JP2000292946A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

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JP2000292946A
JP2000292946A JP2000028092A JP2000028092A JP2000292946A JP 2000292946 A JP2000292946 A JP 2000292946A JP 2000028092 A JP2000028092 A JP 2000028092A JP 2000028092 A JP2000028092 A JP 2000028092A JP 2000292946 A JP2000292946 A JP 2000292946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真特性及び耐久性に優れ、しかもフォ
トメモリーが小さく、ゴーストが生じにくく、画像安定
性に優れた電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 電荷発生層がフタロシアニン顔料及び式
(1) 【化21】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基またはシアノ基を示す。Mは、N
i、Pt、Pd、Co、Cu、Fe、Zn、Cr、R
h、Sn、Zr、Ti、Ru、Os、Re、Mo、Wま
たはVを示す。)で示されるジチオベンジル化合物を含
有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、該
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、安全性が高い、量産に適してい
る、またコストが安い等の利点から、有機光導電性材料
を電子写真感光体に用いる研究が盛んに行われ、数多く
の感光体が提案され実用化されている。その中でも、電
荷発生材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有
する電荷輸送層を有する積層型感光体が、感度や耐久性
等の電子写真特性の点で優れているため研究の主流にな
っている。
【0003】ところが、上記積層型感光体においても、
帯電、露光、現像及び転写等の画像形成プロセスを繰り
返すことによって、帯電電位の低下や明部電位の変動が
起こり画像にカブリ等の欠陥が生じる等、耐久性が十分
とはいえなかった。
【0004】また、感光体やプロセスカートリッジを交
換する際や紙づまり(ジャム)等を取り除く際に、蛍光
灯等の光が感光体に当たるとその部分にフォトメモリー
が生じ画像むら等の欠陥が起こることがあった。この現
象は特に電荷発生材料としてフタロシアニン顔料を用い
た感光体に顕著に生じていた。
【0005】また、近年のレーザービームプリンターや
LEDプリンターには除電(前露光)プロセスがなく、
像露光部分が次の帯電で十分に電位がのりにくく、ハー
フトーン画像等を出力すると感光体の1周前の像露光部
分と非像露光部分の履歴が画像上にむらとして現れるゴ
ーストが生じることがあった。このゴーストは、反転現
像系では、感光体の1周前の像露光部分が非像露光部分
よりも画像濃度が濃くなるポジゴーストとして現れる。
【0006】感光体の耐久性の向上やメモリーの低減等
を達成するために、酸化防止剤やアクセプター性化合物
等を感光層に添加することが知られている。
【0007】例えば、特開昭62−265666号公
報、特開昭63−50848号公報、特開昭64−44
451号公報、特開平3−170941号公報、特開平
4−51248号公報、特開平5−127400号公
報、特開平5−127402号公報、特開平8−262
755号公報及び特開平9−106085号公報等に記
載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、初期特
性、耐久特性、フォトメモリー及びゴースト等の全てを
より高いレベルで満足できる感光体が検討されている。
【0009】なお、アゾ系化合物やペリレン系化合物の
ような光劣化し易い化合物を含有する層にジチオベンジ
ル錯体を添加することによって光劣化を防ぐことが、特
開平5−142809号公報に記載されている。
【0010】しかしながら、同公報にはフタロシアニン
顔料を使用した感光体において特に生じ易いフォトメモ
リー及びレーザービームプリンターやLEDプリンター
のような系で生じ易いゴーストに関する記載や示唆は全
くなく、ジチオベンジル錯体がこれらの技術課題に対し
て効果を示すか否かは全く不明であった。
【0011】なぜならば、ゴーストは、感光体の一周前
の像露光時の履歴の影響によって起こるものであり、そ
れ以前の履歴の影響はほとんど受けないことから,光劣
化とは異なり、可逆的なメモリーであるからである。ま
た、フォトメモリーも、帯電−露光プロセスを複数回繰
り返すことで良化するものであり、やはり可逆的なメモ
リーであると考えられる。つまり、これらのゴーストや
メモリーは、電荷発生材料としてアゾ顔料やペリレン顔
料を用いた感光体で生じる、光やオゾンによる劣化(一
重項酸素等が酸化剤となって連鎖反応を起こし、電荷発
生材料が劣化して光退色生成物として単離されることに
よって生じる不可逆的な劣化)とはメカニズムが根本的
に異なっているのである。
【0012】従って、本発明の目的は、優れた電子写真
特性及び優れた耐久性を有する電子写真感光体を提供す
ることにある。
【0013】また、本発明の目的は、フォトメモリーが
小さく、ゴーストが生じにくい画像安定性に優れた電子
写真感光体を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、該電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に電
荷発生層及び電荷輸送層をこの順に有する電子写真感光
体において、該電荷発生層がフタロシアニン顔料及び下
記式(1)
【0016】
【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一または異なっ
て、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換のアリール基、置換もしくは無置換のアラルキル基
またはシアノ基を示す。Mは、Ni、Pt、Pd、C
o、Cu、Fe、Zn、Cr、Rh、Sn、Zr、T
i、Ru、Os、Re、Mo、WまたはVを示す。)で
示されるジチオベンジル化合物を含有することを特徴と
する電子写真感光体である。
【0017】また、本発明は上記電子写真感光体を有す
るプロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0018】本発明の顕著な効果が得られる理由は定か
ではないが、式(1)で示されるジチオベンジル化合物
が一重項酸素を消失させ、電荷発生物質が連鎖反応的に
劣化されるのを防止するために得られているのではな
く、分子構造の変化や劣化を伴わずに短時間内に起こる
可逆的な電気的特性(過剰発生キャリアの滞留等)が式
(1)で示されるジチオベンジル化合物が存在すること
により変化することで得られているものと考えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】上記式(1)中、アルキル基とし
ては、メチル、エチル、プロピル及びブチル等の基が挙
げられる。アリール基としては、フェニル、ナフチル及
びピレニル等の基が挙げられる。アラルキル基として
は、ベンジル及びフェネチル等の基が挙げられる。
【0020】これらの基が有してもよい置換基として
は、メチル、エチル、プロピル及びブチル等のアルキル
基、メトキシ及びエトキシ等のアルコキシ基、フェニル
等のアリール基、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ
フェニルアミノ等のアミノ基、ニトロ基、シアノ基等が
挙げられる。
【0021】本発明においては、MがPd、Fe、Z
n、Cr、Rh、Sn、Zr、Ti、Ru、Os、R
e、Mo、WまたはVであることが好ましく、R1 、R
2 、R3及びR4 がアリール基であることが好ましい。
【0022】本発明のジチオベンジル化合物は、公知の
方法で、例えばJournal of America
n Chemical Society、87、148
3(1965)に記載の方法等で合成することができ
る。
【0023】以下に、式(1)で示されるジチオベンジ
ル化合物の好ましい例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】フタロシアニン顔料としては、無金属フタ
ロシアニンやオキシチタニウムフタロシアニン、ヒドロ
キシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシ
アニン、銅フタロシアニン、アルミクロロフタロシアニ
ン、クロロインジウムフタロシアニン、オキシバナジウ
ムフタロシアニン、マグネシウムフタロシアニン及びコ
バルトフタロシアニン等の金属フタロシアニンが挙げら
れる。
【0034】これらのフタロシアニン顔料の結晶形は、
いかなる結晶形でもよいが、例えば無金属フタロシアニ
ンでは、α型、β型、γ型、δ型、ε型、τ型及びχ型
等が挙げられる。
【0035】また、銅フタロシアニンではα型、β型、
γ型、δ型、ε型及びχ型等が挙げられる。
【0036】本発明では、上記フタロシアニン顔料の中
で、金属フタロシアニンが好ましく、オキシチタニウム
フタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン及
びクロロガリウムフタロシアニンがより好ましい。
【0037】オキシチタニウムフタロシアニンとして
は、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±
0.2°)として、以下の(A)乃至(D)のいずれか
の位置に特徴的なピークを有するものが特に好ましい。
【0038】(A)9.0°、14.2°、23.9°
及び27.1° (B)9.5°、9.7°、15.0°、24.1°及
び27.3° (C)9.3°、10.6°、13.2°、15.1°
及び26.3° (D)7.6°、10.2°、22.5°、25.3°
及び28.6°
【0039】(A)の位置に特徴的なピークを有するオ
キシチタニウムフタロシアニン(図2)は特開平3−1
28973号公報に、(B)の位置に特徴的なピークを
有するオキシチタニウムフタロシアニン(図3)は特開
平1−17066号公報に、(C)の位置に特徴的なピ
ークを有するオキシチタニウムフタロシアニン(図4)
は特開昭62−67094号公報に、(D)の位置に特
徴的なピークを有するオキシチタニウムフタロシアニン
(図5)は特開昭61−239248号公報にそれぞれ
記載されている。
【0040】ヒドロキシガリウムフタロシアニンとして
は、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±
0.2°)として、以下の(E)の位置に特徴的なピー
クを有するものが好ましい。
【0041】(E)7.4°及び28.2° (E)の位置に特徴的なピークを有するヒドロキシガリ
ウムフタロシアニン(図6)は特開平5−263007
号公報に記載されている。
【0042】クロロガリウムフタロシアニンとしては、
CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.
2°)として、以下の(F)の位置に特徴的なピークを
有するものが好ましい。
【0043】(F)8.7〜9.2°、17.5°、2
4.0°、27.4°及び28.7° (F)の位置に特徴的なピークを有するクロロガリウム
フタロシアニン(図7)は特開平5−98181号公報
に記載されている。
【0044】本発明の電子写真感光体は、支持体上に電
荷発生材料としてのフタロシアニン顔料と式(1)で示
されるジチオベンジル化合物を含有する電荷発生層と電
荷輸送材料を含有する電荷輸送層をこの順に有する機能
分離された積層型である。
【0045】本発明における電荷発生層は、電荷発生材
料としてのフタロシアニン顔料及び式(1)で示される
ジチオベンジル化合物と結着樹脂を適当な溶媒に分散及
び溶解した液を塗布し、乾燥することにより形成するこ
とができる。
【0046】フタロシアニン顔料とジチオベンジル化合
物の混合比は、フタロシアニン顔料100質量部に対
し、ジチオベンジル化合物が0.03〜50質量部であ
ることが好ましく、特には0.1〜20質量部であるこ
とが好ましい。
【0047】ジチオベンジル化合物の添加は、電荷発生
材料の分散前に添加(前添加)あるいは電荷発生材料の
分散後に添加(後添加)のいずれの方法でもよいが、前
添加の方が好ましい。
【0048】電荷発生層に用いる結着樹脂としては、広
範な樹脂から選択でき、例えば、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアルコール、ポリアリレート、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
ウレタン及びセルロース等の樹脂が挙げられる。
【0049】電荷発生層中に含有する樹脂は、電荷発生
層全質量に対して80質量%以下であることが好まし
く、特には50質量%以下であることが好ましい。
【0050】電荷発生層の膜厚は、5μm以下であるこ
とが好ましく、特には0.05〜2μmであることが好
ましい。
【0051】本発明における電荷輸送層は、電荷輸送材
料及び結着樹脂を適当な溶剤に溶解した液を塗布し、乾
燥することにより形成することができる。
【0052】本発明に用いられる電荷輸送材料は、公知
のいかなるものでもよい。例えば、各種のトリアリール
アミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化
合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、チ
アゾール系化合物及びトリアリールメタン系化合物等が
挙げられる。
【0053】以下に、好ましい電荷輸送材料の化合物例
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0054】
【化12】
【0055】
【化13】
【0056】
【化14】
【0057】
【化15】
【0058】
【化16】
【0059】
【化17】
【0060】
【化18】
【0061】電荷輸送層に用いる結着樹脂としては、従
来用いられている電荷輸送層用の樹脂を用いることがで
き、例えば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ
アミド、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリ酢酸ビニ
ル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリスルホン及び
ポリウレタン等の樹脂が挙げられる。
【0062】これら結着樹脂と電荷輸送材料の混合比
は、結着樹脂100質量部に対し、電荷輸送材料が40
〜500質量部であることが好ましい。
【0063】電荷輸送層の膜厚は、5〜40μmである
ことが好ましく、特には10〜30μmであることが好
ましい。
【0064】本発明における支持体としては導電性を有
するものであればよく、例えば、アルミニウム、アルミ
ニウム合金、ステンレス及び銅等の金属が挙げられる。
また、ガラス、樹脂及び紙等の非導電性支持体上や前記
金属上にアルミニウム、パラジウム、ロジウム、金及び
白金等の金属を蒸着したもの、あるいは導電性高分子、
酸化スズ及び酸化インジウム等の導電性化合物を蒸着あ
るいは塗布することにより形成したもの、あるいはアル
ミニウム金属の表面を陽極酸化処理して酸化アルミニウ
ム層を形成したもの等が挙げられる。
【0065】支持体の形状としては、ドラム状、シート
状及びベルト状等が挙げられるが、適用される電子写真
装置に適した形状であることが好ましい。
【0066】また、本発明においては、支持体と感光層
との間に下引き層を設けてもよい。下引き層は、感光層
との界面で電荷注入を制御するバリヤー層や接着層とし
て機能する。
【0067】下引き層を形成する樹脂としては、広範な
樹脂から選択でき、例えばポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアルコール、ポリアリレート、ポリアミド、アク
リル樹脂、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹脂、エポキシ
樹脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン
及びセルロース等の樹脂が挙げられる。
【0068】下引き層の膜厚は、0.05〜7μmであ
ることが好ましく、特には0.1〜2μmであることが
好ましい。
【0069】下引き層、電荷発生層及び電荷輸送層を形
成する際は、それぞれ適当な有機溶媒を用い、浸漬コー
ティング法、スプレーコーティング法、スピナーコーテ
ィング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコー
ティング法及びブレードコーティング法等の方法で行う
ことができる。
【0070】本発明の電子写真感光体は、レーザービー
ムプリンター、LEDプリンター及びCRTプリンター
等のプリンターや電子写真複写機、あるいは他の電子写
真応用分野に適用することができる。
【0071】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成例
を示す。
【0072】図において1はドラム型感光体であり、矢
印方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0073】感光体1は回転過程で帯電手段2により、
表面に正または負の所定電位が帯電され、次に露光部3
で不図示の像露光手段により像露光(スリット露光、レ
ーザービーム走査露光等)が照射され、感光体表面に露
光像に対応した静電潜像が形成される。
【0074】次に、この静電潜像が現像手段4でトナー
により現像され、このトナー現像像が転写手段5により
不図示の給紙部から感光体1と転写手段5との間に給送
された転写材Pに転写される。転写材Pは像定着手段6
へ導入されて像定着されて複写物(コピー)として機外
へプリントアウトされる。
【0075】像転写後の感光体1の表面はクリーニング
手段7で転写残りトナーが除去され、上述のプロセスを
繰り返して使用される。
【0076】感光体1の帯電手段2としては、コロナ帯
電装置やローラー帯電装置等が一般に広く用いられてい
る。本例はローラー帯電装置である。
【0077】上記感光体、現像手段及びクリーニング手
段等を一体にした装置ユニット(プロセスカートリッ
ジ)8としてレール9等の案内手段を用いて装置本体に
脱着自在な構成にしてもよい。
【0078】光像露光は、電子写真装置を複写機やプリ
ンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透
過光、あるいは原稿を読み取り信号化し、この信号によ
りレーザービームの走査及びLEDアレイの駆動等によ
り行われる。
【0079】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。なお、実施例中、「部」は質量部を示す。
【0080】[実施例1]10%酸化アンチモンを含有
する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾー
ル型フェノール樹脂25部、メチルセルソルブ30部、
メタノール30部及びシリコーンオイル(ポリジメチル
シロキサンポリオキシアルキレン共重合体、重量平均分
子量3000)0.002部を1mmφガラスビーズを
用いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用の塗料
を調製し、この塗料を30mmφのアルミニウムシリン
ダー上に浸漬コーティング法で塗布し、140℃で30
分乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。
【0081】次に、6−66−610−12四元素系ポ
リアミド共重合体5部を、メタノール70部とブタノー
ル25部の混合溶媒に溶解した溶液を上記導電層上に浸
漬コーティング法で塗布し、乾燥して膜厚1μmの下引
き層を形成した。
【0082】次に、電荷発生材料として(A)の位置に
特徴的なピークを有するオキシチタニウムフタロシアニ
ン10部を用い、ジチオベンジル化合物S−4を0.3
部及びポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX
−1、積水化学(株)製)10部をシクロヘキサノン4
00部に溶解した液と共に、1mmφガラスビーズ40
0部を用いてサンドミル装置で5時間分散した後、酢酸
エチル400部を加えて電荷発生層用の塗布液を調製し
た。
【0083】この塗布液を上記下引き層上に浸漬コーテ
ィング法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚
0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0084】次に、電荷輸送材料としてCT−1を10
部及びポリカーボネート(重量平均分子量46000)
10部と共にジクロロメタン20部とモノクロロベンゼ
ン50部の混合溶媒に溶解し、この液を上記電荷発生層
上に浸漬コーティング法で塗布し、110℃で60分乾
燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感
光体を作成した。
【0085】このようにして作成した電子写真感光体
を、反転現像手段を有するレーザービームプリンター
(商品名:LBP−EX、キヤノン(株)製)の改造機
に取り付け、暗部電位(Vd)が−700Vになるよう
に帯電し、これに波長780nmのレーザー光を照射し
て明部電位(Vl)が−150Vになるのに必要な光量
を測定し感度とした。
【0086】更に、繰り返し画像出し耐久試験を500
0枚行った後の、暗部電位及び明部電位の初期との変動
量ΔVd及びΔVlを測定した。
【0087】また、感光体の1周目(周長約94.2m
m)に、ベタ白(Vd)部とベタ黒(Vl)部がある画
像を出力し、感光体の2周目にハーフトーン画像を出力
して、ハーフトーン画像上におけるポジゴーストの有無
を目視で評価した。初期及び5000枚耐久後について
評価した。
【0088】また、感光体の一部を遮光し、遮光してな
い部分に1500ルックスの蛍光灯光を10分間照射し
た後、上記レーザービームプリンターに取り付け明部電
位での非遮光部分と遮光部分との電位差をフォトメモリ
ー(PM)として評価した。
【0089】PM=|非遮光部分|−|遮光部分| これらの結果を表1に示す。
【0090】なお、変動量の値が負であることは、電位
の絶対値が減少したことを示す。
【0091】また、ポジゴースト有無は、目視で〇=な
し、△=若干あり、×=ありの3段階で評価した。
【0092】[実施例2〜47]ジチオベンジル化合物
S−4に代えて、表1に示すジチオベンジル化合物を用
いた他は、実施例1と同様にして感光体を作成し、評価
を行った。
【0093】結果を表1に示す。
【0094】[実施例48]ジチオベンジル化合物S−
4を電荷発生層用の塗布液を調製した後に添加した他
は、実施例1と同様にして感光体を作成し、評価を行っ
た。
【0095】結果を表1に示す。
【0096】[比較例1]ジチオベンジル化合物S−4
を用いなかった他は、実施例1と同様にして感光体を作
成し、評価を行った。
【0097】結果を表1に示す。
【0098】[比較例2]ジチオベンジル化合物S−4
に代えて、下記構造式で示されるヒンダードフェノール
化合物(特開昭64−44451号公報に記載)を0.
3部用いた他は、実施例1と同様にして感光体を作成
し、評価を行った。
【0099】結果を表1に示す。
【0100】
【化19】
【0101】[比較例3]ジチオベンジル化合物S−4
に代えて、2,4,7−トリニトロフルオレノン(特開
平5−127400号公報に記載)を0.3部用いた他
は、実施例1と同様にして感光体を作成し、評価を行っ
た。
【0102】結果を表1に示す。
【0103】
【表1】
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】[実施例49〜52]ジチオベンジル化合
物S−4の添加量を、0.01部、0.1部、1部及び
2部に代えた他は、実施例1と同様にして感光体を作成
し、評価を行った。
【0107】結果を表2に示す。
【0108】[比較例4及び5]ヒンダードフェノール
化合物の添加量を、0.01部及び2部に代えた他は、
比較例2と同様にして感光体を作成し、評価を行った。
【0109】結果を表2に示す。
【0110】
【表4】
【0111】[実施例53]実施例1と同様に、導電層
及び下引き層を形成した。
【0112】次に、電荷発生材料として、(B)の位置
に特徴的なピークを有するオキシチタニウムフタロシア
ニン20部を用い、ジチオベンジル化合物S−5を1部
及びポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−
1、積水化学(株)製)10部をシクロヘキサノン40
0部に溶解した液と共に、1mmφガラスビーズ400
部を用いてサンドミル装置で5時間分散した後、酢酸エ
チル400部を加えて電荷発生層用の塗布液を調製し
た。
【0113】この塗布液を用いた他は、実施例1と同様
にして膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0114】次に、電荷輸送材料としてCT−17を用
いた他は、実施例1と同様にして電荷輸送層を形成し、
電子写真感光体を作成した。
【0115】この感光体を実施例1と同様にして評価し
た。
【0116】結果を表3に示す。
【0117】[実施例54〜58]ジチオベンジル化合
物S−5に代えて、表3に示すジチオベンジル化合物を
用いた他は、実施例53と同様にして感光体を作成し、
評価を行った。
【0118】結果を表3に示す。
【0119】[比較例6]ジチオベンジル化合物S−5
を用いなかった他は、実施例53と同様にして感光体を
作成し、評価を行った。
【0120】結果を表3に示す。
【0121】[実施例59〜75](B)の位置に特徴
的なピークを有するオキシチタニウムフタロシアニンに
代えて、表3に示すフタロシアニン顔料を用いた他は、
実施例53と同様にして感光体を作成し、評価を行っ
た。
【0122】結果を表3に示す。
【0123】[比較例7〜23]ジチオベンジル化合物
S−5を用いなかった他は、実施例59〜75と同様に
して感光体を作成し、評価を行った。
【0124】結果を表3に示す。
【0125】なお、表3中、TiOPcはオキシチタニ
ウムフタロシアニンを示し、HOGaPcはヒドロキシ
ガリウムフタロシアニン示し、ClGaPcはクロロガ
リウムフタロシアニンを示し、H2 Pcは無金属フタロ
シアニンを示し、CuPcは銅フタロシアニンを示す。
【0126】
【表5】
【0127】
【表6】
【0128】
【表7】
【0129】[実施例76]実施例1と同様にして、導
電層及び下引き層を形成した。
【0130】次に、電荷発生材料として(E)の位置に
特徴的なピークを有するヒドロキシガリウムフタロシア
ニン15部を用い、ジチオベンジル化合物S−18を
0.1部及びポリビニルブチラール(商品名:エスレッ
クBX−1、積水化学(株)製)10部をシクロヘキサ
ノン200部に溶解した液と共に、1mmφガラスビー
ズ400部を用いてサンドミル装置で8時間分散した
後、酢酸エチル600部を加えて電荷発生層用の塗布液
を調製した。
【0131】この塗布液を上記下引き層上に浸漬コーテ
ィング法で塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚
0.15μmの電荷発生層を形成した。
【0132】次に、電荷輸送材料としてCT−13を8
部及びポリアリレート(重量平均分子量40000)1
0部と共にジクロロメタン20部とモノクロロベンゼン
50部の混合溶媒に溶解し、この液を上記電荷発生層上
に浸漬コーティング法で塗布し、110℃で60分乾燥
し、膜厚22μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光
体を作成した。
【0133】このようにして作成した感光体を実施例1
と同様にして評価した。
【0134】結果を表4に示す。
【0135】[実施例77〜79]ジチオベンジル化合
物S−18の添加量0.1部を、0.01部、0.5
部、1部に代えた他は、実施例76と同様にして感光体
を作成し、評価を行った。
【0136】結果を表4に示す。
【0137】[比較例24]ジチオベンジル化合物S−
18を用いなかった他は、実施例76と同様にして感光
体を作成し、評価を行った。
【0138】結果を表4に示す。
【0139】[比較例25及び26]ジチオベンジル化
合物S−18に代えて、下記構造式で示されるヒンダー
ドフェノール化合物(特開昭64−44451号公報に
記載)を0.01部及び1部用いた他は、実施例76と
同様にして感光体を作成し、評価を行った。
【0140】
【化20】
【0141】結果を表4に示す。
【0142】
【表8】
【0143】[実施例80〜97]CT−13に代え
て、表5に示す電荷輸送材料を用いた他は、実施例76
と同様にして感光体を作成し、評価を行った。
【0144】結果を表5に示す。
【0145】[比較例27〜44]ジチオベンジル化合
物S−18を用いなかった他は、実施例80〜97と同
様にして感光体を作成し、評価を行った。
【0146】結果を表5に示す。
【0147】
【表9】
【0148】
【表10】
【0149】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、耐久に
よる電位安定性、ゴーストがない画像安定性及びフォト
メモリー特性に優れた電子写真感光体、該電子写真感光
体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
【図2】オキシチタニウムフタロシアニンのX線回折図
である。
【図3】オキシチタニウムフタロシアニンのX線回折図
である。
【図4】オキシチタニウムフタロシアニンのX線回折図
である。
【図5】オキシチタニウムフタロシアニンのX線回折図
である。
【図6】ヒドロキシガリウムフタロシアニンのX線回折
図である。
【図7】クロロガリウムフタロシアニンのX線回折図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関戸 邦彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に電荷発生層及び電荷輸送層を
    この順に有する電子写真感光体において、該電荷発生層
    がフタロシアニン顔料及び下記式(1) 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は同一または異なっ
    て、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
    置換のアリール基、置換もしくは無置換のアラルキル基
    またはシアノ基を示す。Mは、Ni、Pt、Pd、C
    o、Cu、Fe、Zn、Cr、Rh、Sn、Zr、T
    i、Ru、Os、Re、Mo、WまたはVを示す。)で
    示されるジチオベンジル化合物を含有することを特徴と
    する電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 式(1)中のMがPd、Fe、Zn、C
    r、Rh、Sn、Zr、Ti、Ru、Os、Re、M
    o、WまたはVである請求項1に記載の電子写真感光
    体。
  3. 【請求項3】 フタロシアニン顔料が無金属フタロシア
    ニンである請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 フタロシアニン顔料が金属フタロシアニ
    ンである請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 金属フタロシアニンがオキシチタニウム
    フタロシアニンである請求項4に記載の電子写真感光
    体。
  6. 【請求項6】 金属フタロシアニンがヒドロキシガリウ
    ムフタロシアニンである請求項4に記載の電子写真感光
    体。
  7. 【請求項7】 金属フタロシアニンがクロロガリウムフ
    タロシアニンである請求項4に記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 オキシチタニウムフタロシアニンが、C
    uKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2
    °)の9.0°、14.2°、23.9°及び27.1
    °に特徴的なピークを有する結晶形を有する請求項5に
    記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 オキシチタニウムフタロシアニンが、C
    uKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2
    °)の9.5°、9.7°、15.0°、24.1°及
    び27.3°に特徴的なピークを有する結晶形を有する
    請求項5に記載の電子写真感光体。
  10. 【請求項10】 オキシチタニウムフタロシアニンが、
    CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.
    2°)の9.3°、10.6°、13.2°、15.1
    °及び26.3°に特徴的なピークを有する結晶形を有
    する請求項5に記載の電子写真感光体。
  11. 【請求項11】 オキシチタニウムフタロシアニンが、
    CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.
    2°)の7.6°、10.2°、22.5°、25.3
    °及び28.6°に特徴的なピークを有する結晶形を有
    する請求項5に記載の電子写真感光体。
  12. 【請求項12】 ヒドロキシガリウムフタロシアニン
    が、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±
    0.2°)の7.4°及び28.2°に特徴的なピーク
    を有する結晶形を有する請求項6に記載の電子写真感光
    体。
  13. 【請求項13】 クロロガリウムフタロシアニンが、C
    uKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2
    °)の8.7〜9.2°、17.5°、24.0°、2
    7.4°及び28.7°に特徴的なピークを有する結晶
    形を有する請求項7に記載の電子写真感光体。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニ
    ング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手
    段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    電子写真感光体、及び帯電手段、露光手段、現像手段及
    び転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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