JP2000284233A - メガネにおけるテンプルの取り付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズのフレームにテンプルを簡単に取り付
けることができ、且つ取り付けられた前記テンプルをメ
ガネを求めた人に合わせて調整を可能にする。 【解決手段】 レンズ取着用のフレーム２に丁番３を介
してテンプル４を取り付けるメガネにおけるテンプルの
取り付け構造であって、前記丁番３の一方には前記フレ
ーム２が固定されるとともに、他方にはテンプル支持具
６が固定され、このテンプル支持具にはテンプル４が調
整可能に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はメガネにおけるテン
プルの取り付け構造、詳しくはメガネを掛る人に合わせ
てテンプルの調整が可能なメガネにおけるテンプルの取
り付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】メガネにおいてテンプルの開き角度、開
き幅は標準的に製造されるので、メガネを求めた多くの
人にフィットするとは限らない。特に、プラスチックレ
ンズのフレームは取り付けられるレンズの種類、加工方
法によってテンプルの開き角度が変化する場合があり、
そのために、メガネを求めた人に合わせてテンプルのフ
ィッテングを行うのには大変に苦労する。

【０００３】また、何年もの間使用したメガネは、テン
プルの開き角度、開き幅が大きくなる場合があり、それ
は長年にわたる着用、掛け外しによりテンプルの素材が
変形したものであり、このようなテンプルのフィッテン
グを再度行うのはやはり大変に苦労する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであって、特に簡単な構造によって
レンズのフレームにテンプルを簡単に取り付けることが
できるとともに、取り付けられた前記テンプルをメガネ
を求めた人に合わせて調整することが可能なメガネにお
けるテンプルの取り付け構造を提案することをその課題
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係るメガネにおけるテンプルの
取り付け構造は、レンズ取着用のフレームに丁番を介し
てテンプルを取りつけるメガネにおけるテンプルの取り
付け構造であって、前記丁番の一方には前記フレームが
固定されるとともに、他方にはテンプル支持具が設けら
れ、このテンプル支持具にはテンプルが調整可能に取り
付けられていることを特徴とする。

【０００６】前記テンプル支持具が筒状に形成されたも
のであってもよい。

【０００７】前記テンプル支持具が断面Ｃ字状に形成さ
れたものであってもよい。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について説明する。

【０００９】図１において、符号１は本発明に係るメガ
ネにおけるテンプルの取り付け構造を示すとともに、こ
のメガネにおけるテンプルの取り付け構造１はレンズ
（図示せず）を取着するフレーム２に丁番３を介してテ
ンプル４を取り付けるようにしたものである。

【００１０】丁番３は金属製であって二部材３ａ、３ｂ
によって形成されるとともに、この二部材３ａ、３ｂは
支軸５を介して連結されている。そして、前記二部材３
ａ、３ｂは前記支軸５を支点に折畳み・展開可能に設け
られている。

【００１１】なお、丁番３は必ずしも金属製に限るもの
ではなく、例えばプラスチックス等によって形成しても
よい。

【００１２】丁番３を形成する一方の部材３ａはその先
端がレンズを取り付けるフレーム２の側部付近の裏側に
熱埋め込みによって固定されるとともに、他方の部材３
ｂはその先端に金属製のテンプル支持具６が溶着によっ
て固定されている。

【００１３】なお、丁番３とフレーム２とは熱埋め込み
に限らず、例えば溶着、ビス等によって固定してもよ
い。同様に、丁番３とテンプル支持具６とは溶着に限ら
ず、例えばビス等によって固定してもよい。

【００１４】また、テンプル支持具６は必ずしも金属製
に限るものではなく、例えばプラスチックス等によって
形成してもよい。

【００１５】次に、丁番３を形成する他方の部材３ｂに
固定されたテンプル支持具６は円筒状を有するととも
に、その後部付近の側面には前記テンプル支持具６に合
成樹脂製のテンプル４の先部を挿入して取り付けたとき
に、このテンプル４がテンプル支持具６から抜脱するの
を防止するためのビスから成るストッパー部材７が螺着
されている。

【００１６】なお、テンプル支持具６は円筒状に限るも
のではなく、例えば図４に示すように断面Ｃ字状に形成
したものであってもよい。また、テンプル支持具６に彫
刻や色付けを行ってもよい。

【００１７】メガネにおけるテンプルの取り付け構造１
は上述のように構成されているので、丁番３に固定され
たテンプル支持具６にテンプル４を取りつけるには、こ
のテンプル４の先部を円筒状の前記テンプル支持具６に
挿入し、その後テンプル支持具６に設けられているスト
ッパー部材７を締め付ければよい。これによって、フレ
ーム２に丁番３を介してテンプル４が取り付けられる。

【００１８】上述のようにメガネにおけるテンプルの取
り付け構造１によれば、フレーム２に丁番３を介してテ
ンプル４を取り付ける場合、このテンプル４の先部を丁
番３を形成する他方の部材３ｂに固定された円筒状のテ
ンプル支持具６に挿入した後、前記テンプル支持具６に
設けられているストッパー部材７を締め付けるようにし
たものであるから、前記テンプル支持具６に挿入したテ
ンプル４を前後方向にに移動させるだけで、前記テンプ
ル４の開き角度、開き幅が簡単、且つ楽に調整でき、こ
れによって、メガネを求めた人に合わせてテンプル４の
開き角度のフィッテング作業を素早く行うことができ
る。

【００１９】また、テンプル支持具６に彫刻や色付けを
行なうことによって、装飾的な付加価値が得られてメガ
ネのグレードアップを計ることができる。

【００２０】さらに、テンプル４の交換が簡単で自由に
できるので、破損による交換、テンプルサイズの交換、
スペアーテンプルの交換等の対応をスムーズに行うこと
ができる。

【００２１】

【発明の効果】前記構成のように、本発明に係るメガネ
におけるテンプルの取り付け構造によれば、丁番の一方
にはフレームが固定されるとともに、他方にはテンプル
支持具が固定され、このテンプル支持具にはテンプルが
調整可能に取り付けられているので、テンプル支持具に
取り付けられたテンプルを前後方向に移動させること
で、前記テンプル４の開き角度、開き幅が簡単、且つ楽
に調整することができ、これによって、メガネを求めた
人に合わせてテンプルの開き角度のフィッテング作業を
待たせずに素早く行うことができる。

【００２２】また、テンプルの交換を簡単に行うことが
できるので、意匠的に面白いスペアーテンプルのものと
交換して楽しむことができる。

【００２３】さらに、テンプルの破損による交換も簡単
に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るメガネにおけるテンプルの取り付
け構造の要部平面説明図

【図２】フレームに対しテンプルの開き角度を大きくし
て取り付けた状態を示す平面説明図

【図３】フレームに対しテンプルの開き角度を小さくし
て取り付けた状態を示す平面説明図

【図４】テンプル支持具の他の例を示す斜視図

【符号の説明】

１ メガネにおけるテンプルの取り付け構造 ２ フレーム ３ 丁番 ４ テンプル ５ テンプル支持具

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 レンズ取着用のフレームに丁番を介して
   テンプルを取り付けるメガネにおけるテンプルの取り付
   け構造であって、前記丁番の一方には前記フレームが固
   定されるとともに、他方にはテンプル支持具が設けら
   れ、このテンプル支持具にはテンプルが調整可能に取り
   付けられていることを特徴とするメガネにおけるテンプ
   ルの取り付け構造。
2. 【請求項２】 前記テンプル支持具が筒状に形成された
   ことを特徴とする請求項１記載のメガネにおけるテンプ
   ルの取り付け構造。
3. 【請求項３】 前記テンプル支持具が断面Ｃ字状に形成
   されたことを特徴とする請求項１記載のメガネにおける
   テンプルの取り付け構造。