JP2000288334A - 脱臭処理方法及び脱臭処理装置 - Google Patents
脱臭処理方法及び脱臭処理装置Info
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- JP2000288334A JP2000288334A JP11102091A JP10209199A JP2000288334A JP 2000288334 A JP2000288334 A JP 2000288334A JP 11102091 A JP11102091 A JP 11102091A JP 10209199 A JP10209199 A JP 10209199A JP 2000288334 A JP2000288334 A JP 2000288334A
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- gas
- ozone
- organic
- treatment
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生ゴミの有機分解処理に際して発生する臭気
を高い確実性をもって除去し得る脱臭処理方法及び脱臭
処理装置を提案する。 【解決手段】 生ゴミVの有機分解処理により発生する
有機ガスと水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給して
該有機ガス成分を該オゾンにより酸化処理する酸化処理
工程と、上記酸化処理工程において酸化処理されなかっ
た未処理ガス成分Gbを吸着除去する吸着処理工程とを
備えることで、有機ガス中の臭気成分が酸化処理と吸着
処理の二段階の処理によって無臭化処理され、生ゴミV
の有機分解処理に伴う臭気の周辺環境への漏出が可及的
に防止される。
を高い確実性をもって除去し得る脱臭処理方法及び脱臭
処理装置を提案する。 【解決手段】 生ゴミVの有機分解処理により発生する
有機ガスと水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給して
該有機ガス成分を該オゾンにより酸化処理する酸化処理
工程と、上記酸化処理工程において酸化処理されなかっ
た未処理ガス成分Gbを吸着除去する吸着処理工程とを
備えることで、有機ガス中の臭気成分が酸化処理と吸着
処理の二段階の処理によって無臭化処理され、生ゴミV
の有機分解処理に伴う臭気の周辺環境への漏出が可及的
に防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、脱臭処理方法及
び脱臭処理装置に関するものである。
び脱臭処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の保護意識の高まりを背
景に、家庭等において日常的に発生する生ゴミを有機分
解により処理する生ゴミ処理装置が種々提案され、且つ
急速に普及しつつある。
景に、家庭等において日常的に発生する生ゴミを有機分
解により処理する生ゴミ処理装置が種々提案され、且つ
急速に普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生ゴミの処
理方法の一つとしての有機分解処理は技術的にほぼ確立
されたものであって、生ゴミの分解処理そのものは高い
信頼性をもって実現されている。
理方法の一つとしての有機分解処理は技術的にほぼ確立
されたものであって、生ゴミの分解処理そのものは高い
信頼性をもって実現されている。
【0004】ところが、このような生ゴミの有機分解処
理に際しては、生ゴミの内容物にもよるが、水の他に、
炭酸ガス、アンモニアガス、メタンガス等の種々の臭気
成分が発生することから、これらの臭気成分の周辺への
漏出による雰囲気環境の汚染が予てから指摘されていた
が、かかる生ゴミの有機分解処理に伴う臭気成分の除去
技術は未だ確立されておらず、その有効な技術の開発が
強く要請されているところである。
理に際しては、生ゴミの内容物にもよるが、水の他に、
炭酸ガス、アンモニアガス、メタンガス等の種々の臭気
成分が発生することから、これらの臭気成分の周辺への
漏出による雰囲気環境の汚染が予てから指摘されていた
が、かかる生ゴミの有機分解処理に伴う臭気成分の除去
技術は未だ確立されておらず、その有効な技術の開発が
強く要請されているところである。
【0005】そこで本願発明は、生ゴミの有機分解処理
に際して発生する臭気を高い確実性をもって除去し得る
脱臭処理方法、及びこの脱臭処理方法の実施に好適な脱
臭処理装置を提案することを目的としてなされたもので
ある。
に際して発生する臭気を高い確実性をもって除去し得る
脱臭処理方法、及びこの脱臭処理方法の実施に好適な脱
臭処理装置を提案することを目的としてなされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明にかかる脱臭処理方法
は、生ゴミVの有機分解処理により発生する有機ガスと
水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給して該有機ガス
成分を該オゾンにより酸化処理する酸化処理工程と、上
記酸化処理工程において酸化処理されなかった未処理ガ
ス成分Gbを吸着除去する吸着処理工程とからなること
を特徴としている。
は、生ゴミVの有機分解処理により発生する有機ガスと
水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給して該有機ガス
成分を該オゾンにより酸化処理する酸化処理工程と、上
記酸化処理工程において酸化処理されなかった未処理ガ
ス成分Gbを吸着除去する吸着処理工程とからなること
を特徴としている。
【0008】本願の第2の発明にかかる脱臭処理装置
は、生ゴミVの有機分解処理により発生する有機ガスと
水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給するオゾン供給
手段Xと、上記混合ガスGa中の有機ガス成分を上記オ
ゾンにより酸化処理する酸化処理手段Yと、上記酸化処
理手段Yにおいて酸化処理されなかった未処理ガス成分
Gbを吸着除去する吸着処理手段Zとを備えたことを特
徴としている。
は、生ゴミVの有機分解処理により発生する有機ガスと
水蒸気との混合ガスGaにオゾンを供給するオゾン供給
手段Xと、上記混合ガスGa中の有機ガス成分を上記オ
ゾンにより酸化処理する酸化処理手段Yと、上記酸化処
理手段Yにおいて酸化処理されなかった未処理ガス成分
Gbを吸着除去する吸着処理手段Zとを備えたことを特
徴としている。
【0009】本願の第3の発明にかかる脱臭処理装置
は、上記第2の発明にかかる脱臭処理装置において、上
記酸化処理手段Yを、処理水W中に上記混合ガスGaと
上記オゾンとを導入する構成としたことを特徴としてい
る。
は、上記第2の発明にかかる脱臭処理装置において、上
記酸化処理手段Yを、処理水W中に上記混合ガスGaと
上記オゾンとを導入する構成としたことを特徴としてい
る。
【0010】本願の第4の発明にかかる脱臭処理装置
は、上記第2の発明にかかる脱臭処理装置において、上
記吸着処理手段Zに、吸着処理の前段階において上記未
処理ガス成分Gb中の水分を除去する除湿手段8を設け
たことを特徴としている。
は、上記第2の発明にかかる脱臭処理装置において、上
記吸着処理手段Zに、吸着処理の前段階において上記未
処理ガス成分Gb中の水分を除去する除湿手段8を設け
たことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
り次のような効果が得られる。
【0012】 本願の第1の発明にかかる脱臭処理方
法によれば、先ず、酸化処理工程において、生ゴミVの
有機分解処理により発生する有機ガスと水蒸気との混合
ガスGaにオゾンが供給され、該有機ガス中の臭気成分
がオゾンの強力な酸化作用により酸化され、その無臭化
が図られる。
法によれば、先ず、酸化処理工程において、生ゴミVの
有機分解処理により発生する有機ガスと水蒸気との混合
ガスGaにオゾンが供給され、該有機ガス中の臭気成分
がオゾンの強力な酸化作用により酸化され、その無臭化
が図られる。
【0013】しかし、かかるオゾンによる酸化作用が行
われても、例えば、その性状からはオゾンによる酸化が
可能な物質であるにも拘わらず酸化反応時間が足りない
ことから、あるいは元々オゾンの酸化作用を受けにくい
性状の物質であること、等の理由によって、未酸化のま
ま残存する臭気成分もあるが、かかる未酸化の臭気成
分、即ち、未処理ガス成分Gbは、次工程の吸着処理工
程において、吸着除去される。このように、有機ガス中
の臭気成分が酸化処理と吸着処理の二段階の処理によっ
て無臭化処理されることで、生ゴミVの有機分解処理に
伴う臭気の周辺環境への漏出が可及的に防止されること
になる。
われても、例えば、その性状からはオゾンによる酸化が
可能な物質であるにも拘わらず酸化反応時間が足りない
ことから、あるいは元々オゾンの酸化作用を受けにくい
性状の物質であること、等の理由によって、未酸化のま
ま残存する臭気成分もあるが、かかる未酸化の臭気成
分、即ち、未処理ガス成分Gbは、次工程の吸着処理工
程において、吸着除去される。このように、有機ガス中
の臭気成分が酸化処理と吸着処理の二段階の処理によっ
て無臭化処理されることで、生ゴミVの有機分解処理に
伴う臭気の周辺環境への漏出が可及的に防止されること
になる。
【0014】 本願の第2の発明にかかる脱臭処理装
置によれば、先ず、生ゴミVの有機分解処理により発生
する有機ガスと水蒸気との混合ガスGaに、上記オゾン
供給手段Xからオゾンが供給される。そして、上記酸化
処理手段Yにおいては、上記混合ガスGa中の有機ガス
に対してオゾンの酸化作用による無臭化処理が行われ
る。さらに、上記吸着処理手段Zにおいては、上記酸化
処理手段Yにおいて酸化処理されなかった未処理ガス成
分Gbが吸着除去される。
置によれば、先ず、生ゴミVの有機分解処理により発生
する有機ガスと水蒸気との混合ガスGaに、上記オゾン
供給手段Xからオゾンが供給される。そして、上記酸化
処理手段Yにおいては、上記混合ガスGa中の有機ガス
に対してオゾンの酸化作用による無臭化処理が行われ
る。さらに、上記吸着処理手段Zにおいては、上記酸化
処理手段Yにおいて酸化処理されなかった未処理ガス成
分Gbが吸着除去される。
【0015】このように、有機ガス中の臭気成分が酸化
処理と吸着処理の二段階の処理によって無臭化処理され
ることで、生ゴミVの有機分解処理に伴う臭気の周辺環
境への漏出が可及的に防止されることになる。
処理と吸着処理の二段階の処理によって無臭化処理され
ることで、生ゴミVの有機分解処理に伴う臭気の周辺環
境への漏出が可及的に防止されることになる。
【0016】 本願の第3の発明にかかる脱臭処理装
置によれば、上記酸化処理手段Yを、処理水W中に上記
混合ガスGaと上記オゾンとを導入する構成としている
ので、上記オゾンによる上記混合ガスGa中の有機ガス
成分の酸化作用は、該オゾンと有機ガスとの直接接触に
よって行われると同時に、特に水溶性のガス成分は上記
処理水Wに溶解され溶解状態でオゾンと接触することで
酸化される。従って、例えば、有機ガス成分の酸化がオ
ゾンとの直接接触のみによって行われる場合に比して、
酸化による無臭化効率が高められ、上記に記載の効果
が更に促進されることになる。
置によれば、上記酸化処理手段Yを、処理水W中に上記
混合ガスGaと上記オゾンとを導入する構成としている
ので、上記オゾンによる上記混合ガスGa中の有機ガス
成分の酸化作用は、該オゾンと有機ガスとの直接接触に
よって行われると同時に、特に水溶性のガス成分は上記
処理水Wに溶解され溶解状態でオゾンと接触することで
酸化される。従って、例えば、有機ガス成分の酸化がオ
ゾンとの直接接触のみによって行われる場合に比して、
酸化による無臭化効率が高められ、上記に記載の効果
が更に促進されることになる。
【0017】 本願の第4の発明にかかる脱臭処理装
置によれば、上記吸着処理手段Zに、吸着処理の前段階
において上記未処理ガス成分Gb中の水分を除去する除
湿手段8を設けているので、該吸着処理手段Zにおいて
吸着処理の対象となる有機ガス成分の乾き度が高水準に
維持され、その吸着除去効率が高められることとなり、
結果的に、上記に記載の効果が更に促進される。
置によれば、上記吸着処理手段Zに、吸着処理の前段階
において上記未処理ガス成分Gb中の水分を除去する除
湿手段8を設けているので、該吸着処理手段Zにおいて
吸着処理の対象となる有機ガス成分の乾き度が高水準に
維持され、その吸着除去効率が高められることとなり、
結果的に、上記に記載の効果が更に促進される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる脱臭処理
方法及び脱臭処理装置を好適な実施形態に基づいて具体
的に説明する。
方法及び脱臭処理装置を好適な実施形態に基づいて具体
的に説明する。
【0019】図1には、脱臭処理システムの全体構成を
示しており、同図において符号1は生ゴミ処理槽、2は
第1脱臭処理槽、3は第2脱臭処理槽、4はオゾン発生
器である。
示しており、同図において符号1は生ゴミ処理槽、2は
第1脱臭処理槽、3は第2脱臭処理槽、4はオゾン発生
器である。
【0020】生ゴミ処理槽1 上記生ゴミ処理槽1は、生ゴミVの有機分解処理を行う
ためのものであって、該生ゴミ処理槽1内に投入された
生ゴミVは、該生ゴミ処理槽1の底部に設けた撹拌機1
4により撹拌作用を受けながら次第に有機分解され、可
及的に消滅される。この生ゴミ処理槽1の上部の空室部
1aには、該生ゴミ処理槽1内への空気導入を行う吸気
口15が設けられるとともに、該生ゴミ処理槽1内での
生ゴミVの有機分解によって発生する有機ガス成分及び
水蒸気と、上記吸気口15から導入される空気とが混合
されてなる混合ガスGaを次述の第1脱臭処理槽2へ送
るための管路6の一端が接続されている。
ためのものであって、該生ゴミ処理槽1内に投入された
生ゴミVは、該生ゴミ処理槽1の底部に設けた撹拌機1
4により撹拌作用を受けながら次第に有機分解され、可
及的に消滅される。この生ゴミ処理槽1の上部の空室部
1aには、該生ゴミ処理槽1内への空気導入を行う吸気
口15が設けられるとともに、該生ゴミ処理槽1内での
生ゴミVの有機分解によって発生する有機ガス成分及び
水蒸気と、上記吸気口15から導入される空気とが混合
されてなる混合ガスGaを次述の第1脱臭処理槽2へ送
るための管路6の一端が接続されている。
【0021】第1脱臭処理槽2 上記第1脱臭処理槽2は、特許請求の範囲中の「酸化処
理手段Y」を構成するものであって、密閉容器体でな
り、その底部側には所定量の処理水Wが貯留される。
尚、この処理水Wの供給及び排出は、その底部にそれぞ
れ設けた給水弁21及び排水弁22の開閉制御により自
動的に行われる。
理手段Y」を構成するものであって、密閉容器体でな
り、その底部側には所定量の処理水Wが貯留される。
尚、この処理水Wの供給及び排出は、その底部にそれぞ
れ設けた給水弁21及び排水弁22の開閉制御により自
動的に行われる。
【0022】上記第1脱臭処理槽2の底部側には、上記
管路6の他端が進入配置されている。そして、この管路
6のうち、上記第1脱臭処理槽2内に進入した部分は上
記処理水W中に浸漬されるものであって、微細孔を多数
設けた多孔管17とされている。さらに、この管路6の
中間位置には、オゾン発生器4が接続されており、該オ
ゾン発生器4により発生されたオゾンは、上記管路6を
通して上記多孔管17から上記処理水W中に放出され
る。尚、このオゾン発生器4は、特許請求の範囲中の
「オゾン供給手段X」に該当する。
管路6の他端が進入配置されている。そして、この管路
6のうち、上記第1脱臭処理槽2内に進入した部分は上
記処理水W中に浸漬されるものであって、微細孔を多数
設けた多孔管17とされている。さらに、この管路6の
中間位置には、オゾン発生器4が接続されており、該オ
ゾン発生器4により発生されたオゾンは、上記管路6を
通して上記多孔管17から上記処理水W中に放出され
る。尚、このオゾン発生器4は、特許請求の範囲中の
「オゾン供給手段X」に該当する。
【0023】さらに、上記第1脱臭処理槽2の上部に形
成される空室部2aには、その通路途中にブロア5を備
えた管路7の一端が開口されている。
成される空室部2aには、その通路途中にブロア5を備
えた管路7の一端が開口されている。
【0024】第2脱臭処理槽3 上記第2脱臭処理槽3は、特許請求の範囲中の「吸着処
理手段Z」に該当するものであって、密閉容器体でな
り、その底部側には上記管路7の他端が開口されるとと
もに、その上端部側には排気口16が形成されている。
また、この第2脱臭処理槽3の内部には、例えばゼオラ
イト等の吸湿機能をもつ吸湿剤8と、例えば活性炭、シ
リカゲル等の臭気成分の吸着機能をもつ吸着剤9とが、
上下方向に所定間隔をもって多段配置されとともに、該
吸着剤9と上記排気口16との中間位置には殺菌ランプ
10が設けられている。
理手段Z」に該当するものであって、密閉容器体でな
り、その底部側には上記管路7の他端が開口されるとと
もに、その上端部側には排気口16が形成されている。
また、この第2脱臭処理槽3の内部には、例えばゼオラ
イト等の吸湿機能をもつ吸湿剤8と、例えば活性炭、シ
リカゲル等の臭気成分の吸着機能をもつ吸着剤9とが、
上下方向に所定間隔をもって多段配置されとともに、該
吸着剤9と上記排気口16との中間位置には殺菌ランプ
10が設けられている。
【0025】尚、本願発明の脱臭処理装置は、上記第1
脱臭処理槽2と第2脱臭処理槽3及びオゾン発生器4で
構成される。
脱臭処理槽2と第2脱臭処理槽3及びオゾン発生器4で
構成される。
【0026】脱臭作用の説明 続いて、上記脱臭システムを使用しての脱臭作用を説明
する。
する。
【0027】上記生ゴミ処理槽1内に生ゴミVを投入
し、これを上記撹拌機14によって撹拌しながら有機分
解させると、この有機分解作用の進行に伴って、上記生
ゴミV側から炭酸ガス、水(水蒸気)の他に、アンモニ
ア、メタンガス等の臭気成分を含んだ有機ガスが発生
し、これが上記空室部1aに溜まる。
し、これを上記撹拌機14によって撹拌しながら有機分
解させると、この有機分解作用の進行に伴って、上記生
ゴミV側から炭酸ガス、水(水蒸気)の他に、アンモニ
ア、メタンガス等の臭気成分を含んだ有機ガスが発生
し、これが上記空室部1aに溜まる。
【0028】ここで、上記ブロア5を運転して上記第1
脱臭処理槽2の空室部2aに吸引力を作用させると、上
記生ゴミ処理槽1の空室部1aと上記第1脱臭処理槽2
の空室部2aとの圧力差によって、該生ゴミ処理槽1の
空室部1aに溜まった水蒸気、有機ガス等のガス成分
は、上記吸気口15から吸入される空気とともに混合ガ
スGaとして上記管路6を通して上記第1脱臭処理槽2
側に吸引導入される。一方、上記管路6には、上記オゾ
ン発生器4からオゾンが供給される。このオゾンは、上
記混合ガスGaに混合されながらこれと共に上記多孔管
17から上記第1脱臭処理槽2の上記処理水W中に放出
される。
脱臭処理槽2の空室部2aに吸引力を作用させると、上
記生ゴミ処理槽1の空室部1aと上記第1脱臭処理槽2
の空室部2aとの圧力差によって、該生ゴミ処理槽1の
空室部1aに溜まった水蒸気、有機ガス等のガス成分
は、上記吸気口15から吸入される空気とともに混合ガ
スGaとして上記管路6を通して上記第1脱臭処理槽2
側に吸引導入される。一方、上記管路6には、上記オゾ
ン発生器4からオゾンが供給される。このオゾンは、上
記混合ガスGaに混合されながらこれと共に上記多孔管
17から上記第1脱臭処理槽2の上記処理水W中に放出
される。
【0029】この際、上記混合ガスGa中の有機ガス成
分の一部は、上記管路6を流れる間に上記オゾンと直接
接触して該オゾンにより酸化され、その無臭化が図られ
る。また、上記混合ガスGaの他の部分は、オゾンとの
直接接触による酸化作用を受けることなく上記生ゴミV
中に放出され、そのうち、水溶性成分は処理水Wに溶解
され、該処理水W中に放出されるオゾンによって酸化さ
れその無臭化が図られる。従って、上記処理水W中を浮
上してその上方の空室部2a側に溜まる気体は、空気と
無臭化されたガス成分及びオゾンにより酸化されずに残
った有機ガス成分、即ち、未処理ガス成分Gbとの混合
ガスである。
分の一部は、上記管路6を流れる間に上記オゾンと直接
接触して該オゾンにより酸化され、その無臭化が図られ
る。また、上記混合ガスGaの他の部分は、オゾンとの
直接接触による酸化作用を受けることなく上記生ゴミV
中に放出され、そのうち、水溶性成分は処理水Wに溶解
され、該処理水W中に放出されるオゾンによって酸化さ
れその無臭化が図られる。従って、上記処理水W中を浮
上してその上方の空室部2a側に溜まる気体は、空気と
無臭化されたガス成分及びオゾンにより酸化されずに残
った有機ガス成分、即ち、未処理ガス成分Gbとの混合
ガスである。
【0030】そして、この未処理ガス成分Gbを含む混
合ガスは、上記管路7を通して上記第2脱臭処理槽3の
底部側に導入される。そして、この第2脱臭処理槽3に
導入された混合ガスは、先ず、その水分が吸湿剤8によ
って除去され、その乾き度が高められるとともに、上記
吸着剤9においては上記未処理ガス成分Gbが吸着除去
される。従って、上記吸着剤9を通って上記排気口16
から排出される排気中には臭気成分がほとんどなく、こ
れをそのまま外部へ排出しても何ら悪臭発生等の問題は
起こらない。尚、かかる臭気成分の除去、即ち脱臭と共
に、上記殺菌ランプ10によって排気の殺菌が行われ、
排気の清浄化がより一層促進される。
合ガスは、上記管路7を通して上記第2脱臭処理槽3の
底部側に導入される。そして、この第2脱臭処理槽3に
導入された混合ガスは、先ず、その水分が吸湿剤8によ
って除去され、その乾き度が高められるとともに、上記
吸着剤9においては上記未処理ガス成分Gbが吸着除去
される。従って、上記吸着剤9を通って上記排気口16
から排出される排気中には臭気成分がほとんどなく、こ
れをそのまま外部へ排出しても何ら悪臭発生等の問題は
起こらない。尚、かかる臭気成分の除去、即ち脱臭と共
に、上記殺菌ランプ10によって排気の殺菌が行われ、
排気の清浄化がより一層促進される。
【0031】以上のように、本願発明の脱臭処理方法及
び脱臭処理装置によれば、生ゴミVの有機分解処理に伴
って生じる臭気を可及的に消滅させることができるもの
であり、生ゴミVの有機分解処理システムとの連携によ
ってその効果がより一層高められるものである。
び脱臭処理装置によれば、生ゴミVの有機分解処理に伴
って生じる臭気を可及的に消滅させることができるもの
であり、生ゴミVの有機分解処理システムとの連携によ
ってその効果がより一層高められるものである。
【図1】本願発明にかかる脱臭処理装置のシステム構成
図である。
図である。
1は生ゴミ処理槽、2は第1脱臭処理槽、3は第2脱臭
処理槽、4はオゾン発生器、5はブロア、6及び7は管
路、8は吸湿剤、9は吸着剤、10は殺菌ランプ、14
は撹拌機、15は吸気口、16は排気口、17は多孔
管、21は給水弁、22は排水弁、Gaは混合ガス、G
bは未処理ガス成分、Vは生ゴミ、Wは処理水である。
処理槽、4はオゾン発生器、5はブロア、6及び7は管
路、8は吸湿剤、9は吸着剤、10は殺菌ランプ、14
は撹拌機、15は吸気口、16は排気口、17は多孔
管、21は給水弁、22は排水弁、Gaは混合ガス、G
bは未処理ガス成分、Vは生ゴミ、Wは処理水である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AA13 AA40 AB02 BA04 BA09 DA35 DA41 DA45 DA46 DA51 EA02 HA01 4D004 AA03 CA17 CA48
Claims (4)
- 【請求項1】 生ゴミ(V)の有機分解処理により発生
する有機ガスと水蒸気との混合ガス(Ga)にオゾンを
供給して該有機ガス成分を該オゾンにより酸化処理する
酸化処理工程と、 上記酸化処理工程において酸化処理されなかった未処理
ガス成分(Gb)を吸着除去する吸着処理工程とからな
ることを特徴とする脱臭処理方法。 - 【請求項2】 生ゴミ(V)の有機分解処理により発生
する有機ガスと水蒸気との混合ガス(Ga)にオゾンを
供給するオゾン供給手段(X)と、 上記混合ガス(Ga)中の有機ガス成分を上記オゾンに
より酸化処理する酸化処理手段(Y)と、 上記酸化処理手段(Y)において酸化処理されなかった
未処理ガス成分(Gb)を吸着除去する吸着処理手段
(Z)とを備えたことを特徴とする脱臭処理装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記酸化処理手段(Y)が、処理水(W)中に上記混合
ガス(Ga)と上記オゾンとを導入する構成であること
を特徴とする脱臭処理装置。 - 【請求項4】 請求項2において、 上記吸着処理手段Zに、吸着処理の前段階において上記
未処理ガス成分(Gb)中の水分を除去する除湿手段
(8)が設けられていることを特徴とする脱臭処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102091A JP2000288334A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 脱臭処理方法及び脱臭処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102091A JP2000288334A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 脱臭処理方法及び脱臭処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000288334A true JP2000288334A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14318116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11102091A Pending JP2000288334A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 脱臭処理方法及び脱臭処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000288334A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012522633A (ja) * | 2009-04-03 | 2012-09-27 | ウンジン コーウェイ カンパニー リミテッド | 生ゴミ処理機のフィルター装置 |
CN115625176A (zh) * | 2022-12-12 | 2023-01-20 | 北京高能时代环境技术股份有限公司 | 一种垃圾堆处理系统和处理方法 |
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1999
- 1999-04-09 JP JP11102091A patent/JP2000288334A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012522633A (ja) * | 2009-04-03 | 2012-09-27 | ウンジン コーウェイ カンパニー リミテッド | 生ゴミ処理機のフィルター装置 |
CN115625176A (zh) * | 2022-12-12 | 2023-01-20 | 北京高能时代环境技术股份有限公司 | 一种垃圾堆处理系统和处理方法 |
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