JP2000295258A - 電力線通信システム及び電力線通信システムにおけるid設定方法 - Google Patents

電力線通信システム及び電力線通信システムにおけるid設定方法

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JP2000295258A
JP2000295258A JP11101825A JP10182599A JP2000295258A JP 2000295258 A JP2000295258 A JP 2000295258A JP 11101825 A JP11101825 A JP 11101825A JP 10182599 A JP10182599 A JP 10182599A JP 2000295258 A JP2000295258 A JP 2000295258A
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Kenji Akamatsu
健治 赤松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力線を介して行う各端末のID設定、確認
を容易にする電力線通信システム及び電力線通信システ
ムにおけるID設定方法を提供する。 【解決手段】 CPU21は、ID管理アプリケーショ
ンのプログラムに従って動作し、他の端末へ電力線を介
してID情報を送信した際に、ID設定処理において全
端末に対して初期化コマンドを送信し、各端末からのレ
スポンスに応じてID設定コマンドを送信する。また、
CPU21は、ID表示処理において、所定のIDが設
定された端末に対してID表示ONコマンドを送信し、
その端末からのレスポンスに応じてID表示OFFコマ
ンドを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力線モデムを用
いて接続された複数の端末に対して任意のID設定を行
う電力線通信システム及び電力線通信システムにおける
ID設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話機等に接続又は搭載され
て電力線を介してデジタル通信を行う電話通信技術が知
られている。この電話通信技術は、一般のAC電源を通
信線として利用するものである。しかしながら、電力線
は通信目的で敷設された線路ではないため、線路の電気
的特性が通信に不都合なことが多く、従来、非常に限定
された分野でしか実用化されていなかった。そこで、近
年、技術の進歩によってノイズの多い環境下においても
通信速度を上げ、信頼性の高い通信が可能となってき
た。このため、多様化する通信手段の中で無線通信や赤
外線通信と共に、新規配線、配線工事を必要としない通
信手段として、電力線を利用した電力線通信システムが
開発されている。
【0003】一般に、電力線を利用した電力線通信シス
テムは、交流若しくは直流電圧が印可された電力線にお
いて、データ通信を行うことが可能であり、電力会社に
おける自動検針や負荷制御システムに適用することを目
的に開発されている。また、既存の低圧電力線を用いて
データ通信網を構築することが可能なため、簡単且つコ
スト効率に優れた電力線通信システムとして利用されて
いる。
【0004】また、電力線を利用した電力線通信システ
ムは、監視、制御、データ収集等、様々な用途で使用で
き、例えば、ビル管理(空調や照明の遠隔管理)やFA
(Factory Automation)、NC(Numerical Control)
工作機械の遠隔操作等、幅広い分野へ適用されている。
さらに、電話の音声等の信号を伝送して、簡単にモジュ
ラジャックを増設できるようにする機器も開発されてい
る。しかし、100Kbps程度の高速データ伝送がで
きる装置に応用した例は少なかった。
【0005】近年、パーソナルコンピュータの普及で、
LAN(Local Area Network)を構築したいというニー
ズが、大企業だけでなく小規模事業者や個人の間にも高
まっている。電力線を利用した通信モデム(以下、電力
線モデム)は、小規模な事務所や工場においては勿論、
個人宅でも手軽にLANを構築できるものである。これ
は、宅内の電力線を伝送路として使うため、100Vの
電力線のコンセントに電源プラグを差し込めば済むもの
であり、新たにケーブルを敷設する必要がない。また、
パーソナルコンピュータの拡張スロットに挿入して使用
するボード型のものや家庭内の電化製品の電源制御を遠
隔地から行えるような構成になっているものもある。
【0006】また、例えば、特開昭59−110342
号公報に示すように、電力線を利用した通信システムに
おいて、送信器と受信器とを1対1で監視、制御するこ
とが可能な電力線搬送制御装置が開示されている。この
場合、従来、送信器側であるマイクロコンピュータのソ
フトウェアによって処理していた受信器の状態監視、制
御をハードウェアによって直接処理することにより、信
頼性を向上させ、コストダウンを図っているが、前記状
態監視及び制御は、専ら端末の動作に関するものであ
り、送信器側のコンピュータから受信器側の端末の設定
や設定確認を行うことを目的とするものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電力線を利用した電力線通信システムにおいては、ユー
ザーが電力線モデムの各種設定を行うためのDIP(Du
al Inline Package)スイッチを使用して、各端末毎に
個別にID設定を行う必要があるという問題点があっ
た。
【0008】例えば、各端末IDの初期設定を行う場
合、DIPスイッチの制御を端末から行うことはでき
ず、ユーザーが電力線モデムのDIPスイッチを直接手
動で操作する必要があった。また、一般に、DIPスイ
ッチはユーザーが操作しづらい位置にあることが多く、
ID設定が困難であった。さらに、DIPスイッチを用
いたID設定では、各端末が他のデバイスと競合しない
様に、ユーザーが各端末毎に設定されたI/Oポートア
ドレス、IRQの値が電力線モデムのDIPスイッチの
設定と一致しているか否かを確認する必要があった。
【0009】また、各端末IDの変更を行う場合、DI
Pスイッチを用いると、設定されたIDを変更する必要
が生じる度に、各電力線モデムのIDを個別に変更する
手間がかかった。さらに、DIPスイッチによって設定
された各種設定情報は、各端末の電源投入時に読み込ま
れ、電源入力中に変更があっても変更内容は認識されな
いため、ユーザーはID変更の度に端末の電源を切断
し、再投入する必要があり、非効率的であった。
【0010】さらに、各端末IDの確認作業を行う場
合、どの端末にどのIDが割り当てられているかを判別
するのに、ユーザーは、全端末に対して電力線モデムの
DIPスイッチの設定を確認する必要があるため、ID
確認作業に手間や時間がかかった。特に、オフィスとの
ネットワーク環境が構築されている大規模な倉庫内での
棚卸し作業のように移動性を要求される作業において、
倉庫側にはDIPスイッチの設定を把握している者がい
ない場合、サーバー管理者が倉庫の端末のID設定を確
認しに行く必要があった。
【0011】上記問題点を解決するため、本発明の課題
は、電力線を介して行う各端末のID設定、確認を容易
にする電力線通信システム及び電力線通信システムにお
けるID設定方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、任意のID情報を入力する
入力手段と、前記入力手段による入力内容に応じて、前
記ID情報を記憶する記憶手段と、を備えた制御装置
と、前記記憶手段に記憶されたID情報を電力線を介し
て通信が可能な信号に変換する変換手段と、前記変換手
段によって変換された信号を電力線を介して接続された
複数の受信装置へ送信する送信手段と、を備えた通信装
置と、前記送信手段によって送信された信号を認識可能
なID情報に変換して受信する受信手段と、前記受信手
段によって受信されたID情報を記憶する記憶手段と、
を備えた受信装置と、で構成されることを特徴としてい
る。
【0013】この請求項1記載の発明によれば、制御装
置が備える入力手段は任意のID情報を入力し、記憶手
段は前記入力手段による入力内容に応じて、前記ID情
報を記憶し、通信装置が備える変換手段は前記記憶手段
に記憶されたID情報を電力線を介して通信が可能な信
号に変換し、送信手段は前記変換手段によって変換され
た信号を電力線を介して接続された複数の受信装置へ送
信し、受信装置が備える受信手段は前記送信手段によっ
て送信された信号を認識可能なID情報に変換して受信
し、記憶手段は前記受信手段によって受信されたID情
報を記憶する。
【0014】請求項3記載の発明は、任意のID情報を
入力する入力工程と、前記入力工程における入力内容に
応じて、ID情報を記憶する記憶工程と、前記記憶工程
において記憶されたID情報を電力線を介して通信が可
能な信号に変換する変換工程と、前記変換工程において
変換された信号を電力線を介して送信する送信工程と、
前記送信工程において送信された信号を認識可能なID
情報に変換して受信する受信工程と、前記受信工程にお
いて受信されたID情報を記憶する記憶工程と、を含む
ことを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、入力工
程は任意のID情報を入力し、記憶工程は前記入力工程
における入力内容に応じて、前記ID情報を記憶し、変
換工程は前記記憶工程において記憶されたID情報を電
力線を介して通信が可能な信号に変換し、送信工程は前
記変換工程において変換された信号を電力線を介して接
続された複数の受信装置へ送信し、受信工程は前記送信
工程によって送信された信号を認識可能なID情報に変
換して受信し、記憶工程は前記受信工程によって受信さ
れたID情報を記憶する。
【0016】したがって、制御装置からの遠隔操作によ
って各受信装置のID設定を行う機能を有することによ
り、DIPスイッチを使用したID設定に比べて、容易
に設定することが可能となり、ユーザーの作業効率を向
上させることができる。また、各受信装置のIDを変更
する場合であっても、対応する電力線モデムのIDを個
別に変更する必要が無く、ユーザーはプッシュスイッチ
を1回押下するという簡単な操作のみによりID変更が
可能となる。さらに、ID変更の度に受信装置を再起動
させる必要が無いため、ID設定処理の迅速化を図るこ
とができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
力線通信システムにおいて、前記受信装置は、前記通信
装置から送信されるID情報に基づく信号が前記記憶手
段に記憶されたID情報と一致した場合には、当該ID
情報が前記受信装置に対応するID情報であることを通
知する通知手段を更に備えたことを特徴としている。
【0018】この請求項2記載の発明によれば、前記受
信装置が備える通知手段は、前記通信装置から送信され
るID情報に基づく信号が前記記憶手段に記憶されたI
D情報と一致した場合には、当該ID情報が前記受信装
置に対応するID情報であることを通知する。
【0019】したがって、請求項1記載の発明の効果に
加えて、各受信装置IDの確認作業を行う際に、制御装
置からの遠隔操作により、画面に表示されたIDに対応
する受信装置を通知する機能を有することにより、DI
Pスイッチによる確認の様に全受信装置の電力線モデム
の設定を確認する必要がなく、ユーザーは、DIPスイ
ッチの見えない位置からでも送信されたID情報に対応
する受信装置を特定することが可能となり、ID確認作
業を効率的且つ迅速に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図7の図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明を適用した実施の形態とし
ての電力線通信システム1の全体構成及び接続形態を示
すブロック図である。
【0022】図1に示す電力線通信システム1におい
て、サーバー2は電力線モデム27を介して100Vの
AC(Alternating Current)ライン6(以下、電力
線)を介して、端末3、4、5がバス型に接続されるこ
とにより構成されている。なお、端末3、4、5は、特
定のユーザーが使用する白物家電と呼ばれる家庭用電気
器具やパーソナルコンピュータ等の端末であり、サーバ
ー2から端末3、4、5を一元管理することが可能な構
成となっている。サーバーと各端末は電力線モデムによ
って同系統の電力線に接続されている。
【0023】以下、図2を参照してサーバー2の内部構
成を説明する。
【0024】図2は、サーバー2の構成を示すブロック
図である。図2において、サーバー2は、CPU21、
入力装置22、RAM23、表示装置24、印刷装置2
5、記憶媒体26aを備えた記憶装置26により構成さ
れ、記憶媒体26aを除く各部はバス28により接続さ
れている。さらに、電力線モデム27は、A/D変換部
27a、ゲイン調整部27b、増幅部27cにより構成
されている。
【0025】CPU(Central Processing Unit)21
は、記憶装置26内に備えられた記憶媒体26aに記憶
されているID管理アプリケーションプログラムを読み
出して、RAM23内のワークメモリエリアに格納し、
このRAM23内に格納したID管理アプリケーション
プログラムに従って各種ID管理処理を実行し、その処
理結果をRAM23内のワークメモリエリアに格納する
とともに、表示装置24に表示する。そして、ワークメ
モリエリアに格納した処理結果を記憶装置26内の記憶
媒体26aの所定の保存先に保存する。
【0026】また、CPU21は、前記ID管理アプリ
ケーションのプログラムに従って動作し、他の端末へ電
力線を介してID情報を送信した際に、後述するID設
定処理(図4、図5参照)において、全端末に対して初
期化コマンドを送信し、各端末からのレスポンスに応じ
てID設定コマンドを送信する。また、CPU21は、
後述するID表示処理(図6、図7参照)において、所
定のIDが設定された端末に対してID表示ONコマン
ドを送信し、その端末からのレスポンスに応じてID表
示OFFコマンドを送信する。
【0027】入力装置22は、カーソルキー、数字入力
キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポイン
ティングデバイスであるマウスと、を備え、キーボード
で押下されたキーの押下信号をCPU21に出力すると
共に、マウスによる操作信号をCPU21に出力する。
【0028】RAM(Random Access Memory)23は、
前記ID管理アプリケーションプログラム、入力指示、
入力データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリ
アを有する。
【0029】表示装置24は、CRT(Cathode Ray Tu
be)、液晶表示装置等により構成され、CPU21から
入力される表示データを表示する。また、印刷装置25
は、サーバー2に対応する前記ID管理アプリケーショ
ンプログラムによって作成されたデータ等を印刷する。
【0030】記憶装置26は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体26aを有しており、この
記憶媒体26aは、一般的にはその他の記憶媒体と比較
して高速アクセスが可能なハードディスクと呼ばれる磁
気的記録媒体で構成されている。この記憶媒体26aに
は当該サーバー2に対応する前記ID管理アプリケーシ
ョンプログラム、及びこのプログラムで処理されたデー
タ等を記憶する。
【0031】この記憶装置26内の記憶媒体26aに記
憶されるID管理アプリケーションは、電力線を介して
接続された端末3、4、5と通信を行うことにより、I
Dの送受信管理を行うサーバーアプリケーションであ
る。
【0032】電力線モデム27は、A/D変換部27
a、ゲイン調整部27b、増幅部27cによって構成さ
れ、AC100Vの電力線を介して外部端末との通信を
行うための制御を行う。A/D変換部27aは、電力線
を介して端末3等の外部端末との通信を行うために、C
PU21によって処理されたデジタルデータを電力線通
信の周波数帯域にあったアナログ信号に変調し、また、
電話回線を介して入力されたアナログ信号をデジタル信
号に復調する。データ送信の際には、データを電力線に
重畳するための信号に変調するため、ユーザーが送信す
るデータに疑似雑音符合としてPN(Pseude Noise Cod
e)符合を乗算してスペクトラム拡散する。これによ
り、ピーク電力を抑えられるので電力線の本来の目的で
ある電源の供給に大きな影響を与えないでデータ通信を
行うことができる。
【0033】また、ゲイン調整部27bは、周波数は電
波法で規定された所定の周波数(例えば、10〜450
KHz程度)で、電力が最大100mWの信号である搬
送波をA/D変換部27aでスペクトラム拡散された送
信データで変調する。即ち、PN符合を送信データに乗
算して周波数帯域幅を広げ、140〜450KHz程度
の帯域の信号に変換する。増幅部27cは、トランス等
からなり、ゲイン調整部27bから入力された信号を所
定の倍率で増幅し、この信号を後述するACライン6に
重畳する。また、復調はこの逆の処理をする。即ち、増
幅部27cを介して受信した140〜450KHzの信
号にPN符号を乗算して狭帯域にする。
【0034】次に、図3を参照して端末3の内部構成を
詳細に説明する。
【0035】図3は、この端末3の構成を示すブロック
図である。図3において、端末3は、マイコン35、E
EPROM(Electrically Erasable Programmable RO
M)36、CPU37、LED(Light Emitting Diod
e)32、プッシュスイッチ33、ブザー34、電力線
モデム31により構成されている。さらに、電力線モデ
ム31は、A/D変換部31a、ゲイン調整部31b、
増幅部31cを有する。
【0036】電力線モデム31の全体構造は、図2に示
したサーバー2における電力線モデム27と基本構造を
同一とするため、その構成の図示及び説明は省略する。
【0037】LED32は、両端に順方向の電圧を加え
ると発光する半導体素子であり、マイコン35からの入
力信号に基づいて点灯または消灯し、後述するID設定
処理において、ユーザーに初期化コマンドの送信の有無
を示す表示器である。プッシュスイッチ33は、当該端
末がID設定を行う端末である場合、ユーザーの押下に
従ってマイコン35がサーバー2に対してID設定コマ
ンドの送信を指示するための入力器である。また、ブザ
ー34は、後述するID表示処理において、サーバー2
からID表示ONコマンドが送信されると、マイコン3
5からの入力信号に基づいて鳴動し、送信されたID情
報が当該端末のものであることをユーザーに通知する表
示器である。
【0038】マイコン35は、後述するID設定処理
(図4、5参照)において、サーバー2から送信される
初期化コマンドに応じて、LED32を点灯させ、ユー
ザーによってプッシュスイッチ33が押下されると、電
力線モデム31を介してサーバー2へレスポンスを返
す。次に、サーバー2からID設定コマンドが送信され
ると、送信されたID情報をEEPROM36に記憶さ
せる。そして、サーバー2へ終了コマンドを送信し、当
該ID設定処理を終了する。
【0039】また、マイコン35は、後述するID表示
処理(図6、7参照)において、サーバー2から送信さ
れるID表示コマンドに従って、ブザー34をONに切
換え、電力線モデム31を介してサーバー2へレスポン
スを返す。また、サーバー2からID表示OFFコマン
ドが送信されると、ブザー34をOFFに切換え、サー
バー2へレスポンスを返す。
【0040】EEPROM36は、半導体メモリで構成
されている読み取り専用メモリの一種であり、電気的に
内容を書き換えることができる。また、マイコン35か
らの指示に基づいてサーバー2から送信されるID設定
情報等を記憶する。なお、CPU37は、端末3が有す
るメインCPUであり、マイコン35の動作と独立した
端末固有の動作を集中制御する。
【0041】以上が端末3の内部構成についての説明で
ある。なお、端末4、端末5の内部構造については、端
末3と基本構造を同一とするため、その図示及び詳細な
説明を省略する。
【0042】次に動作を説明する。本実施の形態におけ
る電力線通信システム1において、サーバー2のユーザ
ーが端末3のIDを設定する場合の電力線通信システム
1のID設定処理について、図4のタイムチャート及び
図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0043】図4は、電力線通信システム1のID設定
時における主要動作を表したタイムチャートである。図
4において、最初に、サーバー2のCPU21は、端末
3を含む全端末に対して放送形式で初期化コマンドを送
信する(図4;)。初期化コマンドを受信した端末3
は、マイコン35からの入力信号に基づいてLED32
を点灯させる(図4;)。次に、ID設定の対象とな
る端末3のユーザーがプッシュスイッチ33を押すと
(図4;)、CPU21は、サーバー2へレスポンス
信号を送信する(図4;)。次に、ユーザーの指示に
基づく入力装置22からの入力に従って、CPU21
は、ID設定コマンドを端末3へ送信する(図4;
)。そのID設定コマンドに基づいて、マイコン35
は、ID設定情報をEEPROM36に記憶させる(図
4;)。そして、サーバー2へ終了コマンドを送信す
る(図4;)。
【0044】次いで、図5は、電力線通信システム1の
ID設定時における主要動作を表したフローチャートで
ある。図5において、最初に、サーバー2のCPU21
は、端末3を含む全端末に対して放送形式で初期化コマ
ンドを送信する(ステップS1)。次に、マイコン35
は、LED32を点灯させる(ステップS2)。ID設
定の対象となる端末3のユーザーがプッシュスイッチ3
3を押すと(ステップS3)、CPU21は、サーバー
2へレスポンス信号を送信する(ステップS4)。
【0045】次に、ユーザーの指示に基づく入力装置2
2からの入力に従って、CPU21は、ID設定コマン
ドを端末3へ送信する(ステップS5)。マイコン35
は、そのID設定コマンドに基づくID設定情報をEE
PROM36に記憶させる(ステップS6)。次に、C
PU21は、RAM23内の格納領域に一時的に格納さ
れた終了コマンド送信用のカウンタNに初期値として0
をセットする(ステップS7)。そして、CPU21
は、端末3からの終了コマンド送信の有無を判定する
(ステップS8)。送信が無い場合(ステップS8:N
o)、CPU21は、カウンタNに1を追加する(ステ
ップS9)。
【0046】次に、CPU21は、カウンタN=3か否
かを判定する(ステップS10)。ここで、N=3でな
い場合(ステップS10:No)、ステップS8に戻
り、以降の処理を繰り返し実行する。また、N=3であ
る場合(ステップS10:Yes)、CPU21は、表
示装置24に「ID設定が正常に終了しませんでし
た。」等のエラーメッセージを表示させ(ステップS1
1)、再度ステップS5以降の処理を繰り返し実行す
る。なお、ステップS8において、送信があった場合
(ステップS8:Yes)、当該ID設定処理を終了す
る。
【0047】上述のように、本発明を適用した電力線通
信システム1によれば、サーバー2からの遠隔操作によ
って各端末のID設定を行う機能を有することにより、
DIPスイッチを使用したID設定に比べて、容易に設
定することが可能となり、ユーザーの作業効率を向上さ
せることができる。また、各端末のIDを変更する場合
であっても、対応する電力線モデムのIDを個別に変更
する必要が無く、ユーザーは、プッシュスイッチを1回
押下するという簡単な操作でID変更が可能となる。さ
らに、ID変更の度に端末を再起動させる必要が無いた
め、ID設定処理の迅速化を図ることができる。
【0048】次に、本実施の形態における電力線通信シ
ステム1において、サーバー2のユーザーが端末3のI
Dを表示する場合の電力線通信システム1のID表示処
理について、図6のタイムチャート及び図7のフローチ
ャートを参照して詳細に説明する。
【0049】図6は、電力線通信システム1のID表示
時における主要動作を表したタイムチャートである。図
6のタイムチャートにおいて、最初に、ユーザーの指示
に基づく入力装置22からの入力に従って、CPU21
は、端末3に対してID表示コマンドを送信する(図
6;)。同時に、CPU21は、サーバー2の表示装
置24に端末3の設定IDを表示させる。次に、マイコ
ン35は、ブザー34を鳴動させる(図6;)。同時
に、マイコン35は、サーバー2へレスポンス信号を送
信する(図6;)。次に、ユーザーの指示に基づく入
力装置22からの入力に従って、CPU21は、ID表
示OFFコマンドを端末3へ送信する(図6;)。同
時に、CPU21は、表示装置24の端末3の設定ID
表示を停止させる。次に、マイコン35は、ブザー34
の鳴動を停止させる(図6;)。同時に、マイコン3
5は、サーバー2へレスポンス信号を送信する(図6;
)。
【0050】図7は、電力線通信システム1のID表示
時における主要動作を表したフローチャートである。図
7において、最初に、ユーザーの指示に基づく入力装置
22からの入力に従って、CPU21は、端末3に対し
てID表示ONコマンドを送信する(ステップS2
1)。次に、マイコン35は、ブザー34を鳴動させる
(ステップS22)。次に、マイコン35は、サーバー
2へレスポンス信号を返信する(ステップS23)。
【0051】次に、ユーザーの指示に基づく入力装置2
2からの入力に従って、CPU21は、端末3に対して
ID表示OFFコマンドを送信する(ステップS2
4)。次に、マイコン35は、ブザー34の鳴動を停止
させる(ステップS25)。そして、CPU21は、サ
ーバー2へレスポンス信号を返信し(ステップS2
6)、当該ID表示処理を終了する。
【0052】上述のように、本発明を適用した電力線通
信システム1によれば、各端末IDの確認作業を行う際
に、サーバー2からの遠隔操作により、画面に表示され
たIDに対応する端末を通知する機能を有することによ
り、DIPスイッチによる確認の様に全端末の電力線モ
デムの設定を確認する必要がなく、ユーザーは、DIP
スイッチの見えない位置からでも送信されたID情報に
対応する端末を特定することが可能となり、ID確認作
業を効率的且つ迅速に行うことができる。
【0053】なお、本発明は、前記実施の形態における
記述内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0054】例えば、本実施の形態においては、特定の
ID表示手段として、ブザーの鳴動を用いたが、これに
限らず、LEDの点灯、点滅や画面への表示等、ユーザ
ーがID設定端末を特定できるものであればどのような
通知手段であっても良い。
【0055】
【発明の効果】請求項1及び請求項3記載の発明によれ
ば、制御装置からの遠隔操作によって各受信装置のID
設定を行う機能を有することにより、DIPスイッチを
使用したID設定に比べて、容易に設定することが可能
となり、ユーザーの作業効率を向上させることができ
る。また、各受信装置のIDを変更する場合であって
も、対応する電力線モデムのIDを個別に変更する必要
が無く、ユーザーはプッシュスイッチを1回押下すると
いう簡単な操作のみによりID変更が可能となる。さら
に、ID変更の度に受信装置を再起動させる必要が無い
ため、ID設定処理の迅速化を図ることができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の効果に加えて、各受信装置IDの確認作業を行う際
に、制御装置からの遠隔操作により、画面に表示された
IDに対応する受信装置を通知する機能を有することに
より、DIPスイッチによる確認の様に全受信装置の電
力線モデムの設定を確認する必要がなく、ユーザーは、
DIPスイッチの見えない位置からでも送信されたID
情報に対応する受信装置を特定することが可能となり、
ID確認作業を効率的且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての電力線通信シス
テム1の概略構成を示すブロック図である。
【図2】サーバー2の要部構成及び接続形態を示すブロ
ック図である。
【図3】端末3の要部構成及び接続形態を示すブロック
図である。
【図4】電力線通信システム1のID設定時における主
要動作を表したタイムチャートである。
【図5】電力線通信システム1のID設定時における主
要動作を表したフローチャートである。
【図6】電力線通信システム1のID表示時における主
要動作を表したタイムチャートである。
【図7】電力線通信システム1のID表示時における主
要動作を表したフローチャートである。
【符号の説明】
1 電力線通信システム 2 サーバー 21 CPU 22 入力装置 23 RAM 24 表示装置 25 印刷装置 26 記憶装置 26a 記憶媒体 27 電力線モデム 27a A/D変換部 27b ゲイン調整部 27c 増幅部 28 バス 3、4、5 端末 31、41、51 電力線モデム 31a、41a、51a A/D変換部 31b、41b、51b ゲイン調整部 31c、41c、51c 増幅部 32、42、52 LED 33、43、53 プッシュスイッチ 34、44、54 ブザー 35 マイコン 36 EEPROM 37 CPU 6 ACライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意のID情報を入力する入力手段と、 前記入力手段による入力内容に応じて、前記ID情報を
    記憶する記憶手段と、 を備えた制御装置と、 前記記憶手段に記憶されたID情報を電力線を介して通
    信が可能な信号に変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された信号を電力線を介して
    接続された複数の受信装置へ送信する送信手段と、 を備えた通信装置と、 前記送信手段によって送信された信号を認識可能なID
    情報に変換して受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信されたID情報を記憶する記
    憶手段と、 を備えた受信装置と、 で構成されることを特徴とする電力線通信システム。
  2. 【請求項2】前記受信装置は、前記通信装置から送信さ
    れるID情報に基づく信号が前記記憶手段に記憶された
    ID情報と一致した場合には、当該ID情報が前記受信
    装置に対応するID情報であることを通知する通知手段
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電力線通
    信システム。
  3. 【請求項3】任意のID情報を入力する入力工程と、 前記入力工程における入力内容に応じて、ID情報を記
    憶する記憶工程と、 前記記憶工程において記憶されたID情報を電力線を介
    して通信が可能な信号に変換する変換工程と、 前記変換工程において変換された信号を電力線を介して
    送信する送信工程と、 前記送信工程において送信された信号を認識可能なID
    情報に変換して受信する受信工程と、 前記受信工程において受信されたID情報を記憶する記
    憶工程と、 を含むことを特徴とする電力線通信システムにおけるI
    D設定方法。
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