JP2000287944A - カテーテル用圧力センサブロック - Google Patents

カテーテル用圧力センサブロック

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JP2000287944A
JP2000287944A JP11098887A JP9888799A JP2000287944A JP 2000287944 A JP2000287944 A JP 2000287944A JP 11098887 A JP11098887 A JP 11098887A JP 9888799 A JP9888799 A JP 9888799A JP 2000287944 A JP2000287944 A JP 2000287944A
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pressure sensor
catheter
block
chip
recess
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JP11098887A
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Tadashi Hashimoto
匡史 橋本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧力センサを小さくでき、ひいてはカテーテル
の直径を細径化することができるカテーテル用圧力セン
サブロックを提供する。 【解決手段】カテーテル用圧力センサブロック11は、
ブロック本体15と、圧力センサチップ16と、フレキ
シブルプリント回路基板(FPC)17とを備えてい
る。ブロック本体15にチップ収容凹部21を凹設し、
同チップ収容凹部21の底面を圧力センサチップ16の
載置面21aとしている。また、ブロック本体15にF
PC17を固定する平坦部22及び基板配設凹部23を
形成している。さらに、平坦部22及び基板配設凹部2
3の下部に大気圧導入パイプ30を挿入・装着する導入
パイプ挿入孔27及び導入パイプ装着溝26を形成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧力検知装置に係
り、詳しくはカテーテルに装着される圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン製カテーテルのチュ
ーブに血圧を検知する圧力センサを組み付けた圧力セン
サ付きカテーテルが知られている。
【0003】図5は従来の圧力センサ付きカテーテルの
断面図を示す。この圧力センサ付きカテーテルは相対圧
型の圧力センサ付きカテーテル61であって、ポリウレ
タン製のカテーテルチューブ62は、その内部に一つの
ルーメン63を有している。カテーテルチューブ62の
先端開口部は図示しない封止栓にて封止され、基端開口
部は大気圧領域に連通されている。また、ルーメン63
内には相対圧型の圧力センサ64が形成されている。
【0004】圧力センサ64は、台座65と、その台座
65の上面に形成した凹部に固着した圧力センサチップ
66を有している。圧力センサチップ66は下面が凹設
され、その凹設された空間を背圧室67とし、凹設され
て薄くなった部分をダイヤフラム部68としている。背
圧室67は、台座65に形成した基準圧導入孔69を介
してルーメン63、即ち大気圧と連通されるようになっ
ている。また、ダイヤフラム部68には、歪みゲージ回
路が形成され、その歪みゲージ回路はボンディングワイ
ヤ70を介してカテーテルチューブ62の基端開口部か
ら導入されているケーブルのリード線71に接続されて
いる。
【0005】このように形成された圧力センサ64は、
ダイヤフラム部68の上面、即ち感知面がカテーテルチ
ューブ62の一部を切り欠いて形成した外圧導入口72
に面するように配置され、シリコーンゴム等の軟質材料
にて同チューブ62の内側面に接着されている。そし
て、上記軟質材料によって、カテーテルチューブ62の
外圧導入口72は封止されている。
【0006】ところで、この種の圧力センサ付きカテー
テルにおいて、先にガイドワイヤを目的の位置に挿入し
た後に、そのガイドワイヤに沿ってカテーテルを目的の
位置まで案内するようにしたカテーテルがある。従っ
て、上記圧力センサ付きカテーテル61では、カテーテ
ルチューブ62内に大気圧と隔絶され先端が開口した新
たなルーメンを形成する必要がある。そして、カテーテ
ルチューブ62に新たに形成したルーメンにガイドワイ
ヤを挿通させた状態で、ガイドワイヤを先行して目的の
位置まで挿入した後、カテーテル61をガイドワイヤに
沿って目的の位置まで挿入させる。そして、カテーテル
61が目的の位置まで案内されると、ガイドワイヤは引
き抜かれる。ガイドワイヤが引き抜かれたカテーテル6
1は、その目的の位置で血圧検知を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成されたカテーテル61は、ガイドワイヤが挿
通するルーメンが新たに形成されることからカテーテル
61の直径が大きくなる。しかも、圧力センサ64は圧
力センサチップ66を固着する台座65を有し、その台
座65はカテーテルチューブ62内に収容されることか
ら同台座65の分だけ圧力センサ64の収容空間は大き
くなり、更にカテーテル61の直径は大きくなる。
【0008】そこで、例えば、圧力センサチップ66を
固着する台座65を省略し、ルーメンを区画する隔壁に
直接センサチップ66を固着することが考えられる。つ
まり、台座が省略される分だけカテーテル61の直径を
小さくできる。
【0009】しかしながら、カテーテルチューブ62
は、前記したようにポリウレタンでできているため、柔
らかく撓みやすいので、圧力センサチップ66が精度よ
く圧力検知を行うことができない。そこで、ルーメンを
区画する隔壁の厚さを十分に厚くすることが考えられる
が、隔壁を厚くすることは、カテーテル61の直径が大
きくなり細径化を図る上で問題となる。
【0010】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたものであって、その目的は圧力センサを小さくで
き、ひいてはカテーテルの直径を細径化することができ
るカテーテル用圧力センサブロックを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、カテーテルチューブに連結
され、圧力センサチップを備えたカテーテル用圧力セン
サブロックにおいて、ブロック本体に透設したガイド孔
と、ブロック本体に凹設したチップ収容凹部と、そのチ
ップ収容凹部に形成した前記圧力センサチップを載置固
着する載置面と、その載置面に刻設され前記載置された
圧力センサチップとで大気圧導入路を形成する溝とを備
えたことをその要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、カテーテルチュー
ブに連結され、圧力センサチップを備えたカテーテル用
圧力センサブロックにおいて、ブロック本体に透設した
ガイド孔と、ブロック本体に凹設したチップ収容凹部
と、そのチップ収容凹部に形成した前記圧力センサチッ
プを載置固着する載置面と、その載置面に刻設され前記
載置された圧力センサチップとで大気圧導入路を形成す
る溝と、前記ブロック本体にチップ収容凹部と併設され
た配線パターン配設凹部と、前記配線パターン配設凹部
に配設され基端部を前記カテーテルチューブから伸びる
ケーブルのリード線と接続され、先端部がボンディング
ワイヤを介して圧力センサチップと接続された配線パタ
ーンと、前記配線パターン配設凹部の下部に前記大気圧
導入路に大気圧を導入する前記カテーテルチューブから
伸びる大気圧導入パイプを連結支持する支持部とを備え
たことをその要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
カテーテル用圧力センサブロックにおいて、前記配線パ
ターン配設凹部の前記チップ収容凹部側を平坦面で形成
したことをその要旨とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載のカテーテル用圧力センサブロックにおい
て、前記ブロック本体はセラミックであることをその要
旨とする。
【0015】請求項1に記載の発明では、ブロック本体
にチップ収容凹部を凹設し、同チップ収容凹部に圧力セ
ンサチップを載置固着する載置面を形成した。従って、
別途、圧力センサチップを載置固着する台座等を設ける
必要はなくなる。また、載置面に載置固着される圧力セ
ンサチップと溝とで、大気圧導入路を形成しているた
め、別途、大気圧導入路を設ける必要もなくなる。以上
により、ガイド孔を有しながらも、カテーテル用圧力セ
ンサブロックの細径化が可能となり、ひいてはカテーテ
ルそのものの細径化が可能となる。
【0016】請求項2に記載の発明では、ブロック本体
にチップ収容凹部を凹設し、同チップ収容凹部に圧力セ
ンサチップを載置固着する載置面を形成した。また、ブ
ロック本体に配線パターンを配設する配線パターン配設
凹部を形成した。さらに、配線パターン配設凹部の下部
に大気圧導入パイプを連結支持する支持部を形成した。
従って、別途、圧力センサチップを載置固着したり、配
線パターンを配設したり、大気圧導入パイプを連結支持
する台座等を設ける必要はなくなる。さらに、載置面に
載置固着される圧力センサチップと溝とで、大気圧導入
路を形成しているため、別途、大気圧導入路を設ける必
要もなくなる。以上により、ガイド孔を有しながらも、
カテーテル用圧力センサブロックの細径化が可能とな
り、ひいてはカテーテルそのものの細径化が可能とな
る。
【0017】請求項3に記載の発明では、配線パターン
配設凹部に配設される配線パターンのチップ収容凹部側
は平坦に配置される。従って、圧力センサチップと配線
パターンとのワイヤボンディングが確実に行われる。
【0018】請求項4に記載の発明では、ブロック本体
の電気的絶縁性が確保される。また、ブロック本体は生
体適合性を有したものとされる。さらに、ブロック本体
の熱膨張も低減される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態のカテーテル用圧力センサブロック11について図
1〜図4に従って説明する。なお、このカテーテル用圧
力センサブロック11は、直径が例えば約2mm程度に
て形成されており、外部(体外)から血管内に挿入され
るものである。
【0020】図1に示すように、上記カテーテル用圧力
センサブロック11は、ブロック本体15と、圧力セン
サチップ16と、フレキシブルプリント回路基板(以
下、「FPC」という)17とを備えている。
【0021】上記ブロック本体15は、例えばアルミナ
などのセラミックにて略円柱状に形成されており、その
外周側には長手方向に先端側(図1の左側)から基端側
(図1の右側)に向かってチップ収容凹部21、配線パ
ターン配設凹部を構成する平坦部22及び基板配設凹部
23がそれぞれ凹設されている。チップ収容凹部21
は、ブロック本体15の外周側から中心側に向かって略
矩形状に凹設されており、その底面は上記圧力センサチ
ップ16の載置面21aとなっている。また、平坦部2
2は上記チップ収容凹部21の基端側から隆起して形成
されており、その底面は略矩形状の平坦面22aとなっ
ている。さらに、基板配設凹部23は上記平坦部22の
基端側において上記チップ収容凹部21よりも浅く中心
側に向かって略矩形状に凹設されており、その基端側は
開口している。
【0022】上記基板配設凹部23の底面には、先端側
に中心軸と平行に伸びる導入パイプ装着溝26が形成さ
れている。この導入パイプ装着溝26は、上記平坦部2
2において中心軸と平行にその略中央部まで先端側に伸
びる断面略円形状の導入パイプ挿入孔27(図2(b)
参照)に連通している。なお、これら導入パイプ装着溝
26及び導入パイプ挿入孔27によって支持部が構成さ
れている。
【0023】上記導入パイプ挿入孔27は、中心軸と平
行に上記平坦部22の略中央部から上記チップ収容凹部
21まで伸びる断面略半円形状の大気圧導入孔28(図
2(b)参照)に連通している。そして、この大気圧導
入孔28は、上記チップ収容凹部21の載置面21aに
おいて、中心軸と平行に同チップ収容凹部21の基端側
から略中央部まで伸びる断面略半円形状の大気圧導入溝
29に連通している。従って、上記導入パイプ装着溝2
6と大気圧導入溝29とは、上記導入パイプ挿入孔27
及び大気圧導入孔28を介して連通している。
【0024】上記ブロック本体15の導入パイプ挿入孔
27及び導入パイプ装着溝26には、大気圧導入パイプ
30が挿入・装着されて、同挿入孔27及び同装着溝2
6に接着固定されている。この大気圧導入パイプ30
は、例えばステンレス製のもので、その基端側は大気圧
に連通している。なお、上記接着固定された大気圧導入
パイプ30は、上記基板配設凹部23の底面よりも上方
に突出しないようになっている。
【0025】上記チップ収容凹部21の載置面21aに
は、前記圧力センサチップ16が、例えばエポキシ樹脂
接着剤にて接着固定されている。なお、シリコーン樹脂
接着剤にて接着固定したものでもよい。この圧力センサ
チップ16の下面には、断面略矩形状の凹部が形成され
ており、その凹部を背圧室31、凹部によって薄くなっ
た上面部分をダイヤフラム部32としている。上記背圧
室31は、上記圧力センサチップ16が上記載置面21
aに接着固定されることによって、上記大気圧導入溝2
9に連通するとともに外部から区画される。なお、ダイ
ヤフラム部32には、歪みゲージ回路が形成されてい
る。この歪みゲージ回路は、ダイヤフラム部32の歪み
に応じて抵抗値が変化するもので、同ダイヤフラム部3
2の歪み度合いを電気信号に変換するものである。
【0026】上記平坦部22の平坦面22a及び上記大
気圧導入パイプ30が接着固定された基板配設凹部23
の底面には、前記FPC17が載置されて、例えばエポ
キシ樹脂接着剤にて接着固定されている。なお、上記F
PC17の先端側(圧力センサチップ16側)は上記平
坦部22の平坦面22aにおいて密着した状態で固定さ
れている。そして、このFPC17上に形成された複数
(5本)の配線パターン36は、それぞれ平坦に配置さ
れている。
【0027】上記圧力センサチップ16のダイヤフラム
部32(歪みゲージ回路)と上記FPC17の各配線パ
ターン36とは、例えば金製のボンディングワイヤ37
(図2(a)参照)にて接続されている。そして、この
ボンディング部は、例えばシリコーンゴム封止剤38
(図2(b)参照)にて封止されている。
【0028】上記FPC17の基端側上方には、フラッ
トケーブル39が載置されている。このフラットケーブ
ル39は、複数(5本)のリード線39aからなる。そ
して、このフラットケーブル39は、先端側が1本ずつ
のリード線39aにほぐされており、同1本ずつにほぐ
されている位置は、接着剤40にて接着固定されてい
る。また、1本ずつにほぐされた各リード線39aは、
それぞれ対応する配線パターン36に沿わされて同配線
パターン36上にはんだ付け接続されている。
【0029】このようにダイヤフラム部32(歪みゲー
ジ回路)及びフラットケーブル39(各リード線39
a)に接続されたFPC17の上方は、例えばエポキシ
樹脂封止剤にて封止されている。
【0030】上記圧力センサチップ16及び上記平坦部
22(平坦面22a)上に固定されているFPC17の
上方は、例えばシリコーンゴム等のような生体適合性材
料からなる封止剤41にて封止されている(図2(b)
参照)。この封止剤41の外表面により外圧の感知面が
形成されるとともに、前記背圧室31は外圧から遮断さ
れる。そして、上記背圧室31には、前記大気圧導入溝
29、大気圧導入孔28及び大気圧導入パイプ30を介
して大気圧が作用するようになっている。また、上記圧
力センサチップ16及びボンディング部等は、この封止
剤41によって外部に露出することなく保護されてい
る。
【0031】上記ブロック本体15には、その中心軸と
平行に同ブロック本体15を貫通するガイド孔45が形
成されている。このガイド孔45は、カテーテル(カテ
ーテル用圧力センサブロック11)を目的の位置まで案
内するために同カテーテルに先行されるガイドワイヤを
挿通するためのものである。なお、このガイドワイヤ
は、上記カテーテル(カテーテル用圧力センサブロック
11)が目的の位置に到達すると抜き取られるものであ
る。
【0032】図2に示すように、カテーテル用圧力セン
サブロック11(ブロック本体15)の先端側及び基端
側はそれぞれ縮径されて連結部15a,15bが形成さ
れている。上記連結部15aには、弁機構46が連結さ
れている。この弁機構46は、上記カテーテル(カテー
テル用圧力センサブロック11)が目的の位置に到達し
て、上記ガイドワイヤが抜き取られる際、上記ガイド孔
45の先端開口部を覆うためのものである。これによ
り、上記ガイド孔45の内部への血液の流入は防止され
ている。
【0033】一方、上記連結部15bには、前記大気圧
導入パイプ30及びフラットケーブル39を収容した状
態でポリウレタン製のカテーテルチューブ47が連結さ
れている。このカテーテルチューブ47の基端側は、上
記カテーテル用圧力センサブロック11が血管内に挿入
された状態において同血管の外側(体外)まで伸びてい
る。なお、カテーテルチューブ47内に収容されている
上記大気圧導入パイプ30及びフラットケーブル39の
基端側は、同カテーテルチューブ47の基端開口部まで
伸びている。
【0034】このように形成されたカテーテル用圧力セ
ンサブロック11が血管内に挿入されると、上記封止剤
41の外表面は絶えず血圧に応じて押圧されている。一
方、大気圧と連通する背圧室31は、同大気圧に維持さ
れている。
【0035】この状態で、例えば血圧が上がったとする
と、封止剤41の外表面を押圧する力も増大し、同封止
剤41を介して上記ダイヤフラム部32を押圧する力も
増大する。これによりダイヤフラム部32の歪みが大き
くなり、同ダイヤフラム部32上に形成された歪みゲー
ジ回路の抵抗値は変化する。そして、この抵抗値の変化
に基づく電気信号の変化は、ボンディングワイヤ37、
配線パターン36及びフラットケーブル39を介して図
示しない外部回路に出力される。この外部回路の出力結
果に基づき血圧の上昇が検出されるようになっている。
【0036】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、ブロック本体15にチップ収容
凹部21を凹設し、同チップ収容凹部21の底面を圧力
センサチップ16の載置面21aとした。また、ブロッ
ク本体15にFPC17を固定する平坦部22(平坦面
22a)及び基板配設凹部23を形成した。さらに、平
坦部22及び基板配設凹部23の下部に大気圧導入パイ
プ30を挿入・装着する導入パイプ挿入孔27及び導入
パイプ装着溝26を形成した。従って、別途、圧力セン
サチップ16を載置固着したり、FPC17を配設した
り、大気圧導入パイプ30を連結支持する台座等を設け
る必要はなくなる。さらに、チップ収容凹部21の載置
面21aには圧力センサチップ16(背圧室31)と大
気圧とを連通する大気圧導入溝29が形成されているた
め、別途、大気圧導入路を設ける必要もなくなる。以上
により、カテーテル用圧力センサブロック11の細径化
が可能となり、ひいてはカテーテルそのものの細径化が
可能となる。
【0037】(2)本実施形態では、FPC17の先端
側(圧力センサチップ16側)を平坦部22の平坦面2
2aにおいて密着した状態で固定した。そして、このF
PC17上の配線パターン36を平坦に配置した。従っ
て、圧力センサチップ16と配線パターン36とのワイ
ヤボンディングを確実に行うことができる。
【0038】(3)本実施形態では、ブロック本体15
をアルミナセラミック製としたため、その電気的絶縁性
を確保することができる。また、ブロック本体15を生
体適合性を有したものにすることができる。さらに、ブ
ロック本体15の熱膨張も低減することができる。
【0039】(4)本実施形態では、ブロック本体15
にカテーテル(カテーテル用圧力センサブロック11)
を目標の位置に案内するためのガイドワイヤを挿通する
ガイド孔45を有しているため、カテーテルを同目標の
位置へと円滑に導くことができる。
【0040】尚、本発明の実施の形態は上記実施形態に
限定されるものではなく、次のように変更してもよい。 ・前記実施形態においては、カテーテル用圧力センサブ
ロック11のブロック本体15にFPC17を密着して
固定し、圧力センサチップ16とのワイヤボンディング
を確実に行うために平坦部22(平坦面22a)を形成
したが、この平坦部は必ずしもなくともよい。
【0041】・前記実施形態においては、カテーテル用
圧力センサブロック11のブロック本体15をアルミナ
セラミックにて形成したが、これは例えばジルコニアな
ど、その他のセラミックで形成してもよい。また、ステ
ンレス等の金属やプラスチックなど、その他の材料で形
成してもよい。要は、熱膨張が小さく、生体適合性を有
する材料で形成すればよい。
【0042】・前記実施形態においては、フレキシブル
であるFPC17を採用したが、これはリジッドな基板
であってもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明では、ガイ
ド孔を有しながらも、カテーテル用圧力センサブロック
の細径化を図ることができ、ひいてはカテーテルそのも
のの細径化を図ることができる。
【0044】請求項3に記載の発明では、圧力センサチ
ップと配線パターンとのワイヤボンディングを確実に行
うことができる。請求項4に記載の発明では、ブロック
本体の電気的絶縁性を確保することができる。また、ブ
ロック本体を生体適合性を有したものとすることができ
る。さらに、ブロック本体の熱膨張も低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカテーテル用圧力センサ
ブロックの分解斜視図。
【図2】同実施形態を示す平面図及び断面図。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図。
【図5】従来の圧力センサ付きカテーテルを示す断面
図。
【符号の説明】
11…カテーテル用圧力センサブロック、15…ブロッ
ク本体、16…圧力センサチップ、21…チップ収容凹
部、21a…載置面、22…平坦部、22a…平坦面、
23…基板配設凹部、26…導入パイプ装着溝、27…
導入パイプ挿入孔、28…大気圧導入孔、29…大気圧
導入溝、30…大気圧導入パイプ、31…背圧室、36
…配線パターン、37…ボンディングワイヤ、39…フ
ラットケーブル、39a…リード線、45…ガイド孔、
47…カテーテルチューブ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルチューブに連結され、圧力
    センサチップを備えたカテーテル用圧力センサブロック
    において、 ブロック本体に透設したガイド孔と、 ブロック本体に凹設したチップ収容凹部と、 そのチップ収容凹部に形成した前記圧力センサチップを
    載置固着する載置面と、 その載置面に刻設され前記載置された圧力センサチップ
    とで大気圧導入路を形成する溝と、 を備えたカテーテル用圧力センサブロック。
  2. 【請求項2】 カテーテルチューブに連結され、圧力
    センサチップを備えたカテーテル用圧力センサブロック
    において、 ブロック本体に透設したガイド孔と、 ブロック本体に凹設したチップ収容凹部と、 そのチップ収容凹部に形成した前記圧力センサチップを
    載置固着する載置面と、 その載置面に刻設され前記載置された圧力センサチップ
    とで大気圧導入路を形成する溝と、 前記ブロック本体にチップ収容凹部と併設された配線パ
    ターン配設凹部と、 前記配線パターン配設凹部に配設され基端部を前記カテ
    ーテルチューブから伸びるケーブルのリード線と接続さ
    れ、先端部がボンディングワイヤを介して圧力センサチ
    ップと接続された配線パターンと、 前記配線パターン配設凹部の下部に前記大気圧導入路に
    大気圧を導入する前記カテーテルチューブから伸びる大
    気圧導入パイプを連結支持する支持部と、 を備えたカテーテル用圧力センサブロック。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカテーテル用圧力セ
    ンサブロックにおいて、 前記配線パターン配設凹部の前記チップ収容凹部側を平
    坦面で形成したカテーテル用圧力センサブロック。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカテ
    ーテル用圧力センサブロックにおいて、 前記ブロック本体はセラミックであるカテーテル用圧力
    センサブロック。
JP11098887A 1999-04-06 1999-04-06 カテーテル用圧力センサブロック Pending JP2000287944A (ja)

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