JP2000287950A - 磁場安定化方法、磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置 - Google Patents

磁場安定化方法、磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置

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JP2000287950A
JP2000287950A JP11099776A JP9977699A JP2000287950A JP 2000287950 A JP2000287950 A JP 2000287950A JP 11099776 A JP11099776 A JP 11099776A JP 9977699 A JP9977699 A JP 9977699A JP 2000287950 A JP2000287950 A JP 2000287950A
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temperature
yoke
field generator
space
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Shigeo Nagano
成夫 永野
Tsunemoto Suzuki
恒素 鈴木
Hideaki Uno
英明 宇野
Yuji Inoue
勇二 井上
Yoshifumi Higa
良史 比嘉
Yoshiaki Tsujii
良彰 辻井
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置空間の温度分布に影響されない磁場安定
化方法、磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置を実現す
る。 【解決手段】 空間を隔てて互いに対向する1対の永久
磁石とこれら永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと
を有する磁場発生装置2の磁場を安定化するに当たり、
ヨークの複数箇所154,158で検出した温度に基づ
き複数箇所に作用させる熱量をそれぞれ制御(172,
174)して複数箇所の温度をそれぞれ安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁場安定化方法、
磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置に関し、特に、永
久磁石を用いた磁場発生装置の磁場を安定化する方法、
磁場の安定な磁場発生装置、および、そのような磁場発
生装置を用いる磁気共鳴撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮像装置用の、永久磁石を用い
た磁場発生装置は、空間を挟んで上下に対向する1対の
永久磁石とこれら永久磁石用の磁気回路を構成するヨー
ク(yoke)とを有する。周囲温度の変動による磁場
強度の変化を防止して安定な磁場を得るために、磁場発
生装置を一定温度に保温することが行われる。保温する
温度は常温よりやや高く、しかも永久磁石が磁気を失わ
ない温度とする。そのような温度として例えば30°C
が選ばれる。
【0003】このような温度を保つための熱量供給源と
して電気ヒータ(heater)が用いられ、その発熱
量が制御装置によって制御される。制御装置には、磁場
発生装置の所定の箇所で測定した温度が検出信号として
入力される。検出信号を得るための温度測定点は、例え
ば上部永久磁石の直上のヨーク内部等に設定される。制
御装置はこの検出信号の値が予め定められた設定値に一
致するように電気ヒータの発熱量を制御する。
【0004】電気ヒータは磁場発生装置の大きな熱容量
に適合する発熱量の大きなものが用いられ、制御装置は
これをPWM(pulse width modula
tion)信号によりオン・オフ(on off)制御
する。オン・オフのデューテイレシオ(duty ra
tio)は、設定値に対する検出信号の偏差に応じてP
ID(proportional,integral,
derivative)制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような温度制御
により磁場発生装置を恒温化しようとした場合、例えば
車載(モービル:mobile)型の磁気共鳴撮像装置
が厳冬期等にしばしば遭遇するように、磁場発生装置の
設置空間の上下の温度差が大きくなると、上部永久磁石
の温度と下部永久磁石の温度に差が生じ、磁場の安定性
が損なわれるという問題があった。
【0006】また、発熱量が大きな電気ヒータを用いる
ので、温度偏差が小さい状態すなわち低リプル(rip
ple)状態で温度制御を行うときはオン・オフの頻度
が増し、磁場発生装置内部の熱伝導の遅れにより制御が
不安定になり易いという問題があった。さらにオン・オ
フの頻度増加に伴うノイズの発生が撮影画像の品質を低
下させるという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、設置空間の温度分布に影響
されない磁場安定化方法、磁場発生装置および磁気共鳴
撮像装置を実現することである。また、制御系の安定性
が良い磁場安定化方法、磁場発生装置および磁気共鳴撮
像装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の本発明は、空間を隔てて互いに対向する1対
の永久磁石とこれら永久磁石用の磁気回路を構成するヨ
ークとを有する磁場発生装置の磁場を安定化するに当た
り、前記ヨークの複数箇所の温度を検出し、前記検出し
た複数箇所の温度に基づき前記複数箇所に作用させる熱
量をそれぞれ制御して前記複数箇所の温度をそれぞれ安
定化することを特徴とする磁場安定化方法である。
【0009】(2)上記の課題を解決する第2の本発明
は、空間を隔てて互いに対向する1対の永久磁石とこれ
ら永久磁石用の磁気回路を構成するヨークとを有する磁
場発生装置につき、前記ヨークの温度を検出し、前記検
出した温度に基づき前記ヨークに作用させる熱量を制御
して磁場を安定化するに当たり、前記ヨークに作用させ
る熱量を複数の熱量発生源が発生する熱量の組み合わせ
によって得ることを特徴とする磁場安定化方法である。
【0010】(3)上記の課題を解決する第3の本発明
は、空間を隔てて互いに対向する1対の永久磁石と、前
記永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと、前記ヨー
クの複数箇所の温度を検出する複数の温度検出手段と、
前記複数箇所に作用させる熱量をそれぞれ発生する複数
の熱量発生手段と、前記検出した複数箇所の温度に基づ
き前記複数の熱量発生手段をそれぞれ制御して前記複数
箇所の温度をそれぞれ安定化する複数の温度調節手段と
を具備することを特徴とする磁場発生装置である。
【0011】(4)上記の課題を解決する第4の本発明
は、空間を隔てて互いに対向する1対の永久磁石と、前
記永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと、前記ヨー
クの温度を検出する温度検出手段と、前記ヨークに作用
させる熱量を発生する熱量発生手段と、前記検出した温
度に基づき前記熱量発生手段を制御して前記ヨークの温
度を安定化する温度調節手段とを有する磁場発生装置で
あって、前記熱量発生手段は複数の熱量発生源を備え、
前記温度調節手段は前記複数の熱量発生源の熱量の組み
合わせをも制御することを特徴とする磁場発生装置であ
る。
【0012】(5)上記の課題を解決する第5の本発明
は、前記熱量発生手段は商用周波数の交流電力に基づい
て熱量を発生することを特徴とする(3)または(4)
に記載の磁場発生装置である。
【0013】(6)上記の課題を解決する第6の本発明
は、前記ヨークの温度が予め定めた限度を超えたことを
検出する温度超過検出手段と、前記温度超過検出手段の
出力信号に基づいて前記ヨークの温度を下げる温度低下
手段とを具備することを特徴とする(3)ないし(5)
のうちのいずれか1つに記載の磁場発生装置である。
【0014】(7)上記の課題を解決する第7の本発明
は、設置面との接触部の温度を安定化する温度安定化手
段を具備することを特徴とする(3)ないし(6)のう
ちのいずれか1つに記載の磁場発生装置である。
【0015】(8)上記の課題を解決する第8の本発明
は、被検体を収容した空間に静磁場を形成する静磁場形
成手段と、前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成
手段と、前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形
成手段と、前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手
段と、前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づ
いて画像を生成する画像生成手段とを有する磁気共鳴撮
像装置であって、前記静磁場形成手段として(3)ない
し(7)のうちのいずれか1つに記載の磁場発生装置を
用いることを特徴とする磁気共鳴撮像装置である。
【0016】第1の発明ないし第8の発明のうちのいず
れか1つにおいて、前記熱量を電気ヒータによって得る
ことが、温度制御が容易な点で好ましい。 (作用)本発明では、ヨークの複数箇所の温度を検出
し、それに基づいて複数箇所に作用させる熱量をそれぞ
れ制御して複数箇所の温度をそれぞれ安定化することに
より、磁場発生装置全体を恒温化する。また、ヨークに
作用させる熱量を発生する複数の熱量発生源の熱量の組
み合わせをも制御することにより、制御を安定化する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。
【0018】図1に示すように、本装置では、静磁場発
生部2がその内部空間に均一な静磁場を形成する。静磁
場発生部2は、本発明の磁場発生装置の実施の形態の一
例である。静磁場発生部2の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。静磁場発生部
2の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の
一例が示される。静磁場発生部2は、また、本発明にお
ける静磁場形成手段の実施の形態の一例である。静磁場
発生部2は、後にあらためて説明するように1対の永久
磁石を備えており、それらが間隔を保って上下に対向
し、その対向空間に静磁場(垂直磁場)を形成してい
る。
【0019】静磁場発生部2の内部空間には勾配コイル
(coil)部4,4’および送信コイル6,6’が設
けられ、同様にそれぞれ間隔を保って上下に対向してい
る。送信コイル部6,6’が対向する空間に、被検体8
が、撮像テーブル10に搭載されて図示しない搬入手段
により搬入される。被検体8の体軸は静磁場の方向と直
交する。撮像テーブル10には、被検体8の撮像部位を
囲んで受信コイル部120が取り付けられている。
【0020】勾配コイル部4,4’には勾配駆動部16
が接続されている。勾配駆動部16は勾配コイル部4,
4’に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させるようにな
っている。勾配コイル部4,4’および勾配駆動部16
は、本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一
例である。発生する勾配磁場は、スライス(slic
e)勾配磁場、読み出し勾配磁場および位相エンコード
(encode)勾配磁場の3種である。
【0021】送信コイル部6,6’には送信部18が接
続されている。送信部18は送信コイル部6,6’に駆
動信号を与えてRF(radio frequenc
y)磁場を発生させ、それによって、被検体8の体内の
スピン(spin)を励起する。送信コイル部6,6’
および送信部18は、本発明における高周波磁場形成手
段の実施の形態の一例である。
【0022】受信コイル部120は、被検体8内の励起
されたスピンが発生する磁気共鳴信号を受信する。受信
コイル部120は受信部20の入力側に接続されてい
る。受信部20は受信コイル部120から受信信号を入
力する。受信部20の出力側はアナログ・ディジタル
(analog−to−digital)変換部22の
入力側に接続されている。アナログ・ディジタル変換部
22は受信部20の出力信号をディジタル信号に変換す
る。受信コイル部120、受信部20およびアナログ・
ディジタル変換部22は、本発明における測定手段の実
施の形態の一例である。
【0023】アナログ・ディジタル変換部22の出力側
はコンピュータ(computer)24に接続されて
いる。コンピュータ24はアナログ・ディジタル変換部
22からディジタル信号を入力し、図示しないメモリ
(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ(d
ata)空間が形成される。データ空間は2次元フーリ
エ(Fourier)空間を構成する。コンピュータ2
4は、これら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フ
ーリエ変換して被検体8の画像を再構成する。コンピュ
ータ24は、本発明における画像生成手段の実施の形態
の一例である。
【0024】コンピュータ24は制御部30に接続され
ている。制御部30は勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22に接続
されている。制御部30は、コンピュータ24から与え
られる指令に基づいて勾配駆動部16、送信部18、受
信部20およびアナログ・ディジタル変換部22をそれ
ぞれ制御し、磁気共鳴撮像(スキャン:scan)を実
行する。
【0025】コンピュータ24には表示部32と操作部
34が接続されている。表示部32は、コンピュータ2
4から出力される再構成画像および各種の情報を表示す
る。操作部34は、操作者によって操作され、各種の指
令や情報等をコンピュータ24に入力する。
【0026】図2に、静磁場発生部2の一例の模式的構
成を示す。同図に示すように、静磁場発生部2は1対の
水平ヨーク102,104を有する。水平ヨーク10
2,104は例えば軟鉄等の磁性材料からなる略8角形
の平板である。水平ヨーク102,104は、1対の垂
直ヨーク106,108によって互いに平行に支持さ
れ、図における上下方向に所定の間隔を保って対向して
いる。垂直ヨーク106,108も軟鉄等の磁性材料を
用いて構成され、角柱状の形状を有する。垂直ヨーク1
06,108の図における下部は、静磁場発生部2全体
を支え脚部となっている。
【0027】水平ヨーク102の図における上面の中央
部には、永久磁石112が取り付けられている。永久磁
石112の図における上面にポールピース(pole
piece)114が取り付けられている。ポールピー
ス114は例えば軟鉄等の磁性材料からなる。
【0028】水平ヨーク104の図における下面には、
永久磁石112と対向する位置関係で、図では隠れて見
えない永久磁石116が取り付けられ、その下面に同じ
く隠れて見えないポールピース118が取り付けられて
いる。永久磁石112,116は、本発明における永久
磁石の実施の形態の一例である。
【0029】永久磁石112,116は互いに逆極性の
磁極が向き合うようになっており、これによって、ポー
ルピース114,118が向き合う空間に垂直磁場が形
成される。水平ヨーク102,104および垂直ヨーク
106,108は、永久磁石112,116の磁束のリ
ターンパス(return pass)を形成する。水
平ヨーク102,104および垂直ヨーク106,10
8からなる部分は、本発明におけるヨークの実施の形態
の一例である。
【0030】水平ヨーク102の側面には電気ヒータ
(heater)122が取り付けられている。電気ヒ
ータ122は水平ヨーク102の側面の4箇所に、周に
沿って略等間隔に取り付けられている。図ではそのうち
の2つが見えており、残りの2つは隠れて見えない。水
平ヨーク104にも同様にして4つの電気ヒータ124
が取り付けられている。図ではそのうちの1つだけを分
解図で示す。電気ヒータ122,124は、本発明にお
ける熱量発生手段の実施の形態の一例である。
【0031】電気ヒータ124は、電気抵抗体からなる
2つの発熱体142,144を有する。発熱体142,
144は、本発明における熱量発生源の実施の形態の一
例である。発熱体142,144は発熱量を異にするも
のであり、例えば発熱体142の発熱量が120W、発
熱体144の発熱量は30Wである。発熱体142,1
44は発熱量が同一であっても良い。また、個数は2個
に限らず3個以上であっても良い。以下、発熱体数が2
個である例で説明するが、3個以上の場合の同様にな
る。
【0032】これら発熱体142,144が、抑え板1
46を用いて水平ヨーク104の側面に4つのネジ13
8でネジ止めされている。発熱体142,144は、水
平ヨーク104、抑え板146およびネジ148とは電
気的に絶縁されている。電気ヒータ122も同様な構成
になっており、図示しない2つの発熱体132,134
を有する。2つの電気ヒータ122,124は後述の温
度制御回路に接続されている。
【0033】水平ヨーク104の上面の中央部には有底
の孔156が設けられ、その中に例えばサーミスタ(t
hermistor)等からなる温度センサ(sens
or)158が挿入されている。また、図では隠れて見
えないが、水平ヨーク102の下面の中央部にも有底の
孔152が設けられその中に温度センサ154が挿入さ
れている。温度センサ154,158は、本発明におけ
る温度検出手段の実施の形態の一例である。温度センサ
154,158は後述の温度制御回路に接続されてい
る。
【0034】以上の構造がカバー(cover)162
の内部に収容されている。カバー162は、ポールピー
ス114,118が対向する空間部分が開放された構造
になっている。図では、カバー162はその大部分を除
去した形で示す。カバー162の内側には例えばウレタ
ンフォーム(urethane foam)等からなる
断熱材164が設けられている。このように構成された
静磁場発生部2の断面図を図3に示す。同図は水平ヨー
ク102,104の中心と垂直ヨーク106,108を
含む縦断面を示す。
【0035】図4に、静磁場発生部2に関する温度制御
装置のブロック図を示す。同図に示すように、温度制御
装置は2つの温度制御回路172,174を備えてい
る。温度制御回路172,174は、例えばマイクロプ
ロセッサ(micro processor)等で構成
される。温度制御回路172には温度センサ154の温
度検出信号t1が入力される。温度制御回路174には
温度センサ158の温度検出信号t2が入力される。温
度制御回路172,174には共通の温度設定値Tsが
与えられている。なお、温度設定値Tsは温度制御回路
172,174ごとに固有の値であって良い。
【0036】温度制御回路172は、温度設定値Tsに
対する温度検出信号t1の偏差について、例えばPID
演算等の制御出力算出のための演算を行う。温度制御回
路174は、温度設定値Tsに対する温度検出信号t2
の偏差について、例えばPID演算等の制御出力算出の
ための演算を行う。
【0037】電気ヒータ122の発熱体132,134
には商用交流電源176の電力がスイッチ(switc
h)182,184を通じてそれぞれ供給される。な
お、スイッチ182,184としては半導体スイッチが
用いられる。発熱体132,134は、前述のように水
平ヨーク102の4箇所に分散配置されたものである
が、図示の便宜上1箇所にまとめて示す。発熱体13
2,134への給電を商用交流電源から行うことにより
電源回路を簡素化することができる。
【0038】電気ヒータ124の発熱体142,144
には商用交流電源176の電力がスイッチ192,19
4を通じてそれぞれ供給される。発熱体142,144
も、前述のように水平ヨーク104の4箇所に分散配置
されたものを便宜的に1箇所にまとめて示す。発熱体1
42,144への給電を商用交流電源から行うことによ
り電源回路を簡素化することができる。
【0039】スイッチ182,184のオン・オフのデ
ューティレシオを温度制御回路172の2つの出力信号
によってそれぞれ制御して発熱体132,134の平均
発熱量をそれぞれ制御し、静磁場発生部2の下部の温度
を設定温度Tsに一致させる。温度制御回路172およ
びスイッチ182,184からなる部分は、本発明にお
ける温度調節手段の実施の形態の一例である。
【0040】スイッチ192,194のオン・オフのデ
ューティレシオを温度制御回路174の2つの出力信号
によってそれぞれ制御して発熱体142,144の平均
発熱量をそれぞれ制御し、静磁場発生部2の上部の温度
を設定温度Tsに一致させる。温度制御回路174およ
びスイッチ192,194からなる部分は、本発明にお
ける温度調節手段の実施の形態の一例である。
【0041】このように、静磁場発生部2の下部と上部
を2つの温度制御系でそれぞれ制御することにより、静
磁場発生部2を設置した環境における上下の温度差が大
きい場合でも上下の永久磁石間の温度差を無くすことが
できる。これによって、設置環境の上下方向の温度分布
の如何に関わらず静磁場を安定化することができる。
【0042】ここで、制御対象に作用させる熱量を2つ
の発熱体で発生するようにしているので、それらのオン
・オフのパターン(pattern)を個別に調節する
ことにより、それらの定格発熱量の相違と相俟って、発
熱体が単一の場合よりも多様な発熱パターンを得ること
ができ、適切な温度制御を行うことが容易になる。
【0043】発熱パターンの類型を図5に示す。同図に
おいて、パターン1は2つの発熱体A,Bがともに連続
的にオンとなるパターンである。これは最大の熱量を発
生する。パターン2は発熱量の大きい方Aが連続的にオ
ンとなり、発熱量の小さい方Bが連続的にオフとなるパ
ターンである。これはパターン1より少ない熱量を発生
する。パターン3は発熱量の大きい方Aが連続的にオフ
となり、発熱量の小さい方Bが連続的にオンとなるパタ
ーンである。これはパターン2より少ない熱量を発生す
る。
【0044】パターン4はAがPWMによりオン・オフ
しBが連続的にオンとなるパターンである。これはパタ
ーン3よりもAのPWM分だけ大きい熱量を発生する。
パターン5はAがPWMによりオン・オフしBが連続的
にオフとなるパターンである。これはパターン4よりも
Bがオフする分だけ少ない熱量を発生する。
【0045】パターン6はAが連続的にオンとなりBが
PWMによりオン・オフするパターンである。これはパ
ターン2よりもBのPWM分だけ大きい熱量を発生す
る。パターン7はAが連続的にオフとなりBがPWMに
よりオン・オフするパターンである。これはパターン6
よりもAがオフする分だけ少ない熱量を発生する。パタ
ーン8は2つの発熱体A,BがともにPWMによりオン
・オフするパターンである。これは両発熱体のPWMを
個々に調節することにより、最も可変範囲の広い発熱を
行うことができる。
【0046】このような発熱パターンを使い分けること
により、制御対象の状況に応じて最適な発熱パターンに
より温度制御を行うことができる。すなわち、例えば、
温度偏差が大きい状態で静磁場発生部2を急速に加温す
るときは最大熱量で加温し、磁気共鳴撮像装置の稼働中
の定常制御時等の温度偏差が小さい状態、すなわち、低
リプル状態で温度制御を行うときは、例えば発熱量の小
さい発熱体をPWMによりオン・オフして定温を維持す
る。
【0047】このようにすることにより、低リプル状態
における発熱体のオン・オフの頻度を低減し、制御の安
定性を増すことができる。また、オン・オフの頻度の低
下はノイズ等を低下させ、撮像した画像の品質向上に寄
与する。また、スキャン(scan)中は発熱体のオン
・オフを止めることも可能であり、これによってさらに
高品質の画像を得ることができる。
【0048】また、周囲温度の急変等の外乱により温度
偏差が急変したときは、その程度に応じて最適な復元作
用を生じる発熱パターンを選択することができる。した
がって、急激な外乱が発生した場合等にも制御の安定性
を維持することができる。
【0049】以上は設置環境における垂直方向の温度差
の影響を除去する例であるが、設置環境が水平方向に温
度差を有する場合は、静磁場発生部2の左右方向または
前後方向の複数の箇所について、それぞれ上記と同様な
温度制御を行うようにすれば良い。
【0050】永久磁石は高温になると磁気を失うので、
温度制御回路172,174の故障等による制御の暴走
によって異常な温度上昇が生じると、静磁場発生部2は
静磁場を発生しなくなる。このような事態を防止するた
め、温度制御回路172,174には異常時のシャット
ダウン(shut down)機能が備わっているが、
例えば温度センサ154,158の感度低下等により実
際の温度より低い温度が入力される場合は、温度制御回
路172,174が正常に機能しても永久磁石は過大な
温度にさらされることになる。
【0051】そこで、温度センサ154,158とは別
に温度を検出し、異常高温時には発熱体への給電を強制
的に遮断する手段を設ける。そのような手段を備えた静
磁場発生部2のブロック図を図6に示す。同図において
図4と同様に部分は同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0052】同図に示すように、静磁場発生部2の適宜
の箇所に温度上限センサ202が取り付けられる。温度
上限センサ202は、本発明における温度超過検出手段
の実施の形態の一例である。温度上限センサ202とし
ては、サーモスタット(thermostat)が構造
が簡単でかつ動作が確実な点で好ましい。取り付け箇所
は永久磁石にできるだけ近いところが望ましい。温度上
限センサ202は1つに限らず複数個を複数の箇所にそ
れぞれ取り付けるようにしても良い。
【0053】温度上限センサ202の温度検出信号は、
商用交流電源176から導かれる給電線に設けられた電
力遮断器204に入力される。電力遮断器204は、本
発明における温度低下手段の実施の形態の一例である。
電力遮断器204としてはパワーリレー(power
relay)が構造が簡単でかつ動作が確実な点で好ま
しい。なお、パワーリレー204の代わりに同等な機能
を持つ半導体素子を用いて良い。
【0054】サーモスタットとパワーリレーを用いた給
電遮断回路の一例を図7に示す。同図に示すように、パ
ワーリレー204は、温度が上限を越えない間は、サー
モスタット202の閉じた接点を通じて電源206から
供給される励磁電流によりオンとなって、商用交流電源
176の電力を負荷に供給している。温度が上限を越え
るとサーモスタット202の接点が開放されて励磁電流
が無くなり、パワーリレー204の接点が開いて付加へ
の電力供給が遮断される。
【0055】サーモスタット202を複数個用いそれら
を静磁場発生部2の複数箇所に配置したときは、それら
全てを直列に接続することにより、一箇所でも温度が上
限を越えたとき給電を遮断することができる。なお、サ
ーモスタットの代わりに温度フューズ(fuse)を用
いるようにしても良い。
【0056】静磁場発生部2の設置環境の上下の温度差
を小さくするために、静磁場発生部2を設置する床面に
温度調節された発熱マット(mat)を敷くようにして
も良い。そのようにした例を図8に示す。同図に示すよ
うに、床面300と静磁場発生部2の間に発熱マット3
02を敷き、その温度を温度コントローラ304で調節
する。このようにすることにより、例えばモービル型の
磁気共鳴撮像装置の静磁場発生部を厳冬期等にも安定に
動作させることができる。発熱マット302は、本発明
における温度安定化手段の実施の形態の一例である。な
お、静磁場発生部を床面設置ではなく壁面や天井に取り
付ける場合は、発熱マット302をそれら取り付け面と
の間に設ける。
【0057】以上は静磁場発生部2の温度を周囲温度よ
り高く維持する例であるが、静磁場発生部2の温度は周
囲温度より高く維持しなければならないものではなく、
周囲温度より低く維持するようにしても良いのはもちろ
んである。その場合は、静磁場発生部2に熱量を作用さ
せるものとして、負の熱量を発生するものすなわち冷却
器を用いる。冷却器も本発明における熱量発生手段の実
施の形態の一例である。そして、この冷却器について上
記の温度制御を行うことにより同じ効果を得ることがで
きる。ただし、サーモスタットで過大な温度上昇を検出
したときは、熱量発生手段(冷却器)の遮断ではなく、
緊急用の冷却器を作動させることになる。
【0058】本装置の動作を説明する。被検体8を撮像
テーブル10に搭載して受信コイル部120を取り付
け、静磁場発生部2の内部空間に搬入して撮像を開始す
る。撮像は制御部30による制御の下で遂行される。磁
気共鳴撮像の具体例の1つとして、スピンエコー(sp
in echo)法による撮像を行う場合について説明
する。スピンエコー法には、例えば図9に示すようなパ
ルスシーケンス(pulse sequence)が利
用される。
【0059】図9は、1ビュー(view)分の磁気共
鳴信号(スピンエコー信号)を収集するときのパルスシ
ーケンスの模式図である。このようなパルスシーケンス
が例えば256回繰り返されて、256ビューのスピン
エコー信号が収集される。
【0060】このパルスシーケンスの実行とスピンエコ
ー信号の収集は制御部30によって制御される。なお、
スピンエコー法に限らず、例えばグラディエントエコー
(gradient echo)法等、他の各種の技法
で磁気共鳴撮像を行って良いのはいうまでもない。
【0061】図9の(6)に示すように、パルスシーケ
ンスは時間軸に沿って(a)〜(d)の4つの期間に分
けられる。先ず、期間(a)において、(1)に示すよ
うに90°パルスP90によってRF励起が行われる。
RF励起は送信部18によって駆動される送信コイル部
6,6’によって行われる。
【0062】このとき、(2)に示すようにスライス勾
配磁場Gsが印加される。スライス勾配磁場Gsの印加
は、勾配駆動部16によって駆動される勾配コイル部
4,4’により行われる。これによって、被検体8の体
内の所定のスライスのスピンが励起(選択励起)され
る。
【0063】次に、期間(b)において、(3)に示す
ように位相エンコード勾配磁場Gpが印加される。位相
エンコード勾配磁場Gpの印加も勾配駆動部16によっ
て駆動される勾配コイル部4,4’により行われる。こ
れによってスピンの位相エンコードが行われる。
【0064】位相エンコード期間中に、(2)に示すよ
うにスライス勾配磁場Gsによってスピンのリフェーズ
(rephase)が行われる。また、(4)に示すよ
うに読み出し勾配磁場Grが印加され、スピンのディフ
ェーズ(dephase)が行われる。読み出し勾配磁
場Grの印加も勾配駆動部16によって駆動される勾配
コイル部4,4’により行われる。
【0065】次に、期間(c)において、(1)に示す
ように180°パルスP180が印加され、これによっ
てスピンの反転が行われる。スピンの反転は、送信部1
8でRF駆動される送信コイル部6,6’によって行わ
れる。
【0066】次に、期間(d)において、(4)に示す
ように読み出し勾配磁場Grが印加される。これによっ
て、(5)に示すように、スピンエコー信号MRが被検
体8から発生する。スピンエコー信号MRは、受信コイ
ル部120によって受信される。
【0067】受信信号は受信部20およびアナログ・デ
ィジタル変換部22を経てコンピュータ24に入力され
る。コンピュータ24は入力信号を測定データとしてメ
モリに記憶する。これによって、メモリに1ビュー分の
スピンエコーデータが収集される。
【0068】以上の動作が、所定の周期で例えば256
回繰り返される。動作の繰り返しのたびに位相エンコー
ド勾配磁場Gpが変更され、毎回異なる位相エンコード
が行われる。このことを図9の(3)の波形に付した複
数の破線で表す。
【0069】コンピュータ24は、メモリに収集した全
ビューのスピンエコーデータに基づいて画像再構成を行
い画像を生成する。静磁場発生部2が前述のように温度
制御されることにより、静磁場の安定性が良くまた温度
制御に伴うノイズ等の発生も少ないので、生成された画
像は高品質のものとなる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、設置空間の温度分布に影響されない磁場安定化方
法、磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置を実現するこ
とができる。また、制御系の安定性が良い磁場安定化方
法、磁場発生装置および磁気共鳴撮像装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】図1に示した装置における静磁場発生部の模式
的構成を示す図である。
【図3】図1に示した装置における静磁場発生部の模式
的構成を示す図である。
【図4】図2に示した静磁場発生部の温度制御系のブロ
ック図である。
【図5】図4に示した発熱体の発熱パターンを示す図で
ある。
【図6】図2に示した静磁場発生部の温度制御系のブロ
ック図である。
【図7】図6に示した温度上限センサと電力遮断器の接
続関係を示す電気回路図である。
【図8】図1に示した装置における静磁場発生部の模式
的構成を示す図である。
【図9】図1に示した装置が実行するパルスシーケンス
の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
2 静磁場発生部 4,4’ 勾配コイル部 6,6’ 送信コイル部 8 被検体 10 撮像テーブル 120 受信コイル部 16 勾配駆動部 18 送信部 20 受信部 22 アナログ・ディジタル変換部 24 コンピュータ 30 制御部 32 表示部 34 操作部 102,104 水平ヨーク 106,108 垂直ヨーク 112.116 永久磁石 122,124 電気ヒータ 154,158 温度センサ 172,174 温度制御回路 176 商用交流電源 182,184,192,194 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 英明 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 井上 勇二 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 比嘉 良史 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 辻井 良彰 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AA01 AB18 AB32 AD02 AD08 AD22 CA05 CA16 CA18 CA56

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を隔てて互いに対向する1対の永久
    磁石とこれら永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと
    を有する磁場発生装置の磁場を安定化するに当たり、 前記ヨークの複数箇所の温度を検出し、 前記検出した複数箇所の温度に基づき前記複数箇所に作
    用させる熱量をそれぞれ制御して前記複数箇所の温度を
    それぞれ安定化する、ことを特徴とする磁場安定化方
    法。
  2. 【請求項2】 空間を隔てて互いに対向する1対の永久
    磁石とこれら永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと
    を有する磁場発生装置につき、 前記ヨークの温度を検出し、 前記検出した温度に基づき前記ヨークに作用させる熱量
    を制御して磁場を安定化するに当たり、前記ヨークに作
    用させる熱量を複数の熱量発生源が発生する熱量の組み
    合わせによって得る、ことを特徴とする磁場安定化方
    法。
  3. 【請求項3】 空間を隔てて互いに対向する1対の永久
    磁石と、 前記永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと、 前記ヨークの複数箇所の温度を検出する複数の温度検出
    手段と、 前記複数箇所に作用させる熱量をそれぞれ発生する複数
    の熱量発生手段と、 前記検出した複数箇所の温度に基づき前記複数の熱量発
    生手段をそれぞれ制御して前記複数箇所の温度をそれぞ
    れ安定化する複数の温度調節手段と、を具備することを
    特徴とする磁場発生装置。
  4. 【請求項4】 空間を隔てて互いに対向する1対の永久
    磁石と、 前記永久磁石用の磁気回路を構成するヨークと、 前記ヨークの温度を検出する温度検出手段と、 前記ヨークに作用させる熱量を発生する熱量発生手段
    と、 前記検出した温度に基づき前記熱量発生手段を制御して
    前記ヨークの温度を安定化する温度調節手段と、を有す
    る磁場発生装置であって、 前記熱量発生手段は複数の熱量発生源を備え、 前記温度調節手段は前記複数の熱量発生源の熱量の組み
    合わせをも制御する、ことを特徴とする磁場発生装置。
  5. 【請求項5】 前記熱量発生手段は商用周波数の交流電
    力に基づいて熱量を発生する、ことを特徴とする請求項
    3または請求項4に記載の磁場発生装置。
  6. 【請求項6】 前記ヨークの温度が予め定めた限度を超
    えたことを検出する温度超過検出手段と、 前記温度超過検出手段の出力信号に基づいて前記ヨーク
    の温度を下げる温度低下手段と、を具備することを特徴
    とする請求項3ないし請求項5のうちのいずれか1つに
    記載の磁場発生装置。
  7. 【請求項7】 設置面との接触部の温度を安定化する温
    度安定化手段、を具備することを特徴とする請求項3な
    いし請求項6のうちのいずれか1つに記載の磁場発生装
    置。
  8. 【請求項8】 被検体を収容した空間に静磁場を形成す
    る静磁場形成手段と、 前記空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、 前記空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段
    と、 前記空間から磁気共鳴信号を測定する測定手段と、 前記測定手段が測定した前記磁気共鳴信号に基づいて画
    像を生成する画像生成手段と、を有する磁気共鳴撮像装
    置であって、 前記静磁場形成手段として請求項3ないし請求項7のう
    ちのいずれか1つに記載の磁場発生装置を用いる、こと
    を特徴とする磁気共鳴撮像装置。
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