JP2000286460A - ペルチェモジュール - Google Patents

ペルチェモジュール

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JP2000286460A
JP2000286460A JP11086801A JP8680199A JP2000286460A JP 2000286460 A JP2000286460 A JP 2000286460A JP 11086801 A JP11086801 A JP 11086801A JP 8680199 A JP8680199 A JP 8680199A JP 2000286460 A JP2000286460 A JP 2000286460A
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JP
Japan
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peltier
substrates
peltier module
module
substrate
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Application number
JP11086801A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Aoki
均史 青木
Jiro Isogai
二郎 磯貝
Junichi Kubota
順一 久保田
Kenji Nojima
健二 野島
Takeshi Yamada
健 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ペルチェモジュールの耐湿性能を向上させ
る。 【解決手段】 ペルチェモジュール1は、一対の基板
3、3間に複数個のペルチェ素子2を並設して成るもの
であって、各ペルチェ素子2の外面にシリコン5を塗布
して、水分がペルチェ素子2に接触するのを防止する。
さらに、基板3、3間に塩化カルシウムなどからなるゲ
ッタ剤7を挿入するとともに、基板3、3間にシリコン
ゴムを充填塗布し、ペルチェモジュール6の周囲をシー
ルすることにより、耐湿性は著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数個のペルチェ素
子から成るペルチェモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のペルチェモジュール101は、図
3に示す如く一対の基板102、102間に複数個の熱
伝変換素子であるペルチェ素子(図示せず)を並設する
と共に各基板102、102間に設けられた図示しない
接合電極にペルチェ素子を接合することで、各ペルチェ
素子を電気的に直列に且つ熱的に並列になるように接続
配置して構成されていた。
【0003】そして、湿度によるペルチェ素子の劣化を
防止するため、両基板102、102間のペルチェ素子
配設部の外周にはブチルゴムやシリコンゴム等から成る
シール部材103を充填・塗布し、この外周部に密閉壁
104を形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブチルゴムや
シリコンゴム等からなるシール部材を充填して形成さら
た密閉壁104では、長期的に見ると水分の侵入を許し
てしまい、ペルチェ素子を含む構成部材の浸食で電気的
に断線してしまうことがあった。
【0005】また、ペルチェ素子と該基板102、10
2との接合部では、加熱側となる基板102と冷却側と
なる基板102との温度差によって熱応力が生じるた
め、この熱応力を軽減するためにペルチェモジュール1
01を分割(基板を分割)することが考えられる。
【0006】しかしながら、従来のペルチェモジュール
101では、該ペルチェモジュール101の外周面にシ
ール部材103による密閉壁104を形成していたた
め、ペルチェモジュール101を分割する際には、密閉
壁104が形成されていない基板102に新たにシール
部材103を充填して密閉壁104を形成しなければな
らず、その場合には基板102の平坦度が問題となる。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の技術的課題
を解決するために成されたものであり、ペルチェモジュ
ールの耐湿性能を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のペルチ
ェモジュールは、一対の基板間に複数個のペルチェ素子
を並設して成るものであって、各ペルチェ素子の外面に
シール材を塗布したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明のペルチェモジュールは上
記において、基板を複数に分割したことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明のペルチェモジュールは上
記において、ペルチェ素子は金属電極によってπ型に順
次接続されており、各π型を構成する基板部分を相互に
分割したことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、一対の基板間に
複数個のペルチェ素子を並設して成るペルチェモジュー
ルにおいて、各ペルチェ素子の外面にシール材を塗布し
たので、ペルチェ素子自体の水分による腐食劣化を未然
に防止することができるようになる。
【0012】特に、各ペルチェ素子の外面にシール材が
塗布されているため、請求項2又は請求項3の如く基板
を任意に分割して使用することができるようになり、ペ
ルチェモジュールの熱応力の緩和を図ることができるよ
うになる。これによって、ペルチェモジュールの耐久性
を向上させることができるようになる。
【0013】請求項4の発明のペルチェモジュールは、
一対の基板間に複数個のペルチェ素子を並設して成るも
のであって、各基板間にゲッタ剤を挿入した後、周囲を
防湿性材料にてシールしたものである。
【0014】請求項4の発明によれば、一対の基板間に
複数個のペルチェ素子を並設して成るペルチェモジュー
ルにおいて、各基板間にゲッタ剤を挿入した後、周囲を
防湿性材料にてシールしたので、ゲッタ剤によってペル
チェモジュール内の湿気を除去することができるように
なる。
【0015】これにより、ペルチェモジュールの耐湿性
を著しく向上させ、モジュール自体の耐久性を改善する
ことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用したペルチェモジ
ュール1の斜視図を示している。ペルチェモジュール1
は、図1に示すように、複数のペルチェ素子2と、一対
の基板3、3で構成されている。
【0017】各ペルチェ素子2はP型素子とN型素子の
二種類の熱伝半導体が基板3、3の対向面に形成された
図示しない金属電極によってπ型に順次接合して構成さ
れ、電気的に直列に且つ熱的に並列に接続されている。
また、各基板3における金属電極とペルチェ素子2とで
構成される上記直列回路の両端は、各基板3の対向面に
形成されていると共に、外部との接続用の端子部を備え
ている図示しないリード電極に接続されている。
【0018】そして、このリード電極を介してN型素子
からP型素子に向かって電流を流すと、ペルチェ効果に
より一方の基板3(吸熱側)から吸熱して他方の基板3
(放熱側)から放熱する。
【0019】前記基板3は、表面が電気絶縁性を有する
もの例えば、アルミナ又は窒化アルミのような単体、或
いはアルミの表面にアルマイト処理をしたもの、アルミ
の表面にアルミナ又は酸化ケイ素層を形成したセラミッ
ク、銅の表面に薄い接着断縁層を形成したものなどの複
合材で形成されたシート状のものである。そして、図1
に示す如く基板3、3には分割用の溝4が所定間隔を存
して縦横に複数形成され、この溝4にて実施例では六つ
に分割されている。
【0020】一方、前記各ペルチェ素子2の外周面に
は、シール材(防湿性材料)として例えばシリコン5が
直接吹き付けることにより塗布されている。
【0021】これにより、各ペルチェ素子2は全外周面
にシリコン5が直接塗布されているため、水分がペルチ
ェ素子2自体に接触することを防止することができる。
そのため、ペルチェ素子2の水分による腐食を未然に防
止することができる。
【0022】他方、基板3には分割用溝4にて分割され
ているので、ペルチェ素子2と基板3、3との接合部に
て生じる熱応力を分散させることができ、全体としての
ペルチェモジュール1の熱応力の緩和を図ることができ
る。これにより、ペルチェモジュール1の耐久性は向上
する。
【0023】このとき、ペルチェモジュール1のペルチ
ェ素子2は、それぞれの外周面にシリコン5が塗布され
ているため、従来の如く基板の分割後にシール材を追加
する必要がなくなり、組立作業性が向上すると共に、基
板の平坦度も担保できる。
【0024】次に、図2を参照してもう一つの本発明の
ペルチェモジュール6を説明する。図2はもう一つのペ
ルチェモジュール6の縦断斜視図である。この場合にお
けるペルチェモジュール6は、上記実施例と同様に、複
数のペルチェ素子2と、一対の基板3、3とで構成され
ている。
【0025】そして、上記実施例と同様に各ペルチェ素
子2はP型素子とN型素子の二種類の熱伝半導体が基板
3、3の対向面に形成された図示しない金属電極によっ
てπ型に順次接合して構成され、電気的に直列に且つ熱
的に並列に接続されている。また、各基板3における金
属電極とペルチェ素子2とで構成される上記直列回路の
両端は、各基板3の対向面に形成されていると共に外部
との接続用の端子部を備えている図示しないリード電極
に接続されている。
【0026】更に、前記基板3、3間には炭酸カルシウ
ム、塩化カルシウムなどにより構成された水分及び空気
吸着用のゲッタ剤7が挿入されており、かかる基板3、
3の外周面間には、防湿性材料としてのシリコンゴム8
が充填塗布され、ペルチェモジュール6の周囲はシール
されている。
【0027】以上の構成により、シリコンゴム8を通過
した水分又は基板3、3間に元もと存在していた水分
は、ゲッタ剤7により吸収除去されるため、従来と比較
して、ペルチェモジュール6の耐湿性を著しく向上させ
ることができ、モジュールの耐久性を向上させることが
可能となる。
【0028】尚、実施例では基板3、3を分割用の溝4
にて六つに分割したが、更に、細かく分割することも可
能である。また、その場合には各π型を構成する部分の
基板3を相互に分割すると良い。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、一対の基板間に複数個のペルチェ素子を並設して成
るペルチェモジュールにおいて、各ペルチェ素子の外面
にシール材を塗布したので、ペルチェ素子自体の水分に
よる腐食劣化を未然に防止することができるようにな
る。
【0030】特に、各ペルチェ素子の外面にシール材が
塗布されているため、請求項2又は請求項3の如く基板
を任意に分割して使用することができるようになり、ペ
ルチェモジュールの熱応力の緩和を図ることができるよ
うになる。これによって、ペルチェモジュールの耐久性
を向上させることができるようになる。
【0031】請求項4の発明によれば、一対の基板間に
複数個のペルチェ素子を並設して成るペルチェモジュー
ルにおいて、各基板間にゲッタ剤を挿入した後、周囲を
防湿性材料にてシールしたので、ゲッタ剤によってペル
チェモジュール内の湿気を除去することができるように
なる。
【0032】これにより、ペルチェモジュールの耐湿性
を著しく向上させ、モジュール自体の耐久性を改善する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したペルチェモジュールの斜視図
である。
【図2】もう一つの本発明のペルチェモジュールの縦断
斜視図である。
【図3】従来のペルチェモジュールの斜視図である。
【符号の説明】
1、6 ペルチェモジュール 2 ペルチェ素子 3 基板 4 溝 5 シリコン 7 ゲッタ剤 8 シリコンゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 順一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野島 健二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山田 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に複数個のペルチェ素子を
    並設して成るペルチェモジュールにおいて、 前記各ペルチェ素子の外面にシール材を塗布したことを
    特徴とするペルチェモジュール。
  2. 【請求項2】 基板を複数に分割したことを特徴とする
    請求項1のペルチェモジュール。
  3. 【請求項3】 ペルチェ素子は金属電極によってπ型に
    順次接続されており、各π型を構成する基板部分を相互
    に分割したことを特徴とする請求項1又は請求項2のペ
    ルチェモジュール。
  4. 【請求項4】 一対の基板間に複数個のペルチェ素子を
    並設して成るペルチェモジュールにおいて、 各基板間にゲッタ剤を挿入した後、周囲を防湿性材料に
    てシールしたことを特徴とするペルチェモジュール。
JP11086801A 1999-03-29 1999-03-29 ペルチェモジュール Pending JP2000286460A (ja)

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