JP2000286270A - バイポーラ・トランジスタの製造方法 - Google Patents

バイポーラ・トランジスタの製造方法

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JP2000286270A JP2000068526A JP2000068526A JP2000286270A JP 2000286270 A JP2000286270 A JP 2000286270A JP 2000068526 A JP2000068526 A JP 2000068526A JP 2000068526 A JP2000068526 A JP 2000068526A JP 2000286270 A JP2000286270 A JP 2000286270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な既知の方法の1つまたはいくつかの欠
点を克服する、バイポーラ・トランジスタの新規な製造
方法を提供すること。 【解決手段】 第1のベース・コンタクト・ポリシリコ
ン層を堆積してそこにドーピングする段階と、第2の酸
化ケイ素層を堆積する段階と、第1および第2の層に開
口を形成する段階と、アニールを行って第3の薄い酸化
物層を形成し、第2の酸化物層を硬化する段階と、P型
のドーパントを注入する段階と、第4の窒化ケイ素層を
堆積する段階と、第5の酸化ケイ素層を堆積してそれを
エッチングする段階と、第5、第4、および第3の層を
異方性エッチングする段階と、クリーニングを行い、そ
の間に第5の層を再度エッチングしてフレア形のプロフ
ィルをとらせる段階と、第6のポリシリコン層を堆積す
る段階と、N型のドーパントを注入する段階とを含む、
N型半導体基板にバイポーラ・トランジスタを製造する
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路内のバイ
ポーラ・トランジスタの製造に関する。より詳細には本
発明は、BICMOS技術におけるバイポーラ・トラン
ジスタのベース領域およびエミッタ領域の形成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に活性領域の範囲を定め、
酸化ケイ素層で被覆されたベース・コンタクト・ポリシ
リコンを堆積し、ベース/エミッタ領域を開け、開口壁
にスペーサを形成し、エミッタ・コンタクト・ポリシリ
コン層を堆積することを提供するバイポーラ・トランジ
スタの製造方法が考えられる。これらの方法の中で、本
明細書ではスペーサの形成についてより詳細に考察す
る。
【0003】様々な従来方法では、酸化物、窒化物、ま
たは窒化物/ポリシリコンの各スペーサが使用されてい
る。これらの方法のそれぞれは、利点および欠点を有す
る。初めに、窒化物/ポリシリコンの複合スペーサを使
用する方法について詳細に述べて、その利点および欠点
を示す。次いでその他の既知のスペーサ・タイプの利点
および欠点について簡単に述べる。
【0004】窒化物/ポリシリコン・スペーサ 図1Aに示すように、バイポーラ・トランジスタの製造
方法の第1段階は、一般にシリコンで作製された半導体
基板1の表面で、フィールド酸化物領域2によって範囲
が定められた活性領域を画定することからなる。次い
で、ベース・コンタクトを形成するためのポリシリコン
層4と、一般に酸化ケイ素で作製される絶縁層5とを連
続的に堆積する。
【0005】図1Bに示す次の段階で、層5および4を
エッチングして活性領域の実質的な中心部分を露出させ
る。次いでアニールを行い、これによって、特に窓の底
部とポリシリコン層4の外側面上に酸化ケイ素層6の形
成をもたらす。第1の伝導型が例えばP型であるドーパ
ント、すなわち一般にはホウ素が注入されて、バイポー
ラ・デバイスのベース3iを形成する。ポリシリコン層
4に含有されるドーパントの拡散によって得られるベー
ス・コンタクト領域3eも示されている。
【0006】図1Cに示す次の段階で、スペーサを形成
する。このため、窒化ケイ素層7を等角に堆積する。次
いでポリシリコン層を堆積し、エッチングして図1に示
すようなスペーサ8を形成する。
【0007】図1Dに示す次の段階で、スペーサ8によ
り保護されていないあらゆる場所の窒化ケイ素層7を除
去し、窓の底部をクリーニングしてベース領域3を露出
させる。最後に、一般にポリシリコンで作製されるエミ
ッタ・コンタクト層9を堆積する。次いで層9にN型ド
ーパントを注入し、拡散させてエミッタ領域10を形成
する。
【0008】このようにしてエミッタ領域10とベース
領域3の間にベース/エミッタ接合を形成するが、ベー
ス・コンタクトとエミッタ・コンタクトの間の距離は、
熱酸化物6、窒化ケイ素7、およびポリシリコン8で形
成された複合スペーサによって画定される。
【0009】図1Dは、スペーサが果たさなければなら
ない機能と、スペーサが有するに違いない品質を明瞭に
示す。
【0010】1)スペーサは、ポリシリコン層4とポリ
シリコン層9の間を確実に良好に絶縁しなければならな
い。この絶縁は、本質的に窒化物層7によって確実に行
われる。しかし、層7の厚さが非常に薄く、また窒化ケ
イ素のエッチング特性のために、層7は図1Dに示すよ
うにポリシリコン8の下でオーバーエッチングされる。
このオーバーエッチングによって様々な欠点がもたらさ
れ、すなわち形成されたキャビティがポリシリコン9で
不十分に埋められ、不均一性が生じてこれが機械的スト
レスの原因となりどのような場合でも製造プロセスの制
御が不十分になる原因となり得る。
【0011】2)ベース・ポリシリコン領域4とエミッ
タ領域9の間の容量は、できる限り小さくなければなら
ない。実際、一般にバイポーラ・トランジスタは、迅速
に切り換わることが望まれている。この結果は得られて
いない。実際、ポリシリコン8は導電性であり、窒化ケ
イ素は非常に薄くて誘電率が高い。
【0012】3)ポリシリコン4のすそ部分(基板と接
触する領域)とポリシリコン9のすそ部分、すなわち同
様にポリシリコン9と基板の間の接触表面との間の距離
は、精密に決定しなければならず、再現可能でなければ
ならない。アプリオリに、ポリシリコン・スペーサは、
輪郭がはっきりした形状であり、真っ直ぐな縁を有す
る。しかし、酸化物層6のエッチングは常に理想的であ
るとは限らない。実際、ポリシリコンと任意のエッチン
グ溶液との間の湿潤性が乏しいため、スペーサ角のレベ
ルで窓の底部に泡が生じ、図1Dに示すようにこの位置
での層6の除去が不十分になる。同様に、エッチング残
渣および過剰なフッ化水素酸を除去するために続けて行
われる脱イオン水による洗浄も、完全ではない。そこか
らデバイスの誤動作が生じる可能性がある。
【0013】4)スペーサによって画定された、内部に
ポリシリコン8が侵入する開口は、注入によってこのポ
リシリコンに引き続き行うドーピングを容易にするため
に、またアクセス抵抗を低下させるために、好ましくは
十分にフレア状にしなければならない。この結果は、図
1Dのスペーサでは明らかに得られず、ポリシリコンの
異方性エッチングは事実上垂直である。
【0014】5)スペーサと、下に存在する基板との間
に差分応力が存在してはならない。この目的は、窒化物
/ポリシリコン・スペーサによって適正に果たされる。
【0015】窒化ケイ素スペーサ 窒化物スペーサの使用も試みられてきた。しかし、十分
な厚さのスペーサを形成するときに重大な技術的問題が
生じる。このスペーサは、窒化物/ポリシリコン・スペ
ーサに関するポイント1)から4)で論じた欠点のすべ
てを有する。さらに、ポイント5)に関し、一般に窒化
ケイ素スペーサには差分応力が発生する。
【0016】酸化ケイ素スペーサ 簡単な酸化ケイ素スペーサは、上方の角が非常に丸くな
っており、外部に向かって逸った側面を有している。し
たがってこのスペーサはポイント4)に関して好まし
い。また、このスペーサは比較的厚くすることができ、
SiOの誘電率をSiの誘電率よりも非常に小
さくすることができるため、このスペーサはポイント
2)に関して満足のいくものである。
【0017】ポイント1)および3)に関し、酸化ケイ
素スペーサは著しい欠陥を有する。
【0018】その上、スペーサをエッチングする際、酸
化ケイ素をベースとするポリマーが、基板の露出表面に
形成される。このポリマーは、除去するのが困難であ
る。実際、フッ化水素酸によりこのポリマーを洗浄して
落とすことが可能ではなく、これは、やはり酸化ケイ素
で作製されたスペーサをオーバーエッチングし、また望
ましくないことであるが開口の幅を広げる危険性がある
からである。
【0019】特に、ポイント5)に関する酸化ケイ素ス
ペーサの別の欠点とは、酸化物と、下に存在するシリコ
ンとの間に熱膨張応力が発生することである。この欠点
は、特に、松下電器株式会社(Matsushita
Electronics Corporation)に
譲渡された特許出願EP−A−0746032の根底に
ある。BICMOS構造のMOSトランジスタへの酸化
物スペーサまたは窒化物/酸化物スペーサの使用を主張
するこの書面には、熱応力の問題のためにこのようなス
ペーサのバイポーラ・トランジスタへの使用が禁じられ
ることが示されており、このようなトランジスタには窒
化物/ポリシリコンの複合スペーサを使用することを主
張しているが、これは製造方法を非常に複雑にするもの
である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、様々
な既知の方法の1つまたはいくつかの欠点を克服する、
バイポーラ・トランジスタの新規な製造方法を提供する
ことである。
【0021】本発明の別の目的は、ベース−エミッタ接
合の抵抗を低減するような方法を提供することである。
【0022】本発明の別の目的は、特にBICMOS技
術において実施することが簡単であるような方法を提供
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】これらおよびその他の目
的を達成するため、本発明は、第1の伝導型の半導体基
板内にバイポーラ・トランジスタを製造する方法を提供
し、この方法は、第1のベース・コンタクト・ポリシリ
コン層を堆積してそこにドーピングする段階と、第2の
酸化ケイ素層を堆積する段階と、これらの第1および第
2の層に開口を形成する段階と、アニールを行って第3
の薄い酸化物層を形成し、かつ第2の酸化物層を硬化す
る段階と、第2の伝導型のドーパントを注入する段階
と、第4の窒化ケイ素層を堆積する段階と、第5の酸化
ケイ素層を堆積してそれをエッチングする段階と、第
5、第4、および第3の層を異方性エッチングする段階
と、クリーニングを行ってその間に第5の層を再度エッ
チングしてフレア形のプロファイルをとらせる段階と、
第6のポリシリコン層を堆積する段階と、第1の伝導型
のドーパントを注入する段階とを含む。
【0024】本発明の実施形態によれば、第1のポリシ
リコン層を堆積する段階は、第1のポリシリコン層の上
方部分にドーパント原子を集中させるために、低エネル
ギー注入を行うことを含む。
【0025】本発明の実施形態によれば、クリーニング
は、酸性物質中でのクリーニングと、酸素プラズマの下
でのクリーニングと、ダンプ・クリーニングとを含む。
【0026】本発明の実施形態によれば、第3の薄い酸
化物層は、厚さが5nm程度である。
【0027】本発明の実施形態によれば、第4の窒化ケ
イ素層は、厚さが30nm程度である。
【0028】本発明の実施形態によれば、第5の酸化ケ
イ素層は、厚さが150nm程度である。
【0029】本発明の、前述の目的、特徴、および利点
を、添付の図面に関連する具体的な実施形態の以下の非
限定的な記述で詳細に論じる。
【0030】
【発明の実施の形態】理解し易いように、異なる図面に
おいて同じ要素は同じ参照符号によって示した。さら
に、集積回路の表示ではいつものことであるが、種々の
図面は縮尺が一定ではない。
【0031】図2Aに示すように、初期の段階は、例え
ば単結晶シリコンで作製された半導体基板11に、絶縁
領域12によって活性領域の範囲を確定することを含
む。基板は、均一にドープされたシリコン・ウェーハで
よく、または塊状基板の上または内部に形成されてエピ
タキシャル成長されかつ/または拡散/注入によって特
にドープされた領域でよい。絶縁領域12は、特に酸化
された基板領域(LOCOS法)でよく、二酸化ケイ素
が充填されたトレンチを分離する(BOX法)。活性領
域を画定した後、ベース・コンタクトを形成するための
ポリシリコン層13を堆積する。層13は、例えば厚さ
が200nmである。次いで第1の伝導型、例えばP型
のドーパントを導電体13の表面に注入する。これは、
ホウ素を低エネルギーで、例えば15keVで、ドーズ
量5.01015at.(原子数)/cmとして注入
することによって行われ、その結果、注入されたドーパ
ント原子は基板から離れ、第1のアニールを行ってすぐ
にはその内部に拡散しない。このように形成された構造
は、絶縁層14で、例えば厚さ300nmの酸化ケイ素
層で覆われる。層14は、化学気相成長法などの任意の
従来技術によって形成することができる。
【0032】図2Bに示す次の段階で、層13および1
4をエッチングして幅Lの窓Wを形成する。次いで熱ア
ニールを行い、それによって、窓Wの底部である基板1
1の表面と、ポリシリコン層13の露出した側面に、熱
酸化物16を成長させる。この酸化物は非常に薄く、例
えば、厚さは5nm程度である。
【0033】このアニールは、絶縁層14の硬化と、P
型外因性ベース領域15の拡散を引き起こすことが有利
である。
【0034】図2Cに示す次の段階で、薄い酸化物16
を通した注入によってベース領域17を形成する。ベー
ス領域17は、層13と同じ伝導型である。次いで窒化
ケイ素層18を等角に堆積する。層18は、例えば厚さ
が30nm程度である。次いでスペーサを形成するた
め、例えば厚さが150nm程度の酸化ケイ素層19
を、等角に堆積する。
【0035】図2Dに示す次の段階で、酸化物層19を
異方性エッチングしてスペーサを残し、その後、窒化物
層18および熱酸化物層16も異方性エッチングする。
これらのエッチングは同じエッチング装置内で連続的に
行い、窓W1の底部で幅がL1に及ぶ、下に存在するシ
リコン表面上で止める。熱酸化物層16は極めて薄く、
最後のエッチングは窒化物層18のエッチングとみなす
ことができ、したがってこのエッチングはシリコン上に
堆積するポリマーを作り出す傾向がないために特に好ま
しい。しかし、形成されたポリマーはその後除去しなけ
ればならない。
【0036】図2Eに示す次の段階では、クリーニング
を好ましくは3段階で行う。第1に、過酸化水素水の存
在化、酸性物質によってダンプ・クリーニングを行う。
第2に、酸素プラズマの下でクリーニングを行って、ポ
リマー分子を分解する。第3に、フッ化水素酸の存在下
でクリーニングを行って、先に行われたクリーニングで
生じた粒子を除去する。
【0037】これらのクリーニングは、窓W1の壁上の
層19で形成されたスペーサを、部分的に再度エッチン
グする作用があることが有利である。層19の再エッチ
ングは、実質的に厚さ100nm以上行われる。この結
果、図2Eに示すようなフレア形のプロファイルが得ら
れ、この場合、層19は、開口Wの垂直壁の上方部分か
ら、すなわち実質的に絶縁層14のレベルで実質上除去
されており、また開口Wの下方部分で維持されており、
すなわちベース・コンタクト層13の垂直壁を実質的に
上塗りした状態にある。これらのクリーニング中、酸化
物層14の上方表面はほとんど影響を受けず、この層は
硬化作用を受けることに留意されたい。この層のエッチ
ングは、酸化物層19よりも概略で6回少ない。これ
は、本発明による方法の著しい利点である。
【0038】図2Fに示す次の段階で、エミッタ・コン
タクト・ポリシリコン層20を等角に堆積する。層20
は、例えば厚さが250nmである。次いで第2の伝導
型のドーパントを層20の表面に注入する。考察中のケ
ースでこのN型の注入は、ヒ素によって80keVのエ
ネルギーの下、ドーズ量1016at./cmで行
う。層20は、窓W内に、実質上一定の幅を有すること
に留意されたい。
【0039】好ましくはスペーサを充填しなければなら
ないという以前論じた特徴1)から5)に戻ってみる
と、本発明によるスペーサは、窒化物/ポリシリコンの
複合スペーサに比べて多くの利点を有することがわか
る。
【0040】1)2つのポリシリコン領域13と20の
絶縁は、非常に薄い熱酸化物層16に加え、この方法の
各段階の影響を受けずかつオーバーエッチングもなされ
ない窒化シリコンの厚みによって、また残されている酸
化物スペーサ19の厚みによって、確実に行われる。
【0041】2)同様の理由で、2つのポリシリコン領
域間の容量が低減される。
【0042】3)寸法は、図2Dに示す窒化物18をエ
ッチングする段階からもたらされるために、精密に得ら
れる。
【0043】4)図2Fからわかるように、スペーサに
よって画定された開口はフレア形であり、ポリシリコン
層20は、開口上で実質上一定の厚さを有する。これは
特に、比較的深い窪みを含み、注入によるポリシリコン
への規則的なドーピングを実現するのに好ましい。
【0044】5)最後に、図2Dに示す従来の形状から
図2Eおよび図2Fに示す本発明によるフレア形状へと
変化するように、酸化物スペーサを再度エッチングする
ことによって、残留応力の問題を解決する。
【0045】さらに、本発明による製造方法は従来の技
法によって実施することが容易であり、特に、酸化ケイ
素は現在使用されているクリーニング用生成物に対して
良好な湿潤性を有するため、接触表面のクリーニングが
容易になる。
【0046】当然ながら本発明は、その実施およびその
適用例を考える際、当業者が容易に思い浮かべる様々な
変更、修正、改善点を有することが見込まれる。特に、
本発明を、単なる例としてバイポーラPNP型デバイス
を形成する具体的な場合について述べてきたが、注入さ
れるドーパントの伝導型を適切に変更することを前提と
して、述べてきたそのすべてがNPN型デバイスの形成
にも当てはまる。
【0047】このような変更、修正、および改善点は、
この開示の一部であることを意図しており、また本発明
の精神および範囲内であることを意図する。したがっ
て、前述の記述は単なる例として挙げられ、限定しよう
とするものではない。本発明は、前述の特許請求の範囲
およびその均等物で定義されるように限定されるだけで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1A】バイポーラ・トランジスタのベース領域およ
びエミッタ領域を形成する、従来の方法の異なる段階の
断面図である。
【図1B】バイポーラ・トランジスタのベース領域およ
びエミッタ領域を形成する、従来の方法の異なる段階の
断面図である。
【図1C】バイポーラ・トランジスタのベース領域およ
びエミッタ領域を形成する、従来の方法の異なる段階の
断面図である。
【図1D】バイポーラ・トランジスタのベース領域およ
びエミッタ領域を形成する、従来の方法の異なる段階の
断面図である。
【図2A】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【図2B】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【図2C】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【図2D】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【図2E】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【図2F】本発明によるバイポーラ・トランジスタのベ
ース領域およびエミッタ領域を形成する方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 絶縁領域 13 第1のベース・コンタクト・ポリシリコン層、ポ
リシリコン層、ベース・コンタクト層 14 第2の酸化ケイ素層、絶縁層、酸化物層 15 P型外因性ベース領域 16 第3の薄い酸化物層、熱酸化物層 17 ベース領域 18 第4の窒化ケイ素層、窒化物層 19 第5の酸化ケイ素層、酸化物層 20 第6のポリシリコン層、エミッタ・コンタクト・
ポリシリコン層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝導型の半導体基板(11)内に
    バイポーラ・トランジスタを製造する方法であって、第
    1のベース・コンタクト・ポリシリコン層(13)を堆
    積してそこにドーピングする段階と、第2の酸化ケイ素
    層(14)を堆積する段階と、第1および第2の層に開
    口(W)を形成する段階を含み、 アニールを行って第3の薄い酸化物層(16)を形成
    し、第2の酸化物層を硬化する段階と、 第2の伝導型のドーパントを注入する段階と、 第4の窒化ケイ素層(18)を堆積する段階と、 第5の酸化ケイ素層(19)を堆積し、それをエッチン
    グする段階と、 第5、第4、および第3の層を異方性エッチングする段
    階と、 クリーニングを行い、その間に第5の層を再度エッチン
    グしてフレア形のプロフィルをとらせる段階と、 第6のポリシリコン層(20)を堆積する段階と、 第1の伝導型のドーパントを注入する段階をさらに含む
    方法。
  2. 【請求項2】 第1のポリシリコン層にドーピングする
    段階が、初めに第1のポリシリコン層の上方部分にドー
    パント原子を集中させるため、低エネルギー注入を行う
    ことからなる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 クリーニングが、酸性浴中でのクリーニ
    ングと、酸素プラズマの下でのクリーニングと、ダンプ
    ・クリーニングとを含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 第3の薄い酸化物層(16)の厚さが約
    5nmである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第4の窒化ケイ素層(18)の厚さが約
    30nmである請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 第5の酸化ケイ素層(19)の厚さが約
    150nmである請求項1に記載の方法。
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