JP2000288444A - 超音波噴霧装置 - Google Patents

超音波噴霧装置

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JP2000288444A
JP2000288444A JP11095841A JP9584199A JP2000288444A JP 2000288444 A JP2000288444 A JP 2000288444A JP 11095841 A JP11095841 A JP 11095841A JP 9584199 A JP9584199 A JP 9584199A JP 2000288444 A JP2000288444 A JP 2000288444A
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JP
Japan
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supply path
atomizing surface
nozzle
ultrasonic
atomizing
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Application number
JP11095841A
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English (en)
Inventor
Akira Sasaki
亮 佐々木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】霧化面における塗布液の剥離を防止できる超音
波噴霧装置を提供する。 【解決手段】塗布液に超音波振動を印加する超音波振動
子1と、塗布液が供給路3を介して導かれる霧化面4を
有するノズル2と、を備えた超音波噴霧装置であり、ノ
ズル2の供給路3と霧化面4との間に、供給路3から霧
化面4の外周に向かって拡開するスリット5が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波により塗布
液を霧化して塗装する超音波噴霧装置に関し、霧化面か
らの塗布液の剥離を防止できる超音波噴霧装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波振動子1で生成した縦波振動を振
動子本体で増幅し、ノズル2先端に形成された霧化面4
で塗料を微粒化する超音波噴霧装置が提案されている
(たとえば特開平3−4955号公報、図5,6参
照)。なお、塗料は塗料ホース7から塗料供給路3を介
して霧化面4に供給される。
【0003】この種の超音波噴霧装置において、塗料を
微細かつ均一に微粒化するためには霧化面4に対して塗
料を如何に均一、かつ薄く供給するかが重要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の超音波噴霧装置では、そのノズル2の形状が図
6に示すようになっていたため、塗料が円滑に霧化面4
に拡がらずに、当該霧化面4で塗料の剥離が生じ、微粒
化が安定しないといった問題があった。塗料が霧化面4
にて剥離すると、塗粒径が不均一となって塗膜の塗り肌
や鮮映性が低下することにもなる。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、霧化面における塗布液の剥
離を防止できる超音波噴霧装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の超音波噴霧装置は、塗布液に超音波
振動を印加する超音波振動子と、前記塗布液が供給路を
介して導かれる霧化面を有するノズルと、を備えた超音
波噴霧装置において、前記ノズルの前記供給路と前記霧
化面との間に、前記供給路から前記霧化面の外周に向か
って拡開するスリットが形成されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の超音波噴霧装置では、塗布液が供
給路を介して霧化面に導かれる際に、その一部の塗布液
はスリットを介して霧化面の外周へ向かって導かれる。
すなわち、塗布液の一部は霧化面の中心に導かれる一方
で、その残余は霧化面の外周に向かって導かれるので、
霧化面に対して塗布液を均一かつ薄く供給することがで
きる。これにより、霧化面において塗布液の剥離が防止
され、塗粒径が微細かつ均一となって塗装品質が向上す
る。
【0008】上記発明において、特に限定はされない
が、前記スリットの傾斜面と前記供給路とのなす角度
は、90°未満、好ましくは40°以下、より好ましく
は30°である。
【0009】また、上記発明において、特に限定はされ
ないが、前記霧化面の直径は、8〜14mm、好ましく
は10mmであり、この場合において前記供給路の内径
は、前記霧化面の直径の1/2以下、好ましくは3mm
である。
【0010】また、上記発明において、特に限定はされ
ないが、前記スリットの幅は、前記霧化面の直径の1/
5以下、絶対値では0.2〜1mm、好ましくは1mm
である。
【0011】上記発明において、特に限定されないが、
前記スリットは、少なくとも1個、好ましくは2〜12
個、より好ましくは4個形成されている。
【0012】
【発明の効果】請求項1乃至5記載の発明によれば、塗
布液の一部は霧化面の中心に導かれる一方で、その残余
は霧化面の外周に向かって導かれるので、霧化面に対し
て塗布液を均一かつ薄く供給することができる。これに
より、霧化面において塗布液の剥離が防止され、塗粒径
が微細かつ均一となって塗装品質が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の超音波噴霧装置の実
施形態を示す全体図、図2は同じくノズルの先端を示す
正面図、図3は図2の III-III線に沿う断面図、図4は
本発明の超音波噴霧装置の他の実施形態を示すノズルの
正面図である。
【0014】本実施形態の超音波噴霧装置は、圧電素子
11を含む超音波振動子1を有し、この超音波振動子1
で生成した縦波超音波をブースタ6にて増幅し、ノズル
2の先端に供給された塗料に印加する。
【0015】この超音波噴霧装置には、図外の塗料供給
源から圧送される塗料をノズルの先端に導くための供給
路3が形成されており、ノズル2の先端には霧化面4が
形成されている。ノズル2の先端は、図2に示すように
円形とされ、その凹所が霧化面4とされているが、供給
路3は中心に形成されている。
【0016】特に本実施形態のノズル2の供給路3と霧
化面4との間には、霧化面4に露呈する供給路3の開口
を十字状に横断するように、4つのスリット5が形成さ
れており、図3に示されるように、スリット5は供給路
3の奥側から霧化面4の外周に向かって角度θで拡開す
る傾斜面を有する。したがって、供給路3に供給された
塗料の一部は、4つのスリット5を通過して霧化面4の
中心から外周付近に導かれ、他の塗料は供給路3自体を
通過して霧化面4の中心に導かれる。
【0017】なお、本発明の超音波噴霧装置では、ノズ
ル2に形成されるスリット5の数量は何ら限定されず、
少なくとも一つ存在すればよいが、たとえば図4に示す
ように、供給路3を中心に等配(120°)で3つ設け
ても良い。
【0018】このように構成された超音波噴霧装置によ
れば、供給路3に供給された塗料は、ノズル2の霧化面
4に導かれるが、このときその一部はスリット5を通過
して霧化面4の外周側に導かれ、残余の塗料は供給路3
をそのまま通過して霧化面4の中心に導かれる。したが
って、霧化面4の全体に塗料が均一に導かれることにな
り、供給量を調節することにより薄膜での供給が可能と
なる。これにより、塗料の霧化面4からの剥離といった
問題が解消され、微細かつ均一な塗粒を噴霧することが
できる。
【0019】本発明の超音波噴霧装置の具体的構造は特
に限定されないが、霧化面4の直径Rが10mm、供給
路3の内径rが3mmのとき、スリット数nを4、スリ
ットの拡散角θを30°、スリット幅tを1mmとする
と、霧化面4からの塗料の剥離のない良好な超音波噴霧
装置を得ることができた。
【0020】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波噴霧装置の実施形態を示す全体
図である。
【図2】図1に示すノズルの先端を示す正面図である。
【図3】図2の III-III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の超音波噴霧装置の他の実施形態を示す
ノズルの正面図である。
【図5】従来の超音波噴霧装置を示す全体図である。
【図6】従来の超音波噴霧装置のノズルを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…超音波振動子 2…ノズル 3…供給路 4…霧化面 5…スリット 6…ブースタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液に超音波振動を印加する超音波振動
    子と、前記塗布液が供給路を介して導かれる霧化面を有
    するノズルと、を備えた超音波噴霧装置において、前記
    ノズルの前記供給路と前記霧化面との間に、前記供給路
    から前記霧化面の外周に向かって拡開するスリットが形
    成されていることを特徴とする超音波噴霧装置。
  2. 【請求項2】前記スリットの傾斜面と前記供給路とのな
    す角度が、40°以下であることを特徴とする請求項1
    記載の超音波噴霧装置。
  3. 【請求項3】前記霧化面の直径が8〜14mm、前記供
    給路の内径が前記霧化面の直径の1/2以下であること
    を特徴とする請求項1または2記載の超音波噴霧装置。
  4. 【請求項4】前記スリットの幅が、前記霧化面の直径の
    1/5以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の超音波噴霧装置。
  5. 【請求項5】前記スリットは、2〜12個形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の超音
    波噴霧装置。
JP11095841A 1999-04-02 1999-04-02 超音波噴霧装置 Pending JP2000288444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100690282B1 (ko) 2005-12-28 2007-03-12 한국생산기술연구원 고주파 대역의 초음파 노즐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100690282B1 (ko) 2005-12-28 2007-03-12 한국생산기술연구원 고주파 대역의 초음파 노즐

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