JP2000292731A - スキャンモータの制御方法 - Google Patents
スキャンモータの制御方法Info
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- JP2000292731A JP2000292731A JP11102376A JP10237699A JP2000292731A JP 2000292731 A JP2000292731 A JP 2000292731A JP 11102376 A JP11102376 A JP 11102376A JP 10237699 A JP10237699 A JP 10237699A JP 2000292731 A JP2000292731 A JP 2000292731A
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- scan motor
- scanning motor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路の小型化・低コスト化に好適であって、
スキャン幅を常時一定に保持することができる。 【解決手段】 スキャンモータ１０１と一体に固設した
反射ミラー１００による反射後の光が投光走査されるス
キャン幅Ａの境界位置に位置センサ１，２を設け、この
位置センサ１，２に反射光が入射・受光するまでスキャ
ンモータ１０１への電流出力時間を増大させ、温度増大
若しくは電圧低下に伴うスキャンモータ１０１の振動幅
の縮小を補正する。
スキャン幅を常時一定に保持することができる。 【解決手段】 スキャンモータ１０１と一体に固設した
反射ミラー１００による反射後の光が投光走査されるス
キャン幅Ａの境界位置に位置センサ１，２を設け、この
位置センサ１，２に反射光が入射・受光するまでスキャ
ンモータ１０１への電流出力時間を増大させ、温度増大
若しくは電圧低下に伴うスキャンモータ１０１の振動幅
の縮小を補正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、バーコードリー
ダ等により光学的走査で情報を読み取るために使用する
スキャンモータの制御方法に関するものである。
ダ等により光学的走査で情報を読み取るために使用する
スキャンモータの制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、バーコードリーダにあっては、
バーコードラベルに記載された情報を光学的に読み取る
ために投光光学系が設置されており、この投光光学系で
は、スキャンモータによる往復振動動作によりバーコー
ドラベルへの読取光の投光走査を行って情報の光学的な
読み取りを行っている。即ち、この投光光学系では、例
えば図３に示すように、反射鏡１００を固設したスキャ
ンモータ１０１により半導体レーザ（ＬＤ）１０２から
の光を反射・振動させてスキャンさせている。また、こ
のスキャンモータ１０１は駆動回路１０３によって反転
動作が制御されている。
バーコードラベルに記載された情報を光学的に読み取る
ために投光光学系が設置されており、この投光光学系で
は、スキャンモータによる往復振動動作によりバーコー
ドラベルへの読取光の投光走査を行って情報の光学的な
読み取りを行っている。即ち、この投光光学系では、例
えば図３に示すように、反射鏡１００を固設したスキャ
ンモータ１０１により半導体レーザ（ＬＤ）１０２から
の光を反射・振動させてスキャンさせている。また、こ
のスキャンモータ１０１は駆動回路１０３によって反転
動作が制御されている。
【０００３】ところで、このような投光光学系にあって
は、例えば季節的な温度の変動により、スキャンモータ
に備えるコイルの抵抗値が微妙に変動し、例えば夏季に
は温度上昇によって抵抗値が増大し、その結果コイル中
を流れる電流量が実質的に低下してモータのスキャン幅
が狭まるといった現象を引き起こすことがある。また個
々のスキャンモータのバラツキによりスキャン幅が異な
る現象が出る。
は、例えば季節的な温度の変動により、スキャンモータ
に備えるコイルの抵抗値が微妙に変動し、例えば夏季に
は温度上昇によって抵抗値が増大し、その結果コイル中
を流れる電流量が実質的に低下してモータのスキャン幅
が狭まるといった現象を引き起こすことがある。また個
々のスキャンモータのバラツキによりスキャン幅が異な
る現象が出る。
【０００４】そこで、例えばコイルに流れる電流量や電
圧値を検出して所定値まで引き上げるための制御回路を
設けフィードバック制御をかけたり、定電流回路等を設
けることにより、スキャン幅の補正を行い、かかる現象
の防止を図っている。また個々のスキャンモータのバラ
ツキを調整抵抗等を用い補正を行なっている。
圧値を検出して所定値まで引き上げるための制御回路を
設けフィードバック制御をかけたり、定電流回路等を設
けることにより、スキャン幅の補正を行い、かかる現象
の防止を図っている。また個々のスキャンモータのバラ
ツキを調整抵抗等を用い補正を行なっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の投光光学系にあっては、いずれにしても回路
の大型化につながり、バーコードリーダの小型化及び低
コスト化等にとって大きな問題となっている。
うな構成の投光光学系にあっては、いずれにしても回路
の大型化につながり、バーコードリーダの小型化及び低
コスト化等にとって大きな問題となっている。
【０００６】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、回路の小型化・低コスト化に好適であって、スキャ
ン幅を常時一定に保持することができるスキャンモータ
の制御方法を提供することを目的とするものである。
み、回路の小型化・低コスト化に好適であって、スキャ
ン幅を常時一定に保持することができるスキャンモータ
の制御方法を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項１に記
載の発明は、バーコードリーダ等により光学的走査で情
報を読み取るために使用するスキャンモータの制御方法
であって、前記スキャンモータと一体に固設した反射ミ
ラーによる反射後の光が投光走査される投光走査領域の
境界位置に位置センサを設け、この位置センサに前記反
射光が入射・受光するまでスキャンモータへの電流出力
時間幅を増大させ、温度増大若しくは電圧低下に伴うス
キャンモータの振動幅の縮小を補正するものである。
載の発明は、バーコードリーダ等により光学的走査で情
報を読み取るために使用するスキャンモータの制御方法
であって、前記スキャンモータと一体に固設した反射ミ
ラーによる反射後の光が投光走査される投光走査領域の
境界位置に位置センサを設け、この位置センサに前記反
射光が入射・受光するまでスキャンモータへの電流出力
時間幅を増大させ、温度増大若しくは電圧低下に伴うス
キャンモータの振動幅の縮小を補正するものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。なお、この実
施例において、先の従来技術に記載のものと同一部材に
は同一符号を付して重複説明を避ける。図１はこの発明
に係るスキャンモータの制御方法を適用した投光光学系
を示すものであり、この投光光学系では、反射ミラー１
００付きのスキャンモータ１０１と光源（半導体レーザ
１０２）の他に、第１及び第２位置センサ１及び２と、
制御部３と、駆動回路４とを備えている。
ついて添付図面を参照しながら説明する。なお、この実
施例において、先の従来技術に記載のものと同一部材に
は同一符号を付して重複説明を避ける。図１はこの発明
に係るスキャンモータの制御方法を適用した投光光学系
を示すものであり、この投光光学系では、反射ミラー１
００付きのスキャンモータ１０１と光源（半導体レーザ
１０２）の他に、第１及び第２位置センサ１及び２と、
制御部３と、駆動回路４とを備えている。
【０００９】第１及び第２位置センサ１及び２は、光源
１０２から出射された読取光が所望のスキャン幅Ａで投
光されるときの左右境界部分となる位置にそれぞれ設置
されており、この実施例では、所定波長の読取光が入射
すると所定の電気信号を制御部へ出力する光電変換素子
が使用されている。
１０２から出射された読取光が所望のスキャン幅Ａで投
光されるときの左右境界部分となる位置にそれぞれ設置
されており、この実施例では、所定波長の読取光が入射
すると所定の電気信号を制御部へ出力する光電変換素子
が使用されている。
【００１０】制御部３は、第１及び第２位置センサ１及
び２から出力される信号を入力すると、所定の制御信号
を駆動回路４へ出力するようになっており、入力が第１
及び第２位置センサ１及び２に接続されているととも
に、出力が駆動回路４の入力に接続されている。この制
御部３では、第１及び第２位置センサ１及び２からの信
号を入力するまでの間は、図２に示すように、出力する
パルス幅（ΔＴ1 ，ΔＴ2 ，ΔＴ3 ，・・・）を次第に
広げていくように構成されており、かかる位置センサか
らの信号（α、β）が入力すると出力信号幅をそこで固
定する。
び２から出力される信号を入力すると、所定の制御信号
を駆動回路４へ出力するようになっており、入力が第１
及び第２位置センサ１及び２に接続されているととも
に、出力が駆動回路４の入力に接続されている。この制
御部３では、第１及び第２位置センサ１及び２からの信
号を入力するまでの間は、図２に示すように、出力する
パルス幅（ΔＴ1 ，ΔＴ2 ，ΔＴ3 ，・・・）を次第に
広げていくように構成されており、かかる位置センサか
らの信号（α、β）が入力すると出力信号幅をそこで固
定する。
【００１１】駆動回路４は、制御部３からの制御信号を
入力すると、この信号を増幅させて駆動信号としてスキ
ャンモータ１０１のコイルへ出力するようになってお
り、この実施例では制御信号のパルス幅増大に応じてコ
イルへの駆動信号（電流出力時間幅ΔＩ1 ，ΔＩ2 ，Δ
Ｉ3 , ・・・）を増大していくように構成されている。
入力すると、この信号を増幅させて駆動信号としてスキ
ャンモータ１０１のコイルへ出力するようになってお
り、この実施例では制御信号のパルス幅増大に応じてコ
イルへの駆動信号（電流出力時間幅ΔＩ1 ，ΔＩ2 ，Δ
Ｉ3 , ・・・）を増大していくように構成されている。
【００１２】従って、この実施例によれば、例えば室内
の温度上昇（電圧低下の場合にも同様）に伴ってスキャ
ンモータのコイルを流れる電流量が減少すると、この減
少に伴ってスキャン幅が狭まるので、光源１０２からの
読取光が第１位置センサ１、第２位置センサ２に入射し
なくなる。その結果、これらの位置センサからは所定の
信号が出力されないので、図２に示すように、制御部３
からはパルス幅が次第に広がった制御信号が出力され
る。
の温度上昇（電圧低下の場合にも同様）に伴ってスキャ
ンモータのコイルを流れる電流量が減少すると、この減
少に伴ってスキャン幅が狭まるので、光源１０２からの
読取光が第１位置センサ１、第２位置センサ２に入射し
なくなる。その結果、これらの位置センサからは所定の
信号が出力されないので、図２に示すように、制御部３
からはパルス幅が次第に広がった制御信号が出力され
る。
【００１３】このようにして、パルス幅の広がりに応じ
てスキャンモータ１０１のコイルへ流れる１スキャン当
たりの電流出力時間幅が増大するから、スキャンモータ
１０１の回転角（回転時間）も増大し、スキャン幅Ａが
拡大していく。その結果、読取光が第１及び第２位置セ
ンサ１及び２まで達するようになるから、そのときのパ
ルス幅（ΔＴ４）に固定された制御信号がその後は出力
されるようになる。
てスキャンモータ１０１のコイルへ流れる１スキャン当
たりの電流出力時間幅が増大するから、スキャンモータ
１０１の回転角（回転時間）も増大し、スキャン幅Ａが
拡大していく。その結果、読取光が第１及び第２位置セ
ンサ１及び２まで達するようになるから、そのときのパ
ルス幅（ΔＴ４）に固定された制御信号がその後は出力
されるようになる。
【００１４】これにより、例えば季節的温度変化（上
昇）等によりスキャン幅Ａが縮小されてもこれを補正
し、設定されたスキャン幅以下に狭まらぬように制御さ
せることができる。
昇）等によりスキャン幅Ａが縮小されてもこれを補正
し、設定されたスキャン幅以下に狭まらぬように制御さ
せることができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、スキャンモータと一体に固設した反射ミラーによ
る反射後の光が投光走査される投光走査領域の境界位置
に位置センサを設け、位置センサに反射光が入射・受光
するまでスキャンモータへの電流出力時間幅を増大さ
せ、温度増大若しくは電圧低下等に伴うスキャンモータ
の振動幅の縮小を補正することができるから、従来のよ
うな回路の大型化を伴うことなくスキャン幅の一定制御
が可能となり、ハンデイタイプのバーコードリーダにあ
っては小型化に好適であるとともに、コストの削減も図
ることができる。また、センサの位置を変化することに
より、他の部品変更や調整をしなくとも容易にスキャン
幅を変化させることができる。
れば、スキャンモータと一体に固設した反射ミラーによ
る反射後の光が投光走査される投光走査領域の境界位置
に位置センサを設け、位置センサに反射光が入射・受光
するまでスキャンモータへの電流出力時間幅を増大さ
せ、温度増大若しくは電圧低下等に伴うスキャンモータ
の振動幅の縮小を補正することができるから、従来のよ
うな回路の大型化を伴うことなくスキャン幅の一定制御
が可能となり、ハンデイタイプのバーコードリーダにあ
っては小型化に好適であるとともに、コストの削減も図
ることができる。また、センサの位置を変化することに
より、他の部品変更や調整をしなくとも容易にスキャン
幅を変化させることができる。
【図１】この発明のスキャンモータ制御方法を適用した
投光光学系を示す概略構成図。
投光光学系を示す概略構成図。
【図２】この発明の作用を示すタイムチャート。
【図３】従来の投光光学系を示す概略構成図。
１ 第１位置センサ ２ 第２位置センサ ３ 制御部 ４ 駆動回路 １００ 反射ミラー １０１ スキャンモータ １０２ 光源（半導体レーザ） Ａ スキャン幅
Claims (1)
- 【請求項１】 バーコードリーダ等により光学的走査で
情報を読み取るために使用するスキャンモータの制御方
法であって、 前記スキャンモータと一体に固設した反射ミラーによる
反射後の光が投光走査される投光走査領域の境界位置に
位置センサを設け、 この位置センサに前記反射光が入射・受光するまでスキ
ャンモータへの電流出力時間幅を増大させ、 温度増大若しくは電圧低下に伴うスキャンモータの振動
幅の縮小を補正することを特徴とするスキャンモータの
制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10237699A JP4303826B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | スキャンモータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10237699A JP4303826B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | スキャンモータの制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000292731A true JP2000292731A (ja) | 2000-10-20 |
| JP4303826B2 JP4303826B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=14325754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10237699A Expired - Lifetime JP4303826B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | スキャンモータの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4303826B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105404001A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-16 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 扫描器组件及扫描摆镜控制方法 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10237699A patent/JP4303826B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105404001A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-16 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 扫描器组件及扫描摆镜控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4303826B2 (ja) | 2009-07-29 |
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Legal Events
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