JP2000293920A - 情報機器のオートチェンジャ装置 - Google Patents

情報機器のオートチェンジャ装置

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JP2000293920A
JP2000293920A JP11095426A JP9542699A JP2000293920A JP 2000293920 A JP2000293920 A JP 2000293920A JP 11095426 A JP11095426 A JP 11095426A JP 9542699 A JP9542699 A JP 9542699A JP 2000293920 A JP2000293920 A JP 2000293920A
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recording medium
tray
elevator
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changer
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JP11095426A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kawakubo
潔 川久保
Tsutomu Migite
力 右手
Daisuke Matsuo
大輔 松尾
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を所定状態にして保持しながら搬送
装置により適正な状態で移送可能とする。 【解決手段】 支持手段に収容された記録媒体12を保
持手段46で収容状態の位置から動かないよう保持しな
がら搬送装置20で搬送する。よって搬送された記録媒
体12を次の装置に移す際に記録媒体12と次の装置と
の間の相対的位置関係を適正に保てるようにできる。記
録媒体12の記録又は再生動作のときには保持解除手段
によって保持手段46の保持状態を解除して記録媒体1
2を移動自由とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は情報機器に記録媒
体を複数収納可能とするとともに、所要の記録媒体をプ
レーヤヘローディングして再生、又は記録を行えるよう
にした情報機器のオートチェンジャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報機器には、記録媒体例えばコンパク
トディスク(以下CDと言う)をマガジンに複数収納し
ておき、所要のCDを選択して音楽等の情報を読み出す
自動装填式のCDチェンジャがある。
【0003】このような自動装填式のCDチェンジャに
は、 図17に概略構成を例示する如く、チェンジャ本
体1110に対し、CD1112をローディングするた
めのフレーム1114を図に実線で示すCDを取り出す
入出部の位置と図に想像線で示すエレベータへ搬入する
搬送部の位置との間で移動操作するように構成されてた
ものが提案されている。このようなCDチェンジャで
は、フレーム1114にCD1112を載せたまま一体
的に搬送される移送用トレイ1116がフレーム111
4の図に向って左側の入出部1118と、図に向って右
側の搬送部1120との間を移送操作可能に装着されて
いる。
【0004】このチェンジャ本体1110の内部にCD
1112を挿入する場合には、まずフレーム1114の
搬送部1120側にあったトレイ1116を入出部11
18側へ移動し、この移動動作の終了間近で図示しない
フレーム1114のロック機構を解除してから、フレー
ム1114の入出部1118を図17に実線で示すよう
にチェンジャ本体1110の外部に引き出す。そしてC
D1112を入出部1118部分にあるトレイ1116
上に載せる。
【0005】次に、フレーム1114を、その入出部1
118がチェンジャ本体1110の内部に格納される図
に想像線で示すエレベータに搬入する搬送部の位置まで
移動する。この後、フレーム1114内のCD1112
を載せたトレイ1116を、入出部1118から搬送部
1120へ移送する。
【0006】次に搬送部へ送られたトレイ1116をC
D1112が載ったままエレベータ122によってプレ
ーヤ1124上に降下させ、CD1112をチャッキン
グさせて再生動作を行わせ、又はエレベータ1122で
CD1112を載せたトレイ1116をストッカ112
6の各棚段上へ格納する。
【0007】また、チェンジャ本体1110の内部にあ
るCD1112を外へ取り出す場合には、エレベータ1
122によってプレーヤ1124又はストッカ1126
からCD1112をトレイ1116ごと引き出しフレー
ム1114の搬送部1120へ移送する。
【0008】次にフレーム1114により搬送部112
0にあるCD1112を載せたトレイ1116を入出部
1118へ移送する。さらに、フレーム114の入出部
118部分をチェンジャ本体110の外部にCD取り出
し用の入出部の位置まで引き出して、入出部118に引
き出されたCD112を使用者が取り出せるよう構成さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自動装填
式のCDチェンジャでは、チェンジャ本体1110に対
し移動操作可能に装着されたフレーム1114からトレ
イ1116に載せたCD1112をエレベータ1122
へ移す。そしてエレベータ1122によってトレイ11
16に載せたCD1112を昇降させてプレーヤ112
4にローディングし若しくはアンローディングする動作
をし、又はストッカ1126の各棚段へ格納し若しくは
引き出す動作を行う。
【0010】このようにエレベータ1122によって昇
降されるCD1112はトレイ1116上に単に置かれ
ているだけである。このためエレベータ1122の昇降
動作中にCD1112がトレイ1116上で動き易く所
定の載置位置からずれてしまうことがある。このように
トレイ1116上に所定の載置位置からCD1112が
ずれて置かれた状態となると、プレーヤ1124に良好
にローディングできなくなる等の動作不良を起し易い。
【0011】また、トレイ1116は直径12センチメ
ートルの大径のCD1112を載せられるように構成さ
れているため、直系8センチメートルの小径で比較的軽
量のCD1112をトレイ1116上に載せた場合に
は、トレイ1116上で動き易く、位置ずれによる動作
不良を起し易いという問題があった。
【0012】本発明は上記事実を考慮し、記録媒体を所
定状態にして保持しながら搬送装置で搬送させ適正な状
態で移送可能とした情報機器のオートチェンジャ装置を
新たに提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の情報機器のオートチェンジャ装置は、記録媒体を載せ
たトレイを着脱可能に支持するリフト部材を設けた支持
機構部と、リフト部材に支持されたトレイに置かれた記
録媒体に圧接して移動しないよう保持するキャッチ部材
と、支持機構部を移動することにより記録媒体を所定位
置間で搬送する搬送手段と、記録媒体の記録又は再生動
作のときにキャッチ部材を記録媒体から離間させて、記
録媒体を移動自由とする保持解除手段と、を有すること
を特徴とする。
【0014】上述のように構成することにより、記録媒
体を載せたトレイを、支持機構部のリフト部材に支持さ
せ、記録媒体をキャッチ部材で圧接してリフト部材に対
し移動しないよう保持する。この状態で支持機構部を搬
送手段で所要の位置まで搬送する。
【0015】よって搬送動作中に支持機構部のリフト部
材に対し記録媒体を所定位置に保持可能となる。
【0016】このようにして記録媒体を搬送し、例えば
記録又は再生のためプレーヤへローディングする場合に
は、リフト部材上の所定位置に保持されている記録媒体
をプレーヤに対し適切に位置決めでき、良好にローディ
ング動作を行える。またプレーヤに対する記録媒体のロ
ーディングが完了したときには、保持解除手段でキャッ
チ部材を記録媒体から離すことにより、記録媒体が回動
する等の動作を可能とし、良好に記録又は再生動作をで
きるようにする。
【0017】請求項2に記載の発明は請求項1に記載の
情報機器のオートチェンジャ装置において、キャッチ部
材が、記録体裏面に接するローラ部材を有することを特
徴とする。
【0018】上述のように構成することにより、記録体
の裏面にローラ部材が滑らかに転がり、傷を付けないよ
うにできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報機器のオート
チェンジャ装置の実施の形態について図1〜図16によ
って説明する。図2の概略全体図で、10は情報機器と
してのCDチェンジャ本体のケースであり、このケース
10内には、記録媒体であるCD12を収納するマガジ
ン14と、プレーヤ16と、CD12を入出部の位置と
搬送部の位置との間を移送する移送フレーム18と、C
D12をマガジン14の各棚段又はプレーヤ16上へ搬
送する搬送装置としてのエレベータ20とが配置されて
いる。
【0020】このマガジン14は、本例では3枚のCD
12を3段の各棚段に1枚づつ収納するよう構成されて
いる。このマガジン14は、図2の矢印A方向にCD1
2を挿入し、また、矢印B方向へ引き出すよう構成され
ている。
【0021】プレーヤ16は、ケース10内のエレベー
タ20の降下位置側に配置されている。このプレーヤ1
6は、ケース10に固定された台部に、モータで回動さ
れるCD回転用のターンテーブル22、及びCD12の
信号読み取り用の光ピックアップ24を装着して構成さ
れている。
【0022】図2乃至図4に示すように、移送フレーム
18は、全体が略矩形のフレーム構造に形式され、その
長手方向の一方の側の平面部には、CD12の入出部と
しての入出用開口部26が設けられ、他方の側には、エ
レベータ20への搬送部28が設けられている。
【0023】この移送フレーム18は、CDチェンジャ
本体のケース10に対し、図3に示す格納された搬送部
の位置と図2及び図4に示す引き出された入出部の位置
との間で図の矢印A又はB方向へ移動可能に装着されて
いる。また、移送フレーム18とケース10との間に設
けられた図示しない移動用ピニオンラック機構に接続さ
れた歯車駆動機構によって、移送フレーム18を移動操
作可能に装着されている。
【0024】さらに、移送フレーム18はディスク移送
用のトレイ30を、図1に示すエレベータ20への搬入
搬出用の搬送部の位置と図2に示す入出用開口部26に
合致するディスク出し入れ用の入出部の位置との間で移
動可能なように支持する。これとともに、移送フレーム
18には、移動用ピニオンラック機構に連動してケース
10に対する移送フレーム18の移動速度の約2倍の速
度でケース10に対してトレイ30が図1に示す状態で
の搬送部の位置と図2に示す状態での入出部の位置との
間で移動操作するための図示しない連動ギヤ機構が装着
されている。
【0025】移送フレーム18が搬送部の位置へ移動さ
れたときにトレイ30に載ったCD12の受け渡しが行
われるエレベータ20には、CD12とトレイ30とを
着脱可能に支持する支持機構部と、この支持機構部を昇
降動作させる昇降駆動機構と、支持機構部とマガジン1
4又は移送フレーム18との間でCD12を乗せたトレ
イ30の受け渡しを行うため移送する移送機構とが設け
られている。
【0026】図1、図5、図9、図10乃至16に示す
ところから理解されるように、エレベータ20は、ケー
ス10におけるプレーヤ16を配置した部所の両側の縦
側部間に渡って構成されている。
【0027】エレベータ20の支持機構部は主に、図5
に示す如く金属製で矩形枠状に形成された支持枠部材3
2と、この支持枠部材32の両側にそれぞれ配置された
枠台部材34、35と、各枠台部材34、35にそれぞ
れ軸着されたリフト部材36と、CD12をプレーヤ1
6にチャッキングした状態に保持するためのクランプホ
ルダ38とを有する。
【0028】図5に示すように支持枠部材32には、そ
の枠形状の両側部の所定位置からそれぞれ矩形の開口4
0内部に向けて平面視小矩形板状の台片部42、44が
一体的に突設されている。そして、各台片部42、44
には、それぞれキャッチ部材46、48が装着されてい
る。各キャッチ部材46、48は相互に左右対称となる
構造に形成されている。
【0029】図5乃至図7に示すように、各キャッチ部
材46、48は金属製で、一対の短片状のレバー部5
0、52の中間部分を矩形小板状の接続部54で一体に
連結し全体が平面視略H字状で正面略U字状となるよう
に構成されている。
【0030】一対のレバー部50、52は左右対称に形
成し、各々の一方の端部間に軸棒56を架け渡すように
取り付ける。また、各レバー部50、52の他方の自由
端部には、接続部54を設けた端辺の方向(図5に向っ
て下方向)へ向けて小丸突片状に延出し、その中央部に
軸孔60を穿孔した軸支部58が一体に形成されてい
る。そして、キャッチ部材46の開口40内に対応する
レバー部52と、キャッチ部材48の開口40内に対応
するレバー部50とには、それぞれの軸支部58から軸
ピン60が突設され、各軸ピン60にはそれぞれゴムロ
ーラである圧接部材62が軸着されている。
【0031】さらに、各レバー部50、52自由端部に
は、接続部54を設けた端辺と反対の方向(図5に向っ
て上方向)へ向けて延出する連動接続部64が形成され
ている。この連動接続部64は、図示するように各レバ
ー部50、52の端片から各レバー部50又は52があ
るのと反対側の方向へ逆L字状に折曲して延出され、さ
らにその折曲部の先から各レバー部50、52の長さ方
向へ向けて小矩形片を略V字状に折曲した被動部66を
突設して構成されている。
【0032】加えて、各レバー部50、52には、その
連動接続部64の近くの所定位置に接続部54を設けた
端辺と反対の方向(図5に向って上方向)へ向けて延出
し、次に各々レバー部50、52の相対向する方向へ向
けて折曲されて延出する支え部68が突設されて構成さ
れている。
【0033】上述のように各キャッチ部材46、48
は、それぞれ一対のレバー部50、52が左右対称の形
状なので、一対のレバー部50、52のいずれに圧接部
材62を軸ピン60で軸着するかにより作り分けられ
る。
【0034】よって、各キャッチ部材46、48を製造
する加工工程の大部分を共通にして、各キャッチ部材4
6、48を廉価に製造可能とする。
【0035】図5及び図6に示すように、キャッチ部材
46、48を装着する支持枠部材32の各台片部42、
44には、開口40の内側と外側との対向する端辺部が
図の下側へ向けて折曲された端部が形成され、これら折
曲された各端部には直線上で貫通された、軸孔が穿孔さ
れている。また、各台片部42、44には、その外側の
折曲端部における軸孔の近傍に小矩形状の小開口70が
穿設されている。さらに小開口70内に向けて、ばね7
5の線状端部を係止するための係止部72が設けられて
いる。また、支持枠部材32の所定の個所には、支え部
68をそれ以上下がらないように支持するため小矩形開
口状に切欠した支持部74が穿設されている。
【0036】そして、各台片部42、44に各キャッチ
部材46、48を装着するには、各台片部42、44の
各軸孔に軸棒56を通して軸着する。さらにコイル部に
軸棒56が通された各ねじりコイルばね75の一端部を
係止部72に係止し他端部を接続部54に係止して図の
矢印E方向へ付勢させ、各キャッチ部材46、48を各
支え部材68が支持部74に制止される状態となるまで
図の矢印E方向へ回動するよう装着する。
【0037】支持枠部材32における各台片部42、4
4を設けた両側部分には、それぞれ枠台部材34、35
が取り付けられる。
【0038】図9及び図10に示すように、各枠台部材
34、35は側面視矩形形状の図に向って上側の側部中
間を小矩形に切欠して、リフト部材36を配置するため
の逃げ部76を設けることにより全体の側面形状が略U
字状となるよう構成されている。各枠台部材34、35
の逃げ部76の両側で支持枠部材32が取り付けられる
図9で上面に当る部分には、それぞれ端面半円形状の軸
受穴78、80が設けられている。
【0039】図9及び図10に示すように、各枠台部材
34、35に取り付けられる一対のリフト部材36は略
矩形板状に形成されている。一対のリフト部材36に
は、組み立て時に相対向する内側へ向けて延出するよう
各リフト部材36の長手方向両端部に端板88、90が
設けられている。各端板88、90の外側面における自
由端で図の上側に当る角部には、それぞれ外方へ向けて
延出する小丸棒である軸部92、94が突設されてい
る。
【0040】また、一方の端板88は、リフト部材36
の軸部92を設けたのと反対側の図で下側に当る部分が
リフト部材36の外面側へ向けて三角板形状に延出する
よう形成され、この端板88の外側面における延出され
た下端部から小柱状の従動ピン96が突設されている。
【0041】さらに、各リフト部材36の内側部分に
は、トレイ30を支持するためその下端部から長手方向
に沿って長板状の支持部98をL字状に折曲して内側へ
突設する。さらに各リフト部材36には、その内側面部
分の両端板88からその近傍にかけての部分における支
持部98から軸部92方向へ所定間隔を開けた位置に、
それぞれクランプホルダ38を支持するための小板状の
保持部100が側面L字状に突設されている。
【0042】加えて、各リフト部材36には、その長手
方向の上側辺部における中間所定位置に各キャッチ部材
46、48を連動するためU字状に切欠した連動部10
2が形成されている。
【0043】上述のように構成された各リフト部材36
を各枠台部材34、35に取り付ける場合には、リフト
部材36の軸部92、94をそれぞれ軸受穴78、80
内に入れ図10に示す状態とする。そしてこの状態で各
枠台部材34、35の上面部に、支持枠部材32の対応
部分を図示しないねじ部品等で締結する。このとき、支
持枠部材32には、各軸受穴78、80に対応した部分
に半円形に湾曲する軸受部104が形成されているので
この各軸受部104が各対応する軸受穴78、80と相
俟って円形の軸穴が構成されることになり、この軸穴に
各リフト部材36の軸部92、94を軸支し、各枠台部
材34、35に一体に締結された支持枠部材32に対
し、所定角度回動自由となるよう各リフト部材36を取
り付ける。
【0044】このように各枠台部材34、35と支持枠
部材32を一体に締結した状態では、図7に示す如く支
持枠部材32に装着した各キャッチ部材46、48の各
レバー部52をそれぞれ各リフト部材36の各対応する
連動部102に載せるようセットされる。
【0045】図9に示すように、枠台部材34、35に
は、その逃げ部76を設けたのとは反対側の図で下辺側
に当る所定部所に昇降駆動機構を接続するための軸孔と
スライドガイド溝82とが設けられている。このスライ
ドガイド溝82は、挿通用の大径円孔に続けて細幅の長
溝部が穿設されて構成されている。
【0046】また、昇降駆動機構の一部を構成する別部
材として、2個の長板状のベース部材104を用意す
る。このベース部材104には、枠台部材34、35と
同構造となるよう軸孔106とスライドガイド溝108
とが設けられている。各ベース部材104は、それぞれ
ケース10の底辺側の所定位置に固定して取り付けられ
ている。
【0047】さらに昇降駆動機構の一部を構成する別部
材として、略長板状の部材を中間で軸部材111で軸着
することによりX字状に軸着した2組のリンク部材110
を用意する。
【0048】そして、各リンク部材110の一方の長板
部材110Aの−端部を対応する枠台部材34又は35
の軸孔に軸ピン112で軸着するとともに、一方の長板
部材110Aの他端部に設けた皿頭部付ピン114を、
対応するベース部材104のスライドガイド溝108の
大径円孔から挿通して長溝部へ通す。次に各リンク部材
110の他方の長板部材110Bの一端部を対応するベ
ース部材104の軸孔106に軸ピン116で軸着する
とともに他方の長板部材110Bの他端部に設けた皿頭
部付ピン118を対応する枠台部材34又は35のスラ
イドガイド溝82の大径円孔から挿通して長溝部へ通
す。このようにして、図3、図4、図9、図10に示す
ところから解るように昇降駆動機構の一部を構成する昇
降用のリンク機構が構成される。
【0049】この昇降駆動機構では、図5と図6とに示
すようにリンク機構を駆動操作するため、ケース10の
両側部にそれぞれカム操作部材120、122が摺動自
在に装着されている。各カム操作部材120、122の
先端側の外側面部には図11に示す如きカム構124が
形成されている。このカム機構124は、ケース10の
底面側からこの底面と平行に延びる保持溝部分から斜状
に立ち上がる昇降溝部分へ続き、さらに底面と平行で所
定高さに一段高く設定された保持溝部分へ続き、次に斜
状に立ち上がる昇降溝部分へ続くというように、所定の
段数だけ段を重ねるように構成さえている。各カム溝1
24内には、各対応するリンク部材110の軸部材11
1の延長軸頭部が摺動可能に臨ませられている。
【0050】また、各カム操作部材120、122の基
端側の側部にはラック126が設けられている。このラ
ック126には、ケース10の底面上に軸着されたピニ
オン128が噛合されている。
【0051】そしてこのように構成された昇降駆動機構
では、ピニオン128を図示しない駆動モータの回転駆
動力で所定回転方向に所定角度回動することにより、ピ
ニオン128に噛合するラック126と一体のカム操作
部材120、122を図の矢印A又はB方向へ移動操作す
る。すると各カム操作部材120、122のカム溝12
4が、各々対応するリンク部材110の軸部材111に
対して相対的に移動することによって、軸部材111は
ケース10の底面に対し図の矢印C又はD方向へ昇降動作
する。
【0052】この動作に連動してリンク部材110の一
対の長板部材110A、110Bが軸部材111を中心に
回動し、ケース10に固定された各ベース部材104に
対し、各枠台部材34、35がケース10の底面と平行
に図の矢印C又はD方向へ昇降動作する。なお、この昇降
駆動機構では、軸部材111がカム機構124における
ケース10の底面と平行な保持溝部分に位置するとき
に、各枠台部材34、35がケース10の底面からマガ
ジンの各棚段又はプレーヤへのローディング位置に適合
する各所定の高さに位置するよう設定されている。
【0053】図9に示すように一方の枠台部材35に
は、その一方の端部に移送機構用の歯車130を装着す
る丸穴84を有する台座部86が設けられている。この
歯車130は、駆動側歯車132の軸部132Aに対し
従動側歯車134が回転軸方向へ移動可能なようにスプ
ライン結合されるとともに、これらの間に圧縮コイルば
ね136が架設され駆動側歯車132から従動側歯車1
34が離間される方向へ付勢されるよう装着される。ま
た、台座部86に設けられた透孔138に締結ピン14
0が通され、この締結ピン140は、その基端部がケー
ス10の底面部に締結される。さらに締結ピン140の
先端部と、枠台部材35の上面部とに締結した支板14
2に、従動側歯車134の先端部を軸支させて、図4に
示す如く歯車130が装着される。
【0054】この移送機構の歯車130は、CD12用
のトレイ30の一側部に設けた図示しないラックに噛合
可能に構成されており、このトレイ30のラックに歯車
130が噛合された状態で図示しない駆動モータにより
歯車130を回転駆動制御してトレイ30を支持機構部
に引き込み又は支持機構部から引き出す動作を行う。
【0055】また、支持枠部材32及び各枠台部材3
4、35と別体とし構成されたクランプホルダ38は、
この支持枠部材32及び各枠台部材34、35と関連し
て動作するよう装着され支持機構部の一部を構成する。
【0056】図4及び図5に示すようにクランプホルダ
38は、支持枠部材32より若干小さな矩形平板の部材
の各台片部42、44に対応した部分をそれぞれ略台形
状に切欠して逃げ凹部144を形成した平板部146を
有する。また平板部146には、逃げ凹部144を設け
た両側辺部分の所定位置からそれぞれ平板部146と直
交する方向へ左右一対の係留用の足部148が一体的に
突設されている。さらに、平板部146には、2つの足
部148に渡る一側辺の部分にかけて、平板部146と
直交する方向へ板状の立板部150が一体に形成されて
いる。
【0057】また、クランプホルダ38の平板部146
における逃げ凹部144を設けた各側部には、リフト部
材36の各保持部100に係着可能に対応するよう矩形
小突片状に構成された係止部152が突設されている。
さらに、平板部146には、トレイ30に載せたCD1
2が支持機構部に支持された際、CD12が載っていな
いトレイ30の平面部に対応した各係止部152の近傍
及び立板部150側の両角近くの部分を平板部146の
CD12に面する平面部より突出させた押え部154が
一体に形成されている。
【0058】クランプホルダ38の平板部146には、
その平面中央部の円孔に、プレーヤ16の回転台上へC
D12を磁力で吸着させるためのチャッキング用部材1
56が遊挿状態で取り付けられている。
【0059】加えて、図1に示すようにクランプホルダ
38の立板部150の部分には、このクランプホルダ3
8がエレベータ20の昇降動作によって移動する際、ケ
ース10の案内溝158に案内されるための案内部材1
60が突設されており、また図示しないがクランプホル
ダ38とケース10との間にもクランプホルダ38の移
動を案内する案内手段が設けられている。
【0060】このように構成されたクランプホルダ38
は、図1に示すようにエレベータ20によってCD12
をプレーヤ16にチャッキングする状態でケース10の
底面に設けられたロック機構にその足部148が係脱可
能にロックされクランプホルダ38がチャッキング状態
に保持され得るよう構成されている。
【0061】このクランプホルダ38用のロック機構1
62は、第1の動作としてクランプホルダ38の足部1
48がロック機構162に押し込まれてから若干引き戻
される動作によってロックし、この後に第2の動作とし
て足部148がロック機構162に押し込まれる動作に
よってロック解除され足部148がロック機構162が
ら引き外されクランプホルダ38が上昇動作可能とされ
る。なおこのロック機構62は上述した第1の動作と第
2の動作とをワンセットとして繰り返して動作するよう
構成されている。
【0062】図4、図10及び図11に示すように、C
Dチェンジャ本体のケース10には、エレベータ20を
配置する部分における各リフト部材36に隣接する各立
側面部に、それぞれエレベータ20がCD12をプレー
ヤ16に掛ける位置に移動した状態で各リフト部材36
がケース10の各立側面部から外部へ引き出し得る大き
さの開口164が設けられている。さらに図10及び図
11に示すようにケース10の各立側面部の内面には、
連動部102に載せて昇降するキャッチ部材46、48
の各レバー部52における連動接続部64が当らないよ
うにするための逃げ凹部166が形成されている。
【0063】また、ケース10の各立側面部の内面に
は、それぞれエレベータ20が昇降する所定動作中に、
各リフト部材36における各対応する端板88の従動ピ
ン96部分が摺設して、各リフト部材36が支持部98
上にトレイ30を載せて運ぶ状態を保つよう軸部92、
94回りの回動を制限する制限面部168が形成されて
いる。
【0064】加えて、ケース10内の底面部におけるエ
レベータ20を配置した部分の両立側面部に近接した部
位には、それぞれプレーヤ16にCD12をチャッキン
グするため下降したトレイ30を弾性的に下支えするた
めの台部材170が図示しないばねで所定高さまで弾性
的に浮上されるよう装着されている。
【0065】このように台部材170を装着することに
より、エレベータ20が下降しCD12をプレーヤ16
にチャッキングする状態に至ったとき、トレイ30がロ
ック機構162にロックされたクランプホルダ38の押
え部154と、台部材170との間に挾まれて所定位置
に保持可能とされている。
【0066】図3、図4、図11乃至図16に示すよう
に、ケース10における各立側面部の外面側には、それ
ぞれ開口164内のリフト部材36の従動ピン96が通
過する所定位置に先端の操作部172を臨ませる状態で
図のF方向へ先端部を弾性的に撓ませ得る金属薄板製の
操作部材174が設置されている。この操作部172
は、ケース10の立側面部と平行な部分から、図で上方
(エレベータ20の上昇方向)側の先端部172Aをケ
ース10の内部へ向けて斜状に折曲し、全体が略くの字
状となるよう形成されている。このように形成された各
操作部172は、その先端部172Aをそれぞれ各リフ
ト部材36の従動ピン96が通過する範囲内に臨ませる
状態に配置される。
【0067】そして、エレベータ20が図12の上昇位
置から下降して図14の位置に至るとき、各リフト部材
36の従動ピン96が、操作部172の先端部172A
の外側面上に摺接して、各リフト部材36を矢印G又は
Hで示すようにケース10の開口164を通して外側へ
回動して開き各リフト部材の支持部98からトレイ30
を離脱させる。さらにエレベータ20が図14の位置と
図13の位置との間を移動するときには操作部172の
縦外側面に従動ピン96が摺接されて各リフト部材36
を開状態に保つ。
【0068】次にエレベータ20が図13の位置から図
16の位置まで降下すると、従動ピン96が操作部17
2から外れて、各リフト部材36が、その支持部98上
にトレイ30を載せて支持する状態に復帰する。
【0069】次に図16の状態からエレベータ20を図
12の状態まで上昇させると、各リフト部材36の従動
ピン96が操作部172の先端部172Aにおける内側
面上に摺接して、各操作部材174を図16に想像線で
示す如く撓ませながら各操作部172がある位置を通過
する。なお、このとき各リフト部材36は各操作部材1
74によって矢印G又はHと逆方向へ回動するよう付勢
されるので、各リフト部材36がトレイ30を支持した
状態を保ったまま上昇する。
【0070】また、エレベータ20のリフト部材36が
ケース10の開口164より上の所定位置まで上昇する
と、端板88の従動ピン96部分がケース10の制限面
部168に摺接して各リフト部材36が矢印G又は矢印
H方向へ開かないように制限され、各リフト部材36か
らトレイ30が外れないよう保持される。
【0071】次に、上述のように構成された本実施の形
態に係るCDチェンジャの作用及び動作について説明す
る。
【0072】本実施の形態のCDチェンジャにCD12
を新たに挿入し若しくは取り出し又は他のCD12と交
換する場合には、図2及び図4に示すケース10から移
送フレーム18の入出用開口部26を設けた部分を引き
出し状態としての入出部の位置まで延出させ、この延出
された入出用開口部26の下に待機しているトレイ30
の上にCD12を置く。なお、トレイ30上にすでにC
Dチェンジャ内に挿入されていたCD12が載っている
場合には、このCDを取り出してから所要のCD12を
置く。
【0073】次にトレイ30上に置いたCD12をケー
ス10内に移送する操作を行う。すると制御部の指令に
より駆動機構が駆動されて、移送フレーム18が矢印B
方向へ移動され図1及び図3に示す格納状態としての搬
送部の位置に至る。これとともに、移送フレーム18内
に連動ギヤ機構で操作されるよう支持されているトレイ
30は移送フレーム18内を矢印B方向へ移動して搬送
部の位置にあるエレベータ20内へ搬入される。
【0074】このCD12を載置したトレイ30をエレ
ベータ20内へ搬入する動作は、図1及び図12に示す
如くエレベータ20の支持機構部における左右一対のリ
フト部材36の支持部98上へトレイ30を差し込む動
作として行われる。この動作の際、図6に示すようにキ
ャッチ部材46、48の各ローラ62がばね75の付勢
力によってトレイ30に載置されたCD12の上面を転
動し、CD12をトレイ30に弾性的に押し付けるよう
にして保持する。
【0075】よって、キャッチ部材46、48によって
トレイ30上に押え付けられたCD12は、ケース10
が動かされたり、傾いたり、振動を受けた場合でもトレ
イ30上の所定位置に保持できるので、その後のプレー
ヤ16へのローディング動作やマガジン14への格納動
作を適正に行える。特にCD12が直径8センチメート
ルの小径のものでトレイ30上で動き易い場合でも、キ
ャッチ部材46、48によってトレイ30上の適正な載
置位置に保持し、ローディング等の動作を適正に行わせ
ることができる。
【0076】次にCD12をプレイ動作する時には、C
D12をプレーヤ16へローディングするため昇降駆動
機構を駆動してエレベータ20を図12に示す搬送部位
置からプレーヤ16側へ降下させる。すると、図14に
示すようにプレーヤ16のターンテーブル22上にCD
12が置かれる際に、各リフト部材36が操作部172
の作用で矢印H、又は矢印G方向へ回動して開かれ、ト
レイ30とクランプホルダ38とが切り離される。この
動作のときに図7に示すように各リフト部材36が軸部
92、94の回りに回動すると連動部102がエレベー
タ20に対して引き上げられ、連動部102上に載った
被動部66を押し上げることにより、各キャッチ部材4
6、48が矢印I方向に回動して引き上げられる。
【0077】これにより、図1及び図8に示すように、
プレーヤ16のターンテーブル22上に置かれたCD1
2の平面から各キャッチ部材46、48のローラ62が
引き離されCD12を開放する。
【0078】次にこの図14の状態からエレベータ20
を図13の状態まで降下させる動作によって、クランプ
ホルダ38をロック機構162にロックし、このクラン
プホルダ38のチャッキング用部材156の磁力によっ
てCD12をターンテーブル22上に吸着させてチャッ
キングを完了する。また、この図13の状態ではクラン
プホルダ38の押え部154と台部材170とによって
トレイ30が挾持された状態でCD12から離間され、
CD12がターンテーブル22と一体に回動自由なプレ
イ状態にセットされる。そして、このプレイ状態におい
て、プレーヤ16でターンテーブル22と共にCD12
を回転させながら光ピックアップ24により信号を読み
取るプレイ動作を行う。
【0079】次にこの所要のCD12をプレイ動作中に
他のCD12をマガジン14に格納する場合には、図1
3の状態からエレベータ20を図12の搬送部の位置へ
戻す。このとき、図13の状態でエレベータ20の各リ
フト部材36はプレイ中のCD12とこれを載せるトレ
イ30から切り離されているので、空のエレベータ20
が図12の搬送部の位置へ戻ることになる。
【0080】次に前述と同様にして移送フレーム18に
よって別のトレイ30に載せたCD12を一対のリフト
部材36部分に収納する。次にエレベータ20を例えば
図15に示す位置まで下降させ、移送機構の歯車130
を回動して別のCD12を載せたトレイ30をマガジン
14の所要の棚段へ格納する。また、上述した一連の動
作中、CD12はキャッチ部材46、48で適正位置に
保持されるので適正に格納動作を行える。
【0081】次にマガジン14に格納されていたCD1
2をCDチェンジャの外へ取り出す場合には、図15に
例示するようにエレベータ20をマガジン14のCD1
2を格納している棚段まで降下させ、移送機構の歯車を
回動してCD12を載せたトレイ30を一対のリフト部
材36の支持部98上に載せキャッチ部材46、48に
よって所定位置に支持させる。
【0082】次にエレベータ20を図12の位置まで上
昇させ、移送フレーム18によってCD12を外部へ取
り出す。
【0083】次に、プレーヤ16でプレイ動作中のCD
12をアンローディングしてCDチェンジャの外部へ取
り出す場合には、エレベータ20を図13の位置から図
16の位置まで下降させる。すると、操作部172から
外れた各リフト部材36の従動ピン96が外れ、各リフ
ト部材36が矢印G又はHと逆方向に回動し、トレイ3
0を支持部98上に支持するとともに、各リフト部材3
6の保持部100上にクランプホルダ38の係止部15
2を支持する状態となる。なお、エレベータ20が図1
6の位置に降下した際、クランプホルダ38はロック機
構162のロックが解除される。
【0084】また、エレベータ20が図16に示す位置
まで下降し、各リフト部材36がトレイ30を支持する
よう矢印G又は矢印Hと逆方向へ回動すると、図7に示
すように各リフト部材36の連動部102にレバー部5
2の被動部66が載って引き上げられていたキャッチ部
材46、48が矢印Iと逆方向へ回動して引き下げら
れ、そのローラ62がトレイ30上のCD12上に弾性
的に押し付けられる状態となって、このCD12をトレ
イ30上の適正位置に保持するよう動く。よって、図1
6の位置からエレベータ20が上昇する以後の動作中に
キャッチ部材46、48によってCD12を適正位置に
保持できる。
【0085】次にエレベータ20を図12に示す搬送部
の位置まで上昇させてから移送フレーム18によってC
D12をCDチェンジャの外部へ取り出すようにする。
なお、プレイ動作されていたCD12をマガジン14に
格納する場合には、図16の状態からエレベータ20を
マガジン14の所要の棚段まで上昇させ、この棚段内に
トレイ30に載せたCD12を格納する。また、マガジ
ン14に格納されていたCD12をプレイする場合に
は、マガジン14からエレベータ20のリフト部材36
の支持部98上へCD12を載せたトレイ30を引き出
す。
【0086】このときキャッチ部材46、48によって
CD12がトレイ30上に押え付けられ適正位置に保持
される。次にエレベータ20を前述と同様に図13に示
す位置まで降下させ前述と同様にプレイ動作させる。
【0087】よって、エレベータ20の支持機構部にC
D12を載せたトレイ30が搬入されてからエレベータ
20よりCD12を乗せたトレイ30が搬出されるまで
の間においては、CD12がプレーヤ16にローディン
グされている間を除き、常時キャッチ部材46、48が
CD12をトレイ30上に弾性的に押圧支持しているの
で、CD12をトレイ30上の所定位置に適正に保持で
きる。よって、このCD12をローディングし、若しく
はアンローディングし、又はマガジン14に格納し若し
くは引き出すといった諸動作を確実にできる。
【0088】なお、本実施の形態では、搬送装置をエレ
ベータ20で構成したCDチェンジャについて説明した
が、搬送装置を水平方向や斜方向へ移動するよう構成し
ても良いことは勿論である。さらに、キャッチ部材4
6、48にCD12に接する圧接部材62としてローラ
の構成を示したが、ローラの代わりにフェルト等のCD
12の表面に滑らかに接し得る部材で圧接部材を構成し
ても良い。
【0089】また、オートチェンジャ装置で扱う記録媒
体はCDのほかにMD、レコード、その他のディスク等
でもよい。さらに、本実施の形態では、CD12を押圧
して保持しているキャッチ部材46、48をCD12か
ら離す保持解除動作を、リフト部材36の動作に連動す
るよう構成したが、キャッチ部材46、48を所定の時
期にCD12から離間させ得る手段であれば、その他種
々の構成の保持解除手段を用いても良い。
【0090】
【発明の効果】本発明の情報機器のオートチェンジャ装
置によれば、支持手段に記録媒体を収容し、保持手段に
より収容状態の位置から動かないよう保持する。そし
て、この保持された状態で支持手段を所要のプレーヤ等
の位置まで搬送する。これにより、搬送動作中に記録媒
体を収容時の位置に保持したまま搬送可能とする。よっ
て、搬送された記録媒体を次の動作を行う装置に受け渡
す際に、記録媒体とこれを受け取る装置との間の相対的
位置関係を適正に設定し、装置側に記録媒体を適正に位
置決めして渡すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける要部を示す概略
断面図である。
【図2】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける移送フレームが
ディスク出し入れする入出部の位置にある状態を示す全
体概略側面図である。
【図3】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける移送フレームが
エレベータへの搬送部の位置にある状態を示す全体斜視
図である。
【図4】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける移送フレームが
ディスク出し入れのための入出部の位置にある状態を示
す全体斜視図である。
【図5】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける支持枠部材とク
ランプホルダとを取り出して示す要部分解斜視図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線に対応する部分を示す要部
拡大断面図である。
【図7】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおけるキャッチ部材と
リフト部材との関連を示す要部拡大分解斜視図である。
【図8】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおけるキャッチ部材の
動作を示す要部概略説明図である。
【図9】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の実
施の形態に係るCDチェンジャにおける枠台部材部分に
装着される部材を示す要部分解斜視図である。
【図10】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるケース内のエ
レベータが装着される要部を示す要部斜視図である。
【図11】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるケース内の要
部を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるエレベータが
搬送部の位置へ上昇された状態を示す要部概略説明図で
ある。
【図13】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるエレベータが
CDをプレーヤへローディングさせた状態を示す要部概
略説明図である。
【図14】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるエレベータが
CDをプレーヤへローディングする途上の状態を示す要
部概略説明図である。
【図15】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるCDがプレイ
動作中にエレベータでCDを搬送する状態を示す要部概
略説明図である。
【図16】本発明の情報機器のオートチェンジャ装置の
実施の形態に係るCDチェンジャにおけるエレベータが
CDをプレーヤからアンローディングする状態を示す要
部概略説明図である。
【図17】従来の情報機器のオートチェンジャ装置とし
てのCDチェンジャを例示する概略構成説明図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 CD 14 マガジン 16 プレーヤ 18 移送フレーム 20 エレベータ(搬送手段) 22 ターンテーブル 30 トレイ 32 支持枠部材(支持機構部) 34 枠台部材(支持機構部) 36 リフト部材(支持機構部) 38 クランプホルダ(支持機構部)(保持解除手
段) 42 台片部 44 台片部 46 キャッチ部材 48 キャッチ部材 50 レバー部 52 レバー部 54 接続部 62 圧接部材 64 連動接続部 66 被動部 96 従動ピン(保持解除手段) 168 制限面部 172 操作部(保持解除手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 大輔 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 Fターム(参考) 5D072 AB22 BD08 BH15 EB02 EB04 EB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を載せたトレイを着脱可能に支
    持するリフト部材を設けた支持機構部と、 前記リフト部材に支持された前記トレイに置かれた前記
    記録媒体に圧接して移動しないよう保持するキャッチ部
    材と、 前記支持機構部を移動することにより前記記録媒体を所
    定位置間で搬送する搬送手段と、 前記記録媒体の記録又は再生動作のときに前記キャッチ
    部材を前記記録媒体から離間させて、前記記録媒体を移
    動自由とする保持解除手段と、 を有することを特徴とする情報機器のオートチェンジャ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記キャッチ部材は、前記記録体裏面に
    接するローラ部材を有することを特徴とする請求項1に
    記載の情報機器のオートチェンジャ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001088914A1 (fr) * 2000-05-19 2001-11-22 Clarion Co., Ltd. Dispositif de retenue de disque

Cited By (3)

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WO2001088914A1 (fr) * 2000-05-19 2001-11-22 Clarion Co., Ltd. Dispositif de retenue de disque
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