JP2011217913A - 温度制御方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石による安定で均一な静磁場を得ることができる、永久磁石を有する装置の温度制御方法及び装置を提供する。
【解決手段】永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、永久磁石のN極又はS極の温度を測定する磁石温度測定手段と、永久磁石のN極を加熱するN極加熱手段と、永久磁石のS極を加熱するS極加熱手段と、磁石温度測定手段により測定された温度が、永久磁石に対する設定温度となるように、N極加熱手段及びS極加熱手段による加熱を制御する温度制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石を有する装置の温度制御方法及び装置であって、特に、永久磁石を装備した磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置の温度を制御する方法及び装置に関する。
近年、静磁場発生装置として永久磁石を用いた超小型MRI装置が注目されている。磁石としては超伝導電磁石を用いたMRI装置もあるが、超伝導電磁石は冷却のために高価な冷剤(液体ヘリウムと液体窒素)と大掛かりな付帯設備を必要とする。これに対し、永久磁石を用いたMRI装置は、冷却のための冷材と大がかりな付帯設備が不要であり、磁石稼働のために大きなエネルギーを必要としないという利点がある。
永久磁石は温度の変動に伴って靜磁場強度が大きく変動するので、安定で均一な静磁場を得るために様々な技術が開発されている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
国際特許公開WO99/65392号公報 特開2000−30937号公報 特開2003−24296号公報
しかしながら、従来の永久磁石は温度変動し易く、それに伴って靜磁場の強さの変動も大きいために、MRI装置による精密測定に必要とされる均一な静磁場を得ることが困難であった。
本発明の目的は、永久磁石による安定で均一な静磁場を得ることができる、永久磁石を有する装置の温度制御方法及び装置を提供することにある。
本発明の一態様による温度制御装置は、永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、前記永久磁石のN極又はS極の温度を測定する磁石温度測定手段と、前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段と、前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段と、前記磁石温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する設定温度となるように、前記N極加熱手段及び前記S極加熱手段による加熱を制御する温度制御部とを有することを特徴とする。
上述した温度制御装置において、前記磁石温度測定手段は、複数の温度測定手段と、前記複数の温度測定手段により測定された複数の温度を統合する温度統合手段とを有し、前記温度統御手段により統合された温度を測定温度とするようにしてもよい。
本発明の一態様による温度制御装置は、永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、前記永久磁石の温度を測定する第1温度測定手段と、前記永久磁石を加熱する第1加熱手段と、前記永久磁石を支持する支持部の温度を測定する第2温度測定手段と、前記支持部を加熱する第2加熱手段と、前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御する第1温度制御手段と、前記第2温度測定手段により測定された温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御する第2温度制御手段とを有する温度制御部とを有することを特徴とする。
上述した温度制御装置において、前記永久磁石及び前記支持部の周囲の構造物の温度を測定する第3温度測定手段と、前記周囲の構造物を加熱する第3加熱手段を更に有し、前記温度制御部は、前記第3温度測定手段により測定された温度が、前記第2設定温度よりも低い第3設定温度となるように、前記第3加熱手段による加熱を制御する第3温度制御手段を更に有するようにしてもよい。
上述した温度制御装置において、前記永久磁石を有する装置が載置された部屋の温度を調節する空調装置の設定温度を、前記第2設定温度又は前記第3設定温度よりも低くするようにしてもよい。
上述した温度制御装置において、前記第1温度測定手段は、前記永久磁石のN極又はS極の温度を測定し、前記第1加熱手段は、前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段と、前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段とを有し、前記温度制御部の前記第1温度制御手段は、前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する前記第1設定温度となるように、前記N極加熱手段及び前記S極加熱手段による加熱を制御するようにしてもよい。
本発明の一態様による温度制御装置は、永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、前記永久磁石を有する装置の温度を測定する第1温度測定手段と、前記第1温度測定手段により測定された温度に基づいて、擬似的に、前記永久磁石の擬似測定温度と前記支持部の擬似測定温度を生成する擬似測定温度生成手段と、前記永久磁石を加熱する第1加熱手段と、前記支持部を加熱する第2加熱手段と、前記永久磁石の擬似測定温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御する第1温度制御手段と、前記支持部の擬似測定温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御する第2温度制御手段とを有する温度制御部とを有することを特徴とする。
本発明の一態様による温度制御方法は、永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、前記永久磁石のN極又はS極の温度を磁石温度測定手段により測定し、前記磁石温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する設定温度となるように、前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段、及び、前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段とによる加熱を制御することを特徴とする。
本発明の一態様による温度制御方法は、永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、前記永久磁石の温度を第1温度測定手段により測定し、前記永久磁石を支持する支持部の温度を第2温度測定手段により測定し、前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記永久磁石を加熱する第1加熱手段による加熱を制御し、前記第2温度測定手段により測定された温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記支持部を加熱する第2加熱手段による加熱を制御することを特徴とする。
本発明の一態様による温度制御方法は、永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、前記永久磁石を有する装置の温度を第1温度測定手段により測定し、前記第1温度測定手段により測定された温度に基づいて、擬似的に、前記永久磁石の擬似測定温度と前記支持部の擬似測定温度を生成し、前記永久磁石の擬似測定温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御し、前記支持部の擬似測定温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御することを特徴とする。
以上の通り、本発明によれば、永久磁石のN極又はS極の温度を磁石温度測定手段により測定し、磁石温度測定手段により測定された温度が、永久磁石に対する設定温度となるように、永久磁石のN極を加熱するN極加熱手段、及び、永久磁石のS極を加熱するS極加熱手段とによる加熱を制御するようにしたので、永久磁石による安定で均一な静磁場を得ることができる。
本発明の第1実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を示す図である。 本発明の第2実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を示す図である。 本発明の第3実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を示す図である。 本発明の第3実施形態における温度制御の原理についての説明図である。 本発明の第4実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を示す図である。 本発明の第5実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を示す図である。 本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第1具体例を示す図である。 本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第2具体例を示す図である。 本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第3具体例を示す図である。 本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第4具体例を示す図である。
[温度制御装置]
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置について図1乃至図6を用いて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を図1に示す。
本実施形態では、永久磁石の温度を測定する測温センサー10が1個設けられている。1個の測温センサー10は、例えば、永久磁石のN極又はS極の近傍に設ける。測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14は、PID制御により温度制御するためのコンピュータである。PはProportional(比例)、IはIntegral(積分)、DはDerivative(微分)を意味する。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
本実施形態では、永久磁石のN極を加熱するためのN極ヒーター20と、S極を加熱するためのS極ヒーター22とが設けられている。N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン14では、パルス長および頻度による出力制御をおこなうパルス制御信号をソリッドステートリレー(SSR)24に対して出力する。例えば、測温センサー10による測定温度を、予め設定された永久磁石の設定温度と比較し、測定温度が設定温度よりも低ければオン信号をパルス的に出力し、測定温度が設定温度よりも高ければオン信号を出力しない。このオン信号のパルスの長さおよび頻度をマイコンによって制御して、より精細な温度コントロールを行える。たとえば、目標設定温度に測定温度が近付くにつれてONパルスの印加時間および頻度を短くする比例動作、測定温度にとどまっている時間を加味してパルス印加時間を変化させる積分動作、および急な加熱による温度上昇を抑制する微分動作のような、PID制御をする。もしくはPI制御のみでもよい。しかしながら、ハンチングを起こさないように、PID値は適切な値を選択する必要がある。
なお、PID制御又はPI制御に代えて、通常のオンオフスイッチを用いたオンオフ制御により温度制御を行ってもよい。
本実施形態は、永久磁石のN極又はS極の近傍に設けたひとつの測温センサー10からの測温信号に基づいて、永久磁石のN極を加熱するN極ヒーター20と、S極を加熱するS極ヒーター22を共に制御している点に特徴がある。
従来、永久磁石の温度を精密に制御しようとすれば、永久磁石のN極とS極にそれぞれ測温センサーを設け、N極の測温センサーからの測温信号に基づいて、永久磁石のN極を加熱するN極ヒーター20を制御し、S極の測温センサーからの測温信号に基づいて、永久磁石のS極を加熱するS極ヒーター22を制御し、それにより、永久磁石のN極とS極が同じ設定温度になるように制御していた。
しかしながら、永久磁石のN極とS極の温度を、安定的に同じ設定温度となるように厳密に制御することは極めて困難であり、安定して均一な静磁場を得ることは困難であった。つまり、永久磁石の温度制御に必要とされる計測精度がそもそも、測温体の計測精度よりも1桁ないし2桁高いのにもかかわらず、複数の測温体さらには複数の温度制御ヒーターが独立に用いられ、それらの計測誤差と制御誤差が重畳された温度調整が永久磁石に対して行われていた。
本願発明者は、鋭意研究の結果、安定して均一な静磁場を得るためには、上述のように計測誤差を含んだ状態で、永久磁石のN極とS極を同じ設定温度にすることが重要なのではなく、N極とS極を同様に温度制御することが重要であるという発想に至った。仮に永久磁石のN極とS極に微小な温度差があったとしても、N極とS極を同じように温度制御することにより温度差を固定化して、安定で均一な静磁場空間を実現することができる。
永久磁石のN極とS極は、永久磁石自体の構造や、永久磁石の設置状況、永久磁石周囲の構造等の複合的要因により、全く同じ吸熱及び放熱環境とすることができないだけでなく、N極とS極を別々の制御信号でヒーティングする場合にはどうしても不安定な温度差が生じてしまう。このため、精密な温度制御を行ったとしても、N極とS極が、核磁気共鳴画像法(MRI)等で要求されている高水準では安定して同一の設定温度とはならない。
本願発明者は、永久磁石のN極とS極の微小な温度差は、上述した複合的要因により生じる不可避なものとして受け入れ、それよりも、ひとつの測温センサーからの測温信号に基づいて、N極とS極の対称位置を単一の制御信号で温度制御するようにした。その結果、従来に比べて、飛躍的に安定して均一な静磁場を得ることができた。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を図2に示す。
本実施形態では、永久磁石の温度を測定する2個の測温センサー10、11を設けている。これら2個の測温センサー10、11は、例えば、永久磁石のN極の近傍とS極の近傍にそれぞれ設ける。2個の測温センサー10、11からの測温信号は結合されて、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。その他の構成は、図1に示す第1実施形態と同様である。
本実施形態は、永久磁石のN極とS極の近傍に設けた2個の測温センサー10、11からの測温信号を結合したひとつの測温信号に基づいて、永久磁石のN極を加熱するN極ヒーター20と、S極を加熱するS極ヒーター22を共に制御している点に特徴がある。
2個の測温センサー10、11を設けているが、永久磁石のN極を加熱するN極ヒーター20と、S極を加熱するS極ヒーター22を、結合したひとつの測温信号に基づいて、同様に制御している。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を図3に示す。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、永久磁石の温度を測定する1個の測温センサー10が設けられている。1個の測温センサー10は、例えば、永久磁石のN極又はS極の近傍に設ける。測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、永久磁石のN極を加熱するためのN極ヒーター20と、S極を加熱するためのS極ヒーター22とが設けられている。N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
本実施形態では、更に、永久磁石の外部にある外部構造の温度を測定する測温センサー30が設けられている。測温センサー30は、例えば、永久磁石を支持する支持部の近傍に設ける。測温センサー30からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター32を介して、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
本実施形態では、永久磁石の外部にある外部構造、例えば、永久磁石の支持部を加熱するための外部ヒーター40が設けられている。外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン34には、設定パラメータ演算回路33が設けられている。設定パラメータ演算回路33は、PID温調用マイコン14からの信号に基づいて、外部構造の設定温度を定める設定温度信号を出力する。PID温調用マイコン34は、測温センサー30からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー44に対する制御信号を出力する。
外部構造の設定温度は、永久磁石の設定温度と外気温との間の温度帯で設定を行う。永久磁石と外気温の温度差をDg℃とすると、例えば、永久磁石の設定温度に対して、0.1〜Dg℃の範囲で低く設定することが望ましい。これにより、永久磁石が直接に外気に曝されることを防ぐようにする。さらに、永久磁石の設定温度に対して、0.1〜0.5×Dg℃の範囲で低く設定することが更に望ましい。
次に、設定パラメータ演算回路33の具体的動作について説明する。
PID温調用マイコン14は測温センサー10の温度情報PVだけでなく、SSR24に対して出力している制御信号の稼働率情報MVを保持しており、これらが設定パラメータ演算回路33に入力される。設定パラメータ演算回路33は、これらの情報を総合的に判断して、PID温調用マイコン34の設定温度を適宜決定する。
例えば、測温センサー10による計測のPID温調用マイコン14の現在温度PVが設定値に到達していない場合、もしくは、PID温調用マイコン14の稼働率MVが100%に到達してしまっている場合に、PID温調用マイコン34の設定温度を適切に上げることにより、N極ヒーター20及びS極ヒーター22の周辺温度を上げ、N極ヒーター20及びS極ヒーター22の能力を補うことができる。この結果、PID温調用マイコン14は、目標の温度設定を達成することができる。もちろん、PID温調用マイコン34の設定温度は、PID温調用マイコン14の情報に応じて低めな温度設定を行うことが安全性や省エネルギーの観点からも望ましい。
本実施形態における温度制御の原理について図4を用いて説明する。
永久磁石の磁気回路の上下部分、内外面、左右磁極などの各部位にはヒーターによる恒温制御時から定常的な温度差が存在している。ヒーターオフ後の熱の流出は、磁気回路全体の均一性が取れた形で進行したので、外気温の著しい変動にもかかわらず、また、磁気回路の温度の比較的速い降下にもかかわらず、磁気回路各部での温度の差は保持されたたまま、熱は主に磁気回路下部より外部に放出される。これは、熱の流出速度より、磁気回路内熱平衡の達成の方が速い状態にあり、金属内の熱伝達が、金属表面から空中への熱放出を上回っていることを示す。
従来の方式では、一般的には部屋下部の温度が低く、例えば、部屋の床付近が2〜3℃低い場合、図4(a)に示すように、永久磁石のヨークに装備されたヒーターの熱は下方への流れが強い。よって、磁極内には上下の温度傾斜が出来、静磁場の均一性が保てなくなる。また、これに対して、従来の個別の独立したセンサーとヒーターにより磁石全体の温度を均一化する場合では、熱の出口と流れの方向が定まらず、磁石内部に安定しない温度分布が生じるため,静磁場の均一性が揺らぐことになる。
これに対し、本発明の方式では、図4(b)に示すように、磁気回路全体を対照的かつ複合的に制御し、下方へ向かう熱伝達を適度に抑制して磁極の上下方向における温度差を排除しないで低減して、軽微な温度傾斜を能動的に制御することによって、靜磁場の高い均一性を長時間維持することができる。
なお、図4(b)に示された下方へ向かっている熱の流れを完全に停めてしまうと、熱の逃げ場所が無くなり、磁石の内部は予期しない温度分布になってしまう虞がある。微小な温度ムラであったとしても、核磁気共鳴画像法(MRI)等のような高水準な測定では問題となる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を図5に示す。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、永久磁石の温度を測定する1個の測温センサー10が設けられている。1個の測温センサー10は、例えば、永久磁石のN極又はS極の近傍に設ける。測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、永久磁石のN極を加熱するためのN極ヒーター20と、S極を加熱するためのS極ヒーター22とが設けられている。N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、永久磁石の外部にある外部構造の温度を測定する測温センサー30が設けられている。測温センサー30は、例えば、永久磁石を支持する支持部の近傍に設ける。測温センサー30からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター32を介して、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、永久磁石の外部にある外部構造、例えば、永久磁石の支持部を加熱するための外部ヒーター40が設けられている。外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
本実施形態では、更に、永久磁石の外部にある外部構造の更に外部にある外部構造の温度を測定する測温センサー50が設けられている。測温センサー50は、例えば、永久磁石を支持する支持部の台座部の近傍に設ける。測温センサー50からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター52を介して、PID温調用マイコン54に入力される。PID温調用マイコン54には、MC電源56から電源が供給されている。
本実施形態では、更に、永久磁石の外部にある外部構造の更に外部にある外部構造、例えば、永久磁石を支持する支持部の台座部を加熱するための外部ヒーター60が設けられている。外部ヒーター60には、ソリッドステートリレー(SSR)64を介して、ヒーター電源トランス66からの電流が供給される。ソリッドステートリレー64は、PID温調用マイコン54からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン34には、設定パラメータ演算回路33が設けられている。設定パラメータ演算回路33は、PID温調用マイコン14からの信号に基づいて、外部構造及び外部構造の更に外部にある外部構造の設定温度を定める設定温度信号を出力する。PID温調用マイコン34は、測温センサー30からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー44に対する制御信号を出力する。PID温調用マイコン54は、測温センサー50からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー64に対する制御信号を出力する。
外部構造のさらに外部に有る外部構造の設定温度は、外部構造の設定温度と外気温との間の温度帯で設定を行う。つまり、永久磁石の温度Tm>外部構造の温度Ti>外部構造のさらに外部に有る外部構造の温度To>外気温Taの順番となるように、設定を行う。
外部構造の設定温度Tiは、永久磁石温度Tmと外気温度Taの温度差にしたがい、例えば、永久磁石の設定温度Tmに対して、0.1〜(Tm−Ta)℃の範囲で低く設定することが望ましい。さらに、永久磁石の設定温度に対して、0.1〜0.5×(Tm−Ta)℃の範囲で低く設定することが更に望ましい。
外部構造の更に外部にある外部構造の設定温度Toは、外部構造Tiと外気温Taの温度差にしたがい、例えば、外部構造の設定温度Tiに対して、0.1〜(Ti−Ta)℃の範囲で低く設定することが望ましく、これにより、永久磁石が直接に外気に曝されることを防ぐ。さらに、外部構造の設定温度Tiに対して、0.1〜0.5×(Ti−Ta)℃の範囲で低く設定することが更に望ましい。
次に、設定パラメータ演算回路33の具体的動作について説明する。
PID温調用マイコン14は測温センサー10の温度情報PVだけでなく、SSR24に対して出力している制御信号の稼働率情報MVを保持しており、これらが設定パラメータ演算回路33に入力される。設定パラメータ演算回路33は、これらの情報を総合的に判断して、PID温調用マイコン34の設定温度を適宜決定する。
例えば、測温センサー10による計測のPID温調用マイコン14の現在温度PVが設定値に到達していない場合、もしくは、PID温調用マイコン14の稼働率MVが100%に到達してしまっている場合に、PID温調用マイコン34の設定温度を適切に上げることにより、N極ヒーター20及びS極ヒーター22の周辺温度を上げ、N極ヒーター20及びS極ヒーター22の能力を補うことができる。この結果、PID温調用マイコン14は、目標の温度設定を達成することができる。なお、PID温調用マイコン34の設定温度は、PID温調用マイコン14に対して低い温度設定を行うことが安全性や省エネルギーの観点からも望ましい。
なお、図示していないが、永久磁石を有する装置が載置された部屋の温度を調節する空調装置の設定温度を、永久磁石の設定温度、外部構造の設定温度、外部構造の更に外部にある外部構造の設定温度に関連して定めるようにしてもよい。すなわち、永久磁石を有する装置が載置された部屋は、更なる外部構造の更に外部にあるものであるので、これら設定温度に関連して設定する。例えば、永久磁石を有する装置が載置された部屋の温度を調節する空調装置の設定温度を、永久磁石の設定温度、外部構造の設定温度、又は、外部構造の更に外部にある外部構造の設定温度よりも低く設定する。
たとえば、空調装置の設定温度を、外部構造の設定温度に対して、0.1℃〜30℃の範囲で低く設定することが望ましく、0.1℃〜10℃の範囲で低く設定することがさらに望ましい。
一方、外部構造、さらには、外部構造の更に外部にある外部構造の現在の温度と、永久磁石を有する装置の稼働率を監視しながら、室温コントロールに必要な電力を最小化してもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による永久磁石を有する装置の温度制御装置を図6に示す。
本実施形態は、図3に示す第2実施形態と類似の構成であるが、永久磁石を有する装置の温度を測定するために測温センサーはひとつだけとし、その測温センサーの測定温度から温度情報演算器により、永久磁石の測定温度と,その外部構造の測定温度を擬似的に生成するようにしている。
ひとつの測温センサー70は、永久磁石を有する装置の状態を把握するのに適した場所に設けることが望ましい。例えば、測温センサー70は、永久磁石のN極又はS極の近傍、又は、永久磁石の外部にある外部構造、例えば、永久磁石を支持する支持部、又は支持部の台座部の近傍に設ける。
更に、永久磁石を有する装置の周囲の環境を把握するための測温センサー80を別途設ける。例えば、測温センサー80は、永久磁石を有する装置が設置された部屋内、又は、部屋の外部の外気温の測定箇所に設ける。
測温センサー70、80からの測温信号は、それぞれ、雑音を除去するノイズフィルター72、82を介して、温度情報演算器74に入力される。
温度情報演算器74は、温度情報データベース76に蓄積された温度情報に基づいて、永久磁石の測定温度と、永久磁石の外部構造の測定温度を擬似的に生成する。温度情報データベース76には、過去における永久磁石の温度、外部構造の温度、その時の永久磁石による静磁場分布等の情報が蓄積されている。この蓄積されたデータベースに基づき、測温センサー70、80の測定温度から、永久磁石の測定温度と、永久磁石の外部構造の測定温度を擬似的に生成する。温度情報演算器74と温度情報データベース76により、擬似測定温度生成手段を構成している。
温度情報演算器74により擬似的に生成された永久磁石の擬似測定温度は、PID温調マイコン14に出力される。温度情報演算器74により擬似的に生成された外部構造の擬似測定温度は、PID温調マイコン34に出力される。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、永久磁石のN極を加熱するためのN極ヒーター20と、S極を加熱するためのS極ヒーター22とが設けられている。N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、永久磁石の外部にある外部構造、例えば、永久磁石の支持部を加熱するための外部ヒーター40が設けられている。外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
[磁気共鳴イメージング(MRI)装置]
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の具体例について図7乃至図10を用いて説明する。
(第1具体例)
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第1具体例について図7を用いて説明する。
本具体例は、U字型縦置き永久磁石を有する磁気共鳴イメージング装置に、第3実施形態による温度制御装置を適用している。
本具体例の磁気共鳴イメージング装置100は、永久磁石としてU字型縦置き永久磁石110を有している。U字型縦置き永久磁石110は、縦置きのU字型永久磁石のN極112とS極114とが対向している。U字型縦置き永久磁石110は、支持部120により支持されている。
本具体例では、1個の測温センサー10はS極114の近傍に設けられている。N極ヒーター20はU字型永久磁石のN極112を加熱するために設けられ、S極ヒーター22はU字型永久磁石のS極114を加熱するために設けられている。測温センサー30は、U字型縦置き永久磁石110を支持する支持部120に設けられ、外部ヒーター40は支持部120を加熱するために設けられている。
測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
測温センサー30からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター32を介して、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン34には、設定パラメータ演算回路33が設けられている。設定パラメータ演算回路33は、PID温調用マイコン14からの信号に基づいて、外部構造である支持部120の設定温度を定める設定温度信号を出力する。PID温調用マイコン34は、測温センサー30からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー44に対する制御信号を出力する。
本具体例では、例えば、U字型縦置き永久磁石110の設定温度を、室温(25℃)より3℃高い28℃とし、外部構造である支持部120の設定温度を、U字型縦置き永久磁石110の設定温度28℃よりも0.5℃低い、27.5℃とした。なお、一般的な室温空調がある部屋は、室温の上昇が28℃までに抑えることができるので、磁石の設定温度を28℃とした。
これにより、U字型縦置き永久磁石110による安定した均一な静磁場を実現することができた。
(第2具体例)
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第2具体例について図8を用いて説明する。
本具体例は、C字型横置き永久磁石を有する磁気共鳴イメージング装置に、第4実施形態による温度制御装置を適用している。
本具体例の磁気共鳴イメージング装置130は、永久磁石としてC字型横置き永久磁石140を有している。C字型横置き永久磁石140は、横置きのC字型永久磁石のN極142とS極144とが対向している。C字型横置き永久磁石140は、支持部150により支持されている。支持部150には台座部155が設けられている。
本具体例では、1個の測温センサー10はN極142の近傍に設けられている。N極ヒーター20はC字型永久磁石のN極142を加熱するために設けられ、S極ヒーター22はC字型永久磁石のS極144を加熱するために設けられている。
測温センサー30は、C字型横置き永久磁石140を支持する支持部150に設けられ、外部ヒーター40は支持部150を加熱するために設けられている。測温センサー50は、支持部150の台座部155に設けられ、外部ヒーター60は台座部155を加熱するために設けられている。
測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
N極ヒーター20とS極ヒーター22には、共通のソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
測温センサー30からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター32を介して、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
測温センサー50からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター52を介して、PID温調用マイコン54に入力される。PID温調用マイコン54には、MC電源56から電源が供給されている。
外部ヒーター60には、ソリッドステートリレー(SSR)64を介して、ヒーター電源トランス66からの電流が供給される。ソリッドステートリレー64は、PID温調用マイコン54からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン34には、設定パラメータ演算回路33が設けられている。設定パラメータ演算回路33は、PID温調用マイコン14からの信号に基づいて、外部構造である支持部150の設定温度と、台座部155の設定温度を定める設定温度信号を出力する。
PID温調用マイコン34は、測温センサー30からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー44に対する制御信号を出力する。
PID温調用マイコン54は、測温センサー50からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー64に対する制御信号を出力する。
本具体例では、例えば、C字型横置き永久磁石140の設定温度を、28℃とし、外部構造である支持部150の設定温度を、C字型横置き永久磁石140の設定温度28℃よりも0.1〜0.2℃低い、27.8℃〜27.9℃とし、外部構造である台座部155の設定温度を、C字型横置き永久磁石140の設定温度28℃よりも0.3〜0.5℃低い、27.5℃〜27.7℃とした。
なお、N極ヒーター20およびS極ヒーター22によってC字型横置き永久磁石140の上部と下部に流入された熱は、上部からは空気中へ、下部からは支持部150に対して放熱が行われる。本具体例では、上方および下方への放熱のバランスがとれるように、支持部150および台座部155の設定温度を選択した。
これにより、一定の室温(25℃)下で、C字型横置き永久磁石140による安定した均一な静磁場を実現することができた。
(第3具体例)
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第3具体例について図9を用いて説明する。
本具体例は、U字型横置き永久磁石を有する磁気共鳴イメージング装置に、第4実施形態による温度制御装置を適用している。
本具体例の磁気共鳴イメージング装置160は、永久磁石としてU字型横置き永久磁石170を有している。図9に示す台形磁石は上方から見た時にU字型である。U字型横置き永久磁石170は、横置きのU字型永久磁石のN極172とS極(図示せず)とが対向している。U字型横置き永久磁石170は、支持部180により支持されている。支持部180には台座部185が設けられている。
本具体例では、1個の測温センサー10はN極172の近傍に設けられている。N極ヒーター20はU字型永久磁石のN極172を加熱するために設けられ、S極ヒーター22(図示せず)はU字型永久磁石のS極(図示せず)を加熱するために設けられている。
測温センサー30は、U字型横置き永久磁石170を支持する支持部180に設けられ、外部ヒーター40は支持部180を加熱するために設けられている。測温センサー50は、支持部180の台座部185に設けられ、外部ヒーター60は台座部185を加熱するために設けられている。
測温センサー10からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター12を介して、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
N極ヒーター20とS極ヒーター22には、それぞれ、ソリッドステートリレー(SSR)24を介して、ヒーター電源トランス26からの電流が供給される。ソリッドステートリレー24は、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
測温センサー30からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター32を介して、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
測温センサー50からの測温信号は、雑音を除去するノイズフィルター52を介して、PID温調用マイコン54に入力される。PID温調用マイコン54には、MC電源56から電源が供給されている。
外部ヒーター60には、ソリッドステートリレー(SSR)64を介して、ヒーター電源トランス66からの電流が供給される。ソリッドステートリレー64は、PID温調用マイコン54からのパルス制御信号により制御される。
PID温調用マイコン34には、設定パラメータ演算回路33が設けられている。設定パラメータ演算回路33は、PID温調用マイコン14からの信号に基づいて、外部構造である支持部180の設定温度と、台座部185の設定温度を定める設定温度信号を出力する。
PID温調用マイコン34は、測温センサー30からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー44に対する制御信号を出力する。
PID温調用マイコン54は、測温センサー50からの測温信号と、設定パラメータ演算回路33からの設定温度信号に基づいて、ソリッドステートリレー64に対する制御信号を出力する。
本具体例では、例えば、U字型横置き永久磁石170の設定温度を、28℃とし、外部構造である支持部180の設定温度を、C字型横置き永久磁石170の設定温度28℃よりも0.1〜0.2℃低い、27.8〜27.9℃とし、外部構造である台座部185の設定温度を、C字型横置き永久磁石170の設定温度28℃よりも0.3〜0.5℃低い、27.5〜27.7℃とした。
なお、N極ヒーター20およびS極ヒーター22によってU字型横置き永久磁石170に流入された熱は、上部からは空気中へ、下部からは支持部180に対して放熱が行われる。上方および下方への放熱のバランスがとれるように、支持部180および台座部185の設定温度を選択した。
これにより、一定の室温(25℃)下で、U字型横置き永久磁石170による安定した均一な静磁場を実現することができた。
(第4具体例)
本発明による永久磁石を有する装置の温度制御装置を適用した磁気共鳴イメージング装置の第4具体例について図10を用いて説明する。
本具体例は、U字型縦置き永久磁石を有する磁気共鳴イメージング装置に、第5実施形態の変形による温度制御装置を適用している。
本具体例の磁気共鳴イメージング装置100は、永久磁石としてU字型縦置き永久磁石110を有している。U字型縦置き永久磁石110は、縦置きのU字型永久磁石のN極112とS極114とが対向している。U字型縦置き永久磁石110は、支持部120により支持されている。
本具体例では、1個の測温センサー70はS極114の近傍に設けられている。測温センサー70の代わりに、永久磁石110の支持部120の近傍に、1個の測温センサー70′を設けてもよい。
測温センサー70又は70′からの測温信号は、ノイズフィルター72又は72′を介して温度情報演算器74に入力され、測温センサー80からの測温信号は、ノイズフィルター82を介して温度情報演算器74に入力される。温度情報演算器74は、測温センサー70又は70′からの測温信号と、測温センサー80からの測温信号に基づき、温度情報データベース76を参照して、永久磁石110と測定温度と、支持部120の測定温度とを擬似的に生成する。
N極ヒーター20はU字型永久磁石のN極112を加熱するために設けられ、S極ヒーター22はU字型永久磁石のS極114を加熱するために設けられている。外部ヒーター40は支持部120を加熱するために設けられている。
温度情報演算器74からの永久磁石110の擬似測温信号は、PID温調用マイコン14に入力される。PID温調用マイコン14には、MC電源16から電源が供給されている。
N極ヒーター20とS極ヒーター22には、ソリッドステートリレー(SSR)24A、24Bを介して、ヒーター電源トランス26A、26Bからの電流が供給される。ソリッドステートリレー24A、24Bは、PID温調用マイコン14からのパルス制御信号により制御される。
温度情報演算器74からの支持部120の擬似測温信号は、PID温調用マイコン34に入力される。PID温調用マイコン34には、MC電源36から電源が供給されている。
外部ヒーター40には、ソリッドステートリレー(SSR)44を介して、ヒーター電源トランス46からの電流が供給される。ソリッドステートリレー44は、PID温調用マイコン34からのパルス制御信号により制御される。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、永久磁石を有する磁気共鳴イメージング装置に、本発明による温度制御装置を適用したが、他の永久磁石を有する装置、例えば、永久磁石を有する核磁気共鳴スペクトロメーター、電子共鳴スペクトロメーター、電子共鳴イメージング装置、磁石応用機器類、等に適用してもよい。
10、11…測温センサー
12…ノイズフィルター
14…PID温調用マイコン
16…MC電源
20…N極ヒーター
22…S極ヒーター
24、24A、24B…ソリッドステートリレー(SSR)
26、26A、26B…ヒーター電源トランス
30…測温センサー
32…ノイズフィルター
33…設定パラメータ演算回路
34…PID温調用マイコン
36…MC電源
40…外部ヒーター
44…ソリッドステートリレー(SSR)
46…ヒーター電源トランス
50…測温センサー
52…ノイズフィルター
54…PID温調用マイコン
56…MC電源
60…外部ヒーター
64…ソリッドステートリレー(SSR)
66…ヒーター電源トランス
70、70′…測温センサー
72、72′…ノイズフィルター
74…温度情報演算器
76…温度情報データベース
80…測温センサー
82…ノイズフィルター
100…磁気共鳴イメージング装置
110…U字型縦置き永久磁石
112…N極
114…S極
120…支持部
130…磁気共鳴イメージング装置
140…C字型横置き永久磁石
142…N極
144…S極
150…支持部
155…台座部
160…磁気共鳴イメージング装置
170…U字型横置き永久磁石
172…N極
180…支持部
185…台座部

Claims (10)

  1. 永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、
    前記永久磁石のN極又はS極の温度を測定する磁石温度測定手段と、
    前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段と、
    前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段と、
    前記磁石温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する設定温度となるように、前記N極加熱手段及び前記S極加熱手段による加熱を制御する温度制御部と
    を有することを特徴とする温度制御装置。
  2. 請求項1記載の温度制御装置において、
    前記磁石温度測定手段は、複数の温度測定手段と、前記複数の温度測定手段により測定された複数の温度を統合する温度統合手段とを有し、前記温度統御手段により統合された温度を測定温度とする
    ことを特徴とする温度測定装置。
  3. 永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、
    前記永久磁石の温度を測定する第1温度測定手段と、
    前記永久磁石を加熱する第1加熱手段と、
    前記永久磁石を支持する支持部の温度を測定する第2温度測定手段と、
    前記支持部を加熱する第2加熱手段と、
    前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御する第1温度制御手段と、前記第2温度測定手段により測定された温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御する第2温度制御手段とを有する温度制御部と
    を有することを特徴とする温度制御装置。
  4. 請求項3記載の温度制御装置において、
    前記永久磁石及び前記支持部の周囲の構造物の温度を測定する第3温度測定手段と、
    前記周囲の構造物を加熱する第3加熱手段を更に有し、
    前記温度制御部は、前記第3温度測定手段により測定された温度が、前記第2設定温度よりも低い第3設定温度となるように、前記第3加熱手段による加熱を制御する第3温度制御手段を更に有する
    ことを特徴とする温度制御装置。
  5. 請求項3又は4記載の温度制御装置において、
    前記永久磁石を有する装置が載置された部屋の温度を調節する空調装置の設定温度を、前記第2設定温度又は前記第3設定温度よりも低くする
    ことを特徴とする温度制御装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の温度制御装置において、
    前記第1温度測定手段は、前記永久磁石のN極又はS極の温度を測定し、
    前記第1加熱手段は、前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段と、前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段とを有し、
    前記温度制御部の前記第1温度制御手段は、前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する前記第1設定温度となるように、前記N極加熱手段及び前記S極加熱手段による加熱を制御する
    ことを特徴とする温度制御装置。
  7. 永久磁石を有する装置の温度制御装置であって、
    前記永久磁石を有する装置の温度を測定する第1温度測定手段と、
    前記第1温度測定手段により測定された温度に基づいて、擬似的に、前記永久磁石の擬似測定温度と前記支持部の擬似測定温度を生成する擬似測定温度生成手段と、
    前記永久磁石を加熱する第1加熱手段と、
    前記支持部を加熱する第2加熱手段と、
    前記永久磁石の擬似測定温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御する第1温度制御手段と、前記支持部の擬似測定温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御する第2温度制御手段とを有する温度制御部と
    を有することを特徴とする温度制御装置。
  8. 永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、
    前記永久磁石のN極又はS極の温度を磁石温度測定手段により測定し、
    前記磁石温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する設定温度となるように、前記永久磁石の前記N極を加熱するN極加熱手段、及び、前記永久磁石の前記S極を加熱するS極加熱手段とによる加熱を制御する
    ことを特徴とする温度制御方法。
  9. 永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、
    前記永久磁石の温度を第1温度測定手段により測定し、
    前記永久磁石を支持する支持部の温度を第2温度測定手段により測定し、
    前記第1温度測定手段により測定された温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記永久磁石を加熱する第1加熱手段による加熱を制御し、
    前記第2温度測定手段により測定された温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記支持部を加熱する第2加熱手段による加熱を制御する
    ことを特徴とする温度制御方法。
  10. 永久磁石を有する装置の温度を制御する温度制御方法であって、
    前記永久磁石を有する装置の温度を第1温度測定手段により測定し、
    前記第1温度測定手段により測定された温度に基づいて、擬似的に、前記永久磁石の擬似測定温度と前記支持部の擬似測定温度を生成し、
    前記永久磁石の擬似測定温度が、前記永久磁石に対する第1設定温度となるように、前記第1加熱手段による加熱を制御し、
    前記支持部の擬似測定温度が、前記第1設定温度よりも低い第2設定温度となるように、前記第2加熱手段による加熱を制御する
    ことを特徴とする温度制御装置。
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