JP2000288171A - 遊技盤 - Google Patents

遊技盤

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JP2000288171A
JP2000288171A JP11102619A JP10261999A JP2000288171A JP 2000288171 A JP2000288171 A JP 2000288171A JP 11102619 A JP11102619 A JP 11102619A JP 10261999 A JP10261999 A JP 10261999A JP 2000288171 A JP2000288171 A JP 2000288171A
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芳生 若菜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ遊技機の遊技盤を再資源化するには、
プラスチック製の集合板や遊技釘を取り除く必要があっ
た。 【解決手段】パチンコ遊技用に遊技面21上に林立して
配設される黄銅製の遊技釘9と、上記遊技面21に面す
る黄銅製の遊技面側面板23と、該遊技面側面板23に
対向して配設される黄銅製の裏面側面板25と、上記両
面板間に介装され、該両面板を所定間隔に保持するとと
もに、該両面板に固定された黄銅製のハニカム構造体2
7と、ハニカム構造体内に作られたパチンコ球通路47
とを設けることにより、分解することなくそのまま金属
の再資源化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の構造
であって、遊技盤の構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、ゴミ問題や地球
温暖化防止などの意識が高まり、パチンコ遊技機もリサ
イクルを行って、再資源化を図る必要がある。しかしな
がら、パチンコ遊技機は、多数の異なる材質の部品が組
み合わされて構成されているため、再資源化に非常に多
くの工数が必要になる問題点があった。
【0003】しかも、弾球であるパチンコ球が常に打ち
つけられる遊技釘は、合板に林立状態で強固に打ちつけ
られており、遊技釘を遊技盤から抜き取って、合板と遊
技釘とをそれぞれ再資源化することは、コストを考える
と事実上不可能であった。又、遊技盤の裏側にプラスチ
ック製の通路部材を取り付け、入賞口に入った遊技球を
通す集合板というものが用いられているが、省資源化、
再資源化の観点から、見直しが図られている。
【0004】そこで、本発明は、遊技盤の再資源化が容
易に行え、かつ集合板を廃止して、省資源化を図ること
ができる遊技盤構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明の遊技盤は、弾球遊技用に遊技面上に
林立して配設される遊技釘と、上記遊技面に面する遊技
面側面板と、該遊技面側面板に対向して配設される裏面
側面板と、上記両面板間に介装され、該両面板を所定間
隔に保持するとともに、該両面板に固定された構造体
と、上記遊技面側面板に形成され、弾球が上記遊技面側
から上記構造体側に進入する弾球進入口と、上記構造体
に形成され、上記弾球進入口から進入した上記弾球が移
動する弾球通路とを備えることを要旨とする。
【0006】これにより遊技盤は、入賞後の弾球を両面
板の間で移送することができ、裏面側に弾球を集めたり
移動させたりする弾球の集合板などの通路部材を設置す
る必要がなくなる。この結果、部品点数が低減され、部
品費用の低減と、組み付け工数の低減と、小型化とを図
ることができる。
【0007】請求項2の発明の遊技盤は、上記遊技釘を
金属製の遊技釘とし、上記遊技面側面板を金属製の遊技
面側面板とし、上記裏面側面板を金属製の裏面側面板と
し、上記構造体を金属製の構造体としたことを特徴とす
る請求項1記載の遊技盤を要旨とする。これにより、遊
技盤の構成部材の全てが金属製になり、木材やプラスチ
ックなどの有限でかつ再資源化が難しい資源を消費する
ことなく、再資源化が可能な金属だけで、遊技盤を作る
ことが可能になる。又、金属板の成型やろう付けなどに
よる工業的製造方法で簡単に製造可能である。
【0008】その上、材質毎に分けることなく一括して
金属の精錬処理だけで再資源化を図ることが可能にな
る。遊技釘が金属板に取り付けられる構造なので、金属
板の材質と、厚さと、取付法との組み合わせを調整する
ことで、遊技釘の取付強度を増減でき、高い設計の自由
度を得ることが可能になる。
【0009】この結果、製造から再資源化まで、自然界
への負担が少なく、かつ製造、再資源化の工数を低減す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。請求
項3の発明の遊技盤は、上記金属製の遊技釘を銅合金製
の遊技釘とし、上記金属製の遊技面側面板を銅、又は銅
合金製の遊技面側面板とし、上記金属製の裏面側面板を
銅、又は銅合金製の裏面側面板とし、上記金属製の構造
体を銅、又は銅合金製の構造体としたことを特徴とする
請求項2記載の遊技盤を要旨とする。
【0010】これにより、構成部材が全て銅、又は銅合
金と言う同種の金属でできているため、銅合金としてそ
のまま再資源化しても、品位の高い再資源化金属ができ
る。この結果、再資源化に伴うエネルギ消費量が低減さ
れ、かつ品位の高い再資源化金属を得ることができると
いう極めて優れた効果を奏する。又、全て同一材質であ
れば高品質の再資源化金属を得ることができる。
【0011】請求項4の発明の遊技盤は、上記構造体を
中空状構造体、中空柱状構造が並べられた中空柱状構造
体、又はハニカム構造体としたことを特徴とする請求項
1ないし請求項3記載の遊技盤を要旨とする。これによ
り、中空状構造体、中空柱状構造体、又はハニカム構造
体で遊技盤が構成され、高い強度を維持したまま軽量化
を図ることができる。又、遊技盤の各部の強度を中空柱
状構造体、又はハニカム構造体の板厚や大きさ、密度で
調整することができ、設計の自由度が向上される。
【0012】請求項5の発明の遊技盤は、弾球遊技用に
遊技面上に林立して配設される遊技釘と、上記遊技面に
面する遊技面側面板と、該遊技面側面板に対向して配設
される裏面側面板と、上記両面板間に介装され、該両面
板を所定間隔に保持するとともに、該両面板に固定され
た中空構造体と、上記遊技面側面板上に取り付けられる
面板上取付部材とを備えた遊技盤であって、上記遊技面
側面板から上記裏面側面板に通しで、形成された部材取
付孔と、該部材取付孔の上記遊技面側面板と上記裏面側
面板との間を覆う取付孔断面覆い部材と、上記面板上取
付部材に設けられ、係止部を有する取付腕とを備え、上
記取付腕が上記部材取付孔に挿入されて、上記係止部が
上記裏面側面板に係止されることを要旨とする。
【0013】これにより、遊技面側面板と、裏面側面板
と、中空構造体とによる高強度で、かつ軽量化が可能な
構造を採用した上で、面板上取付部材の係止部が中空構
造体にはまりこむことなく、スムースに遊技盤に取り付
けられる。又、面板上取付部材を遊技盤から外す場合に
も係止部が中空構造に引っかかることなくスムースに行
うことができる。これにより、組み立て工数の低減と、
再資源化の工数の低減とを揃って達成することができ
る。
【0014】請求項6の発明の遊技盤は、上記面板上取
付部材を上記遊技面側面板上に取り付けられ、電気信号
の入力、又は出力を行う電気部品が取り付けられたと
し、上記取付腕に配設され、上記電気部品の電気信号を
伝える信号伝達手段と、上記取付腕に配設された該信号
伝達手段の電気信号端子と、上記面板上取付部材の係止
部が上記裏面側面板に係止された状態で、上記電気信号
端子に接続される端子接続手段とを加えたことを特徴と
する請求項5記載の遊技盤を要旨とする。
【0015】これにより、電気部品の付いた面板上取付
部村が遊技盤に取り付けられたままで、面板上取付部材
の取付腕から、電気部品の電気信号を入出力できるの
で、電線を通す穴を遊技盤に別に開けたり、コネクタの
付いた導線を遊技盤の穴に通したりする必要がなくな
る。又、取り外す場合には、取付腕を部村取付孔から引
き抜くだけで良く、コネクタの付いた電線を部材取付孔
の小さな隙間を通して外すなどの作業が必要でなくな
る。
【0016】請求項7の発明の遊技盤は、上記遊技釘を
金属製の遊技釘とし、上記遊技面側面板を金属製の遊技
面側面板とし、上記裏面側面板を金属製の裏面側面板と
し、上記中空構造体を金属製の構造体とし、上記取付孔
断面覆い部材を金属製の取付孔断面覆い部材としたこと
を特徴とする請求項5、又は請求項6記載の遊技盤を要
旨とする。
【0017】これにより、遊技盤の全てが金属製であ
り、遊技盤を分解することなくそのまま金属の再資源化
処理工程に流せる。従つて、工数の低減を図ることがで
きる。請求項8の発明の遊技盤は、上記金属製の遊技釘
を銅合金製の遊技釘とし、上記金属製の遊技面側面板を
銅、又は銅合金製の遊技面側面板とし、上記金属製の裏
面側面板を銅、又は銅合金製の裏面側面板とし、上記金
属製の中空状構造体を銅、又は銅合金製の構造体とし、
上記金属製の取付孔断面覆い部材を銅、又は銅合金製の
取付孔断面覆い部材としたことを特徴とする請求項7記
載の遊技盤を要旨とする。
【0018】これにより、遊技盤の全てが銅、又は銅合
金製であるので、遊技盤を分解することなくそのまま銅
や、銅合金の再資源化処理工程に流せる。請求項9の発
明の遊技盤は、上記中空状構造体を中空柱状構造が並べ
られた中空柱状構造体、又はハニカム構造体としたこと
を特徴とする請求項5ないし請求項8記載の遊技盤を要
旨とする。
【0019】これにより、薄板を加工することで製造す
ることができる中空柱状構造体、又はハニカム構造体を
用いることから、高強度で、かつ軽量な遊技盤を提供す
ることができる。これにより、資源の有効活用と、作業
工数の低減化を達成することができる。
【0020】請求項10の発明の遊技盤は、弾球遊技用
に遊技面上に林立して配設される遊技釘と、上記遊技面
に面する遊技板と、上記遊技板上に取り付けられ、電気
信号の入力、又は出力を行う電気部品が取り付けられた
遊技板上取付部材とを備えた遊技盤であって、上記遊技
板に通しで、形成された部材取付孔と、上記遊技板上取
付部材に設けられ、係止部を有する取付腕と、該取付腕
に配設され、上記電気部品の電気信号を伝える信号伝達
手段と、上記取付腕に配設された該信号伝達手段の電気
信号端子と、上記遊技板上取付部材の係止部が該遊技板
に係止された状態で、上記電気信号端子に接続される端
子接続手段とを備えたことを要旨とする。
【0021】これにより、電気部品の付いた面板上取付
部村を遊技盤に取り付けたままで、この部材の取付腕か
ら、電気部品の電気信号を入出力できるので、電線を通
す穴を遊技盤に余分に開けたり、コネクタの付いた導線
を遊技盤の穴に通したりする必要がなくなる。又、取り
外す場合には、取付腕を部材取付孔から引き抜くだけで
良く、コネクタの付いた電線を部材取付孔の小さな隙間
を通して外すなどの作業が必要でなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は、遊技盤1の断面構造の説明図、図2は遊技盤1
の分解構造の斜視図、図3は遊技盤1の正面図、図4は
遊技盤1の正面の外観図、図5は遊技盤1の裏面の外観
図である。
【0023】遊技盤1は、弾球遊技としてのパチンコ遊
技に用いられるものであって、図2に示すように、遊技
面21に面する遊技面側面板23と、裏面側面板25
と、ハニカム構造体27とを備え、図1に示すように、
これら遊技面側面板23と、裏面側面板25と、ハニカ
ム構造体27とが張り合わされて、図4、及び図5に示
すように、板状に整形されている。遊技盤1には、図1
に示すように遊技釘29が取り付けられている。遊技面
側面板23と、裏面側面板25と、ハニカム構造体27
とは、遊技釘29とほぼ同材質の黄銅製である。
【0024】遊技面側面板23は、図1に示すように、
所定の厚みYDを有し、図2に示すように部材取付孔3
1と、パチンコ球進入口33と、部材取付開口35とを
有している。裏面側面板25は、図1に示すように、所
定の厚みUDを有し、図2に示すように、部材取付孔3
7と、部材取外孔39と、部材取付開口41と、パチン
コ球排出口43とを有している。
【0025】ハニカム構造体27は、図1に示すよう
に、所定の厚みHDを有するハニカムコア45を、図2
に示すように、整形したものであって、パチンコ球通路
47と、円柱構造体49と、部材取付開口51と、部材
取付開口覆い53と、周囲開口覆い55とを有してい
る。ハニカムコア45は、パチンコ球通路47が配設さ
れる通路部分61を除いて、2つのハニカムコア57、
59が並べられる構成である。ハニカムコア45が2つ
に分かれることにより、2つのハニカムコア57、59
の境界部分に、連絡部63が設置される。円柱構造体4
9は、中空柱状構造体の一態様であって、薄板を円柱状
に整形したものである。
【0026】パチンコ球通路47と、部材取付開口覆い
53と、周囲開口覆い55とは、連絡部63によって相
互に連結されている。連絡部63は、ハニカム構造体2
7を遊技面側面板23と、裏面側面板25とに、ろう付
けして、一体にするまで、パチンコ球通路47と、部材
取付開口覆い53と、周囲開口覆い55との間を繋ぐも
ので、これらの位置を所定の位置に保持して、ハニカム
構造体27を規格の形状する働きを有する。
【0027】ハニカムコア45(57、59)は、蜂の
巣状であり、重ねた薄板の所定部分をろう付けして、引
き延ばす周知の製法によって製造される。ハニカムコア
57、59と、パチンコ球通路47と、部村取付開口覆
い53と、周囲開口覆い55と、連絡部63とは、黄銅
製の薄板を整形して作られている。
【0028】遊技面側面板23と、ハニカム構造体27
とは、図1に示すように、遊技面側面板23の裏面65
と、ハニカム構造体27の遊技側端部67とが、ろう付
けによるろう着部69によって結合されている。裏面側
面板25と、ハニカム構造体27とは、裏面側面板25
の裏面71と、ハニカム構造体27の裏側端部73と
が、ろう付けによるろう着部75によって結合されてい
る。これにより、図4と図5に示すように、遊技面側面
板23と、ハニカム構造体27と、裏面側面板25とが
固定され強固なハニカムプレート構造になっている。従
って、遊技面側面板23と、ハニカム構造体27と、裏
面側面板25とがそれぞれ薄板で作られ極めて軽量であ
るが、一体となった遊技盤1は、高い強度を有する。
【0029】遊技面側面板23の遊技面21側には、興
趣のあるいわゆるセル画が印刷される。このセル画は、
遊技面側面板23と、ハニカム構造体27とのろう着後
で、遊技釘29の取り付け前に、印刷により描かれる。
セル画は、溶剤によって剥離可能な印刷方法によって、
施される。これにより、再資源化時に、遊技盤1からセ
ル画を取り去ることが容易になり、金属の純度を向上す
ることができる。しかも、セル画の顔料やインクに含ま
れる、チタンや金属を回収することができる。
【0030】なお、セル画は、遊技面側面板23と、ハ
ニカム構造体27とのろう着前に印刷しても良い。又、
この場合に、遊技面側面板23に開口を形成する前でも
良く、後でも良い。遊技釘29は、頭部85と、先部8
7とを有し、遊技面側面板23と、裏面側面板25とに
通しで開けられた遊技釘取付孔81、83に先部87か
ら挿入され、裏面側面板25に、溶接されて、裏面側面
板25に固定されている。これにより、遊技釘29は、
遊技面側面板23に支持され、裏面側面板25に溶着部
89によっても固定されることにより、遊技盤1上に、
強固に取り付けられる。従つて、釘調整のために曲げる
ことも可能であり、曲げた後も、パチンコ球7が当たっ
てもずれたり緩んだりすることもなく、釘調整した状態
を維持する。
【0031】図6は、面板上取付部材としての入賞口部
材101を側面から見た断面図、図7は、入賞口部材1
01を上から見た断面図、図8は、入賞口部材101の
外観図、図9は、部材取付孔31の説明図である。入賞
口部材101は、図8に示すように、本体103と、取
付腕105と、パチンコ球案内107とを備えている。
本体103は、パチンコ球案内107が形成されるとと
ともに、2本の取付腕105が取り付けられている。パ
チンコ球案内107は、パチンコ球111の入賞口11
3と、入賞口113に入つたパチンコ球111をスムー
スに移動させるスロープ115と、遊技面側面板23の
パチンコ球進入口33に面する球送り口117と、パチ
ンコ進入口33との位置合わせ用の位置合わせ片119
とを備えている。
【0032】取付腕105は、腕部121と、係止部1
23とを備えており、部材取付孔31に挿入されて、係
止部123の止部125が裏面側面板25に係止され
る。これにより、入賞口部材101は、図6及び図7に
示すように、遊技盤1に固定され、パチンコ球111を
入賞口113からパチンコ進入口33を経由して、パチ
ンコ球通路47内に送り込む。
【0033】パチンコ球通路47内に入ったパチンコ球
111は、図6に示すように、パチンコ球通路47内を
落下して、遊技盤1の下部のパチンコ球排出口43に隣
接して形成されたスロープ131によって、パチンコ球
排出口43方向に排出される。
【0034】取付腕105が挿入される部材取付孔31
は、図9の(A)に示すように、取付孔断面覆い用スリ
ーブ133が取り付けられている。スリーブ133は、
部材取付孔31の間口形状に合致する形状に成型された
筒状部材を部材取付孔31に挿入して、両端部135を
カシメ加工して、カシメ加工部137を形成して構成す
る。部材取付孔31の開口形状が4角であれば4角筒
状、丸形であれば丸形筒状部材が用いられる。カシメ加
工部137は、スリーブ133を部材取付孔31に強固
に固定する。
【0035】スリーブ133は、遊技面側面板23と、
裏面側面板25との間の断面空間部141を覆う。これ
により、スリーブ133は、取付腕105が部材取付孔
31に挿入されるとき、係止部123が断面空間部14
1に入り込むことを防止して、係止部123を裏面側面
板25上まで案内する。従って、入賞口部材101の取
付が支障なくワンタッチで行える。
【0036】又、入賞口部材101を取り外すときに
も、係止部123が断面空間部141や遊技面側面板2
3に引っかかることを防止して、支障なく取り外しでき
ることを可能にする。入賞口部材101は、2つの係止
部123を挟んで間隔を狭めて止部125が裏面側面板
25に引っかからない状態にした後、図7に示すような
棒状部材40を部材取外孔39から挿入して、押し込む
だけで、遊技盤1から簡単に取り外される。これによ
り、再資源化時や修理時の取り外し工数を低減すること
ができる。
【0037】図9の(B)は、遊技側面板23上に取り
付けられる面板上取付部材としての部材143を円形状
の部材取付孔145にスナップフィット結合により取り
付けたものであり、取付腕147の係止部149が裏面
側面板25に係止される。部材143は、取付腕147
を複数備え、遊技側面板23上に固定される。
【0038】図9の(C)は、部材取付孔145の裏面
側面板25上の係止部149の係止状態を示す。カシメ
加工部151に係止部149が係止され、部材143が
抜けることなく固定されている。図10は、電気部品付
き入賞口部材201の説明図、図11は、電気部品付き
入賞口部材201の外観図である。
【0039】電気部品付き入賞口部材201は、図11
に示すように、本体203と、取付腕205と、パチン
コ球案内207と、電気部品としての入球センサ209
と、発光部品211と、電気信号端子213とを備えて
いる。入球センサ209は、パチンコ球案内207に設
置され、入球したパチンコ球111を検出して、電気信
号端子213に入球信号を出力する。
【0040】発光部品211は、電気信号端子213か
ら供給された電気信号によって発光する。電気信号端子
213のスライド接点221と、入球センサ209との
間、スライド接点221と、発光部品211との間に
は、ここでは図示を省略する信号伝達手段としての電気
配線が設置されている。
【0041】電気信号端子213は、取付腕205の腕
部223を係止部225を越えて延長して形成した延長
板227上に構成されている。延長板227は、係止孔
231と、スライド接点221とを有しており、スライ
ド接点221は、スライド接点通し穴233と、スライ
ド導体235と、信号伝達手段としての導線237とか
ら構成されている。スライド導体235は、所定の硬度
を有する銅合金の単線製であり、取付腕205の挿入方
向に沿って並んだ2つのスライド接点通し穴233間に
張られている。スライド導体235の1端部241は、
図10の(A)に示すように、スライド接点通し穴23
3から出た位置で、曲げ止めされている。他端部243
は、導線237に接続されている。導線237は、入球
センサ209や発光部品211等の電気部品に接続され
ている。
【0042】延長板227は、図11に示すコネクタ2
53と連結される。コネクタ253は、挿入板255
と、本体257と、係止爪259と、電気配線261
と、図10の(A)に断面を示す連結孔263を備えて
いる。本体257は、連結孔263に面して、端子接続
手段としてのスライド接点271を備えている。スライ
ド接点271は、所定の硬度を有する銅合金の単線製で
あって、電気信号端子213のスライド接点221に対
応する数量が対応する位置に設けられており、図10の
(B)に透し図として示す挿入板255の挿入方向に沿
って並んだ2つのスライド接点挿入穴273に1端部2
75と他端部277とが挿入されている。1端部275
は、スライド接点が曲げ止めされており、他端部277
は、導線281に接続されている。導線281は、電気
配線261に接続されている。
【0043】延長板227を連結孔263に挿入して、
図10に示すように、係止爪259の係止部283が係
止孔231に挿入されると、延長板227とコネクタ2
53とが結合状態になり、電気信号端子213のスライ
ド接点221と、コネクタ253のスライド接点271
とが、接続状態になって、入球センサ209と、発光部
品211とが、電気配線261に接続される。
【0044】コネクタ253の係止爪259を矢印YA
方向に押しながら、コネクタ253をYB方向に引く
と、コネクタ253から電気部品付き入賞口部材201
が外される。コネクタ253から電気部品付き入賞口部
材201が外されると、入球センサ209と、発光部品
211とが、電気配線261に接続されなくなる。
【0045】コネクタ253は、電気部品付き入賞口部
材201を遊技盤1に取り付けた状態で、裏面側面板2
5側から、延長板227に被せて、使用する。図10に
この使用状態を示す。挿入板255は、部材取付孔31
内に挿入されることで、部材取付孔31の間隙を塞ぎ、
これによって遊技盤1に保持されて、コネクタ253を
遊技盤1に固定する。この固定によりコネクタ1に外力
が加えられても電気部品付き入賞口部材201をぐらつ
かせたりしなくなる。この結果、強い力が加えられるこ
とによる破損や経時変化による不良の発生が防止され
る。
【0046】これにより、電気部品付き入賞口部材20
1用に遊技盤1に開口を余分に開けることなく、電気信
号の入出力を行うことが可能になり、組立の工数の低減
を図ることができる。又、再資源化のために、電気部品
付き入賞口部材201を取り外す場合にも、電気部品の
接続用の配線やコネクタを遊技盤から抜き取る必要がな
くなり、分解の作業工数が低減される。
【0047】なお、裏面側面板25側から、パチンコ球
通路47内に図示しない遊技球センサの球検出部を挿入
して、パチンコ球通路47内を通るパチンコ球111の
数を計数する構成を付加しても良い。この場合には、裏
面側面板25に図示しない遊技球センサの球検出部の挿
入開口を形成し、遊技球センサの球検出部の周囲にスナ
ップフィットを形成して、遊技球センサを挿入口にスナ
ップフィット止めする。
【0048】又、遊技球センサの球検出部の挿入口を裏
面側面板25に形成することに加えて、裏面側面板25
から遊技面側面板23に、部材取付孔31を作って、遊
技球センサをこの部材取付孔31にスナップフィット止
めする構成としても良い。部材取付孔31を形成する場
合は、該部材取付孔31の遊技面側面板23側に、穴隠
しの部材を取り付けても良い。又、遊技面側面板23上
に既に飾りが取り付けされていて、遊技面側面板23が
遊技者から直接見えない位置に、部材取付孔31を形成
して、遊技球センサを取り付けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技盤1の断面構造の説明図である。
【図2】 遊技盤1の分解構造の斜視図である。
【図3】 遊技盤1の正面図である。
【図4】 遊技盤1の正面の外観図である。
【図5】 遊技盤1の裏面の外観図である。
【図6】 面板上取付部材としての入賞口部材101を
側面から見たの断面図である。
【図7】 入賞口部材101を上から見た断面図であ
る。
【図8】 入賞口部材101の外観図である。
【図9】 部材取付孔31の説明図である。
【図10】電気部品付き入賞口部材201の説明図であ
る。
【図11】電気部品付き入賞口部材201の外観図であ
る。
【符号の説明】
1…遊技盤、 29…遊技釘、 21…遊技面 23…遊技面側面板、 25…裏面側面板、27…ハニ
カム構造体 31、37…部材取付孔、 33…パチンコ球進入口 101…入賞口部材、 201…電気部品付き入賞口部
材 105、205…取付腕、123、149…係止部、1
11…パチンコ球 133…スリーブ、141…断面空間部、143…部材 209…入球センサ、213…電気信号端子、221、
271…スライド接点 227…延長板、235…スライド導体、237、28
1…導線 261…電気配線、253…コネクタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技用に遊技面上に林立して配設さ
    れる遊技釘と、 上記遊技面に面する遊技面側面板と、 該遊技面側面板に対向して配設される裏面側面板と、 上記両面板間に介装され、該両面板を所定間隔に保持す
    るとともに、該両面板に固定された構造体と、 上記遊技面側面板に形成され、弾球が上記遊技面側から
    上記構造体側に進入する弾球進入口と、 上記構造体に形成され、上記弾球進入口から進入した上
    記弾球が移動する弾球通路とを備える遊技盤。
  2. 【請求項2】 上記遊技釘を金属製の遊技釘とし、 上記遊技面側面板を金属製の遊技面側面板とし、 上記裏面側面板を金属製の裏面側面板とし、 上記構造体を金属製の構造体としたことを特徴とする請
    求項1記載の遊技盤。
  3. 【請求項3】 上記金属製の遊技釘を銅合金製の遊技釘
    とし、 上記金属製の遊技面側面板を銅、又は銅合金製の遊技面
    側面板とし、 上記金属製の裏面側面板を銅、又は銅合金製の裏面側面
    板とし、 上記金属製の構造体を銅、又は銅合金製の構造体とした
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技盤。
  4. 【請求項4】 上記構造体を中空状構造体、中空柱状構
    造が並べられた中空柱状構造体、又はハニカム構造体と
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の遊
    技盤。
  5. 【請求項5】 弾球遊技用に遊技面上に林立して配設さ
    れる遊技釘と、 上記遊技面に面する遊技面側面板と、 該遊技面側面板に対向して配設される裏面側面板と、 上記両面板間に介装され、該両面板を所定間隔に保持す
    るとともに、該両面板に固定された中空構造体と、 上記遊技面側面板上に取り付けられる面板上取付部材と
    を備えた遊技盤であって、 上記遊技面側面板から上記裏面側面板に通しで、形成さ
    れた部材取付孔と、 該部材取付孔の上記遊技面側面板と上記裏面側面板との
    間を覆う取付孔断面覆い部材と、 上記面板上取付部材に設けられ、係止部を有する取付腕
    とを備え、上記取付腕が上記部材取付孔に挿入されて、
    上記係止部が上記裏面側面板に係止されることを特徴と
    する遊技盤。
  6. 【請求項6】 上記面板上取付部材を上記遊技面側面板
    上に取り付けられ、電気信号の入力、又は出力を行う電
    気部品が取り付けられたとし、 上記取付腕に配設され、上記電気部品の電気信号を伝え
    る信号伝達手段と、 上記取付腕に配設された該信号伝達手段の電気信号端子
    と、 上記面板上取付部材の係止部が上記裏面側面板に係止さ
    れた状態で、上記電気信号端子に接続される端子接続手
    段とを加えたことを特徴とする請求項5記載の遊技盤。
  7. 【請求項7】 上記遊技釘を金属製の遊技釘とし、 上記遊技面側面板を金属製の遊技面側面板とし、 上記裏面側面板を金属製の裏面側面板とし、 上記中空構造体を金属製の構造体とし、 上記取付孔断面覆い部材を金属製の取付孔断面覆い部材
    としたことを特徴とする請求項5、又は請求項6記載の
    遊技盤。
  8. 【請求項8】 上記金属製の遊技釘を銅合金製の遊技釘
    とし、 上記金属製の遊技面側面板を銅、又は銅合金製の遊技面
    側面板とし、 上記金属製の裏面側面板を銅、又は銅合金製の裏面側面
    板とし、 上記金属製の中空状構造体を銅、又は銅合金製の構造体
    とし、 上記金属製の取付孔断面覆い部材を銅、又は銅合金製の
    取付孔断面覆い部材としたことを特徴とする請求項7記
    載の遊技盤。
  9. 【請求項9】 上記中空状構造体を中空柱状構造が並べ
    られた中空柱状構造体、又はハニカム構造体としたこと
    を特徴とする請求項5ないし請求項8記載の遊技盤。
  10. 【請求項10】 弾球遊技用に遊技面上に林立して配設
    される遊技釘と、 上記遊技面に面する遊技板と、 上記遊技板上に取り付けられ、電気信号の入力、又は出
    力を行う電気部品が取り付けられた遊技板上取付部材と
    を備えた遊技盤であって、 上記遊技板に通しで、形成された部材取付孔と、 上記遊技板上取付部材に設けられ、係止部を有する取付
    腕と、 該取付腕に配設され、上記電気部品の電気信号を伝える
    信号伝達手段と、 上記取付腕に配設された該信号伝達手段の電気信号端子
    と、 上記遊技板上取付部材の係止部が該遊技板に係止された
    状態で、上記電気信号端子に接続される端子接続手段と
    を備えたことを特徴とする遊技盤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043087A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Samii Kk 弾球遊技機及びその構造と遊技盤
JP2007195748A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

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