JP2000293047A - シームレスベルト及び半導電性部材 - Google Patents

シームレスベルト及び半導電性部材

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JP2000293047A
JP2000293047A JP10232299A JP10232299A JP2000293047A JP 2000293047 A JP2000293047 A JP 2000293047A JP 10232299 A JP10232299 A JP 10232299A JP 10232299 A JP10232299 A JP 10232299A JP 2000293047 A JP2000293047 A JP 2000293047A
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carbon black
belt
roll
resin
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Norihiro Otsu
紀宏 大津
Hideyuki Hisa
英之 久
Makoto Morikoshi
誠 森越
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーとの離型性が良く、耐熱性を向上させ
たシームレスベルトを提供すること。 【解決手段】 可撓性を有する合成樹脂に単位比表面積
当たりの相対圧(P/P 0 )0.4における吸着水分量
が8.0×10-3mg/m2 以下のカーボンブラックを
配合して成る組成物を筒状に成形する事を特徴とした半
導電性シームレスベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シームレスベルト
とそれを使った半導電性部材に関するものであり、詳し
くは、複写機、プリンターの感光体、中間転写ベルト、
紙搬送転写ベルト、中間転写ドラム、等に好適に使用さ
れるシームレスベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の中間転写ベルトを使用して
記録画像の形成を行う画像形成装置としては、特開昭6
2ー206567号公報等に開示されたものが知られて
いる。また、複写機の帯電ロール、現像ロール、転写ロ
ール、定着ロールやプリンターの分野においては、半導
電性ロールが注目されている(例えば特開平8−157
721号公報、特開平9−222788号公報など)。
【0003】図1は電子写真装置の側面図である。図
中、1は被帯電体としての感光ドラム、6は中間転写体
である導電性ベルトである。1の感光ドラムの周囲に
は、帯電器としての帯電ロール2、半導体レーザー等を
光源とする露光光学系3、トナーが供給され現像機能を
行う現像ロール4及び残留トナーを除去するためのクリ
ーナー5よりなる電子写真プロセスユニットが配置され
ている。
【0004】動作について説明する。まず矢印方向に回
転する感光ドラム1の表面を帯電ロール2により一様に
帯電する。次に、光学系3により図示しない画像読み取
り装置等で得られた画像に対応する静電潜像を感光ドラ
ム1上に形成する。静電潜像は現像ロール4でトナー像
に現像される。このトナー像を、転写ロール10により
半導電性ベルト6へ静電転写し、搬送ローラ9と転写ロ
ーラ12の間で記録紙11に転写する。中間転写用の半
導電性ベルト6としては、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リフッ化ビニリデン等の合成樹脂にアセチレンブラッ
ク、ファーネスブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラックを添加し、これを数十〜数百μm程度の厚
さに成形することで所定の表面抵抗の中間転写体(半導
電性ベルト6)を得ている。(特開昭63ー31126
7、特開平5ー170946、特開平6ー228335
公報等)
【0005】帯電ロール2、転写ロール10としては、
オゾンの発生を低減すべくローラ帯電法、ロール転写法
等が開発されている。(特開平1ー20518号公報、
1ー211779号公報)このような帯電装置、転写装
置に用いられるロールとしては、導電性支持体(金属軸
芯)とその外周に(半)導電性弾性体層を被覆したもの
が用いられている。
【0006】現像ロール4としては、表面層に駆動ロー
ラの周長よりも長目の周長を有し、駆動ローラーに外装
された筒状の薄層現像スリーブを用いた構成のものが提
案されており、そのスリーブとして熱可塑性樹脂である
結晶性、非晶性ナイロンを用いたものが提案されてい
る。(特開平4ー247478号公報)また、このよう
な半導電性ローラの製造方法として、特開平3ー596
82号公報、特開平5ー248426号公報では、表面
性の優れた収縮、未収縮のシームレスチューブを被覆し
た構造の帯電、転写、現像用の半導電性ローラが提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているシームレスベルト特に、中間転写ベルトの
場合トナーがベルトに固着し文字抜けとなり、画像不良
を生じる問題がある。また、その材質によっては、高温
時において、シームレスベルトが伸び、カール癖がつき
画像不良が生じる。さらに、難燃性を付与すべく難燃剤
を添加した場合、極端に強度が低下し、実用化出来ない
場合があり、その改善が望まれていた。本発明は、上記
実情に鑑みなされたものであり、その目的は、トナーと
の離型性が良く、耐熱性を向上させたシームレスベルト
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、シームレスベル
トに配合されるカーボンブラックとして特殊な加工カー
ボンブラックを使用することにより、上記の目的を達成
し得るとの知見を得た。本発明は、上記の知見に基づき
完成されたものであり、その要旨は、可撓性を有する合
成樹脂に単位比表面積当たりの相対圧(P/P0 )0.
4における吸着水分量が8.0×10-3mg/m2 以下
のカーボンブラックを配合して成る組成物を筒状に成形
して成る半導電性シームレスベルトに存する。また、ロ
ールとしての形態を保持するに必要な強度を有する芯材
に装着してなる態様や、シームレスベルトと芯材との間
に、弾性材料からなる弾性層を設けた態様がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)可撓性を有する合成樹脂 合成樹脂を内径20mm、厚さ0.2mm、長さ20m
mの円筒状に成形し、その筒状体を軸を水平になるよう
に置き、上方から長さ20mm、重さ100gの錘を軸
と平行方向に乗せた時、筒状体の直径が20%以上変形
する(すなわち16mm以下となる)合成樹脂である。
それ以上の剛性を有する(硬い)合成樹脂の場合は、シ
ームレスベルトが硬くなり、ベルトとした場合にベルト
を支持するロール間に適切に張りめぐらすことが難しく
なり、駆動力が伝わらず、ベルトとしての使用は難し
い。また、樹脂被覆カーボンブラックと基材樹脂との親
和性も低下する。
【0010】(2)合成樹脂の種類 本発明に使用し得る合成樹脂としては、具体的には下記
の材料等が例示できる。例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、(高密度、中密度、低密度、直鎖状低密
度)、プロピレンエチレンブロック又はランダム共重合
体、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリアミド、
ポリアセタール、ポリアリレート、ポリカーボネート、
ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテ
ル、ポリイミド、液晶性ポリエステル、ポリスルフォ
ン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンサルファ
イト、ポリビスアミドトリアゾール、ポリエーテルイミ
ド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビ
ニル、ポリフッ化ビニリデン、エチレンテトラフルオロ
エチレン共重合体、クロロトリフルオロエチレン、ヘキ
サフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、アクリル、アクリル酸、アルキルエス
テル共重合体、ポリエステルエステル共重合体、ポリエ
ーテルエステル共重合体、ポリエーテルアミド共重合
体、ポリウレタン共重合体の1種又はこれらの混合物等
である。
【0011】熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキ
シ、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリメリットイミ
ド、メラミン、フェノール、不飽和ポリエステルの1種
又はこれらの混合物からなるものが使用される。これら
の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂は、必要強度、導電性等
から用途に応じ適宜選択して用いられる。発明の効果を
著しく損なわない限り、基材樹脂である熱可塑性樹脂や
熱硬化性樹脂に可塑剤、充填剤、難燃剤等の付加成分を
更に添加して良いことは勿論である。
【0012】(3)カーボンブラック 本発明に用いるカーボンブラックは、単位比表面積当た
りの相対圧(P/P0)0.4における吸着水分量が、
8.0×10-3mg/m2 以下のものであれば粒子径や
ストラクチャー、表面性状等を問わずに単独又は、混合
して用いることが出来る。本明細書中においてはこのよ
うなカーボンブラックを「低吸着水分カーボンブラッ
ク」と呼ぶ場合がある。
【0013】ここで、吸着水分として相対圧(P/
0 )0.4の値を用いたのは、各相対圧毎の吸着容量
をプロットした吸着等温線を詳細に解析した結果、(P
/P0 )0〜0.4迄の吸着容量が、カーボンブラック
表面の結晶構造や官能基の種類や量等カーボンブラック
表面のミクロ状態を反映していることが判明したこと、
さらにポリマー(例えば熱可塑性樹脂)に配合した場合
の耐熱性や耐熱老化性は、このミクロ状態と極めて関係
していることを究明した事実に基づくものである。ま
た、吸着水分量の増減に関係する結晶構造(結晶子)の
発達程度は、比表面積や粒子径により変化することか
ら、カーボンブラックの特性を正しく評価するには、吸
着水分量を比表面積で割った値で判断するのが好まし
い。
【0014】単位比表面積当たりの相対圧(P/P0
0.4における吸着水分量が、8.0×10-3mg/m
2 以下のカーボンブラックは、製造プラントから製出し
たカーボンブラックを酸素を断った雰囲気下例えば、N
2 気流中、真空中又は、炭素粉(つめ粉と呼び一般にコ
ークス粉が使用される。)中で熱処理することにより得
られる。雰囲気の酸素濃度としては、1体積%以下が好
ましくこれを超えるとカーボンブラックの収率が減少す
るので好ましくない。
【0015】上記熱処理を大規模に行う場合は、アチソ
ン式電気炉をまた小規模の場合は、黒鉛パイプ中にカー
ボンブラックを充填し、これを炭素粉中に埋設した後、
パイプの両端に交流電流を通す方式が有利である。熱処
理温度を高くするほどカーボンブラック内部の結晶子が
再配列し、結晶子LC (C軸方向の結晶子の大きさ)
は、大きくなるが、炉材の耐熱性の関係から、現状で
は、3000℃が限界といわれている。一方1700℃
以下であると、結晶子がほとんど発達しないだけでな
く、耐熱性に影響する。単位比表面積当たりの(P/P
0 )0.4における吸着水分量が8.0×10-3mg/
2 以上となるだけでなく灰分や揮発分中のH2 成分が
除去されず結果的に、耐熱性に優れたカーボンブラック
になりえない。
【0016】熱処理時間は特に限定されるものではない
が、好ましくは、0.5〜50時間の範囲で決められ
る。カーボンブラックを上述のように加熱処理すること
によるカーボンブラックの変化は以下のように推定され
る。加熱処理により結晶子が発達し、結晶の乱れが少な
くなり、そのため結晶の乱れに起因するミクロポアもほ
とんどなくなる。またカーボンブラック表面の官能基
(−COOH基、−OH基、−H基等)が熱により揮散
すると共にカーボンブラック中に含有されていた不純物
(S、Na、K、Ca等)や未反応生成物(PAH)も
揮散減少する。
【0017】従って、カーボンブラックは反応不活性に
なり、それ自体の熱に対する安定性が格段に向上する。
カーボンブラックの耐熱性が向上するので、ポリマーに
添加してもポリマーの耐熱性レベルを低下させず、元来
難燃性の樹脂であれば難燃を維持したものとなる。ま
た、この低吸着水分カーボンブラックは結晶の構造上滑
り性に優れており、ポリマーとの混練性が大変良好であ
る、この滑り性のためシームレスベルトとして使用した
場合に、トナーの固着が少なくなる。
【0018】更に、ポリマーに混合して用いても、加水
分解の原因となる含水率が極めて少ないのでポリマーを
劣化させ難いものとなる。上記カーボンブラックの合成
樹脂への配合割合は、3〜40重量部配合するのが好ま
しい。上記範囲未満では導電性が乏しく、上記範囲以上
では製品の外観が悪くなり、また材料強度が低下して好
ましくない。また、本性能を損なわない限り、通常のカ
ーボンブラックや樹脂被覆したカーボンブラックをある
程度配合して用いても良い。単位比表面積当たりの(P
/P0 )0.4における吸着水分量が8.0×10 -3
g/m2 以下のカーボンブラック即ち低吸着水分カーボ
ンブラックと通常のカーボンブラックや樹脂被覆したカ
ーボンブラックを併用する場合は通常のカーボンブラッ
クや樹脂被覆したカーボンブラックを0.1%〜30%
程度混合できる。
【0019】(4)樹脂被覆カーボンブラック 樹脂被覆カーボンブラックの母体となるカーボンブラッ
クは、特に制限されず、例えば、チャンネルブラック、
アセチレンブラック、ファーネスブラック等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上を混合して使用すること
も出来る。使用するカーボンブラックのDBP吸油量
は、通常35〜250ml/100g、好ましくは45
〜150ml/100gのものである。DBP吸油量が
35ml/100gより小さい場合は、樹脂被覆したカ
ーボンブラックを合成樹脂やゴム等に配合した際十分な
分散状態が得らない事がある。DBP吸油量が250m
l/100gを超えると被覆する樹脂がカーボンブラッ
ク中に吸収され過ぎ、被覆樹脂を多く必要とする。
【0020】使用するカーボンブラックの平均一次粒子
径(樹脂被覆前の粒子径)は、通常10〜300nm、
好ましくは15〜100nmである。粒子径が小さ過ぎ
ると分散性が低下すると共に抵抗の安定性が悪くなる。
カーボンブラックの被覆に使用する樹脂は、特開平9−
71733号公報、同9−95625号公報および同9
−124969号公報に記載の各種の樹脂を適宜選択し
て使用することが出来る。特に、特開9−124969
号公報に記載の多官能エポキシ樹脂が推奨される。
【0021】多官能エポキシ樹脂の具体例としては、グ
リシジルアミン型エポキシ樹脂(住友化学社製の「スミ
エポキシ」ELM−100、120、434等)、トリ
フェニルグリシジルメタン型エポキシ樹脂(油化シェル
エポキシ社製「エピコート」1032H50、1032
H60等)、テトラフェニルグリシジルメタン型エポキ
シ樹脂(油化シェルエポキシ社製「エピコート」103
1)、アミノフェノール型エポキシ樹脂(油化シェルエ
ポキシ社製「エピコート」154、630)、ジアミド
ジフェニルメタン型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ
社製「エピコート」604)、フェノールノボラック型
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製「エピコート」
152)、オルソクレゾール型エポキシ樹脂(油化シェ
ルエポキシ社製「エピコート」180S65)、ビスフ
ェノールAノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポ
キシ社製「エピコート」157S65、157S70)
等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂は、常法に従
い、硬化剤や硬化促進剤と共に使用される。
【0022】カーボンブラックに対する樹脂の被覆量
は、使用するカーボンブラックのDBP吸油量(吸油性
能)にもよるが、DBP吸油量が35〜250ml/1
00gのものであれば、カーボンブラックと樹脂(硬
化、乾燥後)の合計量に対する樹脂の割合として、通常
3〜40重量%の範囲から選択される。樹脂分が少なす
ぎると被覆安定化特性が満足されず、樹脂分が多すぎる
と絶縁性が大きくなりすぎて使用し難くなる。被覆方法
としては、例えばスクリュー型攪拌機付き容器にカーボ
ンブラックの水スラリーを収容し、攪拌下に樹脂溶液を
少量ずつ添加する方法を採用することが出来る。斯かる
処理により、水に分散していたカーボンブラックは樹脂
溶液側に移行して約1mmの粒子となる。その後、水切
りを行い、次いで、真空乾燥により溶剤と水とを除去す
ることにより、樹脂被覆カーボンブラックを得ることが
出来る。
【0023】(5)付加成分 前述した基材樹脂に添加される付加的成分の具体例を挙
げる。フィラーとしては例えば、炭酸カルシウム、タル
ク、マイカ、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、ゼオラ
イト、ウオラストナイト、けいそう土、ガラスビーズ、
ベントナイト、モンモリナイト、アスベスト、中空ガラ
ス球、黒鉛、二硫化モリブデン、酸化チタン、アルミニ
ウム繊維、ステンレススチール繊維、黄銅繊維、アルミ
ニウム粉末、木粉、もみ殻、グラファイト、金属粉、導
電性金属酸化物、有機金属化合物、有機金属塩等のフィ
ラーをあげることができる。
【0024】また添加剤としては、例えば、酸化防止剤
(フェノール系、硫黄系等)、滑剤、有機・無機系の各
種顔料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤、中和剤、
発泡剤、可塑剤、銅害防止剤、架橋剤、流れ性改良剤等
あげることができる。基材樹脂と低吸着水分カーボンブ
ラック、要すれば付加的成分からなる組成物は、所望に
より一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ロ
ール、ブラベンダー、プラストグラフ、ニーダー等の通
常の混練機を用いて混練ペレット化するのが好ましい。
押出機等で各成分を各々別々に混練してペレット状と
し、これらをブレンドして加工に供するか、更にコンパ
ウンドにした後成形することもできる。
【0025】(6)シームレスベルトの製造方法 シームレスベルトの製造方法としては、何ら規制するも
のではなく、任意の手段により形成すればよい。例え
ば、合成樹脂に低吸着水分カーボンブラックを配合して
2軸押出機にて混練をし、半導電性を付与したペレット
を作り、押出機に装着した環状ダイより溶融樹脂を押出
し、内部冷却マンドレルにて寸法を規制し、シームレス
ベルトを得る連続溶融押出成形。(特開平4ー2553
32号公報参照)また、その他の製造方法として、有機
高分子材料の例えば、ポリイミド溶液に低吸着水分カー
ボンブラックを分散させ、筒状シリンダーの内面に塗布
し、筒状シリンダーを回転させてその遠心力により筒状
のシームレスベルトを得る遠心成形があげられる。(特
開平5ー77252号公報参照)さらに、例えば、溶剤
可溶性のフッ化ビニリデンー四フッ化エチレン共重合体
を溶剤に溶解し、低吸着水分カーボンブラックを分散さ
せ、このコーティング液を金属製円筒体上に塗布し、乾
燥した後、円筒体を抜き取る事により筒状のシームレス
ベルトを得るディッピング方式があげられる。(特開平
7ー092825号公報参照)
【0026】(7)シームレスベルトの熱収縮率 これらの方法によって得られた半導電性シームレスベル
トはいずれも本発明の半導電性ロールとして使用可能で
あるが、本発明の半導電性シームレスベルトとしては熱
収縮率が10%以下の物が好適に用いられる。より好ま
しい熱収縮率は、5%以下である。10%を越えると電
気抵抗の変動が生じ易くなる。尚、熱収縮率が10%以
下となるようにある程度の延伸加工を施すことも可能で
ある。熱収縮率が小さいと云うことはシームレスベルト
に残留する成型時の応力が小さいことを意味し、導電性
が安定したベルトとなる。熱収縮率の測定は、被測定シ
ームレスベルトを押し出し方向に切り開き、100℃の
恒温槽に60分間加熱保持した後恒温槽から取り出し、
常温まで放冷して円周方向の長さを測り、{(元の長さ
−加熱後の長さ)/(元の長さ)}×100(%)で表
した値である。
【0027】(8)ロール シームレスベルトを掛け渡すために装置内に設けられる
ロールは、シームレスベルトに適度の張力を加えて張架
しうる強度を有するものであればどのような材質のもの
でもよいが、具体的には芯材をステンレス鋼製、アルミ
ニウム合金製、銅合金製等の導電性の金属棒、パイプ等
とし、芯材そのものもしくは芯材の表面に合成樹脂等の
層や後述する弾性層等を設けたものをロールとして用い
るのが良い。
【0028】(9)ロールの径 ロールの径は、装置の大きさ等により適宜決めれば良い
が、あまりに細いとロールに掛け渡されるベルトがロー
ル面上で極端に屈曲されることになるので、通常、直径
20mm以上とされる。直径60mm以上のロールを用
いてロール間を掛け渡す構造とすると、装置的に大きな
ものとなるので、この場合は、ロールの表面に半導電性
ベルト(チューブ)を被覆した半導電性ロール(ドラ
ム)を用いた方が良い。
【0029】(10)ロール表面層 ベルトが張架される複数本のロールは通常、金属製のも
のが用いられるが、その複数本のロールのうちの少なく
とも一本のロールの表面には、シームレスベルトとの摩
擦力を向上させる、クッション効果を得る、等のために
合成樹脂、弾性材料等からなる表面層が設けられるのが
好ましい。このロール表面層は、芯材(通常はステンレ
ス、アルミニウム等の金属からなるロール)の表面に設
けられる、この表面層を構成する合成樹脂等にカーボン
ブラック等の導電性材料を配合し、半導電層とする場合
もある。ロール表面層は弾性を有する弾性層とされるの
が良く、例えば、ポリウレタン、天然ゴム、ブチルゴ
ム、ニトリルゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム等のゴム状
材料やこれらの混合物が代表的材料として挙げられる。
【0030】上記のゴム材料の場合には通常、加硫剤、
加硫助剤、軟化剤、その他の添加剤が添加される。表面
層は、芯材の表面に、射出成形、プレス成形、押し出し
成形などの任意の手段により形成すれば良い。また用途
によっては発泡体として用いることもできる。表面層自
体を半導電層とする場合には、ベース樹脂に樹脂被覆カ
ーボンブラックを配合した半導電性樹脂組成物を用いれ
ばなおよい。表面層の抵抗値としてはシームレスベルト
の抵抗値に近い抵抗値とするのがよく、通常は、平均値
にして、シームレスベルトの抵抗値の10倍から1/1
000程度の抵抗値に調節される。
【0031】シームレスベルトの抵抗値を安定させる上
からは、ロール表面層の抵抗値は、平均値にして、シー
ムレスベルトの抵抗値より低い(導電性が大きい)こと
が望ましく、平均値にして、1/1から1/1000程
度、好ましくは1/10から1/100程度とするのが
良い。すなわち、表面層をシームレスベルトと同等もし
くは、シームレスベルトより導電性に優れたものとす
る。このようにすることにより、シームレスベルトの比
較的均一な抵抗値が表面層に阻害されることなく安定に
発揮される。
【0032】(11)シームレスベルトの導電性 半導電性シームレスベルトとして好ましい抵抗値は、1
×1013〜104 Ω・cmの範囲である。導電性が高
(抵抗が低)すぎると、印加した電圧がリークしてしま
う場合がある。導電性が低(抵抗が高)すぎると、導電
性能が不足し、導電効果が現れない。
【0033】(12)シームレスベルトの厚み シームレスベルトの厚みは、25μm 以上、1000μ
m以下が好ましく、50μm以上200μm以下が更に
好ましい。25μm未満になるとその材質にもよるが、
シームレスベルトが伸びやすくなるため、色ズレ、色ム
ラ等の問題が生じる。また、耐電圧が不足し、転写に必
要な電荷を付与するのに充分な電圧を印可することが出
来なくなる。また、1000μmを越えるとその材質に
もよるが、柔軟な変形が困難になるため小径ロールによ
る均一な速度の駆動が出来ず、画像の転写ずれが生じ
る。さらに、静電容量が小さくなるため、高電圧を印加
しないと転写に必要な電荷を付与することが出来ず、電
源装置の高コスト化、大型化のみならず、周辺機器部品
間での放電等の問題が生じる。
【0034】(13)引張伸び シームレスベルトはロール間に張架されて用いられるの
で、使用時にテンションによって伸長することのない強
度も必要となる。装置構造にもよるが、通常ベルトには
単位断面積当たり0.01kg/mm2 〜1kg/mm
2 程度のテンションが加わるので、この程度の張力付加
時にベルト周長が、無負荷時のベルト周長に対し、10
1%以下であるのが好ましく、更に好ましくは、10
0.5%以下である。101%を超えれば、マシン構成
によっては、ベルトにテンションを与えることが出来な
くなる。通常は、60℃の恒温槽内で、ベルトの周方向
に単位断面積当たり0.1kg/mm2 の荷重を加えて
24時間保持した際の元の長さ(50cm)に対する伸
長後の長さの割合(%)が101%以内となるように材
質、組成等を設定する。
【0035】(14)ベルトの応用構造 シームレスベルトは通常は単層で十分な強度、性能を発
揮するが、場合によっては補強、摩擦係数調整等のため
裏側(ロールと接する側)に裏打ち層を設けても良い。
シームレスベルトの抵抗値を安定させる上からは、裏打
ち層の抵抗値は、平均値にして、シームレスベルトの抵
抗値より低い(導電性が大きい)ことが望ましく、抵抗
値の平均値にして、1/1から1/1000程度、好ま
しくは1/10から1/100程度とするのが良い。裏
打ち層の材質はシームレスベルトに用いられる樹脂と同
様の樹脂が適宜用いられる。選択に当たってはシームレ
スベルトとの接着性、強度等を考慮して決定すればよ
い。また、裏打ち層にガラス繊維、炭素繊維等の繊維質
補強材を埋設する事もできる。
【0036】(15)芯材(ロール、ドラム) ロール用、ドラム用の芯材としては半導電性ロールとし
ての形態を保持するに必要な強度を有するものであれば
どのような材質のものでもよいが、具体的にはステンレ
ス鋼製、アルミニウム合金製、銅合金製等の金属の棒状
体や筒状体、径や長さも大小種々様々のものが用途に応
じ用いられる。金属の棒状体や筒状体の表面にある程度
の導電性を有する異種の材料(例えば導電性樹脂等)を
被覆したりして複合化したものや必要強度によっては導
電性樹脂等で構成された棒状体や筒状体も用いられる。
後述する弾性層等を設けたものを芯材と称しても良い。
【0037】(16)弾性層(ロール、ドラム) ロール用、ドラム用の弾性層は、芯材の表面にクッショ
ン効果を与えたい場合に設けるもので、例えば、ポリウ
レタン用いる、天然ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、
ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、シリコーン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、クロロプ
レンゴム、アクリルゴム等のゴム状材料、ナイロン等の
合成樹脂やこれらの混合物が代表的材料として挙げられ
る。また用途によっては発泡体として用いることもでき
る。
【0038】弾性層にはある程度の導電性を付与するた
めに、カーボンブラックや金属粉末等の導電性粉末が混
入されるが、勿論、単位比表面積当たりの相対圧(P/
0)0.4における吸着水分量が8.0×10-3mg
/m2 以下のカーボンブラックや樹脂被覆カーボンブラ
ックを用いても良い。弾性層は芯材の一部と考えること
もできる。弾性層にゴム材料を用いる場合には、通常、
加硫剤、加硫助剤、軟化剤、その他の添加剤が添加され
る。弾性層は、芯材を金型中に設置して、射出成形、プ
レス成形等により形成したり、押し出し成形用のダイス
を通過させながら押出被覆する等の適宜の手段により形
成すれば良い。弾性層を設ける場合は、シームレスベル
トの半導電層の抵抗値の平均値に対する弾性層の抵抗値
の平均値を1/1から1/1000程度、好ましくは、
1/10から1/100とするのがよい。すなわち、弾
性層をシームレスベルトの半導電層と同等もしくは、シ
ームレスベルトの半導電層より導電性に優れたものとす
る。このようにすることにより、シームレスベルトの半
導電層の抵抗値のコントロールが一層やりやすくなり、
シームレスベルトの抵抗値の均一性も増す。
【0039】(17)シームレスベルトの芯材への被着
方法 シームレスベルトの被着方法としては、例えば、シーム
レスベルトの外径より多少大きな内径の筒状体を用意
し、該筒状体内にシームレスベルトを遊嵌し筒状体の内
周壁面とシームレスベルトとの間を負圧とする。シーム
レスベルトは筒状体の内周壁面に少し拡径された状態で
張り付くので、この状態を保ちながら芯材又は弾性層等
が設けられた芯材(「ロール本体」と云う場合がある)
をシームレスベルト内に挿入する。この後負圧を解除し
てシームレスベルトの固定(拡径)を解くことにより、
ロール本体の外周にシームレスチューブを被着(装着)
する方法。また、シームレスベルトの一端解放部を保持
し、この保持部分からシームレスベルト内に空気等の気
体を吹き込み、気体を噴出しながら、ロール本体の端部
に近づけ、気体の圧力によりシームレスベルトを僅かに
拡径させてロール本体に被着する方法。さらに、シーム
レスベルト自体にある程度の剛性を持たせ、且つ、芯材
の外周に比較的柔軟な、例えばスポンジ状の弾性層を設
けておいてシームレスベルトをロール本体に無理バメす
る方法等がある。
【0040】(18)シームレスベルトのロールへの固
定方法 シームレスベルトのロール本体への固定が緩すぎると作
動時にシームレスベルトがずれたりすることもあるの
で、ある程度きちんと固定しなければならない。その手
段は、用途、構造に応じ適宜選べば良いが、例えば、加
熱収縮により密着させ固定させる方法や、シームレスベ
ルトとロールとの界面に接着剤を介して接着させロール
へ固定する等の公地の方法を用いることが出来る。本発
明のシームレスベルトは、基本的に延伸されていない
が、僅かな収縮性を有するので、加熱することにより、
ロールに均一に収縮密着する、収縮性が僅かで極端に収
縮する部分がないので、抵抗値の変動がないし、シーム
レスベルトに凹凸を生じエアーを巻き込むようなことも
ない。
【0041】本発明の半導電性ロールは半導電性シーム
レスベルト(半導電性ロール)の外径が4mm〜100
mmであるものに好適に適用されるが、外径が100m
mを越え250mm程度までの、通常ドラムと呼ばれる
筒状ロールにも適用可能である。これより小径のものは
シームレスベルトの製造が難しくなり、大径のものはロ
ール構造とするより、ドラムやベルト状で用いる装置と
したほうが装置的に軽量化できる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。実施例で使用したカー
ボンブラックの熱処理は、内容積70リットルの黒鉛製
ルツボにファーネスブラックを一杯に入れ蓋をした後、
アチソン炉にセットし、カーボンブラックつめ粉でルツ
ボ全体を覆い通電し、常温から35℃/分のスピードで
2500℃まで昇温し、2時間保持した後、徐々に冷却
し、完全に室温に戻ったところでカーボンブラック(C
B Xと略記する)を取り出した。
【0043】比較例1〜3で使用したカーボンブラック
は、通常のファーネスブラック(CB Aと略記)を使
用。比較例4、5で使用したカーボンブラックの熱処理
は、内容積70リットルの黒鉛製ルツボにファーネスブ
ラックを一杯に入れ蓋をした後、アチソン炉にセット
し、カーボンブラックつめ粉でルツボ全体を覆い通電
し、常温から35℃/分のスピードで1600℃まで昇
温し、2時間保持した後、徐々に冷却し、完全に室温に
戻ったところでカーボンブラック(CB Bと略記)を
取り出した。
【0044】実施例8で使用した樹脂被覆カーボンブラ
ックは「カーボンブラックCB A」を用いて以下のよ
うに製造した。CB Aを540gと、純水を1450
gとをホモミキサーを用いて6,000rpm30分間
混合してスラリーを調製した。一方、油化シェルエポキ
シ社製「エピコート630」60gをトルエン600g
に溶解してエポキシ樹脂溶液を調製した。スクリュー型
攪拌機付き容器に上記のスラリーを移し、約1,000
rpmの攪拌条件下、上記のエポキシ樹脂溶液を少量ず
つ添加した。
【0045】約15分経過後、水に分散していたカーボ
ンブラックは、全量トルエン側に移行して約1mmの粒
子となった。次いで、60メッシュの金網で水切りを行
なった後、真空乾燥機により70℃で7時間乾燥し、水
とトルエンとを除去した。得られた樹脂被覆カーボンブ
ラック(CB Cと略記)中の平均残存トルエン量は5
0ppm、平均残存水量は500ppmであった。ま
た、上記の樹脂被覆カーボンブラックの本文で定義した
被覆安定化特性(B/A)は、1×107 Ω・cmにお
いて、23/18=1 .28であった。カーボンブラッ
クの物性を表2に示した。
【0046】[ 吸着水分量の測定]相対圧(P/P0
0.4における吸着水分量は、コールター・クオリティ
ー・カウンター社製の「オムニソープ100CX」を用
い「コールター・オムニソープ・オペレーターズ・ガイ
ド(1991年2月発行)」に記載されている条件で測
定した。吸着水分量測定を行うに当たってカーボンブラ
ックを、10-5トール以下の真空状態で300℃で3時
間乾燥処理した。
【0047】実施例1 表1に配合を示したPBTを主原料とする材料を直径3
0mmの押出機で混練ペレット化した。得られたペレッ
トを環状ダイ付きの直径40mmの押出機を用い、環状
ダイより下方に溶融チューブの状態で押し出した。押出
した溶融チューブを、環状ダイと同一軸線上に支持棒を
介して装着した冷却マンドレルの外表面に接しめて冷却
固化させてシームレスベルトとした。得られたシームレ
スベルトの体積抵抗の20点平均値は2.6×109 Ω
・cmであった。使用したPBTの可撓性は55%であ
った。
【0048】得られたシームレスベルトの60℃、0.
1Kg/mm2 荷重における伸びは100.2%であっ
た。得られたシームレスベルトの熱収縮率は0.6%で
あった。次に、シームレスベルトの中に設置されている
中子と、外側に設置されているロールにより、シームレ
スベルトを円筒形を保持した状態で引き取りつつ切断
し、厚み150μm 、口径160mm、長さ300mm
のシームレスベルトを得た。このシームレスベルトの難
燃性をUL−94VTMに準拠して確認したところVT
M−2であった。得られた中間転写ベルトを図1の装置
に設置し、画像を評価したところ、文字抜けは観察され
なかった。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけた
状態で60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価し
た結果、カール癖による画像ムラはなかった。
【0049】比較例1 表1に配合を示したPBTを主原料とする原料を用い、
導電性フィラーとしてのカーボンブラックを高温加熱処
理されていないカーボンブラックに変えた以外は、実施
例1と同様に中間転写ベルトを得た。得られたシームレ
スベルトの体積抵抗の20点平均値は1.9×109 Ω
・cmであった。使用したPBTの可撓性は55%であ
った。得られたシームレスベルトの60℃、0.1Kg
/mm2 荷重における伸びは100.2%であった。得
られたシームレスベルトの熱収縮率は0.6%であっ
た。このシームレスベルトの難燃性をUL−94VTM
に準拠して試験を行ったところ難燃性に該当しなかっ
た。得られた中間転写ベルトを図1の装置に設置し、画
像を評価したところ、文字抜けが観察された。また、中
間転写ベルトを図1の装置にかけた状態で60℃のオー
ブンに72時間放置後画像を評価した結果、カール癖に
よる画像ムラが発生した。
【0050】実施例2 表1に配合を示したETFETを主原料とする材料を直
径30mmの押出機で混練ペレット化した。得られたペ
レットを環状ダイ付きの直径40mmの押出機を用い、
環状ダイより下方に溶融チューブの状態で押し出した。
押出した溶融チューブを、環状ダイと同一軸線上に支持
棒を介して装着した冷却マンドレルの外表面に接しめて
冷却固化させてシームレスベルトとした。得られたシー
ムレスベルトの体積抵抗のの20点平均値は3.1×1
9 Ω・cmであった。得られたシームレスベルトの6
0℃、0.1Kg/mm2 荷重における伸びは100.
4%であった。使用したETFEの可撓性は100%で
あった。得られたシームレスベルトの熱収縮率は2.2
%であった。
【0051】次に、シームレスベルトの中に設置されて
いる中子と、外側に設置されているロールにより、シー
ムレスベルトを円筒形を保持した状態で引き取りつつ切
断し、厚み150μm 、口径160mm、長さ300m
mのシームレスベルトを得た。このシームレスベルトの
難燃性をUL−94VTMに準拠して確認したところV
TM−0であった。得られた中間転写ベルトを図1の装
置に設置し、画像を評価したところ、文字抜けは観察さ
れなかった。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけ
た状態で60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価
した結果、カール癖による画像ムラはなかった。
【0052】比較例2 表1に配合を示したETFEを主原料とする原料を用
い、導電性フィラーとしてのカーボンブラックを高温加
熱処理されていないカーボンブラックに変えた以外は、
実施例2と同様に中間転写ベルトを得た。得られたシー
ムレスベルトの体積抵抗のの20点平均値は2.9×1
9 Ω・cmであった。使用したETFEの可撓性は1
00%であった。得られたシームレスベルトの60℃、
0.1Kg/mm2 荷重における伸びは100.4%で
あった。
【0053】得られたシームレスベルトの熱収縮率は
2.2%であった。このシームレスベルトの難燃性をU
L−94VTMに準拠して確認したところVTM−0で
あった。得られた中間転写ベルトを図1の装置に設置
し、画像を評価したところ、文字抜けは観察されなかっ
た。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけた状態で
60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価した結
果、カール癖による画像ムラが発生した。
【0054】実施例3 表1に配合を示したPIワニスを主原料とする原料を用
い、サイドミルにて混合攪拌した。得られた溶液を遠心
成形装置を用いて筒上に成形した。成形は、徐々に温度
を上昇せしめ120℃×120分でシリンダー回転数を
1000rpmとして行った。得られたシームレスベル
トを最終温度450℃×20分熱風乾燥機中に入れてポ
リアミド酸の脱水重合反応を完結させた。厚み150μ
m 、口径160mm、長さ300mmのシームレスベル
トを得た。得られたシームレスベルトの体積抵抗の20
点平均値は2.4×1011Ω・cmであった。
【0055】使用したPIワニスの可撓性は40%であ
った。得られたシームレスベルトの60℃、0.1Kg
/mm2 荷重における伸びは100.2%であった。得
られたシームレスベルトの熱収縮率は0.3%であっ
た。このシームレスベルトの難燃性を確認したところV
TM−0であった。得られた中間転写ベルトを図1の装
置に設置し、画像を評価したところ、文字抜けは観察さ
れなかった。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけ
た状態で60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価
した結果、カール癖による画像ムラはなかった。
【0056】比較例3 表1に配合を示したPIを主原料とする原料を用い、導
電性フィラーとしてのカーボンブラックを高温加熱処理
されていないカーボンブラックに変えた以外は、実施例
3と同様に中間転写ベルトを得た。得られたシームレス
ベルトの体積抵抗の体積抵抗の20点平均値は4.1×
1011Ω・cmであった。使用したPIワニスの可撓性
は40%であった。得られたシームレスベルトの60
℃、0.1Kg/mm2 荷重における伸びは100.2
%であった。得られたシームレスベルトの熱収縮率は
0.3%であった。このシームレスベルトの難燃性を確
認したところVTM−0であった。得られた中間転写ベ
ルトを図1の装置に設置し、画像を評価したところ、文
字抜けが観察された。また、中間転写ベルトを図1の装
置にかけた状態で60℃のオーブンに72時間放置後画
像を評価した結果、カール癖による画像ムラは発生しな
かった。
【0057】実施例4 表1にて示したPVDFを主原料とする原料をもちい、
サイドミルにて混合攪拌し、得られた溶液をアルミニウ
ム製円筒体上に塗布し、乾燥した後円筒体を抜き取るこ
とにより厚み150μm 、口径160mm、長さ300
mmのシームレスベルトを得た。得られたシームレスベ
ルトの体積抵抗のの20点平均値は4.2×1011Ω・
cmであった。
【0058】使用したPVDFを主原料とする原料の可
撓性は70%であった。得られたシームレスベルトの6
0℃、0.1Kg/mm2 荷重における伸びは100.
3%であった。得られたシームレスベルトの熱収縮率は
0.2%であった。このシームレスベルトの難燃性を確
認したところVTM−0であった。得られた中間転写ベ
ルトを図1の装置に設置し、画像を評価したところ、文
字抜けは観察されなかった。また、中間転写ベルトを図
1の装置にかけた状態で60℃のオーブンに72時間放
置後画像を評価した結果、カール癖による画像ムラはな
かった。
【0059】比較例4 表1に配合を示したPVDFを主原料とする原料を用
い、導電性フィラーとしてのカーボンブラックを高温加
熱処理されていないカーボンブラックに変えた以外は、
実施例4と同様に中間転写ベルトを得た。得られたシー
ムレスベルトの体積抵抗のの20点平均値は3.1×1
11Ω・cmであった。使用したPVDFを主原料とす
る原料の可撓性は70%であった。得られたシームレス
ベルトの60℃、0.1Kg/mm2 荷重における伸び
は100.3%であった。得られたシームレスベルトの
熱収縮率は0.2%であった。このシームレスベルトの
難燃性をUL−94VTMに準拠して確認したところV
TM−0であった。得られた中間転写ベルトを図1の装
置に設置し、画像を評価したところ、文字抜けが観察さ
れた。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけた状態
で60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価した結
果、カール癖による画像ムラが発生した。
【0060】実施例5 表1に配合を示したPBTを主原料とする材料を直径3
0mmの押出機で混練ペレット化した。得られたペレッ
トを環状ダイ付きの直径40mmの押出機を用い、環状
ダイより下方に溶融チューブの状態で押し出した。押出
した溶融チューブを、環状ダイと同一軸線上に支持棒を
介して装着した冷却マンドレルの外表面に接しめて冷却
固化させてシームレスベルトとした。得られたシームレ
スベルトの体積抵抗のの20点平均値は2.6×109
Ω・cmであった。使用したPBTの可撓性は55%で
あった。得られたシームレスベルトの60℃、0.1K
g/mm2 荷重における伸びは100.2%であった。
【0061】得られたシームレスベルトの熱収縮率は
0.6%であった。 次に、シームレスベルトの中に設
置されている中子と、外側に設置されているロールによ
り、シームレスベルトを円筒形を保持した状態で引き取
りつつ切断し、厚み100μm、口径16.05mm、
長さ300mmのベルトを得た。直径4mmの金属芯の
外周にウレタンゴムにカーボンブラックを15重量%混
入した組成物から成る抵抗値107 Ω・cmの導電性弾
性体層(体積抵抗の20点平均値1.9×107 Ω・c
m)を設けた直径16mmのロールを用意した。
【0062】前記のシームレスベルトをロールに嵌め込
み、100℃、60分恒温槽に載置して加熱する事によ
りシームレスベルトを僅かに収縮させ(収縮率0.31
%)ロールに密着させ、転写ローラとした。得られた転
写ローラの体積抵抗のの20点平均値6.5×109 Ω
・cm得られた転写ローラを図1の装置に設置し、60
℃のオーブン中で画像を評価したところ、画像ズレの発
生はなかった。比較例5表1に配合を示したPBTを主
原料とする原料を用い、導電性フィラーとしてのカーボ
ンブラックを高温加熱処理されていないカーボンブラッ
クに変えた以外は、実施例1と同様に転写ロールを得
た。
【0063】得られたシームレスベルトの体積抵抗のの
20点平均値は2.6×109 Ω・cmであった。使用
したPBTの可撓性は55%であった。得られたシーム
レスベルトの60℃、0.1Kg/mm2 荷重における
伸びは100.2%であった。得られたシームレスベル
トの熱収縮率は0.6%であった。得られた転写ローラ
の体積抵抗の20点平均値2.3×1010Ω・cm得ら
れた転写ロールを図1の装置に設置し、60℃のオーブ
ン中で画像を評価したところ、ロールに被着させたシー
ムレスベルトがロールとズレを生じ画像ズレが発生し
た。
【0064】実施例6 実施例1で用いたシームレスベルト用の組成物を表層
側、比較例1で用いた組成物のカーボンブラック添加量
を15Wt%とした以外は同様として裏打ち層として用
いた。2層押し出し環状ダイつきの直径40mmの押出
機を用い、環状ダイより下方に2層溶融チューブの状態
で押し出した。押出した2層溶融チューブを、環状ダイ
と同一軸線上に支持棒を介して装着した冷却マンドレル
外表面に接しめて冷却固化させて2層筒状体とした。2
層筒状体の中に設置した中子と、外側に設置したロール
により、筒状体を円筒形を保持した状態で引き取りつつ
軸方向と交差する方向に切断して2層シームレスベルト
を得た。
【0065】得られたシームレスベルトの体積抵抗の、
体積抵抗の20点平均値は3.1×108 Ω・cmであ
った。使用したPBTの可撓性は55%であった。得ら
れたシームレスベルトの60℃、0.1Kg/mm2
重における伸びは100.2%であった。得られたシー
ムレスベルトの熱収縮率は0.6%であった。シームレ
スベルトは厚み150μm(表層10μm、裏打ち層1
40μm)口径170mm、長さ300mmであった。
このシームレスベルトの難燃性を確認したところVTM
−0であった。得られた中間転写ベルトを図1の装置に
設置し、画像を評価したところ、文字抜けは観察されな
かった。また、中間転写ベルトを図1の装置にかけた状
態で60℃のオーブンに72時間放置後画像を評価した
結果、カール癖による画像ムラはなかった。
【0066】実施例7 実施例1のカーボンブラック(CB X)に替え、CB
Xを9.6wt%、CB Aを2.4wt%用いた以
外は実施例1と同様にシームレスベルトを得た。物性値
等の測定結果を表1に示す。
【0067】実施例8 実施例1のカーボンブラック(CB X)に替え、CB
Xを9.6wt%、CB Cを2.4wt%用いた以
外は実施例1と同様にシームレスベルトを得た。物性値
等の測定結果を表1に示す。実施例及び比較例において
の使用材料は、下記の通りである。 1.ETFE:エチレンテトラフルオロエチレン共重合
体(旭硝子社製、商品名「アフロンCOPC55AP 2.PBT:ポリブチレンテレフタレート(三菱エンジ
ニアリングプラスチックス株社製、商品名「ノバドール
5020」) 3.PC:ポリカーボネート(三菱エンジニアリングプ
ラスチックス株社製、商品名「ユーピロンE200
0」) 4.PP:ポリプロピレン(日本ポリケム株社製、製品
名「ノバテックPP・EG8) 5.PI:ポリイミドワニス(宇部興産株製、商品名
「Uワニス−S」) 6.PVDF−TFE:フッ化ビニリデン−四フッ化エ
チレン共重合体(ダイキン株社製、商品名「ネオフロ
ン」)
【0068】実施例及び比較例においての実験、評価方
法は、下記の通りである。 [シームレスベルトの難燃性] UL−94VTM準拠 [シームレスベルトの体積固有抵抗](Ω・cm) 抵抗計ハイレスタHRSプローブ(油化電子社製)を用
い、測定電圧500V、測定時間10秒にてベルト円周
方向5mmピッチで20箇所測定した。 [ロール状体の体積固有抵抗](Ω・cm) 図2に示した電極板15、切替リレー16、抵抗測定器
17からなる装置を用い、成形したロール13を12m
m幅の銅製電極14が並列に設けられた電極板15に乗
せ、ロール1に3.2g/mmの荷重を加え、印加電流
500V、印加時間10秒にて順次20点測定し、最大
値、最小値および平均値を算出した値である。(弾性層
や弾性層にシームレスベルトを被覆したものの測定)
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】
【発明の効果】本発明は、可撓性を有する合成樹脂に単
位比表面積当たりの相対圧(P/P0)0.4における
吸着水分量が8.0×10-3mg/m2 以下のカーボン
ブラックを配合して成る半導電シームレスベルトであっ
て、トナーの離型性が良く、耐熱性があり、難燃性を付
与した半導電性シームレスベルトが提供され、本発明に
実用的価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性ベルトを組み込んだ電子写真方
式の複写機における要部側面図である。
【図2】抵抗測定装置の説明図
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ロール 3 露光用光学系 4 現像ロール器 5 クリーナー 6 中間転写ベルト 7 搬送ロール 8 搬送ロール 9 搬送ロール 10 転写ロール 11 記録紙 12 転写ロール 13 ロール 14 銅製電極 15 電極板 16 切替リレー 17 抵抗測定器
フロントページの続き (72)発明者 森越 誠 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA09 BA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する合成樹脂に単位比表面積
    当たりの相対圧(P/P0 )0.4における吸着水分量
    が8.0×10-3mg/m2 以下のカーボンブラックを
    配合して成る組成物を筒状に成形する事を特徴とした半
    導電性シームレスベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシームレスベルトをロ
    ールとしての形態を保持するに必要な強度を有する芯材
    に装着してなる半導電性部材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導電性部材におい
    て、シームレスベルトと芯材との間に、弾性材料からな
    る弾性層を有する半導電性部材。
  4. 【請求項4】 半導電性シームレスベルトの抵抗値の平
    均値に対する弾性層の抵抗値の平均値を1/1から1/
    1000としたことを特徴とする請求項4に記載の半導
    電性ロール。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のシームレスベルトを複
    数のロール間に掛け渡した構造とした半導電性部材。
JP10232299A 1999-04-09 1999-04-09 シームレスベルト及び半導電性部材 Pending JP2000293047A (ja)

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