JP2000290697A - ウインドウォッシャー液用固形錠剤 - Google Patents

ウインドウォッシャー液用固形錠剤

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JP2000290697A
JP2000290697A JP9957799A JP9957799A JP2000290697A JP 2000290697 A JP2000290697 A JP 2000290697A JP 9957799 A JP9957799 A JP 9957799A JP 9957799 A JP9957799 A JP 9957799A JP 2000290697 A JP2000290697 A JP 2000290697A
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JP
Japan
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window washer
tablet
washer liquid
weight
solid tablet
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JP9957799A
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English (en)
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Shinji Wada
信二 和田
Hideki Matsumoto
秀起 松本
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MERUTEKKUSU KASEI KK
Daiichi Shoji Co Ltd
Original Assignee
MERUTEKKUSU KASEI KK
Daiichi Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウインドウォッシャー液を、持ち運びが便利
で、且つ、簡単に使用できる剤形にする。 【解決手段】剤形を、炭酸塩、有機酸及び界面活性剤を
少なくとも含む固形錠剤1にし、水に溶解すると、直ち
に、錠剤1が発泡して、崩壊し、ウインドウォッシャー
液になるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、ウインドウ
ォッシャー液を持ち運びが便利なように、固形錠剤にし
た、ウインドウォッシャー液用固形錠剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、クリアな視界を確保するために、
自動車のフロントガラスに付着した油膜や汚れを界面活
性剤で除去したり、フロントガラスのぎらつきを防止す
るために、フロントガラスに付着したシリコーンオイル
等を研磨剤によって除去したりするような、自動車用ウ
インドウォシャー液が、種々、開発されている。
【0003】このようなウィンドウォッシャー液は、い
ずれも、容器に入れられた形態で、流通販売されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器入
りのウインドウォッシャー液は、流通過程において、容
積がかさばり、重量が重くなり、この結果、流通コスト
が高くなるという問題がある。また、近時、濃縮液タイ
プのものも製品化されてはいるものの、容器入りのウイ
ンドウォッシャー液は、店頭に並べる際に場所をとると
いったような問題もある。
【0005】更に、容器入りのウインドウォッシャー液
では、ユーザ等が、自動車のエンジンルーム内のウイン
ドウォッシャー液タンクに入れる際に、ウインドウォッ
シャー液をエンジンルーム内にこぼし、その結果、エン
ジンルーム内の電装品や機械類を濡らしまうという問題
もある。
【0006】のみならず、容器入りのウインドウォシャ
ー液は、例えば、これを、自動車のトランク内に、予備
用として積み込んだ場合や、使い残しを容器に入れて積
み込んだりしていると、キャップの締め付けが充分でな
い場合等には、自動車の振動等が原因して、キャップが
緩んで、容器内のウインドウォッシャー液がトランク内
に流れだし、トランクに積んでいる積載物を濡らしたり
する場合がある。本発明は、以上のような問題を解決す
るためになされたものであって、流通コストを低く抑え
ることができ、店頭に並べる際に場所をとらず、使用の
際の利便性に優れ、車のトランクに予備用として積んで
いても、トランク内に積み込まれている積載物を汚すこ
とのないように固形化するとともに、容易に、ウインド
ウォッシャー液とすることができる、ウインドウォッシ
ャー液用固形錠剤を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のウイン
ドウォッシャー液用固形錠剤は、炭酸塩、有機酸及び界
面活性剤を少なくとも含む。
【0008】界面活性剤としては、種々のものを用いる
ことができ、そのような界面活性剤としては、陰イオン
性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤又は非イオン性界
面活性剤であってもよい。
【0009】しかしながら、固形錠剤とするためには、
その製造に際の容易性からは、固体としても存在し得る
界面活性剤が好ましい。
【0010】このウインドウォッシャー液用固形錠剤
は、保存、運搬及び販売時の商品の形態を、固形錠剤と
しているので、流通過程において、容積がかさばらず、
重量が軽くなり、この結果、流通コストを低く抑えるこ
とができる。また、店頭に並べる際にも、場所をとらな
い。
【0011】更に、ウインドウォッシャー液タンクに、
水とともに錠剤を放り込むだけで、タンク内に、ウイン
ドウォッシャー液を作ることができるので、容器入りの
ウインドウォッシャー液のような、ユーザ等が、自動車
のエンジンルーム内のウインドウォッシャー液タンクに
入れる際に、ウインドウォッシャー液をエンジンルーム
内にこぼし、その結果、エンジンルーム内の電装品や機
械類を濡らしてしまうという問題が生じない。
【0012】のみならず、この錠剤は、固形錠剤である
ので、自動車のトランク内に、予備用として積み込んだ
場合に、従来の容器入りのウインドウォッシャー液のよ
うに、トランクに積んでいる積載物を濡らしたりすとい
ったような場合が一切生じない。
【0013】しかも、錠剤中に、炭酸塩と有機酸とを添
加しているので、この錠剤は、水中に入れると、直ち
に、発泡し、崩壊して、容易に、ウインドウォッシャー
液となるのようにしているため、容器入りのウインドウ
ォッシャー液と同様、使用が簡単である。請求項2に記
載のウインドウォッシャー液用固形錠剤は、請求項1に
記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤が、中性無水
芒硝を更に含むことを特徴とする。
【0014】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、賦形剤として、中性無水芒硝を使用しているので、
水に溶け易く、且つ、長期に保存しても、中性無水芒硝
が空気中の湿気を吸収するため、保存中に、錠剤が発泡
しない。請求項3に記載のウインドウォッシャー液用固
形錠剤は、請求項1又は請求項2に記載のウインドウォ
ッシャー液用固形錠剤が、水に溶解した際に、水溶液の
pHが、6.5以上7.5以下になるように調整されて
いる。
【0015】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、水に溶解した際に、水溶液のpHが、6.5以上
7.5以下になるように調整しているので、自動車の鉄
等で製された部分に錆等が発生し難い。請求項4に記載
のウインドウォッシャー液用固形錠剤は、請求項1〜3
のいずれかに記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤
が、ポリエチレングリコールを更に含むことを特徴とす
る。
【0016】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、錠剤中に、ポリエチレングリコールを添加している
結果、この錠剤を用いて製造されるウインドウォッシャ
ー液中に、ポリエチレングリコールが分散する。この結
果、フロントガラス等に、この錠剤を溶解した水溶液の
所定量を自動車のノズル等から噴射後、ワイパーを動作
させた際に、ワイパーのびびりを防止して、ワイパーの
動きを円滑にすることができる。
【0017】請求項5に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤は、炭酸塩を20重量%以上40重量%以
下、中性無水芒硝を0重量%以上53重量%以下、有機
酸を25重量%以上40重量%、界面活性剤を1重量%
以上10重量%以下、及び、ポリエチレングリコールを
1重量%以上10重量%以下を、前記炭酸塩と、前記中
性無水芒硝と、前記有機酸と、前記界面活性剤との合計
が、概ね100重量%となり、残部に色素を含む。
【0018】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、炭酸塩、中性無水芒硝、界面活性剤及びポリエチレ
ングリコールの好ましい配合割合を具体的に提案する。
【0019】ここで、本明細書で用いる用語「概ね10
0重量%」は、97重量%以上99重量%以下の範囲を
意味する。
【0020】また、「中性無水芒硝を0重量%以上53
重量%以下」は、中性無水芒硝を、全く含んでいない場
合と、中性無水芒硝を含んでいる場合とを意味する。
【0021】尚、中性無水芒硝を含んでいる場合は、
0.1重量%以上53重量%以下であることが好まし
い。
【0022】中性無水芒硝を0.1重量%以上53重量
%以下含ませると、中性無水芒硝が空気中の湿気を吸収
するため、保存中に、錠剤が発泡せず、錠剤を長期に渡
って保存できる。
【0023】炭酸塩、中性無水芒硝、界面活性剤及びポ
リエチレングリコールの各々を、上記した範囲内にすれ
ば、水に溶解した際に、水溶液のpHが、6.5以上
7.5以下になる。これにより、この錠剤は、ウインド
ウォッシャー液にして使用した場合、自動車の鉄で製さ
れた錆易い部分に錆等が発生し難い。
【0024】また、ポリエチレングリコールを、成形材
料中に、上記の範囲で含ませると、打錠により製造され
る錠剤に、スティッキング、ラミネーティング及びキャ
ッピングを生じ難くなる。のみならず、この錠剤を水に
溶解したウインドウォッシャー液中に含まれるポリエチ
レングリコールの働きにより、ワイパーの動きを円滑に
なる。請求項6に記載のウインドウォッシャー液用固形
錠剤は、請求項1〜5のいずれかに記載のウインドウォ
ッシャー液用固形錠剤の、炭酸塩が、重曹、炭酸ナトリ
ウム及びセスキ炭酸ナトリウムの群から選択される少な
くとも1種であることを特徴とする。
【0025】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、炭酸塩として、安全性に優れ、入手が容易で、水に
溶かした場合、有機酸との共存下で、炭酸ガス(CO
2)を発泡する成分を選択しているので、この錠剤は、
安全性に優れ、容易に原料を調達できるため製造が容易
で、且つ、水中に放り込むと発泡して、崩壊し、直ち
に、ウインドウォッシャー液となるので、使用の際の利
便性に優れている。請求項7に記載のウインドウォッシ
ャー液用固形錠剤は、請求項1〜6のいずれかに記載の
ウインドウォッシャー液用固形錠剤の、有機酸が、クエ
ン酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸及びアジ
ピン酸の群から選択される少なくとも1種であることを
特徴とする。このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、有機酸として、安全性に優れ、入手が容易で、水溶
液中で、炭酸塩を分解し、炭酸ガス(CO2)を発泡さ
せることができる成分を選択しているので、この錠剤
は、安全性に優れ、容易に原料を調達できるため製造が
容易で、且つ、水中に放り込むと発泡して、崩壊し、直
ちに、ウインドウォッシャー液となるので、使用の際の
利便性に優れている。請求項8に記載のウインドウォッ
シャー液用固形錠剤は、請求項1〜7のいずれかに記載
のウインドウォッシャー液用固形錠剤の、界面活性剤
が、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム又はラウル
リ硫酸ナトリウムであることを特徴とする。このウイン
ドウォッシャー液用固形錠剤では、固形錠剤を製造する
際に容易な、固体としても存在し得る界面活性剤とし
て、安全性に優れ、且つ、入手が容易な界面活性剤を選
択しているので、この錠剤は、安全性に優れ、容易に原
料を調達できるため、容易に製造することができる。
【0026】尚、ウインドウォッシャー液として使用し
て、使用済みの廃水を廃棄する際に、使用済みの廃水が
下水等に流れ込んだ場合に、バクテリア等により生分解
され、自然浄化されやすくするためには、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウムが好ましく、又、乳化剤とし
ての優れた特性を有するものにしたい場合には、界面活
性剤としては、例えば、ラウルリ硫酸ナトリウムを用い
るのが好ましい。請求項9に記載のウインドウォッシャ
ー液用固形錠剤は、請求項1〜8のいずれかに記載のウ
インドウォッシャー液用固形錠剤の形状が、直径が、2
5mm以下のプレイン錠であることを特徴とする。
【0027】このウインドウォッシャー液用固形錠剤で
は、その形状をプレイン錠とする場合は、その直径を、
ウインドウォッシャー液タンクの給水口(ウインドウォ
ッシャー液タンクの給水口の直径が、25mm以上30
mm以下のものが多い。)よりやや小さめの大きさとし
ているので、この錠剤は、ウインドウォッシャー液タン
クの給水口からタンク内に投入し易い。また、ウインド
ウォッシャー液用固形錠剤の直径の下限は、特に限定さ
れることは無いが、錠剤の形状がプレイン形状の場合
は、手(指)での持ち易さを考慮すれば、20mm以上
であることが好ましい。請求項10に記載のウインドウ
ォッシャー液用固形錠剤は、錠剤の形状をプレイン錠以
外の異形錠剤にする場合の好ましい形状を規定するもの
であり、形状が、チョーク形状であることを特徴とす
る。
【0028】錠剤の形状を、チョーク形状とすると、ウ
インドウォッシャー液タンクの給水口からタンク内に投
入し易く、手(指)での持ち易く、且つ、タンクの水に
溶け易くなる。
【0029】尚、ウインドウォッシャー液タンクの給水
口からタンク内に投入し易さや、手(指)での持ち易さ
や、折れ難さ等を考慮した場合は、直径は、5mm以上
20mm以下であり、長さを50mm以上70mm以下
とすることが好ましい。請求項11に記載のウインドウ
ォッシャー液用固形錠剤は、請求項1〜10のいずれか
に記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤の、重量
が、5g以上10g以下の範囲にあることを特徴とす
る。このウインドウォッシャー液用固形錠剤では、その
重量を、手(指)で持った時に、しっくりとした感覚を
与える、5g以上10g以下としているので、この錠剤
は、手(指)で掴んで、ウインドウォッシャー液タンク
の給水口からタンク内に投入し易い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るウインドウォ
ッシャー液用固形錠剤を図面を参照しながら、更に詳し
く説明する。図1は、本発明に係るウインドウォッシャ
ー液用固形錠剤の一例を概略的に示す斜視図である。
【0031】この錠剤1は、プレイン形状の錠剤を示し
ており、その直径Dが、20mm以上25mm以下の範
囲になるようにされており、又、重量が、5g以上10
g以下の範囲になるように調整されている。
【0032】ここに、錠剤1の直径Dを25mm以下の
範囲にするのは、現在、市販されている乗用車のウイン
ドウォッシャー液タンクの給水口は、大体、その直径
が、約25mm以上約30mm以下程度にされているた
め、これより、やや小さい直径Dとすることで、錠剤1
を、ウインドウォッシャー液タンクの給水口からタンク
内に投入し易くするためである。
【0033】また、錠剤1の直径Dを20mm以上の範
囲にするのは、プレイン錠とする場合には、その直径D
が、20mm以下の場合には、手で掴み難くなるからで
ある。
【0034】また、錠剤1の重量を、5g以上10g以
下の範囲にするのは、この範囲内にあれば、手(指)で
掴んだ時に、しっくりとした感覚を与えるので好まし
い。
【0035】これに対し、錠剤1を、5g未満とする
と、手(指)で掴んだ時に、軽すぎて頼り無く感じら
れ、又、10gを超えると、手(指)で掴んだ時に、重
すぎるという感じを与えるので好ましくない。
【0036】また、この錠剤1は、水(現在、市販され
ている乗用車のウインドウォッシャー液タンクの容量で
ある、2リットル(liter)程度の水)に溶解した
場合、そのpHが、6.5以上7.5以下になるように
調整されている。
【0037】これにより、このウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、水に溶解して使用した際に、自動車の
鉄等で製された部分に錆等が発生し難い。
【0038】尚、組成としては、炭酸塩、有機酸及び界
面活性剤を少なくとも含んでいれば良い。
【0039】ここに、炭酸塩は、この錠剤1を発泡錠に
するために添加されている成分である。
【0040】そのような炭酸塩としては、種々のものを
用いることができるが、例えば、重曹(炭酸水素ナトリ
ウム)、炭酸ナトリウム及びセスキ炭酸ナトリウムの群
から選択される少なくとも1種またはこれらの少なくと
も2種以上の混合物を、その好ましい例として挙げるこ
とができる。これらの炭酸塩は、安全性に優れている。
したがって、炭酸塩としてこれらの成分を用いて製造さ
れる錠剤1も、安全性に優れたものとなる。
【0041】また、これらの炭酸塩は、入手が容易であ
る。したがって、炭酸塩としてこれらの成分を選択すれ
ば、原料を容易に調達できるため、錠剤1を容易に製造
することができる。
【0042】且つ、これらの炭酸塩は、水に溶かした場
合、有機酸との共存下で、炭酸ガス(CO2)を発泡す
る。したがって、炭酸塩としてこれらの成分を用いて製
造される錠剤1は、水中に放り込むと発泡して、崩壊
し、直ちに、ウインドウォッシャー液となるので、使用
の際の利便性に優れている。有機酸は、炭酸塩の発泡を
促進するために添加されている成分である。
【0043】そのような有機酸としては、種々のものを
用いることができるが、例えば、クエン酸、リンゴ酸、
コハク酸、フマル酸、酒石酸及びアジピン酸の群から選
択される少なくとも1種またはこれらの少なくとも2種
以上の混合物を、その好ましい例として挙げることがで
きる。これらの有機酸は、安全性に優れている。したが
って、有機酸としてこれらの成分を用いて製造される錠
剤1も、安全性に優れたものとなる。
【0044】また、これらの有機酸は、入手が容易であ
る。したがって、有機酸としてこれらの成分を選択すれ
ば、原料を容易に調達できるため、錠剤1を容易に製造
することができる。
【0045】且つ、これらの有機酸は、水溶液中で、炭
酸塩を分解し、炭酸ガス(CO2)を発泡させることが
できる。したがって、有機酸としてこれらの成分を用い
て製造される錠剤1は、水中に放り込むと発泡して、崩
壊し、直ちに、ウインドウォッシャー液となるので、使
用の際の利便性に優れている。界面活性剤は、油成分を
除去するために添加されている成分である。
【0046】このような界面活性剤は、油成分をフロン
トガラス、サイドガラス、リアガラス等のガラスから除
去できるものであれば、種々の成分を用いることができ
る。
【0047】より詳しく説明すると、界面活性剤として
は、ガラスから油成分を洗浄、乳化できるものであれ
ば、種々のものを用いることができ、分子中に親水性の
部分と疎水性(親油性)の部分とをあわせ持つものであ
れば、種々のものを用いることができる。
【0048】例えば、そのような界面活性剤としては、
分子中に炭化水素残基からなる親油基と、カルボキシル
基、スルホン基等の親水基とを有する陰イオン性界面活
性剤であってもよく、分子中に炭化水素残基からなる親
油基と、アミノ基等の親水基とを有す陽イオン性界面活
性剤であってもよく、また、分子中に炭化水素残基から
なる親油基と、エステル基、水酸基等の親水基とを有す
非イオン性界面活性剤であってもよい。
【0049】しかしながら、固形錠剤とするためには、
界面活性剤は、液体としてのみ存在するよりも、固体と
しても存在し得るものの方が、好ましく、そのような、
固体としても存在し得るものとして、例えば、アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウルリ硫酸ナトリウ
ム等のナトリウム塩の界面活性剤が好ましい。
【0050】ウインドウォッシャー液として使用して、
使用済みの廃水を廃棄する際に、使用済みの廃水が下水
等に流れ込んだ場合等に、バクテリア等により生分解さ
れ、自然浄化されやすくするためには、アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム等のソフト型ナトリウム塩が好
ましい。
【0051】また、錠剤1を、乳化剤としての優れた特
性を有するものにしたい場合には、界面活性剤として
は、例えば、ラウルリ硫酸ナトリウムを用いるのが好ま
しい。
【0052】また、この錠剤1では、その大きさを、直
径が、20mm以上25mm以下の範囲になるように
し、且つ、その重量を、5g以上10g以下の範囲にな
るようにするために、賦形剤を用いている。
【0053】賦形剤は、増量のために用いる成分である
ので、この錠剤1中に、賦形剤は、必須の成分では無
い。
【0054】賦形剤としては、錠剤の大きさを上記大き
さに増量できるものであれば、種々のものを用いること
ができる。
【0055】そのような賦形剤としては、水溶性のも
の、例えば、塩化ナトリウムや硫酸ナトリム等の無機系
のものを好適に用いることができる。
【0056】しかしながら、この錠剤1を、長期に渡っ
て保存した場合に、空気中に含まれる湿気により、自然
に発泡するのを防止する観点からは、吸湿性を有する中
性無水芒硝(Na2SO4)を用いるのが好ましい。中性
無水芒硝は、賦形剤であるので、錠剤中に添加しても添
加しなくても良い。中性無水芒硝を加える場合には、
0.1重量%以上53重量%以下であることが好まし
い。
【0057】このように、中性無水芒硝を0.1重量%
以上53重量%以下含ませると、中性無水芒硝が空気中
の湿気を吸収するため、保存中に、錠剤が発泡せず、錠
剤を長期に渡って保存できる。
【0058】また、この錠剤1中には、ポリエチレング
リコールを添加することが好ましい。
【0059】これは、ポリエチレングリコールを錠剤1
に添加すると、錠剤1を水溶液にした場合、水中に、ポ
リエチレングリコールが分散する結果、フロントガラス
等に、この錠剤1を溶解した水溶液の所定量を自動車の
ノズル等から噴射後、ワイパーを動作させた際に、ワイ
パーのびびりを防止して、ワイパーの動きを円滑にする
ことができる。
【0060】のみならず、ポリエチレングリコールは、
滑沢剤としての機能を有するので、成形材料中に、予
め、所定量を添加しておけば、成形材料から圧縮成形に
より錠剤を製造する際に、錠剤にスティッキング、ラミ
ネーティング、キャッピング等の不良品が発生するのを
防止できる。
【0061】また、必要により、この錠剤1を水溶液に
した時に、水溶液に色(例えば、青色)がつくように、
微量の色素(例えば、タール色素、硫酸銅等)を添加す
るようにしてもよい。
【0062】ウインドウォッシャー液用固形錠剤1の好
ましい配合割合について、より具体的に説明すると、そ
の配合割合は、炭酸塩を20重量%以上40重量%以
下、中性無水芒硝を0重量%以上53重量%以下、有機
酸を25重量%以上40重量%、及び、界面活性剤を1
重量%以上10重量%以下、ポリエチレングリコールを
1重量%以上10重量%以下として、炭酸塩と、中性無
水芒硝と、有機酸と、界面活性剤との合計が、概ね10
0重量%となるようにし、残部に微量の色素を含ませる
ようにするのが好ましい。
【0063】このような配合割合にした場合、この錠剤
1を、約2リットル(liter)の水に溶解させる
と、その溶液のpHが、6.5以上7.5以下になる。
【0064】また、錠剤は、水に溶け易く、油膜取り効
果に優れている。
【0065】このような錠剤1は、例えば、圧縮成形法
により、容易に製造することができる。
【0066】より具体的に説明すると、炭酸塩の粉粒体
(平均粒子径60μm)を20重量%以上40重量%以
下、中性無水芒硝(平均粒子径60μm)を0重量%以
上53重量%以下、有機酸を25重量%以上40重量
%、及び、界面活性剤(篩分けにより、平均粒子径10
μm以上100μm)を1重量%以上10重量%以下、
ポリエチレングリコールを1重量%以上10重量%以下
として、炭酸塩と、中性無水芒硝と、有機酸と、界面活
性剤と、微量の色素との合計が、概ね100重量%とな
るように混合し、これを均一に混練したのち、ポリビニ
ルアルコール等の結合剤を用いて、流動層造粒法によ
り、平均粒子径が、300μm以上1500μm以下程
度の顆粒を得、その後、打錠機により、1.3トン(t
on)/cm2以上1.8トン(ton)/cm2以下
程度の打錠圧で打錠して、錠剤1を製造する。
【0067】この錠剤1は、ウインドウォッシャー液タ
ンク内に入れて、タンク内の水に接触させるだけで、直
ちに、発泡し、崩壊し、ウインドウォッシャー液とな
る。
【0068】次に、具体的なデータに基づいて、本発明
を説明する。
【0069】表1にその組成を示すウインドウォッシャ
ー液用固形錠剤(実施例1〜11)を製造した。
【0070】直径Dは、いずれも、主として、中性無水
芒硝の量により、20mm以上25mm以下となるよう
にし、且つ、その重量が、5g以上10g以下の範囲に
なるように調整した。
【0071】
【表1】 比較例1として、直径が15mm、その重量が、3gの
錠剤(乳糖)を製造した。
【0072】また、比較例2として、直径が30mm、
その重量が、15gの錠剤(乳糖)を製造した。
【0073】次ぎに、10名のボランティアに、表1に
その組成を示すウインドウォッシャー液用固形錠剤(実
施例1〜11)と比較例1及び2の錠剤とについて、手
で掴んで、ウインドウォッシャー液タンクの給水口から
錠剤をタンク内に放り込むという作業を行って、その時
の感触についてアンケートした。
【0074】その結果、表1にその組成を示すウインド
ウォッシャー液用固形錠剤(実施例1〜11)は、いず
れも、手(指)で掴み易く、手(指)で掴んだ際に、し
っくりするという印象をボランティアに与え、且つ、ウ
インドウォッシャー液タンクの給水口からタンク内に投
入し易いという印象をボランティアに与えていることが
明らかになった。
【0075】これに対し、比較例1の錠剤は、手(指)
で掴み難く、手(指)で掴んだ際に、軽すぎるという印
象をボランティアに与えていることが明らかになった。
【0076】また、比較例2の錠剤は、手(指)で掴ん
だ際に、軽すぎるという印象をボランティアに与え、且
つ、ウインドウォッシャー液タンクの給水口からタンク
内に投入し難いという印象をボランティアに与えている
ことが明らかになった。次に、これらのウインドウォッ
シャー液用固形錠剤を、ウインドウォッシャー液タンク
内に、水を約2リットル(liter)入れ、その後、
表1にその組成を示す錠剤の各々をウインドウォッシャ
ー液タンク内に給水口(直径、約30mm)より放り込
んだ。
【0077】これらの錠剤は、いずれも、直ちに、発泡
し、崩壊し、直ちに、ウインドウォッシャー液になっ
た。次に、このようにして製造したウインドウォッシャ
ー液の各々についてpHを測定した所、いずれも、pH
が、6.5以上7.5以下になっていた。
【0078】次に、このようにして製造したウインドウ
ォッシャー液の各々の所定量をノズルから噴出させて、
ワイパーを動作させた所、ウインドウォッシャー液中
に、ポリエチレングリコールを含むグループ(実施例1
〜9)の方が、ウインドウォッシャー液中に、ポリエチ
レングリコールを含まないグループ(実施例10及び1
1)に比べ、ワイパーのびびりが小さく、ワイパーを円
滑に動かせることが明らかになった。
【0079】また、打錠(圧縮成形)により製造される
錠剤の外観を観察した所、成形材料中に、ポリエチレン
グリコールを添加したグループ(実施例1〜9)は、成
形材料中に、ポリエチレングリコールを添加していない
グループ(実施例10及び11)に比べ、スティッキン
グ、ラミネーティング、キャッピングを起こした不良品
の発生頻度が少ないことが明らかになり、これにより、
ポリエチレングリコールが滑沢剤として機能しているこ
とが明らかになった。
【0080】また、表1にその組成を示すウインドウォ
ッシャー液用固形錠剤(実施例1〜11)の各々につい
て、室温、大気中で、6カ月間、放置したが、いずれ
も、6カ月経過時点において、錠剤の崩壊現象等は、一
切、認められなかった。
【0081】また、比較例3として、市販の自動車用ウ
インドウォッシャー液(メタノール(5%)、アニオン
系界面活性剤を含み、その容量が2リットル(lite
r)のもの)と、表1にその組成を示すウインドウォッ
シャー液用固形錠剤を2リットル(liter)の水に
溶解したものの各々とについて、ボランティア(11
名)により、実際に、ダブルブラインドテスト(最初の
1週間は、市販の自動車用ウインドウォッシャー液、次
の1週間は、表1にその配合割合を示す、ウインドウォ
ッシャー液用固形錠剤を2リットル(liter)の水
に溶解したものを、ウインドウォッシャー液タンク内に
入れた)を行い、実際に、各々のボランティアが通常行
っている、ウインドウォッシャー液の使用方法で、使用
してもらったが、ボランティア(11名)のいずれも、
1週間経った時点で、ウインドウォッシャー液が変わっ
たことに気がつかなかった。
【0082】以上により、表1にその組成を示すウイン
ドウォッシャー液用固形錠剤を2リットル(lite
r)の水に溶解したもの(実施例1〜11)と、比較例
3との間に、油膜取りの効果について、差異が無いこと
が明らかになった。
【0083】尚、本発明に係るウインドウォッシャー液
用固形錠剤は、PTP包装(プレススルーパック)にし
て、これを更に、化粧箱につめて、市場に供給するよう
にすれば、高級感が醸し出しされるので、更に、好まし
い。
【0084】また、錠剤の形状は、図1に示すような、
円形のプレイン錠に限られず、店頭に陳列された際に、
顧客の目を引くように、四角(スクエア)、三角(トラ
イアングル)、5角(ペンタゴン)、6角(ヘキサゴ
ン)、半月(ハーフムーン)、盾(シールド)、ハー
ト、星(スター)、ラグビーボール形状、卵形状等の種
々の形状の異形錠剤にしてもよいことは言うまでもな
い。
【0085】本発明者等は、種々の形状の異形錠剤を作
製し、水に対する溶解度特性、折れ難さ、ボランティア
を用いたウインドウォッシャー液タンクの給水口からタ
ンク内に投入の容易性及び手(指)での持ち易さに関す
るアンケートの結果によれば、錠剤の形状は、図2に示
すような、チョーク形状とすることが好ましく、チョー
ク形状とする場合には、直径Dは、5mm以上20mm
以下の範囲とし、長さLを50mm以上70mm以下と
することが好ましいことが明らかになった。
【0086】また、本発明に係るウインドウォッシャー
液用固形錠剤は、種々の変形例が可能である。
【0087】例えば、本発明に係るウインドウォッシャ
ー液用固形錠剤には、芳香剤や防錆剤を含ませることが
可能であり、そのような場合は、例えば、芳香剤及び/
又は防錆剤を添加した分だけ、他の成分の少なくとも1
種の成分の添加量を減らせばよい。
【0088】また、本発明では、固形錠剤について説明
したが、これは、好ましい例を規定したに過ぎず、本発
明は、場合によっては、ウインドウォッシャー液用固形
パウダーや、ウインドウォッシャー液用固形顆粒剤の剤
形にして、市場に出荷される場合もある。
【0089】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤は、保存、
運搬及び販売時の商品の形態を、固形錠剤としている。
このため、流通過程において、容積がかさばらず、重量
が軽くなり、この結果、流通コストを低く抑えることが
できる。また、店頭に並べる際にも、場所をとらない。
【0090】更に、ウインドウォッシャー液タンクに、
水とともに錠剤を放り込むだけで、ウインドウォッシャ
ー液タンク内に、ウインドウォッシャー液を作ることが
できるので、容器入りのウインドウォッシャー液に見ら
れたような、ユーザ等が、自動車のエンジンルーム内の
ウインドウォッシャー液タンクに入れる際に、ウインド
ウォッシャー液をエンジンルーム内にこぼし、その結
果、エンジンルーム内の電装品や機械類を濡らしてまう
という問題が生じない。
【0091】のみならず、この錠剤は、固形錠剤である
ので、自動車のトランク内に、予備用として積み込んだ
場合に、従来の容器入りのウインドウォッシャー液のよ
うに、トランクに積んでいる積載物を濡らしたりすると
いった場合が一切生じない。
【0092】しかも、錠剤中に、炭酸塩と有機酸とを添
加しているので、この錠剤は、水中に入れると、直ち
に、発泡し、崩壊して、容易に、ウインドウォッシャー
液となるので、容器入りのウインドウォッシャー液と、
同様、簡単に使用できる。
【0093】請求項2に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、賦形剤として、中性無水芒硝を使用し
ているので、水に溶け易く、且つ、長期に保存しても、
中性無水芒硝が空気中の湿気を吸収するため、保存中
に、錠剤が発泡しない。
【0094】請求項3に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、水に溶解した際に、水溶液のpHが、
6.5以上7.5以下になるように調整しているので、
自動車の鉄等で製された部分に錆等が発生し難い。
【0095】請求項4に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、錠剤中に、ポリエチレングリコールを
添加している結果、この錠剤を用いて製造されるウイン
ドウォッシャー液中に、ポリエチレングリコールが分散
する。この結果、フロントガラス等に、この錠剤を溶解
した水溶液の所定量を自動車のノズル等から噴射後、ワ
イパーを動作させた際に、ワイパーのびびりを防止し
て、ワイパーの動きを円滑にすることができる。
【0096】請求項5に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、炭酸塩、中性無水芒硝、界面活性剤、
ポリエチレングリコールの配合割合を、錠剤が、水に溶
解した際に、水溶液のpHが、6.5以上7.5以下に
なり、ワイパーの動きを円滑になり、直径が、20mm
以上25mm以下となり、且つ、重量が、5g以上10
g以下の範囲になるように選んでいる。これにより、こ
の錠剤は、ウインドウォッシャー液にして使用した場
合、自動車の鉄で製された錆易い部分に錆等が発生し難
い。且つ、その直径が、ウインドウォッシャー液タンク
の給水口の直径よりやや小さい大きさとなるので、給水
口から、この錠剤を、ウインドウォッシャー液タンク内
に放り込み易く、且つ、その重量も、手で持ったとき
に、丁度、感触のよい重量とされているので、使用がし
易い。
【0097】請求項6に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、炭酸塩として、安全性に優れ、入手が
容易で、水に溶かした場合、有機酸との共存下で、炭酸
ガス(CO2)を発泡する成分を選択している。これに
より、この錠剤は、安全性に優れ、容易に原料を調達で
きるため製造が容易で、且つ、水中に放り込むと発泡し
て、崩壊し、直ちに、ウインドウォッシャー液となるの
で、使用の際の利便性に優れている。請求項7に記載の
ウインドウォッシャー液用固形錠剤では、有機酸とし
て、安全性に優れ、入手が容易で、水溶液中で、炭酸塩
を分解し、炭酸ガス(CO2)を発泡させることのでき
る成分を選択している。これにより、この錠剤は、安全
性に優れ、容易に原料を調達できるため製造が容易で、
且つ、水中に放り込むと発泡して、崩壊し、直ちに、ウ
インドウォッシャー液となるので、使用の際の利便性に
優れている。請求項8に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤では、界面活性剤として、固体としても存在
し得えるものを選択している。これにより、固形錠剤を
容易に製造することができる。のみならず、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム又はラウルリ硫酸ナトリウ
ムは、安全性に優れ、且つ、入手が容易な界面活性剤で
ある。これにより、これらの界面活性剤を用いた錠剤
は、安全性に優れ、容易に原料を調達できるため容易に
製造することができる。
【0098】請求項9に記載のウインドウォッシャー液
用固形錠剤は、その形状をプレイン錠とする場合、その
直径を、ウインドウォッシャー液タンクの給水口(ウイ
ンドウォッシャー液タンクの給水口の直径よりやや小さ
めの大きさとしているので、この錠剤は、ウインドウォ
ッシャー液タンクの給水口からウインドウォッシャー液
タンク内に投入し易い。
【0099】また、形状をプレイン錠とする場合、その
直径を20mm以上とすれば、手で掴み易くなる。請求
項10に記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤は、
錠剤の形状をチョーク形状にしているので、ウインドウ
ォッシャー液タンクの給水口からタンク内に投入し易
く、手(指)での持ち易く、且つ、タンクの水に溶け易
い。請求項11に記載のウインドウォッシャー液用固形
錠剤では、その重量が、5g以上10g以下とされてい
るので、手で持った時に、しっくりしているので、ウイ
ンドウォッシャー液タンクの給水口からウインドウォッ
シャー液タンク内に投入し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る錠剤の一例を概略的に示す斜視図
である。
【図2】本発明に係る錠剤の他例を概略的に示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 錠剤 D 直径 L 長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3:04 3:40 3:43) (72)発明者 松本 秀起 東大阪市加納5丁目4番34号 メルテック ス化成株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 BA17 DA11 EA12 EA16 EB07 EB08 EB36 FA28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭酸塩、有機酸及び界面活性剤を少なくと
    も含む、ウインドウォッシャー液用固形錠剤。
  2. 【請求項2】中性無水芒硝を更に含む、請求項1に記載
    のウインドウォッシャー液用固形錠剤。
  3. 【請求項3】水に溶解した際に、水溶液のpHが、6.
    5以上7.5以下になるように調整されている、請求項
    1又は請求項2に記載のウインドウォッシャー液用固形
    錠剤。
  4. 【請求項4】ポリエチレングリコールを更に含む、請求
    項1〜3のいずれかに記載のウインドウォッシャー液用
    固形錠剤。
  5. 【請求項5】炭酸塩を20重量%以上40重量%以下、
    中性無水芒硝を0重量%以上53重量%以下、有機酸を
    25重量%以上40重量%、及び、界面活性剤を1重量
    %以上10重量%以下、ポリエチレングリコールを1重
    量%以上10重量%以下を、前記炭酸塩と、前記中性無
    水芒硝と、前記有機酸と、前記界面活性剤との合計が、
    概ね100重量%となり、残部に色素を含む、ウインド
    ウォッシャー液用固形錠剤。
  6. 【請求項6】前記炭酸塩が、重曹、炭酸ナトリウム及び
    セスキ炭酸ナトリウムの群から選択される少なくとも1
    種であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤。
  7. 【請求項7】前記有機酸が、クエン酸、リンゴ酸、コハ
    ク酸、フマル酸、酒石酸及びアジピン酸の群から選択さ
    れる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1
    〜6のいずれかに記載のウインドウォッシャー液用固形
    錠剤。
  8. 【請求項8】前記界面活性剤が、アルキルベンゼンスル
    ホン酸ナトリウム又はラウルリ硫酸ナトリウムであるこ
    とを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のウイ
    ンドウォッシャー液用固形錠剤。
  9. 【請求項9】形状が、直径が、25mm以下のプレイン
    錠であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに
    記載のウインドウォッシャー液用固形錠剤。
  10. 【請求項10】形状が、チョーク形状であることを特徴
    とする、請求項1〜8のいずれかに記載のウインドウォ
    ッシャー液用固形錠剤。
  11. 【請求項11】重量が、5g以上10g以下の範囲にあ
    る、請求項1〜10のいずれかに記載のウインドウォッ
    シャー液用固形錠剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277312A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Johnson Co Ltd 発泡型粉末洗浄剤組成物
JP2009541541A (ja) * 2006-06-27 2009-11-26 リチャルディ ナターレ タブレット形のウィンドウォッシャー濃縮物の製造法、ウィンドウォッシャー濃縮物それ自体および相応するパッケージ

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