JP2000289955A - エレベーターのドア装置 - Google Patents

エレベーターのドア装置

Info

Publication number
JP2000289955A
JP2000289955A JP11100550A JP10055099A JP2000289955A JP 2000289955 A JP2000289955 A JP 2000289955A JP 11100550 A JP11100550 A JP 11100550A JP 10055099 A JP10055099 A JP 10055099A JP 2000289955 A JP2000289955 A JP 2000289955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
existing
engagement
door
car
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11100550A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kato
久夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11100550A priority Critical patent/JP2000289955A/ja
Publication of JP2000289955A publication Critical patent/JP2000289955A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改修工事時に既設乗場ドア装置と更新乗場ド
ア装置が混在していても、乗場の戸を開閉でき、改修工
事期間中において時間帯によってはエレベーターが使用
できるエレベーターのドア装置を得る。 【解決手段】 かご1の出入口5を反対方向に開閉する
かご両引き戸5を設け、乗場の出入口を反対方向に開閉
する乗場両引き戸を設ける。また、乗場両引き戸の一方
に既設係合具を設け、この既設係合具に係合する既設係
合装置25をかご両引き戸の一方に設ける。さらに、乗
場両引き戸の他方に既設係合具とは仕様を異にする更新
係合具を設け、この更新係合具に係合する更新係合装置
31をかご両引き戸5の他方に設ける。そして、更新係
合具と更新係合装置31の係合により、既設係合装置2
5と既設係合具の係合作用と同じ係合作用を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
運転を一時休止して機器を更新するエレベーターのドア
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターの機器はそれぞれ定期的な
保守、点検が行われて所要の機能が維持される。そし
て、機器の老朽化、またエレベーターの性能向上のため
に機器を更新する改修工事が行われる。このような改修
工事の一環としてエレベーターのドア装置を更新する工
事が行われる。なお、エレベーターのドア装置は、かご
出入口を開閉するかごドア装置がかごに設けられて、か
ごが乗場に対向したときにかごドア装置が、乗場に設け
られた乗場ドア装置に係合して、かご及び乗場の戸を一
緒に開閉するようになっている。
【0003】このようなエレベーターのドア装置におい
て、既設のドア装置と、この既設ドア装置と取り替えら
れる新形の更新ドア装置とでは、機器、機構、かごの戸
及び乗場の戸に対する機器の装着位置等が相互に相異し
ている。このため、既設ドア装置を更新ドア装置に取り
替えるには、かごドア装置及び全ての乗場の乗場ドア装
置を一括して改修する工事が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなドア装置
の改修工事において、乗場は複数箇所設けられられるの
でそれらの乗場の全ての乗場ドア装置を一括して改修す
るために、エレベーターを長期間にわたって連続して休
止することになる。特に高層建物においては乗場数が多
いため長期間にわたる連続休止を要する。したがって、
長期間の改修工事中はエレベーターが全く使用できず利
用者に多大な不便を掛けるという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、改修工事期間中であっても、時
間帯によってはエレベーターが使用できるエレベーター
のドア装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターのドア装置においては、連動機構により互いに反対
方向に動作してかごの出入口を開閉するかご両引き戸
と、連動機構により互いに反対方向に動作してかごが対
向する乗場の出入口を開閉する乗場両引き戸と、この乗
場両引き戸の一方に設けられた既設係合具と、乗場両引
き戸の一方に対向するかご両引き戸の一方に設けられて
既設係合具と係合する既設係合装置と、乗場両引き戸の
他方に設けられて既設係合具とは仕様を異にする更新係
合具と、乗場両引き戸の他方に対向するかご両引き戸の
他方に設けられて、更新係合具に対応し更新係合具との
係合により、乗場に対するかごの上下方向距離差におけ
る既設係合装置及び既設係合具による係合作用と同じ係
合作用を達成する更新係合装置とが設けられる。
【0007】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かごの出入口を開閉するかご引き戸
と、かごが対向する乗場に設けられてかごが対向したと
きに、かご引き戸と対面し乗場の出入口を開閉する乗場
引き戸と、この乗場引き戸に設けられた既設係合具と、
乗場引き戸に設けられて既設係合具とは仕様を異にする
更新係合具と、かご引き戸に設けられて既設係合具と係
合する既設係合装置及び更新係合具と係合する更新係合
装置が形成され、かご引き戸の戸開初期動作により既設
係合装置及び更新係合装置の一方を把持する係合機構と
が設けられる。
【0008】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、係合機構が、長手が上下方向に配置さ
れた固定板、この固定板の出入口幅方向の一側に平行に
配置された第一可動板及び固定板の出入口幅方向の他側
に平行に配置された第二可動板により形成されて、固定
板及び第一可動板によって既設係合装置を構成し、固定
板及び第二可動板によって更新係合装置を構成したもの
である。
【0009】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、係合機構が、屈折部が枢着されたL字
腕の一端に第一可動板が枢持され、L字腕の他端に第二
可動板が枢持されて、一動作により第一可動板及び第二
可動板の一方が固定板に接近し、他方が固定板から隔離
する構成としたものである。
【0010】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、固定板の上下方向長さが、既設係合装
置が係合する既設係合具に対する所要長さ及び更新係合
装置が係合する更新係合具に対する所要長さに、既設係
合具及び更新係合具の上下方向位置差を加えた長さに設
定される。
【0011】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かごの出入口を開閉するかご引き戸
と、かごが対向する乗場に設けられてかごが対向したと
きに、かご引き戸と対面し乗場の出入口を開閉する乗場
引き戸と、この乗場引き戸に設けられた既設係合具と、
乗場引き戸に設けられて既設係合具とは仕様を異にする
更新係合具と、かご引き戸に設けられた仮設係合装置に
形成されて既設係合具と係合する既設係合装置と、かご
引き戸に設けられて仮設係合装置よりも上方位置に配置
され、更新係合具と係合する更新係合装置が形成されて
かご引き戸の戸開初期動作により更新係合具を把持する
係合機構とが設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、既設係合装置が、更新係合装置に対し
て出入口幅方向に離れた位置に配置される。
【0013】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、既設係合装置の固定板及び可動板の両
者の一方が、水平投影面において更新係合装置の固定板
及び可動板の双方の一方と重合して配置され、上記双方
の他方が、水平投影面において上記両者の他方から出入
口幅方向に離れた位置に配置される。
【0014】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、仮設係合装置が、電磁石機構によって
動作する機構により構成され、また係合機構が、かご引
き戸の開閉によって動作する機構により構成される。
【0015】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、仮設係合装置が、既設係合具が設けら
れた乗場におけるかご引き戸及び乗場引き戸の開閉動作
時のみに動作する。
【0016】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かごの出入口を開閉するかご引き戸
と、かごが対向する乗場に設けられてかごが対向したと
きに、かご引き戸と対面し乗場の出入口を開閉する乗場
引き戸と、この乗場引き戸に設けられて出入口の上縁よ
りも下方に配置された既設係合具と、この既設係合具と
は異なる仕様に形成され、乗場引き戸に設けられて既設
係合具に対応した位置に配置された更新係合具と、かご
引き戸に設けられてこのかご引き戸の戸開初期動作によ
り既設係合具及び更新係合具のいずれかに係合して把持
する更新係合装置とが設けられる。
【0017】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かごの出入口を開閉するかご引き戸
と、かごが対向する乗場に設けられてかごが対向したと
きに、かご引き戸と対面し乗場の出入口を開閉する乗場
引き戸と、この乗場引き戸に設けられて出入口の上縁よ
りも下方に配置された既設係合具と、この既設係合具と
は異なる仕様に形成され、乗場引き戸に設けられて既設
係合具に対応した位置に配置された更新係合具と、長手
が上下方向に配置されて空隙を形成して互いに平行に配
置され、それぞれ出入口幅方向に動作する可動板によっ
て構成されてかご引き戸に設けられ、既設係合具及び更
新係合具のいずれかに係合する仮設係合装置とが設けら
れる。
【0018】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かご引き戸の戸当たり側に設けられた
可動板よりも上下方向に長い仮設係合装置の可動板が、
かご引き戸の戸袋側に設けられる。
【0019】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、仮設係合装置の可動板が、既設係合具
と対向したときには拡幅して把持動作し、更新係合具と
対向したときには挟幅して把持動作する。
【0020】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かごが既設係合具が設けられた乗場に
対向したときに、かごに設けられた解錠装置により乗場
の既設錠装置が解錠される。
【0021】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、かご引き戸及び乗場引き戸の両者を既
設係合装置と既設係合具の係合により開閉駆動するとき
は既設係合装置に係わる既設ドア装置に対応した戸の動
作制御を行い、上記両者を更新係合装置と更新係合具の
係合により開閉駆動するときは更新係合装置に係わる更
新ドア装置に対応した戸の動作制御が行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図5は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は概念的に
示すかご側正面図、図2は図1の既設係合装置に対応す
る既設係合具が装着された乗場の昇降路側正面図、図3
は図1の更新係合装置に対応する更新係合具が装着され
た乗場の昇降路側正面図、図4は図1及び図2に対応し
た横断平面図、図5は図1及び図3に対応した横断平面
図である。
【0023】図において、1はエレベーターのかご、2
はかご1の出入口、3はかご1に設けられた桁、4は桁
2に設けられたレール、5は出入口2を開閉するかご両
引き戸で、レール4に案内される転子を有する吊り手6
を装備した第一の戸7及びレール4に案内される転子を
有する吊り手8を装備した第二の戸9によって構成され
ている。
【0024】10はかご側連動機構で、桁3の長手にお
ける両端部寄りにそれぞれ枢着された案内車11、無端
状をなし案内車11に巻掛けられて張設された可撓条体
12、吊り手6に設けられて可撓条体12の下側に連結
された下連結具13及び吊り手8に設けられて可撓条体
12の上側に連結された上連結具14によって構成され
ている。
【0025】15は桁3に設けられた既設駆動機で、電
動機16、小鎖歯車17、大鎖歯車18と、小鎖歯車1
7及び大鎖歯車18に巻掛けられたチェーン19並びに
大鎖歯車18に設けられた腕20によって構成されてい
る。21は既設駆動リンク機構で、中間が桁3に枢着さ
れた駆動リンク22、腕20と駆動リンク22の上端を
連結した上リンク23及び中間が第一の戸7に枢着され
て一端が駆動リンク22の下端に連結された下リンク2
4によって構成されている。
【0026】25は第一の戸7に設けられた既設係合装
置で、固定板26及び下リンク24の反駆動リンク22
側の端部に係合されて拡幅動作する可動板27によって
構成されている。28は更新駆動リンク機構で、上端が
桁3に枢着された駆動リンク29、中間が第二の戸9の
吊り手8に枢着されて一端が駆動リンク29の下端に連
結されたリンク30によって構成されている。
【0027】31は第二の戸9の吊り手8に設けられた
更新係合装置で、固定板32及びリンク30の反駆動リ
ンク29側の端部に係合されて狭幅動作する可動板33
によって構成されている。なお、既設レール4、既設か
ご両引き戸5、既設かご側連動機構10、既設駆動機1
5、既設係合装置25等によって既設かごドア装置が構
成される。また、更新レール4、更新かご両引き戸5、
更新かご側連動機構10、更新駆動機(図示しない)、
更新係合装置31等によって細部の図示が省略してある
が更新かごドア装置が構成される。
【0028】34はかご1が停止する乗場、35は乗場
34の出入口、36は出入口35の上縁部に設けられた
ハンガーケース、37はハンガーケース36に設けられ
たレール、38は出入口35を開閉する乗場両引き戸
で、レール37に案内される転子を有する吊り手39を
装備した第一の戸40及びレール37に案内される転子
を有する吊り手41を装備した第二の戸42によって構
成されている。
【0029】43は乗場側連動機構で、ハンガーケース
36の長手における両端部寄りにそれぞれ枢着された案
内車44、無端状をなし案内車44に巻掛けられて張設
された可撓条体45、吊り手39に設けられて可撓条体
45の下側に連結された下連結具46及び吊り手41に
設けられて可撓条体45の上側に連結された上連結具4
7によって構成されている。
【0030】48は既設係合具で、乗場両引き戸38の
第一の戸40に設けられて既設係合装置25に対応する
位置に配置され、溝内に既設係合装置25が嵌合状態に
配置されて、要時に既設係合装置25の拡幅動作によっ
て把持される。また図示が省略してあるが、乗場両引き
戸38の鎖錠装置が戸開時に既設係合具48を介して解
錠される。
【0031】49は更新係合具で、乗場両引き戸38の
第二の戸42の吊り手41に設けられて更新係合装置3
1に対応する位置に配置され、要時に更新係合装置31
によって挟持される。また図示が省略してあるが、乗場
両引き戸38の鎖錠装置が戸開時に更新係合具49を介
して解錠される。
【0032】また、341は既設乗場ドア装置で、既設
の乗場両引き戸38、既設の乗場側連動機構43、既設
係合具48等を主要部材として構成される。また、34
2は更新乗場ドア装置で、更新乗場両引き戸38、更新
乗場側連動機構43、更新係合具49等を主要部材とし
て構成される。
【0033】上記のように構成されたエレベーターのド
ア装置において、改修工事前では、かご両引き戸5を閉
じたかご1が乗場34と対向すると、既設係合装置25
が既設係合具48に係合する。そして、既設ドア装置に
対応した戸の開閉動作制御が行われて、既設駆動機15
により既設駆動リンク機構21を介してかご両引き戸5
の第一の戸7が戸開し、またかご側連動機構10によっ
て第二の戸9が第一の戸7とは逆方向へ戸開する。
【0034】また、既設係合装置25と既設係合具48
の係合により既設係合装置25の動作が既設係合具48
に伝動されて、既設乗場ドア装置341の乗場両引き戸
38の第一の戸40が戸開し、また乗場側連動機構43
によって第二の戸42が第一の戸40とは逆方向へ戸開
する。
【0035】また、改修工事後では、かご両引き戸5を
閉じたかご1が乗場34と対向すると、更新係合装置3
1が更新係合具49に係合する。そして、更新ドア装置
に対応した戸の開閉動作制御が行われて、更新駆動機
(図示しない)により更新駆動リンク機構28を介して
更新されたかご両引き戸5の第二の戸9が戸開し、また
かご側連動機構10によって第一の戸7が第二の戸9と
は逆方向へ戸開する。
【0036】また、更新係合装置31と更新係合具49
の係合により更新係合装置31の動作が更新係合具49
に伝動されて、更新乗場ドア装置342の乗場両引き戸
38の第二の戸42が戸開し、また乗場側連動機構43
によって第一の戸40が第二の戸42とは逆方向へ戸開
する。
【0037】なお、かご1が乗場34と対向してかご1
及び乗場34の床の両者が一致した状態において、既設
係合装置25の長手の中心に既設係合具48が配置され
る。そして、かご1が乗場34に停止した場合に上記両
者の間に段差、すなわち乗場34に対するかご1の上下
方向距離差が生じたとき、上記両者の上下方向距離差が
所定値内であれば既設係合装置25と既設係合具48が
係合するように既設係合装置25の長さが設定されてい
る。
【0038】そして、更新係合装置31と更新係合具4
9の双者についても、かご1が乗場34に停止したとき
の上記両者の間の段差、すなわち乗場34に対するかご
1の上下方向距離差が生じたとき、この上下方向距離差
が既設係合装置25と既設係合具48の係合における上
記両者の上下方向距離差と同じであれば、更新係合装置
31と更新係合具49が係合するように更新係合装置3
1の長さが設定されている。
【0039】そして、上記のように構成されたエレベー
ターのドア装置において、次に述べるようにして改修工
事が行われる。すなわち、第一段階として、既設かごド
ア装置の第二の戸9に更新かごドア装置の更新駆動リン
ク機構28を装着し、また更新係合装置31を装着す
る。
【0040】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
を順次撤去して、そのあとに更新乗場ドア装置342を
装着する。これと共に、更新乗場ドア装置342を装着
した乗場34における戸の開閉動作制御を更新ドア装置
に対応した制御に改修する。次いで、第三段階として更
新乗場ドア装置342をすべての乗場34に装着した後
に、既設かごドア装置の残部を撤去して更新かごドア装
置を装着する。
【0041】上記のような改修工事により、第二段階に
おいて既設乗場ドア装置341のままの乗場34は、既
設かごドア装置の既設係合装置25と既設乗場ドア装置
341の第一の戸7に設けられた既設係合具48の係合
によって戸が開閉される。また、更新乗場ドア装置34
2が装着された乗場34は、更新かごドア装置の更新係
合装置31と更新乗場ドア装置342の第二の戸9に設
けられた更新係合具49の係合によって戸が開閉され
る。
【0042】これによって、すべての乗場34のうちに
既設乗場ドア装置341と更新乗場ドア装置342が混
在した状態であっても、すべての乗場34について戸を
正常に不具合なく開閉することができる。そして、休
日、夜間、昼間等エレベーターの利用の少ない時間帯に
おける短時間の作業によって、エレベーターの運転を休
止し前述の第二段階、すなわち少数の複数の乗場34の
既設乗場ドア装置341を更新乗場ドア装置342を改
修する定時的作業を行う。
【0043】このようにして、長期間の改修工事中はエ
レベーターが全く使用できなくる不具合を解消できる。
そして、改修工事期間中であっても時間帯によってはエ
レベーターの使用が可能になる。このため、昼間の就業
時間帯、また集合住宅において少なくとも朝夕の通勤、
通学時等にはエレベーターが使用できて利用者の不便を
軽減することができる。
【0044】なお、図1〜図5の実施の形態において、
第一段階としてエレベーター全体の制御を更新すると共
に、既設かごドア装置を更新かごドア装置に改修する。
この作業と共に、更新駆動リンク機構28を装着し、ま
た更新係合装置31を装着する。そして、更新かごドア
装置に既設乗場ドア装置に対応した既設係合装置を仮設
し、次いで前述の第二段階、第三段階の改修を行う。こ
のような改修作業によっても、図1〜図5の実施の形態
と同様な作用を得ることができる。
【0045】なお、更新かごドア装置に既設乗場ドア装
置に対応した係合装置を仮設する場合は、既設乗場ドア
装置に対応した係合装置の長さをエレベーター全体の制
御における戸の開閉動作制御に対応した長さとする必要
がある。このようにして、既設乗場ドア装置対応の係合
装置の長さを、更新乗場ドア装置に対応した長さと同じ
にして、更新されたエレベーター全体の制御に対して矛
盾を生じないようにする。
【0046】実施の形態2.図6〜図13は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図6は概念的に示
すかご側正面図、図7は図6の既設係合装置に対応する
既設係合具が装着された乗場の昇降路側正面図、図8は
図6の更新係合装置に対応する更新係合具が装着された
乗場の昇降路側正面図、図9は図6及び図7に対応した
横断平面図、図10は図6及び図8に対応した横断平面
図、図11は図6のA部拡大図、図12は図11の機構
の動作を説明する図、図13は図9のB部拡大図であ
る。
【0047】図において、前述の図1〜図5と同符号は
相当部分を示し、50は出入口2を開閉するかご二枚片
引き戸で、レール4に案内される転子を有する吊り手6
を装備した高速戸からなり戸閉時に戸当たり側に配置さ
れる引き戸51及びレール4に案内される転子を有する
吊り手8を装備した低速戸52によって構成されてい
る。
【0048】53は引き戸51の動作を1/2の速度で
低速戸52に伝動するかご側連動機構で、低速戸52の
吊り手8に装着されて水平方向に延在する支持棒54、
支持棒54の長手における両端部寄りにそれぞれ枢着さ
れた案内車55、無端状をなし案内車55に巻掛けられ
て張設された可撓条体56、引き戸51の吊り手6に設
けられて可撓条体56の上側に連結された上連結具57
及び低速戸52の吊り手8に設けられて支持棒54を固
定した固定具58によって構成されている。
【0049】59は桁3に設けられた既設駆動機で、桁
3の長手の一側に設けられた電動機60、電動機60の
出力軸に固定された小鎖歯車61、桁3に枢着された大
鎖歯車62、小鎖歯車61及び大鎖歯車62に巻掛けら
れた第一チェーン63、大鎖歯車62に固定されて同芯
に配置された第一駆動歯車64、桁3の長手の他側に枢
着された第二駆動歯車65並びに第一駆動歯車64及び
第二駆動歯車65に巻掛けられて下側が上連結具57に
連結された第二チェーン66によって構成されている。
【0050】67はかご1に設けられた係合機構で、引
き戸51に固定された台板68、台板68から乗場方向
に突設されて長手が上下方向に配置された固定板69、
L字状をなしL字の屈折部が下側に配置されて二個が上
下に離れて設けられ台板68に屈折部がそれぞれ固定板
69の戸袋側位置で枢着されたL字腕70、固定板69
の戸当たり側に配置されて長手が上下方向に配置されL
字腕70の一方の端部に枢着された第一可動板71及び
固定板69の戸袋側に配置されて長手が上下方向に配置
されL字腕70の他方の端部に枢着された第二可動板7
2が設けられている。
【0051】また、係合機構67には、一端が第二可動
板72に対応した位置で台板68に枢着された第一リン
ク73、一端が第一リンク73の回動端に枢着され他端
は桁3の第二駆動歯車65側の端部に枢着された第二リ
ンク74、第一リンク73の枢着端に固定されて凹所7
5及び凸部76が設けられたカム77、第二可動板72
に枢着されてカム77の凹所75に対応して配置された
カムローラ78並びに第一リンク73及びカムローラ7
8の枢着軸の相互間に設けられた引きばね79が設けら
れている。
【0052】80は既設係合装置で、固定板69及び第
一可動板71によって構成されて、係合機構67の機能
により戸開時に拡幅動作する。81は更新係合装置で、
固定板69及び第二可動板72によって構成されて、係
合機構67の機能により戸開時に狭幅動作する。
【0053】また、既設レール4、既設かご二枚片引き
戸50、既設かご側連動機構53、既設駆動機59、既
設係合装置80等により既設かごドア装置が構成され
る。また、更新レール4、更新かご二枚片引き戸50、
更新かご側連動機構53、更新駆動機(図示しない)、
更新係合装置81等によって更新かごドア装置が構成さ
れる。
【0054】82は出入口35を開閉する乗場二枚片引
き戸で、レール37に案内される転子を有する吊り手8
3を装備した高速戸からなり戸閉時に戸当たり側に配置
される引き戸84及びレール37に案内される転子を有
する吊り手85を装備し、戸閉時に戸袋側に配置される
低速戸86によって構成されている。
【0055】87は引き戸84の動作を1/2の速度で
低速戸86に伝動する乗場側連動機構で、低速戸86の
吊り手85に装着されて水平方向に延在する支持棒8
8、支持棒88の長手における両端部寄りにそれぞれ枢
着された案内車89、無端状をなし案内車89に巻掛け
られて張設された可撓条体90、引き戸84の吊り手8
3に設けられて可撓条体90の下側に連結された下連結
具91及び低速戸86の吊り手85に設けられて支持棒
88に固定された固定具92によって構成されている。
【0056】93は既設係合具で、乗場二枚片引き戸8
2の引き戸84に設けられて既設係合装置80に対応す
る位置に配置され、溝内に既設係合装置80が嵌合状態
に配置されて、要時に既設係合装置80の拡幅動作によ
って把持される。94は更新係合具で、乗場二枚片引き
戸82の引き戸84の吊り手83に設けられて更新係合
装置81に対応する位置に配置され、要時に更新係合装
置81によって挟持される。
【0057】なお、341は既設乗場ドア装置で、既設
の乗場二枚片引き戸82、既設の乗場側連動機構87、
既設係合具93等を主要部材として構成される。また、
342は更新乗場ドア装置で、更新乗場二枚片引き戸8
2、更新乗場側連動機構87、更新係合具94等を主要
部材として構成される。
【0058】なお、更新係合具94は図7及び図8に示
す距離a+bだけ既設係合具93に対して上方に配置さ
れる。そして、かご1が乗場34に停止してかご1及び
乗場34の床の両者が一致した状態では、既設係合具9
3は図11に示す位置cに配置され、また更新係合具9
4は図11に示す位置dに配置される。
【0059】また、既設係合装置80及び更新係合装置
81の上下方向の有効長さは、エレベーター全体の制御
における戸の開閉動作制御に対応した図11に示す2e
である。したがって、上記両者が一致した状態では既設
係合具93、更新係合具94は対応した係合装置の長手
中心に配置される。なお、係合機構67の固定板69の
上下方向長さはa+b+2eに設定される。
【0060】また、図13に示すように水平投影面にお
いて、既設係合具93の溝の左側壁と更新係合具94の
右外側が一致した状態に配置される。そして、戸閉時に
既設係合装置80に対して既設係合具93の両側にそれ
ぞれ隙間fが形成され、また更新係合装置81に対して
更新係合具94の両側にもそれぞれ隙間fが形成され
る。
【0061】また、戸閉時の既設係合装置80の外法寸
法を図11に示すgに設定し、また図12に示す隙間f
が形成された状態で、更新係合装置81の内法寸法を図
11に示すhに設定する。また、かご二枚片引き戸50
の戸開初期において係合機構67のカム77の回動によ
り凹所75からカムローラ78から押し出された状態、
すなわち図12に示す状態で、既設係合装置80の外法
寸法iがg+2fに、また更新係合装置81の内法寸法
jがh+2fになるように、係合機構67のカム77の
凹所75及び凸部76の形状、L字腕70の形状が設定
される。
【0062】上記のように構成されたエレベーターのド
ア装置において、改修工事前では、かご二枚片引き戸5
0を閉じたかご1が乗場34と対向すると、既設係合装
置80が既設係合具93に係合する。そして、既設駆動
機59によるかご二枚片引き戸50の引き戸51の戸開
初期動作により既設係合具93が既設係合装置80によ
って把持される。続いて、既設駆動機59により引き戸
51が戸開し、またかご側連動機構53によって低速戸
52が引き戸51の1/2の速さで引き戸51と同方向
へ戸開する。
【0063】また、既設係合装置80と既設係合具93
の係合により既設係合装置80の動作が既設係合具93
に伝動されて、既設乗場ドア装置341の乗場二枚片引
き戸82の引き戸84が戸開し、また乗場側連動機構8
7によって低速戸86が引き戸84の1/2の速さで引
き戸84と同方向へ戸開する。
【0064】また、改修工事後では、かご二枚片引き戸
50を閉じたかご1が乗場34と対向すると、更新係合
装置81が更新係合具94に係合する。そして、更新さ
れたかご二枚片引き戸50の引き戸51の更新駆動機に
よる戸開初期動作により更新係合具94が更新係合装置
81によって把持される。続いて、更新駆動機により引
き戸51が戸開し、またかご側連動機構53によって低
速戸52が引き戸51の1/2の速さで引き戸51と同
方向へ戸開する。
【0065】また、更新係合装置81と更新係合具94
の係合により更新係合装置81の動作が更新係合具94
に伝動されて、更新乗場ドア装置341の乗場二枚片引
き戸82の引き戸84が戸開し、また乗場側連動機構8
7によって低速戸86が引き戸84の1/2の速さで引
き戸84と同方向へ戸開する。
【0066】そして、上記のように構成されたエレベー
ターのドア装置において、次に述べるようにして改修工
事が行われる。すなわち、第一段階として、かご1の既
設かごドア装置が撤去されて更新かごドア装置が装着さ
れる。ただし、更新かごドア装置おいて、既設係合具9
3に係合する既設係合装置80と、更新係合具94に係
合する更新係合装置81が構成された係合機構67が装
着される。
【0067】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
を順次撤去して、そのあとに更新乗場ドア装置342を
装着する。これと共に、更新乗場ドア装置342を装着
した乗場34における戸の開閉動作制御を更新ドア装置
に対応した制御に改修する。次いで、第三段階として更
新乗場ドア装置342をすべての乗場34に装着した後
に、係合機構67の第一可動板71が除去されて更新係
合装置81のみによる係合動作が行われる。
【0068】上記のような改修工事により、第二段階に
おいて既設乗場ドア装置341のままの乗場34は、図
9に示すように既設かごドア装置の既設係合装置80と
既設乗場ドア装置341の引き戸84に設けられた既設
係合具93の係合によって戸が開閉される。また、更新
乗場ドア装置342が装着された乗場34は、図10に
示すように更新かごドア装置の更新係合装置81と更新
乗場ドア装置342の引き戸84に設けられた更新係合
具94の係合によって戸が開閉される。
【0069】これによって、すべての乗場34のうちに
既設乗場ドア装置341と更新乗場ドア装置342が混
在した状態であっても、すべての乗場34について戸を
正常に不具合なく開閉することができる。したがって、
詳細な説明を省略するが図6〜図13の実施の形態にお
いても図1〜図5の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0070】なお、図6〜図13の実施の形態におい
て、かご二枚片引き戸50及び乗場二枚片引き戸82が
設けられたエレベーターのドア装置について説明した。
しかし、かご1側の引き戸51が戸閉時にかご両引き戸
における戸当たり位置に配置され、また乗場34側の引
き戸84が戸閉時に乗場両引き戸における戸当たり位置
に配置される構成、すなわち両引き戸からなるエレベー
ターのドア装置に容易に応用することができ、図6〜図
13の実施の形態における作用を得ることができる。
【0071】また、図6〜図13の実施の形態におい
て、固定板69を共通部材として既設係合装置80及び
更新係合装置81が構成される。このため、狭い場所に
容易に装着でき、また装着及び調整作業の手数を省き、
また安価に製作することができる。さらに、片引き戸及
び両引き戸のエレベーターのドア装置に容易に適用でき
てエレベーターの改修を容易化することができる。
【0072】実施の形態3.図14〜図19も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図14は概念的
に示すかご側正面図、図15は図14の既設係合装置に
対応する既設係合具が装着された乗場の昇降路側正面
図、図16は図14の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図、図17は図14
及び図15に対応した横断平面図、図18は図14及び
図16に対応した横断平面図、図19は図17のC部拡
大図である。
【0073】図において、前述の図6〜図13と同符号
は相当部分を示し、95は係合機構67の回動腕で、二
個が上下に離れて設けられ一端がそれぞれ固定板69寄
り位置で台板68に枢着され、他端は第二可動板72に
それぞれ枢着されている。
【0074】96は既設係合装置80を構成する仮設係
合装置で、引き戸51に装着された台板97、台板97
に固定されて長手が上下方向に配置された固定板98、
固定板98に空隙を形成してかごドア装置の戸袋側に平
行に配置された可動板99、台板97に設けられて可動
板99に係合されたリンク機構100及び台板97に設
けられてリンク機構100に連結されて可動板99を固
定板98に対して平行移動させる電磁石機構101によ
って構成されている。
【0075】そして、固定板98及び可動板99を主要
部材として既設係合装置80が形成され、既設係合装置
80は更新係合装置81よりも下方に配置される。ま
た、固定板98は、更新係合装置81の拡幅した可動板
72の位置よりも図14に示す距離kだけかごドア装置
の戸袋側に配置される。そして、既設係合装置80が既
設係合具93の溝内に嵌合状態に配置されて、要時に電
磁石機構101が付勢され、リンク機構100の機能を
介して可動板72が変位する拡幅動作によって既設係合
具93を把持する。
【0076】上記のようなエレベーターのドア装置は、
前述の図6〜図13の実施の形態によるエレベーターの
ドア装置における既設係合具93が、乗場二枚片引き戸
82の引き戸84に設けられて、既設係合具93に対応
して既設係合装置80が、かご二枚片引き戸50の引き
戸51の高さ方向の中間位置に設けられたものである。
そして、次に述べるような改修工事を行うことによっ
て、図14〜図19の実施の形態においても図6〜図1
3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0077】すなわち、第一段階として、かご1の既設
かごドア装置が撤去されて更新かごドア装置が装着され
る。ただし、既設乗場ドア装置341の既設係合具93
に対応する仮設係合装置96を二枚片引き戸50の引き
戸51に装着し、図19に示すように既設係合具93か
ら戸袋側へ出入口幅方向に離れた位置に既設係合装置8
0を設ける。
【0078】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
を順次撤去して、そのあとに更新乗場ドア装置342を
装着する。これと共に、更新乗場ドア装置342を装着
した乗場34における戸の開閉動作制御を更新ドア装置
に対応した制御に改修する。
【0079】これによって、既設乗場ドア装置341の
乗場34においては仮設係合装置96の既設係合装置8
0により既設係合具93が把持される。また、更新乗場
ドア装置342の乗場34においては更新係合装置81
により更新係合具94が把持される。次いで、第三段階
として更新乗場ドア装置342をすべての乗場34に装
着した後に、仮設係合装置96が撤去されて更新係合装
置81の係合動作によるドア装置の開閉が行われる。
【0080】なお、図14〜図19の実施の形態におい
て、既設乗場ドア装置341の既設係合具93が、かご
二枚片引き戸50の引き戸51の更新係合装置81から
出入口幅方向に戸当たり側へ離れた位置に配置された構
成の場合に、図14〜図19の構成を容易に応用するこ
とができる。そして、既設係合具93が更新係合装置8
1から出入口幅方向に戸当たり側へ離れて配置された構
成のときにも、図14〜図19の実施の形態における作
用を得ることができる。
【0081】実施の形態4.図20〜図25も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図20は概念的
に示すかご側正面図、図21は図20の既設係合装置に
対応する既設係合具が装着された乗場の昇降路側正面
図、図22は図20の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図、図23は図20
及び図21に対応した横断平面図、図24は図20及び
図22に対応した横断平面図、図25は図23のD部拡
大図である。
【0082】図において、前述の図14〜図19と同符
号は相当部分を示し、図20〜図25の実施の形態にお
いて図14〜図19の実施の形態における仮設係合装置
96が次に述べるように配置される。すなわち、既設係
合具93に対応して仮設係合装置96に形成された既設
係合装置80が、かご二枚片引き戸50の引き戸51の
高さ方向の中間位置に設けられる。また、狭幅状態にあ
る既設係合装置80の可動板99が、拡幅状態にある更
新係合装置81の固定板69に水平投影面において一致
した位置に設けられる。
【0083】上記のように構成されたエレベーターのド
ア装置において、次に述べるような改修工事を行うこと
によって、図20〜図25の実施の形態においても、図
14〜図19のの実施の形態と同様な作用が得られる。
すなわち、第一段階として、かご1の既設かごドア装置
が撤去されて更新かごドア装置が装着される。
【0084】ただし、既設乗場ドア装置341の既設係
合具93に対応する仮設係合装置96を二枚片引き戸5
0の引き戸51に装着し、図20に示すように既設係合
装置80の上方の前述の既設係合装置80の可動板99
に更新係合装置81の固定板69が対向する位置に更新
係合装置81を配置する。
【0085】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
を順次撤去して、そのあとに更新乗場ドア装置342を
装着する。これと共に、更新乗場ドア装置342を装着
した乗場34における戸の開閉動作制御を更新ドア装置
に対応した制御に改修する。
【0086】これによって、既設乗場ドア装置341の
乗場34においては仮設係合装置96の既設係合装置8
0により既設係合具93が把持される。また、更新乗場
ドア装置342の乗場34においては更新係合装置81
により更新係合具94が把持される。次いで、第三段階
として更新乗場ドア装置342をすべての乗場34に装
着した後に、仮設係合装置96が撤去されて更新係合装
置81の係合動作によるドア装置の開閉が行われる。
【0087】なお、図20〜図25の実施の形態は、既
設乗場ドア装置341の既設係合具93と更新乗場ドア
装置342の更新係合具94が、互いに上下に離れ、か
つ水平投影面において相互に接近した位置に配置された
ドア装置の場合に適用される。そして、このような既設
ドア装置、更新ドア装置の組み合わせの場合に有用な作
用を得ることができる。
【0088】実施の形態5.図26〜図31も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図26は概念的
に示すかご側正面図、図27は図26の既設係合装置に
対応する既設係合具が装着された乗場の昇降路側正面
図、図28は図26の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図、図29は図26
及び図27に対応した横断平面図、図30は図26及び
図28に対応した横断平面図、図31は図29のE部拡
大図である。
【0089】図において、前述の図1〜図5、図6〜図
13と同符号は相当部分を示し、102は桁3に設けら
れた更新駆動機、103は更新駆動リンク機構で、一端
が駆動リンク22の下リンク24側における中間位置に
枢着され、他端は低速戸52に枢着された低速リンク1
04が設けられている。81は引き戸51に装着されて
出入口2の上縁から図26に示す距離l下方に配置され
た更新係合装置で、下リンク24の反駆動リンク22側
の端部に係合された可動板33が設けられて、下リンク
24の動作により可動板33が拡幅動作する。
【0090】上記の構成によるエレベーターのドア装置
では、既設乗場ドア装置341の既設係合具93又は更
新乗場ドア装置342の更新係合具94が、乗場二枚片
引き戸82の引き戸84に近似位置に配置される。ま
た、かごドア装置の要部をなす同一構成の既設係合装置
80、更新係合装置81が二枚片引き戸50の引き戸5
1に配置される。このため、図31に示すように既設係
合装置80又は更新係合装置81のそれぞれが、既設係
合具93と更新係合具94の両方に正常に係合する。
【0091】そして、上記のように構成されたエレベー
ターのドア装置において、次に述べるような改修工事を
行うことによって、図26〜図31の実施の形態におい
ても、図14〜図19のの実施の形態と同様な作用が得
られる。すなわち、第一段階として、かご1の既設かご
ドア装置が撤去されて更新かごドア装置が装着される。
ただし、既設乗場ドア装置341の既設係合具93に対
応する位置に更新係合装置81を配置して、二枚片引き
戸50の引き戸51に装着する。
【0092】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
を順次撤去して、そのあとに更新乗場ドア装置342を
装着する。これと共に、更新乗場ドア装置342を装着
した乗場34における戸の開閉動作制御を更新ドア装置
に対応した制御に改修する。
【0093】これによって、既設乗場ドア装置341の
乗場34においては更新係合装置81により既設係合具
93が把持される。また、更新乗場ドア装置342の乗
場34においては更新係合装置81により更新係合具9
4が把持される。次いで、第三段階として更新乗場ドア
装置342をすべての乗場34に装着して改修工事を終
了する。
【0094】実施の形態6.図32〜図40も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図32は仮設係
合装置が装着されたかご側正面を概念的に示す図、図3
3は図32の仮設係合装置に対応した既設係合具が装着
された乗場の昇降路側正面図、図34は図32の仮設係
合装置に対応した更新係合具装置が装着された乗場の昇
降路側正面図、図35は図32及び図33に対応した横
断平面図、図36は図32及び図34に対応した横断平
面図、図37は図32の仮設係合装置の拡大図、図38
は図32に示すかごに更新係合装置が装着された状態を
示すかご側正面を概念的に示す図、図39は図38及び
図36に対応した横断平面図、図40は図35のF部拡
大図である。
【0095】図において、前述の図1〜図5、図6〜図
13、図26〜図31と同符号は相当部分を示し、10
5は既設かごドア装置の解錠装置で、電磁石装置からな
り桁3の端部に設けられて前後進動作して、既設乗場ド
ア装置341の後述する既設錠装置を解錠する。
【0096】106は二枚片引き戸50の引き戸51に
設けられて、上下方向の中心が出入口2の上縁から図3
2に示す距離m下方に配置された仮設係合装置で、引き
戸51に装着された台板97、台板97に配置されて長
手が上下方向に配置され引き戸51の戸袋側寄りに設け
られた左可動板107、台板97に設けられて左可動板
107に係合されたリンク機構108及び台板97に設
けられてリンク機構108に連結されて左可動板107
を出入口幅方向に動作させる電磁石機構109が設けら
れる。
【0097】さらに、仮設係合装置106には、台板9
7に配置されて左可動板107よりも短い長さに構成さ
れて長手が左可動板107と平行に配置され左可動板1
07の引き戸51における戸当たり側に配置されたた右
可動板110、台板97に設けられて右可動板110に
係合されたリンク機構111及び台板97に設けられて
リンク機構111に連結されて右可動板110を左可動
板107に対して平行移動させる電磁石機構112が設
けられる。
【0098】そして、仮設係合装置106は左可動板1
07及び右可動板110の両者がそれぞれの電磁石機構
によって互いに接近する方向に動作、すなわち狭幅動作
して既設係合具93を挟持する。また、それぞれの電磁
石機構によって上記両者が互いに離れる方向に動作、す
なわち拡幅動作して後述する更新係合具装置を把持す
る。
【0099】113はハンガーケース36の解錠装置1
05に対応した端部に設けられた既設乗場ドア装置34
1の既設錠装置で、一端が乗場二枚片引き戸82の引き
戸84の吊り手83に枢着されて固定部に係止する鉤1
14及び解錠装置105に押圧されて動作して鉤114
を係止位置から離脱させる解錠腕機構115によって構
成されている。
【0100】116は中心が出入口35の上縁から図3
4に示す距離m下方に配置された更新係合具装置で、乗
場二枚片引き戸82の引き戸84に装着された台板11
7、台板117に枢着された定置ローラ118、中間部
が台板117に枢着されて定置ローラ118よりも引き
戸84の戸袋側に配置されたL字腕119及びL字腕1
19の一端に枢着されて定置ローラ118と空隙を形成
して対向して配置された変位ローラ120によって構成
されている。
【0101】121はハンガーケース36の戸当たり側
の端部に設けられた更新乗場ドア装置342の更新錠装
置で、中間が乗場二枚片引き戸82の引き戸84の吊り
手83に枢着されて更新係合具装置116の動作により
一端が固定部に係止する鉤122及び一端が鉤122の
他端に枢着され他端はL字腕119の他端に枢着された
連結棒123によって構成されている。
【0102】そして、上記のように構成されたエレベー
ターのドア装置において、次に述べるような改修工事を
行うことによって、図32〜図40の実施の形態におい
ても、図14〜図19のの実施の形態と同様な作用が得
られる。すなわち、第一段階として、かご1の既設かご
ドア装置が撤去されて更新かごドア装置が装着される。
ただし、既設かごドア装置の解錠装置105はそのまま
とし、また既設係合装置に代えて仮設係合装置106が
既設乗場ドア装置341の既設係合具93に対応する位
置に設けられて二枚片引き戸50の引き戸51に装着さ
れる。
【0103】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
が順次撤去される。そして、そのあとに更新乗場ドア装
置342が設けられて更新係合具装置116、更新錠装
置121が配置される。これと共に更新乗場ドア装置3
42を装着した乗場34において、解錠装置105の非
動作化等の戸の開閉動作制御が更新ドア装置に対応した
制御に改修される。
【0104】これによって、既設乗場ドア装置341の
乗場34においては仮設係合装置106により既設係合
具93が挟持される。また、更新乗場ドア装置342が
設けられた乗場34においては仮設係合装置106によ
り更新係合具装置116が把持される。すなわち、戸開
動作時にかごドア装置の戸開初期動作によって仮設係合
装置106の左可動板107により、更新係合具装置1
16の変位ローラ120が押圧される。
【0105】そして、変位ローラ120の変位により連
結棒123を介して、鉤122が解錠位置に変位する。
次いで、仮設係合装置106により更新係合具装置11
6が把持されて、二枚片引き戸50及び乗場二枚片引き
戸82が戸開される。次いで、第三段階として、すべて
の乗場34の既設乗場ドア装置341が更新乗場ドア装
置342に更新された後に、仮設係合装置106が撤去
されてそのあとに更新係合装置81が装着され、また既
設かごドア装置の解錠装置105が撤去される。これに
より改修工事が終了し、更新係合装置81の係合動作に
よるドア装置の開閉が行われる。
【0106】また、図32〜図40の実施の形態におい
て、二枚片引き戸50の引き戸51の戸当たり側に左可
動板107よりも短い右可動板110が設けられる。こ
のため、上下方向に長い既設係合具93に仮設係合装置
106が対向した場合の戸開時に、乗場34に対するか
ご1の段差が所定値以上に大きいときには、乗場二枚片
引き戸82が係合されなくなる。これにより、戸開が阻
止されて乗場34とかご1の段差が所定値以上に大きい
ときに戸開することによって発生する不具合を未然に防
ぐことができる。
【0107】実施の形態7.前述の図32〜図40の実
施の形態を応用して、次に述べるようにエレベーターの
ドア装置の改修工事を行うことができる。すなわち、改
修工事に伴う機器につては図32〜図40の実施の形態
と同様に構成される。そして、第一段階として、かご1
の既設かごドア装置が撤去されて更新かごドア装置が装
着される。ただし、既設かごドア装置の解錠装置105
はそのままとし、また既設係合装置に代えて仮設係合装
置106が既設乗場ドア装置341の既設係合具93に
対応する位置に設けられて二枚片引き戸50の引き戸5
1に装着される。
【0108】また、第二段階として少数の複数の乗場3
4、すなわち特定の乗場34の既設乗場ドア装置341
の既設錠装置113及び既設係合具93が順次撤去され
る。次いで、そのあとに更新乗場ドア装置342用の更
新係合具装置116、更新錠装置121が設けられる。
これと共に、更新係合具装置116等を装着した乗場3
4において、解錠装置105の非動作化等の戸の開閉動
作制御が更新ドア装置に対応した制御に改修される。
【0109】これによって、既設乗場ドア装置341の
乗場34においては仮設係合装置106により既設係合
具93が挟持される。また、更新乗場ドア装置342用
の更新係合具装置116、更新錠装置121が設けられ
た乗場34においては仮設係合装置106により更新係
合具装置116が把持される。すなわち、戸開動作時に
かごドア装置の戸開初期動作によって仮設係合装置10
6の左可動板107により更新係合具装置116の変位
ローラ120が押圧される。
【0110】そして、変位ローラ120の変位により連
結棒123を介して、鉤122が解錠位置に変位する。
次いで、仮設係合装置106により更新係合具装置11
6が把持されて、二枚片引き戸50及び乗場二枚片引き
戸82が戸開される。なお、更新錠装置121のハンガ
ーケース36への装着及び更新係合具装置116の引き
戸84への装着については、それぞれの取付板を既設錠
装置113、既設係合具93の取付穴を流用するものと
することによって改修作業時間を短縮することができ
る。
【0111】次いで、第三段階として、すべての乗場3
4の既設乗場ドア装置341の既設錠装置113及び既
設係合具93が、更新乗場ドア装置342用の更新係合
具装置116、更新錠装置121に更新される。その後
に、仮設係合装置106が撤去されて、そのあとに更新
係合装置81が装着され、また既設かごドア装置の解錠
装置105が撤去される。これにより改修工事が終了
し、更新係合装置81の係合動作によるドア装置の開閉
が行われる。
【0112】以上説明したように実施の形態7において
は、既設乗場ドア装置341の乗場二枚片引き戸82、
乗場側連動機構87については既設品を使用する改修工
事が行われる。このため、超高層建物であって数十箇所
にも及ぶ乗場34が設けられた場合に、エレベーターの
改修工事が工期面、費用面において制約されるときに容
易に対応することができ、エレベーターのドア装置にお
いて少なくとも開閉動作性能を簡易な工事によって更新
することができる。なお、実施の形態7によるエレベー
ターのドア装置の構成を、前述の他の実施の形態に容易
に応用することができ、実施の形態7における作用を得
ることができる。
【0113】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、連動機
構により互いに反対方向に動作してかごの出入口を開閉
するかご両引き戸と、連動機構により互いに反対方向に
動作してかごが対向する乗場の出入口を開閉する乗場両
引き戸と、この乗場両引き戸の一方に設けられた既設係
合具と、乗場両引き戸の一方に対向するかご両引き戸の
一方に設けられて既設係合具と係合する既設係合装置
と、乗場両引き戸の他方に設けられて既設係合具とは仕
様を異にする更新係合具と、乗場両引き戸の他方に対向
するかご両引き戸の他方に設けられて、更新係合具に対
応し更新係合具との係合により、乗場に対するかごの上
下方向距離差における既設係合装置及び既設係合具によ
る係合作用と同じ係合作用を達成する更新係合装置とを
設けたものである。
【0114】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、休日、夜間、昼間等エレベーターの利用の少ない時
間帯における短時間エレベーターの運転を休止して、少
数の複数の乗場の既設係合具等を更新係合具等に更新す
る定時的作業が行われる。したがって、長期間の改修工
事中においてエレベーターが全く使用できなくる不具合
を解消でき、改修工事期間中であっても時間帯によって
はエレベーターの使用が可能になり、改修工事期間中の
利用者の不便を軽減する効果がある。
【0115】また、この発明は以上説明したように、か
ごの出入口を開閉するかご引き戸と、かごが対向する乗
場に設けられてかごが対向したときに、かご引き戸と対
面し乗場の出入口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引
き戸に設けられた既設係合具と、乗場引き戸に設けられ
て既設係合具とは仕様を異にする更新係合具と、かご引
き戸に設けられて既設係合具と係合する既設係合装置及
び更新係合具と係合する更新係合装置が形成され、かご
引き戸の戸開初期動作により既設係合装置及び更新係合
装置の一方を把持する係合機構とを設けたものである。
【0116】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0117】また、この発明は以上説明したように、係
合機構が、長手が上下方向に配置された固定板、この固
定板の出入口幅方向の一側に平行に配置された第一可動
板及び固定板の出入口幅方向の他側に平行に配置された
第二可動板により形成されて、固定板及び第一可動板に
よって既設係合装置を構成し、固定板及び第二可動板に
よって更新係合装置を構成したものである。
【0118】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0119】また、この発明は以上説明したように、係
合機構を、屈折部が枢着されたL字腕の一端に第一可動
板が枢持され、L字腕の他端に第二可動板が枢持され
て、一動作により第一可動板及び第二可動板の一方が固
定板に接近し、他方が固定板から隔離する構成としたも
のである。
【0120】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0121】また、この発明は以上説明したように、固
定板の上下方向長さを、既設係合装置が係合する既設係
合具に対する所要長さ及び更新係合装置が係合する更新
係合具に対する所要長さに、既設係合具及び更新係合具
の上下方向位置差を加えた長さとしたものである。
【0122】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0123】また、この発明は以上説明したように、か
ごの出入口を開閉するかご引き戸と、かごが対向する乗
場に設けられてかごが対向したときに、かご引き戸と対
面し乗場の出入口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引
き戸に設けられた既設係合具と、乗場引き戸に設けられ
て既設係合具とは仕様を異にする更新係合具と、かご引
き戸に設けられた仮設係合装置に形成されて既設係合具
と係合する既設係合装置と、かご引き戸に設けられて仮
設係合装置よりも上方位置に配置され、更新係合具と係
合する更新係合装置が形成されてかご引き戸の戸開初期
動作により更新係合具を把持する係合機構とを設けたも
のである。
【0124】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0125】また、この発明は以上説明したように、既
設係合装置を、更新係合装置に対して出入口幅方向に離
れた位置に配置したものである。
【0126】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0127】また、この発明は以上説明したように、既
設係合装置の固定板及び可動板の両者の一方を、水平投
影面において更新係合装置の固定板及び可動板の双方の
一方と重合して配置し、上記双方の他方を、水平投影面
において上記両者の他方から出入口幅方向に離れた位置
に配置したものである。
【0128】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0129】また、この発明は以上説明したように、仮
設係合装置を、電磁石機構によって動作する構成とし、
また係合機構を、かご引き戸の開閉によって動作する構
成としたものである。
【0130】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0131】また、この発明は以上説明したように、仮
設係合装置を、既設係合具が設けられた乗場におけるか
ご引き戸及び乗場引き戸の開閉動作時のみに動作する構
成としたものである。
【0132】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0133】また、この発明は以上説明したように、か
ごの出入口を開閉するかご引き戸と、かごが対向する乗
場に設けられてかごが対向したときに、かご引き戸と対
面し乗場の出入口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引
き戸に設けられて出入口の上縁よりも下方に配置された
既設係合具と、この既設係合具とは異なる仕様に形成さ
れ、乗場引き戸に設けられて既設係合具に対応した位置
に配置された更新係合具と、かご引き戸に設けられてこ
のかご引き戸の戸開初期動作により既設係合具及び更新
係合具のいずれかに係合して把持する更新係合装置とを
設けたものである。
【0134】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0135】また、この発明は以上説明したように、か
ごの出入口を開閉するかご引き戸と、かごが対向する乗
場に設けられてかごが対向したときに、かご引き戸と対
面し乗場の出入口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引
き戸に設けられて出入口の上縁よりも下方に配置された
既設係合具と、この既設係合具とは異なる仕様に形成さ
れ、乗場引き戸に設けられて既設係合具に対応した位置
に配置された更新係合具と、長手が上下方向に配置され
て空隙を形成して互いに平行に配置され、それぞれ出入
口幅方向に動作する可動板によって構成されてかご引き
戸に設けられ、既設係合具及び更新係合具のいずれかに
係合する仮設係合装置とを設けたものである。
【0136】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0137】また、この発明は以上説明したように、か
ご引き戸の戸当たり側に設けられた可動板よりも上下方
向に長い仮設係合装置の可動板を、かご引き戸の戸袋側
に設けたものである。
【0138】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。また、かご引き戸の戸当たり側に短
い可動板が設けられるので、上下方向に長い既設係合具
に仮設係合装置が対向した場合の戸開時に、乗場に対す
るかごの段差が所定値以上に大きいときには乗場引き戸
が係合されず戸開が阻止される。このため、乗場とかご
の段差が大きいときに戸開することによって発生する不
具合を未然に防ぐ効果がある。
【0139】また、この発明は以上説明したように、仮
設係合装置の可動板が、既設係合具と対向したときには
拡幅して把持動作し、更新係合具と対向したときには挟
幅して把持動作する。
【0140】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0141】また、この発明は以上説明したように、か
ごが既設係合具が設けられた乗場に対向したときに、か
ごに設けられた解錠装置により乗場の既設錠装置を解錠
するものである。
【0142】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【0143】また、この発明は以上説明したように、か
ご引き戸及び乗場引き戸の両者を既設係合装置と既設係
合具の係合により開閉駆動するときは既設係合装置に係
わる既設ドア装置に対応した戸の動作制御を行い、上記
両者を更新係合装置と更新係合具の係合により開閉駆動
するときは更新係合装置に係わる更新ドア装置に対応し
た戸の動作制御を行うものである。
【0144】これによって、すべての乗場のうちに既設
係合具と更新係合具が混在した状態であっても、すべて
の乗場について戸を正常に開閉することができる。そし
て、エレベーターの利用の少ない時間帯において短時間
エレベーターの運転を休止して、少数の複数の乗場の既
設係合具等を更新係合具等に更新する定時的作業が行わ
れる。したがって、長期間の改修工事中においてもエレ
ベーターが全く使用できなくる不具合を解消でき、改修
工事期間中であっても時間帯によってはエレベーターの
使用が可能になり、改修工事期間中の利用者の不便を軽
減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を概念的に示すかご
側正面図。
【図2】 図1の既設係合装置に対応する既設係合具が
装着された乗場の昇降路側正面図。
【図3】 図1の更新係合装置に対応する更新係合具が
装着された乗場の昇降路側正面図。
【図4】 図1及び図2に対応した横断平面図。
【図5】 図1及び図3に対応した横断平面図。
【図6】 この発明の実施の形態2を概念的に示すかご
側正面図。
【図7】 図6の既設係合装置に対応する既設係合具が
装着された乗場の昇降路側正面図。
【図8】 図6の更新係合装置に対応する更新係合具が
装着された乗場の昇降路側正面図。
【図9】 図6及び図7に対応した横断平面図。
【図10】 図6及び図8に対応した横断平面図。
【図11】 図6のA部拡大図。
【図12】 図11の機構の動作を説明する図。
【図13】 図9のB部拡大図。
【図14】 この発明の実施の形態3を概念的に示すか
ご側正面図。
【図15】 図14の既設係合装置に対応する既設係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図16】 図14の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図17】 図14及び図15に対応した横断平面図。
【図18】 図14及び図16に対応した横断平面図。
【図19】 図17のC部拡大図。
【図20】 この発明の実施の形態4を概念的に示すか
ご側正面図。
【図21】 図20の既設係合装置に対応する既設係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図22】 図20の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図23】 図20及び図21に対応した横断平面図。
【図24】 図20及び図22に対応した横断平面図。
【図25】 図23のD部拡大図。
【図26】 この発明の実施の形態5を概念的に示すか
ご側正面図。
【図27】 図26の既設係合装置に対応する既設係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図28】 図26の更新係合装置に対応する更新係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図29】 図26及び図27に対応した横断平面図。
【図30】 図26及び図28に対応した横断平面図。
【図31】 図29のE部拡大図。
【図32】 この発明の実施の形態6を示す図で、仮設
係合装置が装着されたかご側正面を概念的に示す図。
【図33】 図32の仮設係合装置に対応した既設係合
具が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図34】 図32の仮設係合装置に対応した更新係合
具装置が装着された乗場の昇降路側正面図。
【図35】 図32及び図33に対応した横断平面図。
【図36】 図32及び図34に対応した横断平面図。
【図37】 図32の仮設係合装置の拡大図。
【図38】 図32に示すかごに更新係合装置が装着さ
れた状態を示すかご側正面を概念的に示す図。
【図39】 図38及び図36に示す乗場が対応した横
断平面図。
【図40】 図35のF部拡大図。
【符号の説明】
1 かご、2 出入口、5 かご両引き戸、10 連動
機構、25 既設係合装置、31 更新係合装置、34
乗場、35 出入口、38 乗場両引き戸、43 連
動機構、48 既設係合具、49 更新係合具、51
引き戸(かご引き戸)、67 係合機構、69 固定
板、70 L字腕、71 第一可動板、72 第二可動
板、80 既設係合装置、81 更新係合装置、84
引き戸(乗場引き戸)、93 既設係合具、94 更新
係合具、96 仮設係合装置、98固定板、99 可動
板、101 電磁石機構、105 解錠装置、106
仮設係合装置、107 左可動板(可動板)、110
右可動板(可動板)、113 既設錠装置、116 更
新係合具装置(更新係合具)。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連動機構により互いに反対方向に動作し
    てかごの出入口を開閉するかご両引き戸と、連動機構に
    より互いに反対方向に動作して上記かごが対向する乗場
    の出入口を開閉する乗場両引き戸と、この乗場両引き戸
    の一方に設けられた既設係合具と、上記乗場両引き戸の
    一方に対向する上記かご両引き戸の一方に設けられて上
    記既設係合具と係合する既設係合装置と、上記乗場両引
    き戸の他方に設けられて上記既設係合具とは仕様を異に
    する更新係合具と、上記乗場両引き戸の他方に対向する
    上記かご両引き戸の他方に設けられて、上記更新係合具
    に対応し上記更新係合具との係合により、上記乗場に対
    する上記かごの上下方向距離差における上記既設係合装
    置及び既設係合具による係合作用と同じ係合作用を達成
    する更新係合装置とを備えたエレベーターのドア装置。
  2. 【請求項2】 かごの出入口を開閉するかご引き戸と、
    上記かごが対向する乗場に設けられて上記かごが対向し
    たときに、上記かご引き戸と対面し上記乗場の出入口を
    開閉する乗場引き戸と、この乗場引き戸に設けられた既
    設係合具と、上記乗場引き戸に設けられて上記既設係合
    具とは仕様を異にする更新係合具と、上記かご引き戸に
    設けられて上記既設係合具と係合する既設係合装置及び
    上記更新係合具と係合する更新係合装置が形成され、上
    記かご引き戸の戸開初期動作により上記既設係合装置及
    び更新係合装置の一方を把持する係合機構とを備えたエ
    レベーターのドア装置。
  3. 【請求項3】 係合機構を、長手が上下方向に配置され
    た固定板、この固定板の出入口幅方向の一側に平行に配
    置された第一可動板及び上記固定板の出入口幅方向の他
    側に平行に配置された第二可動板により形成し、上記固
    定板及び第一可動板によって既設係合装置を構成し、上
    記固定板及び第二可動板により更新係合装置を構成した
    ことを特徴とする請求項2記載のエレベーターのドア装
    置。
  4. 【請求項4】 係合機構を、屈折部が枢着されたL字腕
    の一端に第一可動板が枢持され、上記L字腕の他端に第
    二可動板が枢持されて一動作により上記第一可動板及び
    第二可動板の一方が固定板に接近し、他方が上記固定板
    から隔離する構成としたことを特徴とする請求項3記載
    のエレベーターのドア装置。
  5. 【請求項5】 固定板の上下方向長さを、既設係合装置
    が係合する既設係合具に対する所要長さ及び更新係合装
    置が係合する更新係合具に対する所要長さに、上記既設
    係合具及び更新係合具の上下方向位置差を加えた長さに
    したことを特徴とする請求項3記載のエレベーターのド
    ア装置。
  6. 【請求項6】 かごの出入口を開閉するかご引き戸と、
    上記かごが対向する乗場に設けられて上記かごが対向し
    たときに、上記かご引き戸と対面し上記乗場の出入口を
    開閉する乗場引き戸と、この乗場引き戸に設けられた既
    設係合具と、上記乗場引き戸に設けられて上記既設係合
    具とは仕様を異にする更新係合具と、上記かご引き戸に
    設けられた仮設係合装置に形成されて上記既設係合具と
    係合する既設係合装置と、上記かご引き戸に設けられて
    上記仮設係合装置よりも上方位置に配置され、上記更新
    係合具と係合する更新係合装置が形成されて上記かご引
    き戸の戸開初期動作により上記更新係合具を把持する係
    合機構とを備えたエレベーターのドア装置。
  7. 【請求項7】 既設係合装置を、更新係合装置に対して
    出入口幅方向に離れた位置に配置したことを特徴とする
    請求項6記載のエレベーターのドア装置。
  8. 【請求項8】 既設係合装置の固定板及び可動板の両者
    の一方を、水平投影面において更新係合装置の固定板及
    び可動板の双方の一方と重合して配置し、上記双方の他
    方を、水平投影面において上記両者の他方から出入口幅
    方向に離れた位置に配置したことを特徴とする請求項6
    記載のエレベーターのドア装置。
  9. 【請求項9】 仮設係合装置を、電磁石機構によって動
    作する構成とし、係合機構を、かご引き戸の開閉によっ
    て動作する構成としたことを特徴とする請求項6記載の
    エレベーターのドア装置。
  10. 【請求項10】 仮設係合装置を、既設係合具が設けら
    れた乗場におけるかご引き戸及び乗場引き戸の開閉動作
    時のみに動作する構成としたことを特徴とする請求項6
    記載のエレベーターのドア装置。
  11. 【請求項11】 かごの出入口を開閉するかご引き戸
    と、上記かごが対向する乗場に設けられて上記かごが対
    向したときに、上記かご引き戸と対面し上記乗場の出入
    口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引き戸に設けられ
    て上記出入口の上縁よりも下方に配置された既設係合具
    と、この既設係合具とは異なる仕様に形成され、上記乗
    場引き戸に設けられて上記既設係合具に対応した位置に
    配置された更新係合具と、上記かご引き戸に設けられて
    このかご引き戸の戸開初期動作により上記既設係合具及
    び更新係合具のいずれかに係合して把持する更新係合装
    置とを備えたエレベーターのドア装置。
  12. 【請求項12】 かごの出入口を開閉するかご引き戸
    と、上記かごが対向する乗場に設けられて上記かごが対
    向したときに、上記かご引き戸と対面し上記乗場の出入
    口を開閉する乗場引き戸と、この乗場引き戸に設けられ
    て上記出入口の上縁よりも下方に配置された既設係合具
    と、この既設係合具とは異なる仕様に形成され、上記乗
    場引き戸に設けられて上記既設係合具に対応した位置に
    配置された更新係合具と、長手が上下方向に配置されて
    空隙を形成して互いに平行に配置され、それぞれ上記出
    入口幅方向に動作する可動板によって構成されて上記か
    ご引き戸に設けられ上記既設係合具及び更新係合具のい
    ずれかに係合する仮設係合装置とを備えたエレベーター
    のドア装置。
  13. 【請求項13】 かご引き戸の戸袋側に設けられた仮設
    係合装置の可動板の上下方向長さを、上記かご引き戸の
    戸当たり側に設けられた可動板よりも長くしたことをを
    特徴とする請求項12記載のエレベーターのドア装置。
  14. 【請求項14】 仮設係合装置を、可動板が既設係合具
    と対向したときには拡幅して把持動作し、可動板が更新
    係合具と対向したときには挟幅して把持動作する構成と
    したことを特徴とする請求項12記載のエレベーターの
    ドア装置。
  15. 【請求項15】 かごが既設係合具が設けられた乗場に
    対向したときに、上記かごに設けられた解錠装置により
    上記乗場の既設錠装置が解錠される構成としたことを特
    徴とする請求項12記載のエレベーターのドア装置。
  16. 【請求項16】 かご引き戸及び乗場引き戸の両者を既
    設係合装置と既設係合具の係合により開閉駆動するとき
    は上記既設係合装置に係わる既設ドア装置に対応した戸
    の動作制御を行い、上記両者を更新係合装置と更新係合
    具の係合により開閉駆動するときは上記更新係合装置に
    係わる更新ドア装置に対応した戸の動作制御を行うこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項6、請求項1
    1及び請求項12のいずれか一つに記載のエレベーター
    のドア装置。
JP11100550A 1999-04-07 1999-04-07 エレベーターのドア装置 Withdrawn JP2000289955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11100550A JP2000289955A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 エレベーターのドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11100550A JP2000289955A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 エレベーターのドア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000289955A true JP2000289955A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14277063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11100550A Withdrawn JP2000289955A (ja) 1999-04-07 1999-04-07 エレベーターのドア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000289955A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1820767A1 (de) * 2006-02-21 2007-08-22 Inventio Ag Verfahren zur Modernisierung des Kabinentürsystems eines Aufzugs und Modernisierungsbausatz zur Durchführung des Verfahrens
EP1905720A1 (de) * 2006-09-28 2008-04-02 Inventio Ag Verfahren zur Modernisierung eines Aufzugstürsystems einer Aufzugsanlage und Modernisierungsbausatz zur Durchführung des Verfahrens
JP2008087921A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置の改修方法
CN100393602C (zh) * 2002-12-04 2008-06-11 三菱电机株式会社 卷扬机的制动机构
JP2011190068A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Fujitec Co Ltd エレベータドア開閉装置の改修方法及びエレベータドア開閉装置
JP2013256351A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Fujitec Co Ltd エレベータ乗場ドア装置の遮煙装置および改修方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100393602C (zh) * 2002-12-04 2008-06-11 三菱电机株式会社 卷扬机的制动机构
EP1820767A1 (de) * 2006-02-21 2007-08-22 Inventio Ag Verfahren zur Modernisierung des Kabinentürsystems eines Aufzugs und Modernisierungsbausatz zur Durchführung des Verfahrens
EP1820766A1 (de) * 2006-02-21 2007-08-22 Inventio Ag Verfahren zur Modernisierung des Kabinentürsystems eines Aufzugs und Modernisierungsbausatz zur Durchführung des Verfahrens
US7681695B2 (en) 2006-02-21 2010-03-23 Inventio Ag Method of modernizing the car door system of an elevator, and modernizing constructional set for carrying out the method
EP1905720A1 (de) * 2006-09-28 2008-04-02 Inventio Ag Verfahren zur Modernisierung eines Aufzugstürsystems einer Aufzugsanlage und Modernisierungsbausatz zur Durchführung des Verfahrens
JP2008087921A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp エレベータのドア装置の改修方法
JP2011190068A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Fujitec Co Ltd エレベータドア開閉装置の改修方法及びエレベータドア開閉装置
JP2013256351A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Fujitec Co Ltd エレベータ乗場ドア装置の遮煙装置および改修方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107074502B (zh) 电梯的轿厢门装置
CN103562116B (zh) 电梯门装置及电梯设备
CN1009818B (zh) 带有闭锁机构的电梯门驱动装置
KR20000038410A (ko) 엘리베이터 클러치장치
RU2107653C1 (ru) Устройство соединения кабинной и шахтной дверей лифта
CN110304528B (zh) 电梯轿厢天花板进入系统
EP2933165A1 (en) Method for controlling opening and closing of platform screen door
CN1076005C (zh) 自动电梯门的开闭装置和门联接器
JP5448306B2 (ja) エレベータのかご側ドア施錠装置
WO2018138896A1 (ja) エレベーター装置
WO2004020322A1 (ja) エレベータ装置
JP2000289955A (ja) エレベーターのドア装置
US3447637A (en) Elevator system
JP2001039658A (ja) エレベーターのドア装置
JP6881520B2 (ja) エレベーターのドア装置
KR100927651B1 (ko) 승강기 도어 개폐 장치
KR100271017B1 (ko) 엘리베이터 도어의 개폐장치
JP2001146375A (ja) エレベーターのドア装置
KR20160001040U (ko) 엘리베이터 승장도어장치의 프레임
KR200472877Y1 (ko) 엘리베이터의 하부구동형 도어개폐장치
CN112758794A (zh) 用于电梯厢门和厅门之间的联动装置和电梯系统
JP2008087921A (ja) エレベータのドア装置の改修方法
CN209704389U (zh) 无地坎的门及其立体车库
JP6881521B2 (ja) エレベーターのドア装置
US5695024A (en) Car operated safety gate for horizontally transferrable elevator cab

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060403

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070618