JP2000296361A - 模様塗膜形成方法及び塗装板 - Google Patents

模様塗膜形成方法及び塗装板

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JP2000296361A
JP2000296361A JP18153699A JP18153699A JP2000296361A JP 2000296361 A JP2000296361 A JP 2000296361A JP 18153699 A JP18153699 A JP 18153699A JP 18153699 A JP18153699 A JP 18153699A JP 2000296361 A JP2000296361 A JP 2000296361A
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roll
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Yoshihiro Koike
喜寛 小池
Zenichi Yasuda
善一 安田
Takanobu Yokoyama
隆信 横山
Masahiko Muto
雅彦 無徒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無機質建材等の各種基材に積層意匠塗膜を形成
にあたり、意匠柄の膜厚の均一化、各層間での密着性、
耐候性が良好な模様塗膜形成方法及び塗装板を提供す
る。 【解決手段】被塗基材に、床すべり抵抗係数が0.1〜
1のベースコートを形成し、その上に、特定配置、構造
のメッシュロール、スポンジ転写ロール、クリーニング
ロールとを有するロールコーターによって塗装時残留粘
度が0.1〜5Pa・s、降伏値が5〜30Paで、表
面張力が25〜45dyn/cmの模様塗膜を形成し、
さらにその上に、特定表面張力、特定紫外線透過率のク
リヤー塗膜を形成する模様塗膜形成方法。好ましくは、
クリヤー塗膜に骨材を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜物性及び塗料
粘性を制御したベースコート上に、所定意匠の模様塗膜
形成を転写するスポンジ転写ロールにより形成する模様
塗膜形成用塗料による転写模様層内部のズレを少なく
し、意匠柄部の膜厚均一化制御を可能にし、さらに複合
塗膜の耐候性を良好にした模様塗膜形成方法及び塗装板
に関する。
【0002】
【従来の技術】無機質(窯業)系・金属サイディング関
連の壁材、外装用建材、内装用建材、金属建材等(以
下、「被塗基材」という)には、ロールコーター、フロ
ーコーター、スプレー等を利用して塗料が塗装される。
【0003】ロールコーターを使用する場合には、転写
ロールの表面を平滑にすれば、スプレー塗装をする場合
と同様に被塗基材全体に均一な塗装を施すことが可能と
なる。また、転写ロールの表面部分に意匠柄を付与する
凸部を形成しておけば、転写ロールの表面部分の凸部に
即した模様形成可能な意匠性のある塗膜を形成すること
が可能となる。このようなロール(以下、「凸版転写ロ
ール」という)を有するロールコーターを使用すれば、
意匠性のある塗膜を連続塗装することが可能になる。
【0004】特開平9−99261号公報には、転写ロ
ールの休止時にも表面に供給された塗料の粘度上昇、硬
化を招くことなく、常に安定した塗料の膜厚を維持する
ことのできる凸版転写ロールを有するロールコーターを
用いた塗装方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の塗装方法を用い
て、意匠性のある繊細な模様を転写しようとした場合、
ベースコート上に塗り重ねられる塗料が、凸版転写ロー
ルの凸部より横方向へはみだすズレにより、転写模様の
輪郭が崩れることがある。さらにそのような転写模様の
輪郭の崩れは、転写模様の膜厚が不均一となるローピン
グ現象を引き起こし、その結果として転写される模様が
不鮮明となってしまう。この他、塗り残し・塗りムラが
生じることにより意匠性が低下することがある。
【0006】一方、基材上にベースコート層、模様形成
塗膜層及びクリヤー塗膜層からなる複合塗膜が形成され
た塗装板には、屋外等での充分な耐候性が求められてい
る。このためには、塗料面からの配慮を行う必要があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記の課題
に鑑み鋭意研究した結果、凸版転写ロールにより形成さ
れる転写模様柄部の輪郭の崩れは、ベースコート形成用
塗料、模様塗膜形成用塗料及びクリヤー塗膜形成用塗料
の界面物性制御、粘性制御を行うことにより、解決でき
ることを見出した。さらにベースコート層、模様形成塗
膜層及びクリヤー塗膜層からなる複合塗膜の耐候性はク
リヤー塗膜形成用塗料の光学的制御によって改善できる
ことを見出し、本発明に至った。
【0008】本発明は以下の模様塗膜形成方法および塗
装板を提供する。
【0009】1.被塗基材にベースコートを形成し、そ
の上に、ロールコーターによって所定意匠の模様塗膜を
形成し、さらにその上にクリヤー塗膜を形成する模様塗
膜形成方法において、(1)上記ベースコート形成用塗
料の床すべり抵抗係数が0.1〜1、(2)上記模様塗
膜形成用塗料の塗装時残留粘度が0.1〜5Pa・s、
降伏値が5〜30Paで、表面張力が25〜45dyn
/cm、(3)上記クリヤー塗膜形成用塗料は、その表
面張力が、上記ベースコートおよび上記模様塗膜の表面
張力より大きくなく、このクリヤー塗膜形成用塗料から
得られる乾燥塗膜が膜厚10μmである場合の、波長3
00〜320nmにおける紫外線透過率が0〜50%で
あって(4)上記ロールコーターが、塗料タンクから供
給された前記模様塗膜形成用塗料を、表面に形成された
複数の溝に所定の膜厚で保持するメッシュロールと、上
記メッシュロールと接触し、メッシュロールに保持され
た模様塗膜形成用塗料が転移するロールであって、前上
記被塗基材に接触し所定意匠の模様塗膜を転写するスポ
ンジ転写ロールと、上記スポンジ転写ロールの前記被塗
基材に対する接触力より大きな押圧力で前記スポンジ転
写ロールに押圧配置されるロールであって、転写位置通
過後にスポンジ転写ロールに残留した模様塗膜形成用塗
料を回収しスポンジ転写ロールの表面のクリーニングを
行うクリーニングロールとを有するものである模様塗膜
形成方法。
【0010】2.上記クリヤー塗膜形成用塗料が、骨材
を含有する模様塗膜形成方法。
【0011】3.上記ロールコーターにおいて、上記ク
リーニングロールの表面にドクターブレードが配置さ
れ、前記回収した模様塗膜形成用塗料を前記クリーニン
グロールから分離し、塗料タンクに返送する模様塗膜形
成方法。
【0012】4.上記ロールコーターにおいて、上記ス
ポンジ転写ロールの表面に形成されている意匠柄が、レ
ーザ光線によって形成され、0.5mm以上の深さを有
するものである模様塗膜形成を提供するものである。
【0013】5.上記ロールコーターにおいて、上記ス
ポンジ転写ロールの表面に形成されている意匠柄の凸部
に、0.01〜0.5mmの凹凸形状からなる複数の溝
がメッシュ状に形成されている模様塗膜形成方法。
【0014】6.上記ロールコーターにおいて、上記ス
ポンジ転写ロールの表面に形成されている意匠柄の凸部
に、0.01〜0.5mmの凹凸形状からなる複数の溝
がメッシュ状に形成されている模様塗膜形成方法。
【0015】7.上記の塗膜形成方法により複合塗膜が
形成された塗装板を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0017】ベースコート形成用塗料 本発明の模様塗膜形成方法に用いるベースコート形成用
塗料は、床すべり抵抗係数が0.1〜1であり、好まし
くは、0.2〜0.4である。床すべり抵抗係数が0.
1未満の場合には、転写模様の輪郭が崩れたり、ローピ
ングが発生する等の不具合があり、1を超える場合には
凸版転写ロールの模様柄が摩耗する等の不具合がある。
なお、ここでいう床すべり抵抗係数は、JIS A 1
407「床のすべり試験方法(振り子型)」に基づいて
決定されるものである。具体的には、まず、このベース
コート形成用塗料を用いて試験片を作製する。次にすべ
り片の試験片接触部位に後述する模様塗膜形成用塗料を
塗布する。そして、試験片とすべり片とを用いて床すべ
り抵抗係数が求められる。上記試験片およびすべり片の
作製ならびに床すべり抵抗係数の決定は、JIS A
1407に基づいて行われる。
【0018】上記ベースコート形成用塗料は、平均粒径
1〜500μmの艶消し剤を含有することにより、上記
床すべり抵抗係数を上記範囲にすることができる。上記
艶消し剤の具体例としては、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、ステアリン酸アルミニウム、微粉シリカ、アルミ
ナ、ポリエチレン微粒子、硅砂等を挙げることができ
る。好ましくは、平均粒径10〜100μmの炭酸カル
シウム、微粉シリカ、ポリエチレン微粒子である。
【0019】また、上記ベースコート形成用塗料は、こ
れから得られる乾燥塗膜の表面張力が、後述する模様形
成用塗料の塗料液の表面張力より小さくないことが好ま
しい。具体的には、(上記乾燥塗膜の表面張力)−(上
記模様形成用塗料の塗料液の表面張力)の値が0〜10
dyn/cmであることが好ましく、0〜5dyn/c
mがさらに好ましい。上記乾燥塗膜の表面張力が、上記
模様形成用塗料の塗料液の表面張力より小さいと、転写
模様柄部のズレが生じる恐れがある。上記の値が、10
dyn/cmを超えると両塗膜間の密着性が低下する恐
れがある。一方、ベースコート形成用塗料から得られる
乾燥塗膜(ベースコート)の表面張力は、30〜50d
yn/cmであることが好ましい。なお、表面張力は当
業者によく知られた方法で求めることができる。
【0020】上記ベースコート形成用塗料は、これに含
まれる界面活性剤の種類および量を選択することで、そ
の表面張力を制御することができる。上記界面活性剤の
具体例として、スルホン酸塩、フッ化炭化水素基等を含
有する陰イオン系界面活性剤、長鎖ポリアミン、ポリア
ルキレンオキサイド付加長鎖第4級アンモニウム塩等の
陽イオン系界面活性剤およびN−アルキルピロリドン、
ポリオキシエチレン付加シリコン等の非イオン系界面活
性剤を挙げることができる。好ましくは、HLBが5〜
10であるN−アルキルピロリドンやポリオキシエチレ
ン付加シリコン等の非イオン系界面活性剤である。
【0021】上記ベースコート形成用塗料は、樹脂およ
び顔料を含んでいる。上記樹脂としては、例えば、アク
リル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ウレ
タン樹脂、アルコキシシラン樹脂、アルカリシリケート
樹脂、コロイダルシリカ含有樹脂等が挙げられる。これ
らの樹脂は、その種類に応じて溶剤系および水溶性、水
分散(エマルション)型の水性系等の形態をとることが
できる。アクリル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂が好ましく、特に、アクリル樹脂または
シリコン変性アクリル樹脂のエマルション樹脂がより好
ましく用いられる。また、上記樹脂が有する反応性官能
基に応じて、アミノ樹脂や(ブロック)ポリイソシアネ
ート化合物、アミン等の架橋剤と混合して使用すること
もできる。なお、これらの樹脂は、2種以上を組み合わ
せて使用することができる。
【0022】上記アクリル樹脂としては、アクリル系モ
ノマーと必要に応じて他のエチレン性不飽和モノマーと
を共重合させたものを挙げることができる。上記アクリ
ル系モノマーとしては、アクリル酸またはメタクリル酸
のメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、i−ブチ
ル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェ
ニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキ
シプロピルのエステル、プラクセルFM−1(メタクリ
ル酸2−ヒドロキシエチルとポリカプロラクトンとの付
加物、ダイセル化学工業(株)製)、アクリルアミド、
およびN−メチロールアクリルアミド、アクリロニトリ
ル等を挙げることができる。上記他のエチレン性不飽和
モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、イ
タコン酸、マレイン酸、酢酸ビニル等を挙げることがで
きる。
【0023】また、上記シリコン変性アクリル樹脂とし
ては、上記アクリル樹脂にオルガノポリシロキサンをグ
ラフトしたものや、エチレン性不飽和基を有するアルコ
キシシランモノマーとエチレン性不飽和モノマーとを共
重合させたものの他に、アルコキシシランまたはその加
水分解縮合物の存在下でアルコキシシリル基と反応する
官能基を有するアクリルモノマーとエチレン性不飽和モ
ノマーとを重合させて得られるものを挙げることができ
る。エチレン性不飽和基を有するアルコキシシランモノ
マーとしては、3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メ
タクリロキシブチルトリメトキシシラン等を挙げること
ができる。
【0024】一方、上記ポリエステル樹脂としては、飽
和ポリエステル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等が挙げ
られる。これらは例えば、多塩基酸と多価アルコールを
加熱縮合して得ることができる。上記多塩基酸として
は、例えば、無水フタル酸、テレフタル酸、コハク酸等
の飽和多塩基酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル
酸等の不飽和多塩基酸等が挙げられる。上記多価アルコ
ールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール等の二価アルコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン等の三価アルコール等が挙げられる。
【0025】また、上記顔料としては、例えば、二酸化
チタン、酸化鉄、水酸化鉄、カーボンブラック、黄鉛等
の無機着色顔料、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン系
顔料、インジコ系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン
系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イ
ソインドリノン系顔料等の有機着色顔料、アルミニウム
フレーク顔料、マイカ顔料、グラファイト顔料、アルミ
ナフレーク顔料、金属チタンフレーク、ステンレスフレ
ーク、板状酸化鉄、フタロシアニンフレークまたは金属
めっき樹脂フレーク等の光輝性顔料、体質顔料等が挙げ
られる。これらは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。
【0026】本発明の模様塗膜形成方法に用いるベース
コート形成用塗料における樹脂と顔料との固形分重量比
は、1/10〜100/10であることが好ましい。1
/10未満では、凸版転写ロールで塗り重ねられる塗料
がにじむ等の不具合があり、また100/10を超える
と、隠蔽性が低下しベースコート外観が一定になりにく
い等の不具合がある。さらに好ましくは、5/10〜3
0/10である。
【0027】上記ベースコート形成用塗料は、樹脂、顔
料、艶消し剤、界面活性剤および必要に応じて、その他
の添加剤を有機溶剤や水等の溶媒に溶解・分散すること
によって得ることができる。
【0028】模様塗膜形成用塗料 本発明の模様塗膜形成方法に用いる模様塗膜形成用塗料
は、上記ベースコート形成用塗料から形成されるベース
コート上に後述する凸版転写ロールを有するロールコー
ターによって塗装される。上記模様塗膜形成用塗料は、
その塗装時残留粘度が0.1〜5Pa・s、降伏値が5
〜30Paで、表面張力が25〜45dyn/cmであ
る。なお、塗装時残留粘度および降伏値の測定温度は2
5℃である。
【0029】上記塗装時残留粘度および降伏値は、模様
塗膜形成用塗料を転写ロールによって模様転写する際の
転写ロールから押圧されるストレスに対するズレ、特に
横方向へのズレに対する模様塗膜形成用塗料の耐性を示
すものである。上記残留粘度が0.1Pa・s未満の場
合には、模様転写時に塗料が飛散したり、タレたり、発
泡する等の不具合があり、5Pa・sを超える場合に
は、レベリングが悪くローピングが発生する等の不具合
がある。好ましくは、0.1〜1Pa・sである。
【0030】また、降伏値が5Pa未満の場合には、模
様転写時に塗料が飛散したり、タレたりする等の不具合
があり、30Paを超える場合には、ローピングが発生
する等の不具合がある。好ましくは、5〜20Paであ
る。なお、上記塗装時残留粘度および降伏値は、25℃
の条件下で測定されたものである。この塗装時残留粘度
および降伏値は、コーンプレート型回転粘度計によって
求めることができる。
【0031】上記模様塗膜形成用塗料は、粘度調整剤を
含有することによって、塗装時残留粘度および降伏値を
上記範囲にすることができる。上記粘度調整剤の具体例
として、ヒドロキシエチルセルロース等の繊維素誘導体
系、変性ポリアクリルスルホン酸塩等のポリアクリル酸
系、ポリエーテルウレタン変性物等のポリエーテル系、
有機ベントナイト系等を用いることができる。
【0032】上記模様塗膜形成用塗料の表面張力は、2
5〜45dyn/cmである。表面張力が、25dyn
/cm未満である場合には、にじみが発生し、模様が不
鮮明になる等の不具合があり、45dyn/cmを超え
る場合には、塗り残しや塗りムラが発生し、意匠性が低
下する等の不具合がある。好ましくは、30〜40dy
n/cmである。
【0033】一方、模様塗膜形成用塗料から得られる乾
燥塗膜(模様塗膜)の表面張力は、30〜50dyn/
cmであることが好ましい。乾燥塗膜の表面張力が、3
0dyn/cm未満である場合には、クリヤー塗膜がは
じく等の不具合があり、50dyn/cmを超える場合
には、ベースコートとの密着性が低下する等の不具合が
ある。好ましくは、30〜40dyn/cmである。
【0034】また、模様塗膜形成用塗料についての表面
張力は以下の条件を満たしていることが好ましい。 条件1:(ベースコート形成用塗料から得られる乾燥塗
膜の表面張力)−(模様塗膜形成用塗料の表面張力)の
値が0〜10dyn/cm、より好ましくは、0〜5d
yn/cmである。 条件2:(模様塗膜形成用塗料から得られる乾燥塗膜の
表面張力)−(クリヤー塗膜形成用塗料の塗料液の表面
張力)の値が0〜10dyn/cm、より好ましくは、
0〜5dyn/cmである。
【0035】上記条件1については、ベースコート形成
用塗料のところですでに述べたものである。上記条件2
の値が、範囲外である場合についても、先に範囲外につ
いて述べたものが適用される。上記模様塗膜形成用塗料
についての表面張力の制御は、上記ベースコート形成用
塗料の場合と同じく、それに含まれる界面活性剤の種類
および量を選択することで可能である。このような界面
活性剤としては、上記ベースコート形成用塗料のところ
で説明したものと同じものが使用可能である。
【0036】本発明の模様塗膜形成方法に用いる模様塗
膜形成用塗料は、樹脂および顔料を含んでいる。樹脂お
よび顔料については、上記ベースコート形成用塗料のと
ころで説明したものが適用される。
【0037】本発明の模様塗膜形成方法に用いる模様塗
膜形成用塗料における樹脂と顔料との固形分重量比は、
1/10〜1000/10であることが好ましい。1/
10未満では、クリヤー塗膜との密着性が低下する等の
不具合があり、また1000/10を超えると模様柄が
不鮮明になる等の不具合がある。さらに好ましくは、5
/10〜100/10である。
【0038】上記模様塗膜形成用塗料は、樹脂、顔料、
界面活性剤および必要に応じて、その他の添加剤を有機
溶剤や水等の溶媒に溶解・分散することによって得るこ
とができる。
【0039】クリヤー塗膜形成用塗料 本発明の模様塗膜形成方法に用いるクリヤー塗膜形成用
塗料は、先にロールコーターによって塗装された模様塗
膜の上に形成される。上記クリヤー塗膜形成用塗料の表
面張力は、ベースコート形成用塗料から得られる乾燥塗
膜および模様塗膜形成用塗料から得られる乾燥塗膜の表
面張力よりそれぞれ大きくない。好ましくは、上記クリ
ヤー塗膜形成用塗料の表面張力が以下の条件を満たして
いる。 条件1’:(ベースコート形成用塗料から得られる乾燥
塗膜の表面張力)−(クリヤー塗膜形成用塗料の表面張
力)の値が0〜10dyn/cm、より好ましくは、0
〜5dyn/cmである。 条件2’:(模様塗膜形成用塗料から得られる乾燥塗膜
の表面張力)−(クリヤー塗膜形成用塗料の表面張力)
の値が0〜10dyn/cm、より好ましくは、0〜5
dyn/cmである。
【0040】ここで、条件1’の値が条件2’の値より
も大きいことがさらに好ましい。条件1’および条件
2’の値が、0〜10dyn/cmの範囲を外れると、
クリヤー塗膜と模様塗膜との間の密着阻害が起きる等の
不具合がある。また、条件1’の値が条件2’の値と等
しいか、または小さい場合には、模様塗膜形成用塗料の
転写時にズレが発生し、模様が不鮮明になる等の不具合
がある。クリヤー塗膜形成用塗料の具体的な表面張力と
しては、25〜45dyn/cmが好ましい。上記クリ
ヤー塗膜形成用塗料の表面張力の制御は、上記ベースコ
ート形成用塗料および上記模様塗膜形成用塗料の場合と
同じく、それに含まれる界面活性剤の種類および量を選
択することで可能である。このような界面活性剤として
は、上記ベースコート形成用塗料のところで説明したも
のと同じものが使用可能である。
【0041】また、上記クリヤー塗膜形成用塗料は、こ
れから得られる乾燥塗膜が膜厚10μmである場合の、
波長300〜320nmにおける紫外線透過率が0〜5
0%であり、好ましくは、0〜20%である。紫外線透
過率が、50%を超えると紫外線によりベースコートお
よび模様塗膜が変退色する不具合がある。
【0042】上記クリヤー塗膜形成用塗料は、ベンゾト
リアゾール系、ヘンゾフェノン系、サリチル酸フェニル
系、オキサゾリン系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミ
ン系等の光安定剤を含有することにより、上記紫外線透
過率を上記範囲にすることができる。
【0043】上記クリヤー塗膜形成用塗料は、樹脂を含
んでいる。上記樹脂としては、上記ベースコート形成用
塗料のところで説明したものが適用される。耐候性を考
慮すると、アクリル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、フッ素樹脂が好ましい。
【0044】アクリル樹脂、シリコン変性アクリル樹脂
は、上記ベースコート形成用塗料のところで説明したも
のが適用される。フッ素樹脂としては、フッ化ビニリデ
ン樹脂、四フッ化エチレン樹脂のいずれか又はこれらの
混合体、フルオロオレフィンとヒドロキシ基含有の重合
性化合及びその他の共重合可能なビニル系化合物からな
る単量体を共重合させて得られる各種フッ素系共重合体
からなる樹脂である。ウレタン樹脂としては、各種ポリ
オール成分とポリイソシアネート化合物によって選られ
るウレタン結合を形成する樹脂である。ポリイソシアネ
ート化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネ
ート(2,6−TDI)、及びその混合物(TDI)、
ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(4,
4’−MDI)、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソ
シアネート(2,4’−MDI)、及びその混合物(M
DI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(ND
I)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジ
イソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)、ジシクロへキシルメタン・ジイソシア
ネート(水素化HDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、へキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、水素化キシリレンジイソシアネート(HXDI)
等を用いることができる。
【0045】また、上記クリヤー塗膜形成用塗料は、意
匠性を高めるために、艶消し剤や骨材を含むことができ
る。上記艶消し剤としては、ベースコート形成用塗料に
含まれる艶消し剤を利用することができる。艶消し剤を
含むことにより、艶消しクリヤー塗膜として、模様の態
様を増やすことができる。
【0046】一方、上記骨材としては、特に限定され
ず、ホタル石、珪砂、石英等の通常の天然の素材や、陶
磁器粉砕粒子、炭酸カルシウム粒子、雲母片、樹脂ビー
ズ、樹脂フレーク等を挙げることができる。また骨材を
樹脂含有着色料で着色して、または着色した樹脂でビー
ズ、フレークとして用いることもできる。このような着
色料に用いる樹脂としては、骨材との密着性がよく、耐
アルカリ性、耐候性のよい反応硬化型樹脂塗料が好まし
く、例えばアクリルシリコン樹脂、アクリルウレタン樹
脂、フッ素樹脂等からなる塗料等を挙げることができ
る。骨材は、クリヤー塗膜形成用塗料固形分100重量
部に対して、0.1〜50重量部含有することが好まし
い。0.1重量部未満では、模様形成効果が不充分で、
50重量部を越えると塗膜耐久性が低下する恐れがあ
る。骨材を含むことにより、塗膜全体としての模様形成
性が向上する。
【0047】上記クリヤー塗膜形成用塗料は、樹脂、界
面活性剤、必要に応じて艶消し剤、骨材およびその他の
添加剤を有機溶剤や水等の溶媒に溶解・分散することに
よって得ることができる。
【0048】模様塗膜形成方法 本発明の模様塗膜形成方法に用いられる被塗基材は、特
に制限されないが、無機質(窯業)系・金属サイディン
グ関連の壁材、外装用建材、内装用建材、金属建材とし
て用いられているものに好ましく適用することができ、
特にケイカル板等の無機質建材が好ましい。意匠性を向
上させる場合には凹凸が形成された被塗基材を用いるこ
とができる。
【0049】上記被塗基材の表面には、耐久性や意匠性
を向上させるため、一般に下塗り塗膜が形成されている
が、用途によっては、下塗り塗膜が省略されることもあ
る。下塗り塗膜の形成は、被塗基材に対して、必要によ
りパテ補修を実施した後、下塗り塗料を塗布し、所定条
件で乾燥を行うことにより行われる。下塗り塗料の塗布
は、目的、用途、被塗物形状に応じてロールコーター、
フローコーター、スプレー等を用いて行うことができ
る。下塗り塗料の乾燥塗布量は、1回につき30〜30
0g/m2が好ましい。より好ましくは、1回につき3
0〜100g/m2である。上記下塗り塗料としては、
特に限定されないが、上記ベースコート形成用塗料に含
まれる樹脂および溶媒を含んでいるものを用いることが
好ましい。なお、下塗り塗料として、上記ベースコート
形成用塗料をそのまま、または色相を違えて用いること
もできる。
【0050】上記必要に応じて下塗り塗膜が形成された
被塗基材に、ベースコートを形成する。ベースコートの
形成に用いられるベースコート形成用塗料は、上述のベ
ースコート形成用塗料である。ベースコートの形成は、
下塗り塗料と同様にロールコーター、フローコーター、
スプレー等を用いて行われ、所定条件で乾燥を行うこと
により行われる。ベースコート形成用塗料の乾燥塗布量
は、1回につき10〜100g/m2が好ましい。より
好ましくは、1回につき10〜50g/m2である。
【0051】このようにして形成されたベースコートの
上に、ロールコーターによって所定意匠の模様塗膜を形
成する。この模様塗膜を形成するのに用いられる模様塗
膜形成用塗料は、上述の模様塗膜形成用塗料である。
【0052】ここで用いられるロールコーターは、例え
ば図1に示すようなものである。すなわち、送りロール
21で搬送され、押えロール22で押えられたベースコ
ートが形成された被塗基材10に、上記模様塗膜形成用
塗料を塗料タンク30から例えばポンプにより供給し、
表面に形成された複数の溝に所定の膜厚で保持するメッ
シュロール23と、このメッシュロールと接触しメッシ
ュロールに保持された模様塗膜形成用塗料が転移するロ
ールであって、被塗基材に接触し所定意匠の模様塗膜形
成を転写するスポンジ転写ロール24と、スポンジ転写
ロールの被塗基材に対する接触力より大きな押圧力でス
ポンジ転写ロールに押圧配置されるロールであって、転
写位置通過後にスポンジ転写ロールに残留した模様塗膜
形成用塗料を回収しスポンジ転写ロールの表面のクリー
ニングを行うクリーニングロール25とを有するもので
ある。
【0053】上記スポンジ転写ロールは、アルミ等で形
成された軸体の周囲に表面にスポンジが巻かれ、表面部
分に意匠性を付与する凹凸形状が形成されている凸版転
写ロールである。上記スポンジは、例えば重合性モノマ
ーの重合物、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレン
ゴム、エチレン−クロロプレンゴム、ブチルゴム、ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、アクリルゴム、多硫化ゴム、天然ゴム等の発泡体か
ら形成されており、その気泡径が0.01〜0.6mm
であることが好ましい。また、重合性モノマーの重合物
の発泡体またはゴムの発泡体と重合性モノマーとの反応
物を上記スポンジの材料として使用することで、紫外線
またはレーザ光線によって、表面部分に意匠性を付与す
るための0.5mm以上の深さを有する凹凸形状を形成
することが可能となる。また、ロールの凸部意匠柄表面
に0.01〜0.5mmの凹凸形状からなる複数の溝を
メッシュ状に形成することにより、塗料タンクから供給
される塗料を所定の膜厚に保持することが容易となる。
【0054】このように模様塗膜形成用塗料をロールコ
ーターにより塗布し、所定条件で乾燥を行うことで所定
意匠の模様塗膜が形成される。なお、模様塗膜の乾燥膜
厚が10〜30μmになるように塗装条件を設定するこ
とが好ましい。
【0055】このようにして得られた模様塗膜の上に、
さらにクリヤー塗膜を形成する。クリヤー塗膜の形成に
用いられるクリヤー塗膜形成用塗料は、上述のクリヤー
塗膜形成用塗料である。クリヤー塗膜形成用塗料の塗装
は、下塗り塗料およびベースコート形成用塗料と同様に
ロールコーター、フローコーター、スプレー等を用いて
行うことができる。また、クリヤー塗膜形成用塗料が骨
材を含んでいる場合は、塗着効率を改善し、塗料のリサ
イクルを可能にする塗装方法として、塗装ガン先の塗料
液圧1〜10kgf/cm2のエアレス方式によるシャ
ワーコート塗装を用いることもできる。クリヤー塗膜形
成用塗料の乾燥塗布量は、1回につき10〜100g/
2が好ましい。より好ましくは、1回につき10〜3
0g/m2である。クリヤー塗膜形成用塗料の塗装後、
所定条件で乾燥を行うことにより、クリヤー塗膜を形成
され、被塗基材上に複合塗膜が形成された塗装板を得る
ことができる。
【0056】本発明の模様塗膜形成方法を、凹凸が形成
された被塗基材に適用した場合について以下に述べる。
例えば、レンガを積み重ねた壁面と同様の凹凸面を有す
る被塗基材の塗装を行う場合、レンガ相当部分(凸部)
のつなぎ目である目地部(凹部)の塗装を行うために下
塗り塗料を被塗基材の表面全面にスプレー等で吹き付け
塗装した後、コンベア式乾燥炉等を用いて50〜150
℃で、1〜60分間乾燥を行う。続いて、平滑な円筒表
面からなる転写ロールを有するロールコーターを用い
て、ベースコート形成用塗料をレンガ相当部分の表面に
塗り重ねる。なおレンガ相当部分の表面に、凹凸を形成
する場合には、平滑な円筒表面からなる転写ロールに代
えて、後述の凸版転写ロールを用いてもよい。ベースコ
ート形成用塗料の乾燥も、下塗り塗料の場合と同様に行
われる。
【0057】さらに意匠性を高めるために、凸版転写ロ
ールを有するロールコーターを用いて、色相の異なる模
様塗膜形成用塗料をレンガ相当部分の表面に対して部分
的に転写模様を形成する。転写模様の形成後、コンベア
式乾燥炉等を用いて乾燥を行う。さらに、クリヤー塗膜
形成用塗料を用いて、上記で形成された塗膜全面にスプ
レー等で吹き付け塗装し、クリヤー塗膜を形成した後、
乾燥を行う。このようにして、凹凸が形成された被塗基
材に対して模様塗膜を形成することができる。
【0058】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例を挙げて
さらに具体的に説明するが本発明はこれらの実施例にの
み限定されるものではない。
【0059】実施例1〜14,比較例1〜5 被塗基材の調製 被塗基材A:厚さ;12mm、幅;460mm、長さ;
900mmの窯業サイディング系外装用建材パネル表面
に、表面部幅;10mm、底部幅;7mm、深さ;3m
mの溝を、幅方向(搬入方向と直角の方向)で65mm
毎、長さ方向(搬入方向と同じ方向)で300mm毎に
彫り、溝以外の凸部面にも微細な凹凸を有する基材を被
塗基材Aとした。
【0060】被塗基材B:表面部幅;10mm、底面部
幅;8mm、深さ;2mmの溝を幅方向で65mm毎、
長さ方向で300mm毎にエンボス加工した表面側のカ
ラー鋼板と発泡ウレタン層と裏面側鋼板からなる厚み;
12mm、幅;400mm、長さ;900mmの金属サ
イディング系外装用建材を被塗基材Bとした。
【0061】凸版転写ロール 凸版転写ロール:A 凸版転写ロールに柄の大きさの径が5〜20mmで凸部
を形成した窯変柄のスポンジ凸版転写ロール 凸版転写ロール:B 凸版転写ロールに柄の大きさの径が5〜20mmで凸部
に0.2mmの深さの溝を1インチ当たり60本の割合
でメッシュ状に形成した窯変柄のスポンジ凸版転写ロー
【0062】ベースコート形成用塗料の調整 ベースコート形成用塗料A:樹脂と顔料の固形分重量比
が15/10で、乾燥塗膜の表面張力をN‐アルキルピ
ロリドン系界面活性剤を用いて、38dyn/cmに、
乾燥塗膜の床すべり抵抗係数を炭酸カルシウムを用い
て、0.2に調整したアクリル樹脂エマルション塗料を
ベースコート形成用塗料Aとした。 ベースコート形成用塗料B:樹脂と顔料の固形分重量比
が13/10で、乾燥塗膜の表面張力をN‐アルキルピ
ロリドン系界面活性剤を用いてで、35dyn/cm
に、乾燥塗膜の床すべり抵抗係数を微粉シリカを用い
て、0.3に調整したシリコン変性アクリル樹脂エマル
ション塗料をベースコート形成用塗料Bとした。 ベースコート形成用塗料C:ベースコート形成用塗料A
の乾燥塗膜の表面張力をポリオキシエチレン付加シリコ
ン系界面活性剤を用いて、34dyn/cmに調整した
塗料をベースコート形成用塗料Cとした。 ベースコート形成用塗料D:ベースコート形成用塗料B
の床すべり抵抗係数を炭酸カルシウムを用いて、0.4
に調整した塗料をベースコート形成用塗料Dとした。 ベースコート形成用塗料E(比較例用):樹脂と顔料の
固形分重量比が0.5/10で、乾燥塗膜の表面張力を
N‐アルキルピロリドン系界面活性剤を用いて、35d
yn/cmに、乾燥塗膜の床すべり抵抗係数を硅砂を用
いて1.1に調整したアクリル樹脂エマルション塗料を
ベースコート形成用塗料Eとした。 ベースコート形成用塗料F(比較例用):樹脂と顔料の
固形分重量比が110/10で、乾燥塗膜の表面張力を
ポリオキシエチレン付加シリコン系界面活性剤を用い
て、30dyn/cmに、乾燥塗膜の床すべり抵抗係数
をポリエチレン微粒子を用いて、0.08に調整したシ
リコン変性アクリル樹脂エマルション塗料をベースコー
ト形成用塗料Fとした。
【0063】模様塗膜形成用塗料の調整 模様塗膜形成用塗料A:液温が25℃で、残留粘度0.
5Pa・s、降伏値15Paで、塗料液の表面張力が3
2dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力33dyn/cm)
となるように、変性ポリアクリルスルホン酸塩系の粘度
調整剤およびN‐アルキルピロリドン系界面活性剤で調
整したアクリル樹脂エマルション塗料を模様塗膜形成用
塗料Aとした。 模様塗膜形成用塗料B:液温が25℃で、残留粘度0.
5Pa・s、降伏値15Paで、塗料液の表面張力が3
2dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力32dyn/cm)
となるように、変性ポリアクリルスルホン酸塩系の粘度
調整剤およびN‐アルキルピロリドン系界面活性剤で調
整したシリコン変性アクリル樹脂エマルション塗料を模
様塗膜形成用塗料Bとした。 模様塗膜形成用塗料C:液温が25℃で、残留粘度0.
3Pa・s、降伏値8Paで、塗料液の表面張力が38
dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力34dyn/cm)と
なるように、ポリアクリル酸塩系の粘度調整剤およびポ
リオキシエチレン付加シリコン系界面活性剤で調整した
アクリル樹脂エマルション塗料を模様塗膜形成用塗料C
とした。 模様塗膜形成用塗料D:液温が25℃で、残留粘度0.
7Pa・s、降伏値5Paで、塗料液の表面張力が35
dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力33dyn/cm)と
なるように、ポリウレタン変性物系の粘度調整剤および
ポリオキシエチレン付加シリコン系界面活性剤で調整し
たシリコン変性アクリル樹脂エマルション塗料を模様塗
膜形成用塗料Dとした。 模様塗膜形成用塗料E(比較例用):液温が25℃で、
残留粘度0.05Pa・s、降伏値4Paで、塗料液の
表面張力が23dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力30
dyn/cm)となるように、変性ポリアクリルスルホ
ン酸塩系の粘度調整剤およびN‐アルキルピロリドン系
界面活性剤で調整したアクリル樹脂エマルション塗料を
模様塗膜形成用塗料Eとした。 模様塗膜形成用塗料F(比較例用):液温が25℃で、
残留粘度0.6Pa・s、降伏値32Paで、塗料液の
表面張力が50dyn/cm(乾燥塗膜の表面張力42
dyn/cm)となるように、変性ポリアクリルスルホ
ン酸塩系の粘度調整剤およびポリオキシエチレン付加シ
リコン系界面活性剤で調整したシリコン変性アクリル樹
脂エマルション塗料を模様塗膜形成用塗料Fとした。
【0064】クリヤー塗膜形成用塗料の調整 クリヤー塗膜形成用塗料A:乾燥膜厚が10μmで波長
300〜320nmの紫外線透過率が10%になるよう
に、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を用いて、塗料
液の表面張力を31dyn/cmとなるように、N‐ア
ルキルピロリドン系界面活性剤で調整したアクリル樹脂
エマルション塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Aとした。 クリヤー塗膜形成用塗料B:乾燥膜厚が10μmで波長
300〜320nmの紫外線透過率が10%になるよう
に、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤とヒンダードア
ミン系光安定剤を用いて、塗料液の表面張力を30dy
n/cmとなるように、N‐アルキルピロリドン系界面
活性剤で調整したシリコン変性アクリル樹脂エマルショ
ン塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Bとした。 クリヤー塗膜形成用塗料C:乾燥膜厚が10μmで波長
300〜320nmの紫外線透過率が30%になるよう
に、オキサゾリン系紫外線吸収剤を用いて、塗料液の表
面張力を32dyn/cmとなるように、ポリオキシエ
チレン付加シリコン系界面活性剤調整したアクリル樹脂
エマルション塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Cとした。 クリヤー塗膜形成用塗料D:乾燥膜厚が10μmで波長
300〜320nmの紫外線透過率が30%になるよう
に、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤とヒンダードア
ミン系光安定剤を用いて、塗料液の表面張力を30dy
n/cmとなるように、ポリオキシエチレン付加シリコ
ン系界面活性剤調整したシリコン変性アクリル樹脂エマ
ルション塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Dとした。 クリヤー塗膜形成用塗料E:クリヤー塗膜形成用塗料A
に、骨材として平均粒径20μmの黒色と赤色の2種類
のアクリル樹脂ビーズを塗料固形分100重量部に対し
て、各々2重量部添加した紫外線透過率が8%、表面張
力を31dyn/cmの塗料をクリヤー塗膜形成用塗料
Eとした。 クリヤー塗膜形成用塗料F:クリヤー塗膜形成用塗料*
に、骨材として平均粒径300μmの黒色と黄色の2種
類の着色硅砂を塗料固形分100重量部に対して、各々
4重量部添加した紫外線透過率が6%、表面張力を30
dyn/cmの塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Fとし
た。 クリヤー塗膜形成用塗料G(比較例用):乾燥膜厚が1
0μmで波長300〜320nmの紫外線透過率が80
%になるように、オキサゾリン系紫外線吸収剤を用い
て、塗料液の表面張力を31dyn/cmとなるように、
N‐アルキルピロリドン系界面活性剤で調整したアクリ
ル樹脂エマルション塗料をクリヤー塗膜形成用塗料Gと
した。 クリヤー塗膜形成用塗料H(比較例用):乾燥膜厚が1
0μmで波長300〜320nmの紫外線透過率が70
%になるように、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を
用いて、塗料液の表面張力を30dyn/cmとなるよ
うに、N‐アルキルピロリドン系界面活性剤で調整した
シリコン変性アクリル樹脂エマルション塗料をクリヤー
塗膜形成用塗料Hとした。
【0065】下塗り塗料 下塗り塗料A:ベースコート形成用塗料Aと同一の塗料
を使用した。 下塗り塗料B:ベースコート形成用塗料Bと同一の塗料
を使用した。
【0066】測定方法 床すべり摩擦抵抗係数…JISA1407「床のすべり
試験方法(振り子型)」においてベースコート形成用塗
料の乾燥塗膜を試験片とし、該試験方法に用いるすべり
片の該試験片接触部位に模様塗膜形成用塗料を塗布し、
塗布5秒後に模様塗膜形成用塗料との床すべり抵抗係数
を測定した。
【0067】表面張力 (1)乾燥塗膜…JISK6786「ポリエチレンおよ
びポリプロピレンフィルムの濡れ試験方法」においてベ
ースコート形成用塗料の乾燥塗膜を試験片とし、該試験
方法に用いる標準液にて表面張力を測定した。 (2)塗料液…「ダイノメーター」(ビッグケミー・ジ
ャパン社製)にて表面張力を測定した。
【0068】残留粘度、降伏値…コーンプレート型回転
粘度計(東京計器製「E型粘度計」)を用いて、測定温
度25℃においてずり速度を変化させて、ずり応力を測
定し「CASSONの式」から残留粘度、降伏値を測定
した。
【0069】紫外線透過率…乾燥膜厚が10μmのクリ
ヤー塗膜片を「分光光度計U−3200」(日立製作所
製)にて波長300〜320nmの紫外線透過率を測定
した。
【0070】塗膜の形成 各被塗基材に、下塗り塗料をスプレー塗装にて、乾燥塗
布量が70g/m2になるように塗装し、100℃で1
0分間乾燥した後、ベースコート形成用塗料をロール表
面が平滑な転写ロールを設置したロールコーターで溝部
以外の凸部に乾燥塗布量が40g/m2になるように塗
装し、100℃で5分間乾燥した。さらに凸版転写ロー
ルに柄の大きさの径が5〜20mmで凸部に0.2mm
の深さの溝を1インチ当たり60本の割合でメッシュ状
に形成した窯変柄のスポンジ凸版転写ロール(Aまたは
B)を設置したロールコーターにて、模様塗膜形成用塗
料を乾燥膜厚10〜30μm(乾燥塗布量が20g/m
2)になるように送りロールと凸版転写ロールの間隙を
10mmにて塗装し、塗装し100℃で5分間乾燥し
た。その後クリヤー塗膜形成用塗料を乾燥塗布量が30
g/m2になるようにスプレー塗装し、100℃で10
分間乾燥して複合塗膜を形成した。各実施例、比較例に
おける塗料の組み合わせを表1に示した。転写模様柄部
のズレ、転写模様の膜厚均一性、密着性および耐候性を
評価し、結果を表1に示した。
【0071】
【表1】
【0072】評価方法および評価基準 (1)転写模様柄部のズレ…模様柄の中央部と端部の乾
燥塗膜厚差を測定し、以下の5段階で評価した。乾燥塗
膜厚差の少ないほど良好である。 5…模様柄の中央部と端部の乾燥塗膜厚差10μm未満 4…模様柄の中央部と端部の乾燥塗膜厚差10〜19μ
m 3…模様柄の中央部と端部の乾燥塗膜厚差20〜29μ
m 2…模様柄の中央部と端部の乾燥塗膜厚差30〜49μ
m 1…模様柄の中央部と端部の乾燥塗膜厚差50μm以上 (2)転写模様の膜厚均一性…筋状の厚膜部位の判別可
能距離および厚膜部位の長さを目視により評価し、以下
の6段階で評価した。 6…筋状の厚膜部位が目の前で、判別されない 5…筋状の厚膜部位が目の前で、目立たず判別されない 4…筋状の厚膜部位が50cm離れると判別されない 3…筋状の厚膜部位が50cm離れても判別され、厚膜
部位の長さが5mm以内 2…筋状の厚膜部位が1m離れても判別され、厚膜部位
の長さが10mm以内 1…筋状の厚膜部位が1m離れても判別され、厚膜部位
の長さが10mm超える (3)密着性…JISK54008.5に準拠し、すき
ま間隔2mmの切り傷を入れ、欠損部の面積を、以下の
5段階で評価した。 5…欠損部の面積0% 4…欠損部の面積5%未満 3…欠損部の面積5%以上〜15%未満 2…欠損部の面積15%以上〜65%未満 1…欠損部の面積65%以上 (4)耐候性…耐候性…岩崎電気製「スーパーUVテス
ターSUV−W23」を用いて、試験面照射度100m
W/cm、照射時間4時間−結露時間4時間のサイクル
で200時間試験後、JISK54007.4.1(目
視法)で変退色を確認するとともに、JISK5400
8.5.3(Xカットテープ法)で密着性を確認し、以
下の5段階で評価した。 5…ベースコートおよび模様形成塗膜の変退色が眼の前
で認められず、塗膜間密着の評価が10 4…ベースコートおよび模様形成塗膜の変退色が50c
m離れると認められず、塗膜間密着の評価が10 3…ベースコートおよび模様形成塗膜の変退色が50c
m離れると認められ、塗膜間密着の評価が10 2…ベースコートおよび模様形成塗膜の変退色が1m離
れると認められ、塗膜間密着の評価が6〜10 1…ベースコートおよび模様形成塗膜の変退色が1m離
れると認められ、塗膜間密着の評価が4以下 実施例13および14は、骨材として骨材を使用したた
め、塗膜全体としての模様形成性が向上し、深みのある
意匠を発現できた。
【0073】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
によれば無機質(窯業)系・金属サイディング関連の壁
材、外装用建材、内装用建材、金属建材等に凸版転写ロ
ールにより形成する模様塗膜形成用塗料による転写模様
柄部のズレおよび複合塗膜の耐候性を改善することが確
認できた。ベースコート形成用塗料と転写模様塗膜形成
用塗料及びクリヤー塗膜形成用塗料の界面物性制御、濡
れ性、すなわち乾燥塗膜の表面張力を制御することによ
りベースコート上に、凸版転写ロールにより模様塗膜形
成用塗料による転写模様層内部のズレを少なくし意匠柄
部の膜厚均一化制御を可能にし、またベースコート層と
模様形成塗膜層、模様形成塗膜層とクリヤー塗膜層及び
ベースコート層とクリヤー塗膜層の各層間での密着性が
良好で、模様形成された被塗基材が屋外等で使用された
場合でも密着性、耐候性も良好な模様塗膜形成方法及び
塗装板を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗膜形成方法に用いることができるロ
ールコーターの概略図
【符号の説明】
1…ロールコーター 21…送りロール 22…押えロール 23…メッシュロール 24…スポンジ転写ロール 25…クリーニングロール 30…塗料タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 無徒 雅彦 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC23 AC30 AC73 AC84 CA13 CA32 CB21 DB11 DC01 4F040 AA02 AA19 BA12 BA18 CB02 CB03 CB06 CB15 CB21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗基材にベースコートを形成し、その上
    に、ロールコーターによって所定意匠の模様塗膜を形成
    し、さらにその上にクリヤー塗膜を形成する模様塗膜形
    成方法において、(1)前記ベースコート形成用塗料の
    床すべり抵抗係数が0.1〜1、(2)前記模様塗膜形
    成用塗料の塗装時残留粘度が0.1〜5Pa・s、降伏
    値が5〜30Paで、表面張力が25〜45dyn/c
    m、(3)前記クリヤー塗膜形成用塗料は、その表面張
    力が、前記ベースコートおよび前記模様塗膜の表面張力
    より大きくなく、このクリヤー塗膜形成用塗料から得ら
    れる乾燥塗膜が膜厚10μmである場合の、波長300
    〜320nmにおける紫外線透過率が0〜50%であっ
    て、(4)前記ロールコーターが、塗料タンクから供給
    された前記模様塗膜形成用塗料を、表面に形成された複
    数の溝に所定の膜厚で保持するメッシュロールと、前記
    メッシュロールと接触し、メッシュロールに保持された
    模様塗膜形成用塗料が転移するロールであって、前記被
    塗基材に接触し所定意匠の模様塗膜を転写するスポンジ
    転写ロールと、前記スポンジ転写ロールの前記被塗基材
    に対する接触力より大きな押圧力で前記スポンジ転写ロ
    ールに押圧配置されるロールであって、転写位置通過後
    にスポンジ転写ロールに残留した模様塗膜形成用塗料を
    回収しスポンジ転写ロールの表面のクリーニングを行う
    クリーニングロールとを有するものであることを特徴と
    する模様塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクリヤー塗膜形成用塗料
    が、骨材を含有する模様塗膜形成方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のロールコーターに
    おいて、前記クリーニングロールの表面にドクターブレ
    ードが配置され、前記回収した模様塗膜形成用塗料を前
    記クリーニングロールから分離し、塗料タンクに返送す
    る模様塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載のロールコーターにお
    いて、前記スポンジ転写ロールの表面が、気泡径0.0
    1〜0.6mmのスポンジで形成されている模様塗膜形
    成方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載のロールコーターにお
    いて、前記スポンジ転写ロールの表面に形成されている
    意匠柄が、レーザ光線によって形成され、0.5mm以
    上の深さを有するものである模様塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載のロールコーターにお
    いて、前記スポンジ転写ロールの表面に形成されている
    意匠柄の凸部に、0.01〜0.5mmの凹凸形状から
    なる複数の溝がメッシュ状に形成されている模様塗膜形
    成方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6いずれか1つに記載の塗膜
    形成方法により複合塗膜が形成された塗装板。
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