JP2000287305A - 発電電動ユニット - Google Patents

発電電動ユニット

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JP2000287305A
JP2000287305A JP11090958A JP9095899A JP2000287305A JP 2000287305 A JP2000287305 A JP 2000287305A JP 11090958 A JP11090958 A JP 11090958A JP 9095899 A JP9095899 A JP 9095899A JP 2000287305 A JP2000287305 A JP 2000287305A
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JP
Japan
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clutch
engine
generator
generator motor
motor
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JP11090958A
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English (en)
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Kyugo Hamai
九五 浜井
Osamu Yanai
理 谷内
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のパワートレーンを利用可能であるとと
もに既存の生産ラインを利用可能な安価な構成とするこ
とができ、かつ、発電容量の向上および回生能力の向上
を図ることができる、新規な発電電動ユニットを提供す
ること、及び既存の車両におけるスタータ及びオルタネ
ータを廃止すること。 【解決手段】 エンジンの出力軸と、ニュートラル状態
及び前後進状態を切替可能であるとともに変速比を変更
可能な変速装置の入力軸と、の間に介在される発電電動
ユニットであって、前記エンジンの出力軸と変速装置の
入力軸との間で駆動力の切断及び伝達を行うクラッチ
と、前記クラッチよりも前記変速装置の入力軸側に設け
られ、前記クラッチとの間でトルクを授受可能に設けら
れた発電電動機と、を備えていることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと変速機
との間に介在されたクラッチの回転要素との間でトルク
を授受可能に構成された発電電動機を有した発電電動ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車において環境および有限資
源に対する考慮から燃費の向上が望まれている。この燃
費向上を図る技術の1つとして、エンジンの駆動力伝達
系に発電電動機を設け、例えば、走行エネルギを電力と
して取り出す回生を行ったり、電動機の出力トルクによ
りエンジントルクをアシストするなどする技術が提案さ
れている。
【0003】このような従来技術として、例えば、特開
平7−123509号公報記載の技術や、特開平10−
225058号公報記載の技術が知られている。前者の
従来技術は、エンジンの出力軸とトルクを授受可能に発
電電動機が設けられており、バッテリ残量に余裕がある
場合には、発電電動機をモータとして機能させてエンジ
ンの駆動力をアシストし、また、制動時には、発電電動
機を発電機として機能させてバッテリ容量を超えない範
囲で走行エネルギを電力として回生するものである。こ
れにより、従来のパワートレーンを用いながら燃費の向
上を図ることができる。
【0004】後者の従来技術は、いわゆるハイブリッド
カーと呼ばれる技術であって、これはエンジンとクラッ
チモータとアシストモータとを備え、これらの駆動を制
御することにより、走行エネルギの発生、走行中の発
電、制動時の回生を効率よく行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に述べるような解決すべき課
題を有していた。すなわち、前者の従来技術にあって
は、既存のパワートレーンに対する変更は少ないもの
の、変速装置として手動変速機が用いられており、減速
時に回生を行おうとした場合、エンジンブレーキ分の制
動力に回生分の制動力が加わって制動力が大きくなり違
和感を感じてしまう。また、変速装置として現在主流と
なっているトルクコンバータを有した自動変速機を適用
した場合、減速時にあっては、変速装置の入力軸に接続
されるタービンランナと、エンジンの出力軸に接続され
るコンバータカバーとの間で駆動輪側からの入力トルク
の伝達が悪く、回生を効率的に行うことができない。ま
た、この前者の従来技術にあっては、オルタネータは常
時エンジンの負荷となっており、常にオルタネータ駆動
負荷分の燃料が余分に必要となるため、燃費を向上する
上で不利である。さらに、近年のハイテク化により車両
に搭載される電装部品が急激に増加しているとともに、
燃費の向上を図るために従来エンジンのクランク軸にベ
ルト等を介して動力を得ていたエアコンやパワーステア
リング等においても、電磁アクチュエータによって作動
させる提案がなされており、バッテリの負荷が大きくな
る傾向にあり、これに対応するためにバッテリ電圧を1
2Vから42V程度の高電圧に高めることが予期されて
いる。このためオルタネータの容量を大きくする必要が
あるが、発電電動機と別途オルタネータの容量を大きく
することは非合理的であり、かつ、大容量のオルタネー
タを常時エンジンで作動させると、燃費の悪化を招くと
いう問題があった。
【0006】上記のような前者の従来技術の問題に対し
て、後者の従来技術は、エンジンとクラッチモータとア
シストモータの運転を制御することにより、モータ駆動
による走行およびエンジンアシスト・回生・発電を効率
よく行うことができる。しかしながら、この後者の従来
技術は、既存のエンジンと変速装置とを有したパワート
レーンとは全く異なる構成であって、既存のパワートレ
ーンを利用したり、既存の生産ラインを利用するするこ
とができないため、非常に高価になってしまうという問
題を有している。
【0007】本発明は上述の従来の問題点に着目してな
されたもので、第1の目的として、既存のパワートレー
ンを利用可能であるとともに既存の生産ラインを利用可
能な安価な構成とすることができ、かつ、発電容量の向
上および回生能力の向上を図ることができる、新規な発
電電動ユニットを提供することを目的とする。
【0008】また、第2の目的として、既存の車両にお
けるスタータ及びオルタネータを廃止し、かつ、発電容
量の向上及び回生能力の向上を図ることができる、新規
な発電電動ユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、図1のクレーム対応図
に示すように、エンジンの出力軸と、ニュートラル状態
及び前後進状態を切替可能であるとともに変速比を変更
可能な変速装置の入力軸と、の間に介在される発電電動
ユニットであって、前記エンジンの出力軸と変速装置の
入力軸との間で駆動力の切断及び伝達を行うクラッチa
と、前記クラッチaよりも前記変速装置の入力軸側に設
けられ、前記クラッチaとの間でトルクを授受可能に設
けられた発電電動機bと、を備えていることとした。
【0010】したがって、前記クラッチaを締結するこ
とで、発電電動機bをスタータとして機能させることが
できる。
【0011】また、エンジンが駆動している時に、発電
電動機bを発電機として機能させればオルタネータとし
て使用でき、また、電動機として機能させれば、エンジ
ンの駆動力をアシストすることができる。
【0012】また、走行中に回生を行う場合、クラッチ
aの締結を解除することにより、変速装置の入力軸から
入力される駆動輪トルクを全て発電電動機bにより回生
することができる。
【0013】請求項2に記載の発明においては、前記発
電電動ユニットを覆う外側ハウジングと、この外側ハウ
ジング内にもう一つの内側ハウジングとが設けられ、こ
の内側ハウジング内に前記クラッチが納められるととも
に、前記内側ハウジング及び前記外側ハウジングにより
区画される空間に前記発電電動機が設けられ、これによ
り前記発電電動ユニットが2室で構成されていることと
した。
【0014】したがって、発電電動機の乾燥室を確保し
つつ、内側ハウジング内を乾式クラッチ、湿式クラッチ
またはトルクコンバータもしくはこれらの組み合わせの
どれを用いてもよく、設計自由度を与えることができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明においては、前記ク
ラッチとして電磁クラッチが設けられていることとし
た。
【0016】したがって、任意の状態でエンジンと発電
電動機、またはエンジンと駆動軸を締結もしくは解除す
ることが可能となる。回生作動時には、クラッチの締結
の有無にかかわらず、駆動輪側からトルクコンバータに
入力される駆動トルクにより発電電動機のロータが回転
されて回生エネルギを得ることができる。そして、この
時、クラッチの締結を解除しておけば、エンジン負荷分
を回生しても、違和感なく回生することができる。
【0017】請求項4に記載の発明においては、前記ク
ラッチとして油圧クラッチが設けられていることとし
た。
【0018】請求項5に記載の発明においては、前記発
電電動ユニットにトルクコンバータが設けられ、前記ク
ラッチが、このトルクコンバータのロックアップ状態を
形成可能に設けられたロックアップクラッチであること
とした。
【0019】したがって、エンジンの出力が小さな車両
においても、発進トルク等を十分発生することが可能と
なり、また、回生作動時には、前記ロックアップクラッ
チの締結の有無にかかわらず、駆動輪側からトルクコン
バータに入力される駆動トルクにより発電電動機のロー
タが回転されて回生エネルギを得ることができる。そし
て、この時、前記ロックアップクラッチの締結を解除し
ておけば、エンジン負荷分を回生しても、違和感なく回
生することができる。
【0020】請求項6に記載の発明においては、前記発
電電動機が、前記外側ハウジングの内側に固定されたス
テータ、及びこのステータと対向して前記クラッチの回
転要素に取り付けられたロータにより構成される前記発
電電動機において、前記ロータにフィンを設けたことと
した。
【0021】したがって、ロータが回転するのに伴って
ハウジング内に空気の流れが生じて発電電動機が冷却さ
れ、熱による発電電動機の機能低下を防止できる。
【0022】請求項7に記載の発明においては、前記エ
ンジンの出力軸と前記クラッチとの間に、出力軸の曲げ
振動を吸収する吸収プレートが設けられ、前記クラッチ
の締結面よりも変速装置側の部材と変速装置の入力軸と
の間に、捻り振動を吸収するダンパが設けられているこ
ととした。
【0023】したがって、前記クラッチを直結状態とし
た時に、エンジン側と変速装置側とから曲げ振動や捻じ
れ振動が前記クラッチに入力されても、これらの振動を
吸収プレートとダンパにより吸収することができる。よ
って、前記クラッチの回転要素と前記内側及び外側ハウ
ジングとの間で軸直交方向の相対変位が生じ難くなり、
これにより発電電動機においてロータとステータとの間
隔を狭くしても両者が干渉し難くなり、発電電動機の入
出力効率を向上させることができる。
【0024】請求項8に記載の発明においては、前記外
側ハウジングにおいて発電電動機のステータの固定面に
冷媒が通るジャケットが設けられていることとした。
【0025】したがって、発電電動機のステータが冷却
されて発電電動機の熱による機能低下を防止できる。
【0026】請求項9に記載の発明においては、前記発
電電動ユニットに前記油圧クラッチの締結力を供給する
オイルポンプが内蔵されていることとした。
【0027】したがって、外部にオイルポンプ設ける必
要がなく、構成をコンパクトにすることができる。
【0028】請求項10に記載の発明においては、前記
発電電動ユニットの外部に、前記油圧クラッチ及び変速
装置に制御圧を供給するための、電動オイルポンプを備
えていることとした。
【0029】したがって、エンジン停止時においても常
に油圧を発生することが可能となり、油圧クラッチを任
意のタイミングで接続することができる。
【0030】
【実施の形態】以下本願発明における各実施の形態をよ
り詳しく説明する。 (実施の形態1)図2は、本発明の実施の形態1の発電
電動ユニット102を示す断面図である。この発電電動
ユニット102は、エンジン23の出力軸13と変速装
置105の入力軸105aとの間に介在されている。
【0031】前記エンジン23はガソリンにより運転さ
れ、このエンジン23のクランク軸18から出力される
回転力がエンジン出力軸13を介してエンジン23の側
面に固定された発電電動ユニット102に出力される。
また、変速装置105は、周知の無段変速装置であり、
プラネタリギヤから構成された前後進切換部103とベ
ルト・プーリ式の変速機構部104とから構成されてい
る。
【0032】発電電動ユニット102は、外側ハウジン
グ5及び内側ハウジング30により独立した2室に構成
され、外側ハウジング5と内側ハウジング30によって
区画されたモータ室32には、電動機及び発電機として
機能する発電電動機(後述のフローチャートではSTR
/ALTと表記する。)102bが設けられており、内
側ハウジング30内にはトルクコンバータ102aが設
けられ、トルクコンバータ102aには、ロックアップ
用の電磁クラッチ102dが設けられている。このトル
クコンバータ102aのコンバータケース3は、内部に
隔壁3bが構成され、これにより2室構成となってい
る。この2室はそれぞれ油室であるトルクコンバータ部
分と、乾燥室である電磁クラッチ部分とからなる。な
お、電磁クラッチ102dは、42V電磁ロックアップ
クラッチ用端子19からスリップリング19aを介して
コイル16bにに対する通電および通電カットにより締
結および締結解除作動を行うよう構成されている。
【0033】前記コンバータカバー3はオイルポンプ駆
動軸3aに連結されており、コンバータカバー3の回転
によってオイルポンプ駆動軸3aに回転力が入力され内
蔵オイルポンプ4を駆動し油圧を発生する。この時コン
バータカバー3と内側ハウジング30とにより区画され
る空間は、コンバータカバー3の回転を妨げないために
乾燥室としてあり、オイルポンプケース30aとオイル
ポンプ駆動軸3aの間にはオイルシール7が設けられて
いる。
【0034】内側ハウジング30は、エンジン23に固
定支持されており、オイルポンプケース30a及びステ
ータ固定軸30bにより構成されている。ステータ固定
軸30bは中空軸構造を取っており、この中空軸内には
駆動軸17が貫通支持されている。また、前記ステータ
固定軸30bには前記オイルポンプ駆動軸3aが回転可
能に支持されると共に、ステータブレード11がワンウ
ェイクラッチ9を介して固定支持されている。このワン
ウェイクラッチ9はステータブレード11がコンバータ
カバー3の回転方向と同じ方向には回転しないが、反対
方向に油圧によるトルクが発生したときは、ステータブ
レード11がその方向に回転可能に支持するものであ
る。
【0035】前記ステータ固定軸30bに貫通支持され
た駆動軸17には、タービンランナ12及びロックアッ
プピストン16が結合されている。また、駆動軸17は
前記隔壁3bを貫通しているが、電磁クラッチ102d
は乾燥室内に構成されているため、隔壁3bと駆動軸1
7の間にはオイルシール7aが構成されている。前記ロ
ックアップピストン16は駆動軸17上をスライド可能
なセレーション結合されている。また、駆動軸17内に
は油路22が設けてあり、この油路22がトルクコンバ
ータ102aのトルコン作動圧を供給している。
【0036】また、駆動軸17は出力軸13に設けられ
た位置決め孔70に相対回転可能に支持されているが、
ベアリング等を介した固定ではなく、エンジンのクラン
クシャフト等の振動が伝達されない構造となっている。
【0037】図3にセレーション結合された結合部の拡
大断面図を示す。前記ロックアップピストン16は入力
プレート40及び出力プレート41から構成され、この
2つのプレート40,41はトーションスプリング15
を介して結合されている。また、この2つのプレート4
0,41は捻り振動を吸収するために相対回動する。相
対回動時に入力トルクを捻り角特性にヒステリシスを与
えるために、皿ばね38及び摩擦プレート37が設けて
ある。
【0038】これにより2つのプレート40,41を連
結するトーションスプリング15の伸縮方向が規定さ
れ、急激なトルク変動を正確に吸収している。出力プレ
ート41は駆動軸17にセレーション結合されており、
通常時はスプリング39によりロックアップ解除の状態
を保持するよう構成されている。
【0039】駆動軸17は内側ハウジング30のステー
タ固定軸30bを貫通し、モータ室32へと出力されて
いる。この時、モータ室32はロータ8の回転を妨げな
いために乾燥室となっている。このモータ室32部分の
駆動軸17にはロータ支持部材8aが連結されており、
駆動軸17の駆動によりこのロータ支持部材8aに設け
られた発電電動機102bのロータ8が回転する。ま
た、このロータ8に対向して発電電動機102bのステ
ータ1が外側ハウジング5に固定されている。前記ロー
タ支持部材8aにはフィン6が設けられており、ロータ
支持部材8aの回転によってロータ8やステータ1の空
冷を行うことができる。前記ロータ支持部材8aを構成
することにより、ロータ8の径方向長さを確保し、か
つ、トルクコンバータ102aの径方向外側にロータ8
部分を位置することが可能となるために、ユニット全体
の軸方向長さをさほど延長することなくロータ8の軸方
向長さを確保することが可能となり、発電電動機102
bの電動機および発電機としての能力を高く設定するこ
とができる。
【0040】外側ハウジング5外側には、発電電動機1
02bに電源を供給、または回収するための電源部44
が設置されている。ステータ1及びコイル2がこのハウ
ジング5内周面に沿って固定されている。また、外側ハ
ウジング5とステータ1の固定接触面には水冷却もしく
は冷媒封入のヒートパイプ冷却を行うためのジャケット
が設けられており、電源部44及びステータ1近傍の冷
却を同時に行うことができるよう構成されている。駆動
軸17は外側ハウジング5を貫通し、変速装置105の
入力軸105aと一体に連結されている。
【0041】前後進切換機構部103は、プラネタリギ
ヤにより構成されているものでリングギヤ25とこのリ
ングギヤ25内に設けられたクラッチ29と、ピニオン
ギヤ26及びこのピニオンギヤ26を固定するためのク
ラッチ28と、回転軸33に連結されたサンギヤ27か
ら構成されており、駆動軸17から伝達された駆動力は
リングギヤ25に伝達される。ここでクラッチ28,2
9の接続パターンによって後進状態、ニュートラル状
態、前進状態を決定し、回転軸33を介して変速機構部
104へと駆動力を伝達する。本実施の形態1では変速
機構部104として無段変速機を用いており、プライマ
リープーリ34に伝達された駆動力は、ベルト36を介
してセカンダリープーリ35へ伝達され、図外のアイド
ラギヤ、ファイナルギヤ、デファレンシャルギヤを介し
て駆動輪へと伝達され、車輪を駆動する。なお、本実施
の形態1においては、変速装置に供給される油圧は、内
蔵オイルポンプ4によってすべて供給するものではな
く、エンジン停止時においても、別途アキュムレータ等
が装備されており、これにより変速装置への油圧の供給
は妨げられないものである。
【0042】図4には、本発明の実施の形態1における
コントロールユニットC1を示す。このコントロールユ
ニットC1は、イグニッションスイッチS1に接続さ
れ、車速センサS2、ブレーキセンサS3、アクセル開
度センサS4、ATポジションセンサS5、電圧計S
6、エンジン回転数センサS7、の各センサ信号が入力
され、このセンサ信号を元に、各種演算を行い、電磁ク
ラッチ102dの電磁クラッチ部分、発電電動機102
b、電磁弁43、エンジンコントロールユニットC2に
制御信号を出力する。なお、エンジンコントロールユニ
ットC2は、エンジン23の駆動をコントロールするも
のであり、本実施の形態では、前記コントロールユニッ
トC1からの信号を元に、後述する可変動弁機構部A
1、燃料噴射装置A2、点火装置A3等に制御信号を出
力する。
【0043】次に、実施の形態1のコントロールユニッ
トC1による制御の内容についてフローチャートに基づ
いて説明する。図5には、本発明の実施の形態1におけ
る停車状態からのエンジン始動処理400のフローチャ
ートを示す。ステップ401で車速が0km/hである
かどうかを判断し、YESであればステップ402に進
み、NOであればこの処理を終了する。ステップ402
でイグニッションがONであるかどうかをを判断し、Y
ESであればステップ403に進み、NOであればこの
処理を終了する。ステップ403でブレーキがONであ
るかどうかを判断し、YESであればステップ404に
進み、NOであればこの処理を終了する。ステップ40
4でアクセルがOFFであるかどうかを判断し、YES
であればステップ405に進み、NOであればこの処理
を終了する。ステップ405でATポジションがPレン
ジにあるかどうかを確認し、Pレンジであればステップ
406に進み、NOであればこの処理を終了する。ステ
ップ406で電磁クラッチ102dを締結する。ステッ
プ407で発電電動機102bを電動機として作動させ
る。ステップ408でエンジン始動完了を確認する。ス
テップ409で発電電動機102bの電動機としての作
動を停止する。ステップ410で電磁クラッチ102d
の締結を解除する。
【0044】すなわち、このエンジン始動制御にあって
は、車速が0km/hで、イグニッションがON、ブレ
ーキがON、アクセルはOFF、ATのポジションがパ
ーキング位置にあることを確認し、図15のタイムチャ
ートに示すように、トルクコンバータ102aをロック
アップ状態として発電電動機102bを電動機として駆
動させる。この駆動によりエンジン23の出力軸13が
回転してエンジン23が始動する。エンジン始動完了を
確認した後、発電電動機102bを停止し、電磁クラッ
チ102dの締結を解除する。
【0045】なお、ここで始動後の作動についても説明
すると、エンジン23がアイドリング状態となると、エ
ンジン23の出力軸13から出力される駆動力は、発電
電動ユニット102に設けられたトルクコンバータ10
2aのコンバータカバー3にクランク軸曲げ振動を抑制
するために設けられたフレキプレート14を介して伝達
され、コンバータカバー3を回転駆動する。コンバータ
カバー3にはオイルポンプ駆動軸3aが連結されている
ため、オイルポンプ4が油圧を発生する。
【0046】同時に、コンバータカバー3内部に固定さ
れたポンプインペラ10が回転駆動され、コンバータカ
バー3内のオイルを撹拌する。このオイルはステータブ
レード11にぶつかり流れる方向が変更される。この変
更されたオイルの流れには、エンジントルクとステータ
ブレード11の反力が合計されることによるトルク増大
作用があり、この増大されたトルクはタービンランナ1
2を介して駆動軸17に駆動力として伝達される。
【0047】駆動軸17の回転によりエンジン始動時は
スタータとして作用したモータ部分であるロータ8及び
ロータ支持部材8aは、エンジンからの駆動力により回
転駆動されることでジェネレータとして機能することが
できる。また、駆動軸17の駆動力により前後進切換機
構部103のリングギヤ25が駆動される。この時、ク
ラッチ28,29を開放していると変速装置104に駆
動力が伝達されることはない。
【0048】図6にはエンジンクリープ処理500のフ
ローチャートを示す。ステップ501でATポジション
がDレンジにあるかどうかを判断し、YESであればス
テップ502に進み、NOであればこの処理を終了す
る。ステップ502でブレーキがOFFかどうかを判断
し、YESであればステップ503に進み、NOであれ
ばこの処理を終了する。ステップ503でアクセルがO
FFかどうかを判断し、YESであればステップ504
に進み、NOであれば通常のアクセル加速処理を行う。
ステップ504で通常のエンジンクリープ動作を行う。
このエンジンクリープとは、エンジン23を駆動させて
トルクコンバータ102aによるクリープ力により、僅
かに駆動力を出力するものである。なお、Dレンジでは
クラッチ29が締結される。
【0049】前進する場合には、運転者はブレーキを踏
み、セレクトレバーをDレンジに入れる。この時、前後
進切換機構部103のクラッチ29が接続される。運転
者はブレーキを踏んでいるので、駆動軸17は固定さ
れ、エンジン出力軸13から伝達された駆動力は、コン
バータカバー3内のポンプインペラ10を回転すること
で、トルクコンバータ102a内にクリープ力として蓄
積される。よって、運転者がブレーキを放すと、このク
リープ力により僅かに推進される。
【0050】図7には発電電動機102bを用いたモー
タクリープ処理600のフローチャートを示す。ステッ
プ601で車速が3.5km/h以下であり、かつ、バ
ッテリの充電状態を表す量、例えばバッテリ出力電圧等
(以下SOCと表記する。)が設定値よりも大きい値で
あるかどうかを判断し、YESであればステップ602
へ進み、NOであればステップ500へ進み、エンジン
クリープ処理を行う。ステップ602でエンジン23を
停止する。ステップ603でATポジションがDレンジ
にあるかどうかを判断し、YESであればステップ60
4に進み、NOであればこの処理を終了する。ステップ
604でブレーキがOFFかどうかを判断し、YESで
あればステップ605に進み、NOであればこの処理を
終了する。ステップ605でアクセルがOFFかどうか
を判断し、YESであればステップ606へ進み、NO
であればステップ700へ進み、モータクリープからの
加速処理を行う。ステップ606で発電電動機102b
による発電を停止する。ステップ607で発電電動機1
02bを電動機として作動させる。ステップ608でS
OCが設定値より大きいかどうか、すなわちバッテリ電
圧が充分に高いか否かを判断し、YESであればこの処
理を終了し、NOであればステップ800へ進み、モー
タクリープからエンジンクリープへの切替処理を行う。
【0051】モータクリープとは、発電電動機102b
を駆動させて、僅かに駆動力を出力するもので、すなわ
ち、車速が3.5km/h以下でSOCが設定値以上で
あれば、エンジン23を停止してモータクリープ処理を
行い、この条件を満たさなければエンジンクリープ処理
を行う。モータクリープ処理は、SOCが設定値以上で
あることに加えて、ATポジションがDレンジで、ブレ
ーキがOFF、アクセルがOFFであれば、発電電動機
102bによる発電を停止して、電動機として作動させ
てクリープ作動を行う。なお、このモータクリープ実行
途中でSOCが設定値以下になったときにはエンジンク
リープへの切替処理を行う。なお、図16(a)には、
上述のエンジンのアイドリング停止からモータクリープ
に移行する際のタイムチャートが示してある。
【0052】図8に、モータクリープからの加速処理7
00のフローチャートを示す。ステップ701でアクセ
ル開度から緩加速か急加速かを判定し、急加速であれば
ステップ702へ進み、緩加速であればステップ120
0へ進んで後述のエンジン再始動処理を行う。ステップ
702で発電電動機102bの電動機としての回転数を
上昇させる。ステップ703で電動機としてのドライブ
回転数が1400rpm以上であるかどうかを判断し、
YESであればステップ704に進み、NOであればこ
の処理を終了する。ステップ704で電磁クラッチ10
2dを締結する。ステップ705でエンジン回転数から
エンジン始動を確認する。ステップ706で発電電動機
102bの電動機としての作動を停止する。
【0053】すなわち、このクリープからの加速時に
は、アクセル開度から緩加速か急加速かを判定し、エン
ジン再始動処理を行う。急加速と判定された場合、発電
電動機102bのモータとしての駆動回転数を上昇させ
て、車速を上昇させ、さらに、この回転数が1400r
pm以上になると、電磁クラッチ102dを締結させ、
これによりエンジンを始動する。エンジン回転数からエ
ンジン始動を確認後、発電電動機102bの電動機とし
ての作動を停止する。急加速要求時には、エンジン23
を始動させずに、まず、発電電動機102bの回転数を
上昇させ、応答性の確保を図っている。
【0054】図9には、モータクリープからエンジンク
リープへの切替処理800のフローチャートを示す。ス
テップ801で電磁クラッチ102dを締結する。ステ
ップ802でエンジン始動が完了されたかどうかを確認
し、始動完了を確認するまでこのステップを繰り返す。
ステップ803で発電電動機102bの電動機としての
作動を停止する。ステップ804で電磁クラッチ102
dの締結を解除する。モータクリープ作動時は、電磁ク
ラッチ102dは開放状態として発電電動機102bを
電動機として作動させているため、まず、電磁クラッチ
102dを締結し、これにより電動機の駆動力をエンジ
ン23に入力してエンジンを始動させ、エンジン始動を
確認後、発電電動機102bの電動機として動作を停止
し、電磁クラッチ102dを切断する。図19に上記制
御フローのタイムチャートを示す。これによりスムーズ
な切替処理が行われる。
【0055】図10には、定常走行処理900のフロー
チャートを示す。ステップ901でATポジションがD
レンジにあるかどうかを確認する。ステップ902では
ブレーキがOFFかどうかを判断し、YESであればス
テップ903に進み、NOであればこの処理を終了す
る。ステップ903ではアクセル開度が定常状態である
かどうかを判断し、定常であればステップ904へ進
み、加速であればステップ1000へ進んで加速処理を
行う。ステップ904ではエンジン回転数が1000〜
3000rpm(尚、回転数範囲はエンジンの熱効率の
良いところを選択すればよい。)の間にあるかどうかを
判断し、YESであればステップ905へ進み、NOで
あればステップ906に進む。ステップ905では、S
OCが設定値内かどうかを判断し、YESであれば、ス
テップ907へ進み、NOであればステップ906へ進
む。ステップ906では、発電電動機102bの発電を
停止する◎。
【0056】ステップ907では、発電電動機102b
の発電を作動する。ステップ908では、電子制御スロ
ットルによる発電分減速補正を行う。
【0057】すなわち、定常走行時、すなわち、アクセ
ル開度が定常状態であると判定した場合には、エンジン
回転数が1000〜3000rpmの範囲で、SOCが
設定値内であれば、発電電動機102bをオルタネータ
として発電作動させ、この発電作動により損失したトル
クを電子制御スロットルにより減速補正することで運転
者に違和感を与えることなく発電動作を行う。図17
に、定常走行処理のタイムチャートを示す。
【0058】図11には、定常走行からの加速処理時の
フローチャートを示す。ステップ1001では、発電電
動機102bの発電を停止する。
【0059】定常走行時にアクセル開度から加速要求と
判断された場合、直ちに発電電動機102bによる発電
動作を停止し、通常のエンジンによる加速動作に移る。
これによりエンジン出力等が小さい場合においても、運
転者の要求を損なうことなく加速動作を行うことができ
る。
【0060】図12には、可変動弁機構(以下、VEL
と表記する)60がエンジン23に備えられている場合
の定常走行処理のフローチャートを示す。ここでまず、
VEL60の構成を図21により説明する。図において
51は吸気弁であって(実際には吸気弁の上端部を示し
ている)、この吸気弁51は図外のスプリングからバル
ブリフタ50に入力される付勢力により閉弁方向に付勢
されている。また、図において52はカムシャフトで、
このカムシャフト52が回転すると、カムシャフト52
に一体に設けられたカム49が回転する。このカム49
が回転すると、これに伴って揺動アーム47の図中左側
端部が上下し、揺動アーム47は、図中右側端部がこれ
とは逆に上下するように制御軸45を中心に振り子運動
を繰り返す。そして、これに伴って揺動カム48の上端
部が上下する。したがって、揺動カム48が下方に変位
した時に、バルブリフタ50が下方に押されて吸気弁5
1が開弁する。なお、図中53は揺動カム48を反時計
回り方向に揺動付勢する捻りスプリングである。
【0061】前記制御軸45は、図中P2で示す点を軸
心として回動可能に支持され、この回動を図4に示した
VELアクチュエータ(電磁アクチュエータ)A1によ
り行うように構成されている。すなわち、VELアクチ
ュエータA1により制御軸45を回動させて厚肉部が移
動すると揺動アーム47による揺動カム48の押し下げ
量が変更されることによって、動弁機構の開閉時期とバ
ルブリフト量を変更している。これにより、機関低速低
負荷時における燃費の改善や安定した運転性、並びに高
速高負荷時における吸気の充填効率の向上による十分な
出力を確保する等のために、吸気・排気バルブの開閉時
期とバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変制御す
るものである。本実施の形態1では、いわゆるアトキン
ソンサイクルとすることにより燃焼効率の向上を図って
いる。
【0062】さらに、本実施の形態1にあっては、上記
のVELアクチュエータA1の駆動に基づいて吸気弁5
1が全く開弁しない状態、すなわち弁停止状態を形成可
能に構成されている。このように弁停止させた場合、エ
ンジン23のシリンダ内の空気が密閉されて気体の流入
流出に伴う移動エネルギの損失(尚、これをポンプ損失
という。)が無くなる。
【0063】以下に、図12のフローチャートについて
説明する。ステップ1101ではATポジションがDレ
ンジにあるかどうかを確認する。ステップ1102では
ブレーキがOFFかどうかを判断し、YESであればス
テップ1103に進み、NOであればこの処理を終了す
る。ステップ1103ではアクセル開度が定常状態であ
るかどうかを判断し、定常であればステップ1104へ
進み、加速であればステップ1000へ進んで加速処理
を行う。ステップ1104ではエンジン回転数が100
0〜3000rpmの間にあるかどうかを判断し、YE
Sであればステップ1104へ進み、NOであればステ
ップ1106へ進む。ステップ1105では、SOCが
設定値内かどうかを判断し、YESであればステップ1
107へ進み、NOであればステップ1106へ進む。
ステップ1106では、発電電動機102bの発電を停
止する。ステップ1107では、発電電動機102bの
発電を作動する。ステップ1108では、VELによる
吸排気弁位相制御によりアトキンソンサイクルにする。
【0064】この定常走行処理にあっては基本的な制御
フローは前述の図10における制御と同じであるが、本
制御では、電子制御スロットルによる回生分減速補正を
行うのではなく、VEL60により、吸排気弁位相をア
トキンソンサイクルにすることによって、燃焼効率の向
上を図り、その燃焼効率向上分を発電するようにしてい
る点で異なる。
【0065】図13には、エンジン再始動処理1300
のフローチャートを示す。ステップ1201では、車速
を判断し、0km/hであればステップ1202へ進
み、0km/h<車速<3.5km/hであればステッ
プ1203へ進み、3.5km/h<車速<40km/
hであればステップ1315へ進んで減速中再加速処理
1315を行う。
【0066】ステップ1202では、ブレーキがOFF
かどうかを判断し、YESであればステップ1204に
進み、NOであればこの処理を終了する。ステップ12
03では、アクセルがONかどうかを判断し、YESで
あればステップ1204に進み、NOであればこの処理
を終了する。ステップ1204では、SOCが設定値以
上かどうかを判断し、YESであればステップ1205
に進み、NOであればこの処理を終了する。
【0067】ステップ1205では、アクセル開度から
緩加速か急加速かどうかを判断し、緩加速であればステ
ップ1206へ進み、急加速であればステップ700へ
進んでモータクリープからの加速処理700を行う。ス
テップ1206では、前後進切換機構部103において
Nレンジに切替る信号を出力する。ステップ1207で
は、電磁クラッチ102dの電磁クラッチ部分を締結す
る。ステップ1208では、発電電動機102bを電動
機として作動させる。ステップ1209では、エンジン
回転数からエンジン始動を確認する。ステップ1210
では、発電電動機102bの電動機としての作動を停止
させる。ステップ1211では、電磁クラッチ102d
の締結を解除する。ステップ1212では、前後進切換
機構部103においてDレンジに切替る信号を出力す
る。
【0068】すなわち、エンジン再始動処理を行う場
合、すなわち、走行中にエンジン23を停止してからエ
ンジン23を再始動する場合は、次の3つの状況があ
る。1つは車速3.5〜40km/hで減速状態の場合
で、ATポジションがDレンジで、エンジン23が停止
している状態であり、これは減速再加速処理のステップ
1315に移行する。
【0069】2つめは、車速0〜3.5km/hの場合
でATポジションがDレンジで、エンジン23が停止し
ている状態であり、これはモータクリープ処理を実行し
ている状態である。この時は、アクセルがON、SOC
>設定値である時は、アクセル開度から緩加速か急加速
かを判定し、急加速であれば図8に示したモータクリー
プからの加速処理700に移行する。ここで再度SOC
>設定値の判断を行うのは、バックグラウンドジョブが
行われて、そこに定周期割り込み処理やイベント割り込
み処理が繰り返されているためであり、クリープ処理を
行っている時にも、他の処理に移行し、再度クリープ処
理に戻ってくるという状況も想定されるからである。つ
まり、各処理はそれぞれ独立して各自状況確認ができる
ようにすることで、モータクリープで走っていても、モ
ータクリープ処理以外の処理が順々に処理されている状
態を考慮したものである。
【0070】緩加速であれば、前後進切換機構部103
に対してDレンジからNレンジに切替る信号を出力し、
一旦駆動軸17と変速装置104との接続を解除する。
次に電磁クラッチ102dを接続し、発電電動機102
bをスタータとして作動(電動機として作動)させ、エ
ンジン23を始動し、エンジン回転数からエンジン始動
を確認した後、発電電動機102bのスタータとしての
機能を停止させ、電磁クラッチ102dの接続を解除
し、前後進切換機構部103に対してNレンジからDレ
ンジへ切替る信号を出力し、駆動軸17と変速装置10
4とを接続し、通常のエンジン走行状態に移行する。図
16(b)にこの制御フローのタイムチャートを示す。
ここで、エンジン始動時に前後進切換機構部103にお
いてD→N→Dと切替るのは、エンジン始動のためのト
ルク等の変動が駆動輪に伝達されることにより、運転者
に違和感を与えることがないよう配慮したためである。
【0071】図22には、前後進切換機構部103にお
いてD→N→D切替を行うシフトバルブ42部分の構成
を示す。このシフトバルブ42は図外のシフトレバーに
接続されており、このシフトレバーの操作に基づき、
P,R,N,D,2,1の各ポジションに切り換わる。
シフトバルブ42が、Dレンジに位置している時には図
中Dに示す油路にライン圧が供給され、また、Rレンジ
に位置している時には図中Rで示す油路に油路が供給さ
れて、この油圧信号を受けて、前後進切換機構部103
が前後進を切替るように構成されている。また、Nレン
ジの際にはどの油路にもライン圧が供給されない。
【0072】また、Dの油路の途中には電磁弁43が設
けられ、電磁弁43の非駆動時にはDの油路がライン圧
が供給されるが、電磁弁43の駆動時にはこのDの油路
が塞がれて前後進切換機構部103に対してはNレンジ
の信号が出力されている状態となる。そこで、ステップ
1206および1212の処理により変速レンジをD→
N→Dに変更する場合、D→Nの切り換えは電磁弁43
を駆動させ、N→Dの切り換えは電磁弁43の駆動を停
止させることで行う。電磁弁43を設けたことにより、
応答性の高いD→N→D切替が可能となる。
【0073】3つめは、モータクリープ状態に移行した
状態で、ブレーキをONし、車速0km/hになった直
後、ブレーキをOFFした状態であり、ATポジション
がDレンジで、エンジン23が停止している状態が考え
られる。この時は、再度SOC>設定値であることを確
認後、前記モータクリープからの再始動処理時と同様の
処理が行われる。
【0074】図14には、減速状態から加速状態に切り
替わる際の減速再加速処理のフローチャートを示す。ス
テップ1301では、アクセルがOFFかどうかを判断
し、YESであればステップ1302に進み、NOであ
ればこの処理を終了する。ステップ1302では、エン
ジン23への燃料噴射をカットする。ステップ1303
では、車速が40km/h以下かどうかを判断し、YE
Sであればステップ1311へ進み、NOであればステ
ップ1304へ進む。ステップ1304では、VEL6
0による弁停止を行う。ステップ1305では、発電電
動機102bによる回生作動を行う。ステップ1306
では、SOCが設定値内かどうかを判断しYESであれ
ばステップ1307へ進み、NOであればステップ13
14へ進む。ステップ1307では、アクセルがONか
どうかを判断し、YESであればステップ1308に進
み、NOであればこの処理を終了する。ステップ130
8では、発電電動機102bによる回生動作を停止す
る。ステップ1309では、エンジン23の燃料噴射を
再開する。ステップ1310では、通常のエンジン23
によるアクセル加速を行う。
【0075】ステップ1311では、電磁クラッチ10
2dの接続を解除する。ステップ1312では、発電電
動機102bによる回生作動を行う。ステップ1313
では、SOCが設定値内かどうかを判断しYESであれ
ばステップ1315へ進み、NOであればステップ13
14へ進む。ステップ1314では、発電電動機102
bによる回生作動を停止する。
【0076】ステップ1315ではアクセル開度から急
加速か緩加速かを判断し、緩加速であればステップ13
22へ進み、急加速であればステップ1316へ進む。
ステップ1316では、発電電動機102bによる回生
作動を停止する。ステップ1317では、電磁クラッチ
102dを接続する。ステップ1318では発電電動機
102bを電動機として作動させる。ステップ1319
では、エンジン回転数からエンジン始動を確認する。ス
テップ1320では発電電動機102bの電動機として
の作動を停止する。ステップ1321では、通常のエン
ジン23によるアクセル加速を行う。
【0077】ステップ1322では、発電電動機102
bによる回生作動を停止する。ステップ1323では、
前後進切換機構部103においてNレンジに切替る信号
を出力する。ステップ1324では、電磁クラッチ10
2dを接続する。ステップ1325では、発電電動機1
02bを電動機として作動させる。ステップ1326で
は、エンジン回転数からエンジン23の始動を確認す
る。ステップ1327では、発電電動機102bの電動
機としての作動を停止させる。ステップ1328では、
前後進切換機構部103においてDレンジに切替る信号
を出力する。ステップ1329では、通常のエンジン2
3によるアクセル加速を行う。
【0078】すなわち、減速状態においてアクセルがO
FFの時は、燃料噴射をカットし、車速が40km/h
以上の状態であれば、VEL60による弁停止、つまり
吸気弁51を塞ぐこととし、エンジン23のシリンダ内
を密閉状態に保つ。それにより、いわゆるエンジンブレ
ーキ状態となって出力軸13→クランク軸18と動力が
伝達され、ピストンが駆動された際、シリンダ内の空気
の出入りがなくなるため、気体の移動によるエネルギ損
失分がなくなって、エンジンブレーキ分の制動力が低下
する。その分を発電電動機102bにより回生すること
により、違和感なく回生を行うことができる。SOCが
設定値内でなければ、発電電動機102bによる回生動
作は停止する。SOCが設定値内で、アクセルがONで
あるときは、つまり加速状態に移行すると、回生動作を
停止し、エンジン燃料噴射を再開し、通常のエンジン駆
動時と同様アクセルで加速する。図20に上記制御フロ
ーにおけるタイムチャートを示す。
【0079】また、減速状態において、車速が40km
/h以下の時は、電磁クラッチ102dの締結を解除し
て、発電電動機102bにより回生作動を行う。この
時、エンジン23と発電電動機102bの連結が失われ
ているため、エンジンブレーキ分の回生が可能である。
この減速状態から加速状態に移行する際、アクセル開度
から急加速か緩加速かを判定し、急加速と判定した場
合、発電電動機102bの回生動作を停止させ、電磁ク
ラッチ102dを接続する。この段階で発電電動機10
2bを電動機として作動し、エンジン23のスタータと
しての機能を果たす。エンジン回転数からエンジン始動
を確認後、発電電動機120bの電動機(スタータ)と
しての機能を停止させ、通常のエンジン駆動時と同様ア
クセルで加速する。この制御は、基本的に図8で示した
モータクリープから加速処理の急加速時と同じものであ
る。なお、本実施の形態1においては、回生時エンジン
を停止させるものとし、この場合、変速装置105等に
必要な油圧は別途設けられた油圧発生手段により供給さ
れるものとし、エンジン停止を行わない場合(フューエ
ルカットにとどめる場合)においては、前記油圧発生手
段は不要である。
【0080】緩加速と判定した場合、発電電動機102
bによる回生動作を停止し、前後進切換機構部103に
おいてNレンジに切替、駆動軸17との接続を解除した
状態で、電磁クラッチ102dを接続し、発電電動機1
02bをスタータとして作動し、エンジン始動を確認
後、発電電動機102bのスタータとしての作動を停止
し、前後進切換機構部103においてDレンジに切替、
駆動軸17との接続を行い、通常のエンジンによるアク
セル加速を行う。このD→N→D切替は、前述の図13
のステップ1205〜ステップ1212の制御フローと
基本的に同じである。図18に上記ステップ1322〜
ステップ1329の制御フローのタイムチャートを示
す。
【0081】以上説明したように、本発明の実施の形態
1では、トルクコンバータ102aをロックアップ状態
とするクラッチとして電磁クラッチ102dを設け、ト
ルクコンバータ102aの外側ハウジング5内に、発電
電動機102bを設けた構成としたため、トルクコンバ
ータ102aを有したこのトルクコンバータ102aよ
りも変速装置105側に発電電動機102bが設けられ
ている構成にもかかわらず、必要に応じて電磁クラッチ
部分を締結させることにより、エンジン23側と発電電
動機102bと連結させることができ、発電電動機10
2bをスタータ・オルタネータ・駆動アシスト・回生手
段のいずれの機能も発揮させることができ、しかも、既
存のパワートレーンの構成を大幅に変更することが不要
であるとともに、生産ラインも大幅な変更が不要で、低
コストの手段とすることができる。よって、スタータ・
オルタネータ・駆動アシスト・回生の機能を有した発電
電動ユニットを安価に提供することができる。さらに、
トルクコンバータ102aのハウジングとして既存品を
そのまま用いることができるため、パワートレーンとし
て、既存のトルクコンバータ102aをそのまま用いる
仕様と、本発明の発電電動ユニットを用いた仕様と2通
りの仕様の設定が可能となり、設計自由度の向上を図る
ことができる。
【0082】また、トルクコンバータ102aをロック
アップ状態とした時に、エンジン側と変速機側とから曲
げ振動や捻じれ振動がトルクコンバータ102aに入力
されても、これらの振動をフレキプレート14とトーシ
ョンスプリング15により吸収することができる。よっ
て、トルクコンバータ102aから出力される駆動軸1
7に連結されたロータ8と外側ハウジング5との間で軸
直交方向の相対変位が生じ難くなり、これにより発電電
動機102bにおいてロータ8とステータ1との間隔を
狭くしても両者が干渉し難くなり、発電電動機102b
の入出力効率を向上させることができる。また、ロータ
支持部材8aを設けたことにより、発電電動機102b
の径方向及び軸方向の長さを確保でき、駆動容量及び回
生容量を大きくすることが可能となる。また、ロータ支
持部材8aにフィン6を設けたことにより、ステータ1
およびロータ8が冷却されて発電電動機102bの熱に
よる機能低下を防止でき、しかも、外側ハウジング5に
は冷媒を流すジャケットを設けているため、これによっ
てもステータ1を冷却でき、熱による機能低下を防止で
きる。また、内蔵オイルポンプ4を設けたことにより、
外部にオイルポンプを設ける必要がなく、構成をコンパ
クトにすることができる。また、電磁クラッチ102d
によりエンジン23側と発電電動機102bが設けられ
ている駆動軸17とが直結されている場合でも、VEL
60による弁停止によりエンジン23のエネルギ損失を
抑えた分だけエンジン側の抵抗を落として、この抵抗を
落とした分だけ回生することにより、違和感なく回生を
行うことができ、回生能力の向上を図ることができる。
すなわち、従来、エンジン23と発電電動機102b側
とが直結された状態では、回生作動を行うと、通常のエ
ンジンブレーキ相当の制動力に加えて回生分の制動力が
発生するため、制動力が増して違和感を感じる。しかし
ながら、この実施の形態1では、この直結状態におい
て、エンジン23のエネルギ損失を抑えてエンジンブレ
ーキの制動力を低下させ、この低下分を回生するからト
ータルの制動力はエンジンブレーキ分となって違和感が
生じない。
【0083】(実施の形態2)図23は、本願発明の実
施の形態2を示す断面図である。この実施の形態2は、
トルクコンバータ102a及び内側ハウジング30の構
成が実施の形態1と異なるだけで基本的構成は実施の形
態1と同じであるので、同じ構成には同じ符号を付ける
ことで説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0084】発電電動ユニット102は、外側ハウジン
グ5及び内側ハウジング30により独立した2室に構成
され、外側ハウジング5と内側ハウジング30によって
区画されたモータ室32には、電動機及び発電機として
機能する発電電動機102bが設けられており、内側ハ
ウジング30内にはトルクコンバータ102aが設けら
れ、トルクコンバータ102aには、ロックアップ用の
油圧クラッチ102cが設けられている。なお、油圧ク
ラッチ102cは、ロックアップピストン16が油圧に
より締結および締結解除作動を行う。ちなみに、油圧ク
ラッチ102cの油圧による作動は従来のトルクコンバ
ータのロックアップ条件と同じプログラムにより実行さ
れるように構成されている。
【0085】コンバータカバー3と内側ハウジング30
とにより区画される空間は、コンバータカバー3の回転
を妨げないために乾燥室としてある。
【0086】前記ステータ固定軸30bに貫通支持され
た駆動軸17には、タービンランナ12及びロックアッ
プピストン16が結合されており、ロックアップピスト
ン16は駆動軸17上をスライド可能なセレーション結
合されている。
【0087】また、駆動軸17内には油路22が設けて
あり、この油路22が図2に示す油圧室21の油圧を調
整可能としている。これにより油圧クラッチ102cが
ロックアップクラッチとしての締結力を発生する。
【0088】また、電動オイルポンプ80が発電電動ユ
ニット102の外部に設けられており、この電動オイル
ポンプ80から必要な油圧が発電電動モジュール102
及び変速装置105に供給される。
【0089】図24には、本発明の実施の形態1におけ
るコントロールユニットC1を示す。このコントロール
ユニットC1は、イグニッションスイッチS1に接続さ
れ、車速センサS2、ブレーキセンサS3、アクセル開
度センサS4、ATポジションセンサS5、電圧計S
6、エンジン回転数センサS7、の各センサ信号が入力
され、このセンサ信号を元に、各種演算を行い、発電電
動機102b、電磁弁43、エンジンコントロールユニ
ットC2に制御信号を出力する。なお、エンジンコント
ロールユニットC2は、エンジン23の駆動をコントロ
ールするものであり、本実施の形態では、前記コントロ
ールユニットC1からの信号を元に、後述する可変動弁
機構部A1、燃料噴射装置A2、点火装置A3等に制御
信号を出力する。実施の形態1では、電磁クラッチへの
制御信号が出力されていたが、本実施の形態2には電磁
クラッチへの出力信号が無い点で異なる。
【0090】次に、実施の形態1のコントロールユニッ
トC1による制御の内容について説明する。本発明の実
施の形態2における制御フローは電動オイルポンプ80
を有することから、実施の形態1における電磁クラッチ
102dの働きを油圧クラッチ102cにそのまま適用
することが可能となり、それにより実施の形態1と同じ
制御をすることが可能となる。
【0091】以上説明したように、本発明の実施の形態
2では、トルクコンバータ102aをロックアップ状態
とするクラッチとして油圧クラッチを設け、トルクコン
バータ102aの外側ハウジング5内に、発電電動機1
02bを設けた構成とし、外部に電動オイルポンプ80
を設けたため、このトルクコンバータ102aよりも変
速装置105側に発電電動機102bが設けられている
構成にもかかわらず、必要に応じて油圧クラッチ部分を
締結させることにより、エンジン23側と発電電動機1
02bと連結させることができ、発電電動機102bを
スタータ・オルタネータ・駆動アシスト・回生手段のい
ずれの機能も発揮させることができ、しかも、既存のパ
ワートレーンの構成を大幅に変更することが不要である
とともに、生産ラインも大幅な変更が不要で、低コスト
の手段とすることができる。また、実施の形態1におい
ては、変速装置103に油圧を供給する別途手段を必要
としたが、本実施の形態2において電動オイルポンプ8
0を設けたことにより、エンジンの運転、停止に関わら
ず、油圧を供給することが可能となり、前記別途手段を
必要としない。これにより、構成を簡略化することが可
能となる。
【0092】(実施の形態3)図25は、本願発明の実
施の形態3を示す断面図である。この実施の形態3は、
トルクコンバータ102a及び内側ハウジング30の構
成が実施の形態1と異なるだけで基本的構成は実施の形
態1と同じであるので、同じ構成には同じ符号を付ける
ことで説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0093】内側ハウジング30内には油圧クラッチ1
02cのみが設けられている。なお、油圧クラッチ10
2cは、ロックアップピストン16が油圧により締結お
よび締結解除作動を行う。
【0094】この油圧クラッチ102cのクラッチケー
ス3cはオイルポンプ駆動軸3aに連結されており、ク
ラッチケース3cの回転によってオイルポンプ駆動軸3
aに回転力が入力され内蔵オイルポンプ4を駆動し油圧
を発生する。この時クラッチケース3cと内側ハウジン
グ30とにより区画される空間は、クラッチケース3c
の回転を妨げないために乾燥室としてあり、オイルポン
プケース30aとオイルポンプ駆動軸3aの間にはオイ
ルシール7が設けられている。
【0095】内側ハウジング30は、エンジン23に固
定支持されており、オイルポンプケース30a及びステ
ータ固定軸30bにより構成されている。ステータ固定
軸30bは中空軸構造を取っており、この中空軸内には
駆動軸17が貫通支持されている。また、前記ステータ
固定軸30bには前記オイルポンプ駆動軸3aが回転可
能に支持されるものである。
【0096】前記ステータ固定軸30bに貫通支持され
た駆動軸17には、ロックアップピストン16が結合さ
れており、ロックアップピストン16は駆動軸17上を
スライド可能なセレーション結合されている。また、駆
動軸17内には油路22が設けてあり、この油路22が
図2に示す油圧室21の油圧を調整可能としている。こ
れにより油圧クラッチ102cが締結力を発生する。
【0097】本発明の実施の形態3のコントロールユニ
ットは、実施の形態2と同じであるため図24を参照さ
れたい。
【0098】次に、実施の形態3における制御フローを
説明する。この制御フローも、実施の形態1との相違点
のみ説明する。
【0099】エンジン始動時、図外のスタータによりエ
ンジンが始動される。エンジン始動後の作動について説
明すると、エンジン23がアイドリング状態となると、
エンジン23の出力軸13から出力される駆動力は、発
電電動ユニット102に設けられた油圧クラッチ102
cのクラッチケース3cにクランク軸曲げ振動を抑制す
るために設けられたフレキプレート14を介して伝達さ
れ、クラッチケース3cを回転駆動する。クラッチケー
ス3にはオイルポンプ駆動軸3aが連結されているた
め、内蔵オイルポンプ4が油圧を発生する。油圧室21
の油圧を駆動軸17内に設けられた油路22により制御
することで油圧クラッチ102cを締結し、駆動軸17
に駆動力が伝達される。
【0100】駆動軸17の回転によりモータ部分である
ロータ8及びロータ支持部材8aは、エンジンからの駆
動力により回転駆動されることでジェネレータとして機
能することができる。また、駆動軸17の駆動力により
前後進切換機構部103のリングギヤ25が駆動され
る。この時、クラッチ28,29を開放していると変速
装置104に駆動力が伝達されることはない。
【0101】前進する場合には、運転者はブレーキを踏
み、セレクトレバーをDレンジに入れる。この時、前後
進切換機構部103のクラッチ29が接続される。運転
者はブレーキを踏んでいるので、駆動軸17は固定さ
れ、エンジン出力軸13から伝達された駆動力は、クラ
ッチケース3cを回転し、この段階で油圧クラッチ10
2cは解除された状態である。好ましくは、ブレーキO
FFで油圧クラッチ102cを半クラッチ状態とするこ
とでクリープ状態を形成する。よって、運転者がブレー
キを放すと、このクリープ力により僅かに推進される。
【0102】次に、モータクリープ作動からエンジンク
リープ作動への切替処理について説明すると、モータク
リープ作動時は、油圧クラッチ102cは開放状態とし
て発電電動機102bを電動機として作動させているた
め、まず、図外のスタータによりエンジンを始動させ、
エンジン始動を確認後、油圧クラッチ102cを締結
し、発電電動機102bの電動機としての動作を停止す
る。これによりスムーズな切替処理が行われる。
【0103】次に、エンジン再始動作動について説明す
ると、エンジン再始動作動を行う場合、すなわち、走行
中にエンジン23を停止してからエンジン23を再始動
する場合は、次の3つの状況がある。1つは車速3.5
〜40km/hで減速状態の場合で、ATポジションが
Dレンジで、エンジン23が停止している状態であり、
これは減速再加速作動に移行する。
【0104】2つめは、車速0〜3.5km/hの場合
でATポジションがDレンジで、エンジン23が停止し
ている状態であり、これはモータクリープ作動を実行し
ている状態である。この制御も基本的には実施の形態1
と同じである。
【0105】緩加速であれば、前後進切換機構部103
に対してDレンジからNレンジに切替る信号を出力し、
一旦駆動軸17と変速装置104との接続を解除する。
次に油圧クラッチ102cを接続し、発電電動機102
bをスタータとして作動(電動機として作動)させ、エ
ンジン23を始動し、エンジン回転数からエンジン始動
を確認した後、発電電動機102bのスタータとしての
機能を停止させ、前後進切換機構部103に対してNレ
ンジからDレンジへ切替る信号を出力し、駆動軸17と
変速装置104とを接続し、通常のエンジン走行状態に
移行する。ここで、実施の形態1においては、油圧クラ
ッチ102cの締結を解除していたが、本実施の形態3
においては、エンジン駆動力は油圧クラッチ102cの
みを介して伝達されるため、油圧クラッチ102cを解
除することはない。
【0106】3つめは、モータクリープ状態に移行した
状態で、ブレーキをONし、車速0km/hになった直
後、ブレーキをOFFした状態であり、ATポジション
がDレンジで、エンジン23が停止している状態が考え
られる。この時は、再度SOC>設定値であることを確
認後、前記モータクリープからの再始動処理時と同様の
処理が行われる。
【0107】以上説明したように、本発明の実施の形態
3では、油圧クラッチ102cのみを設け、外側ハウジ
ング5内に、発電電動機102bを設けた構成としたた
め、基本的な動作能力を確保しながらも、実施の形態1
において用いられたトルクコンバータ102aを廃止し
たことにより、低コストで、伝達効率を向上させること
ができる。また、トルクコンバータ102aがないた
め、非常にコンパクトな構成をとることが可能となり、
適用可能な車種の範囲を広げることができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願全請求項
に記載の発明によれば、エンジンと変速装置の間にクラ
ッチを設け、このクラッチと前記変速装置の間に発電電
動機を設けた構成としたために、発電電動機をスタータ
・オルタネータ・駆動アシスト・回生手段のいずれの機
能も発揮させることができ、しかも、既存のパワートレ
ーンの構成を大幅に変更することが不要であるととも
に、生産ラインも大幅な変更が不要で、低コストの手段
とすることができる。よって、スタータ・オルタネータ
・駆動アシスト・回生・の機能を有した発電電動ユニッ
トを安価に提供することができるという効果が得られ
る。さらに、トルクコンバータのハウジングとして既存
品をそのまま用いることができる場合、パワートレーン
として、既存のトルクコンバータをそのまま用いる仕様
と、本発明の発電電動ユニットを用いた仕様と2通りの
仕様の設定が可能となり、設計自由度の向上を図ること
ができる。
【0109】請求項2に記載の発明によれば、発電電動
機の乾燥室を確保しつつ、内側ハウジング内を乾式クラ
ッチ、湿式クラッチまたはトルクコンバータもしくはこ
れらの組み合わせのどれを用いてもよく、設計自由度を
与えることができる。
【0110】請求項3に記載の発明によれば、回生作動
時には、油圧クラッチの締結の有無にかかわらず、駆動
輪側から入力される駆動トルクにより発電電動機のロー
タが回転されて回生エネルギを得ることができる。そし
て、この時、油圧クラッチの締結を解除しておけば、エ
ンジン負荷分を回生しても、違和感なく回生することが
できる。また、油圧クラッチのみより、非常にコンパク
トな構成をとることが可能となり、適用可能な車種の範
囲を広げることができる。
【0111】請求項4に記載の発明によれば、エンジン
の出力が小さな車両においても、発進トルク等を十分発
生することが可能となり、また、回生作動時には、前記
ロックアップクラッチの締結の有無にかかわらず、駆動
輪側からトルクコンバータに入力される駆動トルクによ
り発電電動機のロータが回転されて回生エネルギを得る
ことができる。そして、この時、前記ロックアップクラ
ッチの締結を解除しておけば、エンジン負荷分を回生し
ても、違和感なく回生することができる。
【0112】請求項6に記載の発明によれば、発電電動
機をスタータとして用いる場合は、電磁クラッチを締結
させてトルクコンバータをロックアップ状態とすること
で、発電電動機の駆動トルクがトルクコンバータからエ
ンジンの駆動軸に伝達される。これによりエンジンスタ
ータを廃止することができる。
【0113】請求項7に記載の発明によれば、ロータが
回転するのに伴ってハウジング内に空気の流れが生じて
発電電動機が冷却され、熱による発電電動機の機能低下
を防止できる。
【0114】請求項8に記載の発明によれば、前記クラ
ッチを直結状態とした時に、エンジン側と変速装置側と
から曲げ振動や捻じれ振動が前記クラッチに入力されて
も、これらの振動を吸収プレートとダンパにより吸収す
ることができる。よって、前記クラッチの回転要素と前
記内側及び外側ハウジングとの間で軸直交方向の相対変
位が生じ難くなり、これにより発電電動機においてロー
タとステータとの間隔を狭くしても両者が干渉し難くな
り、発電電動機の入出力効率を向上させることができ
る。
【0115】請求項9に記載の発明によれば、発電電動
機のステータが冷却されて発電電動機の熱による機能低
下を防止できる。
【0116】請求項10に記載の発明によれば、外部に
オイルポンプ設ける必要がなく、構成をコンパクトにす
ることができる。
【0117】請求項11に記載の発明によれば、エンジ
ンの状態に関わらず、常に油圧を供給することが可能と
なり、これにより、油圧クラッチに電磁クラッチと同じ
働きをさせることが可能になり、しかも、変速装置等に
常に必要な油圧を供給することが可能なため、他の油圧
発生手段を設ける必要がないため、構成を簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すクレーム対応図を示す。
【図2】本発明の実施の形態1の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1のセレーション結合部の
拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1のコントロールユニット
のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1のエンジン始動処理のフ
ローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1のエンジンクリープ処理
のフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1のモータクリープ処理の
フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1のモータクリープからの
加速処理のフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態1のモータクリープからエ
ンジンクリープへの切替処理のフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態1の定常走行処理のフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施の形態1の加速処理のフローチ
ャートである。
【図12】本発明の実施の形態1の可変動弁機構がある
場合の定常走行処理のフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態1のエンジン再始動処理
のフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態1の減速再加速処理のフ
ローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態1のエンジン始動時のタ
イムチャートである。
【図16】本発明の実施の形態1のアイドリング停止か
らモータクリープ及び始動発進加速を行う際のタイムチ
ャートである。
【図17】本発明の実施の形態1の定常走行処理のタイ
ムチャートである。
【図18】本発明の実施の形態1のエンジンブレーキ回
生中の減速再加速処理のタイムチャートである。
【図19】本発明の実施の形態1のモータクリープから
エンジンクリープへの切替処理のタイムチャートであ
る。
【図20】本発明の実施の形態1のエンジンブレーキ回
生なしの減速再加速処理のタイムチャートである。
【図21】本発明の実施の形態1の可変動弁機構の拡大
断面図である。
【図22】本発明の実施の形態1のシフトバルブを示す
断面図である。
【図23】本発明の実施の形態2の構成を示す断面図で
ある。
【図24】本発明の実施の形態2のコントロールユニッ
トのブロック図である。
【図25】本発明の実施の形態3の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ステータ 2 コイル 3 コンバータカバー 3a オイルポンプ駆動軸 3b 隔壁 3c クラッチケース 4 内蔵オイルポンプ 5 外側ハウジング 6 フィン 7 オイルシール 8 ロータ 8a ロータ支持部材 9 ワンウェイクラッチ 10 ポンプインペラ 10a インペラシェル 10b インペラブレード 11 ステータブレード 12 タービンランナ 13 出力軸 14 フレキプレート 15 トーションスプリング 16 ロックアップピストン 16a 摩擦材 16b コイル 17 駆動軸 18 クランク軸 19 42V電磁ロックアップクラッチ用端子 19a スリップリング 21 油圧室 22 油路 23 エンジン 24 ミッションケース 25 リングギヤ 26 ピニオンギヤ 27 サンギヤ 28 クラッチ 29 クラッチ 30 内側ハウジング 30a オイルポンプケース 30b ステータ固定軸 31 ロックアップピストン結合部 32 モータ室 33 回転軸 34 プライマリープーリ 35 セカンダリプーリ 36 ベルト 37 摩擦プレート 38 皿ばね 39 スプリング 40 入力プレート 41 出力プレート 42 シフトバルブ 43 電磁弁 44 電源部 45 制御軸 46 制御カム 47 揺動アーム 48 揺動カム 49 カム 50 バルブリフター 51 吸気弁 52 カムシャフト 60 可変動弁機構 70 位置決め孔 80 電動オイルポンプ 102 発電電動ユニット 102a トルクコンバータ 102b 発電電動機 102c 油圧クラッチ 102d 電磁クラッチ 103 前後進切換機構部 104 変速機構部 105 変速装置 105a 入力軸
フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA00 PA01 PA11 PA12 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PI30 PO02 PU01 PU22 PU23 PU25 QE01 QE08 QE10 QE13 QH08 QI04 RB08 RE05 RE06 SE04 SE05 SE09 TB01 TE02 TI02 TO13 TO21 TO23 TO30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸と、ニュートラル状態
    及び前後進状態を切替可能であるとともに変速比を変更
    可能な変速装置の入力軸と、の間に介在される発電電動
    ユニットであって、 前記エンジンの出力軸と変速装置の入力軸との間で駆動
    力の切断及び伝達を行うクラッチと、 前記クラッチよりも前記変速装置の入力軸側に設けら
    れ、前記クラッチとの間でトルクを授受可能に設けられ
    た発電電動機と、を備えていることを特徴とする発電電
    動ユニット。
  2. 【請求項2】 前記発電電動ユニットを覆う外側ハウジ
    ングと、この外側ハウジング内にもう一つの内側ハウジ
    ングとが設けられ、 この内側ハウジング内に前記クラッチが納められるとと
    もに、前記内側ハウジング及び前記外側ハウジングによ
    り区画される空間に前記発電電動機が設けられ、 これにより前記発電電動ユニットが2室で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の発電電動ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記クラッチとして電磁クラッチが設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    発電電動ユニット。
  4. 【請求項4】 前記クラッチとして油圧クラッチが設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    発電電動ユニット。
  5. 【請求項5】 前記発電電動ユニットにトルクコンバー
    タが設けられ、前記クラッチが、このトルクコンバータ
    のロックアップ状態を形成可能に設けられたロックアッ
    プクラッチであることを特徴とする請求項1ないし4に
    記載の発電電動ユニット。
  6. 【請求項6】 前記発電電動機が、前記外側ハウジング
    の内側に固定されたステータ、及びこのステータと対向
    して前記クラッチの回転要素に取り付けられたロータに
    より構成される前記発電電動機において、前記ロータに
    フィンを設けたことを特徴とする請求項1ないし5に記
    載の発電電動ユニット。
  7. 【請求項7】 前記エンジンの出力軸と前記クラッチと
    の間に、出力軸の曲げ振動を吸収する吸収プレートが設
    けられ、 前記クラッチの締結面よりも変速装置側の部材と変速装
    置の入力軸との間に、捻り振動を吸収するダンパが設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし6に記載の
    発電電動ユニット。
  8. 【請求項8】 前記外側ハウジングにおいて発電電動機
    のステータの固定面に冷媒が通るジャケットが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし7に記載の発電
    電動ユニット。
  9. 【請求項9】 前記発電電動ユニットに油圧クラッチの
    締結力を供給するオイルポンプが内蔵されていることを
    特徴とする請求項4ないし8に記載の発電電動ユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 前記発電電動ユニットの外部に、前記
    油圧クラッチの締結力及び前記変速装置の制御圧を供給
    する電動オイルポンプを備えていることを特徴とする請
    求項1ないし9に記載の発電電動ユニット。
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