JP2000286903A - ビット符号化システムおよび方法 - Google Patents
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
る同期、およびEMI放出の問題を克服しつつ、帯域を
最大限利用する、シリアル通信用の新たなビット符号化
システムを提供する。 【解決手段】 ビット符号化システムは、分散型マイク
ロコントローラ・ネットワーク(200,300)のバ
ス(7)と共に用い、実質的に正弦波状の波形を発生す
る波形発生器(100)を含む。変調機構(340,3
41)は、第1および第2振幅間で波形を振幅変調し、
第1および第2データ値を規定するように構成されてい
る。波形のゼロ交差点を用いて、バス(7)のタイミン
グ情報を規定する。
Description
ーラを用いた分散型システムのビット符号化方法に関
し、更に特定すれば、バス・マスタ・コントローラを用
いずに時間同期を必要とするかかる方法に関するが、こ
れに限定される訳ではない。
型マイクロコントローラ・システム上におけるデータ・
トラフィックに対するシリアル通信プロトコルを簡便化
するいくつかのビット符号化方法が既に知られている。
これらは、典型的に、同期(無障害データ伝送を保証す
るため)、利用可能な帯域幅の効果的な使用および可能
な限り最低の電磁干渉(EMI)放出の間で最良の折衷
案を求めるものである。
ーク(CAN:Controller Area Network)プロトコル
を用いた送信元マイクロコントローラ・ノードは、5つ
の連続するハイ・ビットまたはロー・ビットが送信され
た後にメッセージにエキストラ・ビット(extra bit)を
「詰め込む」(stuffing)ことによって、ネットワーク全
体の同期を維持することを保証する。詰め込まれるビッ
トは、5つの直前のビットと逆の極性であり、受信機
は、メッセージ内のエキストラ・エッジまたはエッジ群
に同期することができる。したがって、同期は、帯域幅
の損失および少量のEMI放出増大を犠牲にして行われ
る。
各ビット時間を2部分、即ち、1クロックおよび1デー
タに分割する。この場合、符号化によって、同期が維持
され、EMI放出は良好に維持され、ビット・カウント
毎の平均エッジは約0.75となるが、帯域幅の損失を
伴い、事実上半減する。
ステム・アーキテクチャ内部における同期、およびEM
I放出の問題を克服しつつ、帯域を最大限利用する、シ
リアル通信用の新たなビット符号化方法が求められてい
る。
号化システムおよび方法を提供しようとするものであ
る。
れば、分散型マイクロコントローラ・ネットワークのバ
スと共に用いるビット符号化システムが提供され、第1
および第2振幅間で振幅変調され第1および第2データ
値を定義し、かつバスのタイミング情報を規定する所定
の周期的パラメータを有する、第1の実質的に正弦波状
の波形から成る。
クロコントローラ・ネットワークのバスをビット符号化
する方法が提供され、この方法は、第1および第2振幅
間で第1の実質的に正弦波状の波形を振幅変調し、第1
および第2データ値を規定する段階,および所定の周期
的パラメータを用いて、バスのタイミング情報を規定す
る段階から成る。
パラメータの発生時に、第1および第2振幅間で選択的
に切り替えられる。所定の周期的パラメータは、第1正
弦波状波形のゼロ交差点である。好ましくは、所定の周
期的パラメータは、正弦波状波形の負から正へのゼロ交
差点である。
2バスに与えられる第2の実質的に正弦波状の波形を更
に備え、この別の波形は、第1波形に対して逆位相で振
幅変調され、第2バスのタイミング情報を規定する所定
の周期的パラメータを有する。
メータは、第1波長の所定の周期的パラメータから半波
長だけ位相シフトされている。
幅の効率的な使用をもたらしつつ、同期を取る問題を克
服する、シリアル通信用の新たなビット符号化システム
および方法が提供される。
これより図面を参照しながら説明する。
形信号10が示されている。これは、データ変調の結果
であり、通信バス上でデータ情報を搬送するために用い
られる(以下で更に説明する)。各ビット値40は、ビ
ット読取「枠」(bit read window)の間に測定される信
号の振幅によって決定される。第1ビット読取枠31で
は、信号10の振幅を、正のスレシホルド電圧レベル+
Vref2(参照番号21)と比較する。第2ビット読
取枠32では、信号10の振幅を負のスレシホルド電圧
レベル−Vref2(参照番号22)と比較する。
枠31の間+Vref2(21)よりも大きく、第2ビ
ット読取枠32の間−Vref2(22)よりも小さい
場合、ビットには論理値「1」が与えられる。逆に、信
号の振幅が、第1ビット読取枠31の間+Vref2
(21)よりも小さく、第2ビット読取枠32の間−V
ref2(22)よりも大きい場合、ビットには論理値
「0」が与えられる。
向かう傾きで、中間点スレシホルド・レベルVref1
20を交差する時点として定義される。このビット同
期タイミング点は、図1上ではライン30によって示さ
れている。
10によるプロトコルを用いてバス7を通じて通信する
ように構成された送信機300および受信機200を有
するシステムの好適実施例が示されている。
してバスに結合されており、正弦波発生器110,なら
びに増幅器およびレベル・シフタ段120を含む。正弦
波発生器110は、レベル・シフタに正弦波を供給する
ように結合されており、一方レベル・シフタは抵抗12
1を介してバスにほぼ均一な正弦波を供給する。
間信号10のビット同期点30を取り込むように構成さ
れた第1比較器210,および信号10の振幅を取り込
むように構成された第2比較器220を内蔵する。第2
ビット読取枠の間に信号の振幅を取り込むために、更に
別の比較器も使用可能であるが、明確化の理由のため、
これは図示されていない。
ロック230に接続されており、カウンタ/比較ブロッ
ク230は、ネットワーク通信を制御するように構成さ
れたコントローラ(図示せず)からのイネーブル信号2
31によってイネーブルすることができる。受信がイネ
ーブルされた場合、クロック信号が第1ビット読取枠の
間に到達するように、比較器210からのビット同期信
号が、遅延ブロック240を介して、シフト・レジスタ
250のクロックに渡される。シフト・レジスタ250
のデータ入力は、比較器220から来る。これは、信号
10の振幅に応じて、論理「1」または「0」のいずれ
かとなる。受信データ251は、通信コントローラに接
続され、これにデータを供給する。
30を取り込む比較器310を内蔵する。比較器310
の出力はカウンタ/比較ブロック320に接続されてお
り、送信機300のネットワーク通信を制御するたコン
トローラ(図示せず)からのイネーブル信号321によ
ってカウンタ/比較ブロック320をイネーブルするこ
とができる。送信がイネーブルされた場合、比較器31
0からのビット同期信号は直接シフト・レジスタ330
のクロック入力に渡される。シフト・レジスタ330へ
の入力は、通信コントローラ(図示せず)から来る。
チ340に接続されている。シフトレジスタ330の出
力の論理レベルによって、スイッチ340が開閉する。
スイッチ340が開放状態にある場合、キャリア信号
は、キャリア発生器100によって発生される形状とほ
ぼ同一である。このため、信号10は、信号10の正部
分に対しては+Vref2よりも大きな振幅を有し、信
号10の負部分に対しては−Vref2よりも小さい振
幅を有する(論理「1」と等価である)。スイッチ34
0が閉鎖状態にあある場合、キャリア信号は直列インピ
ーダンス341によって減衰される。この直列インピー
ダンス341には、キャリア発生器と直列の抵抗121
の値の2倍の任意の値が与えられる。この減衰のため
に、信号10は、信号10の正部分に対しては+Vre
f2よりも小さい振幅に変調され、信号10の負部分に
対しては−Vref2よりも大きい振幅に変調される
(論理「0」と等価である)。
て正弦波キャリア信号を使用し、正弦波の振幅によっ
て、当該ビットが論理ハイ「1」かまたは論理ロー
「0」かについて判定を行う。このキャリア信号は、実
質的にゼロのEMI放出を有し、バス7上における送信
機および受信機間のメッセージ内のデータの各ビットを
同期させるために、ゼロ交差点を用いることができる。
正弦波の両方のサイクルを用いて、データを送信し全て
の得られる帯域幅を利用することが完全に可能となる。
用により、フィルタの実施態様が簡略化し、実際にバス
同期に影響を及ぼす外部ノイズを防止する。
多元接続方式(Time Domain Multiple Access scheme)を
採用したシステムでは、本方法を用いることによって、
個々のノード間において複雑でかつ費用がかかるクロッ
ク同期の要件が不要となる。したがって、ノードに必要
なのは、単にバス上におけるゼロ交差点をカウントし、
通信サイクルにおいて当該ノードに割り当てられている
スロットにカウントが到達するまで続けるだけでよい。
その時点で、ゲートが開き、ノードはバス上にデータを
送信することが可能となる。全てのノードが同じゼロ交
差点をカウントするので、互いに完全に同期が取られる
ことになる。通信ラウンドがその終了に達した場合、全
てのノードはそのカウンタをゼロにリセットし、次のラ
ウンドを開始することができる。
あることは認められよう。例えば、ビット同期タイミン
グ点は、Vref1値が、負に向かう傾きで交差する点
として定義することも可能である。
存性が高いシステム(highly-dependable system)では、
位相が外れているが同じ各ビット同期点を用いる2系統
の並列なバス上で、正弦波の正または負サイクルのみを
用いて正弦波を送信すると有利な場合がある。これによ
って、クリティカルな時点即ちゼロ交差点における外部
干渉が双方のバス上で同期を乱さないことが保証され
る。
の並列なバスは、逆位相(半波長位相外れ)の正弦波を
有することができる。このようにすると、2つの逆位相
波のビット同期点は、半波長離れることなる。
クロコントローラ・システムの一部を示す図。
Claims (9)
- 【請求項1】分散型マイクロコントローラ・ネットワー
クのバスと共に用いるビット符号化システムであって:
第1および第2振幅間で振幅変調され第1および第2デ
ータ値を定義し、かつ前記バスのタイミング情報を規定
する所定の周期的パラメータを有する、第1の実質的に
正弦波状の波形から成ることを特徴とするビット符号化
システム。 - 【請求項2】前記振幅変調は、実質的に前記周期的パラ
メータの発生時に、前記第1および第2振幅間で選択的
に切り替えられることを特徴とする請求項1記載のシス
テム。 - 【請求項3】前記所定の周期的パラメータは、前記第1
正弦波状波形のゼロ交差点であることを特徴とする請求
項1記載のシステム。 - 【請求項4】第2バスに与えられる第2の実質的に正弦
波状の波形を備え、前記別の波形は、前記第1波形に対
して逆位相で振幅変調され、前記第2バスのタイミング
情報を規定する所定の周期的パラメータを有することを
特徴とする請求項1記載のシステム。 - 【請求項5】分散型マイクロコントローラ・ネットワー
クのバスをビット符号化する方法であって:第1および
第2振幅間で第1の実質的に正弦波状の波形を振幅変調
し、第1および第2データ値を規定する段階;および所
定の周期的パラメータを用いて、前記バスのタイミング
情報を規定する段階;から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項6】前記振幅変調は、実質的に前記周期的パラ
メータの発生時に、前記第1および第2振幅間で選択的
に切り替えられることを特徴とする請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】前記所定の周期的パラメータは、前記第1
正弦波状波形のゼロ交差点であることを特徴とする請求
項5記載の方法。 - 【請求項8】第2バスに第2の実質的に正弦波状の波形
を与える段階を含み、前記別の波形は、前記第1波形に
対して逆位相で振幅変調され、前記第2バスのタイミン
グ情報を規定する所定の周期的パラメータを有すること
を特徴とする請求項5記載の方法。 - 【請求項9】前記第2波形の前記所定の周期的パラメー
タは、前記第1波形の所定の周期的パラメータから半波
長だけ位相シフトされていることを特徴とする請求項9
記載の方法または請求項4記載のシステム。
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