JP2757863B1 - バーコード読み取り装置 - Google Patents

バーコード読み取り装置

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JP2757863B1
JP2757863B1 JP9008533A JP853397A JP2757863B1 JP 2757863 B1 JP2757863 B1 JP 2757863B1 JP 9008533 A JP9008533 A JP 9008533A JP 853397 A JP853397 A JP 853397A JP 2757863 B1 JP2757863 B1 JP 2757863B1
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bar code
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card
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俊宏 岡部
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日本サーボ株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】安価な反射型フォトセンサの感度に左右されず
にバーコードを読み取ることができ、調整機構も不要
な、構成の簡素な信頼性の高いバーコード読み取り装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】反射光の強度に応じて出力が変化する反射
型フォトセンサ1と、読み取り対象カード6からの反射
光量を調節するスリット5とを有するバーコード読み取
り装置において、反射型フォトセンサ1の検出信号を遅
延させる遅延回路3と、上記検出信号と遅延回路3の信
号との差信号を発生する差信号発生回路4Aと、上記差
信号をしきい値と比較して出力信号を発生させ、上記差
信号を上記しきい値と比較して出力信号を停止させて、
バーコードの濃淡を判別する比較回路4Bとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店舗のPOSシステム
や工場の生産ラインでの製品管理などで利用され、また
カードプリンタ等にも用いられる、予め用紙に印刷され
たバーコードを読み取るバーコード読み取り装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8はバーコード読み取り装置を含むカ
ードプリンタの構造図で、1aはバーコード読み取り装
置、2aは印字ヘッド、3aは印字用モータ、4aはカ
ード搬送ローラ、5aはカード搬送用モータ、6aはカ
ード待機位置である。図に示すように、一般的なバーコ
ード読み取り装置1aは、信号検出部分1bとバーコー
ド記録部分1cが対向した位置に静止した状態で信号の
読み取り動作を行う。この場合、信号検出部分1bには
レーザー光やCCDセンサなどの高価な部品を使用する
ことが多い。また、一部のバーコード読み取り装置1a
においては装置の簡素化のため信号検出部分1bに反射
型フォトセンサを使用し、読み取り対象カードのバーコ
ード記録部分1cを信号検出部分1bに対向した位置で
移動させることで信号の読み取り動作を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
ー光やCCDセンサなどを使用するバーコード読み取り
装置においては、利用者が色々な形状のものを一つづつ
手にとって処理するような用途には向いているが、対象
が特定されており、連続的に大量に処理する場合には、
部品も高価になり大がかりすぎる欠点がある。また、反
射型フォトセンサを使用する場合はバーコードの濃淡の
比率を正しく読み取るためには、反射型フォトセンサの
感度は製造上のばらつきや経時変化が大きいことから判
定回路のしき値の調整作業を必要とする。さらに、この
方式ではバーコードの空間的配列を時系列信号に変換し
ているためバーコード記録部分1cの移動速度を一定に
保つ調整作業も必要となる。
【0004】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、安価な反射型フォトセンサの感度に左右さ
れずにバーコードを読み取ることができ、調整機構も不
要な、構成の簡素な信頼性の高いバーコード読み取り装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明においては、反射光の強度に応じて出力が変
化する反射型フォトセンサと、読み取り対象カードから
の反射光量を調節するスリットとを有するバーコード読
み取り装置において、上記反射型フォトセンサの検出信
号を遅延させる遅延回路と、上記検出信号が上記遅延回
路の遅延信号以上の時、上記検出信号を第1のしきい値
と比較して出力信号を発生させ、上記検出信号が上記遅
延信号未満の時、上記検出信号を第2のしきい値と比較
して出力信号を停止させて、バーコードの濃淡を判別す
る比較回路を設ける。
【0006】また、上記反射型フォトセンサの検出信号
を遅延させる遅延回路と、上記検出信号と上記遅延回路
の信号との差信号を発生する差信号発生回路と、上記差
信号を正のしきい値と比較して出力信号を発生させ、上
記差信号を負のしきい値と比較して出力信号を停止させ
て、バーコードの濃淡を判別する比較回路を設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るバーコード読
み取り装置の第1の実施の形態を示す構成図で、1は反
射型フォトセンサ、2は定電流回路、3は遅延回路、4
は比較回路、5はスリット、6は読み取り対象カードで
ある。
【0008】図に示すように、反射型フォトセンサ1の
発光側に定電流回路2から電流を流す。反射型フォトセ
ンサ1の寿命は発光側の電流値に大きく影響されるので
センサ感度のばらつきや製品寿命を考慮して電流値が決
定される。
【0009】反射型フォトセンサ1の発光側から照射さ
れた赤外線はスリット5を通過し、読み取り対象カード
6のバーコード記録部分で反射され、再びスリット5を
通過して反射型フォトセンサ1の受光側まで到達する。
反射型フォトセンサ1の受光側出力は、スリット5の幅
から覗く読み取り対象カード6のバーコードの濃淡の平
均値を示すため、スリット5の幅は読み取り対象カード
6のバーコードの幅に対して充分に狭いことが要求され
る。
【0010】図2はバーコード読み取り装置の各部信号
波形を示す図である。図に示すように、バーコードの濃
淡(a)の境界部分がスリット5を通過するときに反射
型フォトセンサ1の出力は直線的に変化し、(b)に示
す台形波状の検出信号Xとなり、遅延回路3を通過した
信号は点線の台形波状の遅延信号X′となる。検出信号
Xおよび遅延信号X′の両信号は比較回路4により処理
されて出力信号Y(c)を出力する。
【0011】図3は比較回路4の信号処理フローチャー
ト図である。図に示すように、検出信号Xが遅延信号
X′以上の場合(YES)、第1のしきい値X1と比較して、
XがX1以上の時(YES)、出力Y1を出力し、XがX1未満の
時(NO)、出力は0となる。一方、検出信号Xが遅延信号
X′未満場合(NO)、第1のしきい値X1より小さい第2の
しきい値X2と比較して、XがX2以上の時(YES)、出力Y1
を出力し、XがX2未満の時(NO)、出力は0となる。この
様にして、台形波状の検出信号波形は矩形波状の出力信
号波形となる。しきい値X1、X2は同じ値でもよく、また
フォトセンサの感度により調整することも可能である。
【0012】図4は本発明に係るバーコード読み取り装
置の第2の実施の形態を示す構成図で、図1の比較回路
4は、差信号発生回路4Aと比較回路4Bに分かれてい
る。
【0013】図5はバーコード読み取り装置の各部信号
波形を示す図である。図に示すように、バーコードの濃
淡(a)の境界部分がスリット5を通過するときに反射
型フォトセンサ1の出力は直線的に変化し、(b)に示
す台形波状の検出信号Xとなり、遅延回路3を通過した
信号は点線の台形波状の遅延信号X′となる。(c)に
検出信号Xおよび遅延信号X′の差信号を示し、比較回
路4Bにより処理されて出力信号Y(d)を出力する。
【0014】図6は比較回路4Bの信号処理フローチャ
ート図である。図に示すように、検出信号Xが遅延信号
X′以上の場合(YES)、しきい値X1と比較して、差信
号(X−X′)がX1以上の時(YES)、出力信号YはY
1を出力し、(X−X′)がX1未満の時(NO)、出力は
変化しないものとする。一方、検出信号Xが遅延信号
X′未満の場合(NO)、しきい値X1と比較して、(X′
−X)がX1以上の時(YES)、出力信号Yは0となり、
(X′−X)がX1未満の時(NO)、出力はやはり変化し
ないものとする。この様にして、台形波状の検出信号波
形は矩形波状の出力信号波形となり、検出信号Xと遅延
信号X′の差信号(X−X′)と出力信号Yとの関係は
図7に示すように、ヒステリシス幅2X1のヒステリシ
ス特性を示すようにする。
【0015】従来のバーコード読み取り装置において
は、反射型フォトセンサ1のセンサ感度のばらつきや経
時変化、読み取り対象カード6のバーコード記録部分の
反射率変化、および、読み取り対象カード6の移動速度
の変動に対してしきい値の調整作業を必要としていた
が、検出信号Xと遅延信号X′の差の特性を用いるこよ
により、出力信号Yは上記の各種変化、変動に影響され
なくなり、上記のしきい値の調整作業が必要なくなる。
【0016】上述のように、検出信号Xの絶対値、ある
いは検出信号Xと遅延信号X′の差信号を用い、適切な
しきい値X1、X2を設定することによって、安価な反射型
フォトセンサ1の感度に左右されずにバーコードを読み
取ることができ、読み取り対象カード6の反射率変化、
移動速度の変動に対するしきい値の調整も不要な、構成
の簡素な信頼性の高いバーコード読み取り装置が可能と
なった。
【0017】また、読み取り対象カード6がプリンタの
待機位置より印刷位置に搬送される途中でバーコードの
読み取りが行われることにより、印刷に必要な情報をカ
ードより直接得ることができ、設定違いによる印刷不良
を防ぐことも出来た。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバー
コード読み取り装置においては、検出信号と遅延信号の
差を検出し、適切なしきい値を設定することによって、
安価な反射型フォトセンサを使用した簡素な構成で、反
射型フォトセンサの感度に左右されずにバーコードを読
み取ることができ、調整要素を持たないことと併せて比
較的安価に装置全体の信頼性向上が可能となった。
【0019】また、検出信号Xと遅延信号X′の差信号
を用い、適切なしきい値を設定することによっても、上
述の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーコード読み取り装置の第1の
実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1のバーコード読み取り装置の各部信号波形
である。
【図3】図1の比較回路の信号処理フローチャート図で
ある。
【図4】本発明に係るバーコード読み取り装置の第2の
実施の形態を示す構成図である。
【図5】図5のバーコード読み取り装置の各部信号波形
である。
【図6】図5の比較回路の信号処理フローチャート図で
ある。
【図7】図5の比較回路のヒステリシス特性図である。
【図8】バーコード読み取り装置付カードプリンタの構
造図である。
【符号の説明】
1a:バーコード読み取り装置 1b:信号検出部分 1c:バーコード記録部分 2a:印字ヘッド 3a:印字用モータ 4a:カード搬送ローラ 5a:カード搬送用モータ 6a:カード待機位置 1 :反射型フォトセンサ 2 :定電流回路 3 :遅延回路 4 :比較回路 4A:差信号発生回路 4B:比較回路 5 :スリット 6 :読み取り対象カード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射光の強度に応じて出力が変化する反射
    型フォトセンサと、読み取り対象カードからの反射光量
    を調節するスリットとを有するバーコード読み取り装置
    において、上記反射型フォトセンサの検出信号を遅延さ
    せる遅延回路と、上記検出信号が上記遅延回路の遅延信
    号以上の時、上記検出信号を第1のしきい値と比較して
    出力信号を発生させ、上記検出信号が上記遅延信号未満
    の時、上記検出信号を第2のしきい値と比較して出力信
    号を停止させて、バーコードの濃淡を判別する比較回路
    を有することを特徴とするバーコード読み取り装置。
  2. 【請求項2】反射光の強度に応じて出力が変化する反射
    型フォトセンサと、読み取り対象カードからの反射光量
    を調節するスリットとを有するバーコード読み取り装置
    において、上記反射型フォトセンサの検出信号を遅延さ
    せる遅延回路と、上記検出信号と上記遅延回路の信号と
    の差信号を発生する差信号発生回路と、上記差信号を正
    のしきい値と比較して出力信号を発生させ、上記差信号
    を負のしきい値と比較して出力信号を停止させて、バー
    コードの濃淡を判別する比較回路を有することを特徴と
    するバーコード読み取り装置。
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