JP2000285275A - 紙葉類処理装置、自動販売機及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置、自動販売機及び紙葉類処理方法

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JP2000285275A
JP2000285275A JP11088606A JP8860699A JP2000285275A JP 2000285275 A JP2000285275 A JP 2000285275A JP 11088606 A JP11088606 A JP 11088606A JP 8860699 A JP8860699 A JP 8860699A JP 2000285275 A JP2000285275 A JP 2000285275A
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bill
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yen
sheet
paper
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JP11088606A
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Hiroshi Tanaka
寛 田中
Motoatsu Tsujikawa
元淳 辻川
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Takamisawa Cybernetics Co Ltd
Original Assignee
Takamisawa Cybernetics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の紙幣を処理可能な紙葉類処理装置
であって、釣札の支払いのため紙幣を返却するとき、ま
たは取引の取消しのため紙幣を返却するときに、紙幣を
所定の順に重ね合わせて一括して返却することができる
とともに、より省スペース化された紙幣処理装置を提供
する。 【解決手段】 循環される第1の紙葉類を収納する第1
の収納手段と、第1の収納手段に収納された第1の紙葉
類を1枚ずつ繰り出す繰出手段と、繰り出された第1の
紙葉類を搬送する搬送手段と、回収される第2の紙葉類
を一時的に保留するとともに、第2の紙葉類に重ねて、
搬送された第1の紙葉類を一時的に保留する第2の保留
手段と、第2の保留手段に保留された第2の紙葉類を回
収する回収手段とを有する第2の収納手段と、第2の保
留手段に重ねて保留された、第2の紙葉類及び第1の紙
葉類を一括して放出する放出手段とを備えることを特徴
とする、紙葉類処理装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動販売機等に内蔵され、紙
幣を処理する紙幣処理装置において、三金種(一万円
札、五千円札、千円札)を縦方向に受け入れ可能であっ
て、一括して紙幣を返却または払い出すことができる紙
幣処理装置及び紙幣処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類処理装置は、紙幣を収納す
るための金庫を備えるが、該金庫は、外部から装置に順
次挿入され搬送された紙幣を、まず積層した状態で一時
保留し、取引の開始後に保留された紙幣を収納する。紙
幣挿入後、取引が開始されず中止された場合は、紙幣は
収納されず返却される。また、取引が行なわれ釣札の払
い出しが必要なときは、収納されている紙幣のうち必要
な紙幣が金庫から一枚ずつ繰り出される。繰り出された
返却用の紙幣は、紙幣受入手段と一括返却手段とを有す
る、金庫とは別体の紙幣集積部に搬送され、紙幣受入手
段により一枚ずつ受け入れられて紙幣集積部に層を成し
て集積され、さらに紙幣集積部から一括返却手段により
一括して外部に返却される。
【0003】通常、紙幣処理装置は使用される紙幣の数
だけ、例えば千円用、五千円用、一万円用の三つの金庫
を備え、返却される紙幣は金種ごとに紙幣集積部へ搬送
され、所定の金種順に重ね合わされて集積される。ま
た、金庫は、前述のごとく外部から挿入された紙幣を一
時保留するので、取引の取消しがあった場合には、この
一時保留されている紙幣(現物)を紙幣集積部を経て一
括して外部に返却することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の紙
幣処理装置では、取引の取消し、釣札の支払いに対処
し、紙幣を一括して返却するために、返却する紙幣を集
積する紙幣集積部であって、金庫とは別体の紙幣集積部
と、この返却紙幣を紙幣集積部に受け入れる紙幣受入手
段とを備えており、装置が大きくならざるをえなかっ
た。
【0005】そこで本発明は、複数種類の紙幣を処理可
能な紙葉類処理装置であって、取引の取消しのため紙幣
を返却するとき、または釣札の支払いのため紙幣を払い
出すときに、紙幣を所定の順に重ね合わせて一括して返
却することができるとともに、より省スペース化された
紙幣処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による紙葉類処理装置は、図1
に示すように、循環される第1の紙葉類を収納する第1
の収納手段400、500と;第1の収納手段400、
500に収納された第1の紙葉類を1枚ずつ繰り出す繰
出手段450、550と;前記繰り出された第1の紙葉
類を搬送する搬送手段700と;回収される第2の紙葉
類を一時的に保留するとともに、前記第2の紙葉類に重
ねて、前記搬送された第1の紙葉類を一時的に保留する
第2の保留手段630と、第2の保留手段630に保留
された第2の紙葉類を回収する回収手段640(図7参
照)とを有する第2の収納手段600と;前記第2の保
留手段630に重ねて保留された、第2の紙葉類及び第
1の紙葉類を一括して放出する放出手段800とを備え
ることを特徴とする。
【0007】紙葉類処理装置の挿入口に挿入された、循
環される第1の紙葉類(以下、第1の紙葉類ともい
う。)は第1の収納手段によって収納され、紙葉類処理
装置の挿入口に挿入された、回収される第2の紙葉類
(以下、第2の紙葉類ともいう。)は第2の収納手段の
第2の保留手段によって一時的に保留される。
【0008】商品が選択されて取引が開始されると、第
2の保留手段に保留された第2の紙葉類は、第2の収納
手段の回収手段により回収される。釣札の払い出しが必
要なときは、第1の収納手段によって収納された第1の
紙葉類のうち釣札として必要な枚数の第1の紙葉類が、
繰出手段によって第1の収納手段から1枚ずつ繰り出さ
れ、さらに搬送手段によって第2の収納手段まで搬送さ
れ、第2の収納手段の第2の保留手段によって、一時的
に保留される。第1の紙葉類は第2の保留部より放出手
段により積層された状態で一括して機外に放出される。
複数の第1の紙葉類を取り扱うため、第1の紙葉類をそ
れぞれ収納する第1の収納手段が複数あるときは、紙葉
類種ごとに金額の大きい順にそれぞれの第1の収納手段
より第2の保留手段に繰り出すとよい。
【0009】取引が取り消された場合は、第2の紙葉類
は第2の収納手段の回収手段により回収されることなく
第2の保留手段により保留された状態を保ち、第1の紙
葉類が繰出手段によって第1の収納手段から1枚ずつ繰
り出され、さらに搬送手段によって第2の収納手段まで
搬送され、第2の保留手段によって第2の紙葉類に重ね
て保留される。第2の紙葉類と第1の紙葉類は積層され
た状態で、第2の保留手段より放出手段により一括して
機外に放出される。この場合も、第1の紙葉類、第1の
収納手段が複数あるときは、紙葉類種ごとに金額の大き
い順に第1の収納手段より第2の保留手段に繰り出すと
よい。
【0010】請求項2に係る発明による紙葉類処理装置
は、請求項1に記載の紙葉類処理装置において、紙葉類
を、前記第1の収納手段に収納する前にまたは前記第2
の保留部に保留する前に、前記第1の紙葉類と前記第2
の紙葉類とを識別する識別手段を備えることを特徴とす
る。
【0011】紙葉類を識別手段によって第1の紙葉類と
第2の紙葉類とに識別することによって、確実に対応す
る収納手段に搬送するようにすることができ、釣札払い
出し等の制御に入力情報として利用することができる。
【0012】請求項3に係る発明による紙葉類処理装置
は、請求項1または請求項2に記載の紙葉類処理装置に
おいて、前記第1の収納手段が第1の保留手段と収容手
段に分割され、前記第1の紙葉類を、前記第1の保留部
に一時的に保留し、その後前記収容手段に収容して収納
することを特徴とする。
【0013】第1の紙葉類を一時的に第1の保留部に保
留するので、挿入した第1の紙葉類を、収容手段が収容
するまでは、保留部において直接確認することができ、
利用客が挿入する金種を誤って認識し、利用者が認識す
る挿入金額と装置が外部に表示する挿入金額とに違いが
ある場合等に対処できる。
【0014】請求項4に係る発明による紙葉類処理装置
は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紙葉
類処理装置において、前記回収手段が、第2の保留手段
に保留された第2の紙葉類の厚さ方向に、第2の保留手
段に隣接して配置されていることを特徴とする。
【0015】回収手段と第2の保留手段が前述のように
配置されているので、第2の収納手段のスペースを小さ
くすることができる。特に、第2の保留手段が第2の紙
葉類を幅方向に重ねて保留し、同様に回収手段が第2の
紙葉類を幅方向に重ねて回収する場合に省スペースの効
果が大きい。また、収容手段が、第1の保留手段に保留
された第1の紙葉類の厚さ方向に、第1の保留手段に隣
接して配置してもよく、この場合第1の収容手段のスペ
ースを小さくすることができる。
【0016】上記目的を達成するために、請求項5に係
る発明による自動販売機は、請求項1から請求項4のい
ずれか1項に記載の紙葉類処理装置と;挿入した紙葉類
の合計金額を表示する挿入金額表示器と;記号表示を有
する口座選択ボタンと;取引取消ボタンとを備える。
【0017】紙葉類処理装置のスペースを小さくするこ
とができるので、結果として自動販売機のスペースを小
さくすることができる。
【0018】上記目的を達成するために、請求項6に係
る発明による紙葉類処理方法は、循環される第1の紙葉
類を収納する第1の工程と;回収される第2の紙葉類を
一時的に保留して、その厚さ方向に移動させて回収する
第2の工程と;前記第1の工程で収納された第1の紙葉
類を1枚ずつ繰り出して搬送する第3の工程と;前記第
2の工程で回収された第2の紙葉類が保留されていた場
所に、前記第3の工程で搬送された第1の紙葉類を一時
的に保留する第4の工程と;前記第4の工程で保留され
た第1の紙葉類葉類を一括して放出する第5の工程とを
備える。
【0019】第2の工程において、保留した第2の紙葉
類を、その厚さ方向に移動させて回収するので、第2の
紙葉類が保留状態から回収状態へ移動する距離を短く
し、回収のための時間を短くすることができる。また、
収納された第1の紙葉類を1枚ずつ繰り出して搬送する
ので、第1の紙葉類を払い出すことができ、釣札が必要
な取引に対処することができる。
【0020】第2の工程を、回収される第2の紙葉類
を、取引が中止される場合に一時的に保留し、または取
引が開始され釣札の払い出しが必要な場合には、一時的
に保留してその厚さ方向に移動させて回収するようにし
てもよい。
【0021】第4の工程を、取引が中止された場合に、
第2の工程で保留された第2の紙葉類に重ねて、または
取引が開始され釣札の払い出しが必要な場合には、前記
第2の工程で回収された第2の紙葉類が保留されていた
場所に、前記第3の工程で搬送された第1の紙葉類を一
時的に保留する第7の工程としてもよい。
【0022】第5の工程を、取引が中止された場合に、
前記第7の工程の前半で保留された第1の紙葉類及び第
2の紙葉類を一括して放出し、または取引が開始され釣
札の払い出しが必要な場合には前記第4の工程で保留さ
れた第1の紙葉類を一括して放出するようにしてもよ
い。
【0023】請求項7に係る発明による紙葉類処理方法
は、請求項6に記載の紙葉類処理方法において、紙葉類
を、第1の工程で第1の紙葉類を収納する前に、または
第2の工程で第2の紙葉類を保留する前に、前記第1の
紙葉類と前記第2の紙葉類とに識別する第6の工程を備
えることを特徴とする。
【0024】なお、紙葉類とは紙幣、金券、有価証券等
をいう。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1に、自動券売機(不
図示)に内蔵され、紙幣を受け入れ、必要ならば釣札を
放出する、本発明に係る紙葉類処理装置としての紙幣処
理装置60を示す。
【0026】まず、装置の概要構成を説明する。紙幣処
理装置60は、千円札のみを受け付けるもの、千円札、
五千円札、一万円札の三種類の紙葉類としての紙幣を受
け付けるものに大別されるが、紙幣処理装置60は、循
環される第1の紙葉類としての千円札、第1の紙葉類と
しての五千円札、回収される第2の紙葉類としての一万
円札の三種類の紙幣を受け付けるものである。千円札、
五千円札は循環される紙幣であるので、釣札として払い
出される。一万円札は、回収される紙幣であるので、釣
札として払い出されることはない。
【0027】この紙幣処理装置60は、識別手段として
の紙幣識別装置100、第1の入金搬送部200、第2
の入金搬送部300、第1の収納手段としての千円金庫
400、千円金庫400の鉛直方向下側に配置された、
第1の収納手段としての五千円金庫500、五千円金庫
500の鉛直方向下側に配置された、第2の収納手段と
しての一万円金庫600、搬送手段としての出金搬送部
700、放出手段としての放出部800を含んで構成さ
れている。
【0028】紙幣識別装置100は、紙幣の流れに対し
て紙幣挿入口70の後端に接続され、挿入された紙幣が
受付可能な紙幣か否か識別し、受付可能な紙幣であれ
ば、千円札か、五千円札か、一万円札かを識別し、挿入
された紙幣の種類を記憶するものである。
【0029】第1及び第2の入金搬送部200、300
は、紙幣識別装置100の識別結果により紙幣を振り分
けて千円札を千円金庫400に、五千円札を五千円金庫
500に、一万円紙幣を一万円金庫600に搬送するも
のである。
【0030】搬送された紙幣は、それぞれ千円金庫40
0、五千円金庫500、一万円金庫600で一旦保留さ
れ、商品が選択されて取引が行なわれたときに、保留さ
れた紙幣を各金庫400、500、600内に収納す
る。取引において釣札の放出を必要とするときは、所定
の金庫400、500から出金搬送部700に釣札とし
て放出されるべき枚数の千円札、五千円札を送出する。
また、商品の選択が行なわれず取引が取り消されたとき
には、千円金庫400、五千円金庫500に保留された
紙幣を返却のため一旦それぞれの金庫内に収納した後、
この収納した紙幣を出金搬送部700に送出する。
【0031】出金搬送部700は、千円金庫400、五
千円金庫500から、釣札放出のためまたは返却のた
め、送出された紙幣を第2の入金搬送部300に送出す
るものである。放出部800は、一万円金庫600の支
持材631上に一時的に保留され集積された釣札または
返却紙幣を一括して放出するものである。返却紙幣を一
括して放出するので利用者が返却紙幣を取り忘れること
がない。
【0032】次に、入金搬送部の構成を説明する。第1
の入金搬送部200は、千円札とそれ以外の紙幣とに振
り分け、千円札を千円金庫400方向に振り分ける第1
の振り分け部220を有し、紙幣識別装置100から第
1の振り分け部220までは第1〜第3の搬送ベルト機
構201、202、203がこの順番で配置されてい
る。第1の振り分け部220から千円金庫400までは
第4の搬送ベルト機構204が配置されている。また、
第1の振り分け部220から第2の入金搬送部300ま
では五千円札と一万円札を搬送するための第5の搬送ベ
ルト221が配置されている。第1の搬送ベルト20
1、第3の搬送ベルト203及び第5の搬送ベルト22
1はタイミングベルト222を介してモータ223から
回転動力が伝達される。
【0033】第2の入金搬送部300は、第1の振り分
け部220によって千円金庫400に振り分けられるこ
となく第1の入金搬送部200から第2の入金搬送部3
00に搬送された、五千円札を五千円金庫500に搬送
しまたは一万円札を一万円金庫600に搬送し、また、
出金搬送部700から送出された釣札用または返却用の
千円札と五千札を一万円金庫600に搬送する。第2の
入金搬送部300は五千円札と一万円札とを振り分け
て、五千円札を5千円金庫500の方向に振り分ける第
2の振り分け部320を有する。第1の入金搬送部20
0を経て、出金搬送部700から搬送された紙幣を第2
の振り分け部320まで搬送する第6の搬送ベルト30
1がその間に張架されている。第2の振り分け部320
は出金搬送部700から搬送された紙幣を5千円金庫5
00の方向に振り分ける。
【0034】第2の振り分け部320から五千円金庫5
00までは第7の搬送ベルト302が張架され、一方第
2の振り分け部320から一万円金庫600までは第8
の搬送ベルト303が張架されている。第8の搬送ベル
ト303の途中には千円金庫400または五千円金庫5
00から出金搬送部700に重送された紙幣を排除し、
出金搬送部700に1枚ずつ繰り出された紙幣及び一万
円札のみを一万円金庫600の方向に振り分ける第3の
振り分け部340が設けられている。第8の搬送ベルト
303に対向して第9の搬送ベルト304が張架されて
いる。第3の振り分け部340から一万円金庫600の
下方に第10の搬送ベルト341が、第10の搬送ベル
ト341と対向して第11の搬送ベルト342が張架さ
れている。前述の重送された異常な紙幣は第10、第1
1の搬送ベルト341、342により一万円金庫600
の下方に収容される。第2の入金搬送部300はタイミ
ングベルト345、歯車346、347を介してモータ
343によって駆動される。
【0035】次に図2〜図6を参照し千円金庫400の
構成について述べる。図2に示すように、千円金庫40
0は、第1の入金搬送部200(図1参照)により搬送
されてきた千円札を千円金庫400内部に取り込む紙幣
取込手段410と、紙幣を収容する紙幣収容空間として
の金庫部420と、紙幣取込手段410によって取り込
まれた紙幣を一時的に保留し、その後保留された紙幣を
収納する、第1の保留手段及び収容手段としての紙幣収
納手段430と、必要に応じて収納された紙幣を出金搬
送部700(図1参照)へ繰り出す繰出手段としての紙
幣繰出手段450とを備えている。
【0036】図3(図2のA−A断面)に示すように、
紙幣取込手段410は、第3、第4の搬送ベルト機構2
03、204(図1参照)から導入された紙幣を金庫部
420内(図2参照)に取り込む左右(紙幣処理装置6
0の外であって紙幣挿入口70の反対側(図1参照)か
ら紙幣取込方向を見て左右の意味、以下同様)一対の羽
根車411、411と、羽根車411、411に紙幣を
押し付ける左右一対の押えローラ412、412と、羽
根車411と同軸に取り付けられるとともに押えローラ
412と対向して配置されたプレスローラ413、41
3とを含んで構成され、羽根車411は、羽根車411
と同軸で軸端に取り付けられた歯車414を介して搬送
ベルト204から紙幣取込方向の回転駆動力が与えられ
ている。
【0037】図2、図3に示すように、羽根車411の
外周にはそれぞれ略等間隔に4枚の羽根411a、41
1a、‥‥が取り付けられ、紙幣を金庫部420に確実
に取り込めるように構成されている。押えローラ412
は回転自在に取り付けられており、押えローラ412と
プレスローラ413の間に取り込まれた紙幣に長手方向
の癖が付けられるので、紙幣の長手方向の剛性が増し、
紙幣を確実に取り込める。
【0038】図2に示すように、金庫部420は紙幣取
込手段410によって取り込まれた紙幣を収容する収容
空間として構成され、金庫部420の上部には紙幣収納
手段430が配設されている。
【0039】図4(A)、(B)に示すように、紙幣収
納手段430は、紙幣取込手段410によって金庫部4
20内に取り込まれた紙幣の図中左右それぞれの長辺側
を上面側に載せる図中左右一対の支持材431、431
と、支持材431、431を昇降させる駆動機構と、昇
降可能であって取り込まれた紙幣を支持材431と協動
して圧接保持する紙幣載置台432と、支持材431、
431上に取り込まれた紙幣を支持材431、431と
紙幣載置台432の間に落とし込む札落し板433とを
含んで構成されている。
【0040】図2に示すように、紙幣載置台432は金
庫部420内に取り込まれた紙幣を載せる平板部432
aと平板部432aを支承するパンタグラフ状の載置台
上昇機構434が備えられ、圧縮コイルバネ438によ
り平板部432aを上方に付勢している。金庫部420
の側外壁(図示せず)には紙幣載置台432の昇降位置
を検出するための検出センサ(図示せず)が設けられ、
金庫に紙幣が満杯になったとき、紙幣の残量が少なくな
ったときを検出する。これは金庫内に紙幣が満杯になっ
たときは紙幣を格納できなくなること、紙幣の残量が少
なくなったときには釣札を放出できなくなることによる
ものである。
【0041】図4(A)、(B)に示すように、支持材
431、431を昇降させる駆動機構は、モータ470
と、モータ470の駆動軸470aに取り付けられたレ
バー472とを含んで構成され、レバー472の自由端
側のピン473が支持材431に取り付けられた動力伝
達片437の横長の孔437a中に挿入されている。
【0042】金庫部420の側外壁(図4(A)、
(B)に不図示)には、支持材431の上死点(図4
(B)の状態)を検出する検出センサ427と、下死点
(図4(A)の状態)を検出する検出センサ426が取
り付けられ、レバー472に一体に取り付けられた位置
検出片472aの切欠き部を監視している。すなわち、
位置検出片472aの切欠き部が上死点を検出する検出
センサ427に検出されたときは支持材431が上死点
位置にあり、下死点を検出する検出センサ426に検出
されたときには支持材431が下死点位置にあることを
検出する。この検出された信号によりモータ470の制
御が行われる。
【0043】図2に示すように、紙幣繰出手段450
は、紙幣載置台432上の紙幣を繰り出す繰出ローラ4
43と、上側の繰出ガイド442と下側の繰出ガイド4
41間に繰出ローラ443によって繰り出された紙幣
を、上下の繰出ガイド442、441を介して出金搬送
部700(図1参照)に送り出す、同軸方向に3枚並設
された(図6参照)送出ローラ444と、繰出ガイド4
42、441間に挟まれた紙幣を案内する一対の(図6
参照)案内ローラ445、445と、繰出ローラ443
と、送出ローラ444とを回転させる駆動機構を含んで
構成されている。
【0044】繰出ガイド441、442の入口部441
a、442aは紙幣を入り易くさせるように、紙幣の反
繰出方向から繰出方向に向かって、その入口部441a
が下方向に、入口部442aが上方向に拡がっている。
また、入口部441aの先端部の高さ位置は、紙幣の返
却動作時以外は金庫部420内の紙幣が送出されない下
死点時の支持材431、431の上面位置より高い。前
述のように入口部441aは、紙幣の反繰出方向から繰
出方向に向かって下方行に拡がっているので、紙幣の繰
出方向に対してはせり上がっており、札落し板433の
下面の近傍位置に至っている。
【0045】繰出ローラ443は、キッカローラと呼ば
れ、周面の一部を盛り上げるとともに摩擦係数の高い部
分として形成することにより、一回転する間に紙幣に対
して限られた長さだけ回転駆動を伝達して繰出しを行
い、それ以外の間は紙葉に接触しないように形成された
ものである。この繰出ローラ443は紙幣の間欠繰出用
として使用されている。この繰出ローラ443は札落し
板433の送出端側近くに加工された矩形の切欠き口4
36から札落し板433の下側にその盛り上がった外周
部が一部突き出るように配置されている。
【0046】送出ローラ444は繰出ガイド441の入
口部441a近くの上側に位置し、送出ローラ444を
挟んで配置された一対の繰出ガイド441の間及び同様
に配置された繰出ガイド442の間にあって、前述のよ
うに同軸方向に3枚並設され、それぞれの外周部に紙幣
をかき出す歯が形成されている。
【0047】図6(図2のD−D断面)に示すように、
軸445aに取り付けられた一対の案内ローラ445、
445は、それぞれ、3枚の送出ローラ444の軸方向
の中間位置に対向する位置に配置されている。案内ロー
ラ445と送出ローラ444の外周の隙間は、流通して
いる紙幣であって、紙幣処理装置60(図1参照)に使
用され、案内ローラ445と送出ローラ444の外周の
隙間を通過する紙幣のうち、最大厚さの紙幣の厚さより
大きくし、最小薄さの紙幣の2倍より小さく設定する。
但し、案内ローラ445と送出ローラ444の外周の隙
間を通過する紙幣は千円札のみなので、千円札一枚の厚
さより大きくし、千円札一枚の厚さの2倍より小さく設
定する。
【0048】また、図2に示すように送出ローラ444
は反時計方向に回転して金庫部420内の紙幣を確実に
送り出せるようになっている。案内ローラ445は、繰
出ガイド441と繰出ガイド442の間から送出される
紙幣が滑らかに、かつ1枚ずつ確実に送出されるように
案内する役割を果たす。案内ローラ445は、千円金庫
400の出金搬送部700(図1参照)側の、送出ロー
ラ444の略下側に配置され、回転自在に構成されてい
る。
【0049】繰出ローラ443、送出ローラ444を反
時計方向に回転させる駆動機構は、モータ480と、モ
ータ480の駆動軸480aに取り付けられたプーリ4
81に掛け渡されたベルト482を含んで構成されてい
る。そして、そのベルト482が送出ローラ444の軸
444aに固定されたプーリ444bに掛け渡されるこ
とにより、送出ローラ444がモータ480から回転動
力を受けて図中反時計方向に回転されるように構成され
ている。
【0050】送出ローラ444の軸444a、繰出ロー
ラ443の軸443aにはそれぞれ歯車444c、44
3bが固定され、二段の中間歯車448を介して、送出
ローラ444の回転は繰出ローラ443に伝達され、繰
出ローラ443は送出ローラ444と同一方向に同調し
て回転するように構成されている。
【0051】五千円金庫500については千円金庫40
0と同様の構成なので説明を省略する。なお、千円金庫
400には紙幣が満杯である旨の検出、紙幣の残量が少
ない旨の検出センサが備えられているが、五千円金庫5
00にも同様に紙幣が満杯である旨の検出、紙幣の残量
がない旨の検出センサが備えられている。これは、五千
円札の残量がなくなった場合には千円札により代用でき
るため残量が少ないことを検出する必要がないからであ
る。
【0052】次に、図7を参照して、一万円金庫600
の構成を説明する。第2の入金搬送部300(図1参
照)により搬送されてきた紙幣を内部に取り込む紙幣取
込手段610と、紙幣を収容する紙幣収容空間としての
金庫部620と、紙幣取込手段610によって取り込ま
れた紙幣を一時的に保留する、第2の保留手段としての
保留手段630と、保留手段630で保留状態にあった
紙幣を金庫部内の収納保持部に収納させる回収手段とし
ての紙幣収納手段640と、保留状態にあった紙幣を必
要に応じて一括して放出部800(図1参照)に送出す
る一括返却手段650とを備えている。
【0053】紙幣取込手段610は第8、第9の搬送ベ
ルト機構303、304(図1参照)から導入された紙
幣を金庫部620に取り込む。一万円金庫600におけ
る紙幣取込手段610は千円金庫400における紙幣取
込手段410(図2参照)と同様の構成をしているので
詳細な説明は省略する。
【0054】保留手段630は、紙幣取込手段610に
よって金庫部620内に取り込まれた紙幣の左右(紙幣
取込方向から見て、以下この段落において同様)それぞ
れの長辺側を上面側に載せる左右一対の支持材631、
631とを含んで構成されており、支持材631は金庫
部620の上部で、前記紙幣取込手段610のガイド6
13の終端よりも低所側に固定されている。
【0055】支持材631の下側には、昇降可能に構成
された紙幣載置台621が配置されている。この紙幣載
置台621は、載置台上昇機構670により上方に付勢
されている。したがって、支持材631はその下面側で
紙幣載置台621上に収納された紙幣を上側から押える
ストッパーとしても機能する。
【0056】載置台上昇機構670は、千円金庫400
における載置台上昇機構434(図2参照)と同様の構
造をしているので詳細な説明は省略する。
【0057】一万円金庫600の側外壁(図示せず)に
は紙幣載置台621の昇降位置を検出するための検出セ
ンサ(図示せず)が取り付けられており、紙幣載置台6
21の平板部621aには位置検出片(図示せず)が取
り付けられている。そして、紙幣が満杯の場合には位置
検出片が検出センサに接近し、検出センサが位置検出片
を検知し金庫が満杯である旨の情報が出力される。な
お、紙幣の残量が少なくなった場合、紙幣の残量がない
場合の検出は行わない。一万円金庫600から一万円札
が釣札として出金されることはないからである。
【0058】紙幣収納手段640は、昇降可能な札落し
板641とこの札落し板641を支持する支持部材64
2を備えている。札落し板641は、紙幣取込手段61
0により左右の支持材631、631上に紙幣が取り込
まれた状態で、下死点(図8(B)の状態)に向かって
下降するときに、その支持材631上に静止した紙幣を
金庫部620の収納保持部620a内へ落し込むもの
で、その左右の幅は左右の支持材631同士の間隙より
小さく形成されている。したがって、図8(B)に示す
ように、札落し板641が昇降する際の下死点は、支持
材631の下面位置よりも低くなるように設定されてい
る。
【0059】一方、図8(A)に示すように、上死点
は、紙幣取込手段610(図7参照)から紙幣が取り込
まれるのを妨げないように、紙幣取込手段610のガイ
ド613(図7参照)の終端位置よりも高くなるように
設定されている。札落し板641は、支持部材642上
に一体に取り付けられた動力伝達片643を介して、収
納動作機構680(図7参照)から動力を受けて昇降す
るようになっている。
【0060】図7に示すように、収納動作機構680
は、モータ681と、このモータ681の駆動軸681
aと一体に取り付けられたレバー682とを含んで構成
され、レバー682の自由端側のピン683が紙幣収納
手段640の動力伝達片643の横長の孔643a(図
8(A)参照)中に挿入された構成になっている。それ
によってクランク機構が構成されており、紙幣収納手段
640が動力を受けて昇降する。
【0061】紙幣収納手段640の昇降時の位置につい
ては、上死点を検出する検出センサ(図示せず)と下死
点を検出する検出センサ(図示せず)とによって、それ
ぞれ検知されるようになっている。つまり、その位置検
出片(図示せず)が上死点を検出する検出センサに検出
される状態にある時には紙幣収納手段640が上死点位
置(図8(B)参照)にあり、下死点検出センサに検出
される状態にある時には紙幣収納手段640が下死点位
置(図8(A))にあり、それに基づいてモータ681
の駆動制御が行われる。
【0062】一括返却手段650は、保留手段630で
保留された紙幣を送出時に押え付ける紙幣押圧手段65
1と、保留手段630の支持材631上に載置された紙
幣を送り出す返却送出手段652とを備えている。
【0063】紙幣押圧手段651は、略上下に移動可能
な左右一対のローラ654、654を備えている。この
左右のローラ654、654は、紙葉類取込手段610
から保留手段630に紙幣が取り込まれる際には図中6
54で示すローラの位置(後述の654aで示す二点鎖
線のローラの位置の上側、以下、上側の位置という。)
にあって、その取り込まれる紙幣を逃げ、取込み動作の
妨げとならないように構成されている。一方、ローラ6
54は、紙幣を送出する際には図中、654aで示すロ
ーラの位置(図中、654で示すローラの下側、以下、
下側の位置という。)にあって、送出対象の紙幣を上側
から押え付けるように構成されている。
【0064】このローラ654、654の上下の移動
は、係止解除機構690により行われる。すなわち、係
止解除機構690は、一括返却手段650の側壁(図7
に不図示)に取り付けられた支軸692aに、この支軸
692aに回動自在に設けられた第1の回動レバー69
2と、第1の回動レバー692の自由端側中間部に連結
ピン691bを介してプランジャ691aが連結された
ソレノイド691と、第1の回動レバー692の自由端
に連結ピン692bを介して一端が連結された作動レバ
ー693と、作動レバー693の他端に連結ピン693
aを介して連結された左右一対の第2の回動レバー69
4、694と、それら第1の回動レバー692、作動レ
バー693及び第2の回動レバー694に復帰力を付与
するバネ695等からなる。
【0065】左右の第2の回動レバー694は、略V字
状に成形されており、一括返却手段650の側壁(図示
せず)に拘束された支軸694aの回りに回動自在とな
っている。そして、左右の第2の回動レバー694の一
方の自由端は連結ピン693aを介して作動レバー69
3に連結されており、他方の自由端には紙幣押圧手段6
51のローラ654、654が左右個別の支軸654
b、654bを介して回動自在に取り付けられている。
なお、第2の回動レバー694は、左右何れも、支軸6
94aに対しては回転フリーな状態で取り付けられてい
る。
【0066】バネ695は、一括返却手段650の側壁
に取り付けられたピン695aと作動レバー693との
間に掛け渡されていて、紙幣押圧手段651のローラ6
54が上側に位置するように作動レバー693を復帰さ
せる。
【0067】左右一対のローラ654、654は返却送
出手段652をも構成し、返却送出手段652は、左右
一対のローラ654、654が保留手段630の支持材
631上の紙幣を紙幣返却口810(図1参照)に向け
て送出させる送出ローラ654a、654a(図中、二
点鎖線で表示)を兼ねていることと、支持材631上の
紙幣を送出する送出ローラ654a、654aに対応す
る位置に回転フリーな状態のローラ652a、652a
が軸652b、652bを介して配設されていることに
より、構成されている。送出される紙幣は、この送出ロ
ーラ654aが前記係止解除機構690により下側に位
置した状態で後述する放出部800(図1参照)により
反時計方向に回転駆動されることによって、送り出され
る。ローラ652a、652aは、保留手段630の支
持材631、631の上面から上に僅かに突出してお
り、送出ローラ654a、654aにより送り出される
紙幣に合わせて回転して紙幣の枚数に関わらず、その返
却動作をスムーズに行えるように構成されている。
【0068】次に、出金搬送部の構成を説明する。図1
に示すように、出金搬送部700は千円金庫400から
第6の搬送ベルト301に紙幣を送出する第12、第1
3の搬送ベルト機構701、702と、五千円金庫50
0から第13の搬送ベルト機構702へ紙幣を送出する
第14、第15の搬送ベルト機構703、704とを含
んで構成されている。第13の搬送ベルト機構702に
は、検出センサ705、706が配置され、紙幣の重送
等を検出する。
【0069】次に、放出部の構成を説明する。放出部8
00は、第16〜19の搬送ベルト機構801、80
2、803、804を含んで構成されている。この放出
部800は、一万円金庫600の支持材631上に積層
された紙幣を返却口810から機外に一括して送出する
ものである。出金搬送部700、及び放出部800はモ
ータ805により駆動される。
【0070】以下、本発明の作用を図1を参照して説明
する。上記紙幣のうち千円札、五千円札は釣札として使
われるので循環され、一万円札は釣札として使われない
ので収納、回収のみが行われる。紙幣挿入口70から挿
入された紙幣の種類によって収納部が定まる。すなわ
ち、前述のように千円札の場合には千円金庫400、五
千円札の場合には五千円金庫500、一万円札の場合に
は一万円金庫600が収納部となる。
【0071】利用客が紙幣挿入口70から挿入した紙幣
は、紙幣識別装置100で受付可能な紙幣か否か識別さ
れ、受付可能な紙幣でないと判断された場合には紙幣識
別装置100は当該紙幣を紙幣挿入口70へ戻し、利用
者に返却される。受付可能な紙幣であれば、次に千円札
か、五千円札か、一万円札かを識別し、挿入された紙幣
の種類が記憶される。
【0072】紙幣識別装置100により識別された紙幣
は、第1の入金搬送部200、すなわち第1〜第3の搬
送ベルト機構201、202、203の協動により第1
の振り分け部220まで搬送される。紙幣が千円札のと
きは、第1の振り分け部220により紙幣が千円金庫4
00側に振り分けられ、紙幣が千円札以外のとき(五千
円札または一万円札のとき)には、第5の搬送ベルト2
21側に振り分けられる。千円金庫400側に振り分け
られた紙幣は、第3、第4の搬送ベルト機構203、2
04の協動により千円金庫400に導入される。第5の
搬送ベルト221側に振り分けられた紙幣は第5の搬送
ベルト221により第2の入金搬送部300に搬送され
る。詳しくは、第6の搬送ベルト301により第2の振
り分け部320まで搬送され、紙幣が五千円札のときに
は五千円金庫500側に振り分けられ、紙幣が一万円札
のときには第8の搬送ベルト303側に振り分けられ
る。五千円金庫500側に振り分けられた紙幣は第6、
第7の搬送ベルトの協動により五千円金庫500に導入
される。第8の搬送ベルト303側に振り分けられた紙
幣は第3の振り分け部340を介して一万円金庫600
に導入される。詳しくは第8、第9の搬送ベルト30
3、304の協動により一万円金庫600に導入され
る。
【0073】次に図2を参照して、千円金庫400に紙
幣が取り込まれるときの作用を説明する。このとき、支
持材431が下死点位置(図4(A)参照)にあり、千
円金庫400に導入された紙幣は、羽根車411と押え
ローラ412により金庫部420内に取り込まれ、左右
の支持材431、431上面に紙幣の長手方向の両端部
が接触し、紙幣の中央部が宙に浮いた状態で保留され
る。一取引で複数枚の千円札が投入された場合には、投
入された複数枚の千円札全部が支持材431上で積層さ
れ保留される。なお、搬送されてきた紙幣は羽根車41
1の羽根411aにより上方に飛ばされて積層されるの
で、既に保留手段上に積層されている紙幣の端部や折り
目に干渉することなく積層される。また、左右それぞれ
の羽根411a、411a、…の先端が紙幣の後端を押
えながら紙幣収納手段から待避していくので、積層され
た紙幣の後端部がガイド415、415側に引き寄せら
れ揃えられる。
【0074】五千円金庫500に導入された紙幣も前述
の千円金庫400の導入された紙幣と同様に保留され
る。
【0075】次に図7を参照して、一万円金庫600に
紙幣が取り込まれるときの作用を説明する。このとき、
ソレノイド691が常時オフ(OFF)であり、バネ6
95の力により、第1の回動レバー692は反時計方向
に、また第2の回動レバー694、694は時計方向に
それぞれ回動復帰して、左右一対のローラ654、65
4は上側に位置した状態となる。一万円金庫600にお
いても千円金庫400の場合と同様に羽根車611と押
えローラ612に取り込まれ、左右一対の支持材63
1、631上面に、その両端が接触し、その中央部が宙
に浮いた状態で支持されて保留される。
【0076】さらに図1を参照して説明する。ここで、
利用客の操作により接客操作部(図示せず)において選
択ボタン(図示せず)のうちの一つを押下することによ
り購入する商品等が選択されると、各金庫400、50
0、600で保留されていた紙幣は収納される。すなわ
ち、千円金庫400においては、モータ470(図2参
照)の駆動により支持材431が上死点(図4(B)参
照)まで上昇し、紙幣は札落し板に規制されて支持材4
31の下面と紙幣載置台432の間に収納され、一万円
金庫においてはモータ470の駆動により札落し板64
1が下死点(図8(B)参照)まで下降して紙幣は支持
材631に規制されて収納される。なお、五千円金庫5
00においても千円金庫400の場合と同様に収納され
る。
【0077】釣札を放出する場合には、千円金庫40
0、五千円金庫500から紙幣を1枚ずつ出金搬送部7
00に繰り出す。すなわち、三千円の釣札を必要とする
場合には、千円金庫400のモータ470が回転して、
繰出ローラ443、送出ローラ444が回転することに
より、収納された最上層の紙幣が1枚ずつ繰り出され
る。繰り出された紙幣は送出ローラ444と案内ローラ
445に挟持されて出金搬送部700に送出される。な
お、五千円札と千円札の両方が釣札として必要な場合に
はまず五千円札を最初に送出する。
【0078】出金搬送部700に送出された紙幣は一万
円金庫600に収納される。すなわち、五千円金庫50
0から繰り出された五千円札は第14、第15の搬送ベ
ルト機構703、704の協動により、第13の搬送ベ
ルト機構702に送出され、第13の搬送ベルト機構7
02により第6の搬送ベルト機構301に受け渡され、
第2の振り分け部320、第3の振り分け部340を介
して一万円金庫600に収納される。また、千円金庫4
00から送出された千円札は第12、第13の搬送ベル
ト機構701、702の協動により第6の搬送ベルト機
構301に受け渡され、第2の振り分け部320、第3
の振り分け部340を介して、五千円札がすでに収納さ
れているときは五千円札の上に重ねて一万円金庫600
に収納される。
【0079】ここで、検出センサ704、705により
紙幣が重送等されていると判断された場合は、当該紙幣
は第3の振り分け部340により第10、第11の搬送
ベルト341、342により一万円金庫600の下方に
収容される。
【0080】次に、図7を参照して説明する。出金搬送
部700(図1参照)から送出された紙幣は一万円金庫
600の支持材631上に下層から五千円札、千円札の
順(所定の順)に集積される。そして、ソレノイド69
1がオン(ON)され、プランジャ691aが引かれ
て、第1の回動レバー692は図中時計方向に、また第
2の回動レバー694、694は図中反時計方向にそれ
ぞれ回動して、左右一対のローラ654、654は下側
に位置した状態となる(図中二点鎖線で示したローラ6
54aの状態)。これによって、紙幣の左右の長辺端縁
がそれぞれ左右一対のローラ654a、654aで、支
持材631、631に設けられたローラ652a、65
2aに押え付けられる。同時に、送出ローラ654a、
654aに回転動力を付与するモータ805がオン(O
N)されて、送出ローラ654a、654aが図中反時
計方向に回転し、集積された紙幣は放出部800(図1
参照)に送出される。
【0081】次に、図1を参照して説明する。一万円金
庫600から送出された紙幣束は第16〜第19の搬送
ベルト機構801、802、803、804の協動によ
って返却口810から返却される。
【0082】一方、利用客が商品等選択ボタン(図示せ
ず)を押さず、すなわち商品等の選択がなされずに、そ
の代わりとして取消ボタン(図示せず)が押された場合
は紙幣を返却する。すなわち、千円金庫400の札落し
板433、五千円金庫500の札落し板531が下降
し、紙幣を金庫400、500に一旦収納した後、五千
円札、千円札の順に1枚ずつ保留されていた枚数の紙幣
が繰り出される。この繰出は送出搬送異常検知センサ7
04、705により監視される。なお、紙幣が重送され
ていると判断した場合には釣札を放出する場合と同様
に、一万円金庫600の下方に収容される。送出搬送異
常検出センサ704、705によるチェックを経た紙幣
は順次一万円金庫600に搬送される。一万円金庫60
0に導入された五千円札、千円札は釣札を返却する場合
と同様に集積された束として放出部800を経て返却口
810から返却される。
【0083】紙幣の返却が終了した時点で、紙幣処理装
置60の各部の状態が紙幣挿入以前の初期の状態に戻さ
れる。取引が開始されず、取消ボタンが押された場合
に、紙幣が返却のため、千円金庫400または五千円金
庫500から一万円金庫600に搬送されるが、この動
作中に、紙幣の二枚繰出しが発生した場合は、検出セン
サ426、427によってこれが検出される。そして、
この場合二枚繰出しされた紙幣は、第3の振り分け部3
40によって一万円金庫600には振り分けられず、一
万円金庫600の下方に収容されるように振り分けられ
る。そして、新たに千円金庫400または五千円金庫5
00から二枚繰出しされた紙幣が同じ枚数だけ繰り出さ
れ、一万円金庫600に搬送される。この場合には、挿
入された紙幣(現物)ではなく、千円金庫400または
五千円金庫500に集積されていた紙幣が返却されるこ
とになる。
【0084】本実施例では千円札と五千円札とを循環
し、一万円札のみを回収するものとしたが、千円札を循
環し、五千円札と一万円札とを回収するものとしてもよ
い。この場合に、五千円札と一万円札を別個に回収する
ものであってもよいし、五千円札と一万円札を一つの収
納部で回収し、さらに省スペースを図ってもよい。
【0085】図9を参照して、上述の紙幣処理装置を用
いた本発明の自動販売機としての自動券売機を説明す
る。
【0086】図に示すように、自動券売機1は、接客面
2を有し、接客面2には自動券売機1が乗車券を発売中
であるか否かを表示するための案内表示部3と、各口座
に対応した口座選択ボタン4と、他の会社の電車との連
絡を選択したり、大人料金から子供料金に切り替えた
り、複数乗車券を同時購入するため等の特定機能が割り
当てられたファンクションボタン5が配設されている。
【0087】さらに、接客面2には硬貨を投入するため
の硬貨投入口7と、紙幣を投入するための紙幣投入口8
と、プリペイドカードを投入するためのカード投入口9
と、乗車券が放出される券放出口10と、釣り銭が放出
される硬貨放出口7’、紙幣放出口8’と、投入貨幣の
累計金額、釣り銭金額等を表示する表示部11が備えら
れている。なお、接客面2は図示しない取引取消紙幣処
理装置18ボタンを有する。
【0088】図10は、自動券売機1の概略ブロック図
である。図に示すように、硬貨投入口7は硬貨処理装置
17に連通され、硬貨投入口7から投入された硬貨は硬
貨処理装置17で識別、計数された後に収納される。自
動券売機1の紙幣投入口8は紙幣処理装置18に連通さ
れ、紙幣投入口8から投入された紙幣は紙幣処理装置1
8で識別、計数された後に紙幣処理装置18に収納され
る。カード投入口9はカード処理装置19に連通され、
カード投入口9から投入されたプリペイドカードはカー
ド処理装置19で識別、残額検出された後に、カード処
理装置19に保留される。
【0089】硬貨処理装置17の制御部27、紙幣処理
装置18の制御部28、カード処理装置19の制御部2
9は主制御部40に接続され、硬貨、紙幣、プリペイド
カード(以下単に貨幣という。)が投入されると、投入
された貨幣のデータを主制御部40に送信する。
【0090】また、主制御部40には、案内表示部3、
ファンクションボタン5、口座選択ボタン4、取引取消
ボタン12、表示部11が接続され、ファンクションボ
タン5と口座選択ボタン4、または口座選択ボタン4の
入力により口座が確定される。ファンクションボタン5
または口座選択ボタン4を押すことにより取引が開始さ
れたとされる。取引取消ボタン12を押すことにより、
取引が取り消されたとされる。口座選択ボタン4には7
セグメントの数字表示器が備えられており、各口座に対
応した料金が表示可能に構成されている。主制御部40
にはさらに、係員操作部50が接続されており、係員操
作部50からの入力により、所定の口座の乗車券の発売
の禁止等の操作をすることができる。
【0091】また、主制御部40には、券印刷機20の
制御部30が接続されており、主制御部40の指令に基
づいて、口座に対応する乗車券を印刷し、釣り銭がある
ときは券放出口10から乗車券を発券するとともに釣り
銭を自動券売機1の硬貨放出口7’、及び紙幣放出口
8’から放出する。このとき、プリペイドカードが使用
された場合には、プリペイドカードはカード投入口9に
戻され、カード投入口9から所定の長さだけ突き出で
て、利用者に返却される。
【0092】本自動券売機1は、紙幣が一括して返却さ
れるので利用者が返却された紙幣を取り忘れることが少
なく、紙幣処理装置18のスペースを小さくすることが
できるので、自動券売機1のスペースをも小さくするこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】本発明の紙葉類処理装置は、第2の紙葉
類に重ねて第1の紙葉類を一時的に保留する第2の保留
部を有する第2収納手段と、第2の紙葉類及び第1の紙
葉類を一括して放出する放出手段とを備える。したがっ
て、紙葉類を一括して返却することができ、また返却さ
れる紙葉類を集積するための紙葉類集積部、及び紙葉類
を紙葉類集積部に受け入れるための紙葉類受入手段を設
ける必要がないので、スペースを可及的に小さくし、機
構的にも簡単な紙葉類処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る紙幣処理装置の概観を表す縦断
側面図である。
【図2】千円金庫の縦断側面図である。
【図3】図2のA−A部分断面図である。
【図4】図2のB−B部分断面図である。(A)は支持
材431が下死点にある場合、(B)は支持材431が
上死点にある場合を示す。
【図5】図2のC−C部分断面図である。
【図6】図2のD−D部分断面図である。
【図7】一万円金庫の縦断側面図である。
【図8】図7のF−F部分断面図である。(A)は支持
材が下死点にある場合、(B)は支持材が上死点にある
場合を示す。
【図9】本願発明に係る自動券売機の概観斜視図であ
る。
【図10】図9の自動券売機の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 自動券売機 2 接客面 3 案内表示部 4 口座選択ボタン 5 ファンクションボタン 7 硬貨投入口 7’ 貨幣放出口 8 紙幣投入口 8’ 紙幣放出口 9 カード投入口 10 券放出口 11 表示部 12 取消ボタン 17 硬貨処理装置 18 紙幣処理装置 19 カード処理装置 20 券印刷装置 27 制御部 28 制御部 29 制御部 30 制御部 40 主制御部 50 係員操作部 60 紙幣処理装置 70 紙幣挿入口 100 紙幣識別装置 200 第1の入金搬送部 201 第1の搬送ベルト機構 202 第2の搬送ベルト機構 203 第3の搬送ベルト機構 204 第4の搬送ベルト機構 220 第1の振り分け部 221 第5の搬送ベルト機構 222 タイミングベルト 223 モータ 300 第2の入金搬送部 301 第6の搬送ベルト機構 302 第7の搬送ベルト機構 303 第8の搬送ベルト機構 304 第9の搬送ベルト機構 320 第2の振り分け部 340 第3の振り分け部 341 第10の搬送ベルト機構 342 第11の搬送ベルト機構 343 モータ 345 タイミングベルト 346 歯車 400 千円金庫 410 紙幣取込手段 411 羽根車 411a 羽根 412 押えローラ 413 プレスローラ 414 歯車 415 ガイド 420 金庫部 426 検出センサ 427 検出センサ 430 紙幣収納手段 431 支持材 432 紙幣載置台 432a 平板部 433 札落し板 434 載置台上昇機構 436 切欠き口 437 動力伝達片 437a 孔 438 圧縮コイルバネ 441 繰出ガイド 441a 入り口部 442 繰出ガイド 442a 入り口部 443 繰出ローラ 443a 軸 443b 歯車 444 送出ローラ 444a 軸 444b プーリ 444c 歯車 445 案内ローラ 445a 軸 446a 紙幣繰出手段 448 中間歯車 450 紙幣繰出手段 470 モータ 470a 駆同軸 472 レバー 472a 位置検出片 472a レバー 473 ピン 474 検出センサ 480 モータ 480a 駆動軸 481 プ−リ 482 ベルト 500 五千円金庫 531 札落し板 550 一括返却手段 600 一万円金庫 610 紙幣取込手段 611 羽根車 612 押えローラ 613 ガイド 620 金庫部 620a 収納保持部 621 紙幣載置台 621a 平板部 630 保留手段 631 支持材 640 紙幣収納手段 641 札落し板 642 支持部材 643 動力伝達片 643a 孔 650 一括返却手段 651 紙幣押圧手段 652 返却送出手段 652b 軸 652a ローラ 654 ローラ 654a 送出ローラ 654b 支軸 670 載置台上昇機構 680 収納動作機構 681 モータ 681a 駆動軸 682 レバー 683 ピン 690 係止解除機構 691 ソレノイド 691a プランジャ 691b 連結ピン 692 第1の回動レバー 692a 支軸 692b 連結ピン 693 作動レバー 693a 連結ピン 694 第2の回動レバー 694a 支軸 695 バネ 695a ピン 700 出金搬送部 701 第12の搬送ベルト機構 702 第13の搬送ベルト機構 703 第14の搬送ベルト機構 704 第15の搬送ベルト機構 705、706 検出センサ 800 放出部 801 第16の搬送ベルト機構 802 第17の搬送ベルト機構 803 第18の搬送ベルト機構 804 第19の搬送ベルト機構 805 モータ 810 返却口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 416 G07D 9/00 416C G07F 7/04 G07F 7/04 9/10 9/10 D (72)発明者 辻川 元淳 東京都中野区中央2丁目48番5号 中野平 和ビル 株式会社高見沢サイバネティック ス内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA13 FA02 FB02 FC02 FC05 FD02 FE01 FF01 FG03 FG07 FG09 3E044 AA02 BA01 BA02 BA06 CA02 CC02 CC03 CC10 DA01 DA02 DA04 DB03 DB05 EA02 EA04 EB01 FA01 FA02 FA03 FA04 FA05 FA07 FA10 FA12 FA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環される第1の紙葉類を収納する第1の
    収納手段と;前記第1の収納手段に収納された第1の紙
    葉類を1枚ずつ繰り出す繰出手段と;前記繰り出された
    第1の紙葉類を搬送する搬送手段と;回収される第2の
    紙葉類を一時的に保留するとともに、前記第2の紙葉類
    に重ねて、前記搬送された第1の紙葉類を一時的に保留
    する第2の保留手段と、前記第2の保留手段に保留され
    た第2の紙葉類を回収する回収手段とを有する第2の収
    納手段と;前記第2の保留手段に重ねて保留された、第
    2の紙葉類及び第1の紙葉類を一括して放出する放出手
    段とを備えることを特徴とする;紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を、前記第1の収納手段に収納す
    る前にまたは前記第2の保留部に保留する前に、前記第
    1の紙葉類と前記第2の紙葉類とを識別する識別手段を
    備えることを特徴とする、 請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の収納手段が第1の保留手段と
    収容手段に分割され、前記第1の紙葉類を、前記第1の
    保留部に一時的に保留し、その後前記収容手段に収容し
    て収納することを特徴とする;請求項1または請求項2
    に記載の紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 前記回収手段が、第2の保留手段に保留
    された第2の紙葉類の厚さ方向に、第2の保留手段に隣
    接して配置されていることを特徴とする;請求項1から
    請求項3のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の紙葉類処理装置と;挿入した紙葉類の合計金額を
    表示する挿入金額表示器と;記号表示を有する口座選択
    ボタンと;取引取消ボタンとを備えた;自動販売機。
  6. 【請求項6】 循環される第1の紙葉類を収納する第1
    の工程と;回収される第2の紙葉類を一時的に保留し
    て、その厚さ方向に移動させて回収する第2の工程と;
    前記第1の工程で収納された第1の紙葉類を1枚ずつ繰
    り出して搬送する第3の工程と;前記第2の工程で回収
    された第2の紙葉類が保留されていた場所に、前記第3
    の工程で搬送された第1の紙葉類を一時的に保留する第
    4の工程と;前記第4の工程で保留された第1の紙葉類
    葉類を一括して放出する第5の工程とを備えた;紙葉類
    処理方法。
  7. 【請求項7】紙葉類を、第1の工程で第1の紙葉類を収
    納する前に、または第2の工程で第2の紙葉類を保留す
    る前に、前記第1の紙葉類と前記第2の紙葉類とに識別
    する第6の工程を備えることを特徴とする、 請求項6に記載の紙葉類処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312825A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Mamiya Op Co Ltd 紙幣入出金装置
JP2012155751A (ja) * 2012-05-07 2012-08-16 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 還流式紙幣処理装置
JP2016184343A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 沖電気工業株式会社 現金処理装置

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