JP2000292331A - セラミックス製エンジンバルブの強度試験方法及び強度試験装置 - Google Patents

セラミックス製エンジンバルブの強度試験方法及び強度試験装置

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JP2000292331A
JP2000292331A JP2000023392A JP2000023392A JP2000292331A JP 2000292331 A JP2000292331 A JP 2000292331A JP 2000023392 A JP2000023392 A JP 2000023392A JP 2000023392 A JP2000023392 A JP 2000023392A JP 2000292331 A JP2000292331 A JP 2000292331A
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Japan
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stem
cotter
main shaft
engine valve
collet
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JP2000023392A
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Shinya Yoshida
信也 吉田
Yukio Miyairi
由紀夫 宮入
Shinichi Miwa
真一 三輪
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度を調べようとする部位以外の部位に不要
な応力を発生させたり、試験中に付加応力を変動させた
りすることなく試験できるとともに、試験装置へのセッ
トに時間がかからず、セット時にヘッド部のバルブフェ
ース面に傷を発生させないようなセラミックス製エンジ
ンバルブの強度試験方法を提供する。 【解決手段】 セラミックス製エンジンバルブ1のコッ
タ締め付け部のみを、回転駆動系に接続された主軸7の
一端部に当該主軸7と同軸的に締め付け保持するととも
に、その締め付け保持部から一定のスパン距離だけ離れ
たステム部5を回転可能に保持し、主軸7を回転させて
バルブ1にその軸線を中心とした回転を与えながら、前
記の締め付け保持部から一定のスパン距離だけ離れたス
テム部5において、ステム部5の軸方向と垂直方向の荷
重を加えることにより、コッタ締め付け部の強度を試験
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、セラミックス製
エンジンバルブの強度試験方法とそれに使用する強度試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 エンジン用バルブは、高温のシリンダ
内燃焼ガスや排気ガスにさらされ、かつ、シリンダ内
圧、慣性力、衝撃力に耐える必要があるため、従来は耐
熱合金を使用して作製されてきた。近年、この耐熱合金
の代わりに耐熱合金より軽量で耐熱性に優れる窒化珪素
等のセラミックスでバルブを作製する試みがなされてい
る。エンジン用バルブは高速の往復運動をする部品であ
り、これをセラミックスで作製することにより重量を軽
減すれば、機械損失の低減、エンジン回転数の向上、エ
ンジン騒音低減等のメリットが得られる。
【0003】 しかしながら、セラミックスは金属に比
較して延性が乏しく、微小な欠陥が存在する部分に過大
な応力がかかると、その欠陥を起点とした亀裂が伸展
し、破壊に至る。欠陥が大きいほど欠陥の端部での局所
的な集中応力は大きくなるため、発生応力が大きい部分
ほど許容される欠陥サイズは小さくなる。
【0004】 発生応力が小さい部分については、超音
波探傷、透過X線等の非破壊の欠陥検査により大きな欠
陥が無いことを確認することでバルブの強度信頼性を保
証することが可能であるが、コッタを取り付けるために
ステム部の端部付近に設けられたコッタ溝部及びコッタ
溝部よりヘッド部側にあってコッタによって締め付けら
れるコッタ締め付け部等、発生応力の大きな部分につい
ては許容される欠陥サイズが小さいため、非破壊検査に
よる欠陥検査のみでは不十分である。
【0005】 そこで、前記のような発生応力の大きな
部分に対しては、非破壊検査による欠陥検査に代わる方
法として、実際にそれらの部分に一定の応力を発生させ
る荷重試験を実施し、その応力レベルで破壊しないこと
を確認するいわゆるプルーフ試験を行うことが提案され
ている。
【0006】 プルーフ試験の方法としては、実際に使
用されるときと同じようにステム部にコッタを装着し、
ヘッド部とコッタに反対方向の軸力を加えて引張試験を
行う方法や、保持治具にてヘッド部とステム部の端部と
を回転可能に保持し、バルブを回転させながらステム部
にほぼ垂直に荷重を加える方法(回転曲げ試験)等が提
案されている(特開平3−13842号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、引張
試験による方法は、部品の装着や、試験装置へのバルブ
のセットに時間がかかるため、生産品の検査を行うには
不適当である。また、従来の回転曲げ試験では、実際の
使用時に最も応力のかかるコッタ締め付け部を試験しよ
うとして応力を発生させようとすると、コッタ溝部にそ
れと同等又はそれ以上の応力が発生してしまうため、コ
ッタ溝部に対して過剰な試験を行ってしまうことになる
という問題があった。
【0008】 更に、この回転曲げ試験では、ステム部
の端部の保持に、当該端部を保持治具に挿入するだけの
保持方法を採っているが、この保持方法では、保持治具
とステム部との間にクリアランスを設けておく必要があ
り、また、短い区間で保持する必要があるため、ステム
部が保持治具内で傾いてしまい、回転中に付加応力が変
動してしまう要因となっていた。更にまた、この回転曲
げ試験において、ヘッド部の保持には、ネジ等を利用し
てヘッド部をはさみ込み保持する方法がとられていた
が、試験装置へのセットに多大の時間を要するととも
に、ヘッド部のバルブフェース面に傷を発生させる危険
もあった。
【0009】 本発明は、このような従来の事情に鑑み
てなされたものであって、バルブの使用時に大きな応力
が発生するコッタ締め付け部とコッタ溝部とについての
強度試験(回転曲げ試験)を実施するに当たり、強度を
調べようとする当該部位以外の部位に不要な応力を発生
させたり、試験中に付加応力を変動させたりすることな
く試験できるとともに、試験装置へのセットに時間がか
からず、セット時にヘッド部のバルブフェース面に傷を
発生させないようなセラミックス製エンジンバルブの強
度試験方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、このような強度試験を好適に実施することができる
強度試験装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、傘状
のヘッド部と棒状のステム部とを有するセラミックス製
エンジンバルブの強度試験方法であって、コッタを取り
付けるために前記ステム部の端部付近に設けられたコッ
タ溝部よりヘッド部側にあってコッタにより締め付けら
れるコッタ締め付け部のみを、回転駆動系に接続された
主軸の一端部に当該主軸と同軸的に締め付け保持すると
ともに、その締め付け保持部から一定のスパン距離だけ
離れたステム部を回転可能に保持し、前記主軸を回転さ
せてバルブにその軸線を中心とした回転を与えながら、
前記の締め付け保持部から一定のスパン距離だけ離れた
ステム部において、ステム部の軸方向と垂直方向の荷重
を加えることにより、前記コッタ締め付け部の強度を試
験することを特徴とするセラミックス製エンジンバルブ
の強度試験方法(第一の強度試験方法)、が提供され
る。
【0011】 また、本発明によれば、傘状のヘッド部
と棒状のステム部とを有するセラミックス製エンジンバ
ルブの強度試験方法であって、コッタを取り付けるため
に前記ステム部の端部付近に設けられたコッタ溝部より
ステム部端部側の部分のみを、回転駆動系に接続された
主軸の一端部に当該主軸と同軸的に締め付け保持すると
ともに、その締め付け保持部から一定のスパン距離だけ
離れたステム部を回転可能に保持し、前記主軸を回転さ
せてバルブにその軸線を中心とした回転を与えながら、
前記の締め付け保持部から一定のスパン距離だけ離れた
ステム部において、ステム部の軸方向と垂直方向の荷重
を加えることにより、前記コッタ溝部の強度を試験する
ことを特徴とするセラミックス製エンジンバルブの強度
試験方法(第二の強度試験方法)、が提供される。
【0012】 更に、本発明によれば、一端にテーパ状
の穴を有し、他端はユニバーサルジョイントを介して回
転駆動系に接続され、軸周りに回転可能に保持された主
軸と、当該主軸のテーパ状の穴に挿入されたコレット及
びその内側に装着されたインナーコレットによりコッタ
締め付け部のみを締め付け保持されたセラミックス製エ
ンジンバルブのステム部を回転可能に保持しつつ、その
軸方向と垂直方向の荷重を加えることが可能な荷重付加
手段とを備えたセラミックス製エンジンバルブの強度試
験装置であって、前記コレットは、前記主軸のテーパ状
の穴と同等のテーパ円錐面を外周に持ち、かつ、外周か
らの径方向の力により内径が小さくなる方向に弾性変形
が可能であり、前記インナーコレットは、バルブのステ
ム部のコッタ締め付け部のみと接触してこれを保持でき
るような内周形状を持ち、かつ外周からの径方向の力に
より内径が小さくなる方向に弾性変形が可能であること
を特徴とするセラミックス製エンジンバルブの強度試験
装置(第一の強度試験装置)、が提供される。
【0013】 更にまた、本発明によれば、一端にテー
パ状の穴を有し、他端はユニバーサルジョイントを介し
て回転駆動系に接続され、軸周りに回転可能に保持され
た主軸と、当該主軸のテーパ状の穴に挿入されたコレッ
ト及びその内側に装着されたインナーコレットによりス
テム部端部付近を締め付け保持されたセラミックス製エ
ンジンバルブのステム部を回転可能に保持しつつ、その
軸方向と垂直方向の荷重を加えることが可能な荷重付加
手段とを備えたセラミックス製エンジンバルブの強度試
験装置であって、前記コレットは、前記主軸のテーパ状
の穴と同等のテーパ円錐面を外周に持ち、かつ、外周か
らの径方向の力により内径が小さくなる方向に弾性変形
が可能であり、前記インナーコレットは、バルブのステ
ム部に設けられたコッタ溝よりステム部端部側の部分の
みと接触してこれを保持できるような内周形状を持ち、
かつ外周からの径方向の力により内径が小さくなる方向
に弾性変形が可能であることを特徴とするセラミックス
製エンジンバルブの強度試験装置(第二の強度試験装
置)、が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】 図5はエンジンに装備されたセ
ラミックス製エンジンバルブの概要図である。セラミッ
クス製エンジンバルブ1は、バルブシート51に接する
傘状のヘッド部3とガイド53により支持される棒状の
ステム部5とから構成される。ステム部5はその端部
(ステムエンド)付近に、リテーナー55内に嵌装され
るコッタ57を取り付けるために設けられたコッタ溝部
5aを有し、このコッタ溝部5aと、コッタ溝部5aよ
り下方(ヘッド部3側)にあってコッタ57により締め
付けられるコッタ締め付け部5bとに大きな応力が発生
する。
【0015】 本発明の第一の強度試験方法は、この大
きな応力が発生する2つの部分のうち、コッタ締め付け
部5bの強度を調べるものである。この方法は、前記の
コッタ締め付け部5bのみを、回転駆動系に接続された
主軸の一端部に当該主軸と同軸的に締め付け保持すると
ともに、その締め付け保持部から一定のスパン距離だけ
離れたステム部を回転可能に保持し、主軸を回転させて
バルブにその軸線を中心とした回転を与えながら、前記
の締め付け保持部から一定のスパン距離だけ離れたステ
ム部において、ステム部の軸方向と垂直方向の荷重を加
えることにより実施される。
【0016】 第一の強度試験方法は、図1に示すよう
な構成を有する強度試験装置により実施することができ
る。この装置(第一の強度試験装置)は、一端にテーパ
状の穴9を有し、他端はユニバーサルジョイント11を
介して電気モーター13等の回転駆動系に接続され、ベ
アリング15等により軸周りに回転可能に保持された主
軸7を備える。また、当該装置は、この主軸7のテーパ
状の穴9に挿入されたコレット27及びその内側に装着
されたインナーコレット31によりステム部5の端部付
近を締め付け保持されたセラミックス製エンジンバルブ
1のステム部5を回転可能に保持しつつ、その軸方向と
垂直方向の荷重を加えることが可能な荷重付加手段16
を備える。
【0017】 荷重付加手段16は、エアシリンダー1
7と、エアシリンダー17上に設けられたロードセル1
9と、ロードセル19の上部に固定され、内周部に挿入
されたセラミックス製エンジンバルブ1のステム部5を
回転可能に保持するベアリング21とで構成されてい
る。この荷重付加手段16においては、エアシリンダー
17の供給圧力調整弁にて、エアーの圧力を調整するこ
とにより、セラミックス製エンジンバルブ1に対する付
加荷重をコントロールすることができる。また、エアシ
リンダー17への圧力供給通路の絞り量を調整すること
により、荷重の立ち上がり速度をコントロールすること
ができる。
【0018】 また、図1に示す荷重付加手段16の代
わりに、図6のような荷重付加手段を採用することがで
きる。図6はセラミックス製エンジンバルブへの荷重付
加手段の他の実施例を示す概略図である。この荷重付加
手段はてこ・分銅方式と云えるもので、図6において、
把持部40がセラミックス製エンジンバルブ1のステム
部5の端部を回転可能に把持するとともに、把持部40
から一定距離だけ離れたステム部5の所定部分に、その
軸方向と垂直方向に荷重を印加する荷重印加部41を備
える。そして、荷重印加部41は、分銅による重力作用
部42と、荷重部43と、支点44とで構成されてい
る。
【0019】 図6のような荷重付加手段によれば、て
こ比を大きく取ることにより作用させる重力を極力低減
することができる。また、重力作用点と荷重点が同一点
でなく、分離するため、エンジンバルブ1を押す側のみ
に機構が存在することになり、図1のように、ベアリン
グ21にエンジンバルブ1を通すという作業が不要とな
ると同時に自動化などの設計の自由度が増加する。さら
に、安全機構45やオン−オフ機構46を重力作用部4
2の下方に配置すると、過剰な荷重の作用を防止し、ま
た小さな力で荷重印加を制御することができる。また、
バルブ破壊の際のエネルギーは重力を極力低減できるこ
とから減少し、安全上からも優れている。
【0020】 主軸7と電気モーター13等の回転駆動
系とは、図1中の矢印方向にスライド可能な台座23上
に設けられており、この台座23をスライドさせて重量
付加手段16との距離を調整することにより、主軸7に
保持されたセラミックス製エンジンバルブ1のステム部
5の任意の位置より、その軸に垂直方向の荷重を付加す
ることができる。
【0021】 主軸7のテーパ状の穴9に挿入されたコ
レット27は、この穴9と同等のテーパ円錐面を外周に
持つ。また、コレット27は、図2のようにスリット2
9を形成する等の手段により、外周からの径方向の力に
より内径が小さくなる方向に弾性変形が可能な構造を有
する。
【0022】 コレット27の内側に装着されたインナ
ーコレット31は、ステム部5のコッタ締め付け部5b
のみと接触してこれを保持できるような内周形状を持
つ。具体的には、図3に示すように、インナーコレット
31は、コッタ締め付け部5bの幅とほぼ同等の幅Wを
持つ内径が狭められた締め付け保持部33を有する。そ
して、締め付け保持部33の両側の部分は、締め付け保
持部33でステム部5のコッタ締め付け部5bを保持し
た際に、その内径がステム部5の外径より大きくなっ
て、ステム部5との間にクリアランスが設けられるよう
にされている。
【0023】 なお、締め付け保持部33のステム部5
が挿入されてくる側の端部33aはR形状としておくこ
とが好ましく、これにより接触による過大応力がステム
部5に発生するのを防止できる。このインナーコレット
31は、前記のコレット27と同様にスリットを入れる
等の手段によって、外周からの径方向の力により内径が
小さくなる方向に弾性変形が可能な構造を有する。
【0024】 したがって、図1のように、このインナ
ーコレット31を前記のコレット27の内側に装着し、
コレット27の大径側端面を、ネジ25等によって軸方
向に締め付けることにより力を加えると、コレット27
の外周に径方向内側向きの力が加わって、コレット27
の内径が小さくなる方向に弾性変形するとともに、その
内側のインナーコレット31の外周にも径方向内側向き
の力が加わって、インナーコレット31も内径が小さく
なる方向に弾性変形し、締め付け保持部33がインナー
コレット31内に挿入されたステム部5のコッタ締め付
け部5bのみを締め付け保持する。
【0025】 このように、セラミックス製エンジンバ
ルブ1のステム部5のコッタ締め付け部5bのみをイン
ナーコレット31及びコレット27を介して主軸7に締
め付け保持するとともに、その締め付け保持部から一定
のスパン距離だけ離れたステム部5を荷重付加手段16
のベアリング21で回転可能に保持した状態とし、回転
駆動系により主軸7を回転させて、バルブ1にその軸線
を中心とした回転を与えながら、ベアリング21に保持
されたステム部5の当該保持位置において、荷重付加手
段16によりステム部5の軸方向と垂直方向の荷重を加
える。
【0026】 この第一の強度試験方法では、所定の荷
重を加えながらセラミックス製エンジンバルブ1を1回
転以上回転させることにより、コッタ締め付け部5bの
全周にわたって、その表面に許容される欠陥サイズを超
えるような欠陥が存在するか否かを試験することができ
る。
【0027】 また、この強度試験方法においては、セ
ラミックス製エンジンバルブ1に回転を付与する主軸7
に、強度を調べようとするコッタ締め付け部5bのみを
保持させるので、コッタ溝部5a等のコッタ締め付け部
5b以外の部位には不要な応力を発生させることがな
い。更に、セラミックス製エンジンバルブ1の主軸7へ
の保持は、単にバルブを保持治具に挿入するだけでな
く、締め付け保持するので、バルブ1の回転中にステム
部5が保持治具(インナーコレット31)内で傾いて付
加応力が変動するということがない。更にまた、バルブ
1のヘッド部3においては保持を行わないので、ヘッド
部3のフェース面等に傷を発生させることがなく、試験
装置へのバルブのセットも短時間で行うことができる。
【0028】 本発明の第二の強度試験方法は、先述の
大きな応力が発生する2つの部分のうち、コッタ溝部5
aの強度を調べるものである。この方法は、コッタ溝部
5aよりステム部端部側の部分5cのみを、回転駆動系
に接続された主軸の一端部に当該主軸と同軸的に締め付
け保持するとともに、その締め付け保持部から一定のス
パン距離だけ離れたステム部を回転可能に保持し、主軸
を回転させてバルブにその軸線を中心とした回転を与え
ながら、前記の締め付け保持部から一定のスパン距離だ
け離れたステム部において、ステム部の軸方向と垂直方
向の荷重を加えることにより実施される。
【0029】 この第二の強度試験方法に使用する装置
(第二の強度試験装置)も、その基本的な構造は図1に
示す前記第一の強度試験装置と同様であるが、インナー
コレットには、バルブ1のステム部5に設けられたコッ
タ溝部5aよりステム部端部側の部分5cのみと接触し
てこれを保持できるような内周形状を持つものが用いら
れる。
【0030】 具体的には、図4に示すように、インナ
ーコレット35は、その内周の一部にコッタ溝部5aよ
りステム部端部側の部分5cを締め付け保持する締め付
け保持部37を有する。そして、この締め付け保持部3
7よりもステム部5が挿入されてくる開口部側にある部
分については、締め付け保持部37でコッタ溝部5aよ
りステム部端部側の部分5cを締め付け保持した際に、
その内径がステム部5の外径より大きくなって、ステム
部5との間にクリアランスが設けられるようにされてい
る。
【0031】 なお、このインナーコレット35も、前
記のコレット27と同様にスリットを入れる等の手段に
よって、外周からの径方向の力により内径が小さくなる
方向に弾性変形が可能な構造を有する。
【0032】 したがって、図1のように、このインナ
ーコレット35を前記のコレット27の内側に装着し、
コレット27の大径側端面を、ネジ25等によって軸方
向に締め付けることにより力を加えると、コレット27
の外周に径方向内側向きの力が加わって、コレット27
の内径が小さくなる方向に弾性変形するとともに、その
内側のインナーコレット35の外周にも径方向内側向き
の力が加わって、インナーコレット35も内径が小さく
なる方向に弾性変形し、締め付け保持部37がインナー
コレット35内に挿入されたステム部5のコッタ溝部5
aよりステム部端部側の部分5cのみを締め付け保持す
る。
【0033】 このように、セラミックス製エンジンバ
ルブ1のコッタ溝部5aよりステム部端部側の部分5c
のみをインナーコレット35及びコレット27を介して
主軸7に締め付け保持するとともに、その締め付け保持
部から一定のスパン距離だけ離れたステム部5を荷重付
加手段16のベアリング21で回転可能に保持した状態
とし、回転駆動系により主軸7を回転させて、バルブ1
にその軸線を中心とした回転を与えながら、ベアリング
21に保持されたステム部5の当該保持位置において、
荷重付加手段16によりステム部5の軸方向と垂直方向
の荷重を加える。
【0034】 この第二の強度試験方法では、所定の荷
重を加えながらセラミックス製エンジンバルブ1を1回
転以上回転させることにより、コッタ溝部5aの全周に
わたって、その表面に許容される欠陥サイズを超えるよ
うな欠陥が存在するか否かを試験することができる。
【0035】 また、この強度試験方法においては、セ
ラミックス製エンジンバルブ1に回転を付与する主軸7
に、強度を調べようとするコッタ溝部5aよりステム部
端部側の部分5cのみを保持させるので、コッタ溝部5
a以外の部位には不要な応力を発生させることがない。
更に、セラミックス製エンジンバルブ1の主軸7への保
持は、単にバルブを保持治具に挿入するだけでなく、締
め付け保持するので、バルブ1の回転中にステム部5が
保持治具(インナーコレット35)内で傾いて付加応力
が変動するということがない。更にまた、バルブ1のヘ
ッド部3においては保持を行わないので、ヘッド部3の
フェース面等に傷を発生させることがなく、試験装置へ
のバルブのセットも短時間で行うことができる。
【0036】 また、第二の強度試験方法において、セ
ラミックス製エンジンバルブ1のコッタ溝部5aよりス
テム部端部側の部分5cが短く、例えば3mm未満の場
合には、この部分5cを緊密に保持することができず、
図8のように、保持治具(インナーコレット35)の変
形によりバルブ1が滑り、大きく変位したり、さらには
バルブ1が保持治具から外れる場合がある。
【0037】 そこで、このような場合には、図7に示
すように、特殊な把持機構を採用することが好ましい。
図7の把持機構60は、コッタ溝部5aの溝形状と相補
的な形状の凸部61を有し、コッタ溝部5aに嵌め込ま
れる中間半円筒治具62a、62bと、エンジンバルブ
1のステム部端部をヘッド部側に押す押圧治具63と、
前記中間半円筒治具62a、62bを外周側から締めつ
ける外周締付治具64とから構成されている。この把持
機構60によれば、凸部61をコッタ溝部5aに嵌め込
んでこれを外周側から締め付けるため、ステム部端部側
の部分5cが短い場合でも、緊密な保持を達成すること
ができる。なお、押圧治具63と外周締付治具64の外
形状を先に説明したコレットと同形状とすることで、ネ
ジ25に取り付けることができる。また、自動車用バル
ブの場合には、中間半円筒治具62a、62bとしてコ
ッタを併用することができる。
【0038】 図9(a)(b)は、更に作業性が向上した別
の把持機構を示す断面概略図である。上記の把持機構6
0では、外周締付治具64は中間半円筒治具62a、6
2bを図上、左側から押さえる必要があるが、これらの
治具はリング形状であるため、中間半円筒治具62a、
62bを装着する前に予めバルブ1に通さなければなら
ない。また、中間半円筒治具62a、62bをコッタ溝
部5aに嵌め込み、外周締付治具64と組み合わせる作
業も煩雑である。
【0039】 この点を改良するため、図9(a)(b)の把
持機構70は、図7に示す外周締付治具64を2分割
し、かつ中間半円筒治具62a、62bを各外周締付治
具に固定したものである。すなわち、把持機構70は、
中間半円筒治具72a,72bをそれぞれ固定してなる
2つの外周締付治具74a,74bと、エンジンバルブ
1のステム部端部をヘッド部側に押す押圧治具73とか
ら構成されており、このような構成とすることにより、
2分割された外周締付治具74a,74bをコッタ溝部
5aに取り付けるのみの作業となる。さらに、把持機構
70の外周締付治具74a,74bを押さえ込むネジ2
5に代えて、図9(a)(b)に示すように、ベアリング75
付きの押さえ板77を用い、外周側から例えば空圧によ
り押さえつけることが好ましい。こうすることにより、
エンジンバルブの把持機構への着脱機構が簡素化され、
迅速且つ簡便な取り付けを実現することができる。
【0040】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、セラミックス製エンジンバルブの使用時に大きな応
力が発生するコッタ締め付け部とコッタ溝部とについて
の強度試験(回転曲げ試験)を実施するに当たり、強度
を調べようとする当該部位以外の部位に不要な応力を発
生させたり、試験中に付加応力を変動させたりすること
なく強度試験することができる。また、試験装置へのバ
ルブのセットが短時間で行えるとともに、セット時にヘ
ッド部のバルブフェース面等に傷を発生させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の強度試験装置の概要図である。
【図2】 本発明の強度試験装置に使用されるコレット
の構造を示す斜視概要図である。
【図3】 本発明の強度試験装置(第一の強度試験装
置)に使用されるインナーコレットの構造を示す断面概
要図である。
【図4】 本発明の強度試験装置(第二の強度試験装
置)に使用されるインナーコレットの構造を示す断面図
である。
【図5】 エンジンに装備されたセラミックス製エンジ
ンバルブの概要図である。
【図6】 セラミックス製エンジンバルブへの荷重付加
手段の他の実施例を示す概略図である。
【図7】 本発明の強度試験装置に用いる特殊な把持機
構を示す断面図である。
【図8】 セラミックス製エンジンバルブが変位した状
態を示す説明図である。
【図9】 更に作業性が向上した別の把持機構を示す断
面概略図で、(a)は取付後評価時、(b)は取付時をそれぞ
れ示す。
【符号の説明】
1…セラミックス製エンジンバルブ、3…ヘッド部、5
…ステム部、5a…コッタ溝部、5b…コッタ締め付け
部、5c…コッタ溝部よりステム部端部側の部分、7…
主軸、9…テーパ状の穴、11…ユニバーサルジョイン
ト、13…電気モーター、15…ベアリング、17…エ
アシリンダー、19…ロードセル、21…ベアリング、
23…台座、25…ネジ、27…コレット、29…スリ
ット、31…インナーコレット、33…締め付け保持
部、35…インナーコレット、37…締め付け保持部、
40…把持部、41…荷重印加部、42…重力作用部、
43…荷重部、44…支点、45…安全機構、46…オ
ン−オフ機構、51…バルブシート、53…ガイド、5
5…リテーナー、57…コッタ、60…把持機構、61
…凸部、62a,62b…中間半円筒治具、63…押圧
治具、64…外周締付治具、70…把持機構、72a,
72b…中間半円筒治具、73…押圧治具、74a,7
4b…外周締付治具、75…ベアリング、77…押さえ
板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘状のヘッド部と棒状のステム部とを有
    するセラミックス製エンジンバルブの強度試験方法であ
    って、コッタを取り付けるために前記ステム部の端部付
    近に設けられたコッタ溝部よりヘッド部側にあってコッ
    タにより締め付けられるコッタ締め付け部のみを、回転
    駆動系に接続された主軸の一端部に当該主軸と同軸的に
    締め付け保持するとともに、その締め付け保持部から一
    定のスパン距離だけ離れたステム部を回転可能に保持
    し、前記主軸を回転させてバルブにその軸線を中心とし
    た回転を与えながら、前記の締め付け保持部から一定の
    スパン距離だけ離れたステム部において、ステム部の軸
    方向と垂直方向の荷重を加えることにより、前記コッタ
    締め付け部の強度を試験することを特徴とするセラミッ
    クス製エンジンバルブの強度試験方法。
  2. 【請求項2】 傘状のヘッド部と棒状のステム部とを有
    するセラミックス製エンジンバルブの強度試験方法であ
    って、コッタを取り付けるために前記ステム部の端部付
    近に設けられたコッタ溝部よりステム部端部側の部分の
    みを、回転駆動系に接続された主軸の一端部に当該主軸
    と同軸的に締め付け保持するとともに、その締め付け保
    持部から一定のスパン距離だけ離れたステム部を回転可
    能に保持し、前記主軸を回転させてバルブにその軸線を
    中心とした回転を与えながら、前記の締め付け保持部か
    ら一定のスパン距離だけ離れたステム部において、ステ
    ム部の軸方向と垂直方向の荷重を加えることにより、前
    記コッタ溝部の強度を試験することを特徴とするセラミ
    ックス製エンジンバルブの強度試験方法。
  3. 【請求項3】 一端にテーパ状の穴を有し、他端はユニ
    バーサルジョイントを介して回転駆動系に接続され、軸
    周りに回転可能に保持された主軸と、 当該主軸のテーパ状の穴に挿入されたコレット及びその
    内側に装着されたインナーコレットによりコッタ締め付
    け部のみを締め付け保持されたセラミックス製エンジン
    バルブのステム部を回転可能に保持しつつ、その軸方向
    と垂直方向の荷重を加えることが可能な荷重付加手段と
    を備えたセラミックス製エンジンバルブの強度試験装置
    であって、 前記コレットは、前記主軸のテーパ状の穴と同等のテー
    パ円錐面を外周に持ち、かつ、外周からの径方向の力に
    より内径が小さくなる方向に弾性変形が可能であり、 前記インナーコレットは、バルブのステム部のコッタ締
    め付け部のみと接触してこれを保持できるような内周形
    状を持ち、かつ外周からの径方向の力により内径が小さ
    くなる方向に弾性変形が可能であることを特徴とするセ
    ラミックス製エンジンバルブの強度試験装置。
  4. 【請求項4】 一端にテーパ状の穴を有し、他端はユニ
    バーサルジョイントを介して回転駆動系に接続され、軸
    周りに回転可能に保持された主軸と、 当該主軸のテーパ状の穴に挿入されたコレット及びその
    内側に装着されたインナーコレットによりステム部端部
    付近を締め付け保持されたセラミックス製エンジンバル
    ブのステム部を回転可能に保持しつつ、その軸方向と垂
    直方向の荷重を加えることが可能な荷重付加手段とを備
    えたセラミックス製エンジンバルブの強度試験装置であ
    って、 前記コレットは、前記主軸のテーパ状の穴と同等のテー
    パ円錐面を外周に持ち、かつ、外周からの径方向の力に
    より内径が小さくなる方向に弾性変形が可能であり、 前記インナーコレットは、バルブのステム部に設けられ
    たコッタ溝よりステム部端部側の部分のみと接触してこ
    れを保持できるような内周形状を持ち、かつ外周からの
    径方向の力により内径が小さくなる方向に弾性変形が可
    能であることを特徴とするセラミックス製エンジンバル
    ブの強度試験装置。
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