JP2000295659A - 通信装置の送信制御方法及びその制御プログラムを記録した媒体並びに通信システム - Google Patents
通信装置の送信制御方法及びその制御プログラムを記録した媒体並びに通信システムInfo
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Abstract
て、装置全体の大型化・重量化を招くことなく、相互変
調歪みによる不要な電波発生を抑制できるようにする。 【解決手段】 PHSRF部6の送信手段が動作中に、
無線基地局からUI(RT=ページング、MM=−、C
C=−)信号を受信し、自局のIDと一致した場合に
は、それに伴う「PDC着信」の要求に対する処理を拒
否し、PDC送信手段による送信を行わないため、PD
C送信手段とPHS送信手段とが同時に送信が行われ
ず、PHS送信手段からの送信電波を高品質に保つこと
ができる。
Description
送信部を備えた通信装置の送信制御方法に関する。
えた通信装置としては、例えば、携帯・自動車電話基地
局無線装置があり、このような通信装置では、互いに干
渉しないように個別にシールドしており、又その送信部
分を結合することによって一つのアンテナを共用してい
るため、配線を通じて相互に干渉しないようにその配線
経路にアイソレータやサーキュレータ等の非可逆素子を
挿入したり、周波数が異なる場合にはデュプレクサ等の
フィルタ素子を挿入し、同時に送信した場合に生じる相
互変調歪みによる不要な電波発生を抑制していた。
置のように、送信部分に使用するアイソレータやデュプ
レクサやアンテナスイッチ等の部品やシールドへのアイ
ソレーション性能に対する要求を高くした場合には、使
用する素子の大型化・重量化を招き、それに伴って、装
置全体の大型化・重量化を招き、PDC(Personal Dig
ital Cellular communication system)/PHS(Pers
onal Handy-phone System)複合型の携帯電話機等のよ
うに携帯性が要求される通信装置には適用できないとい
った問題点があった。
くことなく、相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制
することができる通信装置を提供することを目的とする
ものである。
に、請求項1記載の発明は、複数の異なる無線送信部を
備えた通信装置の送信制御方法において、第1の無線送
信部の送信中に、他の無線送信部への送信要求を拒否す
るものである。
送信部を備えた通信装置の送信制御方法において、第1
の無線送信部の送信中に、他の無線送信部への送信要求
を待機し、当該第1の無線送信部の送信が終了した後
に、待機していた送信要求を有効とするものである。
明の方法に加え、上記通信装置に、少なくとも一つの無
線受信部を備える一方、第1の無線送信部の送信中にお
ける他の無線送信部への送信要求が、無線受信部によっ
て繰り返し受信される情報に基づいて生成されるもので
あるとき、当該送信要求を待機せずに拒否するものであ
る。
項2記載の発明の方法に加え、上記通信装置に、少なく
とも一つの無線受信部を備える一方、第1の無線送信部
の送信中における他の無線送信部への送信要求が、無線
受信部によって受信される情報に基づいて生成されるも
のであるとき、その受信した情報又はその受信した情報
に関連する情報を記憶又は報知するものである。
送信部を備えた通信装置或いは更に少なくとも一つの無
線受信部を備えた通信装置に、請求項1乃至請求項4の
何れかの送信制御方法を実行させる制御プログラムを記
録媒体に記録したものである。
信制御方法を実行する通信装置と、該送信装置を呼び出
す交換機とからなり、該交換機からの呼出情報に対して
上記通信装置からの応答を要する通信シーケンスを用い
る通信システムにおいて、上記通信装置が応答する前に
おける通信シーケンスのメッセージに、呼出者に関する
情報を含ませるものである。
数の異なる無線送信部を備えた通信装置において、第1
の無線送信部の送信中に、他の無線送信部への送信要求
を拒否させることにより、アイソレーション性能の良い
部品を使用することなく、複数の無線送信部を同時に使
用した場合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生
を抑制することができる。
る無線送信部を備えた通信装置において、第1の無線送
信部の送信中に、他の無線送信部への送信要求を待機さ
せ、当該第1の無線送信部の送信が終了した後に、待機
していた送信要求を有効とさせることにより、アイソレ
ーション性能の良い部品を使用することなく、複数の無
線送信部を同時に使用した場合に生じる相互変調歪みに
よる不要な電波発生を抑制しつつ、送信要求のあった無
線送信部を用いて送信を行うことができる。
る無線送信部と少なくとも一つの無線受信部とを備える
通信装置において、第1の無線送信部の送信中における
他の無線送信部への送信要求が、無線受信部によって繰
り返し受信される情報に基づいて生成されるものでない
とき、当該送信要求を待機させ、当該第1の無線送信部
の送信が終了した後に、待機していた送信要求を有効と
させる一方、第1の無線送信部の送信中における他の無
線送信部への送信要求が、無線受信部によって繰り返し
受信される情報に基づいて生成されるものであるとき、
当該送信要求を待機せずに拒否させることにより、アイ
ソレーション性能の良い部品を使用することなく、複数
の無線送信部を同時に使用した場合に生じる相互変調歪
みによる不要な電波発生を抑制しつつ、送信要求のあっ
た無線送信部を用いて送信を行うことができると共に、
不必要な送信要求を待機させてしまうといったことを防
止することができる。
る無線送信部と少なくとも一つの無線受信部とを備える
通信装置において、第1の無線送信部の送信中における
他の無線送信部への送信要求が、無線受信部によって受
信される情報に基づいて生成されるものであるとき、当
該送信要求を拒否又は待機させると共に、その受信した
情報又はその受信した情報に関連する情報を記憶又は報
知させることにより、アイソレーション性能の良い部品
を使用することなく、複数の無線送信部を同時に使用し
た場合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生を抑
制することができると共に、送信要求が行われた原因を
記憶又は報知することができる。
記録された制御プログラムに従って複数の異なる無線送
信部を備えた通信装置又は更に少なくとも一つの無線受
信部を備えた通信装置が、第1の無線送信部の送信中に
おける他の無線送信部への送信要求を拒否又は待機させ
ることにより、アイソレーション性能の良い部品を使用
させることなく、複数の無線送信部を同時に使用した場
合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制す
ることができる。
通信装置を呼び出すとき、その通信シーケンスにおける
通信装置からの応答を受ける前のメッセージに呼出者に
関する情報を含ませることにより、複数の異なる無線送
信部と少なくとも一つの無線受信部とを備える通信装置
において呼び出しを受けたとき、第1の無線送信部の送
信中であっても、複数の無線送信部を同時に使用した場
合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制し
つつ、呼出者を記憶又は報知させることができる。
を参照して詳細に説明する。
あるPDC/PHS複合型の携帯電話機の電気的構成を
示す機能ブロック図、図2は同携帯電話機の構造を示す
外観図であり、(a)は正面図を、(b)は側面図をそ
れぞれ示す。図3は同携帯電話機の状態−要求の記憶内
容を表わす説明図であり、(a)は本文例の遷移前を、
(b)は本文例の遷移後をそれぞれ示す。図4は同携帯
電話機の状態遷移を表わす説明図、図5は同携帯電話機
における状態−要求に対する処理の一例を表わす説明
図、図6は同携帯電話機における要求発生時の処理動作
を示すフローチャート、図7は同携帯電話機を用いた通
信システムにおけるページングメッセージの一例を示す
説明図であり、(a)はページングメッセージのデータ
構成を、(b)はページングメッセージに含まれる発信
者情報のデータ構成をそれぞれ示す。図8は同通信シス
テムにおける着信時の制御シーケンスを示す説明図であ
る。
テナ、3は無線アンテナ2をPDCとPHSとで共用さ
せるためのデュプレクサ、4は送信手段と受信手段とを
含むPDCRF部、5は無線区間のデータ配列と通信す
るデータとの変換を行うチャネルコーデックを含むPD
Cベースバンド部であり、これら無線アンテナ1,2
と、PDCRF部4と、PDCベースバンド部5とによ
り、PDC無線基地局との間で無線電波を使用して制御
や通話やデータ等の通信を行うPDC通信手段が構成さ
れている。
F部、7は無線区間のデータ配列と通信するデータとの
変換を行うチャネルコーデックを含むPHSベースバン
ド部であり、これら無線アンテナ2と、PHSRF部6
と、PHSベースバンド部7とにより、PHS無線基地
局やデジタルコードレス電話親機や構内PHS交換シス
テム等との間で無線電波を使用して制御や通話やデータ
等の通信を行う公衆PHS通信手段や自営PHS通信手
段が構成されている。
化処理を行うDSP等からなる音声コーデック、9は音
声コーデック8によって復号化処理された音声信号を外
部に放音するレシーバ、10は外部音声を集音して音声
コーデック8に供給するマイク、11は音声コーデック
8によって復号化処理された音声信号を外部出力すると
共に、外部入力された音声信号を音声コーデック8に供
給するイヤホンマイクジャック、12は音声コーデック
8から供給される着信音を外部に放音するブザーであ
る。
コル制御や各種ユーザインターフェース制御等を行うと
共に、後述する選択手段や受信品質処理手段等を実現す
るマイコン、14は各種状態や電話番号等を表示するL
CD等からなる表示部、15は着信用LED、16は機
器本体を振動させるバイブレータ、17は電話番号の入
力を行うキースイッチや使用する通信方式の選択を行う
モードボタン等からなる入力部である。
等を記憶するフラッシュROMやRAM等からなる記憶
部、19は各通信方式における電話番号等のID情報を
記憶するEEPROMであり、これらアンテナ1,2
と、デュプレクサ3と、PDCRF部4と、PDCベー
スバンド部5と、PHSRF部6と、PHSベースバン
ド部7と、音声コーデック8と、レシーバ9と、マイク
10と、イヤホンマイクジャック11と、ブザー12
と、マイコン13と、表示部14と、着信用LED15
と、バイブレータ16と、入力部17と、記憶部18
と、EEPROM19とによってPDC/PHS複合型
の携帯電話機が構成されている。
HS複合型の携帯電話機は、携帯電話(PDC)サービ
スに加入することで、携帯電話番号が与えられると共
に、接続に必要な情報がEEPROM19に記憶され、
それに伴って、PDC無線基地局を介した実際の通信
(以下、この通信方式を「携帯」と称す)が可能となる
ようになっており、又PHS公衆網サービスに加入する
ことで、PHS電話番号が与えられると共に、接続に必
要な情報がEEPROM19に記憶され、それに伴っ
て、PHS無線基地局を介した実際の通信(以下、この
通信方式を「PHS」と称す)が可能となるようになっ
ており、又構内PHS交換機に登録することで、内線番
号が与えられると共に、接続に必要な情報がEEPRO
M19に記憶され、それに伴って、構内PHS交換機を
介した実際の通信(以下、この通信方式を「OS(オフ
ィスステーション)」と称す)が可能となるようになっ
ており、更にデジタルコードレス電話親機に登録するこ
とで内線番号が与えられると共に、接続に必要な情報が
EEPROM19に記憶され、それに伴って、デジタル
コードレス電話親機を介した実際の通信(以下、この通
信方式を「PHS(ホームステーション)」と称す)が
可能となるようになっている。
HS無線基地局のサービスエリア内の屋内に設置された
リピータ機能を有するホームアンテナを介することによ
り、屋内の奥での「PHS」の使用を可能とする通信方
式等もあるが、ここでは詳細な説明を省略する。
HS複合型の携帯電話機について、まず、「携帯」の動
作を〔待ち受け〕〔着信〕〔通信〕〔発信〕に分けて説
明する。
EEPROM19から加入者番号(MSN)や移動局番
号(MSI)、とまり木チャネル番号等を読み取り、全
てのとまり木チャネル番号に該当する周波数の受信レベ
ルを測定し、受信レベル順にテーブルを作成して記憶部
18のRAMに記憶する。そして、始めに一番高いレベ
ルの周波数に切り換えてPDCベースバンド部5のチャ
ネルコーデックとマイコン13により同期(フレーム同
期及びスーパーフレーム同期)確立を行った後、基地局
側からの報知情報をマイコン13が読み取って待ち受け
条件等のチェックを行い、報知情報で指示された待ち受
けチャネルに移行する。
満たしていない場合には、記憶部18のRAMに記憶し
たレベル順テーブルに基づいて次の周波数に切り換えて
上述の動作を繰り返す。
のPCH(ページングチャネル)をPDCベースバンド
部5のチャネルコーデックが間欠的に受け取る間欠受信
を行い、又待ち受け中は自局及び報知情報で指示された
周辺チャネルの電界強度をPDCRF部4の受信手段に
より間欠的に測定している。
局に対し、PCH上に着信の情報を乗せて送信する。移
動局はPCH上の着信情報をPDCベースバンド部5の
チャネルコーデックで毎回受信しており、マイコン13
による情報分析の結果、自局宛ての着信情報であった場
合にマイコン13より音声コーデック8を制御して着信
音をブザー12へ出力するかバイブレータ16を振動さ
せると共に、着信用LED15を点滅させる。
局及び周辺チャネルの電界強度からなる無線状態報告を
送信すると共に、以後、マイコン13がPDCベースバ
ンド部5のチャネルコーデックを経由してPDC無線基
地局とのメッセージのやり取りを行うことにより、デジ
タル方式自動車電話システム標準規格に従って通信チャ
ネルを設定する。
信とデータ通信のどちらかが行われるようになってお
り、音声通信のときには、その受信はアンテナ1又は2
(ダイバシティによる切換)にて電波を受信し、PDC
RF部4からの信号をPDCベースバンド部5及び音声
コーデック8を経由してレシーバ9又はイヤホンマイク
ジャック11に出力すると共に、マイク10又はイヤホ
ンマイクジャック11から入力された音声を音声コーデ
ック8及びPDCベースバンド部5並びにPDCRF部
4を介してアンテナ2より電波として送信するようにな
っている。
通信のときと同様に、電波の送受信が行われるが、PD
Cベースバンド部5からの信号が図示しないインターフ
ェース回路を経由して外部インターフェースコネクタに
出力され、当該外部インターフェースコネクタに接続さ
れた外部機器によってデータ通信が行われるようになっ
ている。
7のキー操作等により発信操作が行われると、マイコン
13は相手番号と周辺電界強度を含んだメッセージを作
成し、PDCベースバンド部5のチャネルコーデック及
びPDCRF部4を介してアンテナ2より電波としてP
DC無線基地局に送信すると共に、以後、マイコン13
がPDCベースバンド部5のチャネルコーデックを経由
してPDC無線基地局とのメッセージのやり取りを行う
ことにより、デジタル方式自動車電話システム標準規格
に従って通信チャネルを設定する。
HS」の動作を〔待ち受け(間欠受信)〕〔着信〕〔発
信〕に分けて説明する。尚、〔通信〕については上述の
「携帯」の動作と同様であるため省略する。又、上述の
「携帯」の動作との混乱しないように移動局を「PS」
(Personal Station)、基地局を「CS」(Cell Stati
on)として以下を説明する。
時、マイコン13がEEPROM19からCS−ID
(CS識別符号)やPS−ID(PS識別符号)等を読
み取ってPHSベースバンド部7に供給した後、PHS
ベースバンド部7がアンテナ2及びPHSRF部6を経
由してCSが間欠送信を行っている報知チャネルを受け
取ると共に、その受け取った報知チャネル内のCS−I
DとEEPROM19から読み込んだCS−IDとをマ
イコン13が比較し、このCS−IDが一致したときに
この報知チャネル内の情報をPSが有効にする。
一斉呼出チャネルも受信し、CS−IDを比較して一致
するときにこのチャネルの情報も有効にして間欠受信動
作に移行し、この間欠受信動作中においてCSから到来
する電波の強度をPHSRF部6の受信手段により測定
している。
信中に着信があると、CSはPSに着信を知らせるため
に、一斉呼出チャネルに着信の情報を乗せて送信する
(間欠送信と同様の手順)。PSはこの着信情報が入っ
た一斉呼出チャネルを受信すると着信鳴動のためにマイ
コン13が音声コーデック8を制御して着信音をブザー
12へ出力するかバイブレータ16を振動させると共
に、着信用LED15を点滅させ、その後、CSに対し
個別セル用チャネルにて接続確認情報を返送する。
信中にPSの入力部17のキー操作等により発信操作が
行われると、マイコン13がベースバンド部7及びPH
SRF部6を用いて制御キャリアにてCSに対し個別セ
ル用チャネルでリンクチャネル確立要求を送信する。そ
して、これを受信したCSが例えばランダムに選択した
通信用キャリアのキャリアセンスを行い、そのキャリア
の当該スロットが使用されていなければPSに対し制御
キャリアでリンクチャネル割り当てを返し、割り当てた
キャリアへ切り換えて同期バーストを待つ。
PSは割り当てられた通信キャリアに切り換え、キャリ
アセンスを行った後、同期バーストを送信することによ
り、以後、第2世代デジタルコードレス電話システム標
準規格に従って通話チャネルを設定する。
及び「HS」の詳細な動作の説明については省略し、次
に、状態遷移処理の動作を図3乃至図5に示す説明図、
及び図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
態遷移並びに状態と要求とに基づく処理内容を表わすデ
ータが記憶されているものとし、この内、現状態と要求
を表わすデータは、図3に示すように、現状態記憶領域
と要求記憶領域とにそれぞれ記憶され、状態遷移を表わ
すデータは、図4に示すように、横軸を現状態とし縦軸
を要求とする表形式で表わすことができ、現状態は
「A:待受」「B:PHS位置登録」「C:PHS位置
登録/PHS発信待ち」「D:PHS位置登録/PDC
発信待ち」「E:PHS通信中」「F:PDC位置登
録」「G:PDC位置登録/PHS発信待ち」「H:P
DC位置登録/PDC発信待ち」「I:PDC通信中」
の項目、又要求は「1:PHS位置登録」「2:PHS
発信」「3:PHS着信」「4:PDC位置登録」
「5:PDC発信」「6:PDC着信」「7:PHS位
置登録終了」「8:PHS通信解除」「9:PDC位置
登録終了」「10:PDC通信解除」の項目からなり、横
軸の現状態において縦軸の要求が発生したとき、横軸の
現状態と縦軸の要求とが重なる欄に記載された状態に遷
移されるようになっており、又状態と要求とに基づく処
理内容を表わすデータは、図5に示すように、「状態−
要求」の項目に対して「処理内容」が設定され、状態と
要求が一致した処理内容が実行されるようになってい
る。
いて、「1:PHS位置登録」の要求があったときには
「B:PHS位置登録」の状態に、「2:PHS発信」
「3:PHS着信」の要求があったときには「E:PH
S通信中」の状態に、「PDC位置登録」の要求があっ
たときには「F:PDC位置登録」の状態に、「5:P
DC発信」「6:PDC着信」の要求があったときには
「I:PDC通信中」の状態にそれぞれ遷移し、「7:
PHS位置登録終了」「8:PHS通信解除」「9:P
DC位置登録終了」「10:PDC通信解除」の要求があ
ったときには現状態を維持するようになっている。
合において、「2:PHS発信」の要求があったときに
は「C:PHS位置登録/PHS発信待ち」の状態に、
「5:PDC発信」の要求があったときには「D:PH
S位置登録/PDC発信待ち」の状態に、「7:PHS
位置登録終了」の要求があったときには「A:待受」の
状態にそれぞれ遷移し、「1:PHS位置登録」「3:
PHS着信」「4:PDC位置登録」「6:PDC着
信」「8:PHS通信解除」「9:PDC位置登録終
了」「10:PDC通信解除」の要求があったときには現
状態を維持するようになっている。
S発信待ち」の場合において、「7:PHS位置登録終
了」の要求があったときには「E:PHS通信中」の状
態に、「8:PHS通信解除」の要求があったときには
「B:PHS位置登録」の状態にそれぞれ遷移し、
「1:PHS位置登録」「2:PHS発信」「3:PH
S着信」「4:PDC位置登録」「5:PDC発信」
「6:PDC着信」「9:PDC位置登録終了」「10:
PDC通信解除」の要求があったときには現状態を維持
するようになっている。
C発信待ち」の場合において、「7:PHS位置登録終
了」の要求があったときには「I:PDC通信中」の状
態に、「10:PDC通信解除」の要求があったときには
「B:PHS位置登録」の状態にそれぞれ遷移し、
「1:PHS位置登録」「2:PHS発信」「3:PH
S着信」「4:PDC位置登録」「5:PDC発信」
「6:PDC着信」「8:PHS通信解除」「9:DC
位置登録終了」の要求があったときには現状態を維持す
るようになっている。
において、「8:PHS通信解除」の要求があったとき
には「A:待受」の状態に遷移し、「1:PHS位置登
録」「2:PHS発信」「3:PHS着信」「4:PD
C位置登録」「5:PDC発信」「6:PDC着信」
「7:PHS位置登録終了」「9:PDC位置登録終
了」「10:PDC通信解除」の要求があったときには現
状態を維持するようになっている。
合において、「2:PHS発信」の要求があったときに
は「G:PDC位置登録/PHS発信待ち」の状態に、
「5:PDC発信」の要求があったときには「H:PD
C位置登録/PDC発信待ち」の状態に、「9:PDC
位置登録終了」の要求があったときには「A:待受」の
状態にそれぞれ遷移し、「1:PHS位置登録」「3:
PHS着信」「4:PDC位置登録」「6:PDC着
信」「7:PHS位置登録終了」「8:PHS通信解
除」「10:PDC通信解除」の要求があったときには現
状態を維持するようになっている。
S発信待ち」の場合において、「8:PHS通信解除」
の要求があったときには「F:PDC位置登録」の状態
に、「9:PDC位置登録終了」の要求があったときに
は「E:PHS通信中」の状態にそれぞれ遷移し、
「1:PHS位置登録」「2:PHS発信」「3:PH
S着信」「4:PDC位置登録」「5:PDC発信」
「6:PDC着信」「7:PHS位置登録終了」「10:
PDC通信解除」の要求があったときには現状態を維持
するようになっている。
C発信待ち」の場合において、「9:PDC位置登録終
了」の要求があったときには「I:PDC通信中」の状
態に、「10:PDC通信解除」の要求があったときには
「F:PDC位置登録」の状態にそれぞれ遷移し、
「1:PHS位置登録」「2:PHS発信」「3:PH
S着信」「4:PDC位置登録」「5:PDC発信」
「6:PDC着信」「7:PHS位置登録終了」「8:
PHS通信解除」の要求があったときには現状態を維持
するようになっている。
合において、「10:PDC通信解除」の要求があったと
きには「A:待受」の状態に遷移し、「1:PHS位置
登録」「2:PHS発信」「3:PHS着信」「4:P
DC位置登録」「5:PDC発信」「6:PDC着信」
「7:PHS位置登録終了」「8:PHS通信解除」
「9:PDC位置登録終了」の要求があったときには現
状態を維持するようになっている。
記憶部18に記憶されいている状態において、使用者、
基地局又は機器本体より要求が発生されると、マイコン
13がその要求を記憶部18に記憶すると共に、図6に
示す要求処理が実行するようになっており、要求処理が
開始されると、マイコン13は記憶部18に記憶されて
いる現在の状態と要求とを記憶部18から取り出し(ス
テップS1,S2)、その取り出した状態と要求とに対
応した処理を記憶部18から取り出して実施する(ステ
ップS3)と共に、遷移する状態記号を記憶部18から
取り出して現在の状態として記憶部18に書き込み(ス
テップS4)、その後、実施した要求を記憶部18から
消去する(ステップS6)。尚、現在の状態と要求とに
基づく処理が「拒否」であった場合であって受信情報が
あるときには、その受信情報を記憶又は報知する(ステ
ップS5)。
うに、現在の状態として「A:待受」が記憶部18に記
憶されている状態において、ページング信号を用いてP
DC無線基地局より着信が通知された場合であって、そ
のページング信号が自局宛てである場合には「6:PD
C着信」の要求が発生されて記憶部18に記憶され、図
6に示す要求処理が実行される。
示されるように、「メッセージ種別」「BCCH受信区
間長」「呼出移動局数」「呼出移動局数」「移動局番
号」「着信識別番号」「発信者情報」からなっており、
この内、「メッセージ種別」によってページングである
ことが、「移動局数」によってその移動局数が(この場
合では1局)、「移動局番号」によって着信呼出を受け
る移動局のMSIが(このMSIが自局のMSIと一致
した場合に着信と判断する)、「着信識別番号」によっ
て網で一時的に割り当てる管理番号が、「発信者情報」
によって発信元の電話番号等の情報がそれぞれ認識でき
るようになっている。又、「発信者情報」は、図7
(b)に示されるように、例えば、7ビット7ワード分
49ビットの情報によって得ることができる。このよう
に、7ビット7ワード分49ビットの情報とした理由
は、通常の11桁電話番号を伝送するには少なくとも1
桁当たり4ビット、合計44ビット以上が必要になるこ
とを想定したからであり、これに限定されるものではな
い。
状態と要求として「A:待受」と「6:PDC着信」と
が取り出され、その「A−6」に対応する処理としてP
DC着信フローが実施されると共に、記憶部18に記憶
された状態遷移のデータに基づき現在の状態として
「I:PDC通信中」が記憶部18に書き込まれ、その
後、「6:PDC着信」の要求が記憶部18から消去さ
れ、図3(b)に示されるようなデータとなる。
れる制御シーケンスの内、移動通信機から基地局に送信
されるUI(着信無線状態報告、−、−)から移動通信
機から基地局に送信されるSB4までであり、この間に
おいて、移動通信機から基地局にUI(着信無線状態報
告、−、−)は着信無線状態報告を送信することで着信
メッセージに応答し、基地局から移動通信機に送信され
るUI(−、認証要求、−)及び移動通信機から基地局
に送信されるUI(−、認証応答、−)によって正規の
移動局であることを認証すると共に、基地局から移動通
信機に送信されるUI(レベル測定要求、−、−)及び
移動通信機から基地局に送信されるUI(レベル測定応
答、−、−)によって電波強度のレベルを測定して報告
し、その後、基地局が通話チャネルでSB1を送出しな
がら無線チャネルを指定し、これを受けた移動通信機が
周波数を指定の無線チャネルに切り換え、先のSB1に
同期を取ってSB2を送信し、基地局との間でSB3、
SB4の交換をして通話チャネルでの同期を取得するよ
うになっており、以後の基地局から移動局に送信される
I(−、−、呼設定)、移動局から基地局に送信される
I(−、−、呼出)及びI(−、−、応答)、並びに基
地局から移動局に送信されるI(−、−、応答確認)
は、通信中の処理において実行されるようになってい
る。
おけるは、〔要求の拒否及び情報の記憶〕〔要求
の一次保留待ち〕〔再試行の予想される要求の拒否〕の
状態遷移をそれぞれ示すものであり、以下、これらの状
態遷移について説明する。
C,D,EはPHSRF部6の送信手段が動作中である
ので、「6:PDC着信」の要求を受けた場合、即ち、
上述のように無線基地局からUI(RT=ページング、
MM=−、CC=−)信号を受信し、自局のIDと一致
した場合でも、この信号に応答する送信をしてはいけな
い。
HS位置登録/PDC発信待ち」「E:PHS通信中」
の状態における「6:PDC着信」の要求に対する処理
(図6中のステップS3)は「拒否」となり(図5中の
B−6、C−6、D−6、E−6の処理内容)、PDC
経由で着信があったことやページング信号に含まれる呼
出者情報を記憶すると共に、状態遷移せずに現状態を維
持する(図4中のB−6、C−6、D−6、E−6の状
態遷移)。そして、記憶した情報に基づいて表示部14
に表示したり、音声コーデック8で報知音を作成してレ
シーバ9より出力することで使用者に報知することがで
き、又着信情報において電話番号等の情報を含み伝える
ことで、これを表示し誰から着信があったか等を伝える
ことができる。
(図8中のUI(着信無線状態報告、−、−)からの処
理)が行われないため、PDC送信手段とPHS送信手
段とが同時に送信が行われず、送信電波を高品質に保つ
ことができる。
の送信手段が動作中であるので、「3:PHS着信」の
要求を受けた場合には、上述と同様に、要求に対する処
理は「拒否」となり(図5中のF−3、G−3、H−
3、I−3の処理内容)、PHS経由で着信があったこ
とを記憶すると共に、状態遷移せずに現状態を維持し
(図4中のF−3、G−3、H−3、I−3の状態遷
移)、PHS通信手段による送信を行わないようにす
る。
発信」の要求があった場合や、「I:PDC通信中」に
「2:PHS発信」の要求があった場合にも、上述と同
様に、要求に対する処理は「拒否」となり、これが使用
者による発信操作である場合には、使用者に使用不可能
であることを報知すると共に、状態遷移せずに現状を維
持し、PHS送信手段とPDC送信手段の送信を同時に
行わないようにする。
の矢印で示す経路で状態が遷移するようになっており、
実線と鎖線の2種類あるが、ここでは実線の矢印につい
て説明する。
「5:PDC発信」の要求を受けた場合、即ち、使用者
が入力部17を操作してPDCによる発信操作を行った
場合は、PHS送信手段が動作中であるため、即座にP
DCを用いた送信をすることはできないが、この要求を
拒否すると、使用者はもう一度入力部17を操作してP
DCによる発信操作を行わなければならない。しかし、
PHS位置登録の送信は短期間で終了し、即座にPDC
送信手段を使用可能となることから、PHS位置登録後
にPDC発信することで、使用者の再発信操作が不要と
なる。
録/PDC発信待ち」を設け、PHSの位置登録が終了
するのを待つこととし、「B−5」のときには「D:P
HS位置登録/PDC発信待ち」の状態に遷移させ、次
に「D:PHS位置登録/PDC発信待ち」の状態にお
いてPHS位置登録が終了し、「7:PHS位置登録終
了」の要求が発生したとき、PDC発信の処理が実行さ
れて「I:PDC通信中」の状態に遷移させ、PDC通
信中へと移行する。
中に、PDC送信手段による送信が行われないため、P
DC送信手段とPHS送信手段とが同時に送信が行われ
ず、送信電波を高品質に保つことができると共に、使用
者による再発信操作を不要とすることができる。
置登録/PHS発信待ち」が設けられており、PDC位
置登録中のPHS発信は「F−2」「G−9」を経て
「E:PHS通信中」の状態に遷移されるようになって
いる。
位置登録が設定されている場合には、通信機がタイマを
有し定期的に位置登録を行っており、例えば、PDCが
この周期的位置登録によって位置登録を行う時間になっ
た場合は、「4:PDC位置登録」の要求が通信機内部
で発生し、このとき、PHS送信手段が動作中の状態
(B、C、D、E)では、このPDC位置登録の処理を
拒否するが、位置登録は周期的に行う指定が成されてお
り、例えば、100秒毎に位置登録要求が発生し、1つ
を拒否しても自動的に再試行が行われるので、拒否した
ことを記憶し、報知する必要は特にない。
中に、PDC送信手段による送信が行われないため、P
DC送信手段とPHS送信手段とが同時に送信が行われ
ず、送信電波を高品質に保つことができると共に、無用
に待機の状態を保持することがない。
てPDCが送信中(F、G、H、I)も同様である。
の場合であっても、「B:PHS登録中」の状態におけ
る「6:PDC着信」の要求の場合や「F:PDC登録
中」の状態における「3:PHS着信」の要求の場合に
は、基地局のシステムによってはPDC又はPHSの着
信が何回か通知されることがあり、着信処理を拒否して
も実質的に再試行が行われ、それまでにPHS登録又は
PDC登録が終了した場合には、状態がB、A、I又は
F、A、Eと移行して着信に対する応答が可能となるこ
ともあるため、〔再試行の予想される要求の拒否〕の処
理に含めるようにしても良い。
態の遷移においてPDC送信手段とPHS送信手段とが
同時に送信を行わないように制御することにより、送信
電波を高品質に保つことができる。
記憶されたプログラムやデータに基づいて上述の動作制
御を実行するようにしたが、これに限定されるものでは
なく、これらプログラムやデータを記録媒体から読み出
したり無線回線を通じて受信して記憶部18に記憶し、
上述の動作制御を実行しても良く、又記録媒体から読み
出したり無線回線を通じて受信したプログラムやデータ
を直接的に用いて上述の動作制御を実行するようにして
も良い。
載の発明によれば、アイソレーション性能の良い部品を
使用することなく、複数の無線送信部を同時に使用した
場合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制
することができるため、装置全体の大型化・重量化を招
くことなく、送信電波を高品質に保つことができ、特に
携帯性を要する通信装置に好適に用いることができる。
ば、アイソレーション性能の良い部品を使用することな
く、複数の無線送信部を同時に使用した場合に生じる相
互変調歪みによる不要な電波発生を抑制しつつ、送信要
求のあった無線送信部を用いて送信を行うことができる
ため、装置全体の大型化・重量化を招くことなく、送信
電波を高品質に保つことができると共に、送信の再要求
処理を手動で行う必要性をなくすことができ、それに伴
って、複数の無線送信部を同時に使用した場合に生じる
相互変調歪みによる不要な電波発生を抑制することによ
って生じる使用者における繁雑な操作をも防止すること
ができる。
ば、アイソレーション性能の良い部品を使用することな
く、複数の無線送信部を同時に使用した場合に生じる相
互変調歪みによる不要な電波発生を抑制しつつ、送信要
求のあった無線送信部を用いて送信を行うことができる
と共に、不必要な送信要求を待機させてしまうといった
ことを防止することができるため、不必要な送信要求を
待機させることによる装置本体の誤動作を防止すること
ができる。
ば、アイソレーション性能の良い部品を使用することな
く、複数の無線送信部を同時に使用した場合に生じる相
互変調歪みによる不要な電波発生を抑制することができ
ると共に、送信要求が行われなかった原因を記憶又は報
知することができるため、装置全体の大型化・重量化を
招くことなく、送信電波を高品質に保つことができると
共に、その際に使用者における利便性が損なわれるとい
ったことを防止することができる。
る無線送信部と少なくとも一つの無線受信部とを備える
通信装置において呼び出しを受けたとき、第1の無線送
信部の送信中であっても、複数の無線送信部を同時に使
用した場合に生じる相互変調歪みによる不要な電波発生
を抑制しつつ、呼出者を記憶又は報知させることができ
るため、通信装置の大型化・重量化を招くことなく、送
信電波を高品質に保つことができると共に、通信中に第
三者からの着信があった場合であっても、送信電波を高
品質に保ちつつ、使用者においてその呼出者を認識する
ことができる。
/PHS複合型の携帯電話機の電気的構成を示す機能ブ
ロック図である。
(a)は正面図を、(b)は側面図をそれぞれ示す。
説明図であり、(a)は本文例の遷移前を、(b)は本
文例の遷移後をそれぞれ示す。
る。
の一例を表わす説明図である。
示すフローチャートである。
ージングメッセージの一例を示す説明図であり、(a)
はページングメッセージのデータ構成を、(b)はペー
ジングメッセージに含まれる発信者情報のデータ構成を
それぞれ示す。
スを示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の異なる無線送信部を備えた通信装
置の送信制御方法において、 第1の無線送信部の送信中に、他の無線送信部への送信
要求を拒否することを特徴とする通信装置の送信制御方
法。 - 【請求項2】 複数の異なる無線送信部を備えた通信装
置の送信制御方法において、 第1の無線送信部の送信中に、他の無線送信部への送信
要求を待機し、当該第1の無線送信部の送信が終了した
後に、待機していた送信要求を有効とすることを特徴と
する通信装置の送信制御方法。 - 【請求項3】 上記通信装置が、少なくとも一つの無線
受信部を備える一方、 第1の無線送信部の送信中における他の無線送信部への
送信要求が、無線受信部によって繰り返し受信される情
報に基づいて生成されるものであるとき、当該送信要求
を待機せずに拒否することを特徴とする請求項2記載の
通信装置の制御方法。 - 【請求項4】 上記通信装置が、少なくとも一つの無線
受信部を備える一方、 第1の無線送信部の送信中における他の無線送信部への
送信要求が、無線受信部によって受信される情報に基づ
いて生成されるものであるとき、その受信した情報又は
その受信した情報に関連する情報を記憶又は報知するこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置の
制御方法。 - 【請求項5】 複数の異なる無線送信部を備えた通信装
置或いは更に少なくとも一つの無線受信部を備えた通信
装置に、 請求項1乃至請求項4の何れかの送信制御方法を実行さ
せる制御プログラムを記録した媒体。 - 【請求項6】 請求項4記載の送信制御方法を実行する
通信装置と、該送信装置を呼び出す交換機とからなり、
該交換機からの呼出情報に対して上記通信装置からの応
答を要する通信シーケンスを用いる通信システムにおい
て、 上記通信装置が応答する前における通信シーケンスのメ
ッセージに、呼出者に関する情報を含ませることを特徴
とする通信システム。
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