JP2000295588A - デジタルデータ放送受信装置 - Google Patents

デジタルデータ放送受信装置

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JP2000295588A
JP2000295588A JP11103188A JP10318899A JP2000295588A JP 2000295588 A JP2000295588 A JP 2000295588A JP 11103188 A JP11103188 A JP 11103188A JP 10318899 A JP10318899 A JP 10318899A JP 2000295588 A JP2000295588 A JP 2000295588A
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data
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JP11103188A
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Shinji Endo
伸二 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビから離れたところにいても、電話回線
を利用することにより、放送に重畳されたデータ信号の
中から必要な情報を自動的に受信する。 【解決手段】 テレビ放送信号より抽出されたデータ信
号9は、RAM13に一時的に記録し、CPU12によ
り、それが予め設定したジャンルに当てはまるものか否
か、あるいは、指定したキーワードが含まれているか否
かを検索する。検索に適合した設定項目がある場合は、
そのデータを、RAM13に記録する。その後、送信先
が、自分の携帯電話に設定されていた場合には、予め登
録しておいたSRAM24に書き込まれた電話番号に、
自動ダイヤルし電話をかける。回線が接続されたことが
確認されたら、送信データ形式が、何に設定してあるか
を確認する。設定が「音声」になっていれば、RAM1
3に記録し、選択されたデータを、音声データに変換し
てモデム19を介して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルテレビ放
送に重畳されたデータ放送信号を復号するためのデジタ
ルデータ放送受信装置に関し、特に放送に重畳されたデ
ータ信号の中から必要な情報を自動的に電話回線を介し
て所定の端末に送信する機能を備えたデジタルデータ放
送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ放送受信装置としては、例
えば特開平9−83974号公報に記載されたものがあ
る。これによれば、テレビ放送に重畳されるデータは、
映像信号の垂直帰線消去期間に重畳され、このデータに
は、CMに関連した商品の注文先の電話番号、あるいは
商品の情報,ニュース,天気予報などの情報や、地震等
の災害のような緊急事態に関する情報が配信される。受
信装置においては、ニュース,天気予報等の情報の場合
には、その内容をテレビ画面に表示をし、また、注文先
の電話番号であった場合には、ユーザの指定により、そ
の番号へ電話をかけ、接続先の応答サーバから、情報を
ダウンロードする。そして、データ放送信号に、地震発
生等の緊急性を示すコードが含まれた放送を受信した場
合には、放送に含まれる該当地域の市役所の電話番号に
自動的に電話をかけ、その市役所の応答サーバから、避
難先や避難経路の情報を取得する。
【0003】この例は、アナログ放送の例であるが、デ
ジタル放送においては、データ信号は、映像の垂直帰線
消去期間に送られるのではなく、放送帯域の一部に、常
に送信されるなど、受信方法が異なり、情報量も多くな
る。また、緊急事態が発生したことを示す情報は、送信
信号のTMCC(Transmission and Multiplexing Conf
iguration Control)と呼ばれる部分に挿入される。こ
の情報部分には、上記の情報の以外に、現在放送してい
る信号の変調方式の情報や誤り訂正の方式の情報等が含
まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例においては、テ
レビ受信装置によりデータ放送の内容を受信しようとす
る場合には、テレビ受信装置が在る場所に居る必要があ
り、データ放送に含まれる情報を、テレビ受信装置から
離れた場所で受信するような手段はなかった。本発明の
第1の目的は、データ放送受信装置で受信した情報を、
電話回線により、離れたところの電話に送信することで
ある。
【0005】また、テレビ受信装置から離れた場所にお
いて、電話ではなく、携帯端末を所持している場合が考
えられる。本発明の第2の目的は、データ放送信号に含
まれるデータそのものを転送すること、この場合に、所
有者のメールアドレスへのデータの送信も可能にしてお
り、ネットワークにつながったパソコン等への送信も行
うことである。
【0006】そして、緊急時の場合に、従来例では、市
役所に電話をして、情報をダウンロードして、テレビ画
面に表示するようになっており、緊急時にテレビ受信装
置から離れている場合には、情報を取得することができ
ないし、市役所のサーバへの接続が集中し、接続までに
時間が掛かることや、接続された後も、データのダウン
ロードに時間が掛かる等、緊急性を要する情報、警報に
即刻対応できないという場合もある。本発明の第3の目
的は、緊急時に、直接ユーザのところに電話がかかり、
ダウンロードの必要性がなく、即座に情報を得ることが
できるようにすることである。
【0007】また、緊急時、テレビ受信装置の主電源が
切られていた場合には、従来例では、データを受信する
ことができないので、常時電源を投入しておく必要があ
った。本発明の第4の目的は、データ放送受信装置の所
定部分にのみ電源を入れ、緊急信号は受信することがで
きるようにしておき、緊急信号が受信されたときにデー
タ放送受信装置の主電源を入れるようにし、省電力を図
ることである。
【0008】そして、本発明の第5の目的は、緊急時に
自宅の電話につながるようにしておき、電話の受話器が
取られた場合に、テレビの主電源が起動するようにし、
自宅に居なかった場合に、無駄に電源が投入されるのを
防止し、離れたところでも、詳しい情報を入手するため
に、緊急時のテレビ放送の音声、あるいは映像の送信を
可能にすることである。
【0009】また、他の地域に住んでいる知人へ、その
地域に災害が発生したことを伝えたい場合があるが、本
発明の第6の目的は、データ放送に含まれる地域コード
を判別し、知人へ災害が発生したことを知らせることで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、テレ
ビ放送に重畳されたデータ放送信号を復号するデコーダ
手段と、電話回線に接続されたモデムとを備え、前記デ
コーダ手段において復号されたデータから、予め設定し
ておいた情報を基に所定のデータを選択し、そのデータ
を前記モデムを介して、予め登録しておいた電話番号に
自動的に電話をかけて、前記選択した所定のデータを送
信する手段を具備したデジタルデータ放送受信装置であ
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、受信したデータ
放送信号を記録する記憶手段を備え、該記憶手段に記録
されたデータに含まれているコードを判別し、予め設定
されたコードに対応する予め登録された音声または文字
メッセージを前記モデムを介して送信するようにしたも
のである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、受信したデータ
放送信号を記録する記憶手段を備え、前記記憶手段に記
録されたデータを、音声の信号に変換するか、あるい
は、データを、そのまま送信先の端末のプロトコルに従
って、前記モデムを介して送信するようにしたものであ
る。
【0013】請求項4の発明は、請求項1に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、テレビの音声信
号や映像信号を電話回線に送信できるデータに変換する
手段を備え、テレビの音声、あるいは、映像を前記モデ
ムを介して送信することが可能としたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、データ放送信号
に含まれる地域コードの判別を行い、予め設定しておい
たデータに基づいて、それに対応して登録された電話番
号に自動的に電話をかけるようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1に記載のデジ
タルデータ放送受信装置において、データ放送信号に含
まれるTMCC信号をデコードする手段を備え、TMC
C信号中の緊急性を示すコードがアクティブだった場合
に、予め登録しておいた電話番号に自動的に電話をかけ
るようにしたものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項6に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、TMCC信号中
の緊急性を示すコードがアクティブだった場合に、テレ
ビの主電源を起動するようにしたものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項6に記載された
デジタルデータ放送受信装置において、登録してある電
話番号への呼び出しに対して応答があったことを判別
し、テレビの主電源を起動するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデジタルデータ
放送受信装置の一実施例のブロック図を示している。1
は、テレビの放送電波を受信するアンテナ、2は、希望
するチャンネルを選局しRF(Radio Frequency)信号
を内部処理用のIF(Intermediate Frequency)に変換
するチューナ部、3は、IFに変換された信号を放送側
で変調した変調方式に応じて復調,復号する復調・復号
部、4は、緊急警報放送用起動フラグ等の情報を備えた
TMCC信号の復号部、5は、誤り訂正部、6は、誤り
訂正部5より出力されたトランスポートストリームデー
タを、音声信号7,映像信号8,データ信号9に分ける
トランスポートデコーダ、12は、システム全体の制御
を司るCPU(中央演算処理装置)、14は、その制御
のためのプログラムを格納しているROM(Read Only
Memory)、13は、制御・演算を補助するとともに復号
されたデータ放送信号を記録しておくRAM(Random A
ccess Memory)、24は、データ放送から、どのような
情報を選択するかを決定するための情報を格納、あるい
は、どの電話番号に電話をかけるかを選択するためのア
ドレス帳を記録しておくSRAM(Static RAM)、17
は、データ入力を行うリモコンなどの操作入力部、16
は、入力I/F、15は、アドレス帳への入力やシステ
ムの設定等を行うためのメニュー画面を、テレビ画面に
表示する表示制御部、19は、デジタルデータを電話回
線に送信、あるいは、デジタルデータをアナログ音声信
号に変換して電話回線に送信するためのモデム、20
は、モデム19を電話回線21に接続するためのNCU
(Network Control Unit:回線接続部)、22は、シス
テムバス、23は、トランスポートデコーダ6の音声・
映像信号出力を電話回線を通じて転送できるデータに変
換する音声・映像出力I/Fである。
【0019】まず、デジタルデータ放送の送受信の一般
的な動作を説明する。放送局側では、データ信号と映像
・音声信号を合成したトランスポートストリームを作成
し、誤り訂正の処理を行い、これを変調し、RF信号に
アップコンバートして送信する。緊急事態が発生した場
合は、TMCC情報のあるビットをアクティブにする。
受信側においては、チューナ2により、その受信チャン
ネルを選択し、選択したチャンネルのRF信号をIF信
号に変換する。復調・復号部3において、IF信号に変
換された信号を、送信側で行った変調方式に対応した方
法により、復調し、フレームの先頭を検出する等をし
て、データを復号する。また、TMCC信号は、TMC
C復号部4において復号される。このとき、TMCC信
号に含まれる緊急警報放送用起動フラグが、アクティブ
だった場合には、信号11をアクティブにする。復調・
復号部3において復号された信号は、その後、誤り訂正
部5により誤り訂正される。ここで出力される信号は、
音声信号,映像信号,データ信号が混在されたものであ
るが、トランスポートデコーダ6により、それらは分離
される。こうして分離された放送中に含まれるデータ信
号9は、システムバス22に転送される。
【0020】次に、本発明のデジタルデータ放送受信装
置の設定方法について説明する。ユーザは、まず初期設
定として、アドレス帳を作成する。ユーザが、操作入力
部17からアドレス帳の設定の要求をすると、CPU1
2は、表示制御部15によりアドレス帳の設定のための
メニュー画面を表示する。図4は、アドレス帳の設定画
面の一表示例を示す。そして、デジタルデータ放送受信
装置を「アドレス帳の設定画面」を用いて所定項目を設
定する。設定項目としては、連絡したい先の名前,メー
ルアドレス,電話番号,地域情報等があげられる。例え
ば、自宅であれば、名前のところに自宅であることを指
定し、電話番号には、自宅の内線番号などを指定する。
このようにして、知人,親類等の情報を、リモコンやキ
ーボードなどの操作入力部17から入力し登録する。こ
れらの登録された内容は、SRAM24に記憶される。
【0021】次に、選択したい情報と、その連絡先を設
定する。図5は、選択情報と連絡先の設定画面の一表示
例を示す図である。このメニュー画面を出すには、前記
のアドレス帳の設定の時と同様の処理を行う。情報選択
指定項目には、連絡先,キーワード,ニュース,天気予
報等のジャンル,情報を収集する時間,送信するデータ
形式等があげられる。連絡先は、前述したアドレス帳の
設定画面から選択して設定できるようにする。ここで
は、アドレス帳の名前の項目の上から2番目を指定する
ことで、自分の携帯電話の電話番号を指定しておく。ジ
ャンルやデータの形式については、メニュー形式により
選択するようにする(ジャンルについては、複数選択可
能)。これらも操作入力部17により設定され、この内
容はSRAM24に記憶される。SRAM24は、バッ
テリー等によりバックアップされている。これで、情報
の選択内容とその送信先が登録される。
【0022】図2及び図3は、本発明のデジタルデータ
放送受信機の受信動作処理を説明するためのフローチャ
ート図である。次に、この登録された内容に基づき本発
明のデジタル放送受信機が動作する手順を、図2及び図
3のフローチャートを用いて説明する。テレビ放送信号
より抽出されたデータ信号9は、RAM13に一時的に
記録され(ステップS15)、CPU12により、それ
が予め設定したジャンルに当てはまるものか否か、ある
いは、指定したキーワードが含まれているか否かを検索
する(ステップS17)。検索に適合した設定項目があ
る場合は、そのデータを、RAM13に記録する(ステ
ップS18)。その後、ステップS20に進み、送信先
が、自分の携帯電話であった場合には、予め登録してお
いたSRAM24に書き込まれた電話番号に、モデム1
9,NCU20を介して自動ダイヤルする(ステップS
21)。回線が接続されたことが確認されたら(ステッ
プS22)、次に送信データ形式が、何に設定してある
かを確認する。設定が「音声」になっていれば(ステッ
プS25)、RAM13に記録し、選択されたデータ
を、音声データに変換してモデム19に送信する(ステ
ップS27)。モデム19は、そのデータを、電話回線
に送信する。これらの動作は、時刻を設定できるように
しておき、その時刻がきたら、上記の動作を行うように
してもよい。
【0023】また、データ放送においては、情報が、あ
るコード、例えば、緊急状態を示すコードとして、“0
1”は、地震、“02”は、洪水等、また、地域コード
として“10”は、東京、“11”は、千葉等、として
送信される場合がある。そういった場合には、本発明に
おいては、そのコードに対応したメッセージを、電話を
通じて送信するようにする。例えば、緊急状態コード
が、“01”で、地域コードが、“11”であった場合
には、送信する音声として「*時*分千葉で地震が発生
しました」というメッセージを送信する。図2のフロー
チャートにおいては、ステップS16に相当し、コード
による選択か否かを判別し、コードによる選択であった
場合には、そのコードに対応した音声や文字などのデー
タを、RAM13に記録するようにする(ステップS1
9)。以後は、前述したようにフローチャートに従っ
て、送信先にデータが送信される。
【0024】また、携帯端末等にデータを送信したい場
合があるが、その場合には、図5の「選択情報と連絡先
の設定画面」のデータ形式を“データ”にしておく。ス
テップS30において、送信形式がデータであることを
判別し、送信先の携帯端末に見合ったプロトコルでデー
タを送信する(ステップS32)。さらに、指定のメー
ルアドレスに送信することもできる。同じく「選択情報
と連絡先の設定画面」の連絡先にメールアドレスを指定
しておくと、図3におけるフローチャートのステップS
20において、連絡先がメールアドレスであるので、メ
ールサーバの電話番号にダイヤルをする(ステップS2
8)。応答があった場合には(ステップS29)、サー
バ側のプロトコルに従って、ID番号の送出や、パスワ
ードの送出などをして接続し(ステップS34)、必要
であれば、RAM13に記憶されたデータをテキストデ
ータに変換し、メールアドレス先に送信する(ステップ
S35)。
【0025】デジタル放送においては、緊急性を示す情
報には、TMCC信号の中に緊急警報放送用起動フラグ
が設けられている。これを利用することにより、誤り訂
正部5,トランスポートデコーダ6の処理動作を経るこ
となく、緊急事態が発生したことを知ることができる。
TMCC信号に緊急情報が入っていたことを示す信号1
1は、システムバス22に接続されており、CPU12
は、これを検出すると、モデム19を介して、予め設定
したところに電話をかけることができる。図2のフロー
チャートにおいては、ステップS11に相当し、TMC
C信号に緊急警報放送用起動フラグがたっていることが
判別されたら、緊急事態が発生したことを示す情報をR
AM13に記録し(ステップS13)、以後の処理は、
ステップS20〜35となり前記したとおりである。
【0026】また、その緊急事態の発生を示す信号を基
に、CPU12は、電源制御部18へ信号を送り、電源
制御信号25をアクティブにして、これによりテレビの
主電源を、オンにすることができる。図2のフローチャ
ートにおいては、ステップS12において、主電源をオ
ンにするモードであることを判別し、ステップS14
で、主電源をオンするようにしている。主電源をオンに
するモードであるか否かの設定は、SRAM24に設定
できるようにしておく。この場合には、テレビ受信装置
を見ていないときは、誤り訂正部5,トランスポートデ
コーダ6等の必要でない部分は、電源をオフにしておく
ことができる。
【0027】また、次のように動作することもできる。
上記のようにTMCC信号を検出するためのチューナ
2,復調・復号部3,TMCC復号部4等の回路と、C
PU12の必要な部分以外は、電源をオフにしておき、
緊急事態が発生し、TMCC信号中に緊急フラグを検知
したときに電話をするようにし、電話が通じたときの
み、電源制御信号25をアクティブにする。このように
することにより、例えば、呼び出し先を、自宅にしてお
けば、自宅に居たときだけ、テレビ受信装置の主電源が
入るようにできる。図3のフローチャートにおいては、
ステップS24において、自宅呼び出しモードであるか
否かを判別して、自宅呼び出しモードのときは、主電源
をオンにするようにしている。この場合、電話の受話器
を取るとテレビ受信装置の電源が入るので、すぐに情報
を見ることができる等の効果もある。また、テレビ受信
装置から離れていても、近くに電話があれば、呼び出し
音があるので、テレビ受信装置のみに警報音を発生させ
るより情報の伝達が確実になる効果がある。
【0028】また、電話で送信する情報としては、テレ
ビの音声情報を、そのまま送信することもできる。トラ
ンスポ−トデコーダ6により分離されたテレビ音声信号
7は、音声・映像出力I/F23により、電話回線に送
信できるデータ10に変換され、モデム19を介して、
直接、電話回線21に送信することができる。図5にお
ける送信先の設定において、データ形式を“テレビ音
声”にしておくことにより、図3のフローチャートのス
テップS33に示すように、音声を送信することができ
る。また、テレビの映像信号8の場合も同様である。し
かし、転送レートの関係により、音声・映像出力I/F
23により、画像の解像度を落としたり、こま落としし
た映像で送信する必要がある。
【0029】また、他の地域に住んでいる知人へ、緊急
事態が発生したことを知らせたい場合がある。その場合
には、まず図4の「アドレス帳の設定画面」の“緊急時
の連絡”の項目に、緊急時に連絡を行いたい連絡先に、
○を記入する。この例の場合では、大阪で緊急事態が発
生したことを示すコードが、放送のデータに入っていた
場合、その情報を検知し、アドレス帳を参照し、その地
域に対応した、この例では、親類Aの“緊急時の連絡”
の項目を参照し、そこが○になっているので、親類Aに
対して自動的に電話をし、あらかじめ指定しておいた音
声のメッセージなどで、緊急事態が発生したことを知ら
せる。この場合に、送信するデータとしては、放送に、
その地域コードが付され対応した詳細な情報があれば、
そのデータを音声データに変換する等して送信するよう
なプログラムを、ROM14に入れておくことにより、
詳細な情報を合わせて伝えることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テレビから離れたところにいても、電話回線を利用する
ことにより、放送に重畳されたデータ信号の中から必要
な情報を自動的に受信することができる。
【0031】そして、情報コードで送信された場合で
も、そのコードを音声やテキストに変換するので、電話
回線の利用が同様に可能であり、携帯電話の他に、携帯
端末に対して、あるいは、メールなどでパソコンにも自
動的に送信することができる。
【0032】また、緊急時には、データ放送における緊
急性を示す緊急警報放送用起動フラグを判別して、電話
回線を利用して情報を送信でき、緊急時にテレビから離
れたところにいても、緊急事態があったことを自動的に
知ることができる。
【0033】さらに、通常は緊急性を示すコードのみを
デコードした省電力モードにしておき、緊急時にのみテ
レビの主電源を立ち上げることもできる。
【0034】さらに、緊急時に、自宅の電話を取ったと
きのみテレビの主電源を起動するようにし、テレビの無
駄な起動を防ぐこともできる。
【0035】そして、転送するデータは、データ放送を
音声に変換したものや文字情報のみならず、緊急時のテ
レビの音声,映像を送信することができる。
【0036】災害情報の地域コードを検出することによ
り、離れた地域に住んでいる知人に対しても、災害が発
生したことを自動的に知らせたり、災害時の詳細な情報
を知らせたりすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルデータ放送受信装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明のデジタルデータ放送受信装置の一実施
例の動作手順を示すフローチャートの一部である。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】本発明のデジタルデータ放送受信装置のアドレ
ス帳の設定画面の一表示例を示す図である。
【図5】本発明のデジタルデータ放送受信装置の選択情
報と連絡先の設定画面の一表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…チューナ、3…復調・復号部、4…
TMCC復号部、5…誤り訂正部、6…トランスポート
デコーダ、7…音声信号、8…映像信号、9…データ信
号、10…音声・映像信号、11…TMCC信号、12
…CPU、13…RAM、14…ROM、15…表示制
御部、16…入力I/F、17…操作入力部、18…電
源制御部、19…モデム、20…NCU、21…電話回
線、22…システムバス、23…音声・映像出力I/
F、24…SRAM、25…電源制御信号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ放送に重畳されたデータ放送信号
    を復号するデコーダ手段と、電話回線に接続されたモデ
    ムとを備え、前記デコーダ手段において復号されたデー
    タから、予め設定しておいた情報を基に所定のデータを
    選択し、そのデータを前記モデムを介して、予め登録し
    ておいた電話番号に自動的に電話をかけて、前記選択し
    た所定のデータを送信する手段を具備したことを特徴と
    するデジタルデータ放送受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、受信したデータ放送信号を記録す
    る記憶手段を備え、該記憶手段に記録されたデータに含
    まれているコードを判別し、予め設定されたコードに対
    応する予め登録された音声または文字メッセージを前記
    モデムを介して送信するようにしたことを特徴とするデ
    ジタルデータ放送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、受信したデータ放送信号を記録す
    る記憶手段を備え、前記記憶手段に記録されたデータ
    を、音声の信号に変換するか、あるいは、データを、そ
    のまま送信先の端末のプロトコルに従って、前記モデム
    を介して送信することを特徴とするデジタルデータ放送
    受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、テレビの音声信号や映像信号を電
    話回線に送信できるデータに変換する手段を備え、テレ
    ビの音声、あるいは、映像を前記モデムを介して送信す
    ることが可能なデジタルデータ放送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、データ放送信号に含まれる地域コ
    ードの判別を行い、予め設定しておいたデータに基づい
    て、それに対応して登録された電話番号に自動的に電話
    をかけるようにしたデジタルデータ放送受信装置。
  6. 【請求項6】 データ放送信号に含まれるTMCC信号
    をデコードする手段を備え、TMCC信号中の緊急性を
    示すコードがアクティブだった場合に、予め登録してお
    いた電話番号に自動的に電話をかけるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のデジタルデータ放送受信装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、TMCC信号中の緊急性を示すコ
    ードがアクティブだった場合に、テレビの主電源を起動
    するようにしたことを特徴とするデジタルデータ放送受
    信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載されたデジタルデータ放
    送受信装置において、登録してある電話番号への呼び出
    しに対して応答があったことを判別し、テレビの主電源
    を起動するようにしたことを特徴とするデジタルデータ
    放送受信装置。
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