JP2000284362A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000284362A JP11086956A JP8695699A JP2000284362A JP 2000284362 A JP2000284362 A JP 2000284362A JP 11086956 A JP11086956 A JP 11086956A JP 8695699 A JP8695699 A JP 8695699A JP 2000284362 A JP2000284362 A JP 2000284362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体とハンドルとが異種材料からなる場合で
も、ハンドルの姿勢を確実に維持できる投写型表示装置
を提供すること。 【解決手段】 投写型表示装置1では、ハンドル90に
設けられた突部92とロアーケース4側の接触部114
との接触を伴ってハンドル90の姿勢が維持されるが、
それらの突部92および接触部114を共に樹脂製と
し、同種材料で形成した。従って、突部92および接触
部114のうちのいずれか一方が偏摩耗する心配がな
く、ロアーケース4が金属とされ、ハンドル90が樹脂
製である場合でも、ハンドル90の繰り返し操作に十分
に耐えることができ、ハンドル90の姿勢を確実に維持
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に応じて
光学像を形成する電気光学装置と、この電気光学装置で
形成された画像を拡大投写する投写レンズと、これらを
収容する筐体と、この筐体に回動自在に取り付けられた
ハンドルとを有し、ハンドルおよび筐体が各々異種材料
からなる投写型表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、光源と、その光源から出射され
る光束を画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装
置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写す
る投写レンズとを備えた投写型表示装置が知られてい
る。
【0003】このような投写型表示装置は、会議、学
会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに
広く利用される。
【0004】ところで、投写型表示装置は、プレゼンテ
ーション用の会議室等に設置された状態で維持されるこ
ともあるが、必要に応じて持ち込まれたり、終了後に他
の場所に移して保管する場合もあるので、持ち運びを容
易にするためのハンドル(把手)を備えている。このよ
うなハンドルには、投写型表示装置の筐体に回動自在に
取り付けられたタイプがあり、持ち運び時に回動させて
起こし、それ以外の時には倒し込んで邪魔にならないよ
うにしておく。そして、ハンドルとしては、成形性に優
れかつ安価な樹脂製のものが多く、部品コストの削減が
図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したハンドルは、
図8に示すように、回動軸700が所定の角度回動する
と、突部710が筐体800の内面の接触部810間で
接触した後(一点鎖線)、この接触部810を越えて該
内面に係止され(二点鎖線)、よって回動位置での姿勢
が維持されるようになっている。
【0006】しかしながら、ハンドルが取り付けられる
筐体は、装置全体の剛性を確保する目的で金属製とされ
る場合がある。すなわち、このような場合には、ハンド
ルを回動させる度に、樹脂製のハンドルの突部と金属製
の筐体とが接触することになるため、樹脂製のハンドル
側が容易に摩耗し、ハンドルの姿勢を維持できなくなる
という問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、筐体とハンドルとが異種
材料からなる場合でも、ハンドルの姿勢を確実に維持で
きる投写型表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る投写型表示
装置は、画像情報に応じて光学像を形成する電気光学装
置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大投写す
る投写レンズと、これらを収容する筐体と、この筐体に
回動自在に取り付けられたハンドルとを有し、当該ハン
ドルおよび前記筐体が各々異種材料からなる投写型表示
装置であって、前記ハンドルおよび前記筐体には、互い
に接触した際の摩擦抵抗で該ハンドルの姿勢を維持させ
るハンドル側接触部および筐体側接触部が設けられ、こ
れらハンドル側接触部および筐体側接触部は、各々同種
材料からなることを特徴とする。
【0009】このような本発明においては、ハンドル側
接触部と筐体側接触部との接触を伴ってハンドルの姿勢
が維持されるが、それらの接触部同士が同種材料からな
るため、各接触部のうちのいずれか一方が偏摩耗する心
配がなく、筐体とハンドルとが異種材料からなる場合で
も、ハンドルの姿勢が確実に維持されるようになる。
【0010】また、本発明の投写型表示装置では、前記
ハンドル側接触部を前記ハンドルと同種材料とし、前記
筐体側接触部を前記ハンドルと同種材料とし、かつこの
筐体側接触部を前記筐体に固定される固定部材に設けて
もよい。
【0011】すなわち、筐体と比較して小さな部材であ
るハンドル側において、前記ハンドル側接触部の材料を
ハンドルの材料に合わせるので、それらが共に一体で容
易に形成されるようになる。そして、筐体側において
は、筐体が比較的大きな部品であるため、固定部材も筐
体に合わせて十分大きくでき、固定部材の取り扱いが容
易になるとともに、例えばビスなどを用いて筐体に確実
に固定される。
【0012】この際、前記固定部材は、前記ハンドルを
前記筐体に取り付けるための部材を兼用していることが
好ましい。
【0013】このような場合には、ハンドルが筐体に固
定部材で確実に取り付けられるうえ、ハンドル取付用の
専用部材を別途設ける必用がなく、部品点数が削減され
る。
【0014】さらに、本発明の投写型表示装置では、前
記筐体の外面側に前記ハンドルが収容される凹状の収容
部を設けるとともに、この収容部に前記ハンドルを軸支
させ、かつ前記固定部材を当該収容部に係合した状態で
固定することが好ましい。
【0015】ハンドルが単に筐体の外部に設けられてい
るだけでは、ハンドル全体が露出して外観上良好とはい
えないが、筐体に収容部を設けてハンドルを収容すれ
ば、見た目にすっきりして外観が良好になる。また、こ
の収容部を利用してハンドルを軸支させるから、軸支専
用の構造も別途設ける必用がなく、構造が簡素化され
る。さらに、その収容部に固定部材を係合させれば、筐
体に対する固定部材の位置決めが容易かつ確実に行われ
るようになり、固定作業を迅速に行える。
【0016】そして、本発明の投写型表示装置では、前
記固定部材の筐体側接触部を、当該固定部材の前記筐体
への固定方向に沿った面に設けてもよい。
【0017】筐体に対する固定部材の位置がその固定方
向においてばらつく場合があるが、本発明では、そのよ
うな固定方向の位置のばらつきに関係なく、ハンドル側
接触部と筐体側接触部とを一定の接触抵抗で接触させる
ことができ、投写型表示装置毎にハンドルの付勢具合が
異なるといった不具合を生じにくくできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
【0019】(1)装置の全体構成 図1、図2には、本実施形態に係る投写型表示装置1の
概略斜視図が示され、図1は上面側から見た斜視図、図
2は下面側から見た斜視図である。
【0020】投写型表示装置1は、光源としての光源ラ
ンプから出射された光束を赤(R)、緑(G)、青
(B)の三原色に分離し、これらの各色光束を電気光学
装置を構成する液晶パネルを通して画像情報に対応させ
て変調し、変調した後の各色の変調光束をプリズム(色
合成光学系)により合成して、投写レンズ6を介して投
写面上に拡大表示する形式のものである。投写レンズ6
の一部を除いて、各構成部品は筐体としての外装ケース
2の内部に収納されている。
【0021】(2)外装ケースの構造 外装ケース2は、基本的には、装置上面を覆うアッパー
ケース3と、装置底面を構成するロアーケース4と、背
面部分を覆うリアケース5(図2)と、全面部分を覆う
フロントケース9とから構成され、リアケース5が樹脂
製である他はマグネシウム等の金属製である。
【0022】図1に示されるように、アッパーケース3
の上面において、その前方側の左右の端には、スピーカ
用の多数の連通孔25R、25Lが形成されている。ま
た、これらの連通孔25R、25L間には、投写型表示
装置1の画質等を調整するための操作パネル60が設け
られている。さらに、フロントケース9の前面の向かっ
て右上部分には、図示略のリモートコントローラからの
光信号を受信するための受光部70が設けられている。
【0023】図2に示されるように、ロアーケース4の
底面の略中央には、装置内部を冷却する冷却空気を取り
入れるための空気取入口240が設けられている。空気
取入口240は、樹脂製のフィルタ交換蓋241に設け
られており、このフィルタ交換蓋241をロアーケース
4の側面側から着脱することで、内部のフィルタを交換
することが可能である。
【0024】また、ロアーケース4の底面には、その前
端の左右の角部にフット31R、31Lが設けられ、後
端の略中央部にフット31Cが設けられている。尚、フ
ット31R、31Lの上下の進退量を調整することによ
って、表示画面の傾きを変更することが可能である。
【0025】このロアーケース4の一方の立上部分に
は、装置1持ち運び用のハンドル90が設けられてお
り、このハンドル90は、図1中に二点鎖線で示すよう
に、収納状態から略90°の角度範囲で回動可能とさ
れ、必要に応じて起こして用いられる。
【0026】リアケース5には、図2に示されるよう
に、外部電力供給用のACインレット50や各種の入出
力端子群51が配置され、これらの入出力端子群51に
隣接して、装置内部の空気を排出する通気口としての排
気口160が形成されている。そして、このリアケース
5にも、フロントケース9と同様に受光部70が設けら
れている。
【0027】(3)装置の内部構造 図3には、投写型表示装置1の内部構造が示されてい
る。
【0028】この図に示されるように、装置1の内部に
は、投写レンズ6の一側方に配置された電源としての電
源ユニット7、電源ユニット7の後方に配置された光源
ランプユニット8、光学系を構成する光学ユニット1
0、ユニット10内の電気光学装置925を駆動するド
ライバーボード(図示せず)、および装置1全体を制御
するメインボード(図示せず)などが収容されている。
【0029】電源ユニット7は、図2に示すACインレ
ット50からの電力を変圧して光源ランプユニット8
や、ドライバーボード、メインボード、電気光学装置9
25の下方または上下両方に配置された吸気ファン(図
示せず)、および光源ランプユニット8の後方に配置さ
れた排気ファン16などに供給するものであり、電源フ
ィルタ、トランス(変圧器)、整流回路、平滑回路、電
圧安定回路等が形成された電源回路基板の他、光源ラン
プユニット8の光源ランプ181を駆動するためのラン
プ駆動基板等を備えている。
【0030】光源ランプユニット8は、投写型表示装置
1の光源部分を構成するものであり、図4にも示される
ように、光源ランプ181およびリフレクタ182から
なる光源装置183と、この光源装置183を収納する
ランプハウジング(図示せず)とを有している。このよ
うな光源ランプユニット8は、前述した吸気ファンから
の冷却空気や、外装ケース2と投写レンズ6との間の隙
間から吸引される冷却空気で冷却される。冷却空気は、
先ず、吸引された直後に電気光学装置925および電源
ユニット7等を冷却し、この後に装置1内部の略全域を
冷却するように後方に流れ、最終的にはその大部分が光
源ランプユニット8内を通って背後の排気ファン16で
排気される。従って、排気ファン16の直前に光源ラン
プユニット8が配置されていることにより、その内部の
光源装置183を大量の冷却空気で効率よく冷却するこ
とが可能である。
【0031】光学ユニット10は、光源ランプユニット
8から出射された光束を、光学的に処理して画像情報に
対応した光学像を形成するユニットであり、照明光学系
923、色分離光学系924、電気光学装置925、お
よび色合成光学系としてのプリズムユニット910とを
含んで構成される。電気光学装置925およびプリズム
ユニット910以外の光学ユニット10の光学素子は、
上下のライトガイド(図示せず)の間に上下に挟まれて
保持された構成となっている。尚、これらの上ライトガ
イド、下ライトガイドは一体とされて、ロアーケース4
の側に固定ネジにより固定されている。また、これらの
ライトガイドは、プリズムユニット910の側に同じく
固定ネジによって固定されている。
【0032】直方体状のプリズムユニット910は、図
5に示されるように、マグネシウムの一体成形品から構
成される側面略L字状のヘッド体903の裏面側に固定
ネジにより固定されている。また、電気光学装置925
を構成する各液晶パネル925R、925G、925B
は、プリズムユニット910の3側面に固定部材を介し
て固定されている。
【0033】さらに、図示は省略されているが、電気光
学装置925の各液晶パネル925R、925G、92
5Bを駆動・制御するためのドライバーボードが光学ユ
ニット10の上方に配置され、その上に、投写型表示装
置1全体を制御する制御回路が形成されたメインボード
が配置される。メインボードは、前述のドライバーボー
ドおよび操作パネル60と電気的に接続される。
【0034】(4)光学系の構造 次に、投写型表示装置1の光学系即ち光学ユニット10
の構造について、図4に示す模式図に基づいて説明す
る。
【0035】上述したように、光学ユニット10は、光
源ランプユニット8からの光束(W)の面内照度分布を
均一化する照明光学系923と、この照明光学系923
からの光束(W)を、赤(R)、緑(G)、青(B)に
分離する色分離光学系924と、各色光束R、G、Bを
画像情報に応じて変調する電気光学装置925と、変調
後の各色光束を合成するプリズムユニット910とを含
んで構成されている。照明光学系923は、第1のレン
ズ板921と、その出射側に配置された第2のレンズ板
922と、光源ランプユニット8から出射された光束W
の光軸1aを装置1前方向に折り曲げる反射ミラー93
1とを備えている。
【0036】第1のレンズ板921は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、光源から出
射された光束を複数の部分光束に分割し、各部分光束を
第2のレンズ板922の近傍で集光させる。
【0037】第2のレンズ板922は、マトリクス状に
配置された複数の矩形レンズを有しており、第1のレン
ズ板921から出射された各部分光束を電気光学装置9
25を構成する液晶パネル925R、925G、925
B(後述)上に重畳させる機能を有している。
【0038】このように、本例の投写型表示装置1で
は、照明光学系923により、液晶パネル925R、9
25G、925B上をほぼ均一な照度の光で照明するこ
とができるので、照度ムラのない投写画像を得ることが
できる。
【0039】色分離光学系924は、青緑反射ダイクロ
イックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー9
42と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑
反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系
923から出射される光束Wに含まれている青色光束B
および緑色光束Gが直角に反射され、緑反射ダイクロイ
ックミラー942の側に向かう。
【0040】赤色光束Rは、この青緑反射ダイクロイッ
クミラー941を通過し、後方の反射ミラー943で直
角に反射されて、赤色光束Rの出射部944からプリズ
ムユニット910の側に出射される。
【0041】次に、青緑反射ダイクロイックミラー94
1で反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑反射ダ
イクロイックミラー942において、緑色光束Gのみが
直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945からプリ
ズムユニット910側に出射される。
【0042】この緑反射ダイクロイックミラー942を
通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部946から
リレー光学系927の側に出射される。本例では、照明
光学系923の光束Wの出射部から、色分離光学系92
4における各色光束R、G、Bの出射部944、94
5、946までの距離が全て等しくなるように設定され
ている。
【0043】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。従って、各出
射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これらの集
光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0044】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、入射側偏光板960R、960Gを通って光
変調装置である液晶パネル925R、925Gに入射し
て変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。
すなわち、これらの液晶パネル925R、925Gは、
前述のドライバーボードによって画像情報に応じてスイ
ッチング制御されて、これにより、ここを通過する各色
光の変調が行われる。
【0045】一方、青色光束Bは、リレー光学系927
を介して対応する液晶パネル925Bに導かれ、ここに
おいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。尚、
本実施形態の液晶パネル925R、925G、925B
としては、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング
素子として用いたものを採用することができる。
【0046】リレー光学系927は、青色光束Bの出射
部946の出射側に配置した集光レンズ954と、入射
側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、こ
れらの反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、
液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ95
3とから構成されており、集光レンズ953から出射し
た青色光束Bは、入射側偏光板960Bを通って液晶パ
ネル925Bに入射して変調される。
【0047】この際、光束Wの光軸1aおよび各色光束
R、G、Bの光軸1r、1g、1bは同一平面内に形成
されるようになる。そして、各色光束の光路の長さ、す
なわち光源ランプ181から各液晶パネルまでの距離
は、青色光束Bが最も長くなり、従って、この光束の光
量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を
介在させることにより、光量損失を抑制できる。
【0048】次に、各液晶パネル925R、925G、
925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、出
射側偏光板961R、961G、961Bを通ってプリ
ズムユニット910に入射され、ここで合成される。そ
して、このプリズムユニット910によって合成された
カラー画像が投写レンズ6を介して所定の位置にある投
写面100上に拡大投写されるようになっている。
【0049】(5)ハンドルの取出構造 図6は、ハンドル90取り付け部分の分解斜視図、図7
は、ハンドル90取り付け部分を、ハンドルが取り付け
られるロアケース4に沿って、ハンドルのほぼ中央部で
切り取った断面図である。
【0050】図6、図7に示すように、ハンドル90は
コ字形状の樹脂成形品であり、その両端には回動軸91
が一体成形されている。また、各回動軸91の周面上に
はハンドル側接触部としての突部92が一体成形されて
いる。従って、この突部92の材料はハンドル90と同
じものとされている。このようなハンドル90は、ロア
ーケース4の側面に設けられた凹状の収容部41に収容
され(図1〜3参照)、この収容部41の上端に設けら
れた支持部42にハンドル90の回動軸91が軸支され
ている。
【0051】一方、ロアーケース4の収容部41の両上
端には、この収容部41の横断面形状よりも一回り大き
い固定部材110が係合されている。この固定部材11
0は、ハンドル90(突部92)と同じ材料からなる樹
脂成形品であり、収容部41に係合した状態でビス11
1によってロアーケース4に固定されている。この際、
固定部材110のビス孔近傍には、上下に貫通した小穴
112(図6)が穿設されており、各小穴112にロア
ーケース4の係合部43が嵌合し、固定部材110の位
置決めが行われるようになっている。
【0052】また、ハンドル90の回動軸91は、前記
支持部42と固定部材110に設けられた開口部113
の上部内面との間で保持され、よってロアーケース4へ
のハンドル90の取り付けが行えるようになっている。
つまり、この固定部材110がハンドル90のロアーケ
ース40への取付部材を兼用している。
【0053】図6中の点鎖で囲む部位は、固定部材11
0の内面に設けられた筐体側接触部(以下、接触部と略
す)114である。ハンドル90を回動させた際、回動
軸91の突部92が接触部114に接触する。そして、
この接触部114が設けられた面は、固定部材110の
固定方向(図中の白抜き矢印)に沿った鉛直面であり、
突部92が接触部114を前記固定方向に対して直交す
る方向に押圧することで、突部92および接触部114
間に接触抵抗が生じるようになっている。
【0054】(6)実施形態の効果 前述のような本実施形態によれば、以下のような効果が
ある。
【0055】すなわち、投写型表示装置1では、ハンド
ル90に設けられた突部92とロアーケース4側の接触
部114との接触を伴ってハンドル90の姿勢が維持さ
れるが、それらの突部92および接触部114が共に樹
脂製であり、同種材料からなるため、突部92および接
触部114のうちのいずれか一方が偏摩耗する心配がな
く、ロアーケース4が金属とされ、ハンドル90が樹脂
製である場合でも、ハンドル90の繰り返し操作に十分
に耐えることができ、その姿勢を確実に維持できる。
【0056】しかも、ハンドル90および突部92の材
料が同じであるから、ハンドル90と突部92とを一体
成形でき、ロアーケース4と比較して小さいハンドル9
0を別部材の組み付けなどを行わずに容易に形成でき
る。
【0057】そして、接触部114が設けられた固定部
材110は、ロアーケース4とは別部材であるが、ロア
ーケース4が比較的大きな部品であるため、固定部材1
10もロアーケース4に合わせて十分大きくできる。従
って、固定部材110を容易に取り扱えるとともに、ビ
ス111でロアーケース4に確実に固定できる。
【0058】また、固定部材110は、ハンドル90を
ロアーケース4に取り付けるための取付部材を兼用して
いるので、ハンドル90をロアーケース4に固定部材1
10を介して確実に取り付けることができるうえ、ハン
ドル90取付用の専用部材を別途設ける必用がなく、部
品点数を削減できる。
【0059】さらに、ロアーケース4の外面側にはハン
ドル90を収容する凹状の収容部41が設けられている
ため、ハンドル90を用いない時には、この収容部41
にハンドル90を収容させておけばよく、投写型表示装
置1の見た目をすっきりさせて外観を良好にできる。
【0060】そして、その収容部41を利用してハンド
ル90が軸支されるから、軸支専用の構造も別途設ける
必用がなく、構造を簡素化できる。
【0061】また、その収容部41に固定部材110が
係合されるので、固定部材41を収容部41に沿ってス
ライドさせれば、ロアーケース4に対する固定部材11
0の位置決め、すなわちロアーケース4の係合部43と
固定部材110の小穴112とを容易に嵌合でき、固定
部材110の固定作業を容易かつ迅速に行える。
【0062】本実施形態では、ビス111の締付トルク
のばらつき等により、固定部材110の位置がその固定
方向においてばらつく場合がある。しかし、本実施形態
では、固定部材110の接触部114が当該固定部材1
10の固定方向に沿った鉛直面に設けられているため、
固定部材110の位置がそのような固定方向にばらつい
ても、ハンドル90の突部92と接触部114とを一定
の接触抵抗で接触させることができ、投写型表示装置1
毎にハンドル90の付勢具合が異なるといった不具合を
生じにくくできる。
【0063】(7)実施形態の変形 尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではな
く、以下に示すような変形をも含むものである。
【0064】例えば前記実施形態では、ハンドル90お
よび突部92は一体成形によって形成されていたが、そ
れぞれを別部材とし、互いを組み付けることで一体にし
てもよい。ただし、ハンドル90や突部92は比較的小
さいので、それらを別部材にすると、互いの組付作業に
手間がかかる可能性がある。このため、ハンドル90と
突部92とが同種材料である場合には、実施形態のよう
に一体成形するのが好ましい。
【0065】また、前記実施形態では、ハンドル90、
突部92、および固定部材110が全て同じ材料で形成
されていたが、本発明によれば、突部92および固定部
材110のみを同種材料で形成すればよいので、ハンド
ル90と突部92とを各々異種材料で形成してもよい。
例えば、前記実施形態のようにロアーケース4を金属と
し、ハンドル90を樹脂製とした場合、突部92および
固定部材110を木製やセラミック製などとしてもよ
い。
【0066】さらに、固定部材110を金属製とし、突
部92も金属製とした場合でも本発明に含まれる。この
ような場合には、金属製の突部92をインサートモール
ドによってハンドル90と一体成形したり、固定部材1
10の替わりを果たす部位をロアーケース4に一体成形
してもよい。こうすることにより、固定部材110を不
要にでき、部品点数をさらに削減できるという効果があ
る。
【0067】前記実施形態では、電気光学装置925
は、TFT駆動の液晶パネル925R、925G、92
5Bから構成されていたが、これに限らず、TN、ST
N等他の駆動方式から構成される光変調装置を備えた投
写型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0068】そして、前記実施形態では、電気光学装置
925は、3枚の液晶パネル925R、925G、92
5Bから構成されていたが、これに限らず、1枚、2枚
の液晶パネルから構成される光変調装置に本発明を採用
してもよい。
【0069】また、前記実施形態では、電気光学装置9
25を構成するパネルは液晶素子から構成されていた
が、液晶以外のプラズマ素子、マイクロミラーを用いた
デバイスパネルから構成される光変調装置を備えた投写
型表示装置に本発明を採用してもよい。
【0070】さらに、前記実施形態における電気光学装
置925は、光束R、G、Bを透過して変調する形式の
ものであったが、これに限らず、入射した光を反射しつ
つ変調して出射する反射型の光変調装置を備えた投写型
表示装置に本発明を採用してもよい。
【0071】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0072】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、ハンドル
側接触部および筐体側接触部同士が同種材料からなるた
め、それらの接触を伴ってハンドルの姿勢を維持させる
にあたっては、各接触部のうちのいずれか一方が偏摩耗
する心配がなく、筐体とハンドルとが異種材料からなる
場合でも、ハンドルの姿勢を確実に維持できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る投写型表示装置の上部
から見た外観斜視図である。
【図2】前記実施形態における投写型表示装置の下部か
ら見た外観斜視図である。
【図3】前記実施形態における投写型表示装置の内部構
造を表す斜視図である。
【図4】前記実施形態における光学系の構造を説明する
ための模式図である。
【図5】前記実施形態の構成部品を示す斜視図である。
【図6】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。
【図7】前記要部を示す縦断面図である。
【図8】従来技術を示す模式図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 2 筐体である外装ケース 6 投写レンズ 8 光源 41 収容部 90 ハンドル 92 ハンドル側接触部である突部 110 固定部材 113 筐体側接触部 925 電気光学装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて光学像を形成する電気
    光学装置と、この電気光学装置で形成された画像を拡大
    投写する投写レンズと、これらを収容する筐体と、この
    筐体に回動自在に取り付けられたハンドルとを有し、当
    該ハンドルおよび前記筐体が各々異種材料からなる投写
    型表示装置であって、 前記ハンドルおよび前記筐体には、互いに接触した際の
    摩擦抵抗で該ハンドルの姿勢を維持させるハンドル側接
    触部および筐体側接触部が設けられ、 これらハンドル側接触部および筐体側接触部は、各々同
    種材料からなることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の投写型表示装置におい
    て、 前記ハンドル側接触部は、前記ハンドルと同種材料から
    なり、 前記筐体側接触部は、前記ハンドルと同種材料からな
    り、かつ前記筐体に固定される固定部材に設けられてい
    る投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の投写型表示装置におい
    て、前記固定部材は、前記ハンドルを前記筐体に取り付
    けるための部材を兼用していることを特徴とする投写型
    表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の投写型
    表示装置において、前記筐体の外面側には前記ハンドル
    を収容する凹状の収容部が設けられているとともに、こ
    の収容部に前記ハンドルが軸支され、かつ前記固定部材
    が当該収容部に係合した状態で固定されていることを特
    徴とする投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の投写型
    表示装置において、前記固定部材の筐体側接触部は、当
    該固定部材の前記筐体への固定方向に沿った面に設けら
    れていることを特徴とする投写型表示装置。
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