面に
沿って各側部がそれぞれ支持された状態で、紙箱展開シ
ート30が各搬出コンベア12によって搬送される。
【0030】その後、各搬出コンベア12によって水平
な状態で搬送される紙箱展開シート30は、搬送方向下
流側の各コーナー部が、位置決め部材19によって、そ
れぞれ位置決めされた状態になる。これにより、紙箱展
開シート30は、各支持本体部14aによって支持され
た状態で位置決めされる。
【0031】このような状態になると、各エアーシリン
ダ15がそれぞれ駆動されて、それぞれのピストンロッ
ド15aが退入される。これにより、上方に回動された
各押さえ板18がそれぞれ下方に回動されて、一方の押
さえ板18が、紙箱展開シート30の側面部31の端部
に圧接されるとともに、他方の押さえ板18が紙箱展開
シート30の蓋面部分35および折り込み片35aに圧
接される。
【0032】このようにして、紙箱展開シート30の側
面部31と、蓋面部35および折り込み片35aとが、
それぞれ押さえ板18によって支持部材14に押さえら
れた状態になると、蓋面部35および折り込み片35a
を支持する支持部材14が設けられた回動アーム13
が、搬出コンベア12上に位置するように、180°程
度にわたって回動される。これにより、支持部材14の
支持本体部14a上に支持された紙箱展開シート30の
正面部分34および蓋面部分35が、支持部材14とと
もに、搬出コンベア12上に載置された側面部分33上
に回動されて、紙箱展開シート30は、正面部分34
と、側面部分33との間の折り込み線30bに沿って折
り畳まれて、正面部分34が側面部分33上に折り重ね
られる。
【0033】この場合、正面部分34に連続した蓋面部
分35および折り込み片35aが、支持部材14と一体
となって回動する押さえ板18によって押さえられて、
支持部材14とともにつかまれた状態になっているため
に、紙箱展開シート30は、正面部分34と側面部分3
3との間の折り込み線30bに沿って確実に折り込まれ
て、正面部分34と側面部分33とが、確実に折り重ね
られる。
【0034】このような状態になると、側面部分31を
支持する支持部材14が設けられた回動アーム13が、
搬出コンベア12上に位置するように、180°程度に
わたって回動される。これにより、支持部材14の支持
本体部14a上に支持された紙箱展開シート30の側面
部分31が、支持部材14とともに、搬出コンベア12
上に載置された背面部分32上に回動されて、紙箱展開
シート30は、側面部分31と、背面部分32との間の
折り込み線30aに沿って折り畳まれて、側面部分31
が背面部分32上に折り重ねられる。そして、側面部分
31の側縁部が、予め折り畳まれた正面部分34に連続
した糊代部分34aに重ね合わされて、糊代部分34a
における糊付け部分が、糊代部分34aと側面部分31
の側縁部に接着される。
【0035】この場合、側面部分31が、支持部材14
と一体となった回動する押さえ板18によって押さえら
れて支持部材14とともにつかまれた状態になっている
ために、紙箱展開シート30は、側面部分31と背面部
分32との間の折り込み線30aに沿って確実に折り込
まれて、側面部分31の側縁部と糊代部分34aとが、
確実に重なり合わされて、相互に接着される。
【0036】その後、各支持部材14にそれぞれ取り付
けられた各エアーシリンダ15が駆動されて、それぞれ
のピストンロッド15aが進出される。これにより、各
押さえ板18は、搬出コンベア12上にて、折り畳まれ
た紙箱展開シート30の側面部分31と、蓋面部分35
および折り込み片35aとからそれぞれ離れるように下
方にそれぞれ回動される。そして、各搬出コンベア12
が、同期して、各搬入コンベア11による紙箱展開シー
ト30の搬入方向とは反対方向に駆動されて、紙箱展開
シート30が搬出される。
【0037】この場合、各搬出コンベア12上にそれぞ
れ回動された状態の各支持部材14に取り付けられた各
ガイドローラー14gおよび14hが、折り畳まれた側
面部分31および正面部分34上を転接するために、側
面部分31および正面部分34は、それぞれ折り畳まれ
た状態を確実に保持した状態で搬出される。従って、相
互に糊付けされた糊代部分34aおよび側縁部分31の
側縁部が相互に剥離するおそれがない。
【0038】
【発明の効果】本発明の紙箱成形装置は、このように、
紙箱展開シートの各側部が、押さえ板によって押さえら
れて、支持部材とともにつかまれた状態で折り曲げられ
るようになっているために、一方の側部が他方の側部か
ら突出した状態になっていたり、各側部における折り曲
げ線に沿った方向の長さが短いような場合にも、各側部
を折り曲げ線に沿って確実に折り曲げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙箱成形装置の実施の形態の一例を示
す概略斜視図である。
【図2】その紙箱成形装置に設けられた支持部材の側面
図である。
【図3】その支持部材の平面図である。
【図4】その支持部材の正面図である。
【符号の説明】
11 搬入コンベア 12 搬出コンベア 13 回動アーム 14 支持部材 14a 支持本体部 14b スライド部 14c 固定ボルト 15 エアーシリンダ 15a ピストンロッド 16 回動レバー 17 回動片 18 押さえ板 19 位置決め部材 30 紙箱展開シート 30a 折り込み線 30b 折り込み線 31 側面部分 32 背面部分 33 側面部分 34 正面部分 34a 糊代部分 35 蓋面部分 35a 折り込み片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月7日(2000.2.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような段ボール箱
成形装置では、上下方向に積み重ねられた所定形状の段
ボール紙を折り畳むようになっており、したがって、例
えば、折り曲げられる段ボール紙の一方の側部が、他方
の側部よりも突出しているような場合には、段ボール紙
の各側部をそれぞれ確実に折り曲げることができないお
それがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の紙箱成形装置
は、紙箱展開シートを折り曲げて必要部分を糊付けする
ことによって紙箱とする際に、紙箱展開シートの各側部
を折り曲げるために使用される紙箱成形装置であって、
紙箱展開シートの各側部をそれぞれ支持するとともに、
支持された各側部が、該各側部にそれぞれ隣接する紙箱
展開シート部分に折り重ねられるように、それぞれ略1
80°の範囲にわたって回動可能な一対の支持部材と、
各支持部材にそれぞれ設けられ、各支持部材に支持され
た紙箱展開シートの各側部を、各支持部材との間で把握
可能な押さえ板と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】各搬出コンベア12のそれぞれの外側に
は、各搬出コンベア12に沿って水平に配置された回動
アーム13がそれぞれ配置されている。各回動アーム1
3は、各搬出コンベア12の搬入方向下流側の端部か
ら、さらに下流側に向かって延出しており、水平な上面
部13aと、その上面部13aにおける内側の側縁部か
ら下方に垂直に屈曲された側面部13bとをそれぞれ有
する断面L字状に構成されている。各搬出コンベア12
の搬入方向下流側に延出した各回動アーム13の基端部
には、各回動アーム13を、各搬出コンベア12上に位
置するように、180°程度にわたって相互に逆方向に
回動させる回動駆動手段がそれぞれ設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】このとき、紙箱展開シート30の一方の側
部に設けられた側面部分31を支持する一方の支持部材
14は、搬入される紙箱展開シート30の側面部分31
における搬入方向下流側の端部が、押さえ板18によっ
て押さえられるように、回動アーム13に対して、所定
の位置に固定されており、また、他方の支持部材14
は、搬入される紙箱展開シート30の蓋面部分31およ
び折り込み片35aが、押さえ板18によって押さえら
れるように、回動アーム13に対して、所定の位置に固
定されている。そして、各支持部材14に取り付けられ
たエアーシリンダ15は、それぞれのピストンロッド1
5aが退入されて、回動レバー16および回動片17に
よって支持された各押さえ板18が、それぞれ上方に回
動された状態とされる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このような状態で、搬出コンベア12に紙
箱展開シート30が搬入されると、紙箱展開シート30
の一方の側部に位置する側面部分31が、一方の支持部
材14における支持本体部14aの上面に支持されると
ともに、紙箱展開シート30の他方の側部に位置する正
面部分34および蓋面部分35が、他方の支持部材14
における支持本体部14aの上面に支持される。そし
て、各支持本体部14aに各側部がそれぞれ支持された
状態で、紙箱展開シート30が各搬出コンベア12によ
って搬送される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このような状態になると、各エアーシリン
ダ15がそれぞれ駆動されて、それぞれのピストンロッ
ド15aが進出される。これにより、上方に回動された
各押さえ板18がそれぞれ下方に回動されて、一方の押
さえ板18が、紙箱展開シート30の側面部31の端部
に圧接されるとともに、他方の押さえ板18が、紙箱展
開シート30の蓋面部35および折り込み片35aに圧
接される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】その後、各支持部材14にそれぞれ取り付
けられた各エアーシリンダ15が駆動されて、それぞれ
のピストンロッド15aが退入される。これにより、各
押さえ板18は、搬出コンベア12上にて、折り畳まれ
た紙箱展開シート30の側面部31と、蓋面部分35お
よび折り込み片35aとからそれぞれ離れるように下方
にそれぞれ回動される。そして、各搬出コンベア12
が、同期して、各搬入コンベア11による紙箱展開シー
ト30の搬入方向とは反対方向に駆動されて、紙箱展開
シート30が搬出される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙箱展開シートを折り曲げて必要部分を
    糊付けすることによって紙箱とする際に、紙箱展開シー
    トの各側部を折り曲げるために使用される紙箱成形装置
    であって、 紙箱展開シートの各側部をそれぞれ支持して、支持され
    た各側部が、その各側部にそれぞれ隣接する紙箱展開シ
    ート部分に折り重ねられるように、それぞれが移動し得
    るようになった一対の支持部材と、 各支持部材に支持された紙箱展開シートの各側部を、各
    支持部材とともにつかむように、各支持部材にそれぞれ
    取り付けられた押さえ板と、 を具備することを特徴とする紙箱成型装置。
  2. 【請求項2】 前記各支持部材は、紙箱展開シートの各
    側部に沿って、それぞれスライド可能になっている請求
    項1に記載の紙箱成型装置。
JP11106037A 1999-04-14 1999-04-14 紙箱成形装置 Pending JP2000296565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103009674A (zh) * 2013-01-09 2013-04-03 金光 一种糊盒机的折边机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103009674A (zh) * 2013-01-09 2013-04-03 金光 一种糊盒机的折边机构

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