JPH0497740A - 磁界発生装置 - Google Patents

磁界発生装置

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Publication number
JPH0497740A
JPH0497740A JP2215322A JP21532290A JPH0497740A JP H0497740 A JPH0497740 A JP H0497740A JP 2215322 A JP2215322 A JP 2215322A JP 21532290 A JP21532290 A JP 21532290A JP H0497740 A JPH0497740 A JP H0497740A
Authority
JP
Japan
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temperature
magnetic field
heaters
magnet
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP2215322A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsukimi Yamaguchi
山口 潤仁
Tadashi Oishi
匡 大石
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Siemens KK
Original Assignee
Siemens Asahi Medical Technologies Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Siemens Asahi Medical Technologies Ltd filed Critical Siemens Asahi Medical Technologies Ltd
Priority to JP2215322A priority Critical patent/JPH0497740A/ja
Publication of JPH0497740A publication Critical patent/JPH0497740A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は、例えば核磁気共鳴画像形成装置(MRI)
に用いられる磁界発生装置に関する。
〔従来の技術〕
核磁気共鳴画像形成装置(MRI)は、静磁界中に置か
れたスピン及び磁気モーメントを持つ原子核が特定の周
波数の電磁波のみを共鳴的に吸収放出する核磁気共鳴(
NMR)を用いて人体等の断層画像を表示する装置であ
る。核磁気共鳴は下記に示す角周波数ω。で共鳴する。
ω。=rH。
ここでTは原子核の種類に固をの磁気回転比であり、H
,は磁場強度である。核磁気共鳴画像形成装置は均一な
静磁場発生装置と、その内部に設置される傾斜磁場発生
装置とによる磁界中で、高周波コイルからの電磁波を被
検体に照射し、特定の原子核を上記角周波数で共振させ
、放出されるMN波から例えばフーリエ変換等で画像に
変換して表示する。
MRIは静磁場強度H0がそのまま画像情報に影響する
ため、ppmオーダーの均一性が要求されている。また
、磁界発生装置は超伝導コイルを用いたもの、常伝導コ
イルを用いたもの、永久磁石を用いたものが知られてお
り、このうち永久磁石型は磁界発生のための電力が不要
であり、運転経費が安く、設置スペースが小さくて良い
などの利点を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に永久磁石は温度係数を有し、磁界発生装置の設置
環境によって永久磁石の温度が変化する。
この磁石温度の変化は磁石から発生する磁界の変動をも
たらす。例えば、フェライト磁石は温度係数が−0,1
8%であり、温度が0.3°C変化すると磁界強度は5
40ppm変化してしまう。一方、室内では対流により
室内上部の方が温度が高くなりやすく、また磁界発生装
置内に設置され、傾斜磁場等を発生させるコイル等は電
流により発熱する。
このため局所的な温度変動が生じていた。上述したよう
にMRIに用いられる磁界発生装置には極めて均一で広
い磁界空間と、時間的な安定性が要求されている。とこ
ろが永久磁石を使用した磁界発生装置においては磁石温
度の変動は磁界の変動を引起し、磁界が不安定になる。
その上、磁石全体が等しく温度変動するのではなく、磁
石の部分によって温度変動が異なる場合は磁界の均一性
を悪化させる。従って、磁石温度の変動を抑えるのみな
らず、磁界発生装置の部分による温度の均一性が所望さ
れるわけである。
永久磁石の温度変動を低減する試みは種々成されており
、例えば、特開昭63−258002号公報には磁石を
直接断熱部材で覆うことが記載されている。
しかし、同公報に示されるように磁石を断熱部材で覆っ
ただけでは磁石の温度変動速度を緩やかにすることが出
来るとしても、装置が設置されている室内の温度変化の
影響を根本的に免れない。
特開昭63−43649号公報には磁石を断熱部材で覆
って断熱部を形成し、この断熱部を介して加熱して温度
変動をなくすことが記載されている。このタイプは空気
を介して磁石を加熱するために磁石の温度変化に対する
応答が遅く、制御に困難を生ずる。さらに、磁石とヒー
ターの間の空気に対流が住じるため磁界の局所的な温度
差が生じ、均一性を悪化させることにつながっていた。
また、空気の対流をなくすく工夫をしたとしても磁界発
生装置全体の温度を一点で調整しようとしているため、
例えば、前述のような上下の温度差やコイルによる発熱
による温度差は補正することができなかった。
この発明は、以上の点み鑑み、安定で均一な磁界空間を
得るため磁石温度を一定且つ均一に保持できる磁界発生
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決する為の手段〕
この発明は、永久磁石を用いた磁界発生装置において、
前記永久磁石の表面に直接または熱伝導部材を介して接
触させて分布設置した複数のヒーターと、前記ヒーター
の設置部の温度を測定する複数の温度センサーと、前記
温度センサーの信号により対応するヒーターを制御する
温度制御部とををすることを特徴とするものである。
〔作 用〕
この発明によればヒーターが永久磁石に直接または熱伝
導部材を介して接触しているので磁石の温度調整に対し
て応答性のよい制御を行なうことが出来る。また、前記
ヒーターの設置部の温度を測定する複数の温度センサー
を設け、温度センサー毎に複数のヒーターをグループに
分けて、それぞれのグループ毎に温度制御部によって制
御することが出来るので磁石や磁石周辺の温度変化が局
所的に異なる場合であっても、磁石の温度の均−性及び
安定性を保つことが出来る。従って、磁界発生装置の発
生する磁界を均一に保持することができる。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して、この発明の詳細な説明する。
第1図及び第2圀はこの発明による磁界発生装置の一実
施例を示す正面図及び側面図である。この実施例におい
ては、8個の永久磁石ブロック1をリング状に配置して
リング状磁石2を構成している。各永久磁石ブロック1
はフェライト系の磁石が用いられ、台形柱状をしており
、複数個の永久磁石ブロック1を環状に配置形成するこ
とができる。リング状磁石2が複数個用いられる場合に
は、複数のリング状磁石がリング軸線に沿って配置され
る。この実施例ではリング数は3である。
永久磁石ブロック1間にはそれぞれスペーサ3が設けら
れ、永久磁石ブロック1はスペーサ3を介して隣接する
永久磁石ブロック1と接合されている。スペーサ3は非
磁性体の例えばアルミニウム等が使用でき、近接する永
久磁石ブロック1とは例えばエボキン系の接着剤で接着
されている。
永久磁石ブロック1の外周には例えばアルミニウム板の
ような非磁性体の保護部材4が貼り付けられる。この保
護部材4は各永久磁石ブロック1の表面保護の役目を果
たす。
リング状磁石の表面にはこの例では保護部材4を介して
ヒーター5が貼り付けられる。図ではヒーター5は磁石
の周面や、端面や、異なるリングに応して5a、5b、
5cとして示している。ヒーター5は保護部材4に接す
る面積が大きくなるように平面状のものがよく、保護部
材4に両面粘着テープ等によって貼り付けられる。保護
部材4を設けない場合にはヒーター5を永久磁石ブロッ
ク1に直接貼り付けてもよい。ヒーター5が直接または
アルミニウム板のように熱の伝導性の良い熱伝導部材を
介して接触させるので熱伝導するときに生ずる遅延時間
が短くなり、ヒーター5の温度と永久磁石ブロック1の
温度との差がなくなり、ヒーター5の温度を測定して調
整するだけで精度よく永久磁石ブロック1の温度調整が
可能となる。
ヒーター5の外側は断熱材6で覆われている。
リング状磁石の内壁にもヒーター5dが貼り付けられて
いる。一部のヒーター5には温度センサー7が取りつけ
られている。例えば、リング状磁石2の側面、正面上部
、正面下部、内面等必要に応。
して設置すればよい。温度センサー7はサーミスタまた
は白金測温抵抗体等か用いられ、1枚または複数枚のヒ
ーターの制御に使用される。リング状磁石2内に傾斜磁
場発生コイル8か同軸心的に配されている。
第3図・はヒーター5を制御する電気回路を示す図であ
る。各ヒーター5にはブレーカ18、サーキットプロテ
クタ16及びSSR(ソリッドステイトリレー)15を
順次介してAClooVが供給されている。ヒーター5
の温度は温度センサー7によって検知され温度調整器1
4に入力される。
温度調整器14は測定された温度と設定温度との差から
5SR15を制御してヒーター5に流れる電流をオン・
オフし、温度を一定に保つ。即ち、ヒーター5は良熱伝
導部材に直接接触しており、永久磁石ブロンク1は相当
の容量を存しているためにヒーター5のオン・オフで0
.1度幅の温度制御が可能である。ヒーター5に流れる
電流をオン・オフ制御するかわりに、ヒーター5に流れ
る電流値を制御してもよい。ブレーカ18は回路に過電
流が流れるのを保護する。また、温度調整器14がヒー
タ5の過熱や温度センサー7の異常を検知した場合、サ
ーキットプロテクタ16を開いて、サーキットプロテク
タ16より下流の装置をすべてシャットダウンし、安全
性を高めるようにしている。
ヒーター5は複数のグループに分けられそれぞれ、グル
ープごとに独立に制御される。第3図ではA、B・・・
Fの6グループに分割した例である。ヒーターのグルー
プ分けはリング状磁石の温度環境の差によって決定され
る。例えばリング状磁石2の内側と外側では、傾斜磁場
発生コイル8の通電時の発熱を考慮して別のグループに
することが望ましい。また、リング状磁石2の上部と下
部とでは対流の影響や床への放熱を考慮して別のグルー
プにすることが望ましい。その他にもリング状磁石2の
前後左右についても別のグループにすればさらに細かく
温度の調整を行なうことが出来る。
第4図及び第5Vはヒーター5の構成の一例を示す図で
ある。発熱素子9を絶縁部10でサンドイッチした構成
をしており、発熱素子9の両側には電極8が設けられて
いる。それぞれの電極8にはリード線13が接続され、
その各結線部は端子がモールド樹脂12で保護されてい
る。
以上のような構成により、磁石の温度を装置の設置環境
や熱対流の影響を受けることなく、均一に調整すること
ができる。従って、磁界の均−性及び安定性を向上させ
ることができる。
上述では複数の永久磁石ブロックを環状に配置したリン
グ状磁石に用いた磁界発生装置にこの発明を適用したが
、ヨーク型の磁界発生装置に用いることも出来る。この
場合、ヒーターは永久磁石に直接接触して設置するか、
またはヨークに直接接触して設置する。すなわち、ヨー
クが熱伝導部材となり永久磁石に熱を伝導することが出
来るのである。温度センサーはヒーター、ヨーク、永久
磁石等ヒーターが設置された部分の温度を測定するよう
に、磁界発生装置の複数の位置に設置される。例えば磁
界発生装置の上部・下部・内部・外部等に設置され、そ
れぞれについて温度制御するようにすればよい。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、磁石の温度変化
に対して、応答性よく制御できるので磁界発生装置が発
生する磁界を極めて安定に保つことが出来る。さらに磁
石の外部環境の様々な温度変化、特に局所的な温度変化
が生じたときでも磁石の温度を一定に保持することがで
きるので、磁界を均一性良くまた安定性良く保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による磁界発生装置の実施例を示す正
面図、第2回は第1図の側面図、第3図はヒーター制御
のための電気回路の例を示す図、第4図はヒーターの一
例を示す図、第5図はそのAA断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)永久磁石を用いた磁界発生装置において、前記永
    久磁石の表面に直接または熱伝導部材を介して接触させ
    て設置した複数のヒーターと、前記ヒーターの設置部の
    温度を測定する複数の温度センサーと、 前記温度センサーの信号により対応するヒーターを制御
    する温度制御部とを有することを特徴とする磁界発生装
    置。
JP2215322A 1990-08-15 1990-08-15 磁界発生装置 Pending JPH0497740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2215322A JPH0497740A (ja) 1990-08-15 1990-08-15 磁界発生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2215322A JPH0497740A (ja) 1990-08-15 1990-08-15 磁界発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0497740A true JPH0497740A (ja) 1992-03-30

Family

ID=16670388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2215322A Pending JPH0497740A (ja) 1990-08-15 1990-08-15 磁界発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0497740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999065392A1 (fr) * 1998-06-19 1999-12-23 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Generateur de champ magnetique mri
JP2008086613A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999065392A1 (fr) * 1998-06-19 1999-12-23 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Generateur de champ magnetique mri
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