JP2000292422A - 走査型サイトメータ - Google Patents
走査型サイトメータInfo
- Publication number
- JP2000292422A JP2000292422A JP11096286A JP9628699A JP2000292422A JP 2000292422 A JP2000292422 A JP 2000292422A JP 11096286 A JP11096286 A JP 11096286A JP 9628699 A JP9628699 A JP 9628699A JP 2000292422 A JP2000292422 A JP 2000292422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- data
- cell data
- interest
- scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、統計グラフ上で注目する細胞データ
に対応する細胞を再測定する作業を自動化でき、かつ統
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞の顕微
鏡画像を自動的に記録できて観察者の観察効率を向上す
る。 【解決手段】光ビームを細胞集団から成る標本10の測
定範囲に二次元走査してその光学像を取り込み、この光
学像から標本10の細胞個々の特徴を示す細胞データを
統計処理してその解析結果を提示する場合、統計処理さ
れたデータから注目する細胞データ群を注目データ選択
手段40により選択し、この選択された細胞データ群の
細胞データを注目データ検索手段44によって注目細胞
データとして抽出するとともにこの細胞データが位置す
る測定範囲内の区画を注目区画として抽出し、この抽出
された注目細胞データを注目データ取得手段30により
取得する。
に対応する細胞を再測定する作業を自動化でき、かつ統
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞の顕微
鏡画像を自動的に記録できて観察者の観察効率を向上す
る。 【解決手段】光ビームを細胞集団から成る標本10の測
定範囲に二次元走査してその光学像を取り込み、この光
学像から標本10の細胞個々の特徴を示す細胞データを
統計処理してその解析結果を提示する場合、統計処理さ
れたデータから注目する細胞データ群を注目データ選択
手段40により選択し、この選択された細胞データ群の
細胞データを注目データ検索手段44によって注目細胞
データとして抽出するとともにこの細胞データが位置す
る測定範囲内の区画を注目区画として抽出し、この抽出
された注目細胞データを注目データ取得手段30により
取得する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光色素で生化学
的に標識された細胞集団の標本にレーザスポットを照射
・走査し、個々の細胞の発する蛍光や散乱光を測定し、
その結果を細胞集団の免疫特性、遺伝的特性及び細胞増
殖性を表わす統計的なデータとして解析して提示する走
査型サイトメータに関する。
的に標識された細胞集団の標本にレーザスポットを照射
・走査し、個々の細胞の発する蛍光や散乱光を測定し、
その結果を細胞集団の免疫特性、遺伝的特性及び細胞増
殖性を表わす統計的なデータとして解析して提示する走
査型サイトメータに関する。
【0002】
【従来の技術】走査型サイトメータは、スライドガラス
上の任意範囲の細胞集団をレーザスポットで走査し、こ
の細胞集団の個々の細胞が発する蛍光や散乱光を検出し
て種々の走査データを得、この走査データから個々の当
該細胞の特徴を示す細胞データを抽出し、座標データと
共に格納し、必要に応じて種々の統計処理(統計グラフ
の表示を含む)を行なうことで細胞集団の解析を行なう
ものである。
上の任意範囲の細胞集団をレーザスポットで走査し、こ
の細胞集団の個々の細胞が発する蛍光や散乱光を検出し
て種々の走査データを得、この走査データから個々の当
該細胞の特徴を示す細胞データを抽出し、座標データと
共に格納し、必要に応じて種々の統計処理(統計グラフ
の表示を含む)を行なうことで細胞集団の解析を行なう
ものである。
【0003】又、この走査型サイトメータは、モニタ画
面上に表示される顕微鏡画像上の細胞を形態的に選択さ
せ、この選択した細胞群をレーザスポットで走査し、個
々の細胞の細胞データを収集することができるセレクト
スキャン機能を有している。
面上に表示される顕微鏡画像上の細胞を形態的に選択さ
せ、この選択した細胞群をレーザスポットで走査し、個
々の細胞の細胞データを収集することができるセレクト
スキャン機能を有している。
【0004】又、この走査型サイトメータは、モニタ画
面上に表示される統計処理後の統計グラフから細胞デー
タの選択を行い、この細胞データに対応する細胞像を顕
微鏡視野内に再現することができ、これにより細胞の形
態を観察できる環境を提供するリコール機能を有してい
る。
面上に表示される統計処理後の統計グラフから細胞デー
タの選択を行い、この細胞データに対応する細胞像を顕
微鏡視野内に再現することができ、これにより細胞の形
態を観察できる環境を提供するリコール機能を有してい
る。
【0005】又、この走査型サイトメータは、顕微鏡画
像上に表示された細胞像を記録することができるスナッ
プショット機能を有している。
像上に表示された細胞像を記録することができるスナッ
プショット機能を有している。
【0006】従って、観察者は、以上のような走査型サ
イトメータを用い、形態的に注目する細胞をセレクトス
キャン機能により測定したり、細胞集団の統計グラフ上
で注目するデータを示す細胞をリコール機能により順番
に顕微鏡画像上に再現し、その形態を観察し、さらにス
ナップショット機能によりその細胞像を記録するなどの
作業を行うものとなる。
イトメータを用い、形態的に注目する細胞をセレクトス
キャン機能により測定したり、細胞集団の統計グラフ上
で注目するデータを示す細胞をリコール機能により順番
に顕微鏡画像上に再現し、その形態を観察し、さらにス
ナップショット機能によりその細胞像を記録するなどの
作業を行うものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような走査型サ
イトメータの機能のうちセレクトスキャン機能は、顕微
鏡画像上で選択した複数の細胞を測定できるので、顕微
鏡画像上で形態的に注目した細胞だけを測定する場合に
有効である。
イトメータの機能のうちセレクトスキャン機能は、顕微
鏡画像上で選択した複数の細胞を測定できるので、顕微
鏡画像上で形態的に注目した細胞だけを測定する場合に
有効である。
【0008】しかし、一旦測定してから、標本を異なる
蛍光色素で再染色し、統計的処理によって特徴的な傾向
を示した細胞集団だけを再度測定することはできない。
このように標本を異なる色素で再染色して再測定するこ
とは、同時に測定できない細胞の異なる特徴量を取得す
るためであり、細胞診や研究分野において有効な情報を
提供するものとなる。
蛍光色素で再染色し、統計的処理によって特徴的な傾向
を示した細胞集団だけを再度測定することはできない。
このように標本を異なる色素で再染色して再測定するこ
とは、同時に測定できない細胞の異なる特徴量を取得す
るためであり、細胞診や研究分野において有効な情報を
提供するものとなる。
【0009】敢えて、かかる再測定のような作業を行な
うならば、特徴的なデータを持つ細胞をリコール機能に
より呼び出し、呼び出した細胞を顕微鏡画像上で選択を
繰り返し、セレクトスキャン機能によって選択した細胞
データを収集するものとなる。
うならば、特徴的なデータを持つ細胞をリコール機能に
より呼び出し、呼び出した細胞を顕微鏡画像上で選択を
繰り返し、セレクトスキャン機能によって選択した細胞
データを収集するものとなる。
【0010】又、サイトメータの統計処理で得られた統
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞の顕微
鏡画像を取得したい場合がある。このように細胞の顕微
鏡画像を取得するのは、統計グラフ上で特徴的な傾向の
細胞データとそのデータに対応する細胞の形態的な傾向
を比較するためであり、数値化された細胞の特徴量と細
胞の形態との関連を明確にするために重要である。この
場合も、リコール機能により細胞を顕微鏡画像上に再現
し、呼び出した細胞のスナップショット画像を取得する
作業を繰り返す必要がある。
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞の顕微
鏡画像を取得したい場合がある。このように細胞の顕微
鏡画像を取得するのは、統計グラフ上で特徴的な傾向の
細胞データとそのデータに対応する細胞の形態的な傾向
を比較するためであり、数値化された細胞の特徴量と細
胞の形態との関連を明確にするために重要である。この
場合も、リコール機能により細胞を顕微鏡画像上に再現
し、呼び出した細胞のスナップショット画像を取得する
作業を繰り返す必要がある。
【0011】しかしながら、これらの作業はグラフ上で
注目する細胞の数が十数個程度であれば、作業量的には
問題とならないが、測定したい細胞数が数百から、数千
になると作業量が膨大であり、観察者に多大な負担をか
けることになる。
注目する細胞の数が十数個程度であれば、作業量的には
問題とならないが、測定したい細胞数が数百から、数千
になると作業量が膨大であり、観察者に多大な負担をか
けることになる。
【0012】そこで本発明は、測定した細胞集団の統計
的なデータから選択的に細胞を測定する作業及び、細胞
の顕微鏡画像及び走査画像を取得することが自動化でき
る走査型サイトメータを提供する事を目的とする。
的なデータから選択的に細胞を測定する作業及び、細胞
の顕微鏡画像及び走査画像を取得することが自動化でき
る走査型サイトメータを提供する事を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、光ビ
ームを細胞集団から成る標本の測定範囲に二次元走査し
てこの測定範囲の光学像を取り込み、この光学像から標
本の細胞個々の特徴を示す細胞データを抽出し、この細
胞データを統計処理により解析してその結果を提示する
走査型サイトメータにおいて、統計処理されたデータか
ら注目する細胞データ群を選択する注目データ選択手段
と、この注目データ選択手段により選択された細胞デー
タ群の細胞データを注目細胞データとして抽出するとと
もにこの細胞データが位置する測定範囲内の区画を注目
区画として抽出する注目データ検索手段と、この注目デ
ータ検索手段により抽出された注目細胞データを取得す
る注目データ取得手段と、を備えた走査型サイトメータ
である。
ームを細胞集団から成る標本の測定範囲に二次元走査し
てこの測定範囲の光学像を取り込み、この光学像から標
本の細胞個々の特徴を示す細胞データを抽出し、この細
胞データを統計処理により解析してその結果を提示する
走査型サイトメータにおいて、統計処理されたデータか
ら注目する細胞データ群を選択する注目データ選択手段
と、この注目データ選択手段により選択された細胞デー
タ群の細胞データを注目細胞データとして抽出するとと
もにこの細胞データが位置する測定範囲内の区画を注目
区画として抽出する注目データ検索手段と、この注目デ
ータ検索手段により抽出された注目細胞データを取得す
る注目データ取得手段と、を備えた走査型サイトメータ
である。
【0014】請求項2によれば、請求項1記載の走査型
サイトメータにおいて、注目データ取得手段は、注目デ
ータ検索手段により抽出された注目区画に対して光ビー
ムを二次元走査してその光学像を取り込み、この光学像
から標本の細胞個々の注目細胞データを抽出する機能を
有する。
サイトメータにおいて、注目データ取得手段は、注目デ
ータ検索手段により抽出された注目区画に対して光ビー
ムを二次元走査してその光学像を取り込み、この光学像
から標本の細胞個々の注目細胞データを抽出する機能を
有する。
【0015】請求項3によれば、請求項1記載の走査型
サイトメータにおいて、注目データ検索手段により抽出
された注目細胞データを取り出し、これら注目細胞デー
タの座標に従って順次標本の光学像を取り込み、所望の
細胞像を取得する選択的細胞像取得手段を備えた。
サイトメータにおいて、注目データ検索手段により抽出
された注目細胞データを取り出し、これら注目細胞デー
タの座標に従って順次標本の光学像を取り込み、所望の
細胞像を取得する選択的細胞像取得手段を備えた。
【0016】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。
形態について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、走査型サイトメータの構成図であ
る。
る。
【0018】この走査型サイトメータは、レーザ走査型
測定装置1及びこれと接続された制御装置2から構成さ
れている。
測定装置1及びこれと接続された制御装置2から構成さ
れている。
【0019】このうちレーザ走査型測定装置1について
説明すると、レーザ光源3から出射されたレーザビーム
は、スポット投影レンズ4で適宜集光された後、ダイク
ロイックミラー5で反射され、さらに図面に直行する回
転軸を中心に回動するガルバノミラー6で反射され、瞳
投影レンズ7で対物像面に結像され、その後、光路切換
ミラー8に入射される。これにより、レーザビームは、
回動するガルバノミラー6の存在によって光路切換ミラ
ー8の位置において紙面上に上下方向に走査される。
説明すると、レーザ光源3から出射されたレーザビーム
は、スポット投影レンズ4で適宜集光された後、ダイク
ロイックミラー5で反射され、さらに図面に直行する回
転軸を中心に回動するガルバノミラー6で反射され、瞳
投影レンズ7で対物像面に結像され、その後、光路切換
ミラー8に入射される。これにより、レーザビームは、
回動するガルバノミラー6の存在によって光路切換ミラ
ー8の位置において紙面上に上下方向に走査される。
【0020】又、レーザビームは、光路切換ミラー8で
反射された後、対物レンズ9に入射し、標本10上に結
像される。この場合、標本10上に結像されるレーザス
ポットは、ガルバノミラー6の回動によりレーザビーム
を紙面に対して左右方向に走査すると同時に、走査ステ
ージ11を紙面と直交する方向に移動することにより、
標本10面において、レーザスポットは二次元走査され
る。
反射された後、対物レンズ9に入射し、標本10上に結
像される。この場合、標本10上に結像されるレーザス
ポットは、ガルバノミラー6の回動によりレーザビーム
を紙面に対して左右方向に走査すると同時に、走査ステ
ージ11を紙面と直交する方向に移動することにより、
標本10面において、レーザスポットは二次元走査され
る。
【0021】この標本10は、上記の如く細胞集団より
なるもので、これら細胞は、予め生化学的に蛍光色素で
標識されており、レーザスポットにより励起され蛍光を
放射する。
なるもので、これら細胞は、予め生化学的に蛍光色素で
標識されており、レーザスポットにより励起され蛍光を
放射する。
【0022】標本10からの蛍光は、前述した光路を逆
に進み、対物レンズ9、光路切換ミラー8、瞳投影レン
ズ7、ガルバノミラー6経てダイクロイックミラー5を
上方へ透過され、さらにバリアフィルタ12を透過さ
れ、集光レンズ13により光電子倍増管(PMT1)1
4の受光面に集光される。
に進み、対物レンズ9、光路切換ミラー8、瞳投影レン
ズ7、ガルバノミラー6経てダイクロイックミラー5を
上方へ透過され、さらにバリアフィルタ12を透過さ
れ、集光レンズ13により光電子倍増管(PMT1)1
4の受光面に集光される。
【0023】一方、標本10上の細胞によって散乱され
た散乱光は、標本10を下方へ透過した光と共にコンデ
ンサレンズ15で集光され、ビームスプリッタ16で反
射された後にリングスリット17に入射される。このリ
ングスリット17は、標本10からの透過光を遮光し、
散乱光のみを通過させて、フォトダイオード(PD)1
8の受光面に入射させる。
た散乱光は、標本10を下方へ透過した光と共にコンデ
ンサレンズ15で集光され、ビームスプリッタ16で反
射された後にリングスリット17に入射される。このリ
ングスリット17は、標本10からの透過光を遮光し、
散乱光のみを通過させて、フォトダイオード(PD)1
8の受光面に入射させる。
【0024】つまり、レーザスポットで二次元走査され
た標本10からの蛍光及び散乱光は、光電子倍増管14
及びフォトダイオード18により検出されることにな
る。
た標本10からの蛍光及び散乱光は、光電子倍増管14
及びフォトダイオード18により検出されることにな
る。
【0025】なお、同図において標本10に付される蛍
光色素は、一種類の蛍光色素を用いる場合を述べたが、
ダイクロイックミラー5,バリアフィルタ12,光電子
倍増管(PMT2,PMT3)14を追加することによ
って、複数の蛍光色素からの波長の異なる蛍光を同時に
検出するようにもできる。
光色素は、一種類の蛍光色素を用いる場合を述べたが、
ダイクロイックミラー5,バリアフィルタ12,光電子
倍増管(PMT2,PMT3)14を追加することによ
って、複数の蛍光色素からの波長の異なる蛍光を同時に
検出するようにもできる。
【0026】さらに、透過照明光源19や落射照明光源
20を用いることで、通常の顕微鏡として用いることも
できる。この場合、光路切換ミラー8がレーザビームの
光路に対して挿脱可能に設けられ、この光路切換ミラー
8を光路から取り除くことにより、標本10の観察像を
顕微鏡観察光学系21に導くようになる。この結果、観
察者は、標本10の透過像や蛍光像を肉眼で顕微鏡観察
したりテレビカメラや写真撮影装置で顕微鏡撮影するこ
とができる。
20を用いることで、通常の顕微鏡として用いることも
できる。この場合、光路切換ミラー8がレーザビームの
光路に対して挿脱可能に設けられ、この光路切換ミラー
8を光路から取り除くことにより、標本10の観察像を
顕微鏡観察光学系21に導くようになる。この結果、観
察者は、標本10の透過像や蛍光像を肉眼で顕微鏡観察
したりテレビカメラや写真撮影装置で顕微鏡撮影するこ
とができる。
【0027】なお、顕微鏡観察光学系21には、例えば
CCDカメラ等の検出器が設けられ、この検出器により
得られる顕微鏡画像は、制御装置2に送られてモニタ2
2a上に表示されるようになっている。
CCDカメラ等の検出器が設けられ、この検出器により
得られる顕微鏡画像は、制御装置2に送られてモニタ2
2a上に表示されるようになっている。
【0028】一方、制御装置2は、レーザ走査型測定装
置1を動作制御し、標本10にレーザスポットを照射・
走査し、個々の細胞の発する蛍光や散乱光を測定し、そ
の結果を取り込んで、標本10の細胞集団の免疫特性、
遺伝的特性及び細胞増殖性を表わす統計的なデータとし
て解析して提示する機能を有するもので、測定制御部2
3、細胞データ取得部24、細胞データ検索部25及び
細胞データ解析部26の各機能を有している。
置1を動作制御し、標本10にレーザスポットを照射・
走査し、個々の細胞の発する蛍光や散乱光を測定し、そ
の結果を取り込んで、標本10の細胞集団の免疫特性、
遺伝的特性及び細胞増殖性を表わす統計的なデータとし
て解析して提示する機能を有するもので、測定制御部2
3、細胞データ取得部24、細胞データ検索部25及び
細胞データ解析部26の各機能を有している。
【0029】この制御装置2は、具体的にCPU、該C
PUのバスに接続されたRAM,入出力装置、及びハー
ドディスク等の外部記憶装置、画像入力部とから構成さ
れる。このうち外部記憶装置には、前記CPUを、測定
制御部23、細胞データ取得部24、細胞データ検索部
25及び細胞データ解析部26として、それぞれ作動さ
せる為のプログラムが格納されている。これらのプログ
ラムは、例えばマイクロソフト社のWindowsを基
本ソフトウェアとして作動し、全ての指令は、マウス等
のポインティングディバイスやキーボード等の入力装置
22bを介して与えられるようになっている。また、細
胞データや統計グラフ、前述した顕微鏡画像などの出力
は、前記モニタ22a上にカラーグラフィックスにより
表示されるようになっている。
PUのバスに接続されたRAM,入出力装置、及びハー
ドディスク等の外部記憶装置、画像入力部とから構成さ
れる。このうち外部記憶装置には、前記CPUを、測定
制御部23、細胞データ取得部24、細胞データ検索部
25及び細胞データ解析部26として、それぞれ作動さ
せる為のプログラムが格納されている。これらのプログ
ラムは、例えばマイクロソフト社のWindowsを基
本ソフトウェアとして作動し、全ての指令は、マウス等
のポインティングディバイスやキーボード等の入力装置
22bを介して与えられるようになっている。また、細
胞データや統計グラフ、前述した顕微鏡画像などの出力
は、前記モニタ22a上にカラーグラフィックスにより
表示されるようになっている。
【0030】前記測定制御部23は、レーザ走査型測定
装置1の光学系(レーザ光源3等)、走査ステージ11
及びガルバノミラー6を制御することで細胞データの測
定に必要な動作を行なわせる機能を有し、又、前記細胞
データ解析部26は、得られた細胞データを統計処理す
ることにより、細胞集団の免疫特性や遺伝的特性及び細
胞増殖性を表わす統計グラフ例えばヒストグラム等を作
成し、前記モニタ22a上に表示する機能を有してい
る。
装置1の光学系(レーザ光源3等)、走査ステージ11
及びガルバノミラー6を制御することで細胞データの測
定に必要な動作を行なわせる機能を有し、又、前記細胞
データ解析部26は、得られた細胞データを統計処理す
ることにより、細胞集団の免疫特性や遺伝的特性及び細
胞増殖性を表わす統計グラフ例えばヒストグラム等を作
成し、前記モニタ22a上に表示する機能を有してい
る。
【0031】次に、細胞データ取得部24は、レーザ走
査型測定装置1による測定結果に基づいて各細胞データ
(座標データを含む)を取得する細胞データ取得手段2
7、前記測定装置1による測定範囲を複数の区画に分割
する区画分割手段28、前記細胞データ取得手段27に
より得られた細胞データを前記区画分割手段28で分割
した区画に関連付けて格納する細胞データ格納手段29
及び統計グラフ上に注目した細胞データを測定する注目
データ取得手段30の各機能を有している。
査型測定装置1による測定結果に基づいて各細胞データ
(座標データを含む)を取得する細胞データ取得手段2
7、前記測定装置1による測定範囲を複数の区画に分割
する区画分割手段28、前記細胞データ取得手段27に
より得られた細胞データを前記区画分割手段28で分割
した区画に関連付けて格納する細胞データ格納手段29
及び統計グラフ上に注目した細胞データを測定する注目
データ取得手段30の各機能を有している。
【0032】このうち細胞データ取得手段27は、前記
測定制御部23を通じてガルバノミラー6を回動させる
と共に走査ステージ11を作動させ、この走査ステージ
11上に保持された標本10に対してレーザスポットを
二次元走査し、各細胞の発する蛍光及び散乱光の信号を
取得し、この測定結果に基づいて個々の細胞の蛍光積算
値(蛍光値の総和)、最大蛍光値、面積、重心、走査ス
テージ11上の座標(座標位置)、測定開始からの経過
時間、一番近い細胞までの距離、外周、細胞内のスポッ
ト数を求める機能を有している。なお、各細胞の座標位
置は、最大蛍光値が得られるピクセル位置により決定さ
れる。
測定制御部23を通じてガルバノミラー6を回動させる
と共に走査ステージ11を作動させ、この走査ステージ
11上に保持された標本10に対してレーザスポットを
二次元走査し、各細胞の発する蛍光及び散乱光の信号を
取得し、この測定結果に基づいて個々の細胞の蛍光積算
値(蛍光値の総和)、最大蛍光値、面積、重心、走査ス
テージ11上の座標(座標位置)、測定開始からの経過
時間、一番近い細胞までの距離、外周、細胞内のスポッ
ト数を求める機能を有している。なお、各細胞の座標位
置は、最大蛍光値が得られるピクセル位置により決定さ
れる。
【0033】ここで、図2はレーザ走査型測定装置1に
よる測定範囲31を示し、極太線によって表わしてい
る。この測定範囲31の大きさは、測定開始前に観察者
によって指定される。又、同図に中太線で示したのは、
ストリップ32と呼ばれる範囲である。このストリップ
32とは、1回の測定により細胞データを取得すること
のできる最大の範囲であり、ガルバノミラー6の走査範
囲とRAM等のメモリ容量とから定められる。従って、
走査ステージ11とガルバノミラー6とを作動させるこ
とで、このストリップ32毎に図の実線で示すようにジ
グザグに走査が行われ、測定が実行される。
よる測定範囲31を示し、極太線によって表わしてい
る。この測定範囲31の大きさは、測定開始前に観察者
によって指定される。又、同図に中太線で示したのは、
ストリップ32と呼ばれる範囲である。このストリップ
32とは、1回の測定により細胞データを取得すること
のできる最大の範囲であり、ガルバノミラー6の走査範
囲とRAM等のメモリ容量とから定められる。従って、
走査ステージ11とガルバノミラー6とを作動させるこ
とで、このストリップ32毎に図の実線で示すようにジ
グザグに走査が行われ、測定が実行される。
【0034】区画分割手段28は、この測定範囲31を
図2に点線で示すような複数の区画33に分割する機能
を有している。ここでは、1つのストリップ32が8つ
の区画33に分割されている。そして、各区画33の情
報は区画情報インデックス(0,1,2,3…)と共に
図3に示す区画管理テーブル34内に格納されるものと
なっている。
図2に点線で示すような複数の区画33に分割する機能
を有している。ここでは、1つのストリップ32が8つ
の区画33に分割されている。そして、各区画33の情
報は区画情報インデックス(0,1,2,3…)と共に
図3に示す区画管理テーブル34内に格納されるものと
なっている。
【0035】図3では、この区画管理テーブル34及び
細胞データ・データベース35の内容を示す概略構成図
である。このうち区画管理テーブル34には、区画情報
0,1,2,3…N(0,1,2,3…Nは区画インデ
ックス)が格納されており、各区画情報は、区画座標3
6と、この区画に含まれる最初の細胞データインデック
ス37と、最後の細胞データインデックス38とからな
る。前記区画座標36は、図4に示すように区画の左上
の座標(X0,Y0)と右下の座標(X1,Y1)とか
らなる。なお、図4は、この区画座標とのこの区画内に
含まれる細胞像の座標及び細胞インデックスの関係をわ
かりやすく示した概念図である。
細胞データ・データベース35の内容を示す概略構成図
である。このうち区画管理テーブル34には、区画情報
0,1,2,3…N(0,1,2,3…Nは区画インデ
ックス)が格納されており、各区画情報は、区画座標3
6と、この区画に含まれる最初の細胞データインデック
ス37と、最後の細胞データインデックス38とからな
る。前記区画座標36は、図4に示すように区画の左上
の座標(X0,Y0)と右下の座標(X1,Y1)とか
らなる。なお、図4は、この区画座標とのこの区画内に
含まれる細胞像の座標及び細胞インデックスの関係をわ
かりやすく示した概念図である。
【0036】次に、前記細胞データ格納手段29は、細
胞データ取得手段27により取得された細胞データの座
標に基づいて当該細胞データがどの区画33に属するか
を判断しながら、この細胞データ・データベース35に
格納していく機能を有している。すなわち、この細胞デ
ータ・データベース35には、図3に示すように各区画
0,1,2,3…Nに属する各細胞データ39群が、こ
の順で格納されるようになっている。
胞データ取得手段27により取得された細胞データの座
標に基づいて当該細胞データがどの区画33に属するか
を判断しながら、この細胞データ・データベース35に
格納していく機能を有している。すなわち、この細胞デ
ータ・データベース35には、図3に示すように各区画
0,1,2,3…Nに属する各細胞データ39群が、こ
の順で格納されるようになっている。
【0037】次に、細胞データ検索部25は、モニタ2
2aに表示されたグラフィックウィンドウを通じて注目
する細胞データ群を選択するための注目データ選択手段
40を有している。
2aに表示されたグラフィックウィンドウを通じて注目
する細胞データ群を選択するための注目データ選択手段
40を有している。
【0038】図5はかかるモニタ22a上に表示された
グラフィック画像を簡略化して示したもので、統計グラ
フの一つである細胞データプロットウィンドウ41であ
り、横軸に細胞の蛍光値の総和(Value)、縦軸に
細胞の面積(Area)をとったものである。42で示
すのは、個々の細胞データのプロットであり、43で示
すのは観察者が注目した細胞データ群を囲んだ注目領域
である。この注目領域43はマウスポインタ48によっ
て各頂点をクリックすることによって指定できるように
なっている。
グラフィック画像を簡略化して示したもので、統計グラ
フの一つである細胞データプロットウィンドウ41であ
り、横軸に細胞の蛍光値の総和(Value)、縦軸に
細胞の面積(Area)をとったものである。42で示
すのは、個々の細胞データのプロットであり、43で示
すのは観察者が注目した細胞データ群を囲んだ注目領域
である。この注目領域43はマウスポインタ48によっ
て各頂点をクリックすることによって指定できるように
なっている。
【0039】次に、注目データ検索手段44は、注目デ
ータ選択手段40により選択された注目領域43の細胞
データ群の細胞データを注目細胞データとして抽出する
とともにこの細胞データが位置する測定範囲31内の区
画33を注目区画として抽出する機能を有している。す
なわち、この注目データ検索手段44は、図6に示す注
目データ検索フローチャートに従って動作し、モニタ2
2a上に統計グラフが表示されている状態で、注目デー
タ選択手段40を用いて注目する細胞データを選択する
ことで実行され、測定対象となる注目区画管理テーブル
45と注目細胞データ・データベース46を作成する機
能を有している。
ータ選択手段40により選択された注目領域43の細胞
データ群の細胞データを注目細胞データとして抽出する
とともにこの細胞データが位置する測定範囲31内の区
画33を注目区画として抽出する機能を有している。す
なわち、この注目データ検索手段44は、図6に示す注
目データ検索フローチャートに従って動作し、モニタ2
2a上に統計グラフが表示されている状態で、注目デー
タ選択手段40を用いて注目する細胞データを選択する
ことで実行され、測定対象となる注目区画管理テーブル
45と注目細胞データ・データベース46を作成する機
能を有している。
【0040】なお、これら注目区画管理テーブル45お
よび注目細胞データ・データベース46の構造は、夫々
図3に示す区画管理テーブル34、細胞データ・データ
ベース35と同じであるのでその説明は省略する。
よび注目細胞データ・データベース46の構造は、夫々
図3に示す区画管理テーブル34、細胞データ・データ
ベース35と同じであるのでその説明は省略する。
【0041】次に、上記注目データ取得手段30は、注
目データ検索手段44により抽出された注目細胞データ
を取得するもので、図7に示すデータ取得フローチャー
トに従い、注目データ検索手段44により抽出された注
目区画33に対してレーザビームを二次元走査してその
光学像を取り込み、この光学像から標本10の細胞個々
の注目細胞データを抽出する機能を有するものである。
目データ検索手段44により抽出された注目細胞データ
を取得するもので、図7に示すデータ取得フローチャー
トに従い、注目データ検索手段44により抽出された注
目区画33に対してレーザビームを二次元走査してその
光学像を取り込み、この光学像から標本10の細胞個々
の注目細胞データを抽出する機能を有するものである。
【0042】次に上記の如く構成された走査型サイトメ
ータの作用について説明する。
ータの作用について説明する。
【0043】レーザ走査型測定装置1は、蛍光色素で生
化学的に標識された細胞集団(標本10)を走査ステー
ジ11上に保持する。そしてレーザ光源3から発せられ
たレーザビームをガルバノミラー6で反射させること
で、標本10に含まれる個々の細胞に対し、レーザスポ
ットを図2に示す測定範囲31内で走査する。そして、
この標本10からの蛍光を光電子倍増管14で検出する
と共に散乱光をフォトダイオード18で検出する。
化学的に標識された細胞集団(標本10)を走査ステー
ジ11上に保持する。そしてレーザ光源3から発せられ
たレーザビームをガルバノミラー6で反射させること
で、標本10に含まれる個々の細胞に対し、レーザスポ
ットを図2に示す測定範囲31内で走査する。そして、
この標本10からの蛍光を光電子倍増管14で検出する
と共に散乱光をフォトダイオード18で検出する。
【0044】これらの光電子倍増管14及びフォトダイ
オード18からの測光結果は、走査ステージ11及びガ
ルバノミラー6から得られる走査位置信号と共に制御装
置2に受け渡される。
オード18からの測光結果は、走査ステージ11及びガ
ルバノミラー6から得られる走査位置信号と共に制御装
置2に受け渡される。
【0045】又、顕微鏡観察光学系21の検出器により
得られる顕微鏡画像は、制御装置2に送られ、モニタ2
2a上に表示される。
得られる顕微鏡画像は、制御装置2に送られ、モニタ2
2a上に表示される。
【0046】この制御装置2の測定制御部23は、レー
ザ走査型測定装置1の光学系(レーザ光源3等)、走査
ステージ11及びガルバノミラー6を制御することで、
細胞データの測定に必要な動作を行なわせる。また、細
胞データ解析部26は、得られた細胞データを統計処理
することにより、細胞集団の免疫特性や遺伝的特性及び
細胞増殖性を表わすヒストグラム等の統計グラフを作成
し、モニタ22a上に表示する。
ザ走査型測定装置1の光学系(レーザ光源3等)、走査
ステージ11及びガルバノミラー6を制御することで、
細胞データの測定に必要な動作を行なわせる。また、細
胞データ解析部26は、得られた細胞データを統計処理
することにより、細胞集団の免疫特性や遺伝的特性及び
細胞増殖性を表わすヒストグラム等の統計グラフを作成
し、モニタ22a上に表示する。
【0047】従って、観察者は、モニタ22aを通して
統計グラフを観察した後、注目する細胞データ群を選択
し、選択した細胞データに対応する実際の細胞を走査
し、細胞データ、及び顕微鏡画像を取得することができ
る。
統計グラフを観察した後、注目する細胞データ群を選択
し、選択した細胞データに対応する実際の細胞を走査
し、細胞データ、及び顕微鏡画像を取得することができ
る。
【0048】このとき、細胞データ取得手段27は、測
定制御部23を通じてガルバノミラー6を回動させると
共に走査ステージ11を作動させる。このことにより、
走査ステージ11上に保持された標本10に対してレー
ザスポットが二次元走査され各細胞の発する蛍光及び散
乱光の信号を取得する。
定制御部23を通じてガルバノミラー6を回動させると
共に走査ステージ11を作動させる。このことにより、
走査ステージ11上に保持された標本10に対してレー
ザスポットが二次元走査され各細胞の発する蛍光及び散
乱光の信号を取得する。
【0049】そして、細胞データ取得手段27は、これ
らに取得した信号に基づいて個々の細胞の蛍光積算値
(蛍光値の総和)、最大蛍光値、面積、重心、走査ステ
ージ11上の座標(座標位置)、測定開始からの経過時
間、一番近い細胞までの距離、外周、細胞内のスポット
数を求める。これらのデータは、細胞データ格納手段2
9により順次インデックスを付されながら細胞データ・
データベース35内に格納される。
らに取得した信号に基づいて個々の細胞の蛍光積算値
(蛍光値の総和)、最大蛍光値、面積、重心、走査ステ
ージ11上の座標(座標位置)、測定開始からの経過時
間、一番近い細胞までの距離、外周、細胞内のスポット
数を求める。これらのデータは、細胞データ格納手段2
9により順次インデックスを付されながら細胞データ・
データベース35内に格納される。
【0050】又、区画分割手段28は、図2に示す測定
範囲31を点線で示すような複数の区画33に分割す
る。ここでは、1つのストリップ32が8つの区画33
に分割されている。そして、各区画33の情報は区画情
報インデックス(0,1,2,3…)と共に図3に示す
区画管理テーブル34内に格納される。
範囲31を点線で示すような複数の区画33に分割す
る。ここでは、1つのストリップ32が8つの区画33
に分割されている。そして、各区画33の情報は区画情
報インデックス(0,1,2,3…)と共に図3に示す
区画管理テーブル34内に格納される。
【0051】次に、細胞データ格納手段29は、細胞デ
ータ取得手段27により取得された細胞データの座標に
基づいて当該細胞データがどの区画33に属するかを判
断しながら、この細胞データを細胞データ・データベー
ス35に格納していく。この細胞データ・データベース
35には、図3に示すように各区画0,1,2,3…N
に属する各細胞データ39群が、この順序で格納され
る。
ータ取得手段27により取得された細胞データの座標に
基づいて当該細胞データがどの区画33に属するかを判
断しながら、この細胞データを細胞データ・データベー
ス35に格納していく。この細胞データ・データベース
35には、図3に示すように各区画0,1,2,3…N
に属する各細胞データ39群が、この順序で格納され
る。
【0052】次に、注目データ選択手段40は、図5に
示すようにモニタ22に表示されたグラフィックウィン
ドウを通じて注目する細胞データ群を選択する。すなわ
ち、観察者が注目した細胞データ群を囲んだ注目領域4
3に対し、マウスポインタ48によって各頂点をクリッ
クすることによって指示し、細胞データ群を選択する。
示すようにモニタ22に表示されたグラフィックウィン
ドウを通じて注目する細胞データ群を選択する。すなわ
ち、観察者が注目した細胞データ群を囲んだ注目領域4
3に対し、マウスポインタ48によって各頂点をクリッ
クすることによって指示し、細胞データ群を選択する。
【0053】次に、注目データ検索手段44の作用につ
いて図6に示す注目データ検索フローチャートに従って
説明する。
いて図6に示す注目データ検索フローチャートに従って
説明する。
【0054】すなわち、注目データ検索手段44は、モ
ニタ22a上に統計グラフが表示されている状態で、注
目データ選択手段40を用いて注目する細胞データを選
択することで実行され、測定対象となる注目区画管理テ
ーブル45と注目細胞データ・データベース46を作成
する。
ニタ22a上に統計グラフが表示されている状態で、注
目データ選択手段40を用いて注目する細胞データを選
択することで実行され、測定対象となる注目区画管理テ
ーブル45と注目細胞データ・データベース46を作成
する。
【0055】しかるに、観察者が注目データ選択手段4
0により、注目した細胞データ群を選択した後で、図5
に示す注目領域43に位置する細胞データとその細胞デ
ータが位置する区画を夫々注目細胞データと注目区画と
して抽出する。
0により、注目した細胞データ群を選択した後で、図5
に示す注目領域43に位置する細胞データとその細胞デ
ータが位置する区画を夫々注目細胞データと注目区画と
して抽出する。
【0056】すなわち、注目データ検索手段44は、先
ず、初期化ステップS1で区画カウンタKを0に設定
し、次のステップS2で区画カウンタKが総区画数Nr
未満であるかを判断する。Nr未満である場合は、ステ
ップS3に移行し、細胞データの検索を行う。
ず、初期化ステップS1で区画カウンタKを0に設定
し、次のステップS2で区画カウンタKが総区画数Nr
未満であるかを判断する。Nr未満である場合は、ステ
ップS3に移行し、細胞データの検索を行う。
【0057】この細胞データの検索は、ステップS3〜
S10に従って細胞データ・データベース35内の当該
区画Kに対応する部分の細胞データを検索する。すなわ
ち、先ず、ステップS3で、細胞インデックスLを検索
対象区画Kの先頭の細胞インデックスに設定する。次い
でステップS4で、その細胞インデックスLが当該区画
Kの最後の細胞インデックス以下であるかを判断し、こ
の細胞インデックス以下の場合はステップS5で細胞イ
ンデックスLで参照される細胞データが図5に示す注目
領域43に含まれるかどうかを判断する。この注目領域
43内に含まれる場合は、ステップS6で、細胞データ
Lを注目細胞データとしてRAMに記録する。
S10に従って細胞データ・データベース35内の当該
区画Kに対応する部分の細胞データを検索する。すなわ
ち、先ず、ステップS3で、細胞インデックスLを検索
対象区画Kの先頭の細胞インデックスに設定する。次い
でステップS4で、その細胞インデックスLが当該区画
Kの最後の細胞インデックス以下であるかを判断し、こ
の細胞インデックス以下の場合はステップS5で細胞イ
ンデックスLで参照される細胞データが図5に示す注目
領域43に含まれるかどうかを判断する。この注目領域
43内に含まれる場合は、ステップS6で、細胞データ
Lを注目細胞データとしてRAMに記録する。
【0058】次にステップS7に移行し、細胞インデッ
クスLをL=L+1にカウントアップして、次の細胞デ
ータについて再度ステップS4以下の処理を行なう。
クスLをL=L+1にカウントアップして、次の細胞デ
ータについて再度ステップS4以下の処理を行なう。
【0059】以上の工程ステップS4からステップS7
を区画K内の細胞データ全てについて繰り返したなら
ば、注目データ検索手段44は、ステップS4からステ
ップS8に移行し、もし、ステップS3からステップS
7の間で、注目領域43に含まれる細胞データがあった
場合は、ステップS9に移行し、区画Kを測定対象の注
目区画情報テーブルに追加するとともに、抽出した最初
と最後の注目細胞データのインデックスをステップS1
0にて注目区画Kに保存する。
を区画K内の細胞データ全てについて繰り返したなら
ば、注目データ検索手段44は、ステップS4からステ
ップS8に移行し、もし、ステップS3からステップS
7の間で、注目領域43に含まれる細胞データがあった
場合は、ステップS9に移行し、区画Kを測定対象の注
目区画情報テーブルに追加するとともに、抽出した最初
と最後の注目細胞データのインデックスをステップS1
0にて注目区画Kに保存する。
【0060】次に、注目データ検索手段44は、ステッ
プS11に移行し、区画カウンタKをK=K+1にカウ
ントアップして、次の区画について再度ステップS2以
下の処理を行う。
プS11に移行し、区画カウンタKをK=K+1にカウ
ントアップして、次の区画について再度ステップS2以
下の処理を行う。
【0061】以上の工程ステップS2からステップS1
1を全ての区画について繰り返すと、注目データ検索手
段44は、測定対象となる注目区画の注目区画情報テー
ブル及び注目細胞データの注目細胞データ・データベー
ス46を作成する。例えば、図2において黒丸で示す細
胞47は、抽出された注目細胞データに対応するとする
と、黒墨部分が測定対象の注目区画となる。
1を全ての区画について繰り返すと、注目データ検索手
段44は、測定対象となる注目区画の注目区画情報テー
ブル及び注目細胞データの注目細胞データ・データベー
ス46を作成する。例えば、図2において黒丸で示す細
胞47は、抽出された注目細胞データに対応するとする
と、黒墨部分が測定対象の注目区画となる。
【0062】次に、注目データ取得手段30は、注目デ
ータ検索手段44によって抽出された細胞47の細胞デ
ータに従い、その注目区画33の座標に基づいて測定制
御部23を通してガルバノミラー6を回動させるととも
に走査ステージ11を作動させて、標本10に対してレ
ーザスポットを二次元走査し、各細胞の発する蛍光及び
散乱光の信号を取得する。そして、注目データ取得手段
30は、上記同様に個々の細胞の蛍光積算値、最大蛍光
値、面積などの細胞データを取得する。
ータ検索手段44によって抽出された細胞47の細胞デ
ータに従い、その注目区画33の座標に基づいて測定制
御部23を通してガルバノミラー6を回動させるととも
に走査ステージ11を作動させて、標本10に対してレ
ーザスポットを二次元走査し、各細胞の発する蛍光及び
散乱光の信号を取得する。そして、注目データ取得手段
30は、上記同様に個々の細胞の蛍光積算値、最大蛍光
値、面積などの細胞データを取得する。
【0063】このとき、注目データ取得手段30は、注
目外の細胞データも抽出するので、注目細胞との距離が
最も近く、かつ閾値R以内である細胞データのみ抽出す
る。
目外の細胞データも抽出するので、注目細胞との距離が
最も近く、かつ閾値R以内である細胞データのみ抽出す
る。
【0064】すなわち、注目データ取得手段30は、図
7に示すデータ取得フローチャートに従って行われるス
テップS20で、注目区画カウンタKを0に設定し、次
のステップS21で注目区画カウンタKが総注目区画数
Nr未満であるかを判断し、Nr未満である場合は、ス
テップS22に移動し、注目区画Kの走査データを取得
する。
7に示すデータ取得フローチャートに従って行われるス
テップS20で、注目区画カウンタKを0に設定し、次
のステップS21で注目区画カウンタKが総注目区画数
Nr未満であるかを判断し、Nr未満である場合は、ス
テップS22に移動し、注目区画Kの走査データを取得
する。
【0065】次に、注目データ取得手段30は、ステッ
プS23で収集した走査画像から注目細胞データを取得
する。次のステップS24では、注目細胞のインデック
スLを注目区画Kの先頭の細胞インデックスに設定す
る。
プS23で収集した走査画像から注目細胞データを取得
する。次のステップS24では、注目細胞のインデック
スLを注目区画Kの先頭の細胞インデックスに設定す
る。
【0066】次に、注目データ取得手段30は、ステッ
プS25で、その注目細胞インデックスLが当該注目区
画Kの最後の細胞インデックス以下であるかを判断し、
以下である場合はステップS26で注目細胞インデック
スLで参照される注目細胞データにもっとも近い細胞デ
ータを、上記ステップS22で抽出した細胞データから
検索する。
プS25で、その注目細胞インデックスLが当該注目区
画Kの最後の細胞インデックス以下であるかを判断し、
以下である場合はステップS26で注目細胞インデック
スLで参照される注目細胞データにもっとも近い細胞デ
ータを、上記ステップS22で抽出した細胞データから
検索する。
【0067】次に、注目データ取得手段30は、ステッ
プS27にて、上記ステップS22で検索した細胞と注
目細胞インデックスLで参照される注目細胞データの細
胞との距離が閾値Rtよりも小さい場合は、その細胞デ
ータを注目細胞データLに保存する。
プS27にて、上記ステップS22で検索した細胞と注
目細胞インデックスLで参照される注目細胞データの細
胞との距離が閾値Rtよりも小さい場合は、その細胞デ
ータを注目細胞データLに保存する。
【0068】次に、注目データ取得手段30は、ステッ
プS29にて細胞インデックスLをL=L+1にカウン
トアップして、次の注目細胞データについて再度ステッ
プS25以下の処理を行なう。
プS29にて細胞インデックスLをL=L+1にカウン
トアップして、次の注目細胞データについて再度ステッ
プS25以下の処理を行なう。
【0069】以上の工程ステップS25からステップS
29を注目区画K内の細胞データについて繰り返すと、
注目データ取得手段30は、ステップS25からステッ
プS30に移行し、注目区画カウンタKをK=K+1に
カウントアップして、次の注目区画について再度ステッ
プS21以下の処理を行う。
29を注目区画K内の細胞データについて繰り返すと、
注目データ取得手段30は、ステップS25からステッ
プS30に移行し、注目区画カウンタKをK=K+1に
カウントアップして、次の注目区画について再度ステッ
プS21以下の処理を行う。
【0070】以上の工程ステップを行えば、統計グラフ
上で選択した細胞データに対して測定し、新しく注目区
画管理テーブル45と注目細胞データ・データベース4
6を作成することができる。
上で選択した細胞データに対して測定し、新しく注目区
画管理テーブル45と注目細胞データ・データベース4
6を作成することができる。
【0071】このように上記第1の実施の形態において
は、統計処理されたデータから注目する細胞データ群を
選択する注目データ選択手段40と、この注目データ選
択手段40により選択された細胞データ群の細胞データ
を注目細胞データとして抽出するとともにこの細胞デー
タが位置する測定範囲内の区画を注目区画として抽出す
る注目データ検索手段44と、この注目データ検索手段
44により抽出された注目細胞データを取得する注目デ
ータ取得手段30とを備えたので、標本10の細胞個々
の特徴を示す細胞データを統計処理して得られる統計グ
ラフ上で注目する細胞データに対応する細胞を再度測定
する作業を自動化でき、又統計グラフ上で注目する細胞
データに対応する細胞の顕微鏡画像を自動的に記録する
ことができ、これにより観察者の観察効率を向上でき
る。
は、統計処理されたデータから注目する細胞データ群を
選択する注目データ選択手段40と、この注目データ選
択手段40により選択された細胞データ群の細胞データ
を注目細胞データとして抽出するとともにこの細胞デー
タが位置する測定範囲内の区画を注目区画として抽出す
る注目データ検索手段44と、この注目データ検索手段
44により抽出された注目細胞データを取得する注目デ
ータ取得手段30とを備えたので、標本10の細胞個々
の特徴を示す細胞データを統計処理して得られる統計グ
ラフ上で注目する細胞データに対応する細胞を再度測定
する作業を自動化でき、又統計グラフ上で注目する細胞
データに対応する細胞の顕微鏡画像を自動的に記録する
ことができ、これにより観察者の観察効率を向上でき
る。
【0072】(2)次に本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付し
てその詳しい説明は省略する。
て説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付し
てその詳しい説明は省略する。
【0073】図8は走査型サイトメータの構成図であっ
て、上記第1の実施の形態に対して、選択的細胞像取得
手段50を備えたものである。
て、上記第1の実施の形態に対して、選択的細胞像取得
手段50を備えたものである。
【0074】この選択的細胞像取得手段50は、注目デ
ータ検索手段44により抽出された注目細胞データを取
り出し、これら注目細胞データの座標に従って順次標本
10の光学像を取り込み、所望の細胞像を取得する機能
を有するものである。
ータ検索手段44により抽出された注目細胞データを取
り出し、これら注目細胞データの座標に従って順次標本
10の光学像を取り込み、所望の細胞像を取得する機能
を有するものである。
【0075】このような構成であれば、サイトメータ
は、上記第1の実施の形態と同様な動作を行なうととも
に、選択的細胞像取得手段50は、注目データ検索手段
44によって抽出した細胞データ・データベース35内
の細胞データを順番に取り出し、その座標を顕微鏡画像
上に順次再現する。そして、予め観察者が指定しておい
た大きさの細胞像を取得し注目細胞データに加える。
は、上記第1の実施の形態と同様な動作を行なうととも
に、選択的細胞像取得手段50は、注目データ検索手段
44によって抽出した細胞データ・データベース35内
の細胞データを順番に取り出し、その座標を顕微鏡画像
上に順次再現する。そして、予め観察者が指定しておい
た大きさの細胞像を取得し注目細胞データに加える。
【0076】図9は細胞像が再現される顕微鏡画像を表
示するウィンドウを説明したものである。ウィンドウ5
1の内部には、顕微鏡画像が表示され、再現される細胞
52は、観察者が指定しておいた範囲53の内部に入
る。細胞像は、範囲53内部の画像を切り出して記録さ
れる。すなわち注目細胞データ0,1,2,3…の各々
に対して顕微鏡画像が追加される。ここで細胞データに
追加した顕微鏡画像は注目細胞データを参照するときに
モニタ22a上のウィンドウに表示することができる。
示するウィンドウを説明したものである。ウィンドウ5
1の内部には、顕微鏡画像が表示され、再現される細胞
52は、観察者が指定しておいた範囲53の内部に入
る。細胞像は、範囲53内部の画像を切り出して記録さ
れる。すなわち注目細胞データ0,1,2,3…の各々
に対して顕微鏡画像が追加される。ここで細胞データに
追加した顕微鏡画像は注目細胞データを参照するときに
モニタ22a上のウィンドウに表示することができる。
【0077】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、注目データ検索手段44により抽出された注目細胞
データを取り出し、これらの注目細胞データの座標に従
って順次標本10の光学像を取り込んで所望の細胞像を
取得する選択的細胞像取得手段50を備えたので、上記
第1の実施の形態の効果に加えて、統計グラフ上で注目
するデータに対応する注目細胞を測定及び、その細胞像
を取得する作業を自動化することができる。
ば、注目データ検索手段44により抽出された注目細胞
データを取り出し、これらの注目細胞データの座標に従
って順次標本10の光学像を取り込んで所望の細胞像を
取得する選択的細胞像取得手段50を備えたので、上記
第1の実施の形態の効果に加えて、統計グラフ上で注目
するデータに対応する注目細胞を測定及び、その細胞像
を取得する作業を自動化することができる。
【0078】なお、本発明は上記第1及び第2の実施の
形態に限定されるものではなく種々変形可能である。
形態に限定されるものではなく種々変形可能である。
【0079】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、統
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞を再測
定する作業を自動化でき、かつ統計グラフ上で注目する
細胞データに対応する細胞の顕微鏡画像を自動的に記録
できて観察者の観察効率を向上できる走査型サイトメー
タを提供できる。
計グラフ上で注目する細胞データに対応する細胞を再測
定する作業を自動化でき、かつ統計グラフ上で注目する
細胞データに対応する細胞の顕微鏡画像を自動的に記録
できて観察者の観察効率を向上できる走査型サイトメー
タを提供できる。
【図1】本発明に係わる走査型サイトメータの第1の実
施の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
【図2】レーザ走査型測定装置の測定範囲の区画への分
割を説明するための模式図。
割を説明するための模式図。
【図3】区画管理テーブル及び細胞データ・データベー
スの構成を示す模式図。
スの構成を示す模式図。
【図4】レーザ走査型測定装置の測定範囲の区画及び区
画に含まれる細胞像の関係を示す概略図。
画に含まれる細胞像の関係を示す概略図。
【図5】モニタ上に表示される総計グラフを示す図。
【図6】注目データの検索手順を示す注目データ検索フ
ローチャート。
ローチャート。
【図7】注目データに対応する実際の細胞を測定する手
順を示すデータ取得フローチャート。
順を示すデータ取得フローチャート。
【図8】本発明に係わる走査型サイトメータの第2の実
施の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
【図9】顕微鏡画像として再現された細胞が表示された
ウィンドウを示す図。
ウィンドウを示す図。
1…レーザ走査型測定装置、 2…制御装置、 10…標本、 11…走査ステージ、 3…レーザ光源、 6…ガルバノミラー、 14…光電子倍増管、 18…フォトダイオード、 8…光路切換ミラー、 21…顕微鏡観察光学系、 19…透過照明光源、 20…落射照明光源、 22a…モニタ、 23…測定制御部、 24…細胞データ取得部、 25…細胞データ検索部、 26…細胞データ解析部、 27…細胞データ取得手段、 28…区画分割手段、 29…細胞データ格納手段、 30…注目データ取得手段、 40…注目データ選択手段、 44…注目データ検索手段、 34…区画管理テーブル、 35…細胞データ・デーベース、 45…注目区画管理テーブル、 46…注目細胞データ・データベース、 50…選択的細胞像取得手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 21/36 G02B 21/36 Fターム(参考) 2G043 AA04 BA16 DA02 EA01 EA10 EA14 HA01 HA02 KA09 LA01 LA02 LA07 NA02 NA06 2G045 AA24 BA13 BB24 CB01 FA11 FA14 FA16 FA19 FB07 FB12 GC15 JA04 2G059 BB14 CC16 EE07 GG01 GG03 JJ07 JJ11 KK01 KK02 KK10 MM02 PP04 2H052 AA00 AA07 AA09 AB25 AC04 AC05 AC15 AC34 AD19 AF06 AF13 AF14 AF22 AF23 AF25 4B063 QA05 QQ05 QQ08 QQ09 QR66 QR90 QS39 QX02
Claims (3)
- 【請求項1】 光ビームを細胞集団から成る標本の測定
範囲に二次元走査してこの測定範囲の光学像を取り込
み、この光学像から前記標本の細胞個々の特徴を示す細
胞データを抽出し、この細胞データを統計処理により解
析してその結果を提示する走査型サイトメータにおい
て、 前記統計処理されたデータから注目する細胞データ群を
選択する注目データ選択手段と、 この注目データ選択手段により選択された前記細胞デー
タ群の細胞データを注目細胞データとして抽出するとと
もにこの細胞データが位置する前記測定範囲内の区画を
注目区画として抽出する注目データ検索手段と、 この注目データ検索手段により抽出された前記注目細胞
データを取得する注目データ取得手段と、を具備したこ
とを特徴とする走査型サイトメータ。 - 【請求項2】 前記注目データ取得手段は、前記注目デ
ータ検索手段により抽出された前記注目区画に対して前
記光ビームを二次元走査してその光学像を取り込み、こ
の光学像から前記標本の細胞個々の前記注目細胞データ
を抽出する機能を有することを特徴とする請求項1記載
の走査型サイトメータ。 - 【請求項3】 前記注目データ検索手段により抽出され
た前記注目細胞データを取り出し、これら注目細胞デー
タの座標に従って順次前記標本の光学像を取り込み、所
望の前記細胞像を取得する選択的細胞像取得手段を備え
たことを特徴とする請求項1記載の走査型サイトメー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11096286A JP2000292422A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 走査型サイトメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11096286A JP2000292422A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 走査型サイトメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292422A true JP2000292422A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14160862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11096286A Pending JP2000292422A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 走査型サイトメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000292422A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002277754A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Olympus Optical Co Ltd | 顕微鏡写真撮影装置 |
JP2007504478A (ja) * | 2003-06-12 | 2007-03-01 | サイティック コーポレイション | 分散プロット分布を用いてスライドを分類するシステム |
JP2007078614A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Effector Cell Institute Inc | ディスク及び該ディスクを用いた光学式顕微鏡による細胞の計数観察装置 |
WO2007142339A1 (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-13 | Nikon Corporation | 観察装置および観察方法 |
WO2010029799A1 (ja) * | 2008-09-13 | 2010-03-18 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 顕微鏡装置及びそれを用いた蛍光観察方法 |
JP2011013416A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Nsk Ltd | マニピュレーションシステム及びマニピュレーションシステム駆動方法 |
JP2011510317A (ja) * | 2008-01-25 | 2011-03-31 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ライン走査型分光装置 |
EP2407781A1 (en) | 2010-07-15 | 2012-01-18 | Olympus Corporation | Cell observation apparatus and observation method |
JP2013015665A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Nikon Corp | 顕微鏡装置及び画像形成方法 |
JPWO2020066043A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2021-08-30 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム、投影ユニット、及び、画像投影方法 |
US11662565B2 (en) | 2018-09-28 | 2023-05-30 | Evident Corporation | Microscope system, projection unit, and image projection method |
US11869166B2 (en) | 2018-09-28 | 2024-01-09 | Evident Corporation | Microscope system, projection unit, and image projection method |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP11096286A patent/JP2000292422A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002277754A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Olympus Optical Co Ltd | 顕微鏡写真撮影装置 |
JP2007504478A (ja) * | 2003-06-12 | 2007-03-01 | サイティック コーポレイション | 分散プロット分布を用いてスライドを分類するシステム |
JP4897488B2 (ja) * | 2003-06-12 | 2012-03-14 | サイティック コーポレイション | 分散プロット分布を用いてスライドを分類するシステム |
JP2007078614A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Effector Cell Institute Inc | ディスク及び該ディスクを用いた光学式顕微鏡による細胞の計数観察装置 |
JP4664785B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2011-04-06 | 株式会社Eci | ディスク及び該ディスクを用いた光学式顕微鏡による細胞の計数観察装置 |
US8022373B2 (en) | 2006-06-08 | 2011-09-20 | Nikon Corporation | Observing apparatus |
WO2007142339A1 (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-13 | Nikon Corporation | 観察装置および観察方法 |
JP5157901B2 (ja) * | 2006-06-08 | 2013-03-06 | 株式会社ニコン | 観察装置 |
JP2011510317A (ja) * | 2008-01-25 | 2011-03-31 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | ライン走査型分光装置 |
US9019360B2 (en) | 2008-09-13 | 2015-04-28 | Japan Science And Technology Agency | Microscope and a fluorescent observation method using the same |
WO2010029799A1 (ja) * | 2008-09-13 | 2010-03-18 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 顕微鏡装置及びそれを用いた蛍光観察方法 |
TWI401472B (zh) * | 2008-09-13 | 2013-07-11 | Japan Science & Tech Agency | 顯微鏡裝置及使用該顯微鏡裝置的螢光觀察方法 |
JP2011013416A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Nsk Ltd | マニピュレーションシステム及びマニピュレーションシステム駆動方法 |
JP2012019748A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Olympus Corp | 細胞観察装置および観察方法 |
US8957957B2 (en) | 2010-07-15 | 2015-02-17 | Olympus Corporation | Cell observation apparatus and observation method |
EP2407781A1 (en) | 2010-07-15 | 2012-01-18 | Olympus Corporation | Cell observation apparatus and observation method |
EP2407781B1 (en) * | 2010-07-15 | 2016-09-28 | Olympus Corporation | Cell observation apparatus and observation method |
JP2013015665A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Nikon Corp | 顕微鏡装置及び画像形成方法 |
JPWO2020066043A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2021-08-30 | オリンパス株式会社 | 顕微鏡システム、投影ユニット、及び、画像投影方法 |
US11594051B2 (en) | 2018-09-28 | 2023-02-28 | Evident Corporation | Microscope system and projection unit |
US11662565B2 (en) | 2018-09-28 | 2023-05-30 | Evident Corporation | Microscope system, projection unit, and image projection method |
US11869166B2 (en) | 2018-09-28 | 2024-01-09 | Evident Corporation | Microscope system, projection unit, and image projection method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8350905B2 (en) | Microscope system, image generating method, and program for practicing the same | |
AU2007352394B2 (en) | Quantitative, multispectral image analysis of tissue specimens stained with quantum dots | |
US9110305B2 (en) | Microscope cell staining observation system, method, and computer program product | |
Kozubek et al. | High‐resolution cytometry of FISH dots in interphase cell nuclei | |
Netten et al. | FISH and chips: automation of fluorescent dot counting in interphase cell nuclei | |
US5218645A (en) | Method and apparatus for separating cell objects for analysis | |
US5751839A (en) | Apparatus and process for the detection and counting of rarely occurring mammalian cells | |
RU2553078C2 (ru) | Способ микродиссекции и система обработки информации | |
JP6959755B2 (ja) | 蛍光画像分析装置、蛍光画像の分析方法及びコンピュータプログラム | |
JP2000292422A (ja) | 走査型サイトメータ | |
US7326938B2 (en) | Optical system and method for inspecting fluorescently labeled biological specimens | |
JP6284024B2 (ja) | 細胞生死判定システム、細胞生死判定方法 | |
JP2013109119A (ja) | 顕微鏡制御装置およびプログラム | |
JP6948354B2 (ja) | 蛍光画像分析装置及び蛍光画像の分析方法 | |
US7221784B2 (en) | Method and arrangement for microscopy | |
JP4578822B2 (ja) | 顕微観察装置、顕微観察方法および顕微観察プログラム | |
US20070124085A1 (en) | Method of processing a biological image | |
US10690902B2 (en) | Image processing device and microscope system | |
Netten et al. | Automation of fluorescent dot counting in cell nuclei | |
US10417482B2 (en) | Observation system | |
WO2020239981A1 (en) | Hyperspectral quantitative imaging cytometry system | |
EP3734345B1 (en) | Image processing device, system, and method for improving signal-to-noise of microscopy images | |
JPH11271208A (ja) | 走査型サイトメータ | |
JP2007147563A (ja) | 生体画像処理方法 | |
JP2007017345A (ja) | 観察対象の自動検出方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080422 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080819 |