JP2000289719A - 包装検査システム - Google Patents
包装検査システムInfo
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Abstract
包装検査システムの生産性を高める。 【解決手段】 フィルムFの流れ方向に沿った端部同士
を縦シール装置201でシールしてフィルムFを筒状に
成形し、筒状に成形したフィルムF内に内容物Mが充填
された後に該フィルムFのエンドをエンドシール装置2
02でシールして包装された商品Mを生産する包装機2
00と、包装後に商品Mの包装袋のシール状態を検査す
るシールチェッカー400とを備えた包装検査システム
に関する。フィルムFのエンドに内容物Mが噛込んだか
否かを検出する噛込検出手段21を包装機200に設
け、同一の商品Mについて該噛込検出手段21の検出結
果とシールチェッカー400の検査結果に基づいて両シ
ール装置201,202の異常状態ないしは異常内容を
診断する。
Description
関するものである。
形態を示す図1を用いて説明する。図1において、組合
せ計量装置1から排出された内容物Mは、シュート20
3に落下した後、製袋包装機200によって連続的に包
装される。製袋包装機200は縦シーラ(縦シール装
置)201によりフィルムFの端部同士をシールした
後、上方から落下する内容物Mを筒状のフィルムF内に
充填した状態で、該フィルムFにおける内容物Mの上方
の端部F1をエンドシーラ(エンドシール装置)202
で溶着する(シールする)と共に切断して商品M1を連
続的に製造する。製造された商品M1は重量チェッカー
300まで搬送されて、内容物Mの重量が所定の範囲か
否かをチェックされる。その後、商品M1は、シールチ
ェッカー400に搬送され、シール状態が検査される。
ェッカー400による検査だけでは、縦シーラ201ま
たはエンドシーラ202のうちのいずれに不具合が生じ
ているのか不明である。かかる不具合が生じたシーラを
特定するには、多大の労力および時間を要する。そのた
め、システムの生産性が低下する。したがって、本発明
の目的は、不具合の発生したシーラを逸早く特定できる
ようにして、包装検査システムの生産性や歩留りを高め
ることである。
に、本発明の包装検査システムは、包装機と、包装後に
商品の包材のシール状態を検査するシールチェッカーと
を備えた包装検査システムであって、前記フィルムのエ
ンドに内容物が噛込んだか否かを検出する噛込検出手段
を前記包装機に設け、同一の商品について該噛込検出手
段の検出結果と前記シールチェッカーの検査結果に基づ
いて前記両シール装置の異常状態ないしは異常内容を診
断するようにしたものである。診断した診断結果は、報
知手段により報知するのが好ましい。
おける商品の縦方向の端部)において噛込みが発生した
か否かを検出する。一方、シールチェッカーは、商品の
包材にリーク(空気の漏れ)が発生するか否かを検出す
る。ここで、包材のシール部分に内容物が噛み込んでお
れば、一般に、リークが生じるから、同一の商品につい
て、噛込みが検出されていないにもかかわらず、リーク
が発生している場合には、一般に、縦シール装置に不具
合が発生していると推定することができる。
れて袋詰めにされる集合物をいい、「商品」とは、該集
合物が袋詰めにされたものをいう。「異常状態ないしは
異常内容を診断する」とは、両シール装置の異常につい
ての何らかの推測や推定を行うことをいい、たとえば、
いずれのシール装置に不具合があるのかを推定すること
をいう。「報知手段」としては、たとえば、液晶表示
器、CRTディスプレイないし警告灯などを用いること
ができる。
にしたがって説明する。まず、本発明が適用される計量
包装箱詰システムの概略について説明する。図1におい
て、100は搬送コンベヤ、1は組合せ計量装置、20
0は製袋包装機(包装機)、300は重量チェッカー
(計量コンベヤ)、400はシールチェッカー、700
は箱詰装置である。
Mを組合せ計量装置1の分散フィーダ2の中央部へ落下
させる。組合せ計量装置1は多数の計量ホッパ(図示せ
ず)内に供給された内容物Mの重量を組み合わせること
で、内容物Mを一まとめにして、目標重量または目標重
量に近い重量とし、下方の製袋包装機200に内容物M
を落下させる。
ロー包装機で、フィルムロールFrから巻き出したシー
ト状のフィルムFを縦シーラ(縦シール装置)201で
溶着して筒状に形成し、上方から落下する内容物Mを該
筒状のフィルムF内に充填した状態で、前記フィルムF
における内容物Mの上方の端部F1をエンドシーラ(エ
ンドシール装置)202で溶着する(シールする)と共
に切断して商品M1を一定のサイクルタイムで連続的に
包装する(たとえば、特開平4−128105号公報参
照)。
に、前倒具301によって受取コンベヤ302上に倒さ
れて搬送される。商品M1は受取コンベヤ302から重
量チェッカー300に搬送される。
重量を計量するロードセルのような重量検出器305
(図5)と、重量検出器305に支持されたコンベヤ3
10を有している。図1の重量チェッカー300は、商
品M1を斜め上方に向って搬送しながら後述する方法
で、商品M1の重量を計って検査する。商品M1は重量
チェッカー300からシールチェッカー400に搬送さ
れる。
ッカー300から搬送された商品M1を押え具401で
上から押さえながら搬送し、その間に、包装袋のシール
不良および商品M1の長さを検査する。振り分け装置5
00は、シールチェッカー400から受け取った商品M
1を前記各検査結果に基づいて、不良であれば系外に排
出すると共に、良品であれば下流に搬送する。商品M1
は振り分け装置500および整列搬送装置600などか
らなる搬送装置を介して下流の箱詰装置700に搬送さ
れる。箱詰装置700は、段ボール箱B内に商品M1を
箱詰する。
造について説明する。図2において、フィルムFはフォ
ーマ209により筒状に曲成される。製袋包装機200
は、フォーマ209の下方のプルダウンベルト204が
フィルムFの側面を吸着保持した状態でフィルムFを下
方に引っ張りながら、側方の前記縦シーラ201がフィ
ルムFの流れ方向に沿った端部同士(合わせ目)をシー
ルしてフィルムFを筒状に成形する。
5、アーム206およびシールジョー207を備えてい
る。エンドシーラ202はアーム206が互いに逆方向
に間欠的に回転しながら、その回転軸205が所定のタ
イミングで水平方向に往復移動することで、アーム20
6の先端のシールジョー207が略D字形の軌跡を描
く。図3に示すシールジョー207は、組合せ計量装置
1から排出完了信号を受信すると、回転し始め、互いに
当接する位置まで回転すると、フィルムFをしごきなが
ら、下方に略直線的に走行し、互いに密着してフィルム
Fのエンド(商品M1の縦方向の端部)を圧着させてシ
ールしながら下降し、更にカッタ208でフィルムFを
裁断して、再び円弧を描いて原点にリターンしていく。
なお、回転軸205は、2つのサーボモータにより、回
転および往復駆動される。
る。噛込検出手段21は、シールジョー207に設けた
検出ヘッド22により、シール時における一対のシール
ジョー207,207間の距離の変位δ(距離に関する
情報)を検出し、これを比較手段23で基準変位と比較
する。前記変位δが基準変位よりも大きいか否かによ
り、フィルムFのエンド(被封止部)に商品Mが噛み込
んだか否かを検出し、その検出結果を包装コントローラ
20に出力する。なお、前記検出ヘッド22としては、
近接スイッチや回転軸205を水平方向に往復運動させ
るサーボモータに取り付けられたエンコーダなどの種々
の手段を用いることができる。また、エンドシーラ20
2の詳細な構造は、特開平5−278729号に記載さ
れている。また、噛込検出手段21としては、同7−1
87153号に記載された構成を採用することもでき
る。
0に設けたシール検出手段41について説明する。図4
において、前記シールチェッカー400の押え具401
は、平行運動機構402に、所定の角度の範囲内におい
て回転自在に取り付けられており、商品M1が進入して
くると、若干斜め上方に持ち上がり、その後、押え具4
01の自重によって、商品M1の包装袋を押さえ付け
る。前記平行運動機構402を構成するリンク403の
下端の回転中心には、ロータリーエンコーダのような回
転角検出器42が設けられている。該回転角検出器42
はリンク403の回転角θ(商品M1の高さ情報の一
例)を比較手段43に出力する。比較手段43は、前記
入力された回転角θを所定の基準回転角(所定の閾値の
一例)と比較して、商品M1のシールの良否を判別し、
測定された回転角θが基準回転角よりも小さい場合は、
袋から空気がリークしていると判断して、検査結果とし
てのシール不良信号をシールチェッカー制御部40に出
力する。なお、シール検出手段41としては、特表平9
−511831号に開示されたものを用いることもでき
る。
いて説明する。前記組合せコントローラ10、包装コン
トローラ20、重量チェッカー制御部30およびシール
チェッカー制御部40は、リモコン50に接続されて互
いに連動できるようになっている。該リモコン50は、
CPU51、ROM52、RAM53を有している。前
記RAM53には、図7(b)の診断履歴記憶部53a
が設けられている。該診断履歴記憶部53aには、同一
の商品M1についての噛込検出手段21およびシール検
出手段41の検出ないし検査結果が互いに関連付けられ
て記憶されている。前記リモコン50にはタッチクスリ
ーン(報知手段)54および警報手段55が接続されて
いる。なお、警報手段55としては、警告灯やブザーな
どを用いることができる。
に、同一の商品M1についての噛込検出手段21の検出
結果と、前記シール検出手段41の検査結果に基づい
て、前記両シーラ201,202の異常状態および異常
内容を診断し、その診断結果をタッチクスリーン54お
よび警報手段55を介して出力する。
する。図6(a)において、同一の商品M1について、
噛込検出手段21により噛込が検出されず、かつ、シー
ル検出手段41による検査結果が合格である場合は、両
シーラ201,202が正常に動作しているとCPU5
1が判断(診断)する。
手段21により噛込が検出されたにもかかわらず、シー
ル検出手段41による検査結果が合格である場合は、シ
ールチェッカー400に不具合があると判断(診断)す
る。すなわち、この場合、シール検出手段41の検出精
度が噛込検出手段21の検出精度よりも一般に悪いの
で、両シーラ201,202が正常に動作しているが、
シールチェッカー400に不具合があると、CPU51
は診断し、当該診断結果を不具合報知(2) としてタッチ
クスリーン54に表示させると共に警報手段55を作動
させる。この不具合報知(2) の場合、タッチクスリーン
54は、「内容物の噛込みが検出されたにもかかわら
ず、シールチェッカーが作動しません。シールチェッカ
ーを再調整してください。」などの内容を表示する。な
お、この場合、シールジョー207が目詰まりしている
こともあるので、「シールジョーが目詰まりしていない
かチェックしてください。」などの表示を追加してもよ
い。
手段21により噛込みが検出されず、かつ、シール検出
手段41による検査結果が不合格である場合(リークし
ているためにシール不良であると認定された)は、エン
ドシーラ202は正常に動作したが、縦シーラ201に
動作不良が生じたと、CPU51は診断し、当該診断結
果を不良報知(3) としてタッチクスリーン54に表示さ
せると共に、警報手段55を作動させる。この不良報知
(3) の場合、タッチクスリーン54は、「噛込みが検出
されていないのに、リークが発生しています。至急、縦
シーラをチェックしてください。」などの内容を表示す
る。
手段21により噛込みが検出され、かつ、シール検出手
段41による検査結果が不合格である場合は、エンドシ
ーラ202のシールタイミングに問題があると、CPU
51は診断し、当該診断結果を不良報知(4) としてタッ
チクスリーン54に表示させると共に、警報手段55を
作動させる。この不良報知(4) の場合、タッチクスリー
ン54は、「噛込みが検出され、かつ、リークが発生し
ています。エンドシーラのシールタイミングを変えてみ
てください。」などの内容を表示する。
(b)のフローチャートを用いて説明する。本診断シス
テムがスタートし、ステップS1でシールチェッカー制
御部40から検査結果が入力されると、ステップS2に
進む。ステップS2で、検査結果を判別し、シール状態
が合格である場合はステップS3に進み、一方、シール
状態が不合格である場合はステップS4に進む。
て噛込検出の結果を診断履歴記憶部53aから読み出し
て、噛み込んでいなければステップS1に戻る。一方、
ステップS3において、噛み込んでいた場合はステップ
S12に進んで、前述のように、シールチェッカー40
0の不具合報知(2) を行わせる。
て噛込検出の結果を診断履歴記憶部53aから読み出し
て、噛み込んでいなければ、ステップS13に進んで、
前述のように、縦シール不良報知(3) を行わせる。一
方、ステップS4において、噛み込んでいない場合はス
テップS14に進んで、前述のように、エンドシールの
不良報知(4) を行わせる。
出手段21およびシールチェッカー400の検出ないし
検査結果に基づいて、両シーラ201,202などの異
常状態を診断し当該診断結果を報知するから、オペレー
タは診断結果に基づいて、シーラ201,202の不具
合を逸早く改善することができる。したがって、商品M
1の生産性や歩留りが向上する。
2の診断結果を報告せずに、あるいは、診断結果と共
に、たとえば、エンドシーラ202のシールタイミング
を自動的に遅らせるなど、各装置の作動タイミングを変
更したり、あるいは、包装検査システム自体を停止させ
るようにしてもよい。
けたが、該リモコン50を設けずに、図7のように、包
装コントローラ20にCPU51などを設けて、前記リ
モコン50の判別機能等を包装コントローラ20に付加
してもよい。
同一の商品について噛込検出手段の検出結果と、シール
チェッカーの検査結果に基づいて、両シール装置の異常
を診断するから、縦シールまたはエンドシールのうちの
いずれのシール装置に異常があるのか、更には、シール
チェッカーに異常があるのかを逸早く診断(判別)する
ことができる。したがって、システムの生産性や歩留り
が向上する。しかも、かかる診断(判別)を行うのに、
マイコンのプログラムを付加するだけの簡便な方法で実
現することができるから、コストも差程アップしない。
ムを示す概略側面図である。
る。
部の記憶内容の一部を示す図表である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 フィルムの流れ方向に沿った端部同士を
縦シール装置でシールしてフィルムを筒状に成形し、前
記筒状に成形したフィルム内に内容物が充填された後に
該フィルムのエンドをエンドシール装置でシールして包
装された商品を生産する包装機と、 前記包装後に商品の包装袋のシール状態を検査するシー
ルチェッカーとを備えた包装検査システムであって、 前記フィルムのエンドに内容物が噛込んだか否かを検出
する噛込検出手段を前記包装機に設け、 同一の商品について該噛込検出手段の検出結果と前記シ
ールチェッカーの検査結果に基づいて前記両シール装置
の異常状態ないしは異常内容を診断するようにした包装
検査システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 同一の商品について、前記噛込検出手段により噛込みが
検出され、かつ、シールチェッカーによりシール不良と
認定された場合は、前記エンドシール装置のシールタイ
ミングに問題があると診断するようにした包装検査シス
テム。 - 【請求項3】 請求項1において、 同一の商品について、前記噛込検出手段により噛込みが
検出されず、かつ、シールチェッカーによりシール不良
と認定された場合は、前記縦シール装置に問題があると
診断するようにした包装検査システム。 - 【請求項4】 請求項1,2もしくは3において、 前記診断した診断結果を報知する報知手段を設けた包装
検査システム。 - 【請求項5】 請求項1において、 前記噛込検出手段は、前記エンドシール装置における前
記フィルムを圧着させる一対のシールジョーの間の距離
に関する情報を検出することで、前記内容物の噛込を検
出する包装検査システム。 - 【請求項6】 請求項1において、 前記シールチェッカーは、前記商品を上から押さえ付け
たときの商品の高さ情報と所定の閾値に基づいて当該商
品のシールの良否を判別する包装検査システム。
Priority Applications (4)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007062806A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Ishida Co Ltd | 一対のシール装置、縦型製袋包装機、および計量包装システム |
CN104309866A (zh) * | 2014-10-16 | 2015-01-28 | 中国电子科技集团公司第四十一研究所 | 一种香烟包装机模盒内烟支自动定位方法 |
WO2015040977A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 株式会社イシダ | 包装機 |
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CN111891426A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-06 | 恒力石化(大连)有限公司 | 一种一体化、自动化的成品pta包装、运输及装车系统 |
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-
1999
- 1999-04-07 JP JP9964599A patent/JP4108220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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