JP2000290549A - 水性インク及びこれを用いるインクジェット記録装置 - Google Patents

水性インク及びこれを用いるインクジェット記録装置

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JP2000290549A
JP2000290549A JP9578299A JP9578299A JP2000290549A JP 2000290549 A JP2000290549 A JP 2000290549A JP 9578299 A JP9578299 A JP 9578299A JP 9578299 A JP9578299 A JP 9578299A JP 2000290549 A JP2000290549 A JP 2000290549A
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aqueous ink
ink
aqueous
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ink according
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JP9578299A
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English (en)
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Yasuharu Onishi
康晴 大西
Hiroyuki Endo
浩幸 遠藤
Tsutomu Uezono
勉 上薗
Etsuo Hasegawa
悦雄 長谷川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出安定性に優れ、紙面での乾燥速度が速く、
浸透性に優れ、紙上での滲み、裏写りが少ない水性イン
クを提供する。 【解決手段】水性染料5部、水70部、重量平均分子量
200のポリエチレングリコール10部、グリセリン1
5部、重量平均分子量5000のエチレンオキサイド重
合体0.02部、及び式 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性インク、水性
インクを収納するインク容器、及び水性インクを用いる
インクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、現像定着な
どのプロセスがなく、カラー化が容易であることから、
汎用プリンタとして飛躍的に普及している。特に、最近
では、インクジェットプリンタの高精細、高速化が急速
に進み、更には普通紙に印字可能なカラープリンタなど
も市販されている。このような状況下では、インクジェ
ットプリンタの記録液であるIJインクの負荷が大きく
なってきており、更なる高性能化が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現状のIJインクの要
求性能として、ノズル吐出部での目詰まりがない、吐
出安定性が優れたインク、印字紙面での乾燥速度が速
く、浸透性の優れたインク、紙上で滲み、裏写りなど
がなく、良好な印字画像を与えるインクなどが要求され
ている。しかしながら、上記〜の課題で示される吐
出安定性、乾燥性、浸透性、滲み防止性、裏写り防止性
にはそれぞれ相関関係があることが知られており、これ
ら全ての特性を満足させるインクは次に説明するように
未だ開発されていなかった。
【0004】吐出安定性が優れ、また目詰まりがないイ
ンクを得る手法としては、特開平3−25967号公報
で示されるポリプロピレングリコール系化合物をインク
内に含有させることが報告されているが、この場合、滲
み、裏写りなどの問題点が生じ、カラー印刷が困難とな
る。
【0005】また、滲み、裏写りを改善する方法とし
て、特開昭55−66976号公報で示されるインクの
主成分として揮発性溶剤を用いることが報告されてい
る。この方法ではインクの紙への浸透性が向上し、滲み
などは抑制できるが、インク溶剤成分とともにインク内
の着色剤も紙面に浸透してしまうために、色濃度が大幅
に低下してしまい、良好な印字画像が得られない。
【0006】さらに、乾燥性を高め、滲みを抑制する方
法として特開平6−240188号公報に示されるアル
キルアミンオキサイドと水溶性高分子化合物である1,
5ペンタジオールをインクに含有することが報告されて
いる。この方法では乾燥性が向上し、滲みが改良される
が、乾燥性が速いためにインクが裏抜けし、前記の手法
と同様に画像濃度が低下し、良好な印字画像が得られな
い、という問題点がある。
【0007】従って、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、吐出安定性に優れ、
紙面での乾燥速度が速く、浸透性に優れ、紙上での滲
み、裏写りが少ない水性インク、そのためのインク容器
及びインクジェット記録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意検討した結果、下記一般式(1)
で示された中心構造にアセチレン結合を有するアセチレ
ングリコール系化合物を少なくとも1種類含み、さらに
下記一般式(2)に示されるアルキレンオキサイド重合体
を少なくとも1種類含有する水性インク組成物は、吐出
安定性に優れ、紙面での乾燥速度が速く、浸透性に優
れ、紙上での滲み、裏写りが少ない良好な画像を与える
だけでなく、耐水性及び保存安定性にも優れる、という
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、前記目的を達成する本発明の水性イ
ンクは、下記一般式(1)
【化4】 (式中、R1、R3は、分枝を有する炭素数4〜17のア
ルキル基であり、R2、R4は炭素数1〜10のアルキル
基であり、m、nは0又は正の整数。)で示されるアセ
チレングリコール系化合物のうちの少なくとも1種類
と、下記一般式(2)
【化5】 (式中、m1、n1は0又は正の整数。Rは、H、炭素
数1〜10のアルキル基、及び炭素数1〜10のアルコ
キシル基のうちのいずれか。)で示されるアルキレンオ
キサイド重合体のうちの少なくとも1種類と、着色剤
と、水を含有することを特徴とする。
【0010】また、前記目的を達成する本発明のインク
容器は、上記本発明の水性インクを収納する収納室を有
し、前記収納室の少なくとも前記水性インクとの接触部
分は、前記水性インクに対して不活性な材料から成るこ
とを特徴とする。さらに、前記目的を達成する本発明の
インクジェット記録装置は、上記本発明の水性インクを
吐出するインク吐出口を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。
【0012】〔水性インク〕本発明の水性インクは、前
記一般式(1)で示されるアセチレングリコール系化合
物のうちの少なくとも1種類と、前記一般式(2)で示さ
れるアルキレンオキサイド重合体のうちの少なくとも1
種類とを含有し、好ましくは前記アセチレングリコール
系化合物と前記アルキレンオキサイド重合体を0.01
〜10:0.01〜5の重量比で含有する。
【0013】また、本発明の水性インクは、着色剤とし
て水性染料を含有することができ、好ましくは前記アセ
チレングリコール系化合物と水性染料を0.01〜1
0:0.1〜10の重量比で含有する。
【0014】また、本発明の水性インクは、有機溶剤の
うちの少なくとも1種を含有することができ、好ましく
は前記アセチレングリコール系化合物と有機溶剤を0.
01〜10:5〜50の重量比で含有する。本発明の水
性インクは、水性染料を溶解、分散させることができる
程度の量で水を含有し、水性染料と水を0.1〜10:
25〜94.88の重量比で含有することができる。
【0015】[一般式(1)で示されるアセチレングリ
コール系化合物]一般式(1)におけるR1及びR3は、
分枝を有する炭素数4〜17のアルキル基であり、少な
くとも1つの枝分かれがあるように炭素原子が結合して
いるアルキル基にすることができるが、好ましくは、枝
分かれがないように結合した炭素原子の主鎖に対して少
なくとも1つの枝分かれが生ずるようにアルキル基が結
合した分枝を有するアルキル基にすることができる。
【0016】一般式(1)におけるR1及びR3は、より
好ましくは、分枝を有さない炭素数3〜7の鎖状に結合
した炭素原子の主鎖に対して炭素数1〜10(好ましく
は炭素数1〜5)のアルキル基が分枝を生ずるように結
合したアルキル基である。アルキル基が結合する主鎖の
炭素原子の位置は、分枝が生ずることを条件として、一
般式(1)の炭素の3重結合部分から最も遠い位置の炭
素原子にすることができる。なお、前記主鎖に対して結
合するアルキル基は、分枝を有さないアルキル基又は分
枝を有するアルキル基にすることができる。一般式
(1)におけるR1及びR3は、同じアルキル基にするこ
とができる。
【0017】一般式(1)におけるR2及びR4は、炭素
数1〜10のアルキル基であり、好ましくは炭素数1〜
5のアルキル基であり、分枝を有さないアルキル基又は
分枝を有するアルキル基にすることができる。一般式
(1)におけるR2及びR4は、同じアルキル基にするこ
とができる。
【0018】一般式(1)で示されるアセチレングリコー
ル系化合物としては、下記一般式(3)
【化6】 (式中、m、nは0又は正の整数。)で示されるアセチ
レングリコール系化合物がある。
【0019】また、一般式(1)で示されるアセチレング
リコール系化合物としては、例えば、次の式
【化7】 で示される化合物1などが挙げられる。
【0020】しかしながら、一般式(1)で示されるアセ
チレングリコール系化合物は、インクの溶解性の観点か
ら、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物
である下記一般式(4)
【化8】 (式中、m’、n’は1以上の整数。)で示される化合
物が好ましい。
【0021】アセチレングリコールのエチレンオキサイ
ド付加物である上記一般式(4)で示されるものは、分
子量が30以上で中心にアセチレン結合を有し、エチレ
ンオキサイドを付加する一般式(3)(ただし、式中に
おいて、m、nは、それぞれ1以上の整数である。)で
示されるアセチレングリコール化合物であれば特に限定
されず、例えば、次式で示されるようなアセチレングリ
コールの化合物群などが挙げられる。
【0022】例えば、式
【化9】 で示される化合物2である。
【0023】また、例えば、式
【化10】 で示される化合物3である。
【0024】一般式(1)又は(3)で示されるアセチレ
ングリコール化合物は、インクの耐水性能や、紙面での
乾燥性から、一般式(1)又は(3)中、m+nが1〜3
0であるアセチレングリコール化合物が好ましい。
【0025】本発明における一般式(1)で示されるアセ
チレングリコール化合物の水性インク組成物への添加量
は、水性インク組成物総量に対して0.01〜10.0
重量%が好ましい。水性インクに一般式(1)のアセチレ
ングリコール化合物を0.01重量%未満添加した場
合、インクの吐出安定性を向上させる効果が十分に得ら
れない傾向がある。また、一般式(1)の化合物を水性イ
ンク組成物総量に対して10.0重量%を超える量で添
加した場合、インクの粘度が著しく上昇してしまい、吐
出不良が生じてしまう傾向がある。
【0026】[一般式(2)で示されるアルキレンオキサ
イド重合体]通常、一般式(1)の化合物のようなアセチ
レングリコール化合物の水に対する溶解度は低いとされ
ている。例えば、70重量%程度の水を含有する水性イ
ンクに、一般式(1)の化合物を添加した場合、その溶解
限度は0.5重量%程度である。
【0027】このように、溶解限度量が低い環境下で、
一般式(1)の化合物を水性インクに添加した場合、一般
式(1)の化合物が、インク中で不溶物として析出し、吐
出不良が生じてしまう可能性がある。このため、一般式
(1)の化合物の水性インクに対する溶解性を向上させる
必要がある。そこで、本発明では、一般式(2)の化合物
を、一般式(1)のアセチレングリコール系化合物の水溶
性インクへの溶解補助剤として使用する。
【0028】一般式(2)の化合物を溶解補助剤として
用い、一般式(1)の化合物と一般式(2)の重合体をイン
クに併用添加した場合、一般式(1)の化合物のインクへ
の溶解性が著しく向上する。一般式(2)の重合体は、エ
チレンオキサイド重合体、プロピレンオキサイド重合
体、又はエチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共
重合体のうちのいずれかであれば、特に限定されない。
また、本発明において、一般式(2)の重合体の水性イン
クへの添加量は、0.01〜5.0重量%が好ましい。
一般式(2)の重合体の添加量が0.01重量%未満の場
合、溶解補助剤としての効果が少ない傾向があり、ま
た、添加量が5重量%を超えた場合、粘度が著しく増加
する傾向がある。
【0029】[水性染料]本発明の水性インクでは、着
色剤が水性の染料であることが好ましい。インクの着色
剤に水性の染料を用いることにより、インクの性能を向
上させ、滲みが少なく良好な印字画像を得ることができ
る。
【0030】水性の染料としては、酸性染料、塩基性染
料、直接染料、食用染料などが挙げられる。例えば、ダ
イレクトブラック19、ダイレクトブラック32、ダイ
レクトブラック38、ダイレクトブラック51、ダイレ
クトブラック62、ダイレクトブラック71、ダイレク
トブラック105、ダイレクトブラック108、ダイレ
クトブラック112、ダイレクトブラック154、ダイ
レクトブラック168、アシッドブラック24、アシッ
ドブラック31、アシッドブラック52、アシッドブラ
ック94、フードブラック1、フードブラック2、ダイ
レクトイエロー86、ダイレクトイエロー100、アシ
ッドイエロー23、アシッドイエロー42、ダイレクト
レッド83、ダイレクトレッド227、アシッドレッド
87、アシッドレッド186、アシッドレッド254、
アシッドレッド289、ダイレクトブルー76、ダイレ
クトブルー86、ダイレクトブルー108、ダイレクト
ブルー199、ダイレクトブルー236、アシッドブル
ー9、アシッドブルー78、アシッドブルー82、アシ
ッドブルー234などがあるが、特にこれらに限定され
ない。
【0031】また、本発明の水性インクでは水性染料の
添加量は1〜10重量%が好ましい。10重量%を超え
る量の水性染料を添加したインクでは染料が溶解しきれ
ない傾向があるために、水性染料がインク中で析出し、
粘度が著しく上昇するうえに、インク吐出時に目詰まり
などの原因となる傾向がある。また、1重量%未満の水
性染料を添加したインクでは、染料濃度が少ないために
紙上での画像濃度が低く良好な印字画像が得られない傾
向がある。
【0032】[水]本発明の水性インクでは、水性染料
を溶解、分散させる液体として、水を使用する。水とし
ては、染料安定性の観点からイオン交換水が好ましい
が、市販の蒸留水でも構わない。
【0033】[有機溶剤]本発明の水性インクには、有
機溶剤を含有させることができる。例えば、有機溶剤と
して、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール(重量平
均分子量(以下、「MW」という。)200)、ポリエ
チレングリコール(MW300)、ポリエチレングリコ
ール(MW600)、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、メチルカルビトー
ル、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチル
カルビトールアセテート、ジエチルカルビトール、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、グリセリン、トリエタノールア
ミン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルフォキサイド、N−メチル−2−ピロリドン、1,
3−ジメチルイミダゾリジンなどが挙げられるが、特に
これに限定されない。
【0034】これらの有機溶剤は、浸透剤、染料溶解助
剤として使用され、添加量は水性インク総量に対して5
0%重量以下が好ましい。50重量%を超える量の有機
溶剤を添加したインクでは良好な印字画像が得られない
傾向があるうえに、吐出時にインクの目詰まりが生じ、
吐出不良の原因となる傾向がある。
【0035】[添加剤]本発明の水性インクでは、従来
公知の添加剤を混合することが出来る。例えば、pH調
整剤として、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、トリエタ
ノールアミンなどが挙げられるが、これに限定されな
い。また、防黴剤として、安息香酸ナトリウム、などが
挙げられるが、これに限定されない。また、キレート剤
として、ジエチレントリアミン5酢酸ナトリウムなどが
挙げられるが、これに限定されない。
【0036】[水性インクの特性]本発明のインクの静
的表面張力は、20℃において20〜50dyne/c
mであることが好ましい。本発明の水性インクについて
の静的表面張力とは液面が静止している時の表面張力で
あり、液表面が形成されて30秒後の表面張力を示して
いる。これは、ウィルヘルミー式の板吊り法などにより
測定できる。水性インクの静的表面張力が50dyne
/cmより大きく、また20dyne/cm未満の場
合、吐出が不安定となる傾向があり、さらに印字紙面上
での浸透性、乾燥性が悪くなる傾向があり、良好な印字
画像が得られない傾向がある。
【0037】本発明の水性インクでは、ヘッド部材に対
してインクの着弾30秒後の接触角が10°以下である
ことが好ましい。この接触角は液滴法(1/2θ)で測定
することが可能で、着弾30秒後の接触角とはインクを
測定基板に着弾後、30秒経過したときのインク−測定
基板間の接触角を示している。また、ヘッド部材とはヘ
ッドを構成する全部の部材であって、Ni(ニッケル)
プレート、SUS304プレートなどが挙げられるが、
特にこれに限定されない。ヘッド部材に対してインクの
着弾30秒後の接触角が10°を超えるインクでは、ヘ
ッドのインク流路内での濡れ性が悪いという傾向がある
ため、吐出安定性が非常に悪くなる傾向がある。
【0038】本発明の水性インクでは、ヘッド部材に対
してインクの着弾0.1秒後の接触角が30°以下であ
ることが好ましい。この接触角は液滴法(1/2θ)で測
定することが可能で、着弾0.1秒後の接触角とはイン
クを測定基板に着弾後、0.1秒経過したときのインク
−測定基板間の接触角を示している。また、ヘッド部材
とはヘッドを構成する全部の部材であって、Niプレー
ト、SUS304プレートなどが挙げられるが、特にこ
れに限定されない。ヘッド部材に対してインクの着弾
0.1秒後の接触角が30°を超えるインクでは、ヘッ
ドのインク流路内での濡れ性が悪いため、インク流路内
で気泡などを巻き込んでしまい、吐出安定性が非常に悪
くなる傾向がある。
【0039】本発明の水性インクの粘度は20℃におい
て1〜5cpsの範囲に調整されていることが好まし
い。粘度が5cpsを越える水性インクでは、ヘッドで
のインク吐出安定性が悪くなる傾向がある。また、粘度
が1cps未満の水性インクにおいても、ヘッドでのイ
ンク吐出安定性が悪く良好な印字画像が得られない傾向
がある。
【0040】本発明の一般式(1)のアセチレングリコー
ル系化合物を含む水性インクでは、pHを6.5〜10
に調整するのが好ましい。水性インクのpHを6.5〜
10に調整することによって、長期保存性が向上し、表
面張力や粘度などの物性変化がなくなり、また紙への浸
透性も向上することから良好な印字画像を得ることが出
来る。
【0041】〔インク容器〕本発明のインク容器は、本
発明の水性インクを収納する収納室を有し、前記収納室
の少なくとも本発明の水性インクとの接触部分は、本発
明の水性インクに対して不活性な材料から成る。本発明
の水性インクに対して不活性な材料とは、少なくとも本
発明の水性インクに溶解しない材料であると共に収納時
に本発明の水性インクに対して変質等の悪影響を及ぼさ
ない、樹脂、金属、セラミックス等の材料である。
【0042】〔インクジェット記録装置〕本発明のイン
クジェット記録装置は、本発明の水性インクを吐出する
インク吐出口を有するものであり、本発明のインクを用
いて紙等の記録媒体に対して印字等、記録することがで
きる。このように本発明の水性インクは、インク液滴を
吐出させて印字記録を行うインクジェット記録装置に使
用されるが、用途はこれに限定されない。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
るが、本発明はその主旨を越えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。なお、使用した染料は水性染
料であり、「ポリエチレングリコール#200」は、重量平
均分子量が200のポリエチレングリコールである。
【0044】下記実施例の配合比(重量比)に従いイン
クを作製した。各インク配合成分をビーカー内で混合さ
せた後、オムニポア TYPE JA メンブランフィルターに
より濾過し、インクを作製し、静的表面張力、粘度、p
Hを測定した。静的表面張力は、ウィルヘルミー型表面
張力計(自動表面張力計 CBVP-A3 協和界面化学(株)製)
を用いて測定した。測定温度は20℃とした。粘度は、
自動粘度測定計DVM-EII(トキメック社製)により測定し
た。測定温度は、20℃とした。pHは、パーソナルpH
メータPH81(横河電機社製)にて測定した。測定温度は2
0℃とした。
【0045】 (実施例1) 配合比 インク組成物1 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物1 0.5部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.02部
【0046】例示化合物1は、式
【化11】 で表されるものを用いた。
【0047】実施例1のインク組成物では、静的表面張
力γ=27.8dyne/cm,粘度η=3.9cps、pH=8.31であっ
た。
【0048】 (実施例2) 配合比 インク組成物2 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物1 1.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0049】実施例2のインク組成物では、静的表面張
力γ=27.6dyne/cm,粘度η=4.0cps、pH=8.55であ
った。
【0050】 (実施例3) 配合比 インク組成物3 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物1 2.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.02部
【0051】実施例3のインク組成物では、静的表面張
力γ=27.5dyne/cm,粘度η=4.0cps、pH=8.41であ
った。
【0052】 (実施例4) 配合比 インク組成物4 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物2 0.05部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.02部
【0053】例示化合物2は、式
【化12】 で表されるものを用いた。なお、式中、m+n=10で
ある。
【0054】実施例4のインク組成物では、静的表面張
力γ=25.8dyne/cm,粘度η=3.8cps、pH=7.96であ
った。
【0055】 (実施例5) 配合比 インク組成物5 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物2 1.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0056】実施例5のインク組成物では、静的表面張
力γ=25.8dyne/cm,粘度η=3.9cps、pH=8.11であ
った。
【0057】 (実施例6) 配合比 インク組成物6 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物2 2.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0058】実施例6のインク組成物では、静的表面張
力γ=25.8dyne/cm,粘度η=3.9cps、pH=8.06であ
った。
【0059】 (実施例7) 配合比 インク組成物7 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物2 2.0部 プロピレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0060】実施例7のインク組成物では、静的表面張
力γ=25.6dyne/cm,粘度η=4.2cps、pH=7.33であ
った。
【0061】 (実施例8) 配合比 インク組成物8 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物2 2.0部 エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体 (重量平均分子量10000) 0.05部
【0062】実施例8のインク組成物では、静的表面張
力γ=24.6dyne/cm,粘度η=4.9cps、pH=7.08であ
った。
【0063】 (実施例9) 配合比 インク組成物9 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物3 0.5部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.02部
【0064】例示化合物3は、式
【化13】 で表されるものを用いた。なお、式中、m+n=30で
ある。
【0065】実施例9のインク組成物では、静的表面張
力γ=26.3dyne/cm,粘度η=4.7cps、pH=7.75であ
った。
【0066】 (実施例10) 配合比 インク組成物10 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物3 1.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0067】実施例10のインク組成物では、静的表面
張力γ=25.9dyne/cm,粘度η=4.8cps、pH=7.99で
あった。
【0068】 (実施例11) 配合比 インク組成物11 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 10部 グリセリン 15部 例示化合物3 2.0部 エチレンオキサイド重合体(重量平均分子量5000) 0.05部
【0069】実施例11のインク組成物では、静的表面
張力γ=25.3dyne/cm,粘度η=4.9cps、pH=8.16で
あった。
【0070】(比較例1)下記組成の界面活性剤を除い
たインクを作製し、比較例1とした。各インク配合成分
をビーカー内で混合させた後、オムニポア TYPE JA メ
ンブランフィルターにより濾過し、インクを作製し、前
記実施例の場合と同様の方法で静的表面張力、粘度及び
pHを測定した。
【0071】配合比 インク組成物C1 染料 5部 水 70部 ポリエチレングリコール#200 15部 グリセリン 10部
【0072】比較例1のインク組成物では、静的表面張
力γ=42.7dyne/cm,粘度η=3.3cps、pH=8.91であ
った。
【0073】(比較例2)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物1を0.2重量%添加したインク組成物を
比較例1と同様な方法で、表面張力、粘度、pHを測定
した。
【0074】比較例2のインク組成物では、静的表面張
力γ=33.6dyne/cm,粘度η=3.3cps、pH=8.21であ
った。
【0075】(比較例3)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物1を2.0重量%添加したインク組成物を
作製したが、インク中に不溶物が存在し、インクが吐出
しなかった。
【0076】(比較例4)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物2を0.2重量%添加したインク組成物を
比較例1と同様な方法で、表面張力、粘度、pHを測定
した。
【0077】比較例4のインク組成物では、静的表面張
力γ=26.1dyne/cm,粘度η=3.9cps、pH=7.03であ
った。
【0078】(比較例5)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物2を2.0重量%添加したインク組成物を
作製したが、インク中に不溶物が存在し、インクが吐出
しなかった。
【0079】(比較例6)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物3を0.2重量%添加したインク組成物を
比較例1と同様な方法で、表面張力、粘度、pHを測定
した。
【0080】比較例6のインク組成物では、静的表面張
力γ=27.6dyne/cm,粘度η=4.8cps、pH=8.24であ
った。
【0081】(比較例7)比較例1におけるインク組成
物に例示化合物3を2.0重量%添加したインク組成物を
作製したが、インク中に不溶物が存在し、インクが吐出
しなかった。
【0082】(比較例8)比較例1におけるインク組成
物に式
【化14】 で示される例示化合物4を0.2重量%添加したインク組
成物を比較例1と同様な方法で、表面張力、粘度、pH
を測定した。なお、上記例示化合物4の式において、m
+n>30である。
【0083】比較例8のインク組成物では、静的表面張
力γ=26.4dyne/cm,粘度η=3.8cps、pH=8.96であ
った。
【0084】(評価1)SUS304製プレートへのイ
ンク液滴の着弾30秒後の接触角を測定した。また、測
定温度は20℃とした。
【0085】(評価2)SUS304製プレートへのイ
ンク液滴の着弾0.1秒後の接触角を測定した。測定温
度は20℃とした。
【0086】(評価3)解像度720dpiのピエゾ型イ
ンクジェットプリンターを用いて印字テストを行い、画
像の鮮明度を確認した。記録紙は、市販の再生紙を使用
した。
【0087】1)滲みテスト 印字画像により判断した。 ○:滲まない △:若干滲む ×:滲む
【0088】2)乾燥性テスト 印字サンプルの乾燥時間を調べた。 ○:乾燥時間が10秒以内 △:乾燥時間が10秒を越え20秒以内 ×:乾燥時間が20秒を越える
【0089】3)耐水性テスト 印字サンプルを水に30秒間浸漬し、画像濃度の変化を
調べた。色彩色計(L*,a*,b*)で色濃度を測定し、
色濃度の変化率ΔEで判断した。 ΔE=√((A*−a*)2+(B*−b*)2+(C*−c
*)2) ○:ΔEが5未満 △:ΔEが5以上10未満 ×:ΔEが10以上
【0090】(評価4) A4版紙を100枚印字してインクの吐出安定性を調べ
た。 ○:すべて良好な印字画像である。 △:異常な印字画像がある。 ×:異常な印字画像が多くある。
【0091】(評価5)インク組成物の保存安定性を調
べた。即ち、ポリエチレン製容器に60℃で1ヶ月保存
し、表面張力、粘度、pHの変化と、析出物の有無を調
べた。 ○:物性の変化が殆どなく、析出物が確認されない。 △:物性が変化し、析出物が確認される。 ×:物性が変化し、析出物が多く確認される。
【0092】実施例及び比較例の各々のインクについて
の、静的接触角、動的接触角、滲み、乾燥時間及び耐水
性の評価結果を表1に示し、吐出安定性及び保存安定性
の評価結果を表2に示す。
【0093】
【表1】
【0094】
【表2】
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の効果を奏することができる。
【0096】本発明の水性インクの第1の効果は、吐出
安定性に優れ、紙面での乾燥速度が速く、浸透性に優
れ、紙上での滲み、裏写りが少ない、ということであ
る。
【0097】その理由は、本発明の水性インクが、前記
一般式(1)で示されるアセチレングリコール系化合物
のうちの少なくとも1種類と、前記一般式(2)で示され
るアルキレンオキサイド重合体のうちの少なくとも1種
類と、着色剤と、水を含有する、ようにしているためで
ある。
【0098】本発明の水性インクの第2の効果は、耐水
性及び保存安定性に優れる、ということである。その理
由は、前記第1の効果についての理由と同様である。
【0099】本発明のインク容器の効果は、本発明の水
性インクを長期間保存することができる、ということで
ある。その理由は、本発明のインク容器が、本発明の水
性インクを収納する収納室を有し、前記収納室の少なく
とも前記水性インクとの接触部分は、前記水性インクに
対して不活性な材料から成る、ようにしているためであ
る。本発明のインクジェット記録装置の効果は、本発明
の水性インクを用いて紙等の記録媒体に画像を形成する
ことができる、ということである。その理由は、本発明
のインクジェット記録装置が、本発明の水性インクを吐
出するインク吐出口を有する、ようにしているためであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上薗 勉 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 長谷川 悦雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC02 2H086 BA53 BA56 BA59 BA60 BA61 BA62 4J039 AE07 BC09 BC10 BC13 BC14 BE02 BE06 BE12 CA03 EA41 EA44 EA46 EA47 GA24

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R3は、分枝を有する炭素数4〜17のア
    ルキル基であり、R2、R4は炭素数1〜10のアルキル
    基であり、m、nは0又は正の整数。)で示されるアセ
    チレングリコール系化合物のうちの少なくとも1種類
    と、下記一般式(2) 【化2】 (式中、m1、n1は0又は正の整数。Rは、H、炭素
    数1〜10のアルキル基、及び炭素数1〜10のアルコ
    キシル基のうちのいずれか。)で示されるアルキレンオ
    キサイド重合体のうちの少なくとも1種類と、着色剤
    と、水を含有することを特徴とする水性インク。
  2. 【請求項2】前記一般式(1)で示されるアセチレング
    リコール系化合物として、下記一般式(3) 【化3】 (式中、m、nは0又は正の整数。)で示されるアセチ
    レングリコール系化合物のうちの少なくとも1種類を含
    有することを特徴とする請求項1に記載の水性インク。
  3. 【請求項3】前記アセチレングリコール系化合物と前記
    アルキレンオキサイド重合体を0.01〜10:0.0
    1〜5の重量比で含有することを特徴とする請求項1〜
    2のいずれか一に記載の水性インク。
  4. 【請求項4】前記着色剤は水性染料であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一に記載の水性インク。
  5. 【請求項5】前記アセチレングリコール系化合物と水性
    染料を0.01〜10:0.1〜10の重量比で含有す
    ることを特徴とする請求項4に記載の水性インク。
  6. 【請求項6】有機溶剤を含有することを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか一に記載の水性インク。
  7. 【請求項7】前記アセチレングリコール系化合物と有機
    溶剤を0.01〜10:5〜50の重量比で含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の水性
    インク。
  8. 【請求項8】前記一般式(1)又は(3)においてm+
    nは1〜30であると共に、前記一般式(2)においてm
    1及びn1はそれぞれ正の整数であることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一に記載の水性インク。
  9. 【請求項9】前記一般式(1)に示す化合物を水性インク
    総量に対して、0.01〜10.0重量%含有すること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一に記載の水性イ
    ンク。
  10. 【請求項10】前記一般式(2)に示す重合体を水性イン
    ク総量に対して、0.01〜5.0重量%含有すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一に記載の水性イ
    ンク。
  11. 【請求項11】前記水性染料を水性インク総量に対し
    て、0.1〜10重量%含有することを特徴とする請求
    項4〜10のいずれか一に記載の水性インク。
  12. 【請求項12】前記有機溶剤を水性インク総量に対し
    て、5〜50重量%含有することを特徴とする請求項6
    〜11のいずれか一に記載の水性インク。
  13. 【請求項13】前記有機溶剤は水溶性有機溶剤であるこ
    とを特徴とする請求項6〜12のいずれか一に記載の水
    性インク。
  14. 【請求項14】前記有機溶剤として、エチレングリコー
    ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポ
    リエチレングリコール、グリセリン及びトリエチレング
    リコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモ
    ノブチルエーテルから選ばれる有機化合物を少なくとも
    1種類含むことを特徴とする請求項6〜13のいずれか
    一に記載の水性インク。
  15. 【請求項15】20℃における静的表面張力が20〜5
    0dyne/cmであることを特徴とする請求項1〜1
    4のいずれか一に記載の水性インク。
  16. 【請求項16】pHが6.5〜10であることを特徴と
    する請求項1〜15のいずれか一に記載の水性インク。
  17. 【請求項17】20℃における粘度が1〜5cpsであ
    ることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一に記載
    の水性インク。
  18. 【請求項18】請求項1〜17のいずれか一に記載の水
    性インクを収納する収納室を有し、前記収納室の少なく
    とも前記水性インクとの接触部分は、前記水性インクに
    対して不活性な材料から成ることを特徴とするインク容
    器。
  19. 【請求項19】請求項1〜17のいずれか一に記載の水
    性インクを吐出するインク吐出口を有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
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