JP2000286910A - ディジタル復調装置 - Google Patents

ディジタル復調装置

Info

Publication number
JP2000286910A
JP2000286910A JP11090137A JP9013799A JP2000286910A JP 2000286910 A JP2000286910 A JP 2000286910A JP 11090137 A JP11090137 A JP 11090137A JP 9013799 A JP9013799 A JP 9013799A JP 2000286910 A JP2000286910 A JP 2000286910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
signals
frequency
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11090137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4172086B2 (ja
Inventor
Atsushi Yamashita
淳 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP09013799A priority Critical patent/JP4172086B2/ja
Publication of JP2000286910A publication Critical patent/JP2000286910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4172086B2 publication Critical patent/JP4172086B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局側の伝送速度と同期した一定レートの
クロックを生成する。 【解決手段】直交検波部20で復調された信号I、Qを
ベースバンド信号Ia、Qaに変換するDTF24i、
24q、信号Ia、Qaの位相を補正して同相成分Ib
と直交成分Qbを生成する位相補正部28、搬送波の位
相誤差を算出し位相補正の制御信号として位相補正部2
8へフィードバックするCR30、位相誤差の平均値を
算出し位相補正の制御信号として位相補正部28へフィ
ードバックするAFC32、A/D変換部18の実サン
プル点と理想サンプル点の時間差を算出するBTR3
6、2受信シンボル点間のゼロクロス点を検出するPR
Z38、DTF24i、24qのインパルス応答尖頭値
を検出し、対応したタイミング信号を基準信号としてP
LL42へ出力するフィルタタップ中心位置検出部40
とを具備し、PLL42で所定のクロックCKを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信に用い
られるディジタル復調装置であって、基地局から伝送さ
れてきた位相変調信号を受信し、この位相変調信号を周
波数FifのIF信号(中間周波数信号)に変換し、この
IF信号を周波数Fsp(FspはFif×4/mに等しい条
件を満たす周波数を表す。mは5以上の奇数を表す。)
のクロックで標本化してディジタル信号に変換し、つい
で直交検波部で互いに直交する復調信号I、Qを生成す
るようにしたディジタル復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の高品質、高安定性が
要求され、移動機側において基地局側の伝送速度と同期
した一定レートのクロックを生成して送信を行う必要が
ある。一方、移動機の小型化及び低消費電力化を図るた
めに、直交検波部及び直交検波部で生成した信号I、Q
から伝送情報を復調するためのディジタル信号処理回路
としてDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)が用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DSPを用いたディジタル復調装置は、直交検波部の内
部メモリにデータを蓄えた後にまとめて割り込み処理を
行っていたため、バーストタイミングでしか信号処理が
できず、移動機側から基地局側へ送信する際に各シンボ
ルレートが不均一になるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、基地局側の伝送速度と同期した一定レートのク
ロックを生成することのできるディジタル復調装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるディジタル
復調装置は、伝送されてきた位相変調信号を受信して周
波数FifのIF信号(中間周波数信号)に変換し、この
IF信号を周波数Fsp(FspはFif×4/mに等しい条
件を満たす周波数を表す。mは5以上の奇数を表す。)
のサンプリングクロックで標本化してディジタル信号に
変換し、ついで直交検波部で互いに直交する復調信号
I、Qを生成するようにしたディジタル復調装置におい
て、直交検波部の出力する信号I、Qをベースバンド信
号Ia、Qaに変換する低域フィルタと、この低域フィ
ルタの出力する信号Ia、Qaの位相を補正して同相成
分Ibと直交成分Qbを生成する位相補正部と、この位
相補正部で生成された信号Ib、Qbに対応した受信シ
ンボル点の位相と期待されるシンボル点の位相を比較し
て搬送波の位相誤差を算出し、算出信号を位相補正のた
めの制御信号として位相補正部へフィードバックする位
相誤差算出部と、この位相誤差算出部で算出された位相
誤差の平均値を算出し、算出信号を位相補正のための制
御信号として位相補正部へフィードバックする自動周波
数補正部と、位相補正部で生成された信号Ib、Qbに
基づいて2受信シンボル点間のゼロクロス点を検出する
ゼロクロス検出部と、位相補正部で生成された信号I
b、Qbとゼロクロス検出部で検出された信号に基づい
てA/D変換部の実サンプリング点と理想サンプリング
点との時間差を算出するビットタイミング補正部と、ゼ
ロクロス検出部の検出信号とビットタイミング補正部の
算出データに基づいて低域フィルタのインパルス応答尖
頭値を検出し、対応したタイミング信号を出力するフィ
ルタタップ中心位置検出部と、このフィルタタップ中心
位置検出部の出力するタイミング信号を基準信号として
クロックを生成する位相同期ループ回路とを具備してな
ることを特徴とする。
【0006】直交検波部で生成した復調信号I、Qを低
域フィルタでベースバンド信号Ia、Qaに変換し、位
相補正部で位相を補正して同相成分Ibと直交成分Qb
を生成する。位相誤差算出部で搬送波の位相誤差を算出
し位相補正の制御信号として位相補正部へフィードバッ
クし、自動周波数補正部で位相誤差の平均値を算出し位
相補正の制御信号として位相補正部へフィードバックす
る。ゼロクロス検出部で2受信シンボル点間のゼロクロ
ス点を検出し、ビットタイミング補正部でA/D変換部
の実サンプリング点と理想サンプリング点との時間差を
算出し、フィルタタップ中心位置検出部で低域フィルタ
のインパルス応答尖頭値を検出し、対応したタイミング
信号を基準信号として位相同期ループ回路でクロックを
生成する。低域フィルタのインパルス応答尖頭値に対応
したタイミング信号を基準信号として位相同期ループ回
路でクロックを生成しているので、基地局側の伝送速度
に同期したデューティ比が50%に近いクロックを生成
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面により説明する。図1は本第1発明(請求項1に対応
した発明)によるディジタル復調装置の一実施形態例を
示すもので、この図において、12はアンテナ、14は
高周波回路(以下RFと記述する)、16はBPF(バ
ンドパスフィルタ)、18はA/D(アナログ/ディジ
タル)変換部、20は直交検波部、22iはI部メモ
リ、22qはQ部メモリ、24i、24qは低域フィル
タとしてのディジタルフィルタ(以下DTFと記述す
る)、26は係数記憶部としてのリードオンリメモリ
(以下ROMと記述する)、28は位相補正部、30は
位相誤差算出部(以下CRと記述する)、32は自動周
波数補正部(以下AFCと記述する)、34は復号部
(以下D/Dと記述する)、36はビットタイミング補
正部(以下BTRと記述する)、38はゼロクロス検出
部(以下PRZと記述する)、40はフィルタタップ中
心位置検出部、42は位相同期ループ回路(以下PLL
と記述する)である。前記直交検波部20から前記フィ
ルタタップ中心位置検出部40までは、LSI(大規模
集積回路)で構成された汎用のDSP44内の素子の組
み合わせで構成されている。
【0008】前記アンテナ12は、基地局側から搬送波
によって伝送されてきた位相変調信号(例えばQPSK
(Quadrature Phase Shift Keying)変調された信号)
を受信する。前記RF14は、前記アンテナ12の受信
信号を周波数FifのIF信号に変換する周波数変換部
と、このIF信号を増幅する中間周波増幅部と、AGC
(自動利得制御)部とを具備し、増幅されたIF信号を
出力する。前記BPF16は、前記RF14から出力し
たIF信号のうちの目的とする信号の周波数範囲を通過
させる。前記A/D変換部18は、前記BPF16から
出力したIF信号を、サンプリングクロック発生部(図
示省略)から出力したサンプリング周波数Fspのサンプ
リングクロックで標本化してディジタル信号に変換す
る。このサンプリング周波数Fspは次ぎの(1)式を満
たすように設定されている。 Fsp=Fif×4/m…(1) (1)式においてmは5以上の奇数(5、7、9、…)
を表し、IF信号を4Fif/5以下のサンプリング周波
数でサンプリング(以下、単にアンダーサンプリングと
いう。)していることを表している。
【0009】前記直交検波部20は、前記A/D変換部
18の出力信号を直交検波して互いに直交する復調信号
I、Qを生成する。前記I部メモリ22i、Q部メモリ
22qは、前記直交検波部20で生成された信号I、Q
を所定のタイミングで交互に格納し、前記フィルタタッ
プ中心位置検出部40からのタイミング信号によって前
記I部メモリ22i、Q部メモリ22qから信号I、Q
が読み出される。前記DTF24i、24qは、前記I
部メモリ22i、Q部メモリ22qから読み出された信
号I、Qに対し、前記ROM26から適宜に読み出され
たタップ係数を用いたナイキスト処理を行うことによっ
て、信号I、Qをベースバンド信号Ia、Qaに変換す
る。前記ROM26には予め複数組のタップ係数が記憶
されている。前記位相補正部28は、前記CR30及び
AFC32から出力する信号を制御信号として前記DT
F24i、24qから出力する信号Ia、Qaの位相を
補正する。
【0010】前記CR30は前記位相補正部28の出力
する信号Ib、Qbに対応した受信シンボル点の位相と
期待されるシンボル点(例えばベースバンド信号の理想
シンボル点)の位相とを比較し搬送波の位相誤差を算出
し、算出信号を位相補正のための制御信号として前記位
相補正部28へフィードバックする。受信シンボル点と
は、QPSKの信号点配置図において位相が直交関係に
ある信号Ib、Qbをベクトルで表したときの合成ベク
トルを表す。前記AFC32は、前記CR30で算出さ
れた位相誤差の平均値を算出し、算出信号を位相補正の
制御信号として前記位相補正部28へフィードバックす
る。前記D/D34は、IQ判定部とP/S(パラレル
/シリアル)変換部からなり、前記位相補正部28の出
力する信号Ib、Qbから伝送情報を復号して出力す
る。
【0011】前記PRZ38は、前記位相補正部28で
生成された信号Ib、Qbに基づいて2受信シンボル点
間のゼロクロス点を検出し、検出信号を出力する。前記
BTR36は、前記位相補正部28で生成された信号I
b、Qbと前記PRZ38の検出信号とに基づいて、前
記A/D変換部18の実サンプリング点と理想サンプリ
ング点(ベースバンド信号の理想シンボル点、理想ゼロ
クロス点に対応したサンプリング点)との時間差を算出
する。
【0012】前記フィルタタップ中心位置検出部40
は、図2に示すように、最近隣理想サンプル点検出器4
6、メモリ最終部検出器48及びフィルタ処理開始点算
出器50を具備し、前記PRZ38の検出信号と前記B
TR36の算出データとに基づいて前記DTF24i、
24qのインパルス応答尖頭値を検出し、対応したタイ
ミング信号をタップ係数選択信号として前記ROM26
へ出力するとともに、この対応したタイミング信号を前
記I部メモリ22i、Q部メモリ22q及び前記PLL
42へ出力する。前記最近隣理想サンプル点検出器46
は、前記PRZ38の検出信号と前記BTR36の算出
データとに基づいて、前記A/D変換部18の実サンプ
リング点のうちの理想サンプリング点に最も近いサンプ
リング点を検出し、前記メモリ最終部検出器48は前記
最近隣理想サンプル点検出器46の検出値に基づいて前
記I部メモリ22i、Q部メモリ22qのフィルタ処理
の最終番地を検出し、前記フィルタ処理開始点算出器5
0は、前記最近隣理想サンプル点検出器46の検出値と
前記メモリ最終部検出器48の検出値とに基づいてフィ
ルタ処理の開始点を算出し、この算出信号(タイミング
信号)を次の割込み時のフィルタ処理開始点データとし
て前記I部メモリ22i、Q部メモリ22qへ出力する
とともに、タップ係数選択信号として前記ROM26へ
出力し、さらにこの算出信号を前記PLL42へ出力す
る。このフィルタ処理の開始点は、前記DTF24i、
24qのインパルス応答尖頭値が出現するタイミングに
対応している。
【0013】つぎに図1の作用を図2及び図3を併用し
て説明する。 (1)基地局側から搬送波によって伝送されてきた位相
変調信号(例えばQPSK変調された信号)はアンテナ
12で受信され、RF14によって周波数Fif(例えば
455KHz)のIF信号に変換され、BPF16で目
的とする信号の周波数帯域に制限され、A/D変換部1
8で周波数Fsp(式(1)のmを25とすると72.8
KHz)のサンプリングクロックによる標本化によりデ
ィジタル信号に変換される。このとき、式(1)が成立
するサンプリング周波数FspでIF信号をアンダーサン
プリングしているので、A/D変換部18の出力側には
Fsp/4の周波数に周波数変換された信号が生成され
る。すなわち、IF信号をsin波とし、式(1)でm
=25とすると、アンダーサンプリングのサンプリング
周波数FspはIF信号の周波数Fifの4/25倍となる
ので、アンダーサンプリングの標本化周期1/FspはI
F信号の周期1/Fifの25/4倍となる。このため、
IF信号に対して90°位相が遅れた点をサンプリング
することになり、その周期はサンプリング周期1/Fsp
の4倍となる。
【0014】(2)直交検波部20は、A/D変換部1
8から出力した128サンプル分(1バースト処理分)
の信号を直交検波して互いに直交する復調信号I、Qを
生成し、内部メモリへ一旦格納した後、所定の係数を掛
けて奇数番目のサンプル値をI部メモリ22iに、偶数
番目のサンプル値をQ部メモリ22qにバーストモード
で転送する。I部メモリ22iに転送された信号Iと、
Q部メモリ22qに転送された信号QはROM26のタ
ップ係数を用いたDTF24iとDTF24qのフィル
タ処理によってベースバンド信号Ia、Qaに変換さ
れ、位相補正部28による位相補正で同相成分Ibと直
交成分Qbが生成する。
【0015】(3)CR30は、信号Ib、Qbに対応
した受信シンボル点の位相と期待されるシンボル点の位
相とを比較して搬送波の位相誤差を算出し、算出信号を
位相補正の制御信号として位相補正部28へフィードバ
ックし瞬時的な位相安定を図る。AFC32は、CR3
0で算出した位相誤差の平均値を算出し、算出信号を位
相補正の制御信号として位相補正部28へフィードバッ
クし長期的な位相安定を図る。D/D34は、IQ判定
部によって同相成分Ibと直交成分Qbから伝送情報の
同相デ−タと直交デ−タを判定し、P/S変換部によっ
て同相デ−タと直交デ−タから元の伝送情報である直列
デ−タを合成し復号信号を出力する。
【0016】(4)PRZ38は、位相補正部28で生
成された信号Ib、Qbに基づいて2受信シンボル点間
のゼロクロス点を検出し、BTR36は、位相補正部2
8で生成された信号Ib、QbとPRZ38の検出信号
とに基づいてA/D変換部18の実サンプリング点と理
想サンプリング点との時間差を算出する。
【0017】(5)フィルタタップ中心位置検出部40
は、A/D変換部18のサンプリングのタイミングと同
時に動作を行い、PRZ38の検出信号とBTR36の
算出データとに基づいてDTF24i、24qのインパ
ルス応答尖頭値を検出し、検出信号をタップ係数選択信
号としてROM26へ出力するとともに、タイミング信
号としてI部メモリ22i、Q部メモリ22q及びPL
L42へ出力する。つまり、A/D変換部18のサンプ
リングのタイミングでDSP44へ割込みを行い、この
割込み動作時に、1バースト前にDSP44内の復調処
理で得られた検出信号をタイミング信号としてI部メモ
リ22i、Q部メモリ22q及びPLL42へ出力す
る。すなわち、最近隣理想サンプル点検出器46がA/
D変換部18の実サンプリング点のうちの理想サンプリ
ング点に最も近いサンプリング点を検出し、メモリ最終
部検出器48がI部メモリ22i、Q部メモリ22qの
フィルタ処理の最終番地を検出し、フィルタ処理開始点
算出器50がフィルタ処理の開始点を算出し、この算出
信号をフィルタ処理の開始点データとしてI部メモリ2
2i、Q部メモリ22qへ出力することによってメモリ
巡回が行われる。このフィルタ処理の開始点が、例えば
図3に示すようなI部メモリ22i(Q部メモリ22
q)のフィルタ処理時の中心位置範囲内の最初の1サン
プル分記憶領域Sであるとすると、1バースト毎に図中
矢印で示すようなフィルタ処理時の中心位置範囲内で記
憶領域Sを開始点としてメモリ巡回が行われ、連続した
受信シンボル点の検出が可能となる。図3のフィルタ処
理時の中心位置範囲内の1サンプル分記憶領域C(斜線
で示した領域)は、最近隣理想サンプル点検出器46の
検出タイミングに対応し、メモリ巡回においてDTF2
4i、24qのインパルス応答尖頭値が出現するタイミ
ングに対応している。
【0018】(6)フィルタタップ中心位置検出部40
から検出信号(タイミング信号)がI部メモリ22i
(Q部メモリ22q)に入力すると、このI部メモリ2
2i(Q部メモリ22q)からはメモリ巡回の開始点
(図3の記憶領域Sに対応)から順にサンプリングデー
タが読み出されてDTF24i(DTF24q)に入力
する。このDTF24i(DTF24q)では、フィル
タタップ中心位置検出部40から検出信号によってRO
M26から順次読み出されたタップ係数によるナイキス
ト処理がなされる。すなわち、DTF24i(DTF2
4q)に供給されるタップ係数の時間的な制御によっ
て、A/D変換部18の実サンプリング点を理想サンプ
リング点に擬似的に一致させる制御が行われる。
【0019】(7)フィルタタップ中心位置検出部40
から検出信号(タイミング信号)が基準信号としてPL
L42に入力すると、このPLL42は位相同期ループ
制御によってクロックCKを生成する。このPLL42
は、DTF24i、24qのインパルス応答尖頭値が出
現するタイミングに対応したタイミング信号を基準信号
とした位相同期ループ制御でクロックCKを生成してい
るので、このクロックCKを基地局側の伝送速度と同期
のとれたデューティ比が50%に近いクロックとするこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によるディジタル復調装置は、A
/D変換部、直交検波部、低域フィルタ、位相補正部、
位相誤差算出部、自動周波数補正部、ゼロクロス検出
部、ビットタイミング補正部、フィルタタップ中心位置
検出部及び位相同期ループ回路を具備し、直交検波部で
生成した復調信号I、Qを低域フィルタでベースバンド
信号Ia、Qaに変換し、位相補正部で位相を補正して
同相成分Ibと直交成分Qbを生成し、位相誤差算出部
で搬送波の位相誤差を算出し位相補正の制御信号として
位相補正部へフィードバックし、自動周波数補正部で位
相誤差の平均値を算出し位相補正の制御信号として位相
補正部へフィードバックし、ゼロクロス検出部で2受信
シンボル点間のゼロクロス点を検出し、ビットタイミン
グ補正部でA/D変換部の実サンプリング点と理想サン
プリング点の時間差を算出し、フィルタタップ中心位置
検出部で低域フィルタのインパルス応答尖頭値を検出
し、対応したタイミング信号を基準信号として位相同期
ループ回路でクロックCKを生成するようにしたので、
このクロックCKを基地局側の伝送速度に同期したデュ
ーティ比が50%のクロックにすることができる。さら
に、A/D変換部のサンプリング周波数FspはIF信号
の周波数Fifの4/m倍に設定され、IF信号の情報デ
−タ成分が保持されたままサンプリング周波数Fspの1
/4の周波数にダウンコンバートされた信号を生成でき
るようにしたので、A/D変換部の後段の回路の処理速
度を低く抑えることができ、汎用のDSPを用いて小型
化及び低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明(請求項1に対応した発明)による
ディジタル復調装置の一実施形態例を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のフィルタタップ中心位置検出部40の具
体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のフィルタタップ中心位置検出部40によ
って、I部メモリ22i、Q部メモリ22qのフィルタ
タップ中心位置(DTF24i、24qのインパルス応
答尖頭値に対応)が検出される作用の説明図である。
【符号の説明】
12…アンテナ、 14…RF(高周波回路)、 16
…BPF(バンドパスフィルタ)、 18…A/D(ア
ナログ/ディジタル)変換部、 20…直交検波部、
22i…I部メモリ、 22q…Q部メモリ、 24
i、24q…DTF(ディジタルフィルタ)(低域フィ
ルタの一例)、 26…ROM(係数記憶部の一例)、
28…位相補正部、 30…CR(位相誤差算出
部)、 32…AFC(自動周波数補正部)、 34…
D/D(復号部)、 36…BTR(ビットタイミング
補正部)、 38…PRZ(ゼロクロス検出部)、 4
0…フィルタタップ中心位置検出部、 42、66…P
LL(位相同期ループ回路)、44、44a…DSP
(ディジタル信号処理プロセッサ)、 46…最近隣理
想サンプル点検出器、 48…メモリ最終部検出器、
50…フィルタ処理開始点算出器、 CK…クロック、
Fif…中間周波数、 Fsp…A/D変換部のサンプリ
ング周波数(アンダーサンプリング周波数)、 IF…
中間周波数信号、I、Q…直交検波で得られた復調信
号、 Ia、Qa…フィルタ処理で得られたベースバン
ド信号、 Ib、Qb…位相補正で得られた同相成分、
直交成分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送されてきた位相変調信号を受信して周
    波数FifのIF信号(中間周波数信号)に変換し、この
    IF信号を周波数Fsp(FspはFif×4/mに等しい条
    件を満たす周波数を表す。mは5以上の奇数を表す。)
    のサンプリングクロックで標本化してディジタル信号に
    変換し、ついで直交検波部で互いに直交する復調信号
    I、Qを生成するようにしたディジタル復調装置におい
    て、前記直交検波部の出力する信号I、Qをベースバン
    ド信号Ia、Qaに変換する低域フィルタと、この低域
    フィルタの出力する信号Ia、Qaの位相を補正して同
    相成分Ibと直交成分Qbを生成する位相補正部と、こ
    の位相補正部で生成された信号Ib、Qbに対応した受
    信シンボル点の位相と期待されるシンボル点の位相を比
    較して搬送波の位相誤差を算出し、算出信号を位相補正
    のための制御信号として前記位相補正部へフィードバッ
    クする位相誤差算出部と、この位相誤差算出部で算出さ
    れた位相誤差の平均値を算出し、算出信号を位相補正の
    ための制御信号として前記位相補正部へフィードバック
    する自動周波数補正部と、前記位相補正部で生成された
    信号Ib、Qbに基づいて2受信シンボル点間のゼロク
    ロス点を検出するゼロクロス検出部と、前記位相補正部
    で生成された信号Ib、Qbと前記ゼロクロス検出部で
    検出された信号に基づいて前記A/D変換部の実サンプ
    リング点と理想サンプリング点との時間差を算出するビ
    ットタイミング補正部と、前記ゼロクロス検出部の検出
    信号と前記ビットタイミング補正部の算出データに基づ
    いて前記低域フィルタのインパルス応答尖頭値を検出
    し、対応したタイミング信号を出力するフィルタタップ
    中心位置検出部と、このフィルタタップ中心位置検出部
    の出力するタイミング信号を基準信号としてクロックを
    生成する位相同期ループ回路とを具備してなることを特
    徴とするディジタル復調装置。
JP09013799A 1999-03-30 1999-03-30 ディジタル復調装置 Expired - Fee Related JP4172086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09013799A JP4172086B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 ディジタル復調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09013799A JP4172086B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 ディジタル復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000286910A true JP2000286910A (ja) 2000-10-13
JP4172086B2 JP4172086B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=13990133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09013799A Expired - Fee Related JP4172086B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 ディジタル復調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4172086B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398879B1 (ko) * 2001-07-09 2003-09-19 삼성전자주식회사 입력신호의 영점교차 특성을 이용한 위상오차 검출장치
US7046968B2 (en) 2001-08-31 2006-05-16 Nec Corporation Frequency correcting method for cellular phone terminal
US7333573B2 (en) 2002-08-23 2008-02-19 Hitachi Kokusai Electric Inc. Radio communication apparatus and method having automatic frequency control function

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398879B1 (ko) * 2001-07-09 2003-09-19 삼성전자주식회사 입력신호의 영점교차 특성을 이용한 위상오차 검출장치
US7046968B2 (en) 2001-08-31 2006-05-16 Nec Corporation Frequency correcting method for cellular phone terminal
US7333573B2 (en) 2002-08-23 2008-02-19 Hitachi Kokusai Electric Inc. Radio communication apparatus and method having automatic frequency control function

Also Published As

Publication number Publication date
JP4172086B2 (ja) 2008-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008543119A (ja) 改良型精密座標回転による数値計算(cordic)プロセッサ
EP0381637B1 (en) A method of controlling the frequency of a coherent radio receiver and apparatus for carrying out the method
US6160838A (en) Spread spectrum transmitter, spread spectrum receiver and spread spectrum communication method and automatic gain control circuit for spread spectrum receiver
JP2007027987A (ja) 無線受信装置
JP2008530951A (ja) 予め符号化された部分応答信号用の復調器および受信器
JP2008154285A (ja) シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置
US7760819B2 (en) Digital wireless receiver
JP3763947B2 (ja) スペクトラム拡散受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御回路
JP2000286910A (ja) ディジタル復調装置
US5905764A (en) Radio receiver
CN115085745A (zh) 一种基于vde-ter的数字分集通信系统
JP4139814B2 (ja) 周波数誤差検出方法、受信方法、及び送受信方法
JP4268180B2 (ja) シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置
US7512195B2 (en) Frequency control apparatus, wireless communication apparatus and frequency control method
JP4449144B2 (ja) キャリア再生装置およびその方法と受信装置
JP3164944B2 (ja) 同期検出回路
JP4186304B2 (ja) ディジタル復調装置
JP4485297B2 (ja) 復調回路集積の半導体集積回路、復調方法及び受信機
JP3660930B2 (ja) 無線通信装置における自動周波数制御信号発生回路、受信装置、基地局装置、無線送受信システム、及び周波数誤差検出方法
JPH07273823A (ja) 自動周波数制御装置
JP2022174840A (ja) 復調器、無線機、検出方法、及び検出プログラム
JP2005303846A (ja) ディジタル復調器
JP3394276B2 (ja) Afc回路
JP4342264B2 (ja) シンボルクロック同期方法及び装置
JPH11341093A (ja) 直交変調信号復調方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees